カテゴリー: トロロッソ

  • ブレンドン・ハートレー、マシンの愛称は「赤べこ(Akabeko)」に決定

    ブレンドン・ハートレー、マシンの愛称は「赤べこ(Akabeko)」に決定

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーのF1マシンの愛称が「赤べこ(Akabeko)」に決定した。

    トロロッソ・ホンダは、今年3月に六本木ヒルズアリーナでF1開幕前イベント『Red Bull Toro Rosso Honda DAY in TOKYO』を開催。イベント終盤にファンからの質問コーナーが設けられ、来場者からの女性ファンから二人のドライバーに「マシンに名前は付けますか?」との質問があった。

    ピエール・ガスリーは「僕のマシンは“ガスモビル”かな」と回答。

    しかし、ブレンドン・ハートレーは「まだつけてないし、つけない」と回答。だが、「でも、もしツイッターで名前を考えて投票してくれたら付けるかも」と発言。

    この発言を聞いたフランツ・トストは「ウィナーは鈴鹿に招待します」と突然コンテストの開催が宣言。ホンダの山本雅史もその場で承認し、ブレンドン・ハートレーのF1マシンの愛称を名づけたファンは、F1日本GPにトロロッソ・ホンダから招待されることが決定していた。

    ブレンドン・ハートレーは、応募のあった候補の中から「赤べこ(Akabeko)」を選択。応募者のなかからYojiroさん(@yujiro0102)がF1日本GPの土曜日と日曜日にトロロッソ・ホンダのパドックに招待されることが決定した。

    赤べこは、福島県会津地方の郷土玩具の名前でもあり、トロロッソはイタリア語で「赤い雄牛(レッドブル)」を意味する。匿名掲示板やSNSなどではレッドブル・レーシングのことを“赤べこ”と記載するファンもいる。

    Brendon Hartley has chosen a name for his car! “Akabeko”

  • トロロッソ・ホンダ F1特集 | 苦戦の要因は“ピーキーなマシン特性”

    トロロッソ・ホンダ F1特集 | 苦戦の要因は“ピーキーなマシン特性”

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充が、トロロッソ・ホンダのF1シンガポールGPの週末を振り返り、苦戦を強いられた要因のひとつとしてコンディションの変化に対する“ピーキーなマシン”の対応を挙げた。

    15戦目を迎えたシリーズは、ヨーロッパを離れアジア、シンガポールにその舞台を移した。シンガポールGPは市街地コース、ナイトレース、そして特有の暑さと、これまでと趣が大きく異なる。特に、市街地コースならでのタイトなコースと、シリーズ最多となる23のコーナーが大きな特徴だ。

    「シンガポールのコース自体はストリートサーキットなので、スパやモンツァのようにパワーユニットの負荷が高いというわけではありません」と本橋正充は Honda Racing F1 の公式サイトでコメント。

    「ドライバーや車体的にはセッティングの難しいところはありますが、パワーユニット的にはそれほど難しくはありません。今回のパワーユニットはこれまでと同じもので、通常通りドライバビリティーやエネルギーマネジメントの調整を行っています」

    「ドライバビリティーは、今まで通りホンダとして重視してきていた部分なので、コーナーの数も多いですし、そこは今まで以上に気を使っています。一例ですが、踏み始めのトルクをスムーズにつなげてあげないと、車体のコントロールが難しくなってくるので、こういうコースですからそれが命取りになることもあります。場合によってはクラッシュまでつながる可能性がある部分なので、そこはきちんとドライバーの要求通り、トルクを出してあげるということに気を使っています」

    「エネルギーマネジメント的には、長いストレートはなく短いのが3本ですから、エネルギーの配分も難しくはないです。特徴的と言えば、グリップがもともと低いのでドライバビリティーは重要なのですが、レースのウイークエンドを通して、路面の改善とともにグリップレベル向上の伸びしろがものすごくあって、金曜日はアクセルペダルを踏めていなかったところが、土日にかけて踏めていけるようになるとか、その変化には気を使っています。コーナーがほぼ直角に近いので、必ず1回スロットルをオフするんですよ。そういう観点では、ずっとパーシャル(一定の速度を保つ程度のスロットル開度)で走られるよりは、きちんと加速区間、減速区間に分けられるので、ドライバビリティーもやり易い部分があります」

    「ストリートコース全般に言えますが、はじめは清掃などしてもダスティな路面なんですが、走るたびにラバーが路面に乗ることによって、タイヤのグリップ力が大きく向上します。それは予選のセッション中でも変わってくるので、マシンを出すタイミングなども重要になってきます。とはいえパーシャルだったところが全開で行けるというほどではなく、1回スロットルオフにしてからの踏み込みのタイミングが若干早くなるという程度なので、それほど難しいわけではありません」

    「あと、やはりこの暑さはパワーユニットに影響があります。吸気温が高いので、インタークーラーで冷やしたあとの温度はコントロールできるのですが、もともと吸ってくる空気の酸素量や湿度の影響があるので、どうしてもターボの仕事量が増えます。それを考慮したエネルギーマネジメントや、暑いとどうしてもICEのパワー自体もノッキングなどを気にしなければならないので、暑さにどう対応してパワーを出しきるかということを、週末を通してやっています」

    金曜日のプラクティス、そして予選と、トロロッソ・ホンダはなかなか速さを得られず、苦戦が続いた。ピエール・ガスリーがQ1を突破したものの15番手、ブレンドン・ハートレーが17番手という予選は、これまでシンガポールを得意としていたトロロッソにとっては予想外の結果だった。

    この結果について本橋正充は「プラクティス1から比べると、だいぶマシンが仕上がってきてはいるのですが、予選になって急に安定しなくなったりと一貫性がなく、やはりマシンのピーキーさと路面変化というところで、まだマッチしていないのかなという感じです」と述べた。

    「Q2でタイムが伸びなかったのは、路面変化に追従しきれなかったのと、センシビリティーが高いピーキーな車なので、風の影響で結構バランスが変わってきてしまったようです」

    そして決勝に向けて本橋正充は「うちのマシンはいろいろなサーキット全般に言えることですが、タイヤのマネージメント、ドライバーのテクニックを含めて結構タイヤを持たせることができるので、そういう意味ではまだあきらめてはいません。いろいろな戦略が立てられると思っています。今もチームで戦略を考えていますが、状況に応じていろいろなオプションは持てるかなと思います。なかなか抜けないサーキットではありますが、そういう観点からもポイントは狙えると思っています」と意気込みを見せていた。

    決勝レース、トロロッソ・ホンダの2台は、ハイパーソフトタイヤでのスタートを選択した。レース序盤にポジションを上げ、なるべくタイヤを持たせるというこの作戦は、Q3に進んだ上位以外はほとんどがウルトラソフトタイヤでスタートする中、ある意味、賭けだった。しかし、スタート直後のアクシデントとセーフティカーの導入、そして予想以上にハイパーソフトタイヤの消耗が早かったことで、作戦は成功しなかった。

    ピエール・ガスリーが13位、ブレンドン・ハートレーが17位という結果は、2台完走を果たしたとは言え、トロロッソ・ホンダにとって残念な結果にほかならない。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが「今後のレースのためにどう改善していくのか分析する必要がある」と言う通り、原因の究明を進め、速さを取り戻すことが急務となっている。

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソ・ホンダはあまりに遅かった」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソ・ホンダはあまりに遅かった」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1シンガポールGPでなぜ競争力がなかったのかチームは理解できていないと語る。

    ピエール・ガスリーは、モナコGPで7位、ハンガリーGPで6位フィニッシュしており、データ的にシンガポールGPはマシン特性に適したサーキットだと考えられていたが、トロロッソ・ホンダはポイント争いに絡むことができなかった。

    「正直、もっと時間をかけて調査していく必要がある。僕たちがなぜあれほど遅かったのか理解するのは難しいことだからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「過去2つの週末は僕たちが考えていたよりもずっと良かったし、シンガポールの週末にはかなり期待していた。最終的には考えていたよりもずっと遅かったので、すべてを見直して、もう少し理解する必要がある」

    ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダ STR13が期待通りのパフォーマンスを発揮できなかった原因は複数あると考えている。

    「予選では風の状態によってコーナーで多くのダウンフォースを失っていた」とピエール・ガスリーは振り返る。

    「現時点で僕たちはあまり答えを掴めていないので、理解が必要なことは本当にたくさある」

    オープニングラップで3つポジションを上げたピエール・ガスリーは、ポイントフィニッシュのチャンスを手にできることを期待していたと語る。

    「スタート後は良さそうだった」とピエール・ガスリーは認める。

    「僕たちは15番手から12番手まで順位を上げていた。2台のザウバーをオーバーテイクし、フォースインディア同士のクラッシュにとってもうひとつポジションを上げることができた」

    「だから、その時は『ペースと良い戦略があれば行けるかもしれない』と考えていた」

    「僕たちは第1スティントをハイパーソフトで走るというギャンブルをしていたけど、最終的に予想よりもはるかにデグラデーションがすごかった。15~16周くらいでかなり苦しみだした。25周を走ったけど、最後は本当に厳しかった」

    「ウルトラソフトに交換した後、僕たちは(セルゲイ)シロトキン、青旗といったあらゆる混乱に巻き込まれてしまったし、そこで15~20秒くらい失って、レースは本当に難しくなった。週末ずっと、僕たちにはトップ10圏内を争えるようなペースはなかった」

    ピエール・ガスリーは、レース中に受け取った無線にもフラストレーションを感じていたと付け加えた。

    「戦っているのに『エンジンをセーブしろ、燃料をセーブしろ、でも、グロージャンの前に出ろ』と言われる。プッシュさせようとしているのかどうなのかわらかない・・・」

    「僕たちにはペースがなかったので、攻撃される可能性も十分にある。すべてをセーブすることなどできないし、その上でハースをオーバーテイクするためにより多くのパフォーマンスを期待される。その時点で僕たちはかなり速かったし、レースがほぼ終わっていると認識するのは少し難しかった。難しいレースだった」

  • ブレンドン・ハートレー、トロロッソとホンダのアップグレードを渇望

    ブレンドン・ハートレー、トロロッソとホンダのアップグレードを渇望

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1シンガポールGPでのパフォーマンス不足を受け、トロロッソとホンダが新しいアップグレードを入れることを“渇望”していると語る。

    昨年のF1シンガポールGPでカルロス・サインツが4位入賞という好成績を残したことで、トロロッソ・ホンダは大きな期待をもって今年のシンガポールに臨んだが、最終的にはノーポイントという期待外れな結果で週末を終えることになった。

    トロロッソは、7月のオーストリアGP以降を最後にシャシー側に大幅なアップグレードを導入していない。しかし、今月末のF1ロシアGPでは、ホンダがF1パワーユニットをアップグレードさせて“スペック3”エンジンを導入すると噂されている。

    「僕たちはしばらくアップデートを入れていないし、他チームの方が僕たちよりも少し改善しているように思える」とブレンドン・ハートレーは認める。

    「オーストリアで導入した最終アップグレードはそれほど大きなパフォーマンスをもたらさなかった。ずっと前のことだし、僕たちが新しいアップグレードを渇望しているのは間違いない」

    「近々、ホンダとトロロッソにアップグレードが予定されている。パワーセンシティブなトラックではなかったし、ホンダのことを非難しているわけではない。モンツァはそれなりに競争力を発揮できたし、僕たちはミッドフィールドの混戦のなかにいる」

    ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダがハイパーソフトに苦労したことに戸惑ったと語る。F1シンガポールGPの予選でハートレーはQ1で敗退。チームメイトのピエール・ガスリーはQ1を突破したものの、15番手タイムでセッションを終えている。

    「他チームの方が僕たちよりも優れた仕事をしているかどうかはわからないけど、ハイパーソフトの僕たちよりもウルトラソフトで比較的競争力があった。現時点で適切とは言い難い」

    トロロッソは、ミッドフィールドのライバルのように毎レースで小さなアップグレードを細かく導入していくのではなく、特定のレースで大き目のアップグレードを投入するという哲学を採用している。

    「部分的にオーストラリアでのアップグレードが必要なパフォーマンスをもたらさなかったこともあると思う」とブレンドン・ハートレーは語る。

    「そのようなことは進行中の開発にいくつか疑問をもたらしているし、彼らはそれを解決するために本当に懸命に作業している」

    「ホンダ、新しいスタッフ、空力など、冬の間に多くの変更があったし、シーズン後半にはその恩恵を受けられると思ってるけど、オーストリアでのアップグレードがうまく機能しなかったことは誰も隠してはいないと思う」

  • トロロッソ・ホンダ:F1シンガポールGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1シンガポールGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1シンガポールGPの決勝レースで、ピエール・ガスリーが13位、ブレンドン・ハートレーが17位で終えた。

    第15戦シンガポールGP、決勝レースが午後8時10分より行われた。シンガポールは夜になっても気温30℃で湿度も高く、長丁場の市街地レースでドライバーにとっては厳しい戦いが予想されていた。

    トロロッソ・ホンダの2台は、ピエール・ガスリーが8列目15番手、ブレンドン・ハートレーは9列目17番手からのスタート。ともにハイパーソフトタイヤを選択した。

    午後8時10分にフォーメーションラップがスタートし、61周のレースが幕を開けた。スタート直後、第3コーナーでアクシデントが発生。このアクシデントをかわし、ピエール・ガスリーは12番手、ブレンドン・ハートレーは16番手にポジションを上げる。このアクシデントで3周にわたりセーフティカーが導入される。セーフティカー先導が解除された後、ガスリー、ハートレー共にポジションをキープして、レースは序盤を終えた。

    15周目、ブレンドン・ハートレーはタイヤ交換のためピットインし、ウルトラソフトタイヤに替え、18番手でコースに戻る。レース中盤に差し掛かる頃からピットインするマシンが出るが、タイヤを持たせて走り続けるピエール・ガスリーはポジションを9番手に上げた。ガスリーは27周目にピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換。18番手でコースに戻り、追い上げ態勢に入る。しかし、追い越しの難しいコースで、なかなかペースは上がらず、レースは後半に入った。37周目、ハートレーは2回目のタイヤ交換のためピットイン、ハイパーソフトタイヤに替え、レースは終盤を迎える。

    残り20周となった終盤、ピエール・ガスリーは14番手、ブレンドン・ハートレーは18番手を走行し、ポジションアップを狙う。しかし、前車との差を詰めるものの、パスすることはできず、ガスリーは14番手でフィニッシュした。ハートレーはピットインするマシンなどを抜く形で16番手となるが、最終ラップに後続にパスされ17番手でフィニッシュしている。12番手でフィニッシュしたハースのロマン・グロージャンにブルーフラッグ無視による5秒ペナルティーが科され、最終的にガスリーは13位となった。

    F1 第16戦 ロシアGPはロシア、ソチの特設サーキットで9月28日(金)~30日(日)に行われる。

    ピエール・ガスリー (13位)
    「今日はいつもとは少し違ったレース展開となりました。スタートは上手くいき、ポジションを3つ上げて最初の周で12番手まで浮上しました。タイヤをハイパーソフトでスタートするという賭けに出ましたが、思ったよりもスティントの最後までタイヤを持たせるのが難しく、結果的に苦戦してしまいました。最初のピットストップ後、シロトキン選手(ウイリアムズ)とグロージャン選手(ハース)とポジションを争っていた際にブルーフラッグを提示されてしまい、タイムロスしてしまいました。最大限のプッシュをしたつもりでしたが、このレースウィークはポイントを争えるほどのペースがつかめませんでした」

    ブレンドン・ハートレー (17位)
    「最初にハイパーソフトを装着していたことにより前方のマシンよりも速かったので、ピットインを早めに行うという一か八かの勝負に出ることにしました。その後ウルトラソフトに変更しましたが、多くのマシンにフタをされてしまう状態の中、トラフィック後方で身動きができなくなり、作戦は上手くいきませんでした。そこでもう一度ピットストップを行うことにしましたが、ここでもウイリアムズのマシンに引っかかってしまい、最後はマグヌッセン選手(ハース)にオーバーテイクを許してしまいました。このレースではいい部分もありましたが、ポイント獲得に至るまでのペースはなかったかもしれません。シンガポールGPに期待をしていた分、残念な結果になってしまいました。タフな一戦を最後まで走りきることができましたが、喜べる結果にはなりませんでした。ハイパーソフトでスタートすることに決めたのは、他車よりもタイヤの持ちがよかったためですが、最初の周で順位を上げることも僕たちの作戦の一つでした。オコン選手(フォースインディア)がウォールに追突したことで状況は変わってしまいましたが、ハイパーソフトでの最初のスティントは悪くなかったと思います。他にもなんとか順位を上げようと色々試しましたが、残念ながらこのレースウィークではどれも上手くいきませんでした」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「過去数年、シンガポールGPはチームが成績を上げているサーキットだったので、この週末のレースに期待をしていました。しかしトップ10入りを果たせるほどのペースがつかめなかったので、どうして期待していたパフォーマンスが引き出せなかったのか、そして今後のレースのためにどう改善していくのか分析する必要があります。ピエールはスタートが上手く決まり、ピットストップを行うまではブロックをしながらポジションをいくつか上げることができました。ブレンドンも3コーナーでのアクシデントを避け、ポジションアップにも成功しました。レース序盤はピエールがトップ10入りできるかもしれないと思っていましたが、レースが進むにつれペースがあまりよくなく、ポイント獲得にまで至らずこのレースを終えることとなり、残念です」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「金曜日のFP1から、あまりよくない形で始まってしまった週末でした。そして、そこから予選までにパッケージとして大きな改善を図ることができませんでした。今日のレースペースには多少改善が見られましたが、後方グリッドからレースをスタートした中、オーバーテイクが難しいこのトラックでポイント圏内まで順位を上げるには至りませんでした。非常に厳しい週末となってしまったことは残念ですが、次のレースまで時間もありませんし、ここから切り替えてロシアに向けた準備を進めます」

    関連:F1シンガポールGP 結果 | ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • トロロッソ 「今後のレースのためにどう改善していくのか分析が必要」

    トロロッソ 「今後のレースのためにどう改善していくのか分析が必要」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、トロロッソ・ホンダのF1シンガポールGPの決勝レースを振り返った。

    高速サーキットでの2戦で好パフォーマンスを発揮したトロロッソ・ホンダ。マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは、過去にトロロッソが好成績を上げているトラックであり、データ上でもトロロッソ・ホンダとの相性がいいサーキットだと考えられてきた。

    しかし、トロロッソ・ホンダは金曜日のフリー走行から苦戦。その流れは予選・決勝でも断ち切ることはできず、ピエール・ガスリーは13位、ブレンドン・ハートレーは17位でレースを終えることになった。

    フランツ・トストは、期待していたパフォーマンスを引き出せなかった原因を分析する必要があると語る。

    「過去数年、シンガポールGPはチームが成績を上げているサーキットだったので、この週末のレースに期待をしていた」とフランス・トストはコメント。

    「しかし、トップ10入りを果たせるほどのペースがつかめなかったので、どうして期待していたパフォーマンスが引き出せなかったのか、そして今後のレースのためにどう改善していくのか分析する必要がある」

    「ピエールはスタートが上手く決まり、ピットストップを行うまではブロックをしながらポジションをいくつか上げることができた。ブレンドンも3コーナーでのアクシデントを避け、ポジションアップにも成功した。レース序盤はピエールがトップ10入りできるかもしれないと思っていたが、レースが進むにつれペースがあまりよくなく、ポイント獲得にまで至らずこのレースを終えることとなり、残念だ」

    関連:F1シンガポールGP 結果 | ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • トロロッソ・ホンダ:ハイパーソフトスタートのギャンブルに失敗

    トロロッソ・ホンダ:ハイパーソフトスタートのギャンブルに失敗

    トロロッソ・ホンダは、F1シンガポールGPの決勝レースをハイパーソフトでスタートするという賭けに出たが失敗に終わった。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーは8列目15番手から、ブレンドン・ハートレーは9列目17番手からのスタート。2台は自由にタイヤを選べるトップ10以外では唯一ハイパーソフトをスタートタイヤに選択した。

    トロロッソ・ホンダは比較的にタイヤに優しいマシンであり、ピエール・ガスリーはこれまで第1スティントを延ばす作戦で入賞を飾ることが多かった。

    今回ピエール・ガスリーは、オープニングラップの混乱を切り抜けて4つポジションを上げることに成功。一時は9番手まで順位を上げていた。しかし、ピレリの最も柔らかいタイヤであり、パフォーマンスは最大であるものの、耐久性は最も低いハイパーソフトで次第に苦しむようになる。

    そして、徐々に後続に迫られ、ウルトラソフトでスタートしたシャルル・ルクレール(ザウバー)に抜かれた後、27周目にピットインを余儀なくされる。これで後方まで順位を下げたガスリーは、抜き抜くいマリーナ・ベイ・サーキットでコース上で順位を上げることに苦労し、13位でレースを終えた。

    一方のブレンドン・ハートレーは、オープニングラップで順位を上げることができず、15周目にハイパーソフトを捨ててウルトラソフトに交換。38周目に再びハイパーソフトで反撃を試みるも順位を上げることができず、17位でフィニッシュした。

    対照的だったのはマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。ウルトラソフトで11番手からスタートして38周目まで第1スティントを延ばしたことで7番手まで順位を上げて、ソフトでの第2スティントでも後続からの脅威はなく、“ベスト・オブ・ザ・レスト”の7位でフィニッシュした。

    また、フェラーリも早めのタイヤ交換で失敗している。オープニングラップで2番手に順位を上げたセバスチャン・ベッテルは、15周目にピットインして先制攻撃を仕掛けるも、セルジオ・ペレスの後ろで1周を過ごすことになって、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にオーバーカットされて3位でフィニッシュすることになった。

    全体的に“先に動く”もしくは“先に動かざるを得なかった”チームがチャンスを逃すレースとなった。

    関連:F1シンガポールGP 結果 | ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • トロロッソ・ホンダ:F1シンガポールGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1シンガポールGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1シンガポールGPの予選で、ピエール・ガスリーが15番手、ブレンドン・ハートレーが17番手だった。

    F1 第15戦 シンガポールGPは2日目を迎え、プラクティス3と予選が行われた。シンガポールの天候は曇り、降水確率は10%。午後6時からのプラクティス3は気温29度、路面温度36度のコンディションの下、走行が行われた。

    プラクティス3の開始早々にトロロッソ・ホンダの2台は、まずソフトタイヤで1周を走行しピットイン。その15分後に新品のハイパーソフトタイヤでコースインし、アタックシミュレーションを行った。徐々にタイムを伸ばした2台はピエール・ガスリーが1分41秒668、ブレンドン・ハートレーが1分42秒357をマーク。2台は10周を走行しピットへ戻る。セッション後半、新品のハイパーソフトイヤで再びコースインしアタックシミュレーションを行った2台は、ガスリーが1分40秒686と大きくタイムアップを果たし、ハートレーも1分41秒562とベストタイムを更新した。このタイムによりプラクティス3で、ガスリーは14番手、ハートレーは17番手となった。

    午後8時、夜になっても気温は29度と変わらないまま、予選が開始された。18分間のQ1、1セット目のタイヤでピエール・ガスリーが1分40秒025、ブレンドン・ハートレーも1分40秒365とベストタイムを更新する。Q1終盤、2セット目のアタックに出た2人は、ガスリーが1分39秒614、ハートレーが1分39秒809と、ともに1分39秒台のタイムを出した。僅差の争いのなか、ガスリーは15番手でQ2進出を果たしたが、ハートレーは17番手でQ2に進むことはできなかった。直後に行われたQ2で、ガスリーは1回目のアタックで1分39秒876、2回目のアタックで1分39秒691をマークするが、Q1でのベストラップを上回ることはできず、15番手で予選を終えた。

    決勝レース、ピエール・ガスリーは8列目15番手から、ブレンドン・ハートレーは9列目17番手からのスタートし、ポイント獲得となる10位以内を目指す。

    F1シンガポールGP 決勝レースは9月16日(日)午後8時10分(日本時間午後9時10分)にスタートする。

    ピエール・ガスリー (15番手)
    「昨日からなかなか期待していたような結果にはならず、初日から思いどおりにいかない難しいレースウイークを過ごしています。今日は幾分改善されましたが、Q3では他チームと戦えるほど何かできたわけではありませんでした。マシンのバランスとグリップに苦戦し改善するためにいくつかのことを試しましたが思ったようにはいかず、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができませんでした。明日は簡単なレースにならないと予想していますが、ハイパーソフトタイヤを磨耗させずうまくマネージできることは強みなので、明日もそこに重点をおいて、少しでもポジションをあげたいと思います」

    ブレンドン・ハートレー (17番手)
    「今朝のP3はなかなかうまくいきませんでしたが、予選までにマシンを多少ですが改善することができましたし、予選もあと少しでQ2進出と言うところでした。最初のアタックではトラフィックにひっかかってしまい、2周目はクリアラップを取れたのですが中盤のセクターで少しミスしてしまいタイムを落としてしまいました。ピエールより0.15秒ほど遅れをとってしまい、その差がQ2進出への明暗をわけることになりました。このコースはドライバーにとって一度しかアタックのチャンスがない、難しいコースだと感じています。タイヤに関しては昨日から感触はいいので、明日はポイントを獲得するために何か作戦を立てられるだろうと思っています。もっといい週末にできると思っていたのですが、ともかく明日のレースに期待したいと思います」

    ギヨム・ドゥゾートゥ (トロロッソ 車体パフォーマンスマネージャー)
    「金曜の走行セッションではショートランであまり納得のいく結果とならなかったため、タイヤとマシンのセットアップ調整を行いました。今日に向けたアイデアはあって、それがピエールにはうまく機能しました。彼が上手にまとめてくれたおかげで、いい結果が出せました。 しかし最終セクターで、このコースのレイアウト上あまり好ましくない、過度のオーバーステアに苦戦していたと思います。ブレンドンはピエールよりも更にP3でマシンのハンドリングに苦労していました。ただ、P3での調子を踏まえると、予選ではもう少し結果を出せると期待していました。Q1はトラフィック回避と路面コンディションの向上に対応することに重点を置いて走行しました。ピエールはアタック2周目にいいタイムを出すことができましたが、ブレンドンがミスをしてしまい残念ながらQ2進出とはなりませんでした。Q2でピエールはマシンのバランスとリアが安定しないことによって苦戦してしまい、Q3への進出は叶いませんでした。ここからはこれまでのセッションを振り返り分析をし、この難しいサーキットでどう改善していくかを考えなくてはいけません。金曜のロングランでの感触は悪くなかったことも踏まえ、ピットストップは1回なのか2回なのかなど、明日の決勝の作戦は幅を持たせて準備していきます。このサーキットでのレースは何が起こるかわからない部分があるので、中団の中でいいレースが出来るよう、ベストを尽くします」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「通常の土曜と同様に、昨日のセッションの後、走行から得たデータを分析し、シャシー、PUともに今日の予選に向けてセッティングの最適化を図りました。昨日に対してマシンは改善したものの、ハートレー選手がQ1敗退、ガスリー選手も15位と十分な向上は果たせませんでした。我々のロングランのペースは悪くはありませんので、レースに向けてはタイヤマネージメント、ピットストラテジーなどを上手くまとめ、できる限りポジションを上げられればと思っています」

    関連:F1シンガポールGP 予選 | ルイス・ハミルトンがポールポジション!

  • トロロッソ 「決勝の作戦は幅を持たせて準備していく」

    トロロッソ 「決勝の作戦は幅を持たせて準備していく」

    トロロッソの車体パフォーマンスマネージャーを務めるギヨム・ドゥゾートゥが、F1シンガポールGPのトロロッソ・ホンダの予選を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが8列目15番手から、ブレンドン・ハートレーは9列目17番手からのF1シンガポールGPをスタートし、ポイント獲得となる10位以内を目指すことになった。

    トロロッソ・ホンダにとって好パフォーマンスが期待されたシンガポールだが、ギヨム・ドゥゾートゥは“難しいサーキット”での決勝でどう改善していくかを考えていかなければならないと語る。

    「金曜の走行セッションではショートランであまり納得のいく結果とならなかったため、タイヤとマシンのセットアップ調整を行った」とギヨム・ドゥゾートゥは語る。

    「今日に向けたアイデアはあって、それがピエールにはうまく機能した。彼が上手にまとめてくれたおかげで、いい結果が出せた。しかし、最終セクターで、このコースのレイアウト上あまり好ましくない、過度のオーバーステアに苦戦していたと思う」

    「ブレンドンはピエールよりも更にP3でマシンのハンドリングに苦労していた。ただ、P3での調子を踏まえると、予選ではもう少し結果を出せると期待していた」

    「Q1はトラフィック回避と路面コンディションの向上に対応することに重点を置いて走行した。ピエールはアタック2周目にいいタイムを出すことができたが、ブレンドンがミスをしてしまい残念ながらQ2進出とはならなかった。Q2でピエールはマシンのバランスとリアが安定しないことによって苦戦してしまい、Q3への進出は叶わなかった」

    「ここからはこれまでのセッションを振り返り分析をし、この難しいサーキットでどう改善していくかを考えなくてはならない。金曜のロングランでの感触は悪くなかったことも踏まえ、ピットストップは1回なのか2回なのかなど、明日の決勝の作戦は幅を持たせて準備していく。このサーキットでのレースは何が起こるかわからない部分があるので、中団の中でいいレースが出来るよう、ベストを尽くす」

    関連:F1シンガポールGP 予選 | ルイス・ハミルトンがポールポジション!

  • トロロッソ・ホンダ、ダニール・クビアトの起用をF1ロシアGPで発表?

    トロロッソ・ホンダ、ダニール・クビアトの起用をF1ロシアGPで発表?

    トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトを2019年にピエール・ガスリーの後任として起用することを次戦F1ロシアGPで発表すると報じられている。

    現在、トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーは2019年にレッドブル・レーシングに移籍することが決定しており、チームには少なくとも1つは確実に空席ができる。

    その後任を務めるとされているのがロシア出身のダニール・クビアトだ。かつてレッドブルのジュニアプログラムに所属し、トロロッソとレッドブルでF1を戦っていたダニール・クビアトだが、2017年後半にレッドブルのドライバープログラムから外されている。

    その後、ダニール・クビアトは、フェラーリに開発ドライバーとして加入。レース週末でのファクトリーでの作業を含めたシミュレータードライバーの役割を担っている。

    だが、レッドブルはダニール・クビアトにピエール・ガスリーの後任としてトロロッソでもう一度チャンスを与えることに決めたようだ。

    元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは「彼は来年トロロッソで走るだろう。契約はサインされている」と Ziggo Sport Totaal にコメント。

    また、F2ドライバーのニック・デ・フリースも「契約はモンツァの土曜日にサインされた。僕は週末ずっとその場にいた」と母国オランダのテレビカメラに語っている。

    実際、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、次戦ロシアGPでドライバー発表を予定していることを今週末シンガポールで認めている。

    それはダニール・クビアト、ロバート・クビサ、アントニオ・ジョビナッツィかと質問されたヘルムート・マルコは「そのなかの一人だ。ソチで伝えることになるだろう」と Sky Italia に語った。