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  • トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1メキシコGPの予選で、ブレンドン・ハートレーが14番手、ピエール・ガスリーが15番手。決勝はハートレーが7列目、ガスリーはPU交換のペナルティーにより最後列から、上位進出を狙う

    第19戦メキシコGPは2日目を迎え、プラクティス3と予選が行われた。メキシコシティは前夜から激しい雷雨となり、朝方雨は上がったが、時折り小雨が降る天候となった。

    プラクティス3が開始された午前10時、気温15℃、路面温度17℃で、路面はところどころウエットが残るコンディション。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、セッション開始とともにインターミディエイトタイヤでコースインし、1周走行してピットに戻った。セッション開始30分を過ぎた頃、ガスリーがハイパーソフトタイヤを装着してコースインし、コースコンディションを確かめながらセッティングを行った。各車の走行により路面コンディションは徐々に回復。セッション終盤、ハートレーとガスリーは新品のハイパーソフトタイヤでアタックシミュレーションを行う。ガスリーは1分17秒525と大幅にタイムアップを果たし8番手に、ハートレーは1分18秒637とベストラップ更新はならず16番手でこのセッションを終えている。

    午後1時、降水確率は40%ですが今にも雨が落ちてきそうな空模様の下、予選Q1が開始された。真っ先にコースインしたガスリーは、1分17秒097のベストラップをマークした。ハートレーも1セット目で1分16秒987と、ベストラップ。2セット目のハイパーソフトタイヤに履き替えた2人は、ハートレーが1分16秒682、ガスリーが1分16秒828と、再びベストラップを更新し、ハートレーが10番手、ガスリーは13番手でQ2進出を果たした。

    Q2で、ブレンドン・ハートレーは最初のアタックを中古タイヤで行い、1分17秒184をマーク。セッション終盤、ハートレーは新品タイヤに替えタイムアップを狙ったが、最終セクターでタイムロスしタイム更新を果たせず、14番手に終わった。ピエール・ガスリーはグリッド降格が決まっているためアタックは行わず、調整のためにインスタレーションラップを2回行い、計測タイムなしの15番手となっている。

    トロロッソ・ホンダの2台は、ブレンドン・ハートレーが7列目14番手から、ピエール・ガスリーは最後列から決勝レースでの上位進出を狙う。

    F1メキシコGP決勝レースは10月28日(日)午後1時10分(日本時間29日午前4時10分)にスタートする。

    ブレンドン・ハートレー (14番手)
    「今日はQ3に進出できる速さはあったと思いますが、ラストラップでいいタイムを出せなかったのが残念です。今週末は、マシンの状態がよく、Q1では10番手でしたし、Q2でも同じ位置に付けられたのではないかと思っています。Q2では新品のハイパーソフトタイヤを1セットしか使えず、トラックの状況が向上した最後のアタックでは空力のバランスが取れませんでした。予選ではいつも限界までプッシュしているのですが、ラストラップのターン12でブレーキをロックさせコースアウトしたため、Q3進出が果たせませんでした。明日の決勝ではタイヤ選択が重要になります。多くのオーバーテイクを見せられたオースティンでのファーストラップのような走りが必要だと思っています。先週は20番グリッドからポイントを獲得しましたし、14番グリッドからスタートする明日もポイント獲得が可能だと思います。レースウイークを通して調子がいいのでポイントを獲得したいです」

    ピエール・ガスリー (15番手)
    「今日の予選ではいい走りができていたと思いますが、ペナルティーもあるので明日の決勝に照準を合わせていました。Q1の走りには満足していますし、ストロール選手(Williams)のミスがなければもっと早いタイムを出せていたと思います。Q2に進出できたのは素晴らしかったのですが、Q2で走れないのはフラストレーションが溜まりました。昨日のセッションでのタイヤの磨耗状況を考えると、明日はタイヤマネジメントがカギになると思うので、うまく戦略を立てていきたいです。明日は最後尾からのスタートになりますが、マシンの状態はいいですし、いいバトルが出来ればと思います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「まずはフロントローを独占したRed Bull Racingに祝福を送ります。本当によくやったと思います。昨夜の雨により午前のプラクティス3は低い路面温度の中、ウエットでのスタートになりました。インターミディエイトタイヤで走るにはドライで、ドライタイヤで走るにはウエットな状態でしたので、プラクティス3の前半はほとんど走りませんでした。良かった点としては昨日と違い、路面温度が低かっことで、そのお陰でマシンのスタビリティーとバランスが向上しました。金曜日にあまり走れなかったこともあり、ピエールはハイパーソフトタイヤを履いて走り、明日に向けてタイヤへの理解を深めることにしました。セクター1でのスリップストリームや前夜に行ったマシンのセッティング変更もあり、いい走りができました。ブレンドンは、1回目のアタックのアウトラップでバーチャルセーフティーカーに捕まってしまい、タイヤの温度を十分に上げられませんでしたし、2組目のタイヤではミスもしてしまいました。ピエールは予選のQ2では走らない予定でしたので、Q1で3組の新品のハイパーソフトタイヤを使いました。彼は力強い走りを見せましたが、中盤のセクターでトラフィックに捕まってしまい0.2秒はロスしてしまいました。ブレンドンは2組の新品のハイパーソフトタイヤを使いQ1で素晴らしい走りを見せましたが、残念ながらQ2ではいいタイムを出すことができませんでした。マシンの感触はよかったもののQ3進出を逃したことは残念です。決勝ではタイヤの消耗を抑えるための戦略が重要になるので、今夜は明日のレース戦略の検討に時間を掛けます」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日の午前のプラクティスは、ウエットからドライに変わるコンディションでの走行となりましたが、マシンに対してはまずまずの手ごたえを得られました。実際に予選では2台が揃ってQ2進出を果たすことができました。ただ、ハートレー選手が最後のアタックでタイムを向上することができず、14位でQ2を終えたことは残念でした。また、ガスリー選手についてはPUとギアボックスのペナルティーにより最後尾スタートが決まっていたため、Q2でのアタックを行いませんでした。明日のレースでは不安定な天候が予想されており、あらゆることが起こりうると思いますので、臨機応変に状況に対応し、確実にレースを戦いたいと思います」

    関連:F1メキシコGP 予選:ダニエル・リカルドがポールポジション獲得!

  • トロロッソ 「ホンダのF1エンジンはもっと壊れると覚悟していた」

    トロロッソ 「ホンダのF1エンジンはもっと壊れると覚悟していた」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、今シーズン、ホンダのF1エンジンが多くの故障に見舞われることを覚悟していたとし、予想していたよりも信頼性が高いことに満足していると述べた。

    マクラーレン・ホンダ時代、ホンダのF1パワーユニットは多数の故障に見舞われていた。実際、今年はどのメーカーよりも多くのコンポーネントを使用しているが、それは来季に向けてパフォーマンスを向上させるための実験的な意味合いが強く、コース上では大きなトラブルには見舞われていない。

    F1メキシコGPの金曜記者会見に出席したフランツ・トストは「ホンダは信頼性に関して期待を上回っている。なぜなら、我々ははるかに多くの問題に見舞われると考えていたからだ。だが、正直、大きな問題はまったく発生していない」とコメント。

    また、フランツ・トストは、「ホンダは新スペックではトップチームからそれほど離れていない」としてパフォーマンス向上に満足していると付け加えた。

    しかし、今週末のF1メキシコGPでトロロッソ・ホンダの2台はどちらも“スペック3”エンジンを使用していない。それはメキシコ特有の高地という環境では、旧仕様の方がセッティング面で確実性が高いという判断によるだが、F1アメリカGPで使用したピエール・ガスリーのパワーユニットに組み立て品質上の懸念が確認されたためで、シーズン残りの戦いを考慮してガスリーのパワーユニットを交換。決勝では後方グリッドからスタートすることになっている。

    「オースティンでのレース後、彼らはピエールのパワーユニットに組み立て品質上の問題を検出した。彼らはリスクを冒すことを望まなかったため、メキシコで新しいパワーユニットを入れることを決定した」とフランツ・トストは説明。

    「ここの非常に特殊な高度とコンディションにより、旧スペックにパワーユニットを交換するために2周だけと決めていた。ホンダは適切なパワメーターを設定するには旧スペックの方が知識と経験があると考えた。したがって、ピエールはレース週末をスペック2で走る」

    「今年のホンダの作業に関して、彼らはここまで素晴らしい仕事をしている。彼らハパフォーマンスを大幅に向上させ、信頼性も高めている。サンパウロとアブダビでの残り2レースを本当に楽しみにしている。そこではペナルティは受けないからね」

    「来年に関しては、彼らは正しい方向に進んでおり、冬の間にも改善するだろう。来年、レッドブル・レーシングとトロロッソがホンダを搭載するのを見るのを楽しみにしている」

  • トロロッソ 「決勝ではタイヤの消耗を抑えるための戦略が重要」

    トロロッソ 「決勝ではタイヤの消耗を抑えるための戦略が重要」

    トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1メキシコGPの予選を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが14番手、ピエール・ガスリーが15番手。決勝はハートレーが7列目、ガスリーはPU交換のペナルティーにより最後列から、上位進出を狙う。

    「まずはフロントローを独占したレッドブル・レーシングに祝福を送ります。本当によくやったと思います」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「昨夜の雨により午前のプラクティス3は低い路面温度の中、ウエットでのスタートになりました。インターミディエイトタイヤで走るにはドライで、ドライタイヤで走るにはウエットな状態でしたの で、プラクティス3の前半はほとんど走りませんでした。良かった点としては昨日と違い、路面温度が低かっことで、そのお陰でマシンのスタビリティーとバランスが向上しました。金曜日にあまり走れなかったこともあり、ピエールはハイパーソフトタイヤを履いて走り、明日に向けてタイヤへの理解を深めることにしました。セクター1でのスリップストリームや前夜に行ったマシンのセッティング変更もあり、いい走りができました。ブレンドンは、1回目のアタックのアウトラップでバーチャルセーフティーカーに捕まってしまい、タイヤの温度を十分に上げられませんでしたし、2組目のタイヤではミスもしてしまいました」

    「ピエールは予選のQ2では走らない予定でしたので、Q1で3組の新品のハイパーソフトタイヤを使いました。彼は力強い走りを見せましたが、中盤のセクターでトラフィックに捕まってしまい0.2秒はロスしてしまいました。ブレンドンは2組の新品のハイパーソ フトタイヤを使いQ1で素晴らしい走りを見せましたが、残念ながらQ2ではいいタイムを出すことができませんでした。マシンの感触はよかったもののQ3進出を逃したことは残念です。決勝ではタイヤの消耗を抑えるための戦略が重要になるので、今夜は明日のレース戦略の検討に時間を掛けます」

    F1メキシコGP決勝レースは10月28日(日)午後1時10分(日本時間29日午前4時10分)にスタートする。

    関連:F1メキシコGP 予選:ダニエル・リカルドがポールポジション獲得!

  • トロロッソ・ホンダ、アレクサンダー・アルボンの起用を決断?

    トロロッソ・ホンダ、アレクサンダー・アルボンの起用を決断?

    トロロッソ・ホンダは、2019年のF1ドライバーとしてアレクサンダー・アルボンを起用することを決断し、最終戦アブダビGP後に発表すると報じられてる。

    トロロッソ・ホンダは、2019年にレッドブル・レーシングに移籍するピエール・ガスリーの後任としてダニール・クビアトを起用することを決定しているが、2つ目のシートはまだ確定していない。

    ブレンドン・ハートレーのシートは保証されておらず、トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、現在のパフォーマンスのままでは2019年の残留は難しいことを示唆している。

    F1メキシコGPの金曜記者会見に出席したフランツ・トストは「彼はオースティンで良いレースを見せた」とコメント。

    「だが、それでも結果に目を向ければ、彼は4ポイント、ピエール(ガスリー)は28ポイントだ。つまり、彼がチームに残留したければ、彼はパフォーマンスを改善しなければならない」

    Auto Motor und Sport は、英国生まれのタイ人であるアレクサンダー・アルボンが、レッドブルのオーナーであるディトリッヒ・マテシッツのタイのパートナーの支援を確保したと報道。

    アレクサンダー・アルボンは、2018/19シーズンから3年間フォーミュラEに参戦する契約を日産と結んでいるが、レッドブルはすでにアレクサンダー・アルボンとの契約を解消することで日産と交渉をまとめているという。

    しかし、レッドブルは、今シーズン最終戦のアブダビGPが終了するまで契約を発表することは望んでいない。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「アブダビで我々からそれを聞くことになるだろう」と語った。

    発表がシーズン終了後になるのは、レッドブルとブレンドン・ハートレーとの契約が関連しているかもしれない。

    「僕には2019年の契約がある」とブレンドン・ハートレーは待たされていることに不快感を示している・

    「彼らはとにかく僕を望んでいるのかどうかを伝えなければならない」

    「僕はオースティンでこれまでベストなF1レースをした。結果だけを見れば、僕がチームのためにやってきたことは示されていないと思う。僕はもっと多くのポイントを獲得できたはずだ」

  • トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP 初日レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP 初日レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1メキシコGPの高地でのセッティングを考慮し、旧仕様のパワーユニット(PU)で走行。フリー走行2回目にブレンドン・ハートレーが6番手タイム、ピエール・ガスリーが14番手タイムをマークした。

    F1はアメリカGPからの連戦で、第19戦メキシコGPを迎えた。トロロッソ・ホンダは、ガスリー車のPUを最新仕様の新品に交換。これはアメリカGPで使用したPUに組み立て品質上の懸念が確認されたためで、シーズン残りの戦いを考慮し、交換を決定した。

    ピエール・ガスリーはP1の最初をこの新PUで走行し、その後、旧仕様のPUに再度、交換して走行を行った。ブレンドン・ハートレーはP1から旧仕様PUでの走行となった。これは、メキシコ特有の高地という環境では、旧仕様の方がセッティング面で確実性が高いという判断によるものだ。

    午前10時、天候は曇り、気温18℃のコンディションでP1が開始されまた。ピエール・ガスリーはインスタレーションラップを2回行ったあと、旧仕様のPUに交換する作業に入り、走行はその2周にとどめた。ウルトラソフトタイヤで走行を開始したブレンドン・ハートレーはセッティングを進め、セッション後半にハイパーソフトに交換し、1分19秒024のベストタイムで9番手をマーク。29周を周回し、プログラムを順調に消化した。

    午後2時からのP2開始時には気温23℃、路面温度は日差しのため47℃まで上昇した。トロロッソ・ホンダの2台はハイパーソフトタイヤで走行を開始。まずはアタックシミュレーションを行い、ブレンドン・ハートレーが1分18秒928、ピエール・ガスリーが1分19秒299をマークする。セッション半ばを過ぎた時点で2台ともに新品のハイパーソフトに履き替え、再びアタックシミュレーションを行った。このアタックで、ハートレーが1分18秒061、ガスリーが1分19秒047と、ともにベストタイムを更新。その後、ハイパーソフトタイヤでのロングランを行い、このセッションは合計でハートレーが35周、ガスリーが36周を走行。最終的にハートレーが6番手、ガスリーが14番手につけた。

    F1メキシコGPの2日目は10月27日(土)、午前10時(日本時間28日午前0時)よりP3、午後1時(日本時間28日午前3時)より予選が行われる。

    ブレンドン・ハートレー (6番手)
    「今日はとてもポジティブな一日でした。両セッションでトップ10フィニッシュ、そしてP2では6番手に入れてすばらしい気持ちです。このトラックでは何度か走ったことがあり、F1マシンではこれが2度目です。今日は新しいエアロパーツのテストを集中して行いました。今日は走行するごとに自分が求めているマシンに近づいていけたので、この新しいパッケージは僕の走りのスタイルにとてもよく合っていると感じます。ここ数戦はいいレースができていますし、今週末に向けても前向きな気持ちです」

    ピエール・ガスリー (14番手)
    「今日は少し難しい日だったかもしれません。P1ではPUの交換を行った関係であまり走行時間が確保できず、午後のセッションに向けて十分な準備ができませんでした。P2もトラフィックやドライバビリティーに関する小さな問題があったので、明日の予選に向けてこれからいろいろな準備をしなくてはなりません。PU交換のペナルティーにより決勝レースは後方からのスタートになるので、レースペースが重要になります。難しい条件で戦うことになってしまいましたが、PU交換は残り2戦を見据えた戦略的判断なので、気持ちはポジティブです」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「初日は天候が悪くなることが予想されていましたが、すばらしい天候の中、ハートレー選手がいいタイムを刻んでくれました。我々は今週末に向け、2台それぞれに異なる戦略を用意していました。戦略的判断により、ガスリー車に関してはP1でPU交換を行ったため、P1ではインスタレーションラップのみのわずか数周に留まりました。それからP2では旧仕様のPUに戻しての走行を行いました。今日の主な目的は、ブレーキ、冷却システム、そして特にタイヤと新しい空力パッケージの挙動を確認することでした。このトラックは特にブレーキと冷却システムのセッティングが非常に難しいので、そうした要素がカギとなります。今日の走行では2つとも問題なく動作していたので、その点はポジティブでした。P1では新しい空力パッケージのデータを収集するとともに、その働きをチェックしましたが、期待通りのデータでした。ハートレー選手のマシンでは前戦アメリカGPでの走行データを基に、終日を空力プラットフォームの最適化と、どのように新しい空力パッケージから最大限の性能を引き出すかをテストしました。今日のタイムからもマシンが速さを発揮していることは明らかですが、今夜中にすべてのデータを見直し、方向性を決定する必要があります。タイヤに関しては、今日は我々が予想していたよりさらに多くのグレイニングが見られました。特にガスリー選手のマシンが履いていたハイパーソフトはグレイニングが多いので、彼は今日あまり速いタイムを刻むことができませんでした。今日のタイムは、ガスリーの本来の速さを示しているものではないと言っていいでしょう。今後の選択肢としては、グレイニングを少なくするか、グレイニングありでのタイヤ戦略を立てるか。どちらかを選ばなくてはなりません」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はP1でガスリー選手に最新スペックの未使用PUを投入しました。その後は当初の予定通り数周でセッションを終え、P2に向けて、ロシアまで使用した旧スペックのPUに交換しました。今日新たに投入したユニットは今後のレースで使用予定です。なお、ハートレー選手も今日は最初から旧スペックを使用しています。P2でハートレー選手が6番手という今日の結果は、明日の予選に向けてポジティブなものになりました。ガスリー選手に関しては、P1をほとんど走行できなかったことも影響し、タイム的に遅れを取ってしまった事を残念に思っています。ただ、全体としては全てが予定通りで、スムーズな一日だったと考えています」

    P1セッション前 パワーユニット交換に際して
    「今回のFP1でガスリー選手のマシンに再度、最新スペックの未使用PUを投入します。これは米国で使用したガスリー選手のPUに組立て品質上の懸案が確認されたためです。さくらに返送し至急確認を行いますが、現状では継続判断が出せないため、今回新たなユニットをFP1の最初の走行で投入し、残りのシーズンに備えます。なお、ガスリー選手に関してはその後、FP2に向けて旧スペックに乗せ換えます。ハートレー選手に関しても同様に3日間通しで旧スペックを搭載します。これは、高地というメキシコの特殊な環境下で使い慣れた旧スペックを使用するほうがPUのセッティング面での確実性が高いと判断したためです」

    関連:
    ・F1メキシコGP フリー走行2回目:フェルスタッペンが最速もトラブル発生
    ・F1メキシコGP フリー走行1回目:マックス・フェルスタッペンがトップ

  • トロロッソ 「新しい空力パッケージは期待通りのデータが得られている」

    トロロッソ 「新しい空力パッケージは期待通りのデータが得られている」

    トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1メキシコGP初日の作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーのパワーユニット(PU)を最新仕様の新品に交換。これはアメリカGPで使用したPUに組み立て品質上の懸念が確認されたためで、シーズン残りの戦いを考慮し、交換を決定した。

    ピエール・ガスリーはP1の最初をこの新PUで走行し、その後、旧仕様のPUに再度、交換して走行を行った。ブレンドン・ハートレーはP1から旧仕様PUでの走行となった。これは、メキシコ特有の高地という環境では、旧仕様の方がセッティング面で確実性が高いという判断によるもの。

    P1では、ピエーエ・ガスリーはインスタレーションラップを2回行ったあと、旧仕様のPUに交換する作業に入り、走行はその2周にとどめた。ウルトラソフトタイヤで走行を開始しブレンドン・ハートレーはセッティングを進め、セッション後半にハイパーソフトに交換し、1分19秒024のベストタイムで9番手をマーク。29周を周回し、プログラムを順調に消化した。

    P2では、2台はハイパーソフトタイヤで走行を開始。まずはアタックシミュレーションを行い、ハートレーが1分18秒928、ガスリーが1分19秒299をマーク。セッション半ばを過ぎた時点で2台ともに新品のハイパーソフトに履き替え、再びアタックシミュレーションを行った。このアタックで、ハートレーが1分18秒061、ガスリーが1分19秒047と、ともにベストタイムを更新。その後、ハイパーソフトタイヤでのロングランを行い、このセッションは合計でハートレーが35周、ガスリーが36周を走行。最終的にハートレーが6番手、ガスリーが14番手につけた。

    「初日は天候が悪くなることが予想されていたが、すばらしい天候の中、ハートレー選手がいいタイムを刻んでくれた」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「我々は今週末に向け、2台それぞれに異なる戦略を用意していた。戦略的判断により、ガスリー車に関してはP1でPU交換を行ったため、P1ではインスタレーションラップのみのわずか数周に留まった。それからP2では旧仕様のPUに戻しての走行を行った」

    「今日の主な目的は、ブレーキ、冷却システム、そして特にタイヤと新しい空力パッケージの挙動を確認することだった。このトラックは特にブレーキと冷却システムのセッティングが非常に難しいので、そうした要素がカギとなる。今日の走行では2つとも問題なく動作していたので、その点はポジティブだった」

    「P1では新しい空力パッケージのデータを収集するとともに、その働きをチェックしたが、期待通りのデータだった。ハートレー選手のマシンでは前戦アメリカGPでの走行データを基に、終日を空力プラットフォームの最適化と、どのように新しい空力パッケージから最大限の性能を引き出すかをテストした。今日のタイムからもマシンが速さを発揮していることは明らかだが、今夜中にすべてのデータを見直し、方向性を決定する必要がある」

    「タイヤに関しては、今日は我々が予想していたよりさらに多くのグレイニングが見られた。特にガスリー選手のマシンが履いていたハイパーソフトはグレイニングが多いので、彼は今日あまり速いタイムを刻むことができなかった。今日のタイムは、ガスリーの本来の速さを示しているものではないと言っていいだろう。今後の選択肢としては、グレイニングを少なくするか、グレイニングありでのタイヤ戦略を立てるか。どちらかを選ばなくてはならない」

    関連:
    ・F1メキシコGP フリー走行2回目:フェルスタッペンが最速もトラブル発生
    ・F1メキシコGP フリー走行1回目:マックス・フェルスタッペンがトップ

  • トロロッソ代表 「ブレンドン・ハートレーが残留するには改善が必要」

    トロロッソ代表 「ブレンドン・ハートレーが残留するには改善が必要」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ブレンドン・ハートレーが2019年もチームに残留するには改善が必要だと語った。

    トロロッソ・ホンダは、2019年にレッドブル・レーシングに昇格するピエール・ガスリーの後任としてダニール・クビアトを起用することを発表しているが、ブレンドン・ハートレーのチーム内でのポジションはまだ保証されていない。

    ブレンドン・ハートレーは、前戦F1アメリカGPの決勝でエステバン・オコンとケビン・マグヌッセンが失格となったことで、これまあでの22戦のF1キャリアでのベストリザルトとなる9位入賞を果たしている。

    F1メキシコGPの金曜記者会見に出席したフランツ・トストは「彼はオースティンで良いレースを見せた」とコメント。

    「だが、それでも結果に目を向ければ、彼は4ポイント、ピエール(ガスリー)は28ポイントだ」

    「つまり、彼がチームに残留したければ、彼はパフォーマンスを改善しなければならない」

    報道ではトロロッソは、2019年のドライバーとしてアレクサンダー・アルボンを起用するために日産と結んでいるフォーミュラEの契約を解消することに取り組んでいるとされている。

    アレクサンダー・アルボンと日産との交渉について質問されたフランツ・トストは「もちろん、交渉は機密であることはご存じだと思うし、それについての詳細に触れることはできない」と語るにとどめた。

    トロロッソ・ホンダは、2019年でまだ正式発表されていない3つの空席のうちのひとつだ。だが、フォースインディアはランス・ストロールがウィリアムズから移籍することは既定事項だと考えられている。

    フランツ・トストは、シーズン終了までに2人目のドライバーが決定することはないと考えていると語る。

    「明確に把握するためにはまず何よりもシーズンを終えなければならない。12月にはレッドブルがトロロッソのドライバーラインナップを決めると考えている」とフランツ・トストは述べた。

  • ピエール・ガスリー、PU交換で後方グリッドスタート / F1メキシコGP

    ピエール・ガスリー、PU交換で後方グリッドスタート / F1メキシコGP

    ホンダは、F1メキシコGPでピエール・ガスリーのパワーユニット(PU)を交換することを決定。決勝レースを後方グリッドからスタートすることが決定した。

    先週末のF1アメリカGPでは、トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーの2台は修正版の“スペック3”エンジンを搭載して後方グリッドからのスタートを強いられていた。

    ホンダは、F1メキシコGPのプラクティスの開始時に2台のマシンのパワーユニットを旧スペックに戻すことを確認した。

    だが、ピエール・ガスリーに関しては、シーズン残りのレースのためにスペック3をプールするためにフリー走行1回目を新品のスペック3で走行し、その後に旧スペックに戻すことでグリッド降格ペナルティを受けることになった。

    「今回のP1でガスリー選手のマシンに再度、最新スペックの未使用PUを投入します」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はコメント。

    「これは米国で使用したガスリー選手のPUに組立て品質上の懸念が確認されたためです。HRD Sakuraに搬送し至急確認を行いますが、現状継続判断が出せないため、今回新たなユニットをP1の最初の走行でで投入し、残りのシーズンに備えます」

    「なお、ガスリー選手に関してはその後、PUにむけて旧スペックに乗せ替えます。ハートレー選手に関しても同様に3日間通しで旧スペックを搭載します。これは、高地というメキシコの特殊な環境で使い慣れた旧スペックを使用するほうがPUのセッティング面での確実性が高いと判断したためです」

    セッションに先駆け、FIAは、ピエール・ガスリーのマシンに新しいICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hが投入されたことを発表している。

    また、今週末のF1メキシコGPでは、前戦の走行不足で実戦投入を見送っていた新しいフロントウイングとフロアを含めた空力アップグレードパッケージがブレンドン・ハートレーのマシンに搭載される。

  • トロロッソ・ホンダ、F1メキシコGPでのアップグレードはハートレーのみ

    トロロッソ・ホンダ、F1メキシコGPでのアップグレードはハートレーのみ

    トロロッソ・ホンダは、今週末のF1メキシコGPでも新しい空力パッケージの評価を継続。今回はブレンドン・ハートレーのマシンにだけアップグレードされたフロントウイングとフロアが搭載される。

    トロロッソ・ホンダは、先週末のF1アメリカGPで空力アップグレードを投入。ピエール・ガスリーが3回のプラクティウで新しいパッケージを走らせた。

    しかし、F1アメリカGPでは金曜日のプラクティスがウエットコンディションとなり、アップグレード版のパーツを評価することが難しく、ドライで行われたフリー走行3回目(FP3)だけでは、アップグレードの効果をしっかりと評価できなかったため、予選に先立ってチームは古い仕様に戻すことを決断した。

    ブレンドン・ハートレーは「データ面でエンジニアが調べなければならないことがたくさんあるのは確かだ」とコメント。

    「ピエールはエアロを走らせたFP3でのバランスに満足していなかったと思う。それが彼らがアップグレードを外した理由の一部だ」

    「どのようなパフォーマンスを発揮するか、僕たちがそこからもっと多くのパフォーマンスを得ることができるかどうかを確認するのは興味深い」

    トロロッソ・ホンダは、新しいウイングとフロアで予選とレースでブレンドン・ハートレーのマシンに搭載し続けるかを再びプラクティスセッションで評価して決断していく。

    今回の空力アップグレードは、トロロッソ・ホンダが残りのレースでトップ10争いに加われることを再確立するための重要なものと見なされている。

    トロロッソ・ホンダは7月のオーストリアGPで大規模な空力アップグレードを導入したが、大部分のパーツが失敗に終わっており、ホンダのアップグレード版エンジンだけでは十分にパフォーマンスをゲインできていない。

    ピエール・ガスリーは「オースティンでは気象条件が理想的ではなかったし、FP3までに新しいパッケージを走らせることができなかった」とコメント。

    「基本的にパッケージを使い方、ポテンシャルをフルに引き出す方法を本当に理解するためにはもっと多くの走行距離を重ねて、たくさん走る必要がある。だから、僕たちは予選でそれを外した」

    「今週末、僕たちは再びそれを走らせることになるだろう。パーツは1つしかないので、今回はブレンドンのマシンに搭載されることになるし、パッケージの使い方についてもう少し学べることを期待している」

  • トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第19戦 メキシコGPへの意気込みと舞台となるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスについて語った。

    標高2000m以上にあるメキシコシティでのレースは、マシンとドライバーに負担を強いる。空気の薄さから、エンジンへの酸素供給が普段以上に難しくなるため、ターボの重要性が高まる。

    それでもエンジンの燃焼効率は厳しいので、カレンダー中でも最長クラスのロングストレートで、MGU-Hの回生をどれだけできるかも大切となる。

    ピエール・ガスリー
    「昨年は、ここで13位でフィニッシュしました。大勢の熱狂的なファンがいてくれるおかげで、メキシコGPは年間シーズンを通して最もすばらしく、特別な雰囲気が楽しめるレースの一つです。今年もメキシコの祭典“死者の日”の直前にレースが開催されるので、あの独特の雰囲気を味わうのも楽しみにしています。昨年のレースはさまざまな要因が重なって非常に難しい状況で、予選にも出られず、レース本番までほとんど走行ができませんでした。レースは標高約2300mの高地で開催されるため、チームはテクニカル面で、複雑な作業を強いられます。エンジン、ブレーキング、信頼性が高度によって影響を受けますし、タイヤのグリップ力も低下するため、マシンのセットアップが難しくなります。当然、酸素も薄いため、ドライバーにとっても平地でのレースより身体的にタフです。ただ、ハードブレーキングするポイントや高いGがかかるコーナーはあまりないため、全体で見ればそこまでタフではないかもしれません」

    ブレンドン・ハートレー
    「メキシコはF1マシンで走ったことがあり、大好きなトラックです。WECでは優勝した経験もあります。レースは標高2000mを超える高地で開催されるため、空気密度が薄く、特にフロント面のセットアップを工夫しなくてはなりません。ダウンフォースとグリップ力が低下するため、それと比例してトップスピードは上昇します。高度は、ドライバー、チームクルー、そしてマシンにそれぞれ大きな影響を及ぼします。僕は今年、マウンテンバイクのマラソンレースであるレッドヴィル100にも出場しましたし、高標高地で多くの時間を過ごしてきたので、高度には問題なく適応できると思います。それでも、コックピット内で酸素の薄さは実感するでしょうね。さらに、マシンの冷却も重要な課題の一つとなります。チームはこれらの課題をすべて正しく処理しなくてはならないため、今週末はマシンにとってかなりトリッキーなものになります。レースの舞台となるエルマノス・ロドリゲス・サーキットの最終セクターには、ファンの声援が響くすばらしい雰囲気の中、タイトなコーナーを駆け抜けていくスタジアムセクションが設置され、ドライバーからも高い人気があります。ファンをとても近くに感じれますし、メキシコでは、レースウイーク中、街全体がF1を盛り上げてくれるんです。過去数戦でさまざまなアップデートを投入していますし、いい走りができるチャンスはあるはずです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「最終的に2ポイント獲得を獲得できたアメリカGPを終え、チームはそこから直接メキシコシティに入りました。今回レースが開催されるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、標高2200m超の環境により空気が薄くなるため、PU、シャシーともにエンジニアにとっては特殊な対応が必要なサーキットです。PUとしては空気密度が低いために、ターボの仕事量が増えることにより負担がかかります。そのためICEやMGU-Hに対しても通常とは異なる設定が必要です。また冷却も難しい環境になります。当然ベンチ上でこのような環境へのシミュレーションは行なっていますが、ただ、現地を実際に走った上での調整が重要になってきます。私個人としては、1992年以来のメキシコでのレースになりますが、当時もファンが情熱的だったことをよく覚えています。今年もHonda De Mexicoから多くの同僚が応援に来てくれますので、彼らの声援に応えられる意味でもいいレースをしたいと思います」

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