カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ:トップ10入りできず (F1イタリアGP)

    トヨタ:トップ10入りできず (F1イタリアGP)

    トヨタは、F1イタリアGP決勝レースで、ティモ・グロックが11位、ヤルノ・トゥルーリは14位だった。

    ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは、ポジションアップを狙い、燃料を非常に多く積んで、中位集団から走行をスタート。しかし、スタートで出遅れ、トヨタの2台はレースをほとんどを中嶋一貴の後ろで過ごす。

    終盤にはチームメイト同士で争うなどのバトルはあったが、ポイント争いに絡むことはなかった。

    ティモ・グロック (11位)
    「狙っていた結果ではなかったが、少なくとも、バトルを展開できた。ピットインからトラックに戻ったときすでにヤルノとのバトルは始まり、僅差で彼が前に出た。それから終盤、彼が中嶋一貴を追い抜こうとするのが見えたが、ヤルノは縁石に当たりバウンスして大きく膨らんだ。私たちは素晴らしいバトルを繰り広げ、正々堂々とそれをやった。結局、私は内側にいて、戦いを制した。概して、このレースの特性を最大限に活かすことは決して易しいことではなかったが、シンガポールGPのトラックはまた違い、クルマも少し改良するので、十分なチャンスがあるはずだ」

    ヤルノ・トゥルーリ (14位)
    「難しい決勝になると予想したが、その通りになった。決勝のほとんどを中嶋(一貴)の後ろで過ごすことになり、もっと速く行けると思ったが、追い抜くのは難しかった。終盤、私は正直、刺激が少なく、チャンスを果敢に狙った。ほんの狭いスペースを見つけるとすぐに突っ込み、ブレーキをとても遅らせた。仕掛けたものの、そこに十分なスペースはなく、ついてないことに、縁石にぶつかり、ティモと少し競うことになった。ティモとの競り合いも心地よく、楽しめた。私は常に外側のラインにいたものの、少しでもアクションを取るほうが良かったので戦い続けたが、結局、11位か14位かはあまり大きな違いではなかった。いずれにしても、そうでもしないと、私にはエキサイティングなレースではなかったので、行動を起こしたい」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「是が非でもポイント獲得をめざしたが、序盤でポジションをロスしたのが最後まで響いてしまった。サーキットの特性を考え、第1スティントを非常に長く取る作戦は正しかったが、ピットインの時点で、ポイント圏内の車との差を十分に詰めることが出来ず、思った様な結果を出せなかった。次はシンガポール、鈴鹿での日本GPと連戦になるが、クルマのアップデートも行い、上位へのチャレンジを続ける」

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    「フラストレーションがたまる予選の後の決勝も、残念な結果になったが、モンツァのレースは厳しいだろうと思っていた。少なくともヤルノとティモが、レース終盤にバトルをして、ファンの方々に白熱したアクション、ファイティング・スピリッツを見せられた。モンツァは、クルマに独特な要求をする、特別なサーキットなので、次のシンガポールでは良くなると信じている。次戦は全く違うタイプのトラックとなり、もっと上位の結果を目指し頑張る」

    F1イタリアGP結果:
    F1イタリアGP:バリチェロが今季2勝目、ブラウンGPが1-2!

  • トヨタ:トップ10入りならず (F1イタリアGP予選)

    トヨタ:トップ10入りならず (F1イタリアGP予選)

    トヨタは、F1イタリアGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが11番手、ティモ・グロックが16番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ (11番手)
    「予選第2セッションのラップで、クルマの性能を最大に引き出せたが、もちろん、11番手という結果には納得していないので、セッションの最後の最後で、トップ10入りを逃したのは、本当に残念だ。厳しい予選になることが予想していたが、フリー走行時より向上させて、予選でトップ10入りできたら良かったと思う。明日も難しい戦いになると思うが、11番手はトップ8から遠い位置ではない。果敢に攻め、ポイントを持ち帰る」

    ティモ・グロック (16番手)
    「予選第1セッションでは最速ラップに0.6秒差に迫ったので、予選第2セッションに進めなかったのは残念。午前中のフリー走行は好調だったが、そのときのスピードを予選で出すことができなかった上に、渋滞にも苦しめられた。ソフトタイヤを履いての最終ラップでは、他のクルマがシケインに真っ直ぐに突っ込み、彼について行くしかなく、私のラップの妨げとなった。もっと上位で予選を終えられるポテンシャルがあったが、このように時間を少しでもロスすると、大きく結果にはね返る。明日の決勝は厳しくなるだろうけど、ポジションをあげられるような戦略を練り、いつものようにベストを尽くす」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー)
    「厳しい戦いを覚悟してはいたが、ヤルノも、ティモも、僅差で次の予選に進めず、トップ10グリッドを逃したのは、本当に残念で仕方がない。昨日のフリー走行から少しずつ調子は上がってきていたが、もう一歩、モンツアのサーキットに合わせきれなかった。レースも考えてセッティングは進めてきたので、気持ちを切り替え、力強いレースをする」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「厳しい戦いを覚悟してはいたが、ヤルノも、ティモも、僅差で次の予選に進めず、トップ10グリッドを逃したのは、本当に残念で仕方がない。昨日のフリー走行から少しずつ調子は上がってきていたが、もう一歩、モンツアのサーキットに合わせきれなかった。レースも考えてセッティングは進めてきたので、気持ちを切り替え、力強いレースをする」

    F1イタリアGP予選 結果&タイム
    F1イタリアGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • トヨタ:F1イタリアGP初日

    トヨタ:F1イタリアGP初日

    トヨタは、F1イタリアGP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが6番手、ヤルノ・トゥルーリが13番手だった。

    ティモ・グロック (6番手)
    「フリー走行2回目はかなり良かった。午前のセッションは少し難しかったが、午後のセッションで、セットアップをいくらか変えたら、クルマはおおむね好調になった。クルマからパフォーマンスをさらに引き出すことができ、何の問題もなく、普段通りのプログラムをこなすことができた。クルマの調子はとても良かったが、もちろん、ラップタイムを上げるために、もっと作業をしなければならない。適切な空力バランスを見つけることができれば、モンツァのレースは大丈夫だろう。新しい縁石は特に問題ない。昨年とは違うが、それでも何とかこなせる。天候も、雨になった去年とはかなり違い、今年は断然良くなった」

    ヤルノ・トゥルーリ (13番手)
    「典型的な金曜日で、セッションは、トラブルもなくスムーズに行った。いつものように、2種類のタイヤをテストし、クルマのセットアップを行った。フリー走行1回目を踏まえ、改良を行ったので、午後のセッションでは、クルマへの満足度は増した。クルマをさらに改善し、このサーキットで、性能を最大限に引き出すために、まだやれることがあるので、予選のセットアップをもっと良くするために全データを精査する。今日は、シケインでの新しい縁石を初めて体験したが、特に問題もなく、まずまずだ。イタリアに帰り、地元のファンの前で走行するのは特別だ。日曜日には素晴らしいレースを見せたい」

    ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
    「モンツァは常に、独特なレース・サーキットだが、今年はテストを実施していないためにさらにその感が増している。より低いダウンフォースで走行することに慣れる必要があるため、通常の設定と比べると、明らかにグリップ不足になる。今日は一日、上手くプログラムをこなして、今後のために、多くの情報を採ることができたので、予選までにクルマのバランスを向上させる作業を続ける。ミディアム、ソフトとも、タイヤの挙動は予想通り、大変良く、満足できる感じなので、とくに心配していない」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「午前中のフリー走行では全くミディアムタイヤのグリップを出すことができず、非常に苦しいイタリアGPの走り出しになった。しかし午後のフリー走行に向けて、メカニカルなセットアップを変更したことが功を奏して、パフォーマンスを示すことができた。しかし、まだまだ満足できるレベルではない。明日のフリー走行3回目に向け、さらに空力、技術的なセッティングを詰め、予選での上位グリッドを目指す」

    結果&タイム
    ・F1イタリアGP フリー走行2回目:スーティルがトップタイム
    ・F1イタリアGP フリー走行1回目:ハミルトンがトップタイム

  • ヤルノ・トゥルーリ:F1イタリアGPテクニカルプレビュー

    ヤルノ・トゥルーリ:F1イタリアGPテクニカルプレビュー

    今週末は母国グランプリでのレースですが、あなたにとって今回はいつもとは何か違うレースなのでしょうか?
    僕にとってイタリアGPはとても特別な機会と言えるし、毎年この週末を楽しみにしている。自分のファンの前でドライブするのは素晴らしいことだし、モンツァではいつもとても大勢の人たちが僕を応援してくれる。以前はイタリア国内で年2回グランプリが開催され、シーズン中にテストも何度か行われていたけど、今年、僕の母国でレースできるのはこの週末が唯一の機会だ。それに、僕は2、3時間しか離れていないサン・モリッツに住んでいるから、モンツァはまさに地元なんだ。

    F1にとって、モンツァがこれほどまでに特別なコースなのはなぜなのでしょう?
    なぜならモンツァはイタリアにあり、そしてイタリア人がこのコースを特別なものにしているからだよ!モンツァは他のコースとはまったく違うサーキットだ。長いストレートがあるから高速で低ダウンフォース、それに加えてシケインもあるからハードなブレーキングが必要となるからね。技術的な面で求められるものが最も厳しいコースというわけではないけど、F1では唯一無二のコースと言えるね。イタリア人のファンは、F1であれ何であれ、モータースポーツ全般に関しとても情熱的で、そんな彼らがモンツァを本当に特別な場所にしているんだと思う。イタリアGPはすべてのイタリア人にとって最大のイベントの一つであり、モンツァはイタリアのモータースポーツの中心なんだ。

    母国のファンの存在が、いつも以上にあなたのやる気を高めてくれるのでしょうか?
    今以上にやる気を高めたり、ハードに攻めたりなんて不可能だよ!もちろん、1人のドライバーとしてモンツァではいつも以上の声援を受けていることはわかるし、それをありがたいとも思うけど、でも、今以上にがんばることはとてもできない。全てのグランプリで100パーセントの力を出していないとしたら、僕は自分の仕事をしっかりやっていないことになってしまう。だから、その意味ではモンツァも他のレースと何も変わらないんだよ。もしかして素晴らしい結果を手にできれば、いつもより少しだけ更に良い気持ちになれるかもしれないけどね。

    昨年のモンツァの雨のレースは如何でしたか?
    ドライバーとして、モンツァというのは良い天候になることを願わずにいられないコースだ。これは間違いない。このコースでウェットコンディションというのはありがたくない。特に長いストレートでは実質的に視界がゼロになるからね。今のところ、天気予報によれば天候は昨年よりかなり良いみたいだ。これは全員にとって良いことだね。

    モンツァで速く走るためにクルマに求められる重要な要素は何ですか?
    重要なのは最高速を伸ばすことだ。長いストレートがあるからね。それからブレーキの安定性とシケインの縁石を乗り越える能力も大切だ。それぞれの縁石越えが上手くできれば、そこで1カ所につきコンマ1秒稼ぐことができる。だから、縁石をスムーズに乗り越えて、シケインの出口で良好なトラクションが得られるようなセットアップを見つけなければならない。シケインからの脱出速度は最高速と同じくらい重要だ。なぜなら、コーナーの立ち上がりが遅くなると、その痛手を長いストレートの最後までずっと引きずることになるからね。

    モンツァでのレースに関して、どんな思い出がありますか?
    僕が初めてモンツァを訪れたのは1997年だったと思う。その時僕は初めてモンツァを舞台にF1でレースをした。僕が思い出せるのは、その時はかなり良い具合にレースが進んで、トップ10でフィニッシュしたことだね。それから現在に至るまで、モンツァでは何度か上位フィニッシュしている。2002年は4位だったが、これはその年のチームの最高成績に並ぶ順位だったし、2005年には5位になった。ただし、本当に運が悪かったこともある。4年間で3度、予選でトップ6入りし、調子も良かったのに、2度も1周目にリタイヤしなければならなかった。1度は後ろからぶつけられ、もう1度は技術的な問題が原因だった。今年はもっと良い思い出を作りたいと思っている。

    モンツァで何か特に楽しみにしていることはありますか?
    自分の母国のファンの前でレースすることを除けば、楽しみなのは間違いなく食べ物だね。僕はイタリア人だ。ということは僕に合う食べ物は1種類しかないということなんだ! モンツァ周辺には食べに行くのに素晴らしい場所が本当にたくさんあるけれど、僕がいつも滞在するホテルにもとても良いレストランがあるんだ。だからイタリアGPの週末はその点から見ても、僕のお気に入りの週末なんだ。

    この週末は競争が激しくなりそうだと思いますか?
    我々が高い競争力を発揮できることを願っている。今シーズンは予想がかなり難しいが、それは他チームと比較した際の我々のパフォーマンスがレース毎に変わる場合があるからだ。我々はスパでは強かったが、あそこはモンツァと特徴が似ている部分がある。また、予選での走りが改善できたことは励みになった。予想は一切したくないが、ただし、いつもと同じく、僕は自分の力の全てを出し切るつもりだし、再び先頭集団で戦うことができればと願っている。

    土曜日の夜に何が予定されているのか、説明してもらえますか?
    僕の出身地であるアブルッツォ地方で大変な地震が起きてから、僕はアブルッツォ・ネル・クオーレの活動を通じて、被災者の方々を援助するべく、義援金を募ってきた。既にwww.abruzzonelcuore.net(イタリア語/英語)を通じて75000ユーロが集まっているが、モンツァでの土曜日の夜には更に多くの義援金を集められると考えている。アブルッツォのために義援金を募るべく、様々なドライバーが提供してくれたオーバーオールとヘルメット、それにオーデマ・ピゲの時計がオークションに掛けられることになっている。また、オーデマ・ピゲから募金や組織的な協力という形で多大な援助をしてもらっており、これがアブルッツォの人々を大いに助けてくれると僕は確信している。我々が募る義援金は、そうした人々の生活再建を手助けするために使われることになっており、新しい学校や、あるいは彼らの地域社会にとって何か役立つものを建設できればと願っている。

    開催日程:2009年 F1 イタリアGP

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1イタリアGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1イタリアGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1イタリアGPへの意気込みとモンツァの印象を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    イタリアのファンの前で走ることは、いつも素晴らしく、モンツァの雰囲気が本当に大好きだ。もちろん、僕のホームレースで、グランドスタンドにはサポーターたちがたくさんいるので、そんな熱心なファンの前で競い合うのはとても楽しい。モンツァのレースで良い結果を出すことは、僕にとって、多くの意味があり、そのためには出来ることは何でもやる。

    ベルギーでフロントローからスタートできたことは、とても励みになった。これは、予選で、クルマのポテンシャルをフルに引き出せたという証拠だと願う。決勝で僕はツキがなかったが、上位集団で戦えたように、イタリアでも、またそうできればと思う。スパで、僕たちのクルマはとても強かったので、今週末に向けても、少し変更をするだろう。レースは必ず、非常に接戦になると思うが、ポイント圏内に戻るチャンスはある。モンツァは調子を戻すには完璧な場所で、チャレンジする準備はできている。

    開催日程:2009年 F1 イタリアGP

  • ティモ・グロック (F1イタリアGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1イタリアGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1イタリアGPへの意気込みとモンツァの印象を語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    「モンツァは高速で有名だけど、僕のサーキットの思い出は、週末中ずっとウェットコンディションに見舞われた、昨年の雨。予選はうまく行き、決勝に大きく期待したが、最悪のタイミングで状況が変わり、表彰台を逃した。モンツァの雰囲気はいつも、信じられないほど素晴らしく、熱狂的なファンを前に走るレースは、特別な体験だ。

    F1ドライバーは皆、速く走るのが大好きなので、シケインでつながれた長いストレートに、とてもエキサイティングなレズモコーナーがあるモンツァは、明らかにレースのしがいがある楽しい場所だ。予選で良い戦いができたことは前向きな兆候だが、スパで僕たちのクルマは、とても競争力が高かったので、決勝で実力を発揮できなかったのは残念。僕たちのクルマの性能が決勝で出しうる最高の結果につなげるために、今回も、予選で2台揃えてのトップ8入りが目標だ。今週末のGPが早く始まらないかとうずうずしている。祝福すべき結果をチームにもたらす自信がある。

    開催日程:2009年 F1 イタリアGP

  • トヨタ F1撤退はないと保証

    トヨタ F1撤退はないと保証

    トヨタF1チームは、トヨタが今シーズン末に突然F1を撤退することはないことを保証している。しかし、トヨタ自動車はチームに対して大幅なコスト削減を迫っているという。

    トヨタF1チームは、今年11月15日に行われるトヨタ自動車の取締役会まで2010年のF1活動予算の承認を待つように通知されており、トヨタもホンダやBMWのようにF1から撤退するのではないかとの不安が広まっている。

    しかし、トヨタ自動車の情報筋によれば、本社からのメッセージは、F1撤退ではなく、コスト削減を求めてのものだと説明している。

    「東京からのメッセージは、トヨタはF1を継続するという意味だ。しかし、予算は大幅に削減される可能性が高い」と情報筋は語っている。

    トヨタ自動車は、F1活動予算の40%削減を検討しているとみられており、これにチームのスポンサーシップを加えると、2010年のトヨタF1の予算は今年の3分の1程度となる。

    来年の予算が保証されていないため、トヨタF1チームはドライバーに対して経済的な確約をすることができない。また、コスト削減によりF1プログラムから削減されることになるスタッフは、2011年からトヨタが参戦を検討しているとされるル・マンのプロジェクトに異動となる可能性がある。

    トヨタは、今年の優勝がF1継続への必須条件としてシーズンに挑んできた。しかし、新しいコンコルド協定が締結したことで、トヨタは今後3年間の参戦を約束したことになる。

    トヨタがエンジンを供給するウィリアムズは、今シーズン限りでの契約の終了を望んでおり、またコスト削減により、ヤルノ・トゥルーリを放出するとの噂が流れている。

    関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 – 2009年11月4日

  • ティモ・グロック、他チーム移籍も視野

    ティモ・グロック、他チーム移籍も視野

    トヨタのジョン・ハウエットは、来季のティモ・グロック残留を示唆しているが、トヨタの来季以降のF1参戦はいまだ不確実であるため、グロックはドライバー市場を見渡している。

    トヨタは、ティモ・グロックとのオプション契約を有しており、グロックのパフォーマンスにも満足しているようだが、トヨタのF1予算は11月の役員会まで承認が遅らされている。

    来シーズンはキミ・ライコネンなど有力なドライバーが市場にでる可能性があるため、2010年のゴーサインが遅れれば、トヨタのドライバーの選択肢が大きく制限されてしまうことになる。

    「ただぼんやり座っていて、全てがうまく行くことを願っているなんてできない」とグロックは“Auto Motor Und Sport”に語る。

    トヨタのF1継続の不確実性は、ウィリアムズが来年ルノーエンジンに変更することを真剣に検討していることからも説明がつく。

    しかし、ジョン・ハウエットはトヨタの将来についての疑問を先週末のスパ・フランコルシャンで否定している。

    ジョン・ハウエットは、チームが2012年までの新コンコルド協定に調印したことに触れ「トヨタが向こう3年、ここにいることに疑問を抱く理由はないし、その逆の情報はない」

  • ティモ・グロック F1ベルギーGPを振り返る

    ティモ・グロック F1ベルギーGPを振り返る

    ティモ・グロックが、F1ベルギーを振り返った。

    2009年スペックのクルマで走ったスパは、去年までと同じく楽しめましたか?
    もちろんだよ。スパはとにかく素晴らしいサーキットだし、たとえクルマが幾分変わったとしても、サーキットは同じだし、相変わらずとても攻略が難しいコースだ。毎シーズン、私は特にスパでレースするのを楽しみにしていて、フリー走行が始まって最初の周回を走れるときはとてもいい気持ちになる。先週末は、私にとってF1でわずか3回目のスパだったが、それでもこの感覚は絶対に消え去ることはないと思う。

    スパは天候が変わりやすいことでも有名です。週末中に雨を予想していましたか?
    一番雨が降る可能性があるのは金曜日だと我々にはわかっていた。実際にそうなったよね。1回目のフリー走行の序盤はドライだったけれど、数分もすると自分のバイザーに雨粒が落ちてきたのが見えたんだ。そこから状況がどうなるのか、私にはわかっていたよ。まさにスパでの典型的なセッションになった。雲が低くなり、ずっと雨が続く状況だ。金曜日の時点では残りの週末はドライのまま続くとかなり自信を持っていたので、雨用のセットアップを試しても、あまり得られるものは多くなかった。結局、この雨のせいでコース走行時間を大きく失うことになった。それでもあの状況は全員にとって同じだったし、スパでは雨のセッションになっても別に驚くことじゃないからね。

    ベルギーでは予選のパフォーマンスの改善を目標にしていましたが、予選7番手には満足でしたか?
    予選での私のラップは悪くなかったし、全セッションを通じて、常にトップ10に入っていた。ここにも我々の進化が表れている。ヤルノがフロントローを獲得したことはチームにとって素晴らしいことだったし、競争がこれだけ激しい中、2台揃ってトップ8入りできた事実は、我々が予選で更なるパフォーマンスを発揮できたことを示すいい兆候といえる。自分としてはもう少し上の順位になれたらよかったと思う。というのも、自分にはトップ6入りできる潜在能力があったと思うからね。でも、ともかく我々は期待が持てる順位を獲得できていた。

    バレンシアでの結果を考えると、今回の予選でのトヨタの競争力には驚きませんでしたか?
    スパは我々に合っているはずだと思っていたけど、バレンシアでは理由もよくわからないまま予選での結果がかなりの期待はずれに終わったから、何らかの予想を立てるのは難しい状況だった。今回はフリー走行の最初から、クルマは手ごたえがよく、自信を持つことができた。バレンシアのときよりも競争力が上なのは明らかだったしね。予選の直前の時点で我々はかなり楽観的になっていたから、ヤルノと私が上位争いをしたのも特に意外ではなかったよ。

    レースでは何が起こったのでしょう?
    私のスタートはまずまずだったけど、スパでの1コーナーはいつも通り大変な混戦になり、接触するクルマも何台かあった。第1セクターの終わりで私はトップ6を争っていたが、そのときちょっとした混乱が起こったんだ。キミ(ライコネン)がコースをはみ出し、もう少しでロバート(クビサ)にぶつかりそうになった。彼がコースに戻って来た頃、遥か後方で別のアクシデントが起こっていた。私はなんとかそうしたトラブルを全て回避することができ、4位に浮上したものの、残念なことにセーフティーカーがコースに出てきてしまった。

    セーフティーカーがどのように影響したのでしょう?
    比較的軽い燃料でスタートしていたため、セーフティーカーは全く望んでいなかったんだ。軽いクルマのアドバンテージが失われ、後続を引き離すことができなくなるからね。その上、私はプライムタイヤの熱入れにやや手こずり、そのせいでリスタートでは大きく順位を失ってしまった。でも、私はまずまずの順位を維持していたし、ポイント圏内でフィニッシュできると考えていた。

    しかし、1回目のピットストップで時間を失いましたよね?
    残念なことに、燃料補給用のリグがしっかりと給油口にはまらなくて、このため、バックアップ用のリグに交換しなければならなかった。チームのみんなは素晴らしい仕事をしてくれて、あっという間に交換してくれたけど、それでもここで数秒を失ってしまった。これが原因で私は渋滞の中に戻ることになり、更にやや時間を失い、結局この顛末の結果、ポイントを逃すことになってしまった。私にはトップ6でフィニッシュする潜在能力もあった。私のレースペースはかなり良かったからね。私は全体で5番目の最速ラップを記録したが、それでもトップ6入りは叶わなかった。

    イタリアでの次のグランプリに向けて、抱負は如何でしょう?
    ベルギーGPの週末の様々な側面に関しては、かなり励みになっている。特に予選での速さがかなり改善した点にね。レースではやや不運だったし、そのせいでいい結果を手に入れられなかった。それでも我々はポジティブな姿勢を貫かなければならないし、モンツァでの反撃に備えなければならない。次戦もまた高速で低ダウンフォースのサーキットだから、我々が強さを発揮できることを期待している。ただし、今は各チームの戦力がかなり接近しているため、何が起こるのかを予想するのは簡単なことじゃないけどね」

    関連:
    トヨタ:失意のノーポント (F1ベルギーGP) – 2009年8月31日

  • トヨタ:失意のノーポント (F1ベルギーGP)

    トヨタ:失意のノーポント (F1ベルギーGP)

    トヨタは、F1ベルギーGP決勝レースで、ティモ・グロックが10位、ヤルノ・トゥルーリはリタイアだった。

    2番グリッドを獲得し、トヨタ初優勝に期待がかかったヤルノ・トゥルーリだったが、オープニングラップでニック・ハイドフェルドと接触。フロントウイングにダメージを負いピットイン。最下位まで順位を落とし、その後、ブレーキに問題が発生し、リタイアとなった。

    7番グリッドからスタートしたティモ・グロックは、1周目で4番手まで順位をあげるが、1回目のピットストップで給油リグに問題が発生し大きくタイムロス。ポイント獲得はならなかった。

    ティモ・グロック (10位)
    「力強いスタートを決め、セーフティーカーが導入された時には、4番手で走行していたので、ポイント獲得のチャンスが大いにあった。しかし、1回目のピットストップで、燃料リグに問題が起き、時間をロスし、ポジションを下げた。ピットクルーは予備の燃料リグへの交換を非常に素早くしてくれたが、それでもやはり、時間はロスした。明らかに、燃料リグに問題があり、何が起きたのか分析して、今後、同じようなトラブルを防がなければならない。僕はベストを尽くしたし、クルマはとても速かった。ただ、結果に繋がらなかった」

    ヤルノ・トゥルーリ (リタイア)
    「どれほど決勝にがっかりしているか言い表せない。予選後、僕たちの調子はとても良かったので、今日は素晴らしい結果を収められると心から期待していた。しかし、第1コーナーで、僕はハイドフェルドのすぐ後ろを走っていて、コーナーの出口で現実よりも、速く行くと予測していた。彼が問題を抱えていたかどうか分からないが、わずかに彼に接触して、フロントウイングを壊してしまった。クルマが大きく振動していたので、ピットに入るしか選択肢がなかった。その後、僕ができることは何もなく、結局、ブレーキがすり切れる問題が見つかり、走行を止める方が安全だという判断になった」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「本当に残念なレースだった。ヤルノはスタート直後の第1コーナーで行く手を阻まれる形で接触、フロントウイングを破損してしまい、結局これがもとでブレーキトラブルでリタイアせざるを得なかった。ティモはスタートでうまく順位を上げて上位を狙える勢いだったが、得意なはずのピットストップでタイムロスをしてしまい、ポイントを逃してしまった。今回は予選の戦い方にひとつのポイントをおいていたが、次は予選結果をレース結果に必ず繋げる様にする」

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    「良いポジションからスタートしたにも関わらず、今日はクルマのポテンシャルを引き出せず残念だ。応援して方々は、はるかに上位の成績を期待してくれていたのに、申し訳ない。ヤルノは、最初の周回でレースが決まってしまった。ティモは、燃料リグに問題を抱え、ポイント獲得を逃した。特に、クルマには競争力があり、予選を大きく改善するという目標は達成できたので、フラストレーションが非常にたまる1日だった。燃料リグの問題を解決するべく、ケルンのファクトリーで作業し、イタリアGPに向け、クルマの性能を更に引き出したい」

    レース結果:
    F1ベルギーGP 決勝:ライコネンが今季初優勝!フィジケラ2位