カテゴリー: トロロッソ

  • トロロッソ・ホンダ:2018 F1中国GP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018 F1中国GP プレビュー

    トロロッソ・ホンダは、前戦バーレーンGPで見せた走りを中国GPでも示すことを目指す。

    開幕戦では厳しいスタートとなったトロロッソ・ホンダだった、バーレーンではピエール・ガスリーが“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる4位入賞を果たし、ホンダが2015年にF1復帰した以来の最高位の結果を残した。

    F1中国GPの舞台となる上海国際サーキットは、低速/中速コーナーと2本のロングストレートを併せ持つパワーユニットに厳しいトラックレイアウトとなるが、バーレーンからの勢いを継続させるべく上位を狙う。

    ピエール・ガスリー
    「上海インターナショナル・サーキットへは、レッドブルのリザーブドライバーとして一度訪れたことがあるけど、実際にマシンに乗るのは今週末が初めてだ。新しい場所、新しいサーキットは常に刺激をもたらしてくれるので、このサーキットで走るのが楽しみだ。多くのF1ドライバーと同じく、僕もプレイスレーションをプレイするけど、ゲーム上ではこのサーキットを走るのが好きだ。早く実際に走ってみたい。最初の2コーナーは非常に長いので、チャレンジングなものになるかもしれない。金曜日にできる限り早く順応するのが、いい週末を迎えるカギだと思っているけど、基本的には、新しいサーキットに慣れるのにそこまで時間がかかるタイプではないでし、今週末もそうなるといいね。まだ上海をじっくり観光できていないので、それも楽しみにしている。違う国に行って、僕の故郷であるフランスやヨーロッパと異なる文化、生き方を体験することはいつもすばらしい体験だ。もちろん、上海にはかつてフランス租界があったこともよく知っているけどね!」

    ブレンドン・ハートレー
    「僕はこのサーキットでは世界耐久選手権(WEC)で何度か走った経験があり、2度の優勝と2位表彰台を獲得している。なので、今週末のレースも自信を持って臨める。WECのレースは6時間に及ぶけど、3人で交代しながら走るので、実質は一人あたり約2時間になる。これはF1のレース時間とそんなに変わらない。上海インターナショナル・サーキットは僕のお気に入りのトラックだ。非常にチャレンジングで、かつタイヤ消耗が激しい箇所もある。特にさまざまなライン取りが可能なターン1では、内側からのオーバーテイクも起きやすく、ドライバーやファンにとってエキサイティングなものになるだろう。また、バックストレートに突入する前には非常に長い右曲がりのコーナーがあり、ここは左のフロントタイヤの消耗が激しいスポットだ。なので、今週末はタイヤマネージメントが重要になる。上海は国際色豊かで、中国ならではのカルチャーも感じられるすばらしい都市だ。でも、第2戦バーレーンGPからの連戦となり、非常に忙しい週末が待っているし、観光はもう少し後の機会にしようと思っている」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「厳しい結果に終わった開幕戦から一転、第2戦のバーレーンGPではすばらしい結果を得ることができました。この勢いを維持し、チームは2週連続開催の地となる上海に向かいます。上海国際サーキットは、低速/中速コーナーと2本のロングストレートを併せ持つトラックレイアウトです。ここまでの2戦とは異なるサーキット特性で、パワーユニットにはより大きな負担がかかります。また、この時期の上海は天候が不安定なことでも知られており、それに対する準備を含め、いつも以上にパワーユニットのセットアップが重要になると考えています。バーレーンで見せた力強い走りを中国GPでも見せられるよう、短い時間で集中して準備を進めます」

    関連:2018年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ブレンドン・ハートレー 「トロロッソ・ホンダの競争力は単発ではない」

    ブレンドン・ハートレー 「トロロッソ・ホンダの競争力は単発ではない」

    ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダがバーレーンで示した競争力が今週末での上海でも続くと考えている。

    ピエール・ガスリーは、予選6番手、決勝4位と好成績を残したが、ブレンドン・ハートレーはポイントを獲得することはできなかった。だが、チームが示したパフォーマンスは決して1回限りのものではないとハートレーは考えている。

  • トロロッソ・ホンダの飛躍と浮き彫りになったマクラーレンのマシン特性

    トロロッソ・ホンダの飛躍と浮き彫りになったマクラーレンのマシン特性

    F1バーレーンGPでは、トロロッソ・ホンダが大きな飛躍を遂げる一方で、マクラーレンのマシン特性が改めて浮き彫りになった。

    開幕戦オーストラリアGPでトロロッソ・ホンダは、予選Q1敗退、決勝では最下位とMGU-H故障にリタイアという非常に厳しいスタートを切った。一方のマクラーレンはダブル入賞と『トロロッソ・ホンダ vs マクラーレン』の直接対決としては大きな差がつくことになった。

    冬の間に信頼性に重点をおいてきたホンダだが、ピエール・ガスリーのMGU-HのトラブルはICEにもダメージが及ぶもので、2台とも年間3基というパワーユニットの使用上限に対して2戦目で2基目を投入しなければならないという厳しい事態ももたらした。

    そして、迎えた第2戦。舞台はストレートに低・中速コーナーが繋がるバーレーン・インターナショナル・サーキット。ここでトロロッソ・ホンダとマクラーレンのマシン特性が浮かび上がった。

    トロロッソ・ホンダは、開幕戦での導入を見送った新しい空力パッケージを導入。また、ホンダもエネルギー回生の最適化を実施したことでパワー不足を補った。両ドライバーの経験のないメルボルンでは実施できなかったパッケージ全体の最適化を実施したことでマシンは優れたバランスを見せることになる。

    トロロッソの今季マシンは、基本的に昨年マシンの正常進化版。レッドブルの系譜を引き継ぐ低ドラッグの空力にテクニカルディレクターのジェームス・キーのスパイスが加わったサスペンションを始めとするメカニカル面が特徴的で、低速コーナーに強いマシン特性を持っている。

    一方のマクラーレンは、伝統的にドラッグが大きいマシン。主に高速コーナーを得意とするダウンフォースマシンだ。昨年、ストレートでのスピード不足を散々ホンダのF1パワーユニットのせいにしていたマクラーレンだが、ルノーのF1パワーユニットに切り替えた今年もストレートでのスピードが不足しており、原因がマクラーレンのシャシー側にあることが浮き彫りになった。

    その違いが予選に現れた。ピエール・ガスリーがQ3進出を果たして6番手、ブレンドン・ハートレーが11番手だったのに対し、マクラーレンはフェルナンド・アロンソが13番手、ストフェル・バンドーンが14番手とトロロッソ・ホンダに軍配が上がった。ピエール・ガスリーとフェルナンド・アロンソとの差は1.201秒の差がついた。予選でのスピードトラップでの最高速度はトロロッソ・ホンダが322.5km/hであるのに対し、マクラーレンは314.2km/hと10km/hの差がついた。スタートフィニッシュラインの通過速度でも同様の結果となっている。

    レースでも両マシンのメカニカル特性の違いが出た。ダウンフォース頼りのマクラーレンは低速コーナーでタイヤに厳しく、フェルナンド・アロンソはソフト-ミディアムの1ストップ戦略を成功できず、新品ミディアムを25周しかもたせることができず2ストップ戦略に切り替えている。一方、ピエール・ガスリーは第1スティントと第3スティントを中古のスーパーソフトで走行する2ストップ戦略でハースのケビン・マグヌッセンを抑えてみせた。

    しかし、レースペースでは、フェルナンド・アロンソが新品のスーパーソフトであるものの、1分34秒168のファステストラップを記録。トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが1分34秒689、ピエール・ガスリーが1分34秒863と及ばなかった。マクラーレンのレースペースの良さ、そして、フェルナンド・アロンソの経験とスキルによる結果だ。

    開幕戦ではドライバーの経験の違いが大きな違いを生んだ。今後もその部分は変わらない。次戦F1中国GPが開催される上海インターナショナル・サーキットもストップ&ゴー型のレイアウト。そして、全長1.2kmほどの超ロングストレートを有する。バーレーンと異なり気温が低く、タイヤに厳しい。サーキットとの相性という点ではトロロッソ・ホンダに分がある。

    しかし、バーレーンで4位入賞を果たしたピエール・ガスリーは上海インターナショナル・サーキットは未経験。一方のブレンドン・ハートレーはWECでレースを経験している。

    マシン特性、ドライバーの経験によって中国でどのような差を生むことになるか非常に興味深いレースとなる。

    関連:2018年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ 「4位で満足とは言えない。優勝を目指している」

    トロロッソ・ホンダ 「4位で満足とは言えない。優勝を目指している」

    2018年のF1世界選手権のシーズン第2戦で早くも訪れたトロロッソ・ホンダにとって正念場の戦い。開幕戦で発生したトラブルにより、MGU-H、ターボ、ICEの交換を強いられるなどして挑んだバーレーンGPを、ホンダF1のチームスタッフが振り返る。

    第2戦バーレーンGP、ホンダは早くも正念場を迎えていた。信頼性に重点をおき、冬のテストもほぼノートラブルで乗り切ったパワーユニットに、あろうことか開幕戦のレース前半にトラブルが起こり、ピエール・ガスリーはリタイアとなった。

    このMGU-Hのトラブルは、信頼性の進化に一定の手ごたえを得ていたホンダに大きなショックを与えた。また、年間3基というパワーユニットの使用上限に対し、2戦目で2基目を投入しなければならないという厳しい事態ももたらした。

    「オーストラリアGPの後、HRD Sakuraで原因の特定と対策を徹底的に行いました。今回それが間に合い、万全を期して2台ともMGU-Hとターボを交換します。ガスリー車については、ICEにも不具合の可能性があるので、それも交換しました」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はバーレーンでの走行前に現地で語った。

    そして、トラブルの原因については「これまでとは違うもので、重大なもの」であったことと「それでも対策はしっかり施してきた」と、やれるだけのことはやったという自負と、やや重い緊張感が漂う表情で付け加えた。

    とにかく2台がレースを走り切ること、それが田辺豊治の第一の目標であり、次のステップへ向かう絶対条件である。このレースでそれが達成できなければ、ホンダに対するチームやファン、メディアからの信頼は一気に失われ、シーズン全体に大きな影響を及ぼすことは誰の目にも明らかだった。

    この正念場の戦いを、トロロッソ・ホンダは、起死回生の、しかも最高の結果で終えることができた。金曜のプラクティスからガスリーはトップ10に名を連ねる速さを発揮し、「ホンダはどんな新しいパワーユニットを入れたのか?」と海外メディアが関心を持つほどの高いパフォーマンスを見せた。

    実際は「MGU-Hに対策を施したもので、パフォーマンスが大きく向上するようなものではありません。バージョンとしては開幕戦と同じです」と田辺豊治は語る。しかし、それが信じられないくらいの好調さだ。チームもこのバーレーンに新たな空力パーツを持ち込み、その機能と効果を確認した。ドライバーも他のカテゴリーで走行経験のあるコースであり二人とも高いパフォーマンスを見せていた。

    こういった一つ一つの努力の積み重ねと、バーレーンのコース特性とがマッチし、予選、決勝ともに想像以上の結果をもたらした。開幕戦のつまずきから這い上がり、厚い雲の先の明るい光をチームもホンダも見ることができた。4位でフィニッシュしたピエール・ガスリーを、チームスタッフは胴上げで祝福し、ホンダのスタッフの顔にも控えめながら笑顔があふれていた。2015年のF1復帰以来最高位という結果と、苦しい戦いに打ち勝った喜びの笑顔だ。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ピエール・ガスリー、ホンダの努力とパフォーマンスを大いに讃え「トロロッソ・ホンダの新しい歴史の始まりだ」と上機嫌で語った。

    レース後、田辺豊治は「もちろん4位という結果は嬉しいが、目標であった2台がレースを走り切ったことが本当に嬉しい。そして、我々は優勝を目指しているわけで、4位で満足とは言えません。まだまだです」と、自ら気を引き締めるように語った。しかしその表情は、わずか3日前とはまるで違う、明るさと安堵に満ちていた。

    ホンダにとって、この流れを今後も維持できるかが重要であり、ここからが本当の意味でのスタートとなる。

  • ピエール・ガスリー 「ホンダは大きなステップを果たした」

    ピエール・ガスリー 「ホンダは大きなステップを果たした」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、エンジンパートナーのホンダが先週末のF1バーレーンGPで“大幅なステップ”を果たしたと称えた。

    ピエール・ガスリーは、F1バーレーンGPでQ3進出を果たして6番手タイムを記録。決勝でも安定したパフォーマンスを披露して4位入賞を果たした。

    ピエール・ガスリーの4位は、2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1復帰して以降、パフォーマンスと信頼性不足に悩まされてきたホンダにとってのベストリザルトとなる。

    トロロッソ・ホンダのバーレーンでのパフォーマンスは、開幕戦オーストラリアGPとは正反対のものだった。メルボルンでは両方のドライバーがQ1で敗退し、ピエール・ガスリーは最下位。レースでもブレントン・ハートレーが最下位、ピエール・ガスリーはMGU-Hのトラブルによるリタイアという今後を不安視されるものだった。

    「彼らは大きなステップを果たした。それは間違いない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「正確に比較するのは難しいし、数値を言いたくはないけど、彼らはかなり大きなステップを果たしている」

    「僕たちは今週末新しいMGU-Hを導入したけど、それは信頼性の部分だけだ。僕たちはその良さには驚いている。2週間前にはあまりパフォーマンスを発揮できなかった。ようやく僕たちはセットアプを変更したし、空力プラットフォームははるかに良くなっていると思う」

    「僕たちはより多くのダウンフォースと少ないドラッグを手にしたように思う。全てが改善されていたし、コーナースピードと直線は週末をしてかなり良かった。F1で4位でフィニッシュするためには良いエンジンが必要だし、エンジンは優れてる」

    F1参戦7戦目で初ポイントを獲得したピエール・ガスリーは、4位入賞はグランプリに勝ったのと同じような気分だと語り、トロロッソはシーズンを通してホンダと進歩を続けていけることを願っていると述べた。

    「ペースは強かった。僕たちは後ろのマグヌッセンよりも速かった。他の人たちやルノー勢と比較してどうかはわからないけど、僕たちは両方のコンパウンドでデグラデーションもなく速かった」

    「今週末はクルマのセットアップとタイヤについてメルボルンよりもはるかに理解していたのは間違いない。それが今後数レースでも役立つことを願ってる」

  • トロロッソ&レッドブル 「ホンダF1の新しい時代の幕開け」

    トロロッソ&レッドブル 「ホンダF1の新しい時代の幕開け」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダF1、そしてレッドブルを含めたF1での“新しい時代”が幕を開けることになるかもしれないと語る。

    F1バーレーンGPではピエール・ガスリーが4位入賞。自身F1初ポイント獲得だけでなく、ホンダにとっても2015年のF1復帰以来最高位となるすばらしい結果を残した。

    一方、ホンダとのパートナーシップを解消し、新たにルノーのF1パワーユニットを搭載したマクラーレンは、いまだ苦戦を強いられている。

    ピエール・ガスリーのバーレーンでの4位フィニッシュについて質問されたマクラーレンのストフェル・バンドーンは「ホンダはいい仕事をしているし、大きな前進を遂げたと思う。これから彼らを捕えられるかは僕たち次第だ」とコメント。

    また、マクラーレンはホンダとのパートナシップを解消したことを後悔し始めているのではないかと質問されたフェルナンド・アロンソは「ノー」と答えている。

    一方、レッドブルはホンダのパフォーマンスを目にして、エキサイティングな将来を見据えている。レッドブルは2018年末でルノーのF1パワーユニットを失い、姉妹チームのトロロッソと同じホンダのF1パワーユニットを搭載することになると考えられている。

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「トロロッソとホンダにおめでとうと言いたい」とコメント。

    「メルボルンの後、彼らが実際に速く、信頼性のあることが目にすることができ、嬉しく思っている」

    2019年にホンダのワークスチームとしてのステータスを失う可能性について質問されたトロロッソのチーム代表フランツ・トストは「それはレッドブル次第だ。我々は彼らの決定には関係していない」とコメント。

    しかし、ホンダF1にとって、次の夢は再び4位になることではなく、表彰台になるかもしれない。

    「私はあえて夢は見ない。だが、トロロッソ、ホンダ、そして、レッドブルにとって、新しい成功の時代がやってくることを願っている」とフランツ・トストは語った。

  • トロロッソ・ホンダ:F1バーレーンGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1バーレーンGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1バーレーンGPの決勝でピエール・ガスリーが4位入賞を果たし、今季初ポイントを獲得。ホンダF1にとって、2015年復帰以来の最高位を達成。ブレンドン・ハートレーは13位でチェッカーを受けたものの、レース後のペナルティによって最終結果は17位だった。

    2018年のF1世界選手権 第2戦バーレーンGPが8日(日)に決勝レースを迎えた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは3列目5番手、ブレンドン・ハートレーは6列目11番手からと、それぞれ自己最高グリッドからのスタートとなった。

    トワイライトレースとなる決勝は、午後6時10分にスタート。好ダッシュとともに、ターン1で好位置を得たピエール・ガスリーは、立ち上がりで4番手に浮上するが、その後抜き返され、5番手でオープニングラップを終えた。ブレンドン・ハートレーはターン4で他車と接触。大きなダメージはなかったのもの、この接触により10秒加算のタイムペナルティーを科される。ブレンドン・ハートレーは12番手で1周目を終えました。

    2周目にレッドブルの2台が立て続けにリタイアし、ピエール・ガスリーは4番手、ブレンドン・ハートレーは10番手にポジションアップ。このリタイアにより、バーチャルセーフティカー(VSC)が発動され、4周目まで続く。レースが再開された直後、ガスリーは後続と激しいバトルとなり接触するが、4番手のポジションをキープし、マシンにもダメージはなかった。

    ピエール・ガスリーは15周目、34周目にタイヤ交換のピットインを行い、いったんポジションを下げるが、その後順当に順位を回復して4番手をキープ。レース終盤には後続に10秒以上の差をつける安定したハイペースでチェッカーフラッグを受けた。ガスリーは自身初の入賞を4位で飾り、チームにとって今季初ポイントをもたらした。これは、ホンダにとっても2015年のF1復帰以来最高位となるすばらしい結果を残した。

    他車のピットインによって6番手までポジションを上げたブレンドン・ハートレーは、20周目に1回目のピットインを行い、その際に10秒ペナルティーを消化したため、16番手となった。42周目に2回目のタイヤ交換を行い、14番手で終盤を迎える。ハイペースで追い上げたハートレーは、前走車よりも1周1秒以上速いペースでプッシュし、チェッカー時には0.027秒差まで迫るも、入賞圏内には届かず13位でフィニッシュ。しかし、レース後に下された裁定でフォーメーションラップ中に違反があったとされ、ペナルティーとして30秒が加算。最終結果は17位となった。

    第3戦F1中国GPは4月13日(金)~15日(日)に、上海インターナショナル・サーキットで行われる。

    ピエール・ガスリー (4位)
    「信じられない気分です。最高の一日になりました!トロロッソとホンダが組んで2戦目にして、4位に入れたというのは驚くべき成果で、とてもうれしいです。マシンは素晴らしく、チームには本当に感謝しています。マグヌッセン選手(ハース)とはいいバトルが展開できましたし、レースペースはすごくよかったです。不運にもレッドブルの2台がストップしてしまい、その後にライコネン選手もリタイアしたことで、チームが僕に4位のチャンスがあると伝えてくれて、最後まで全力を尽くしました。マシンは初日から素晴らしい感触で、今日は全開でプッシュできました。ハースを引き離すことが狙いでしたが、十分なペースがありました。この喜びが覚めるのにはもう少し時間が必要ですが、今夜はチームと思い切り楽しみたいと思います! 最高のスタートが切れて、ターン1ではリカルド選手(レッドブル)の前に出られました。その後のリスタート時にはマグヌッセン選手に前に出られましたが、抜き返さないとタイムをロスしてしまうし、後から追いつくのは難しいと分かっていました。一度前に出てしまえば、リードを守れましたし、タイヤをいたわりながらペースを上げていけたので、とてもうまくいったと思います。レースペースが素晴らしく、最高にハッピーです!」

    ブレンドン・ハートレー (17位)
    「トロロッソにとっては最高の一日になりましたが、僕自身にとっては残念な結果に終わりました。スタートはうまく決められたのですが、ターン4でペレス選手(フォースインディア)と接触してしまいました。これでフロントウイングにダメージを負っただけでなく、10秒のペナルティーを受けてしまいました。ペナルティーさえなければポイント獲得も狙えるペースがあっただけに、フラストレーションの溜まる結果です。トロロッソとホンダのみんなのおかげで、メルボルンから大きく挽回することができました。これは、今後のレースに向けてもいい傾向だと思います」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「4位というのは、ホンダとトロロッソ双方にとって素晴らしい結果だと思います。バーレーンには新たな空力パッケージを投入しましたし、ホンダも改善したパワーユニットを持ち込んでくれました。初日にピエールのマシンにアップグレードを入れ、メルボルンと比較してパフォーマンスが改善していることを確認しました。ブレンドンのマシンは前戦同様のセットアップにして、その違いを見極めようとしましたが、走らせてみるとすぐにCFD(コンピューターシミュレーション)と風洞実験で計算した期待値通りの成果があることが分かりました。土曜日は2人とも同じバージョンにしたところ、ピエールは素晴らしい走りで予選6番手。ハミルトン選手がギアボックス交換のペナルティーで降格したので、5番グリッドを手にしました。ブレンドンもいいパフォーマンスを見せてくれ、Q3まであと0.1秒に迫る11番手につけました。レースのスタートは2人ともかなり良かったと思います。ピエールは、1周目で4番手に順位を上げ、マグヌッセン選手とのバトルもうまく切り抜けて、最後までポジションを守り切りました。そんな走りの裏側では、タイヤの消耗と燃費のマネジメントをするためにスピードをコントロールしながら走っていたことも忘れてはなりません。ブレンドンは不運にもスタートしてすぐにペレス選手と接触し、最初のピットストップで10秒加算のペナルティーを消化しなければならなかったので、ポイント圏内でフィニッシュすることはできませんでした。後方のトラフィックに捕まってタイムロスし、前方集団に追いつくのは難しい状況でしたが、いい仕事をしてくれたと思います。我々が2回目のピットストップを行ってスーパーソフトタイヤに履き替える決断をすると、前との差をどんどん縮めていってくれました。あと4~5周あれば10位に手が届いたと思います。この結果にはとても満足しています。シーズン2戦目にして4位フィニッシュというのは、ホンダ、トロロッソの双方にとって、とても明るい兆しになりました。このレベルのパフォーマンスを維持していく自信があります。もちろん、今回はリカルド選手もフェルスタッペン選手もリタイアしての結果ですから、毎戦4位になれるというわけではありませんが、すべてのレースでポイントは狙えると思います。さくらにいる、ホンダの研究開発部門の皆さんにお礼を伝えたいです。彼らがオフシーズンに素晴らしい仕事をやり遂げ、パフォーマンスだけでなく信頼性も向上させてくれた結果、我々は上位で争うことができています。そして、ビスターの空力チームにも感謝しています。すべてのアップグレードが有効に機能し、本当にいい仕事をしてくれました。ホンダとチームのみんなによる、最高の仕事を称えたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はエキサイティングなレースの中で、両ドライバーともに安定したレースを見せ、2台ともに完走できたことに満足しています。特にガスリー選手は週末を通して非常に素晴らしいパフォーマンスを見せていました。ホンダとして2015年のF1復帰以来最高の4位という結果をもたらしてくれたことに感謝しています。ブレンドン選手については10秒停止のペナルティーを受けた影響で、13位(レース後17位に降格)という残念な結果になりました。開幕戦でのパワーユニットのトラブルの後、HRDさくらとミルトンキーンズにいるメンバー全員が、本当に懸命に作業を続けてくれました。その努力が今日の結果に結びついたと思っています。また、ここまでの信頼性改善と、トロロッソによるシャシーのアップデートにより、パッケージとしての着実な進化を感じています。今夜だけはこの瞬間を楽しみたいと思いますが、まだまだ始まりにすぎません。また明日からは、来週、上海での中国GPに向けた準備に全力で取り掛かります」

    関連:F1バーレーンGP 結果:セバスチャン・ベッテルが優勝!ガスリーが4位!

  • トロロッソ 「最高の仕事を果たしたホンダとチームを祝したい」

    トロロッソ 「最高の仕事を果たしたホンダとチームを祝したい」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、ピエール・ガスリーが4位入賞、ブレンドン・ハートレーが13位完走を果たしたF1バーレーンGPでのトロロッソ・ホンダのレースを振り返った。

    新生トロロッソ・ホンダが2戦目にして4位入賞という大殊勲の結果を残した。5番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、終始安定したパフォーマンスで後続からのプレッシャーを跳ね除け、上位勢のリタイアというチャンスをしっかり掴んで4位でフィニッシュ。

    ピエール・ガスリーと新生トロロッソ・ホンダはF1初入賞。ホンダF1としても2015年にF1復帰してからのベストリザルトとなる。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは「4位というのは、ホンダとトロロッソ双方にとって素晴らしい結果だと思います」とコメント。

    「バーレーンには新たな空力パッケージを投入しましたし、ホンダも改善したパワーユニットを持ち込んでくれました。初日にピエールのマシンにアップグレードを入れ、メルボルンと比較してパフォーマンスが改善していることを確認しました。ブレンドンのマシンは前戦同様のセットアップにして、その違いを見極めようとしましたが、走らせてみるとすぐにCFD(コンピューターシミュレーション)と風洞実験で計算した期待値通りの成果があることが分かりました」

    「土曜日は2人とも同じバージョンにしたところ、ピエールは素晴らしい走りで予選6番手。ハミルトン選手がギアボックス交換のペナルティーで降格したので、5番グリッドを手にしました。ブレンドンもいいパフォーマンスを見せてくれ、Q3まであと0.1秒に迫る11番手につけました」

    「レースのスタートは2人ともかなり良かったと思います。ピエールは、1周目で4番手に順位を上げ、マグヌッセン選手とのバトルもうまく切り抜けて、最後までポジションを守り切りました。そんな走りの裏側では、タイヤの消耗と燃費のマネジメントをするためにスピードをコントロールしながら走っていたことも忘れてはなりません」

    「ブレンドンは不運にもスタートしてすぐにペレス選手と接触し、最初のピットストップで10秒加算のペナルティーを消化しなければならなかったので、ポイント圏内でフィニッシュすることはできませんでした。後方のトラフィックに捕まってタイムロスし、前方集団に追いつくのは難しい状況でしたが、いい仕事をしてくれたと思います。我々が2回目のピットストップを行ってスーパーソフトタイヤに履き替える決断をすると、前との差をどんどん縮めていってくれました。あと4~5周あれば10位に手が届いたと思います」

    「この結果にはとても満足しています。シーズン2戦目にして4位フィニッシュというのは、ホンダ、トロロッソの双方にとって、とても明るい兆しになりました。このレベルのパフォーマンスを維持していく自信があります。もちろん、今回はリカルド選手もフェルスタッペン選手もリタイアしての結果ですから、毎戦4位になれるというわけではありませんが、すべてのレースでポイントは狙えると思います」

    「さくらにいる、ホンダの研究開発部門の皆さんにお礼を伝えたいです。彼らがオフシーズンに素晴らしい仕事をやり遂げ、パフォーマンスだけでなく信頼性も向上させてくれた結果、我々は上位で争うことができています。そして、ビスターの空力チームにも感謝しています。すべてのアップグレードが有効に機能し、本当にいい仕事をしてくれました。ホンダとチームのみんなによる、最高の仕事を称えたいと思います」

    関連:F1バーレーンGP 結果:セバスチャン・ベッテルが優勝!ガスリーが4位!

  • トロロッソ・ホンダ、ピエール・ガスリーが4位入賞! / F1バーレーンGP

    トロロッソ・ホンダ、ピエール・ガスリーが4位入賞! / F1バーレーンGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バーレーンGPの決勝レースを4位でフィニッシュ。自身初、そして、新生トロロッソ・ホンダに初ポイントをもたらした。

    5番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、序盤にポジションを維持してレースを展開。その後、ルイス・ハミルトンに抜かれてひとつ順位を落とすも、前を走行していたダニエル・リカルド、キミ・ライコネンがリタイア。

    ピエール・ガスリーは、スーパーソフト-ソフト-スーパーソフトと繋ぐ2ストップ戦略を成功させて4位でフィニッシュ。自身初、そして、新生トロロッソ・ホンダに初ポイントとなる12ポイントをもたらした。

    チームメイトのブレンドン・ハートレーは13位でフィニッシュした。

    レースはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が優勝。2位にバルテリ・ボッタス、3位にルイス・ハミルトンとメルセデスがダブル表彰台を獲得した。

    2018年 開幕戦 F1バーレーングランプリ 結果

    順位 No ドライバー チーム
    1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ
    2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス
    3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス
    4 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ
    5 20 ケビン・マグヌッセン ハース
    6 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー
    7 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン
    8 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン
    9 9 マーカス・エリクソン ザウバー
    10 31 エステバン・オコン フォース・インディア
    11 55 カルロス・サインツ ルノー
    12 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア
    13 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ
    14 16 シャルル・ルクレール ザウバー
    15 8 ロマン・グロージャン ハース
    16 18 ランス・ストロール ウィリアムズ
    17 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ
      7 キミ・ライコネン フェラーリ
      33 マックス・フェルスタッペン レッドブル
      3 ダニエル・リカルド レッドブル
  • トロロッソ・ホンダ:F1バーレーンGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1バーレーンGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1バーレーンGPの予選でピエール・ガスリーが決勝での5番グリッドを獲得、ブレンドン・ハートレーは11番手スタートとなり、初ポイントの獲得に挑む。

    2018年シーズン第2戦バーレーンGP、2日目にはプラクティス3と予選が行われた。午後3時から1時間のプラクティス3で、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは順調に周回を重ね、マシンのセットアップを進めた。

    このセッションで、ガスリーは10番手、ハートレーは13番手となり、予選に向けて好調な仕上がりを見せる。

    午後6時からの予選Q1で、ブレンドン・ハートレーがまずアタックを開始したが、セクター2でオーバーランを喫し1分32秒773に終わる。ピエール・ガスリーは1回目のアタックを1分30秒699にまとめた。その後、ブレンドン・ハートレーは早々に2回目のアタックを開始。1分30秒458とタイムを大きく更新する。

    セッション残り5分の時点で他車のアクシデントによる赤旗中断となった。再開後、ピエール・ガスリーは2回のアタックで1分30秒121、ブレンドン・ハートレーは3回目のアタックで1分30秒412とともにベストラップを出し、ガスリーは9番手、ハートレーは13番手でQ2進出を果たした。

    続いて行われたQ2でもピエール・ガスリーは好調を持続し、1回目のアタックで出した1分29秒836で9番手となり、自身初、そしてトロロッソ・ホンダとしても初めてのQ3進出を成し遂げた。ブレンドン・ハートレーも2回目のアタックでタイムを更新し1分30秒105をマークしたが、小さなミスもあり、Q3進出にはわずか及ばず11番手に終わった。

    トップ10によって争われるQ3で、ピエール・ガスリーは2回のアタックを行い、自身のベストタイムを更新する1分29秒329で予選6番手となった。決勝レースでは、4位のルイス・ハミルトン(メルセデス)がギアボックス交換によるペナルティーを科されたため、ピエール・ガスリーは3列目5番手からのスタートとなる。

    F1バーレーンGP 決勝レースは、4月8日(日)午後6時10分(日本時間9日午前0時10分)より行われる。

    ピエール・ガスリー (6番手)
    「僕のF1キャリアで一番いい予選順位だった。素晴らしい気分だ。スタッフは週の初めから懸命の作業を続けていましたし、そのおかげでいい結果に結びついた。マシンの感触も凄くいいし、今の状態に満足している。フリー走行の最初から速く走れている感覚があった。しかしQ3まで行くためには、全力でアタックする必要があった。最終的にはそれを実現できてとてもいい気分だ。明日の決勝では最高のスタートを決められればと思っている。決勝レースとコンディションが似ているプラクティス2でのロングランではいいペースで走ることができたので、決勝も期待できると思う。もちろん後ろから追いかけてくるハミルトンやフェルスタッペンは凄く速いだろう。でもルノーやハースとはいい勝負ができると思う。マシンを今日のようないい状態にセッティングするために、今夜はやることがたくさんある。明日の決勝ではより多くのポイントを獲得したい」

    ブレンドン・ハートレー (11番手)
    「今日はメルボルンでの開幕戦のデジャブのようだった。あの時は僅差でQ2進出を逃し、今日は僅差でQ3進出を逃した。昨日のセッションでピエールに後れを取っていたことを考えると、今日は確実に前進できたと思う。チームがマシンに施したアップデートはすごく効果があったし、素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、タイムを縮めることができた。今日初めて新しいパッケージを使ったので、最初は少し出遅れていた部分はあると思う。でも最終的にはQ3進出に限りなく近づけた。チームのみんなのおかげだと思う。鳥に衝突してしまいフロントウイングがダメージを受け、タイヤを2回交換することになったのはツイてなかった。Q3まであと少しというところだっただけに、最終コーナーでのミスは悔しく思っている」

    ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「オーストラリアでの開幕戦後、シャシーや空力面の改良に多くの力を割いてきました。どちらもうまくいき、我々の狙い通り、パフォーマンスの向上につながったと思います。金曜日にピエールのマシンでエアロのパッケージやシャシーのセットアップを試し、有益なデータを得ることができました。今日はブレンドンのマシンでも同様のアプローチを行い、ピエールと同じくいい手ごたえを得ることができました。開幕戦よりもいい状態で走れていて、我々の目標とする場所に近づいていると思います。さらに前進していくためのいい土台が築けてきました。初めてQ3進出を果たしたピエールに『おめでとう』と言いたいです。彼は素晴らしい走りをしました。週末を通じてマシンの感触はいいようですし、それが今日のいいパフォーマンスにつながっています。僅差の戦いの中で全力の走りを見せ、今日のような結果を出したことは素晴らしいです。ブレンドンについても今日のパフォーマンスもよかったと思っています。Q2ではニュータイヤで1周しか走ることができなかったために、コンマ1秒以下の僅差でQ3進出を逃したことは残念です。それでも彼は今日一日で大きな前進を見せました。明日は両マシンともいいポジションから決勝に臨めると思っています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ピエールがQ3に進出。ブレンドンはわずかな差でQ3進出を逃したものの、2人とも非常に力強いパフォーマンスを見せてくれました。開幕戦のメルボルンと比較して、このサーキットが我々のマシンの特性に合っているという部分は大きいですが、ともかくチームにとっては非常に前向きな一日になりました。チームが今回のために用意した空力パッケージがよく機能していますし、今日一日問題なくセッションを終えられたこともよかったと感じています。今日はチーム全員がいい仕事をしてくれました。この結果で得た勢いを活かし、万全の準備で明日に臨みたいと思います」

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