カテゴリー: トロロッソ

  • ブレンドン・ハートレー 「スパとモンツァでもポイントを狙えた」

    ブレンドン・ハートレー 「スパとモンツァでもポイントを狙えた」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、夏休み後の2レースではポイントを狙える力はあったが“間違ったタイミングで間違った場所”にいてしまったためにインシデントに巻き込まれてしまったと悔やんだ。

    ブレンドン・ハートレーは、11番グリッドからスタートしたF1ベルギーGPでは、1コーナーでの多重クラッシュの影響を受けてポイント争いから脱落。

    16番グリッドからスタートしたF1イタリアGPでは、発進直後にストフェル・バンドーンとマーカス・エリクソンに挟まれ、ザウバーと接触してサスペンションを壊してリタイアしている。

    「じれったかったね。テレビで見ていて素晴らしいレースだったけど、自分がそこにいられればはるかに良かっただろう」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「週末ずっと自分は強いと感じていたし、過去5つの週末で強いと感じていた。でも、間違ったタイミングで間違った場所にいたように思う。スパではターン1の立ち上がりで間違った場所にいて多くのポジションを失ってしまったし、モンツァはさらにそうだった」

    「過去2レースは僕たちにとって最強のものになるとは思っていなかったと言っていいと思うけど、スパでは予選12番手、モンツァでは僕とピエールの差は0.1秒とかなりの接戦だった。でも、僕たちは難しいトラックだと考えていたモンツァとスパでさえ自分たちが実際に戦えることを示していた」

    「だから、僕たちはシンガポールに自信を持たなければならないと思っているし、このレースから素早く気持ちを切り替えなければならない。チームの視点からは厳しいレースだった。ピエールにとってもね。彼も後退を余儀なくされた。もう焦点はすでにシンガポールに向いている。まったく異なるトラックだし、別のパッケージだ」

    昨年のシンガポールGPでトロロッソは4位入賞を果たしており、ブレンドン・ハートレーは、チームはマリーナ・ベイ・サーキットに高い期待をもって向かうと語る。

    「間違いないね。僕たちはモンツァでもポイントを狙っていた。スパとモンツァが難しいことはわかっていたし、ピエールはレースで後退してしまったけど、予想していたよりも優れたペースがあったと思う。でも、スパで僕たちはポイントを争えるペースがあることを示した」

    「理論的にシンガールは僕たちにとって良いトラックなはずだ。ホンダは改善を果たしているし、僕たちもクルマの理解をより深めていると思う。初めてトラックを経験するのを楽しみにしている」

    関連:2018年 F1シンガポールGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 動画 | トロロッソ ファクトリー紹介

    動画 | トロロッソ ファクトリー紹介

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、チームのファクトリーを紹介した。

    トロロッソの本拠地にあたるファクトリーはイタリアのボローニャから南東約70キロに位置するファエンツァにある。以前はここにイタリアのレーシングチーム、ミナルディが本拠地を構えていた。

    トロロッソは、規模拡大に伴ってその施設を増強し、同時にイギリスのシルバーストンに程近いビスターに2つ目の拠点を設立している。フランツ・トストは、F1マシンの製造過程について、次のように説明する。

    「はじめに、空力に関する全てのリサーチがCFD部門で行われます。空気力学を担当するエンジニアがマシン周りの気流を計算し、過去に製造したパーツになんらかのアドバンテージがあることが分かれば、すべてのデータをビスターにいるエンジニアに送ります」とフランツ・トストはコメント。

    「風洞が配置されているビスターには、約100人のエンジニアが在籍しています。ここでは実車の約50%の大きさのモデルを使っての実験が実施できるんです。製造されたパーツは、まず風洞でのテストに回されます。そこでパフォーマンスの向上、さらにCFD部門で収集したデータとの相関性が確認できれば、実車サイズのパーツをデザインしていきます。これはファエンツァで行うことができます」

    「パーツのデザインが終了すれば、いよいよ製造作業に入ります。機械生産の約25%、カーボン生産の90%が我々のファクトリーで行われています。パーツがサプライヤー、もしくはトロロッソのファクトリーから上がってきたら、品質検査室でパーツの耐久性と強度をチェックした上で、完成したパーツを組み上げていきます」

    CFD部門はトロロッソの2つの拠点にまたがっているが、風洞でのテストが終わってからは、ファエンツァに拠点を構えるデザインオフィスが実車サイズのパーツデザインを担当している。

    「エンジニアやデザイナーは、それぞれの目的別にグループ分けがされています。エンジニアはパフォーマンス解析部門、レースエンジニア部門。デザイナーはボディワーク担当部門、サスペンション部門、ギアボックスと油圧を担当する部門、システム部門といったかたちで分かれています。かなりの人数ですが、我々より規模の大きいチームではもっと多くのメンバーが働いています」

    「ファエンツァとビスターでは常時、ビデオ画像によって互いの風景がシェアされています。お互いに、今なにをしているのかがいつでも分かるようになっているわけです」

  • レッドブル、トロロッソ・ホンダでのエステバン・オコン起用を除外

    レッドブル、トロロッソ・ホンダでのエステバン・オコン起用を除外

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、エステバン・オコンのメルセデスとのコネクションが足かせになっているとし、トロロッソ・ホンダの2019年のドライバー候補から除外した。

    レッドブルはジュニアプログラムで若手ドライバーが育っておらず、トロロッソ・ホンダに乗せるためのドライバーが不足している。

    ピエール・ガスリーのレッドブル・レーシングへの昇格により、トロロッソ・ホンダには少なくとも一つの空席ができており、元ドライバーのダニール・クビアトが復帰するとも噂されている。

    また、ランス・ストロールのフォースインディア移籍によってエステバン・オコンも市場に出ることが予想されるが、クリスチャン・ホーナーはライバルチームのメルセデスとのコネクションがあるためオコンを検討はしないと述べた。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウン、ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールも、同様の理由でエステバン・オコンを起用しなかったことを明らかにしている。

    クリスチャン・ホーナーは「メルセデスによる投資が比較的少ないことは、彼らがそのようなドライバーをF1に入れることを手助けすることにおける彼らのメリットだった」と Autosport にコメント。

    「しかし、今ではメルセデスのドライバーになっていることが足かせになっているように思える。呼び戻しのメカニズムは、大多数のチームにとっては魅力的なことではない」

    「来年、オコンのようなドライバーがシートなしでいるのはクレイジーな状況だ。彼が契約上フリーであれば、彼はトロロッソにとって明らかな候補者となるだろう」

    「当然のことだが、レッドブルはメルセデスドライバーに投資するつもりはない。他に関しても同じことが起こるとは思わない」

    クリスチャン・ホーナーは、自分たちはセバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンといった育成ドライバーを昇格させてきたと指摘。メルセデスもワークスチームのレースシートにエステバン・オコンを昇格させれば彼を救えたかもしれないと語った。

    「知っているもので進めていくのはとても簡単なことだ。未知数やジュニアを起用することははるかに多くのリスクであり、我々は多くの機会でそれが成果を挙げたことを示していると思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「我々には非常に成功しているジュニアプログラムがある。レッドブルにはジュニアチームがり、そこに投資してきた」

    「それはセブ、ダニエル、マックスで実を結んできたし、ピエール・ガスリーでもそれを目にすることになるだろう。それにカルロス・サインツのように他にも数多くの可能性がある」

    クリスチャン・ホーナーは、現在、レッドブルのジュニアドライバーにはF1とそれ以下のシリーズとの間に“開き”があることを認めるが、その途中には多くの若手ドライバーがいることを強調する。

    現在、F1以外のレッドブルのジュニアドライバーの筆頭格になっているのが、ヨーロッパF3選手権でポイントリーダーのダニエル・ティクトゥムだが、彼は今年チャンピオンを獲得したとしても、まだ2019年にF1に参戦するために必要なスーパーライセンスポイントを満たすことができない。

    「市場は間欠的になっている。我々にはF3でチャンピオンシップに勝っているダニエル・ティクトゥムがいるが、それらは全て循環的だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「我々は常に若い才能、新進の才能を探しているし、その開きがあまりに長く開いていくとは思っていない。我々は草の根にも目を向け、青少年に投資している。現時点でカートにはハリー・トンプソン、ジョニー・エドガーという二人の非常に優れたジュニアドライバーがいる。今後の若い才能をサポートしたければ、草の根に行く必要がある」

  • ストフェル・バンドーン、トロロッソ・ホンダ移籍の噂に「ノーコメント」

    ストフェル・バンドーン、トロロッソ・ホンダ移籍の噂に「ノーコメント」

    ストフェル・バンドーンは、今シーズン限りでマクラーレンから放出されることが決定して以降、プレスリリース以外ではメディアに対して口を閉ざしている。

    マクラーレンの育成ドライバーを経て、F1を2シーズン戦ってきたストフェル・バンドーンだが、来季はランド・ノリスにシートを明け渡すことになった。現在、バンドーンはトロロッソ・ホンダへの移籍が噂されている。

    マクラーレンは、ストフェル・バンドーンのトロロッソ・ホンダを含めたF1シート獲得を支援する意向であることを示しているが、バンドーンは La Derniere Heure の取材に対して「ノーコメント」とだけ答えたという。

    ストフェル・バンドーンのマネージャーを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは「ストフェルはプロフェッショなるままであり、彼が素晴らしいドライバーであることを示すためにもマクラーレンとの残り7戦を楽しむ必要がある」と説明した。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、難しい決断だったとかラリ、ランドのノリスが他チームの手にわたってしまう可能性があったこともその一因であることを示唆している。

    「彼には大きな関心が寄せられていた。ランドはおそらくトロロッソに移籍していただろう」とザク・ブラウンは Speed Week にコメントしている。

    また、トロロッソはストフェル・バンドーンとの契約を検討するべきだとザク・ブラウンは語る。

    「彼はF1ドライバーだとはっきりと思っている。私がトロロッソで2つの空席があるならば、ためらうことなくストフェルを起用するだろう」とザク・ブラウンはコメント。

    「ストフェルの手助けをするために我々ができることがあれば、直ちに彼の手助けする。我々は彼をファミリーだと考えているし、一緒に仕事をしても実に優れていた。彼がF1にいられることを願っているし、そこが彼に相応しい場所だと思っている」

  • トロロッソ、セバスチャン・ブエミのシート合わせの画像を公開

    トロロッソ、セバスチャン・ブエミのシート合わせの画像を公開

    トロロッソは、セバスチャン・ブエミがシート合わせをしている画像を突然公開。セバスチャン・ブエミが2019年にピエール・ガスリーの代役としてF1に電撃復帰するのではないかとの噂を煽った。

    トロロッソは、2015-2016年のフォーミュラEチャンピオンであるセバスチャン・ブエミがシート合わせをしている画像を投稿。「チャオ、セブ! 我々のリザーブドライバーは、今日早く、もう一度シート合わせのために立ち寄った」と述べた。

    リザーブドライバーがシート合わせを行うことは珍しいことではないが、通常はシーズン開幕前に行われることが多く、ドライバーの体型や体重が大幅に変更にならない限り、同じシャシーで2度目のシート合わせが行われることはない。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーの2019年のレッドブル・レーシングへの昇格が決定しており、期待通りの成績を残しているブレンドン・ハートレーのシートも不確定な状況。また、獲得を目指していてランド・ノリスはマクラーレンで走ることが決まっており、選択肢は限られてきている。

    この写真の投稿に大きな意味はないかもしれないが、現在、2019年のトロロッソ・ホンダのドライバー候補には、元ドライバーのダニール・クビアト、マクラーレンを放出されるストフェル・バンドーンなどごくわずかであり、セバスチャン・ブエミが新たに候補者として加わることになるかもしれない。

  • マクラーレン 「トロロッソ・ホンダはバンドーンと契約するべき」

    マクラーレン 「トロロッソ・ホンダはバンドーンと契約するべき」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ストフェル・バンドーンのために2019年のF1シートを見つける手助けをするとし、トロロッソ・ホンダにとってバンドーンは理想的なドライバーだと語った。

    マクラーレンは9月3日(月)、2019年にストフェル・バンドーンに代わってランド・ノリスを起用することを発表。バンドーンは2019年のF1シートを探さなければならない状況に陥った。

    しかし、マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ストフェル・バンドーンを称賛。自分が2019年のシートが空いているチームを運営していたら、ストフェル・バンドーンの獲得を狙うだろうと語った。

    そして、そのチームとしてザク・ブラウンはトロロッソ・ホンダの名前を挙げた。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーのレッドブル・レーシング移籍が決定しており、ブレンドン・ハートレーの将来も不確実な状況。事実上、2つのシートが空席となっている。しかし、ジュニアドライバーが枯渇しており、一度プログラムから外したダニール・クビアトの復帰が噂されている。

    「彼は間違いなくF1の力量を持ったドライバーだと思っているし、私がもし2つのシートが空いていると思われるトロロッソだったら、すぐにストフェルを起用するだろう」とザク・ブラウンはマクラーレン・テクノロジー・センターでの記者会見で語った。

    2013年にマクラーレンの若手ドライバープログラムに加入したストフェル・バンドーンは、2016年にジェンソン・バトンの後任としてF1フル参戦を開始。しかし、2年シーズンで7位以上の成績を残せておらず、チームメイトのフェルナンド・アロンソのパフォーマンスに匹敵できなかった。

    「我々は2年間、非常に不十分なレースカーを持っていたと思う。フェルナンドのようなドライバーはより素早く適応することができる。彼には非常に多くの経験がある。ストフェルはフェルナンドと非常に拮抗していた。フェルナンドがコメントしていたように、他の何名かのチームメイトよりもはるかに近かった」

    「ストフェルは優れたレースカードライバーだ。最終的に我々は将来を見据えているし、ノリスは将来のスターだと感じている。異なる環境でもっと良いレースカーがあれば、ストフェルはもっと優れているかもしれない」

    「(バンドーンの)デビューレース、2016年のバーレーンは印象的なデビューだった。だが、2017年シーズンはレーストラックに行き、プラクティスセッションを失っていた。うまく適応するチャンスを得られたとは思えない」

    「それにフェルナンドのような経験を引き出し、ベストドライバーとして認められているチームメイトがいる場合、フェルナンドはそのような状況によりうまく適応するだろう」

    ストフェル・バンドーンがF1グリッドに留まる手助けをするために他のF1チームに電話をするかと質問されたザク・ブラウンは「そうだね、すでに連絡を取っている」とコメント。

    「ストフェルの手助けをするために我々ができることがあれば、直ちに彼の手助けする。我々は彼をファミリーだと考えているし、一緒に仕事をしても実に優れていた。彼がF1にいられることを願っているし、そこが彼に相応しい場所だと思っている」

    「だが、我々は他にもいくつかレース活動をしているし、みなさんも我々が検討していることをわかっていると思う。そこにシートがかり、彼がそこでレースをすることを望むのであれば、我々はストフェルをマクラーレン・ファミリーに留めておくことをためらわないだろう」

    マクラーレンはまだ2019年にインディカーに参入するかどうかを発表していないが、今後数週間で決定が下されるとみられている。また、将来のFIA 世界耐久選手権のトップクラスのレギュレーションの議論にも参加している。

  • トロロッソ・ホンダ 特集:ファクトリー間のコミュニケーション

    トロロッソ・ホンダ 特集:ファクトリー間のコミュニケーション

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、イタリアのファエンツァとイギリスのビスターにある2つのファクトリー、そして、ホンダのHRD Sakuraとイギリスのミルトンキーンズにおけるコミュニケーションについて Honda Racing F1 の公式サイトで語った。

    チームとマニュファクチャラーが一緒にプロジェクトを進める場合、パワーユニットのサプライヤーとチームが同じ場所に施設を持つことは基本ない。現状、その唯一の例外となるチームがフェラーリとなっている。

    ホンダは日本のHRD SakuraとイギリスのミルトンキーンズにF1の拠点を持っているが、2018年シーズンからパートナーシップ契約を結んだトロロッソもホンダと同じように拠点を分けた体制を取っている。

    トロロッソの本拠地にあたるファクトリーはイタリアのボローニャから南東約70キロに位置するファエンツァにある。以前はここにイタリアのレーシングチーム、ミナルディが本拠地を構えていた。チームは、規模拡大に伴ってその施設を増強し、同時にイギリスのシルバーストンに程近いビスターに2つ目の拠点を設立した。

    トロロッソ・ホンダという一つのチームに4つの拠点があることは複雑なようにも聞こえるが、チームの代表を務めるフランツ・トスト氏は、日々の業務を進めるにあたり、こうした施設間の距離は全く問題にならないと語る。

    「全く問題にはならないです。重要なのは、お互いにコミュニケーションを取る意欲があるかどうかですから」とフランツ・トストは説明する。

    「ビスターとファエンツァでは、常に良好なコミュニケーションが取れています。ときには、すぐ横に座っているエンジニアとコミュニケーションを取ることの方が難しいと感じることもありますよ。ビスターはもちろん、日本のHRD Sakuraやイギリスのミルトンキーンズとも、いいコミュニケーションが取れています。これからもそれは変わらないでしょう」

    「繰り返しになりますが、コミュニケーションを取るにあたって距離が問題になることはありません。重要なのはそこにどんなメンバーがいて、どうコミュニケーションを取るかということだけです。もしもお互いに話す意欲があれば、何千km離れていようと関係ありません。トロロッソとホンダには、お互いに協力して作業を進めていこうとする意欲に溢れたすばらしいメンバーがいます」

    F1に復帰するにあたり、ヨーロッパで行われるレースの間にパワーユニットのメンテナンスを行う拠点として、ホンダは英国のミルトンキーンズに拠点を設立した。F1では各チームやマニュファクチャラーの拠点がヨーロッパ、特にイングランドに多くあることも理由の一つだ。 一方のビスターも、英国における“モータースポーツ村”の中心地から程近くに位置している。ここは、レギュレーションの変更へ対応するために設立した拠点だ。

    「2009年の末に発表された新レギュレーションにより、全チームが指定されたパーツを自ら製造することが義務付けられました。2009年時点ではビスターにある風洞はレッドブル・レーシングが所有していました。当時、イタリアに風洞を持っていなかったため、我々はそれを買い取って作り直すことにしました」

    「ビスターにある拠点は、主に風洞とコンピューターで空気の流れをシミュレートするCFD(数値流体力学)部門で構成されています。ファエンツァにもCFD部門はありますが、そこまで大規模ではありません。現在は5人のエンジニアがCFDを担当しており、全体的なリサーチを行っています。CFD用のコンピューターなどはファエンツァにもあります」

    ビスターに重要な役割がある一方で、チームの業務の大部分はファエンツァ近郊にあるファクトリーで行われる。同地では近年、2棟が新たに建設され、2015年に完成した。これにより、トロロッソのチーム業務のほとんどが、今は一カ所で行われている。

    フランツ・トストは、F1マシンの製造過程について、次のように説明する。

    「はじめに、空力に関する全てのリサーチがCFD部門で行われます。空気力学を担当するエンジニアがマシン周りの気流を計算し、過去に製造したパーツになんらかのアドバンテージがあることが分かれば、すべてのデータをビスターにいるエンジニアに送ります」

    「風洞が配置されているビスターには、約100人のエンジニアが在籍しています。ここでは実車の約50%の大きさのモデルを使っての実験が実施できるんです。製造されたパーツは、まず風洞でのテストに回されます。そこでパフォーマンスの向上、さらにCFD部門で収集したデータとの相関性が確認できれば、実車サイズのパーツをデザインしていきます。これはファエンツァで行うことができます」

    「パーツのデザインが終了すれば、いよいよ製造作業に入ります。機械生産の約25%、カーボン生産の90%が我々のファクトリーで行われています。パーツがサプライヤー、もしくはトロロッソのファクトリーから上がってきたら、品質検査室でパーツの耐久性と強度をチェックした上で、完成したパーツを組み上げていきます」

    CFD部門はトロロッソの2つの拠点にまたがっているが、風洞でのテストが終わってからは、ファエンツァに拠点を構えるデザインオフィスが実車サイズのパーツデザインを担当している。

    「エンジニアやデザイナーは、それぞれの目的別にグループ分けがされています。エンジニアはパフォーマンス解析部門、レースエンジニア部門。デザイナーはボディワーク担当部門、サスペンション部門、ギアボックスと油圧を担当する部門、システム部門といったかたちで分かれています。かなりの人数ですが、我々より規模の大きいチームではもっと多くのメンバーが働いています」

    「ファエンツァとビスターでは常時、ビデオ画像によって互いの風景がシェアされています。お互いに、今なにをしているのかがいつでも分かるようになっているわけです」

    しかし、4拠点が円滑にコミュニケーションを進めていくには、それだけでは不十分。ホンダとトロロッソは、今、そしてこれから先のパートナーシップの価値を最大限に高めるべく、定期的に話し合いの場を設けている。

    「我々のファクトリーには多くのミーティングルームがありますが、その内のいくつかはHRD Sakuraとミルトンキーンズに繋がっています。日本のメンバーともほとんど毎週、1回か2回のビデオ会議を行っています」

    「チーム間の相互作用の大部分はレースウイーク中にもたらされます。レースウイークには最低1回としていますが、実際にはほとんどのウイークで2回から3回のミーティングを行っており、山本さん、田辺さん、浅木さんとテーブルを囲み、ありとあらゆることを話します。もちろん、彼らの方でも日本のメンバーと連携を取っています」

    「それに加えて、ミルトンキーンズとHRD Sakuraとは、ほぼ毎週、1回か2回のビデオ会議を行っています。これらのことから言えるのは、我々は非常に良好なコミュニケーションを取れているということです。ホンダとの契約が決まった直後からホンダと我々にはいい関係性がありました。チームとしてうまく連携が取れていますし、ホンダサイド、トロロッソサイドでもさらに大きく進歩を遂げてきていると思います」

    「ホンダと歩んでいくことにすごく自信を持っていますし、将来に向けても非常にポジティブな気持ちです」

  • レッドブル 「トロロッソ・ホンダの2019年のドライバー候補は10名」

    レッドブル 「トロロッソ・ホンダの2019年のドライバー候補は10名」

    トロロッソ・ホンダの2019年のドライバーラインナップが注目を集めるなか、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、現時点でジュニアチームの候補ドライバーは10人いると煙に巻いた。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが2019年にレッドブル・レーシングへの移籍が決定しており、チームメイトのブレンドン・ハートレーは上層部にパフォーマンスを納得させられておらず、シート喪失の噂が絶えない。

    ヘルムート・マルコは、ブレンドン・ハートレーにはまだ戦うチャンスはあるが、彼の実力で状況を改善させる必要があると語る。

    ヘルムート・マルコは、ブレンドン・ハートレーについて「残りのシーズンの数レースで大きな改善が必要だ」と Speedweek に語っている。

    空席となったトロロッソのシートを埋めるための選択肢について質問されたヘルムート・マルコは、まだ多くの候補者を検討していると述べた。

    「2019年に関して、ショートリストではなく、ロングリストがある」とヘルムート・マルコは冗談交じりにコメント。

    「そこには10人の名前がある。メルセデスと契約しているドライバーが一人いるが、おそらく彼にはならないだろう。だが、あらゆることが可能だ」

    ヘルムート・マルコが、メルセデスと契約しているドライバーとして言及したのは、エステバン・オコンかジョージ・ラッセルのどちらかだと思われる。

    トロロッソ・ホンダの2019年のドライバーとしては、元ドライバーであるダニール・クビアト、そして、マクラーレンのシート喪失が決定したストフェル・バンドーンの名前が挙げられている。

  • マクラーレン 「トロロッソ・ホンダはランド・ノリス獲得を狙っていた」

    マクラーレン 「トロロッソ・ホンダはランド・ノリス獲得を狙っていた」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ライバルチームがランド・ノリス獲得を狙っていたとし、2019年のドライバーとして起用しなければ他チームで走っていたかもしれないと認めた。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ランド・ノリスは9月30日までにマクラーレンの2019年のF1シートを獲得できなかった場合はフリーエージェントとなると語っていた。

    ザク・ブラウンは、トロロッソ・ホンダがランド・ノリス獲得を狙っていたと認める。

    「我々は他のチームが彼を欲しがっているのをわかっていた」とザク・ブラウンは Racefans にコメント。

    「最終的に夏休みあたりが常にタイムラインとしてあったし、それによるプレッシャーはなかった。それに基づいて決断を下したわけではないが、彼が我々のところで走らなければ、他チームのものになることは十分にわかっていた」

    「おそらくトロロッソだと思う。私が得た電話に基づけば、複数のチームが彼に興味を持っていた」

    ザク・ブラウンは、2016年にマクラーレンにマネージングディレクターとして加入する以前からランド・ノリスのマネジメントも担当している。

    しかし、ザク・ブラウンは、最近のランド・ノリスの交渉には関与していなかったと主張する。

    「私がマクラーレンに来る前、ランドがマクラーレンに来る前から彼の面倒を目ていた。それは株主との最初の日から非常に透明だった」とザク・ブラウンは語る。

    「私はスポーツやビジネスでこの種の関係をもつ初めての人間ではないし、最終的には良いガバナンスを確立している。今回の場合、ドライバーの決定、グループの決定は、執行委員会まで上がった」

  • ピエール・ガスリー、アロンソを批判 「引退宣言後に攻撃的になった」

    ピエール・ガスリー、アロンソを批判 「引退宣言後に攻撃的になった」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イタリアGPでクラッシュしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)を批判。F1引退を宣言して以来“さらにアグレッシブ”になったとし、“ホンダを搭載するトロロッソが嫌いなんだろう”と語った。

    フェルナンド・アロンソは、F1イタリアGPの予選Q2でケビン・マグヌッセンを抜こうとしたことでマグヌッセンの怒りを買い、「彼は自分のことを神だとでも思っているんだろう」「失礼な態度だ」「さっさと引退してほしい」と激しく非難されていた。

    そして、決勝ではピエール・ガスリーと接触してガスリーを怒らせた。

    フェルナンド・アロンソは、今シーズン限りでF1を離れることになるが、ピエール・ガスリーは、それがアロンソのドライビングに影響していると考えている。さらにアロンソは、過去3シーズンのマクラーレン・ホンダ時代に散々なシーズンを送ったホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソのことが“嫌い”なのだろうと述べた。

    「彼のアプローチがちょっと違ってるのは確かだと思う。彼は来年自分がF1にないことをわかっているからね。以前よりもさらにアグレッシブになっているように見える」とピエール・ガスリーはコメント。

    「僕にとって、彼がしたことはフェアではなかった。僕たちは並んでいるときは1台分のスペースを与える必要があることをわかっている。彼はそれをしなかった」

    「彼は僕たちがホンダのエンジンを搭載しているので嫌いなんだと思う。でも、それにしてもね」

    フェルナンド・アロンソとピエール・ガスリーの事故は国際映像では取り上げられていなかったが、セーフティカー後のリスタートで、ピエール・ガスリーは10位をかけてフェルナンド・アロンソにオーバーテイクを仕掛けている。

    だが、フェルナンド・アロンソに押し出されたピエール・ガスリーは、最初のシケインで縁石に乗り上げることを余儀なくされ、それによってマシンのダウンフォースが“大きく”失われたと語る。

    「基本的にセーフティカー後に僕たちはターン1でサイド・バイ・サイドで入った。僕はアウトサイドを走っていて、彼は僕をコース外に完全に押し出した」とピエール・ガスリーはコメント。

    「なんとかコース上に留まろうと頑張ったけど、とにかく彼は僕にスペースを残さなかった。僕は縁石を飛び越えて、そのあと彼に接触して、フロアの右側に完全にダメージを追った」

    「右側だけだったので、右から左へのコーナーは違うものになった」

    「自分自身もすでにダウンフォースを失っていたけど、他のクルマに続くとさらにダウンフォースを失って、実際に近づくのは不可能だった。長い長いレースだったよ」

    ピエール・ガスリーは15位でレースをフィニッシュ。一方、フェルナンド・アロンソは電気系のトラブルによってリタイアしている。

    F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングに事故について話したかと質問されたピエール・ガスリーは「いいや、正直、何もかわらないだろう」とコメント。

    「今日もしくはシンガポールでフェルナンドに会いにいくかもしれない。でも、最終的に彼らが彼にペナルティを与えても、僕のレースは変わらなかっただろう」