カテゴリー: トロロッソ

  • トロロッソ代表 「ポイントを獲得してシーズンを締めくくりたかった」

    トロロッソ代表 「ポイントを獲得してシーズンを締めくくりたかった」

    スクーデリア・トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストが、F1アブダビGPの決勝レース、そして、1年を通じたピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーのパフォーマンスを振り返った。

    F1アブダビGPでトロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが12位でフィニッシュ、ピエール・ガスリーはトップ10まで浮上した直後にトラブルでリタイアとなり、ポイントを獲得できず。F1グランプリ全21戦を終え、コンストラクターズ選手権において33ポイントを獲得し、ランキング9位で2018年シーズンを終えた。

    「アブダビGPはトロロッソにとっていい週末とはならなかった」とフランツ・トストはコメント。

    「ピエールはとてもいいスタートを決め、13番手からレース中も順位を上げ、トップ10フィニッシュが可能なペースを見せてくれた。不運にも残り数周でリタイアとなったが、原因は今後調査していく。ピエールはスクーデリア・トロ・ロッソでの最後のレースだったが、一年を通じて素晴らしい貢献を果たしてくれ、大いに成長し、レッドブル・レーシングのシートにふさわしい姿を見せました。彼の最高のパフォーマンスに感謝しているし、今後の活躍を祈っている」

    「ブレンドンは、ウルトラソフトでスタートし、ピエールと反対の戦略を採った。不運にも、彼は1周目のターン8で起きた中団のアクシデントに巻き込まれたので、フロントウイング交換のために予定よりも早くピットへ呼ばなければならなかった。そこからリアタイヤのオーバーヒートに苦しみ、12位フィニッシュとポイントには届かなかった。LMP1からやってきて、F1のタイヤマネジメントなど、さまざまな事柄に適応するのは簡単ではなかっただろう。時には不運な場面もあった。しかし、彼はシーズンを通じて成長してくれた」

    「チームとホンダが今年取り組んできた懸命な働きに報いるためにも、ポイントを獲得してシーズンを締めくくれればよかったと思う。現場のスタッフ、そしてイタリア、日本、英国のファクトリーのみんなに感謝している。来年に向けて、また全力で取り組んでいく」

    関連:F1アブダビGP 結果:王者ルイス・ハミルトンが今季11勝目で有終の美

  • ピエール・ガスリー、マシントラブルでリタイア / F1アブダビGP

    ピエール・ガスリー、マシントラブルでリタイア / F1アブダビGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アブダビGPの決勝レースをマシントラブルによってリタイアで終えた。

    17番グリッドからスーパーソフトでスタートしたピエール・ガスリーは、第1スティントを伸ばして7番手まで順位を上げる。30周目にウルトラソフトに交換して16番手から追い上げ体制に入ったガスリーは入賞圏内となる10番手まで順位を上げていた。

    しかし、48周目にマシンから白煙が上がり、しばらくレースを続行するもコース外にマシンをストップ。来季レッドブル・レーシングに移籍することが決定しているピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダでの最後のレースをリタイアで終えた。

    ピエール・ガスリー
    「残念ながら、僕のシーズンはオーストラリアで始まったとの同じ終わり方になってしまった。最後まで走れなかったの残念でならないけど、良いレースのことは忘れないだろう。明日から新しいページ、新しいチャプターがスタートする」

  • トロロッソ・ホンダ:F1アブダビGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1アブダビGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1アブダビGPの予選でQ2進出を果たせず、ブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーは17番手に終わった。

    第21戦アブダビGPは2日目を迎え、プラクティス3と予選が行われた。ヤス・マリーナ・サーキットは好天となり、プラクティス3が開始される午後2時には気温が31℃まで上がり、路面温度も41℃と、これまでよりも暑いコンディションとなった。

    プラクティス3で、トロロッソ・ホンダの2台はハイパーソフトタイヤでコースイン。最初のアタックシミュレーションでブレンドン・ハートレーは1分40秒029、ピエール・ガスリーは1分40秒363をマークした。セッション終盤、タイヤを交換して行ったアタックシミュレーションではハートレーが1分39秒074で12番手につけた。ガスリーは1分39秒740をマークしたあと、タイムの更新を狙ったラップで他車と接触し、タイムアップを果たすことはできず15番手に終わっている。

    午後5時、気温は29℃ながら、路面温度は32℃へと下がったコンディションで予選が開始された。予選Q1では、トロロッソ・ホンダの2台は早々にコースインしアタックを開始。1セット目のハイパーソフトタイヤでのアタックで、2回のアタックを行ったガスリーが1分38秒166、1回のアタックでハートレーが1分38秒713をマークする。ハートレーはすぐに2セット目のニュータイヤに交換し、1分38秒127とタイムアップを果たした。セッション終盤、2台はニュータイヤに履き替え、セッション最後のアタックを開始。ハートレーは1分37秒994とタイムアップしたが、コンマ1秒以下の差で16番手に終わる。ガスリーは最後のアタックで、パワーユニット(PU)のトラブルによりマシンを止めるかたちで17番手のまま終了。トロロッソ・ホンダの2台は、ともにQ2へ進むことはできなかった。PUのトラブルに関しては、これから早急に分析を進められる。

    F1アブダビGP決勝レースは11月25日(日)午後5時10分(日本時間午後10時10分)にスタートする。

    ブレンドン・ハートレー (16番手)
    「今日は簡単にはいかない日だと覚悟はしていましたが、今朝の走行では12番手だったので、Q2までは進めるのではと思っていました。ブラジルGPに続きQ2に進出できなかったのは、非常に悔しいです。コースのコンディションは数時間前のプラクティスから劇的に変わってしまっていて、予選時にマシンのパフォーマンスを引き出すことができませんでした。このレースウイークは決勝でのペースを特に重視して進め、ピエールと僕との差もほとんどありませんでした。しかし、マシンに速さが足りず、バランスにもあまり満足できませんでした。午前のFP3でなにか有益なことをつかめていることを願って、明日はより最適なマシンで決勝レースに挑みたいです」

    ピエール・ガスリー (17番手)
    「トロロッソでの最後の予選でしたが、僕が臨んでいたような結果にはなりませんでした。最終コーナーでスロットルを戻したところ、コーナー出口でパワーを失ってしまいました。その周はそれまでうまくいっていたので、最後までまとめきれずとても残念です。マシンの感触はよく、タイムも前の周と比べると0.6秒速かったのですが、最後の200~300mのところでパワーがなくなってしまいました。ペースとしては12番手辺りを狙える速さで、Q3までとはいかなかったかもしれませんが、10番以内を狙う戦いはできていたはずでした。僕はこのチームに来てから本当にたくさんのことをしてもらったので、明日のレースは僕にとって特に重要な一戦となります。F1で走る最初の機会を与えてくれたチームのために、最高のかたちでシーズンの締めくくりをしたいと思っています。感謝の気持ちを伝える一番の方法だと思うので、スタートポジションは期待していた位置からではありませんが、全力で戦っていきます」

    ギヨーム・デゾテウス (トロロッソ パフォーマンスエンジニア)
    「ブレンドンはFP3を順調にこなしましたが、ガレージの反対側ではいくつかの問題が発生していました。ピエールは序盤PUの電気系トラブルに見舞われ、すぐに修復は済みましたが、最後の計測ラップのターン16でグロージャン選手とぶつかってしまいタイムを出すことができませんでした。予選セッションにおいては、私たちが計画し、望んでいた結果までには至りませんでした。ブレンドンはマシンのバランスに苦戦し、Q1を突破することができませんでした。ピエールは前周回より0.6秒速いタイムをマークしていたとき、最終コーナーでパワーを失ってしまうトラブルに見舞われてしまいました。本来ならQ2に進出するのに十分なポジションも可能でしたし、今日のマシンは10、11番手を争うのに十分なペースをみせていたと思います。今の段階ではなにが問題なのか分かっておらず、これから解析していかなければなりません。明日の決勝はマシンの状態によってはハイパーソフトでスタートする選択も可能かもしれないので、今夜はいろいろなオプションを検討し、ポイント獲得を目標に戦えるように準備したいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「非常に残念なことに、大切なシーズン最終戦の予選Q1でガスリー選手のPUにトラブルが発生しました。またハートレー選手もQ1敗退となったため、明日は2台ともに後方からのスタートとなります。PUのトラブルについては早急に状況を分析し、決勝レースに向けた準備を進めます」

  • トロロッソ・ホンダ 「計画し、望んでいた予選結果には至らなかった」

    トロロッソ・ホンダ 「計画し、望んでいた予選結果には至らなかった」

    スクーデリア・トロ・ロッソのパフォーマンスエンジニアを務めるギヨーム・デゾテウスが、F1アブダビGPのトロロッソ・ホンダの予選を振り返った。

    トロロッソ・ホンダの2台はブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーが17番手とともにQ1で敗退。ガスリイーはQ1終盤にパワーユニット(PU)のトラブルが発生したが、すでにフリー走行3回目から電気系のトラブルに見舞われてたとギヨーム・デゾテウスは語る。

    「ブレンドンはFP3を順調にこなたが、ガレージの反対側ではいくつかの問題が発生していた」とギヨーム・デゾテウスはコメント。

    「ピエールは序盤PUの電気系トラブルに見舞われ、すぐに修復は済んだが、最後の計測ラップのターン16でグロージャン選手とぶつかってしまいタイムを出すことがなかった」

    「予選セッションにおいては、私たちが計画し、望んでいた結果までには至らなかった。ブレンドンはマシンのバランスに苦戦し、Q1を突破することができなかった。ピエールは前周回より0.6秒速いタイムをマークしていたとき、最終コーナーでパワーを失ってしまうトラブルに見舞われてしまった。本来ならQ2に進出するのに十分なポジションも可能だったし、今日のマシンは10、11番手を争うのに十分なペースをみせていたと思う」

    「今の段階ではなにが問題なのか分かっておらず、これから解析していかなければならない。明日の決勝はマシンの状態によってはハイパーソフトでスタートする選択も可能かもしれないので、今夜はいろいろなオプションを検討し、ポイント獲得を目標に戦えるように準備したいと思う」

    関連:【動画】 F1アブダビGP 予選 ハイライト

  • マクラーレン 「ジェームス・キーは2019年にチームに加入する」

    マクラーレン 「ジェームス・キーは2019年にチームに加入する」

    マクラーレンは、トロロッソ・ホンダから引き抜いたジェームス・キーが2019年にチームでの作業を開始することになると述べた。

    元トロロッソのテクニイカルディレクターであるジェームス・キーは、今年7月にマクラーレンと契約。しかし、ジェームス・キーはレッドブルの姉妹チームと長期契約を結んでおり、早期リリースは拒否された。

    それ以来、ジェームス・キーは事実上の“ガーデニング休暇”に入っており、トロロッソのテクニカルディレクターの座は空席のままとなっている。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「ジェームスは来年我々のことにいる」とアブダビで述べ、ジェームス・キーとレッドブルとの間で妥協案が合意に達したことを示唆した。

    しかし、ザク・ブラウンは、ジェームス・キーが加入する正確な日付については明言を避け、2019年F1マシンの設計に貢献することはないと述べた。

    実際、2019年の開幕戦となるオーストラリアGPでジェームス・キーがマクラーレンのウェアを着ているかどうかも定かではなく、“どこかの時点”で加入すると語るにとどめている。

    「我々はそうなることをわかっていいた。もちろん、我々は彼に非常に才能があると考えて彼を雇った。仕事を開始することに興奮しているが、彼は2019年マシンに関連したインプットやコミュニケーションを行うことはない」

    「パット・フライとアンドレア・ステラ、そして、デザインチーム全体が本当にうまく仕事をしている。これは再建の旅の一部であり、適切な人材を獲得してはいるが、一夜にして実現することではない」

    ジェームス・キーは、F1で20年の経験を持ち、優秀なエンジニアの一人として評価されている。

    1998年にジョーダンでキャリアを開始したジェームス・キーは、ミッドランド、フォース・インディアとチームのオーナーシップが変更するなかで12年間在籍し、テクニカルディレクターとして2009年にはジャンカルロ・フィジケラのスパでのポールポジション獲得と2位フィニッシュを支えた。

    2010年にはザウバーに移籍。BMWが撤退してどん底にあったチームを表彰台争いができるまでに変貌させた。

    そして、2012年9月にトロロッソに加入。5年契約が期限を迎える2017年にはウィリアムズへの移籍が噂されたが、2年契約を結んでトロロッソに残ったとされている。

  • トロロッソ・ホンダ:F1アブダビGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1アブダビGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1アブダビGP初日のフリー走行で、ピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーが16番手で終えた。

    F1はシリーズ最終戦となる第21戦アブダビGPを迎えた。アブダビのヤス・マリーナ・サーキットでのグランプリは、レース中に日没を迎えるトワイライトレースとして知られ、今年で10年目を迎える。

    午後1時、天候は晴れ、気温29℃のコンディションでP1が開始された。トロロッソ・ホンダの2台は、ハイパーソフトタイヤで走行を開始し、多くの周回を重ねセッティングを進める。セッション前半、ピエール・ガスリーが1分42秒041で12番手、ブレンドン・ハートレーが1分42秒283で14番手をマーク。セッション残り30分となり、ニュータイヤでコースインした2台は、ガスリーが1分40秒671、ハートレーが1分41秒137とタイムアップを果たす。セッション終盤まで走行を続けた2台だが、終盤にガスリーのマシンのギアボックスにトラブルが発生したためピットイン。このセッションを、ガスリーは17周を周回し11番手、ハートレーは26周を周回し14番手で終えている。

    午後5時からのP2では、ピエール・ガスリーはギアボックスの交換を終え、走行に臨んだ。まずガスリーはウルトラソフトタイヤで、ハートレーはスーパーソフトタイヤでコースインし、セッティングを行った。ガスリーは1分39秒983とベストラップをマークした。その後2台はハイパーソフトタイヤに交換。予選に向けたアタックシミュレーションではガスリーが1分38秒506、ハートレーが1分38秒957とベストタイムを更新し、そのままハイパーソフトタイヤでのロングランを行った。セッション終盤には、それぞれ最初に走行したウルトラソフトタイヤ、スーパーソフトタイヤに戻し、セッティングを進めプログラムを消化。ガスリーはトータル32周を走行し11番手、ハートレーはトータル35周を走行し16番手で、P2を終えた。

    F1アブダビGP2日目は11月24日(土)、午後2時(日本時間午後7時)よりP3、午後5時(日本時間午後10時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー
    「両セッションを11番手で終えることができ、チームにとってポジティブな金曜のセッションになりました。マシンの第一印象はとてもよかったのですが、10番手以内になるためにはまだなにか足りておらず、それを解明していく必要があります。明日は大事な一日になるので、予選で最大限のパフォーマンスを出し日曜の決勝でいいレースができるよう、今夜の作業でセッティングの最適化に取り組みたいと思います」

    ブレンドン・ハートレー
    「総合的にはこのレースウイークのいいスタートを切れたのではないでしょうか。今日のセッションは、前回のレースで苦戦したロングランでのタイヤマネジメントに重点をおいて進めました。マシンにトラブルが出てしまったので、予選を想定したショートランでのハイパーソフトでは満足に走ることはできなかったのですが、ロングランでは期待していた結果が得られました。レースでのペースは期待できそうなので、予選に向けて今夜は引き続き準備進めていきたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はPUとしては特に大きなトラブルもなく、シーズン最終戦をスムーズなかたちでスタートできました。なお、P1終了後に問題の可能性があったギアボックスの交換を行いましたが、PU側では特に大きな影響はありませんでした。明日は予選に向けて、さらにセットアップを煮詰めていければと思います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「予選はよかったペースが決勝では思ったように発揮できなかった前大会の後、私たちはショートランとロングラン時のペースの違いを解明することに重点を置いて準備をしてきました。今日のセッションは、決勝レースでのペースを上げるため、解析した先週のデータを元にテストを行い、同時にショートランでのマシンのペースにも着目して走行しました。1回目の走行ではハイパーソフトでの走行を主に行い、両マシンに2セットのハイパーソフトを履かせました。ブレンドンの走行結果は、私たちが分析してきたことがほぼ証明された結果となりました。残念ながら、ピエールは最後の走行時にギアボックスにトラブルが発生してしまいました。トラブルの原因は分かっていましたが、P2でのリスクを避けるためにギアボックスを交換することにしました。P2は予選前の最後の走行セッションであると同時に、路面コンディションがレース決勝時と近くなるので、レースウイークで一番重要なセッションではないでしょうか。そこで重点を置いたのは、ロングラン用のセットアップでショートランをしたときのマシンの最適化でした。ピエールのマシンでは期待した結果が得られたのですが、ブレンドンはなかなか合わせ込むことができなかったので、まだ改善していく点があると思います。ショートランでのペースには手応えを感じることができ、ロングランでは改善する点はまだあると感じていますが、ここ最近のレースのときよりもよくなってきていると思います。予選のために、今夜まだ解析しなければいけないことが残っています。全チームが抱えている大きな問題は、ハイパーソフトタイヤの持たせ方ではないでしょうか。ロングラン時に弱いタイヤであり、そこは改善する策はなかなか見つけられていないように思います。そこが10番手と11番手からスタートする選手のレースに作用する重要なポイントとなり、11番手以降の選手にとってタイヤがこのレースでのカギとなりそうです」

    関連:2018年 F1アブダビGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ 「ショートランとロングラン時のペースの違いが課題」

    トロロッソ・ホンダ 「ショートランとロングラン時のペースの違いが課題」

    スクーデリア・トロ・ロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1アブダビGP初日の作業を振り返った。

    ジョナサン・エドルズは、トロロッソ・ホンダの現在の課題として予選でのペースを決勝で発揮できないこと挙げ、ロングラン用のセットアップでショートランをしたときのマシンの最適化に重点を置いたと語る。

    「予選はよかったペースが決勝では思ったように発揮できなかった前大会の後、我々はショートランとロングラン時のペースの違いを解明することに重点を置いて準備をしてきた」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「今日のセッションは、決勝レースでのペースを上げるため、解析した先週のデータを元にテストを行い、同時にショートランでのマシンのペースにも着目して走行した」

    「1回目の走行ではハイパーソフトでの走行を主に行い、両マシンに2セットのハイパーソフトを履かせた。ブレンドンの走行結果は、我々が分析してきたことがほぼ証明された結果となった。残念ながら、ピエールは最後の走行時にギアボックスにトラブルが発生してしまった。トラブルの原因は分かっていたが、P2でのリスクを避けるためにギアボックスを交換することにした」

    「P2は予選前の最後の走行セッションであると同時に、路面コンディションがレース決勝時と近くなるので、レースウイークで一番重要なセッションではないだろうか。そこで重点を置いたのは、ロングラン用のセットアップでショートランをしたときのマシンの最適化だった。ピエールのマシンでは期待した結果が得られたが、ブレンドンはなかなか合わせ込むことができなかったので、まだ改善していく点があると思う」

    「ショートランでのペースには手応えを感じることができ、ロングランでは改善する点はまだあると感じているが、ここ最近のレースのときよりもよくなってきていると思う。予選のために、今夜まだ解析しなければいけないことが残っている」

    「全チームが抱えている大きな問題は、ハイパーソフトタイヤの持たせ方ではないだろうか。ロングラン時に弱いタイヤであり、そこは改善する策はなかなか見つけられていないように思う。そこが10番手と11番手からスタートする選手のレースに作用する重要なポイントとなり、11番手以降の選手にとってタイヤがこのレースでのカギとなりそうだ」

    関連:
    ・F1アブダビGP フリー走行2回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム
    ・F1アブダビGP フリー走行1回目:マックス・フェルスタッペンがトップ

  • トロロッソ・ホンダ:F1アブダビGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1アブダビGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 最終 あぶだびGPへの意気込みと、ヤス・マリーナ・サーキットについて語った。

    21戦で争われた2018年のF1シーズンもいよいよ最終戦を迎える。舞台となるヤス・マリーナ・サーキットはヘルマン・ティルケの最新作として2009年に登場。マリーナを周回する一部市街地を利用した高速レイアウトはモナコさながらの魅力を持っている。

    太陽の下でスタートし、日没をはさんでナイトレースへと移行するグランプリであり、日没の暗さを避けるため、人工照明はスタート時から点灯される。

    ピエール・ガスリー
    「僕にとってはトロロッソでの最後のレースとなるので、非常に特別な週末になります。日曜日にはきっと、とても感慨深い気持ちになるでしょう。このチームで長い時間を過ごしてきましたし、僕がいつまでもトロロッソファミリーであるということはこれからも変わりません。彼らと過ごせた時間を大切に思っていますし、それだけに、最後のレースとなるアブダビでいい結果を残せることを願っています。とても好きなサーキットでもあるので、今シーズンで最高の走りをみせるつもりです。アブダビでは、GP2シリーズにおいて2度のポールポジションと優勝を挙げており、いつもいい成績を残してきました。GP2シリーズのタイトルを決めたのも、ここアブダビでした。大好きなサーキットですし、トワイライトレースは常にドライバーを特別な気持ちにさせてくれます。なんといってもシーズン最後のレースですし、みんながワクワクして、パドックはいつも以上に特別な雰囲気に包まれます。すばらしい雰囲気の中で、シーズンが終わったことを実感するのが待ちきれません。このサーキットではいくつかチャレンジングな箇所があります。特に、コーナーが続く最終セクターでは、いいリズムをつかむことが重要です。最初の2セクターにはロングストレートと高速のロングコーナーが設置されていますが、僕が好きなのはなんといっても最終セクターです。テクニカルなレイアウトなので、ドライバーの腕の見せ所になります。今週末、いいリザルトを獲得できることを願っています。チームにお別れを言うのに、それ以上のやり方はないですから」

    ブレンドン・ハートレー
    「今シーズン最後のレースに、ポジティブな心構えで臨みます。過去数レースでは、マシンに十分な戦闘力がなかったときも含めて、いい走りをみせることができました。直近のパフォーマンス、そしてこのシーズンを通して自分が遂げられた成長に満足しています。今年最後となるレースでは、できるだけ上位のリザルトを獲得することを目指します。ヤス・マリーナは市街地コースとしての魅力が存分に詰まった、面白いサーキットです。最終コーナーには、ホテルの真下を通り抜けるセクションも用意されています。起伏が少なく、オーバーテイクするのが若干難しいレイアウトだと言えるかもしれません。ここでは、リアタイヤのコントロールが困難な最終コーナーを含め、予選、レースを通してタイヤマネージメントが非常に重要です。この課題に関してはブラジルでも苦しめられましたし、その理由を解明する必要があるでしょう。我々にはホンダの最新型PUがありますし、予選で好グリッドを獲得できる可能性は十分にあるはずです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「新たにトロロッソと一緒に歩んだ2018年シーズンの最終戦、アブダビGPを迎えることとなりました。この一年の戦いの中で、我々ホンダのメンバーはトロロッソのメンバーと一緒にさまざまなことを学んできました。それらの学びを活かし、この最終戦に臨みたいと考えています。レースが行われるのは、中東・アラブ首長国連邦のアブダビにあるヤス・マリーナ・サーキットです。1kmを超えるストレートがあるものの、多くの90度コーナーを擁す最終セクターが組み合わされ、比較的ポジションアップが難しいことと、夕方にレースがスタートするトワイライトレースとなるのが特徴です。第2戦バーレーンではいい結果を残すことができましたし、同じ中東のアブダビでも、今季を締めくくる戦いで最善を尽くして、いい結果を得られればと思います」

    関連:2018年 F1アブダビGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ブレンドン・ハートレー、ガスリーのチームオーダー無視を非難

    ブレンドン・ハートレー、ガスリーのチームオーダー無視を非難

    トロロッソ・ホンダのドライバー間の関係は最終戦アブダビGPを前に冷え切っているようだ。

    ブレンドン・ハートレーは、ピエール・ガスリーは2018年に何度もチームオーダーから恩恵を受けていたとし、F1ブラジルGPでのチームオーダー無視についてのガスリーの“素晴らしいスピーチ”は空々しく聞こえたと挑発した。

    前戦F1ブラジルGPで11番手のピエール・ガスリーの後ろを走行していたブレンドン・ハートレーは、自分の方がフレッシュで柔らかいタイヤを履いているとしてチームに順位を入れ替えるよう要請した。

    しかし、ピエール・ガスリーはチームオーダーを無視。ブレンドン・ハートレーは、フィニッシュ直前になってようやく前に出たが、11位でフィニッシュしてポイントを獲得することができなかった。

    レース後、ピエール・ガスリーはポイント圏外を走っているときに順位を入れ替えることに意味を見い出せなかったとメディアに語った。

    「このポジションにいるときはレースをするべきだと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「彼の方が速くて、彼が自分で僕をオーバーテイクできるのであればOKだと彼らに伝えたけど、何らかの理由で彼は10周くらいそうしなかった。僕にはわからないけどね。でも、その後、最後に燃料に関してあのような重大な状況になったので、残り2周でそうした」

    最終戦アブダビGPを前にピエール・ガスリーのコメントについて質問されたブレンドン・ハートレーは当惑していると語った。

    「ピエールはチームオーダーについてメディアに素晴らしいスピーチをしていたね」とブレンドン・ハートレーは Autosport にコメント。

    「僕は過去に何度も彼を先に行かせてあげたのに、彼は同じことをしなかった。僕はポジションを譲るだけでなく、彼やチームがポイントを獲得する手助けをするために自分のレースを妥協したこともあったのにね」

    「最終的に、彼を捕えるには長い道のりだけど、僕がそこに着いたときに彼は先に行かせてくれるだろうと伝えられていた。そして、ラップ毎にターン4で彼は僕を前に出してくれるだろうと言われていた」

    「僕の方がタイヤ、燃料のマネジメントで良い仕事をしていたし、レースでは彼よりも優れたレースペースがあった。そうはならなかったけど、チームは前の誰かに問題が起これば僕にポイントを獲得するチャンスがあると見ていた」

    ザウバーのシャルル・ルクレールは、ピエール・ガスリーが7位入賞を果たしたモナコGPで、トロロッソ・ホンダがブレンドン・ハートレーを使ってガスリーのライバルを抑えていたことを示唆している。

    ブレンドン・ハートレーは、これまでトロロッソ・ホンダにスペアパーツが不足していたことで無理な戦いをしてなかったとし、そのことがピエール・ガスリーがブラジルでチームオーダーを無視したことをさらに不快にさせていると語った。

    「チームが僕たちにレースをしろと伝えたら、それが僕たちがやることだ。でも、チーム観点では、新しいエアロキットのスペアパーツがないときは、戦うことはあまり意味のないことだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕はレースのために全力を尽くしているけど、レースをしてはいけないと伝えられれば、チームオーダーに反して、クルマにダメージを負うようなリスクは冒さない。僕たちには多くのスペアパーツがないんだからね」

    ブレンドン・ハートレーは、ピエール・ガスリーから説明があることを期待していたが、それを得ることはできなかったと明かす。

    「ミーティングでチームの立場はかなり明らかだったし、議論すべきことはそれほど多くはなかった」とブレンドン・ハートレーは付け加えた。

    「今シーズン序盤の中国で彼が僕に後ろにいて衝突してしまった後、僕たちには非常に明確なチームオーダーのガイダンスがあるはずだ」

    ピエール・ガスリーは、ここまで29ポイントを獲得し、2019年にレッドブル・レーシングに移籍することが決定している。一方、4ポイントしか獲得できていないブレンドン・ハートレーはF1を後にする可能性が高い。

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソはすべてを見直す必要がある」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソはすべてを見直す必要がある」

    ピエール・ガスリーは、トロロッソは今週末のF1アブダビGPに向けて“すべてを見直す”必要があると語る。

    ピエール・ガスリーは前戦ブラジルGPで予選Q3進出を果たしたが、決勝ではトロロッソ・ホンダのどちらのドライバーもポイントを獲得することができなかった。

    ピエール・ガスリーは、この段階ではトロロッソが苦戦した理由を突き止めることができていないと語る。

    「ブラジルが本当にパワーセンシティブなトラックであることはわかっている。特に最終ストレートの上り坂のセクションはね。でも、僕たちは全体的なパフォーマンスにかなり失望していると言っていいだろう」とピエール・ガスリーはコメント。

    「予選は違った。Q3に進出できたのは素晴らしかったし、決して簡単なことではなかった。でも、レースでのパフォーマンスは本当に悪かったし、現時点であまりその答えは得られていない。僕たちは全てを見直す必要がある」

    ピエール・ガスリーは、ホンダはルノーと同等だと考えており、パフォーマンス差がエンジンだけにあったとは考えていない。それでもメルセデスとフェラーリとの差を埋めるためにはやらなければならない作業が残っているとガスリーは考えている。

    「僕たちはそれを補うためにダウンフォースを削ろうとしたけど、そうなるとコーナーで少し苦しむことになってしまったし、スライドして、デグラデーションが高くなってしまった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「エンジンにアドバンテージがあれば、ストレートでタイムを出すことができるし、そこで築いたギャップによってコーナーを少し遅くても最終的に良いラップを刻むことができる。タイヤへのエネルギーを抑えることができるし、タイヤの温度ははるかに下がる」

    「現時点ではまだメルセデスとフェラーリのエンジンに差をつけられているし、それはルノーとホンダを少し難しい状況に置いていると思う」

    「僕は現時点でホンダがキャッチアップするために何をしているかを知っているし、これ以上僕たちにできることはない」

    「僕たちは現時点でパフォーマンスを不足している場所がどこかをわかっているし、彼らもそれをわかっている。彼らはそれを本当に客観的に把握しているし、僕は彼らが来年に向けてやれる限りのことをやっているのを知っている」

    「アブダビでの最終戦ではないけど、来年に向けてアップデートが得られると思う。でも、彼らは本当に懸命にプッシュしているし、来年僕たちはさらなるステップを果たすと思う」

    「数週間や数カ月でデルタを回復することはできない。彼らに時間を与える必要もあると思う」

    019年にレッドブル・レーシングへの移籍が決まっているピエール・ガスリーにとって、F1アブダビGPはトロロッソ・ホンダと戦う最後のグランプリ週末となる。

    ピエール・ガスリーは、チームとの最後のレースで良い結果を残してチームを去りたいと考えていると語る。

    「特別な週末になるだろう。トロロッソとの最後のレースだし、一緒に最後のレースに挑む日曜日は感情的なものになるだろう」とピエール・ガスリーはコメント。

    「でも、一度このチームの一員になれば、ずっとトロロッソ・ファミリーの一員だと僕は思っている。僕たちが一緒に過ごした時間には本当に感謝しているし、アブダビで元気よく終えられることを願っている。精一杯努力するつもりだ。特にこのトラックは本当に好きなトラックだしね」

    「ここではいつもうまくやってきた。GP2では2度のポールと1勝を挙げているし、GP2選手権のタイトルを獲得したのはこのトラックだった。だから、好きなトラックだし、暗闇のなかでレースをするのはいつも特別な感覚だ。それにシーズン最終戦ということでバドックのムードも素晴らしいし、全員がちょっと興奮して盛り上がっている。本当に素晴らしい雰囲気だし、レースが終われば、シーズンが終わったことを実感する」

    「トラック自体に関しては、いくつか挑戦がある。特に最終セクターは多くの方向転換があって非常にテクニカルだし良いリズムで入っていく必要がある。サーキットには2つの異なる特性がある。最初の2つのセクターはロングストレートと高速のロングコーナーが特と湯的だ。でも、最後のテクニカルな部分が一番好きだし、ドライバーが差を生み出せる場所だ」

    「僕たちにとって良い週末になって、素晴らしい結果でみんなにさよならを伝えられることを願っている」

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