カテゴリー: トロロッソ

  • ピエール・ガスリー 「セパンでF1デビューを果たすことに興奮している」

    ピエール・ガスリー 「セパンでF1デビューを果たすことに興奮している」

    F1マレーシアGPでトロ・ロッソから参戦することが決定したピエール・ガスリーが、F1デビューにむけての意気込みを語った。

    レッドブルの育成ドライバーであり、昨年GP2でチャンピオンを獲得し、今年も初参戦のスーパーフォーミュラでタイトル争いを繰り広げているピエール・ガスリー。

    トロ・ロッソは26日(火)、レギュラードライバーのダニール・クビアトに代えて、ピエール・ガスリーがF1マレーシアGPに出場することを発表。次戦F1日本GPも参戦することが決定しており、ピエール・ガスリーにとっては2018年にトロ・ロッソでのフル参戦をかけたトライアウトとなる。

    「心配はしていない。今週末、セパンでデビューを果たすことに興奮している」とピエール・ガスリーはコメント。

    「このために準備してきたし、F1にたどり着くために頑張ってきた。この機会を得られたことをとても嬉しく思っている」

    「これまでやってきたこととはまったく異なるものになるのはわかっているし、他のドライバーはシーズンを通してレースをしてきているので、慣れるためのことや学ばなければならないことがたくさんある。スーパーなチャレンジだし、スタートを切るのが待ち切れない」

    「セパンでレースをしたことはある。去年のGP2のレースではポールポジションを獲得しているし、もちろん好きなトラックだ」

    「湿度が高くてとてもタフだけど、フィジカル面の準備はできている」

    ピエール・ガスリーは、2014年まで小林可夢偉がつけていたカーナンバー10を着けてF1デビューを果たす。

    関連:
    ・2017 F1マレーシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
    ・トロ・ロッソ、ピエール・ガスリーのF1マレーシアGPでの起用を正式発表

  • ピエール・ガスリー、小林可夢偉が着けていた“カーナンバー10”を選択

    ピエール・ガスリー、小林可夢偉が着けていた“カーナンバー10”を選択

    ピエール・ガスリーは、トロ・ロッソでF1デビューを果たすマレーシアGPにむけてレースナンバーとして過去に小林可夢偉がつけていた“10番”を選択した。

    トロ・ロッソは26日(火)、F1マレーシアGPでダニール・クビアトに代えてピエール・ガスリーを起用することを発表。ガスリーはF1日本GPでもSTR12でレースに出場するとみられている。

    2014年に発表されたF1レギュレーションでは、ドライバーはF1キャリアを通して固定ナンバーを着けることになっており、2~99の中から数字を選ぶことができる。

    ピエール・ガスリーは、2014年にケータハムで小林可夢偉が使用していたカーナンバー10を選んだ。

    ドライバーのナンバーは、最後のF1レースから2年間はプロテクトされている。そのため、小林可夢偉が使用していたカーナンバー10は使用可能となっていた。

    ピエール・ガスリーは、フォーミュラ・ルノー2.0でタイトルを獲得した2013年にカーナンバー10を着けていた。

    トロ・ロッソは、今シーズンの戦いぶりをみてピエール・ガスリーを2018年のレースドライバーに起用するかを評価していく。

    関連:トロ・ロッソ、ピエール・ガスリーのF1マレーシアGPでの起用を正式発表

  • カルロス・サインツ:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    カルロス・サインツ:2017 F1マレーシアGP プレビュー

    カルロス・サインツが、F1マレーシアGPへの意気込みを語った。

    カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)
    「まだ前戦シンガポールでの4位フィニッシュの興奮が冷めやらないし、マレーシアで大きな後押しになるのは確かだ! チームと今までのF1のベストリザルトを達成できたのは素晴らしい気分だし、僕たちはとても頑張ってきた。間違いなくそれに相応しい!」

    「今週、ソーシャルメディアでそれを思い出させてくれるたくさんの動画を見たし、お気に入りはラインを通過して、エンジニアを無線でお祝いしているやつだ・・・BOOMSHAKALAKA!」

    「そして、今はマレーシアにむけて準備は整っている。良い思い出があるし、15番手スタートして8番手でフィニシュするというF1で初めて挽回した2015年のレース週末は特にね・・・セパンの天候はいつも特別だ。いつも雨が降りそうだし、太陽が出ていると思ったら、1分後に突然降っても不思議ではない。特に午後はね! そうは言っても、僕はまだレースをしているときに雨に降られたことはない。今年はそれを経験することになるのかな?」

    関連:2017 F1マレーシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロ・ロッソ、ピエール・ガスリーのF1マレーシアGPでの起用を正式発表

    トロ・ロッソ、ピエール・ガスリーのF1マレーシアGPでの起用を正式発表

    トロ・ロッソは、F1マレーシアGPでダニール・クビアトに代えてピエール・ガスリーを起用することを正式発表した。

    昨年のGP2チャンピオンであるピエール・ガスリーは、今年日本でチーム無限からスーパーフォーミュラに参戦。最終戦を残りしてランキング2位につけている。

    今回、シートを失うことになったダニール・クビアトだが、トロ・ロッソが発表したプレスリリースではレッドブル・ファミリーの一員として残るとされている。

    スーパーフォーミュラの最終戦は、F1アメリカGPと日程が重なるが、F1マレーシアGP以降、どのようなドライバー体制を採っていくかはまだ明言されていない。

    ピエール・ガスリー

    「僕のモーターレーシングキャリアで今回のチャンスを得る手助けをしてくれた全員、そして、特にレッドブル、ヘルムート・マルコ、そして、スクーデリア・トロ・ロッソに感謝したい…これは僕にとって素晴らしい機会だ。出来る限りの準備はできていると感じている。今年、レッドブル・レーシングのサードドライバーの役割でも準備をしなければならなかったしね。今後のレースでスクーデリア・トロ・ロッソと一緒に良いパフォーマンスを発揮できるように全力を尽くしていく」

    フランツ・トスト (トロ・ロッソ チーム代表)
    「スクーデリア・トロ・ロッソは、ジュニアプログラムからF1に若手を導くために設立された。それはピエールに今回のチャンスを与えることによって我々がやっていることだ。彼はこの機会のためにレッドブルで次に並んでおり、彼は2016年にGP2でタイトルを獲得し、今年日本でスーパーフォーミュラで高い競争力を発揮して、それに値することを示してきた。実際に彼はリーダーから0.5ポイント差とタイトルを獲得するチャンスがある。ドライバー変更は、より多くの情報に基づいて2018年のドライバー選択を決定する機会を我々に与えてくれる。様々理由、そのいくつかは技術的な問題によるものだが、それ以外は自分自身でのミスもあり、ダニール・クビアトは、今年ここまで本来の彼のポテンシャルを示していない。今後のレースで彼を外すのはそれが理由だ。これにより、適切なレース週末にピエールを評価する機会を得ることができる」

    関連:ピエール・ガスリー、小林可夢偉が着けていた“カーナンバー10”を選択

  • ピエール・ガスリー、クビアトに代わってF1マレーシアGPに出場?

    ピエール・ガスリー、クビアトに代わってF1マレーシアGPに出場?

    ピエール・ガスリーが、F1マレーシアGPでダニール・クビアトに代わってトロ・ロッソでF1デビューを果たす可能性が報じられている。

    トロ・ロッソからの正式は発表はなされていないが、複数の情報筋によると、今週末のF1マレーシアGPでドライバー交代が予定されているという。
    Autosport は、レッドブルの上層部がピエール・ガスリーを2018年にフルタイムのドライバーとして起用するべきかを評価するために早めにレースシートに座らせる決定をしたと報じている。

    これまでの噂は、2018年にルノーへの移籍が決定しているカルロス・サインツがF1マレーシアGPでルノーに移籍し、その後任としてピエール・ガスリーがレースシートに昇格するというものだった。

    しかし、ジョリオン・パーマーは今シーズンの残りのレースを走るとみられており、カルロス・サインツの早期移籍の可能性は薄れたとされている。

    カルロス・サインツは、F1シンガポールGPで4位入賞を果たし、トロ・ロッソは52ポイントでコンストラクターズ選手権6位につけている。5位のウィリアムズは59ポイント、7位のルノーは42ポイントと、中団争いは激化している。

    今シーズン、ダニール・クビアトは4ポイントしか獲得できておらず、トロ・ロッソの52ポイントのうち、カルロス・サインツが48ポイントを稼いでいる。

    そのため、トロ・ロッソはカルロス・サインツの放出に消極的であり、代わりにダニール・クビアトに代えてピエール・ガスリーをレースシートでトライアウトすることに決めたという。

    報道によると、ピエール・ガスリーは、F1マレーシアGPとF1日本GPの2レースに参戦するという。オースティンでのF1アメリカGPは、日本のスーパーフォーミュラの最終戦と日程が重なっており参戦はできない。

    そのため、F1アメリカGPではダニール・クビアトがレースシートに復帰する可能性が高いが、レッドブルは残りのメキシコ、ブラジル、アブダビのどのような計画を立てるかは定かではないという。

    先週末のSUGOでのスーパーフォーミュラのレースで2位表彰台を獲得し、最終戦を残してトップからわずか0.5ポイントでランキング2位につけているピエール・ガスリーは、今季F1スポット参戦の可能性について「何も言えることはない。まずはスーパーフォーミュラ最終戦の鈴鹿に参戦する予定だし、チャンピオンシップでタイトルを獲るためにいい位置にいるのでベストを尽くしたい。これが当面のターゲットだ」と語っていた。

    関連:
    トロ・ロッソ、ピエール・ガスリーのF1マレーシアGPでの起用を正式発表

  • 「ホンダを搭載するトロ・ロッソが理解できない」とヴィルヌーヴ

    「ホンダを搭載するトロ・ロッソが理解できない」とヴィルヌーヴ

    トロ・ロッソは、近い将来、ホンダのF1エンジンを搭載するという決断の代償を払うことになると元F1チャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは考えている。

    トロ・ロッソは、マクラーレンとのパートナーシップを解消するホンダと2018年から3年契約を結び、ワークスチームになる。だが、マクラーレンは契約の一環としてホンダから年間1億ドルを受け取っていたとされているが、トロ・ロッソはホンダから資金注入を受けないとされている。

    たださい、ホンダは無料でエンジンを供給するため、トロ・ロッソには実質的に財政的な利益を得ることになる。

    しかし、2000年からで2003年までBARでホンダのF1プログラムの一員だったジャック・ヴィルヌーヴは、2015年以降のマクラーレンの境遇を考えれば、トロ・ロッソは無料でエンジンの供給を受けたとしてもそれを上回る代償を払うことになると主張する。

    「トロ・ロッソが理解できない」とジャック・ヴィルヌーヴは Autosport にコメント。

    「彼らはこの3年間で何が起こってきたかを見てきたはずだ」

    「OK、口座にはより多くの資金がある。だが、最後尾を走るためのものか? 遅く走るためにお金を得たとしても、2年後には代償を払うことになる」

    「チームが遅いペイドライバーを起用しようとするのと同じだ。2年後、彼らは死んでしまうだろう」

    「注意しなければならない。マクラーレンは、マクラーレンだから生き延びた。今、話をしているのはトロ・ロッソだ」

    「大きなギャンブルだ。他の誰かがエンジンを作り、ホンダがそれに名前を付けない限りはね。私はそれは可能だと思う」

    だが、ホンダにはライバルメーカーにエンジンを組み立てさせてバッチをつける意向はなく、現在の仕様を進化させた2018年仕様のパワーユニットの開発に専念している。

    マクラーレンとの3年間のパートナーシップが解消に至った根本的な理由は信頼性とパフォーマンス不足だった。だが、ホンダは、今年から得たゲインによって、2018年にはパフォーマンスが上向くことを期待している。

    しかし、ホンダが状況を好転させることができるかと質問されたジャック・ヴィルヌーヴは「なぜ? 彼らにそれができることを示唆する何かを見たことがあるか?」とコメント。

    「彼らには新しいエンジンが必要だ。プロジェクト全体が間違って始まった」

    「完全に変更する必要がある。トロ・ロッソのような小さなチームなら、さらに難しくなるだろう」

    ホンダは2008年にF1から撤退したが、第3期となる当時のV8エンジンもメルセデスより70馬力劣ると言われていた。

    そして、撤退から5年が経った2013年にホンダはF1復帰を発表して2015年から参戦。だが、ライバルメーカーは2014年に導入された現行のV6ターボ・パワーユニットの開発を2010年からスタートしていた。いわば、基本となる技術力がすでに劣った状態で、開発で3年、実戦で1年の遅れがある。

  • ショーン・ゲラエル、2019年のトロ・ロッソのF1シート獲得に全力

    ショーン・ゲラエル、2019年のトロ・ロッソのF1シート獲得に全力

    ショーン・ゲラエルは、2019年のトロ・ロッソのF1シートを獲得するために全力を尽くしていくと語る。

    今年F2に参戦するインドネシア出身のショーン・ゲラエル(20歳)は、F1シンガポールGPのフリー走行1回目に出走し、トロ・ロッソとF1グランプリ週末を果たした。今後もあと3回のフリー走行1回目で走ることが予定されている。

    また、バーレーンとハンガリーでのインシーズンテストにトロ・ロッソから参加したショーン・ゲエラレルはシーズン終了後のアブダビでもテスト参加が予定されている。

    ショーン・ゲラエルは、それらのF1活動で印象付けるだけでなく、スーパーライセンスの資格を得るためにF2でも成績を残さなければならない。

    「スーパーライセンスポイントを獲得するために本当に良い結果を出す必要があることはわかっているし、ポイントだけでなく、全体的に良い結果を残さなければならない」とショーン・ゲラエルはコメント。
    「来年、それができることを願っている。全力で頑張っていくし、来年もトロ・ロッソのテストプログラムを継続して、2019年に何かをもたらせることを願っている」

    ショーン・ゲラエルは、今年のF2でランキング15位につけており、今シーズンのベストリザルトは前戦モンツァでの5位となっている。

    ショーン・ゲラエルは、モンツァでの結果をきっかけにして、シーズン終了までに力強い走りをしてきたいと語る。

    「正直、難しいスタートだった。僕たちのペースはいつも比較的良いけど、僕たちが多くの問題を抱えてきた。1日目から信頼性に問題があった」

    「判断するのはとても難しい。ありがたいことに、いくつかのレースではペースを示すことができているし、レース2ではいつも何かを示している」

    「モンツァはかなりクリーンな週末だったと思うし、最後の2レースにむけて自信の後押しになったと思う」

    「最後の2レースではもっと良い仕事ができることを願っている」

    ショーン・ゲラエルの父リカルド・ゲラエルは、ケンタッキーフライドチキンのインドネシア法人であるKFCジャゴニャ・アヤムの代表を務めている大富豪であり、F1ハンガリーテスト後には2018年にトロ・ロッソがケンタッキーフライドチキンのカラーリングに変更になるとの噂が広まった。

  • トロ・ロッソ、ホンダの育成ドライバーの起用も視野

    トロ・ロッソ、ホンダの育成ドライバーの起用も視野

    スクーデリア・トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、2018年のドライバーラインナップに関して、新たにエンジンパートナーを務めるホンダの要望も検討していくと語っている。

    トロ・ロッソは、ルノーとのパートナーシップを解消し、2018年からホンダとの3年契約を結んだ。同時に、リードドライバーであるカルロス・サインツをルノーへのローン移籍というカタチで失うことになった。

    今年、トロ・ロッソは、カルロス・サインツとダニール・クビアトを起用している。ロシアでのマーケティング効果が期待されるダニエール・クビアトは2018年も残留すると考えられており、カルロス・サインツの抜けたシートにはレッドブルの育成ドライバーであるピエール・ガスリーを昇格させるとみられている。

    しかし、2018年のラインナップを確定する前に、ホンダを含めた全ての関係者の意見を考慮していくとフランツ・トストは述べている。

    「現在、我々にはダニール・クビアトとカルロス・サインツという非常に成功した競争力のある2人のドライバーがいるし、彼らは我々と一緒にシーズンを終えることになると思っている」とフランツ・トストはコメント。

    「来年のドライバーに関しては、レッドブルと一緒に決定していくし、もちろん、我々のパートナーからの要望も考慮していく」

    本田技研工業の八郷隆弘社長は、トロ・ロッソの契約発表のプレスリリースで「トロ・ロッソは、才能あるドライバーを数多く輩出してきた若さと勢いのあるチームで、彼らと共にチャレンジできることを、とても嬉しく思います」とトロ・ロッソの若手育成能力に期待をしている。

    ホンダは、現在F2に参戦する松下信治のキャリアを支援してきた。松下信治は過去3年間、マクラーレンのジュニアプログラムの一員でもあった。

    松下信治は2018年のトロ・ロッソのシートにリンクされているが、F1参戦に必須な40ポイントのスーパーライセンスポイントをあと36ポイント獲得する必要がある。

    現在、松下信治は115ポイントを獲得してランキング6位につけている。スーパーライセンスの資格を得るには3位以内に入る必要があるが、残り2ラウンドで3位との差は37ポイントと非常に厳しい状況となっている。

    もう一人のホンダの育成ドライバーである福住仁嶺は今年GP3に参戦。現在6ポイントとスーパーライセンスポイントはあと34ポイント必要。GP3ではチャンピオンを獲得しても25ポイントしか与えられないため、今年それを達成するのは不可能。

    そのため、ホンダの育成ドライバーの二人は、2018年にトロ・ロッソのリザーブドライバーの役割が現実的ではあるが、今年、トロ・ロッソはインドネシアの巨額の支援をもつショーン・ゲラエルを4戦のフリー走行1回目に起用するなど、それ以外の候補者もいる。

    松下信治はF2で3年、福住仁嶺はGP3で2年を過ごしている。2018年にホンダが2人のドライバーをどのシリーズに参戦させるかも注目が集まる。

    レッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソは、レッドブルのジュニアドライバーの育成の場として存在しており、過去にセバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ハイメ・アルグエルスアリ、ジャン・エリック・ベルニュといったドライバーをF1デビューさせてきた。しかし、2008年にはセバスチャン・ブルデーを起用するなど、レッドブル以外のドライバーを起用した過去があり、その際には佐藤琢磨も最終候補に残っていた。

  • トロロッソ・ホンダ誕生:FIA公式記者会見

    トロロッソ・ホンダ誕生:FIA公式記者会見

    ホンダとスクーデリア・トロ・ロッソのパートナーシップが発表され、2018年から『トロ・ロッソ ホンダ』が誕生することになった。

    ホンダは15日(金)のF1シンガポールGPのフリー走行1回目終了後、今シーズン限りでマクラーレンとのパートナーシップを解消し、2018年からトロ・ロッソを“ワークスチーム”とした1チームへの供給体制をとっていくことを正式発表した。

    金曜日に予定されていたFIA公式記者会見は、当初、第一部でザック・ブラウン(マクラーレン)、シリル・アビデブール(ルノー)、オットマー・サフナウアー(フォース・インディア)、第2部には長谷川祐介(ホノダ)、フランツ・トスト(トロ・ロッソ)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル)の参加が予定されていた。

    しかし、会見の直前にFIAが出席者と会見の順番の変更を発表。第一部には本田技研工業のブランド・コミュニケーション本部長の森山克英、モータースポーツ部長の山本雅史、そして、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストが参加。『トロロッソ・ホンダ』の誕生記者会見となった。

    森山さん、今日、マクラーレンとの離別およびトロ・ロッソとの提携が発表されました。ホンダの代表として、この件についてコメントしてもらえますか?
    ホンダのモータースポーツを統括しており、ホンダの代表としてここに出席させていただいている森山です。まず質問にお答えする前に、今回短期間で交渉をまとめるにあたりご協力をいただいたFIAおよびリバティメディアに感謝するとともに、このような場を与えてくれたことに感謝を申し上げたい。マクラーレンとは、高い志を掲げてパートナーシップを始めたが、目標に到達する前にこうして関係を終えることは非常に残念だ。また、その非常に大きな理由として我々のPUが目標としていたパフォーマンスに到達できなかったことがあることは非常に残念に思っている。
    ただ、来年からトロ・ロッソという、有能な若手ドライバーを多く輩出してきた経験豊富で勢いのあるチームと、新たなスタートを切れることはとても光栄に感じている。また、ホンダ F1にとって新たなの幕開けになると思うし、今から来年の開幕を心待ちにしている。

    森山さん、ここ数ヶ月、ホンダの役員会議で撤退を検討しているという噂が出ていたが、それは本当か?また、なぜ最終的にホンダはF1に残ることを選択したのか。
    ホンダにとってF1は、非常に特別なものだ。創業者の本田宗一郎が参戦を夢に描いていたところから始まり、50年以上もの関わりを持っている。いまやホンダにとってF1は大きな企業文化であり、DNAである。確かに、今は非常に厳しいタイミングにあり、社内でも厳しい議論があったことは事実だ。誰もが現状で満足しているわけではなく、その苦境をどう脱するかと言うことについて議論したと言うのが事実で、状況を改善するためにどうするかということを議論してきた。よって、撤退と言うことは一言も出ていない。このような苦境にチャレンジして乗り越えることこそホンダのチャレンジングスピリットであると思っているし、ここで、しっかりチャレンジングスピリットを発揮することが大切なことで、来年のトップ3に加われるところまでのレベルを達成することが我々にとっての目標だ。

    山本さん、あなたが実際にマクラーレンやトロ・ロッソとの交渉を行っていた人だと思うが、どのようなことが実際に起こっていたのかを教えて欲しい。
    今シーズン、信頼性とパフォーマンスの改善が目標に届かないなか、シーズン当初から、マクラーレンからはパートナーシップの解消の話が出ていた。ただ、ホンダとしては関係継続を望んでいたが、最終的にはマクラーレンと来年一緒にレースができないことは残念に思っている。ただ、皆さんもご存知の通り、イタリアGP前後から時期的に厳しい状況になって言ったのは事実で、その前後から今回の話が急速に進んだ。ご存知の方も多いかも知れないが、昨年のUS GP以降、レッドブルのヘルムート・マルコ氏とコミュニケーションを取る機会があり、日本でレッドブルカラーのピエール・ガスリー選手がやスーパーフォーミュラに参加してくれている。そのような関係でマルコ氏とグランプリの際に時折彼と話す機会があり、イタリアGPの前後でトロ・ロッソの話をいただいた。トストさんは日本に滞在したこともあり、日本の歴史を理解してくれていると思っており、トロ・ロッソも若手のいいチームであることを認識していて、今後トストさんのチームと一緒に仕事をすることを楽しみにしている。

    山本さん、ホンダはここまでの3年間非常に厳しい時期を送っているが、トロ・ロッソとなら成功できると思うのはどのような背景からか。
    これからトロ・ロッソとは時間のない中、パートナーシップとしてはいい関係を築けると感じている。一つは、トロ・ロッソはF1に対して非常にピュアで、ホンダのレーシングスピリットに似ていると思っている。時間のない中、互いにコミュニケーションを良くして、来年に向けた準備を進めていきたい。

    山本さん、ここまでの3年間で、ホンダとしてF1で何を学んだと思うか?
    私は昨年4月からこの仕事をしているが、F1を通じて最も思うことが、世界トップレベルのカテゴリーであることで、チームと関係を構築していくことが国内のレースと比べて非常に難しいと感じている。特にマニュファクチャラーとしては、最先端のテクノロジーの部分が非常に難しい、ホンダとして参戦が1年遅れたことで後れを取っているというところで、いま必死で挽回しようとしている。そういったところではテクノロジーも非常に高度で難しいということを感じている。

    山本さん、ホンダは過去3年のF1で成功を収めていないが、どうして次の3年で成功が出来るという自信があるのか?
    自信があると言うことではなく、話し合いの中で、トストさんとは、先ほど言ったようにモータースポーツに対する姿勢がホンダと非常に近いというところがあり、そういった関係で今回レギュレーション変更前の2020年までという契約を勧めた。

    森山さん、ホンダはトロ・ロッソをパートナーとして、今後3年を戦うことになるわけだが、日本の他メーカーがF1に参戦してもらうために、F1は何をしなければいけないと思うか?
    今、日本ではF1はTVの地上波で放送されていない。衛星放送を通じて有料で見られるという環境なので、そこが一番大きなところだと思う。ホンダとしてもプロモーション活動を強化しながら、しっかりとお客様にリーチしなくてはいけないと思っている。

    山本さん、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズがF1チームに対してハイブリッドの一部の技術の提供を行ってきたと思うが、その関係は継続するのか?
    マクラーレン・アプライド・テクノロジーズとは関係が継続する。ただ、現在、ホンダとしてほとんどのパーツを自前で作れるようにしようと動いているので、関係は少し続くが、いずれは自前でできるようにしようと思っている。

    森山さん、ホンダの社長は、かつての位置に戻るためにはもっとリスクをとらなければいけないといっていた。それがF1で抱えているホンダの問題の一つだと思うか?
    そんなことはないと思っている。今回のマクラーレンとのコラボレーションは、参戦前の空白期間があって、そのときの遅れを取り戻すことに非常に時間がかかったというのが正直な認識だ。その中で、その遅れを一気に取り戻そうということで、かなり大掛かりに資源を投入したと言うところはあるので、リスクという部分で言えば、かなりF1に投入していると言える。実際に、すばやいキャッチアップはできていると思っているが、さらに努力が必要だと思っている。

    ホンダが多額の資金をマクラーレンに投資していたと言うことはよく知られていることだ。この資金はトロ・ロッソに行くことになるのか?
    色々なネットニュースを見ているが、トロ・ロッソとは非常にいい関係を構築できると思っている。多額のお金を払っているとか、そういうことはない。

    山本さん、ホンダはトロ・ロッソを買収するという噂があったが、将来的にそのようなことは起こりうるのか?
    私もネットニュースを見て初めて知って驚いたが、ホンダの中でそのようなことを議論したことはないし、検討していることも全くない。トロ・ロッソとは非常にいい関係にあり、彼らの強いところと我々の強いところをうまくコラボレーションして、来年良いスタートが切れるように、いま努力しているところだ。楽しみにしている。

    山本さん、2019年にレッドブルにPUを供給するのか?
    まずは2018年にトロ・ロッソと精一杯やりきることを大前提にしている。そういう機会があればいいかなとは思っているが、今はトラック上でベストなパフォーマンスを出すことに集中している。

    山本さん、過去ではホンダのF1は常に技術の実験室だった。だが、2000年代にはマーケティング的な色合いが強くなった。いまのホンダにとっては、マーケティングとエンジニアリング、どちらなのか。
    ホンダという会社は、モータースポーツがDNAなので、モータースポーツのウェイトや、製品のウェイトというよりかは、それぞれの部署がそれぞれの役割をレーシングスピリット感覚で仕事をしているというのがホンダだと思っている。その意味では、どこにウェイトをおいているというより、常にチャレンジする目標値を達成するために従業員一人ひとりが力を合わせてやっている。

  • ホンダF1 「マクラーレンの企業規模では変化への適応が難しい」

    ホンダF1 「マクラーレンの企業規模では変化への適応が難しい」

    本田技研工業のモータースポーツ部長の山本雅史が、ホンダのF1活動継続、マクラーレンとのパートナーシップ解消、そして、トロ・ロッソとの新たな3年契約について語った。

    F1シンガポールGPの週末、マクラーレンとホンダが3年間のパートナーシップにピリオドを打ち、2018年からホンダはトロ・ロッソへF1パワーユニット供給し、マクラーレンはルノーからF1パワーユニットの供給を受けることが発表された。

    トロ・ロッソとの新たなワークス体制は、これまでと違ったアプローチになるようだ。山本雅史はマクラーレンとトロ・ロッソというチームを料理に例えて説明した。

    山本雅史は「マクラーレンと組んでみて分かりましたが、企業の規模が大きいと、とてもシステマチックになります。もちろん、それが大きな強みであることは間違いないのですが、同時に変化に適応していくことは難しくなります」とHonda Racing F1の公式サイトでコメント。

    「その点、トロ・ロッソはまだ成長途上にある企業です。同じゴールを目指して一緒に歩んでいける関係であることが重要です。いいコミュニケーションをとりながら仕事ができることを、本当に楽しみにしています」

    「例として、両チームを別々の料理として比較すると、マクラーレンは非常に洗練されたフランス料理だとしましょう」

    「トロロッソは、新しい食材を加えることができるような自家製の美味しいシチューのようなものです。我々はそれをすることに興奮しています」

    マクラーレンとパートナーシップを解消することになったホンダだが、F1撤退は決して考えていなかったと山本雅史は語る。

    「モータースポーツは、ホンダのすべてであり、我々のDNAの一部なんです」とコメント。

    「1948年の創業以来、F1はホンダにとっての夢であり、その言葉通り、1964年にF1参戦を叶えました。レースは、力を示して技術的な挑戦をする場であり、途中で投げ出すという考えは、ホンダのフィロソフィにはありません。進化と成長を示すためにここにいるわけで、非常に重要な場です」

    厳しい戦いを強いられた3年間を経てマクラーレンとの提携終了が決まり、それに変わってトロ・ロッソへの供給が決まった。この交渉はイタリアGPでまとまったが、山本雅史はそれをまとめるために奔走したと語る。

    「マクラーレン・ホンダのモットーは“ワン・チーム”であり、パフォーマンス向上のためにともに努力してきました。しかし、我々はプレシーズンテストの時点で望んだような結果が出せなかった。これによって、シーズン序盤から想定していたパワーが出せず、マクラーレンの期待にも届きませんでした」

    「もちろん、ホンダはマクラーレンとの関係継続を望んでいましたが、それに足るだけのパフォーマンスや信頼性の目標をクリアできませんでした。これがお互いの関係性に関係を来し、その結果として残念ながら離別を選ぶことにつながりました。F1の世界では結果を出すことが重要なので、本当に悔しいですが、こういったこともやむを得ないと考えています」

    今シーズンのアブダビGPでマクラーレンへの供給は終了するが、ホンダにはF1プロジェクトを成功させようという強い意志がある。2021年から新エンジンレギュレーションが導入されるが、それまでまだ時間は多くあるので、今季から導入したパワーユニットのコンセプトを熟成していけるはずだ。

    「現行レギュレーションは2020年まで有効で、まだ3年あるわけですから、技術的な進化を見せていきたいと思っています。ホンダのポテンシャルをしっかりと示したいです。世界中へ我々の進化を見てもらい、ホンダがどうやって成功に至るのかを示すことが大切です」

    新たなパートナーとなるトロ・ロッソは、若いチームであり、ホンダも参入3年目とパワーユニットサプライヤーとしては新参メーカーだ。双方が、ともに成長することに強い情熱を抱いている。山本雅史も、こうした方向性の一致が有益であり、トロ・ロッソ・ホンダの2018年へ向けた準備はスムーズに進むと考えている。

    「まず、(チーム代表である)トストさんは日本について造詣が深く、文化を理解しているので、いいコミュニケーションが取れています。また、トロ・ロッソは若いチームで成長の最中にあり、ホンダにとっては、似たようなメンタリティー、アプローチでともに戦えるということも大きいです。考え方の近いチーム同士、一緒に前進できると思います」

    「トロ・ロッソとホンダは来季に向けて早急に準備を始めていきます。また、(シンガポールGPを含む)2017年の残り7戦はマクラーレンとともに戦うわけなので、ここでいいパフォーマンスを見せるとともに、彼らともしっかりコミュニケーションをとっていかなければなりません」