カテゴリー: トロロッソ

  • レッドブル・ホンダ、トロロッソ STR13で2019年にむけた実験を継続

    レッドブル・ホンダ、トロロッソ STR13で2019年にむけた実験を継続

    レッドブル・ホンダは、2018年シーズンからトロロッソ STR13をある種の移動式実験のためのマシンとして活用している。

    ホンダは、F1パワーユニットの開発を加速させるために、グリッドペナルティという犠牲を払いながらも新パーツを数多く投入してきた。

    パワーユニット側の急速な変更はトロロッソにとっても簡単な作業ではない。補助クーラー、配管工事、その他の関連機器など、基本的な構造を考慮しながらもあらゆる部分を再設計する必要があった。

    だが、その開発は成果を挙げ、ホンダの“スペック3”エンジンは、馬力面でルノーを上回っていると考えられている。

    また、エンジン関連だけでなく、トロロッソは空力面でも多くの開発を進めている。先月のF1アメリカGPでは、大幅な空力アップデートが導入され、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーはその効果を高く評価している。

    F1アメリカGPでは金曜フリー走行が悪天候に見舞われたことによって実戦投入は回避されたが、次戦メキシコGPからフルアップデートを投入している。

    新しいパッケージには、改良版のフロントウイング、バージホードの最適化、新型のサイドポットリフレクターパネルなどが含まれており、Autosport がその狙いを解説している。
    トロロッソ STR13 フロントウイング
    今シーズン、いくつかのライバルが使用してきたように、エンドポーレートのデザインはテールエンドが短いものに再構築され、エンドプレートの後ろには新たにフラップ(矢印)が追加されている。また、ウイングは調整位置も改良が施され、フラップは手動調整の影響を受けにくくなっている。これにより、ウイングのアーチ状の外側のセクションに力を与え、発生されるアウトウォッシュの量を増加させている。
    トロロッソ STR13 バージボード
    新しいバージボードとサイドポッドディフレクターもマシンの側面の気流を改善させている。バージボードは今年何度も改良が加えられ、前面には2ピースの垂直エレメント(赤矢印)が追加されている。

    ディフレクターのエレメント(白矢印)の数も2つから3つへと増加し、フロントタイヤで発生する後流に合致する部分が変更されている。これらは通過する気流の形状と方向を制御する垂直テールのような拡張機能も備えている。

  • トロロッソ・ホンダ:F1ブラジルGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1ブラジルGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1ブラジルGPの決勝レースで、ブレンドン・ハートレーが11位、ピエール・ガスリーが13位でフィニッシュ。2台完走を果たした。

    F1 第20戦 ブラジルGPの決勝レースが午後3時10分より行われた。晴れ間ものぞく空模様だが、レース中に雨が降る可能性もある状況で、気温25℃、路面温度42℃のもと、71周の決勝を迎えた。

    トロロッソ・ホンダの2台は、上位の選手のペナルティーによってスターティンググリッドが一つずつ繰り上がり、ピエール・ガスリーが9番手、ブレンドン・ハートレーが16番手からのスタートとなった。ガスリーは中古のスーパーソフトタイヤ、ハートレーは全車中唯一ミディアムタイヤでのスタートを選択した。

    午後3時10分にフォーメーションラップがスタートし、レースが幕を開けた。好スタートを切ったピエール・ガスリーは、1周目に8番手に上がったが、2周目に追い上げてきたレッドブルのダニエル・リカルドにパスされ9番手に戻る。ブレンドン・ハートレーはスタートポジションを守り16番手でレース序盤を終えた。

    早々にタイヤが厳しくなったピエール・ガスリーはペースが上がらず、13周目、18周目に後続にパスされ11番手にポジションを落とす。そして23周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換。16番手でレースに戻るとポジションを取り戻すべくペースを上げる。ブレンドン・・ハートレーはピットインを引き延ばす作戦で、安定したペースで走行を続け、他車のピットインなどでポジションを上げる。レース半ばにはハートレーが12番手、ガスリーが13番手を走行。入賞圏内を目指しレースは終盤に入った。

    42周目にはハートレーが11番手、ガスリーが12番手となり、トップ10が目前となった。50周目、ハートレーがピットインしスーパーソフトタイヤに交換。12番手でレースに戻り、ガスリーとポジションが入れ替わる。レース終盤、タイヤの厳しくなったガスリーはペースが落ち、ニュータイヤのハートレーはハイペースで追い上げる。レース残り2周で両選手はポジションを入れ替え、ハートレーが11番手にポジションを上げたが、ガスリーは最終ラップに後続にポジションを奪われるかたちになった。トロロッソ・ホンダの2台は完走を果たしたものの、ハートレーが11番手、ガスリーが13番手でフィニッシュし、惜しくも入賞を果たすことはでなかった。

    F1 第21戦 アブダビGPは、ヤス・マリーナ・サーキットで11月23日~25日に行われる。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日は2台ともに完走を果たしたものの、パッケージとしてポイントに届くだけの速さが足りておらず、ガスリー選手のグリッドポジションを守り切ることができませんでした。残すはあと一戦のみになりましたが、今週末得られたデータの分析を進め、最終戦に向けた準備を進めます。また、最後に今日はコンストラクターズチャンピオンを獲得したメルセデスチームの皆さんに、Hondaを代表しておめでとうと伝えたいと思います」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「ピエールは9番手からスタートし13位でレースを終えてしまったので、残念ながら満足できる結果とは言えません。ペースがよくなかったことは明らかで、単純に速さが足りていなかったので、その原因を解明しなくてはならないと思います。ブレンドンは16番手からミディアムタイヤでスタートをし、ピットインのタイミングを後に延ばしスーパーソフトに変える作戦を取ったのですが、レース後半に彼も力を発揮でき、うまく作用していたようでした。しかしながら両ドライバーともポイント獲得に至らなかったことは、とても残念です」

    ブレンドン・ハートレー (11位)
    「今日のレースは僕にとってはいいレースになっただけに、ポイントに届かなかったことが残念です。ただ、前方のマシンのリタイアなどもなかったので仕方ないかなとは思います。固めのコンパウンドのタイヤでスタートしたので、レース序盤は少し難しい数周となりましたが、スタート自体はうまく決まりオーバーテイクもすることができました。レース戦略を成功させるために、最初のスティントでできるだけ長くタイヤを保たせることが重要と分かっていました。ピットから途中いいフィードバックがあり、戦略通りにレースが運べていると確信しました。僕のF1のキャリアの中でもベストレースの一つだったと感じていますが、結果としてポイント獲得に至らなかったことはとても悔しいです。チームと共にメキシコGPで手応えを感じていたペースが、なぜ今週末のブラジルGPでは感じられなかったのかを解明し、最終戦に挑みたいと思います」

    ピエール・ガスリー (13位)
    「レース中にいいバトルもできましたが、全体としてはタフなレースになりました。スタートはうまくいき8番手までポジションアップすることができましたが、そのあとはライバルのマシンと比べてペースが上がらない展開となりました。できる限りの力で戦ったものの、ポイント獲得に至るほどのペースはありませんでした。ブラジルGPは難しい一戦になると覚悟していましたが、メキシコGPで見せていたパフォーマンスからもう少し期待を持って臨んだので、レース結果については残念に思っています。残すところ今シーズンもあと一戦なので、最後はもっといい結果でシーズンを締めくくれるようにしたいと思います!」

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  • トロロッソ 「両ドライバーともポイントを獲得できなかったのは残念」

    トロロッソ 「両ドライバーともポイントを獲得できなかったのは残念」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、F1ブラジルGPの決勝レースを振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが9番グリッド、ブレンドン・ハートレーが16番グリッドからレースをスタート。ガスリーは第1スティントでポイント圏内を走行。しかし、タイヤ交換後はポイント圏内に食い込むことができず、ハートレーが11位、ガスリーが13位でフィニッシュ。ポイントを獲得することはできなかった。

    「ピエールは9番手からスタートし13位でレースを終えてしまったので、残念ながら満足できる結果とは言えない」とフランツ・トストはコメント。

    「ペースがよくなかったことは明らかで、単純に速さが足りていなかったので、その原因を解明しなくてはならないと思う。ブレンドンは16番手からミディアムタイヤでスタートをし、ピットインのタイミングを後に延ばしスーパーソフトに変える作戦を取ったが、レース後半に彼も力を発揮でき、うまく作用していたようだった。しかしながら両ドライバーともポイント獲得に至らなかったことは、とても残念だ」

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  • トロロッソ 「ピエール・ガスリーは急速に進歩を遂げている」

    トロロッソ 「ピエール・ガスリーは急速に進歩を遂げている」

    スクーデリア・トロ・ロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ピエール・ガスリーが2つの重要な分野で急速な進歩を遂げたと語る。

    今年、トロロッソ・ホンダで初めてのF1フルシーズンを戦っているピエール・ガスリー(22歳)は、今シーズン末にレッドブル・レーシングに加入することが決定している。

    2016年にGP2でチャンピオンしたピエール・ガスリーだが、翌年のF1昇格は見送られ、シーズン後半までF1に到達することはなかった。

    しかし、ジョナサン・エドルズは、その期間におけるピエール・ガスリーの進歩に感銘を受けていると語る。

    「まず最初に、彼は自分の能力にとても自信を持っている」とジョナサン・エドルズは語る。

    「彼は非常に速いドライバーであり、その自信はシーズンを通して増していると思う」

    ピエール・ガスリーは、GP2への参戦開始時はピレリのタイヤ特性への適応に時間がかかった。その後、20177年にスーパーフォーミュラに参戦し、F1に戻って再びピレリのタイヤに再適応しなければならなかった。

    ジョナサン・エドルズは、タイヤマネジメントがピエール・ガスリーが最も改善した分野のひとつだと語る。

    「彼はシーズン開始時にすでに優れていた。我々が知っているように、ピレリタイヤはすべての条件で理解するのは非常に難しい。レース毎に異なるし、レース毎にグレイニング、ブリスター、オーバーヒートといった異なる挑戦を投げかけている。そこが彼が取り組んできて最も発展したエリアだと思う」

    「最近でも彼がまだ完全にタイヤを理解できていないことを示したレースが数戦あったが、彼に関して良い部分は、レース後に腰を据えてすべてをくまなく調べていることだ。彼は本当に勉強熱心だ。最も最近のレースで彼はタイヤマネジメントに関して大きなステップを果たしたことを示している」

    ジョナサン・エドルズは、ピエール・ガスリーが改善しているもうひとつのメインのエリアは予選パフォーマンスだとし、特にセッション中にグリップレベルの変化を読む能力が優れていると語る。

    「シーズン開始時に予選で彼がグリップを見い出せるかは驚きだったと言えるかもしれない。連続走行でそれをするのはかなり難しいことだ。だが、そこも彼が大きく改善したエリアだ」

  • トロロッソ・ホンダ:F1ブラジルGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1ブラジルGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1ブラジルGPの予選で、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たし10番手、ブレンドン・ハートレーは僅差の争いの中で17番手に終わった。

    第20戦ブラジルGPは2日目を迎え、フリー走行P3と予選が行われた。開催地のインテルラゴス・サーキットは黒い雲に覆われ、雨が予想されるコンディションで一日が始まった。

    P3は、気温24℃、路面温度34℃で、雨は降らずドライコンディションで開始。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、スーパーソフトタイヤでアタックシミュレーションを行い、1分9秒402をマークし9番手となる。ブレンドン・ハートレーは1分9秒985で16番手。ともに予選に向けてマシンのセッティングを進めた。

    午後3時、空には厚く黒い雲が現れ、セッション中の降雨が予想される中、予選Q1がスタート。コースの状況を見極め、トロロッソ・ホンダの2台は最後にコースイン。1セット目のスーパーソフトタイヤでのアタックで、ガスリーが1分9秒501、ハートレーが1分9秒739をマークする。2セット目のアタックに入る頃、コースの一部で小雨が降り始めた。セッション終盤、ガスリーは1分9秒046、ハートレーは1分9秒280とタイムアップを果たす。2台は再度アタックを行ったが、さらなるタイムアップは果たせずQ1を終了。ガスリーは12番手でQ2進出を果たしたが、ハートレーは僅差の争いの中で17番手に終わり、Q1敗退となった。

    さらなる降雨が懸念されたQ2では、セッション早々にガスリーが1分8秒616とベストタイムを更新。セッション中盤から雨はやや強くなり、2セット目のアタックではタイムを伸ばすことはできずにQ2を終了したが、ガスリーは10番手でQ3進出を果たした。

    Q3開始時には雨は上がり、ガスリーはまず中古のスーパーソフトタイヤでアタックし1分9秒029をマーク。セッション終盤に新品のタイヤでコースインしたが、タイムアップには至らなかった。ガスリーは予選10番手となり、日本GP以来のトップ10入りとなった。

    トロロッソ・ホンダの2台は、上位車にグリッドペナルティーが出たことにより、ガスリーが5列目9番手から、ハートレーは8列目16番手から決勝レースでの上位進出を狙う。

    F1ブラジルGP決勝レースは、11月11日(日)午後3時10分(日本時間12日〈月〉午前2時10分)にスタートする。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「昨日の走行データをもとにマシンのセットアップを煮詰めて午前のプラクティスに臨み、いい感触を得た上で予選に向かうことができました。午後の予選では時折小雨が降る状況のなか、チームが適切なタイミングでマシンを送り出し、またガスリー選手も力強い走りを見せてくれたことにより、Q3進出を果たすことができました。
    明日もレース中盤から終盤にかけて雨の予報が出ていますので、様々な状況に対してシミュレーションを行った上で決勝に臨みます」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「昨日はショートランがよかったので、夜はロングランのペースに焦点を当てて作業を進めてきました。おかげで、P3では多くのセットアップ変更を試し、明日のレースに向けてパフォーマンス向上を果たせたと思います。一方で、そのような変更を加えてもショートランのペースはよかったので、予選でのQ3進出は、1台は確実に、よければ2台とも果たせる自信がありました。雨が降り出すのが分かったので、セッションは難しくなり、ピットウォールも慌ただしかったですし、ガレージの作業も大変でした!残念ながら、Q1でブレンドンはターン8でロックアップするミスがあり、わずか0.016秒差でQ2進出を逃してしまいました。Q2でも引き続きドライとウエットが入り交じる難コンディションでしたが、インターミディエイトタイヤを使うほどの雨量ではありませんでした。スーパーソフトを使える適切なタイミングでコース上にいることが狙いで、うまく対応することができてQ3進出を果たしました。Q3では本来のペースを発揮できなかったので、原因を把握する必要があります。Q2までにタイヤを多く使い、新品が1セットしか残っていなかったので、その点はライバル勢が有利でした。ただ、それを差し引いても、ペースを上げられませんでした。Q1とQ2の時点で予想していたペースに届いていないことが分かっていたので、リスクを冒して他のマシンよりも最後にアタックすることを選びました。作戦通りトラックポジションはよかったのですが、ピエールがマシンの力を引き出そうとしても、勝負になるラップにできませんでした。Q3に進めたのはいいことですし、マシンに加えた変更が、明日のレースでの上位進出に役立つはずです」

    ピエール・ガスリー (10番手)
    「予選での感触は本当によくて、Q3進出が果たせたのは大きいと思います。今日のパフォーマンスには満足していますし、(Red Bullのリカルド選手のペナルティーにより)明日は9番手からスタートできます。セッションの間じゅう、緊張とエキサイティングな気分が入り混じったような心境でした。Q1では雨がだんだんと強まっていきましたが、チームとともにうまく対処できて、Q2、Q3へ進出することができました。今日のような不安定なコンディションの中では、次のコーナーでグリップがどのくらいあるのか、路面の濡れ具合はどうなのかなど、予測がつかないので大変でしたが、最終的にはすごくいい仕事ができたと思います。今日はトップ10に入ることができましたが、ライバルたちは速いので、明日のレースは簡単にはいかないと思います。全開でプッシュし、いいバトルをしてポイントを積み重ねたいです」

    ブレンドン・ハートレー (17番手)
    「1000分の2秒差でQ2進出を逃してしまい、もどかしい気持ちです。ターン8でフロントをロックさせるという大きなミスを犯してしまい、それによってタイヤに小さなフラットスポットができたことで0.5秒ほどを失ったので、Q2進出に届かなかったと考えています。雨により難しい状況の中でしたが、ピットウォールのエンジニアから伝えられた路面コンディション情報は的確でした。フリー走行でマシンバランスに満足していなかったのを受けて、懸命に作業してくれたチームに感謝しています。今日は中団の差がとてもタイトで、僕らは一歩及びませんでした。明日は厳しいレースになると思いますが、マシンの手ごたえはいいですし、予報のように雨がらみのコンディションになれば、予測が難しいレースにもなりうるのではと思っています」

    関連:F1ブラジルGP 予選:ルイス・ハミルトンが今季10回目のPP獲得

  • トロロッソ 「ホンダのPUの信頼性は見た目よりも優れている」

    トロロッソ 「ホンダのPUの信頼性は見た目よりも優れている」

    トロロッソ・ホンダは、今シーズンで最も多くのパワーユニットコンポーネントの変更を行っているが、スクーデリア・トロ・ロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ホンダのF1パワーユニットの信頼性は見た目よりも優れていると語る。

    ブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーは、それぞれ年間3基の制限のあるエンジン、ターボチャージャー、MGU-Hをすでに8基投入しており、2基までの制限であるMGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスの使用数も超過している。

    しかし、ジョナサン・エドルズは、それらの変更の多くは戦略的理由でのものであり、“実際の信頼性は比較的良好”だと語る。

    「我々が受けたパワーユニットペナルティの数を見れば、非常に高いし、ホンダが優れた信頼性を持っているようには見えないかもしれない。しかし、それらの多くは、例えば予選セッションが良くなった際にパワーユニットを“プール”に入れるためだけに選んだものだ。信頼性は大きな発展を遂げているし、今はパワーも良くなっている」

    トロロッソ・ホンダは、シーズン第2戦で最初のパワーユニットのパーツ変更を行っており、両方のドライバーがターボチャージャーとMGU-H、ピエール・ガスリーはエンジンも交換した。

    ジョナサン・エドルズは、ホンダのパワーユニットのパフォーマンスの進歩は嬉し驚きだったと語る。最も最近ではロシアGPで“スペック3”を投入し、日本GPで実戦投入している。

    「正直、我々が報道で目にしてきたあらゆることを考えれば、シーズンの開始時に彼らがどれくらい優れていたかは驚きだった。彼らはかなり・・・それらは彼らの描いた絵ではなかったが、我々の期待は経験したよりも低かった。だが、彼らはすでにそれなりのレベルにいた」

    「カナダでスペック2、かなり最近ではスペック3とシーズンを通して2つの本当に大きなアップグレードがあった。特にスペック3は特に予選でのパワー面で本当に大きな改善であり、いくつかのレースでは本当に助けになったし、今後の2レースでも我々を助けてくれるだろう」

  • トロロッソ・ホンダ 「1台は確実にQ3進出を果たせる自信があった」

    トロロッソ・ホンダ 「1台は確実にQ3進出を果たせる自信があった」

    トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、トロロッソ・ホンダのF1ブラジルGPの予選を振り返った。

    F1ブラジルGPの予選。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たし10番手、ブレンドン・ハートレーは、僅差の争いの中で17番手に終わっている。

    「昨日はショートランがよかったので、夜はロングランのペースに焦点を当てて作業を進めてきました。おかげで、P3では多くのセットアップ変更を試し、明日のレースに向けてパフォーマンス向上を果たせたと思います」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「一方で、そのような変更を加えてもショートランのペースはよかったので、予選でのQ3進出は、1台は確実に、よければ2台とも果たせる自信がありました。雨が降り出すのが分かったので、セッションは難しくなり、ピットウォールも慌ただしかったですし、ガレージの作業も大変でした! 残念ながら、Q1でブレンドンはターン8でロックアップするミスがあり、わずか0.016秒差でQ2進出を逃してしまいました」

    「Q2でも引き続きドライとウエットが入り交じる難コンディションでしたが、インターミディエイトタイヤを使うほどの雨量ではありませんでした。スーパーソフトを使える適切なタイミングでコース上にいることが狙いで、うまく対応することができてQ3進出を果たしました」

    「Q3では本来のペースを発揮できなかったので、原因を把握する必要があります。Q2までにタイヤを多く使い、新品が1セットしか残っていなかったので、その点はライバル勢が有利でした。ただ、それを差し引いても、ペースを上げられませんでした」

    「Q1とQ2の時点で予想していたペースに届いていないことが分かっていたので、リスクを冒して他のマシンよりも最後にアタックすることを選びました。作戦通りトラックポジションはよかったのですが、ピエールがマシンの力を引き出そうとしても、勝負になるラップにできませんでした」

    「Q3に進めたのはいいことですし、マシンに加えた変更が、明日のレースでの上位進出に役立つはずです」

    関連:F1ブラジルGP 予選:ルイス・ハミルトンが今季10回目のPP獲得

  • トロロッソ・ホンダ:F1ブラジルGP 初日レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1ブラジルGP 初日レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1ブラジルGP初日のフリー走行で、ピエール・ガスリーが12番手タイム、ブレンドン・ハートレーが19番手タイムだった。

    2018シーズンのF1は第20戦ブラジルGPを迎えた。サンパウロ郊外に位置するインテルラゴス・サーキットは1周4.3kmと短く、反時計回り、高速セクションとテクニカルなセクションがバランスよく組み合わされたサーキット。また標高は800m以上あり、天候が不安定なコースとしても知られている。

    午前11時、天候は曇り、気温20℃のコンディションでP1が開始された。トロロッソ・ホンダの2台はソフトタイヤで多くの周回を重ね、セッティングを進めた。ベストラップは、ピエール・ガスリーが1分10秒934で15番手、ブレンドン・ハートレーが1分11秒176で18番手につけた。両者ともにタイムはあまり伸びなかったが、ガスリーが30周、ハートレーが32周を走行し、プログラムを順調に消化しました。

    午後3時からのP2開始時には、サーキット上に雲が厚く広がり、降雨も予想されるコンディションとなった。このセッション、2台は主にスーパーソフトタイヤでのセッティングを進め、ガスリーが1分10秒330、ハートレーが1分10秒734をマークする。セッション後半に予想された雨もなく、ロングランを含め順調にセッティングを進め、ガスリーは44周、ハートレーは46周と多くの周回を重ねた。このセッションを、ガスリーは12番手、ハートレーは19番手で終了している。

    F1ブラジルGPの2日目は11月10日(土)の正午(日本時間午後11時)よりP3、午後3時(日本時間11日午前2時)より予選が行われる。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日は全て予定通りにプログラムを消化することができ、スムーズな一日となりました。P1からP2にかけてチームがマシンのバランスを改善し、P2ではガスリー選手が12番手にポジションを上げることができました。明日の予選については、午後にかけて不安定な天候が予想されていますので、状況に応じて臨機応変に対応していければと考えています」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「予定していたプログラムは問題なく進められ、チームにとって建設的な一日になりました。2台ともに搭載した新しいエアロパッケージは期待通りに動作していたので、その点はポジティブだったと思います。P1ではエアロパッケージのテストを行い、データの収集に努めました。スタート時は路面が汚く、そのためグリップ力もかなり低かったです。P1ではガスリー車、ハートレー車がともにアンダーステア気味になってしまい、対処を試みたのですが、結局セッション終了間際まではいいマシンバランスがありませんでした。P2ではP1で学んだことを基に、エアロバランスの最適化に取り組み、ノーマルタイヤでショートランを繰り返しました。どちらのセッションも、赤旗によって最初のランを若干狂わされましたが、大きなクラッシュだっただけにニコ・ヒュルケンベルグ選手(ルノー)が無事だったことはなによりでした。P2ではマシンバランスを改善し、競争力を発揮することができました。予選を想定したショートランではいいペースがあったのですが、決勝を考慮したロングラン時にはあまりペースがよくなかったため、これからその原因解明にあたります。予選と決勝レースとのセッティングの間で、ベストな着地点を見つけたいと思っています。今日は、日曜日の決勝レースに向けた想定より、路面温度が低い状況でした。今日タイヤについて学んだことを明日に活かしつつ、レースで路面温度が上がった場合のタイヤ戦略にも気を付けなければなりません」

    ピエール・ガスリー (12番手)
    「このサーキットで走るのは2度目ですが、また戻ってこられて嬉しいです。チームにとって有意義な一日となり、P1からP2にかけて大きくマシンを改善することができました。全体としては、効率的にセットアップを進められたと思いますが、明日までにマシンバランスをもう少し詰めなければならないと感じています。トップ10には近づいているので、今夜中に課題を解決できれば、上位とのギャップをさらに縮められるはずです。ここでいい走りをするチャンスはありますが、そのためにはすべてをベストの状態な形で機能させる必要があります。それが今夜、僕たちが行うべきことです」

    ブレンドン・ハートレー (19番手)
    「インテルラゴスに戻ってくることができて嬉しいです。今日はマシンバランスに若干、苦しめられ、予想していたような競争力を発揮できたとは言えませんでした。明日までに、エンジニアと作業を進めるべき項目がいくつかあります」

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  • トロロッソ・ホンダ 「新しいエアロパッケージは期待通りに動作」

    トロロッソ・ホンダ 「新しいエアロパッケージは期待通りに動作」

    トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1ブラジルGP初日のフリー走行での作業を振り返った。

    トロロッソは、F1アメリカGPから空力アップグレードを投入。引き続き、最適化の作業は続けられており、ブラジルではバランスの改善に手応えを掴んだとジョナサン・エドルズは語る。

    「予定していたプログラムは問題なく進められ、チームにとって建設的な一日になりました」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「2台ともに搭載した新しいエアロパッケージは期待通りに動作していたので、その点はポジティブだったと思います。P1ではエアロパッケージのテストを行い、データの収集に努めました。スタート時は路面が汚く、そのためグリップ力もかなり低かったです。P1ではガスリー車、ハートレー車がともにアンダーステア気味になってしまい、対処を試みたのですが、結局セッション終了間際まではいいマシンバランスがありませんでした」

    「P2ではP1で学んだことを基に、エアロバランスの最適化に取り組み、ノーマルタイヤでショートランを繰り返しました。どちらのセッションも、赤旗によって最初のランを若干狂わされましたが、大きなクラッシュだっただけにニコ・ヒュルケンベルグ選手(ルノー)が無事だったことはなによりでした。P2ではマシンバランスを改善し、競争力を発揮することができました」

    「予選を想定したショートランではいいペースがあったのですが、決勝を考慮したロングラン時にはあまりペースがよくなかったため、これからその原因解明にあたります。予選と決勝レースとのセッティングの間で、ベストな着地点を見つけたいと思っています。今日は、日曜日の決勝レースに向けた想定より、路面温度が低い状況でした。今日タイヤについて学んだことを明日に活かしつつ、レースで路面温度が上がった場合のタイヤ戦略にも気を付けなければなりません」

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  • ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックはザウバーを倒す助けになる」

    ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックはザウバーを倒す助けになる」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ホンダのアップグレード版F1エンジンがザウバーからコンストラクターズ選手権8位を取り戻すための助けになると考えている。

    前戦メキシコGPでは標高の高いコンディションを考慮して最新エンジンを使用しないことを選択したホンダだが、今週末のブラジルGPでは“スペック3”パワーユニットを再導入する。

    F1メキシコGPで、ピエール・ガスリーは古いエンジンで最後尾グリッドからのスタートとなったが、粘り強い走りで10入賞。しかし、ザウバーがダブル入賞を果たしたことでトロロッソ・ホンダはコンストラクターズ選手権で9位に転落している。

    コンストラクターズ選手権の順位は賞金に大きな差を生むことになり、ピエール・ガスリーは残り2戦でザウバーを倒さなければならないと語る。

    「週末に向けてはポジティブなことがたくさんあると思う。ペナルティを受けることはないはずだし、それは本当に良いことだ。最後の2戦は厳しい戦いになるからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「グリッド後方からスタートすることで、いつも僕たちはポイントを獲得するのが難しい状況に陥っていた。チーム、8位、ザウバーとの戦いに関して、今後2戦は僕たちにとって重要なレースになる」

    「わずか3ポイント差だけど、来年に向けて高価な3ポイントだし、来年のクルマの開発に影響を与えることになる。だから、本当にチャンスを最大限に生かす必要があるし、それが現時点で僕たちが目指していることだ」

    「新スペックのエンジンだけでなく、クルマには空力アップグレードもあるので、可能なかぎりベストな形で自分たちを守るためのかなり良いポジションにいると思う」

    ピエール・ガスリーは、ザウバーのパッケージの強さを考えれば、シーズン後半にザウバーがより多くのポイントを獲得できていないことに驚いていると語る。

    「ある意味、彼らがもっと多くのポイントを獲得していないことに驚いている。彼らはしばらくの間、かなり安定してQ3に進出していたからね」とピエール・ガスリーは語る。

    「彼らがフェラーリと協力して開発を進めてきたのは確かだと思うし、毎週末多くのアップグレードが行われていた。クルマのペースはシーズン序盤よりもずっと強くなっている。彼らが本当に競争力があるのは明らかだ。チャンピオンシップで彼らを捕えるのは本当に簡単なことではない」

    「でも、彼らがシーズン序盤に示していたパフォーマンスとペースを元にすれば、どこかの時点で彼らを抑えるのが難しくなることはわかっていた」

    ブラジルとアブダビのどちらが、ザウバーと比較してトロロッソ・ホンダのマシンに適しているかと質問されたピエール・ガスリーは「実際に2つから1つを選ぶのは難しい」とコメント。

    「ホンダは大きなステップを果たしてはいるけど、ブラジルは大きな丘、長いストレートがあるのでかなりパワーが重要視されることはわかっている。客観的にフェラーリのパワーユニットは僕たちよりも速いからね」

    「でも、アップグレードによって、僕たちはクルマを良いウインドウに入れることができると思う。僕たちは競争的になれると思うけど、彼らも競争的だ。彼らはメキシコで2台がポイントを獲得しているし、素晴らしいパッケージであることを示してた。本当に接戦になると考えている」