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  • 【SUPER GT】 レクサス:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 レクサス:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    SUPER GT第5戦の決勝レースが富士スピードウェイで行われ、4連勝中のLEXUS LC500勢は重いウェイトハンデを負いながらも、レースを通してバトルを繰り広げ、立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車が3位表彰台。中嶋 一貴/ジェームス・ロシター組 au TOM’S LC500 36号車が4位でフィニッシュ。LEXUS LC500は6台全車がトップ10フィニッシュでポイントを獲得した。

    6日(日)は多少雲はあるものの好天に恵まれ、強い日差しで夏らしい天候となり、気温29度、路面温度36度のコンディション。午後3時25分に静岡県警の白バイとパトカーの先導による交通安全パレードに続き、フォーメーションラップから決勝レース(66周)のスタートが切られた。

    上位勢は順当なスタートを切り、ロシターがスタートを担当した36号車は3位をキープ。その後方では、38号車の立川とKeePer TOM’S LC500 37号車のニック・キャシディがサイド・バイ・サイドでの6位争いを繰り広げた。

    38号車の立川は、じりじりと前との差を詰めていき、9周目には5位へ。更に前車との激しいバトルの末に、24周目のTGRコーナー(1コーナー)で4位へと浮上、3位を走行する36号車にも追いつくと、27周目には36号車もかわし、ついに表彰台圏内までポジションアップを果たした。

    中盤に入り、各車給油とタイヤ交換、ドライバー交代のためにピットイン。3位につける38号車は、前を行くGT-R 23号車と同じタイミングで30周終了時にピットイン。そのままの順位でピットアウトすると、交代した石浦が、テール・トゥ・ノーズで激しく23号車を攻めるバトルが続くこととなった。

    全車がピット作業を終えた時点で、38号車が3位、中嶋一貴に代わった36号車が4位、平川亮に代わった37号車が5位で、チームメイト同士ながらこちらも接触寸前のバトルを展開。その後方ではWAKO’S 4CR LC500 6号車の大嶋 和也とWedsSport ADVAN LC500 19号車の国本 雄資も僅差で競り合っており、そこかしこで繰り広げられる接近戦は、富士に集まった多くのモータースポーツファンを湧かせた。

    38号車石浦の猛追は最後まで続き、終盤には首位を走る車両のペースが落ちたこともあって、最後は3台での首位争いになるかと思われたが、ファイナルラップ直前あたりからGT300の集団の中を抜けていくこととなり、それ以上の順位変動は無いまま、38号車が3位でチェッカー。第2戦富士での優勝に次ぐ、今季2度目の表彰台を獲得することとなった。

    36号車は中嶋一貴が粘り強く走り切り4位。37号車は6位、14番手スタートから追い上げた19号車が7位。6号車が9位、DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が10位でチェッカーを受け、LEXUS LC500勢は厳しいウェイトハンデの中、6台全車がトップ10フィニッシュでポイントを獲得。

    この結果、36号車のロシターがドライバーズランキングで首位に浮上。これに1ポイント差の2位で大嶋/アンドレア・カルダレッリ組、更に1ポイント差で平川/キャシディ組、トップから3ポイント差の4位に立川/石浦組が続くという、ほぼ横一線と言っていい状況で、夏の長丁場、大量ポイント獲得のチャンスである、次戦鈴鹿1000kmを迎えることとなった。

    立川祐路 (ZENT CERUMO LC500 38号車)

    昨日から車のバランスにすごく苦しんだ。今日の20分間のウォームアップでも改善されず、決勝スタート直前のグリッド上でセッティングを大きく変えてもらう状況だった。しかし、その作業が効を奏し、何とか決勝では戦えるレベルになった。最初のうちは、他メーカーの車両など、燃料リストリクターが大きい車両が前にいたため、中々抜けなかったが、様子を見ながら周回し、GT300クラスに引っかかったタイミングや、後半タイヤ摩耗が進んできた中で、向こうのミスを待ち、何とかポジションアップを果たせた。欲を言えば最後はもう一つ上に行ければというのはあるが、難しかっただろう。今週末の状況を考えれば、今日の結果は満足行くものだと思う。ポイント的にもほぼ横一線のようなものなので、チャンピオンシップ争いはこれからだ。次戦の1000kmはウェイトハンデも厳しいが、それはライバルも同じだし、長い戦いで上手くやれば上位に行ける可能性の高いレースなので、何とか好成績を狙いたい。

    石浦宏明 (ZENT CERUMO LC500 38号車)

    ずっと23号車を追う形となり、ブレーキはこっちの方が詰められるので、行けるかなと思っていたのだが、ブロックが厳しく、無理に行くとぶつかってしまうので逆転は叶わなかった。ファイナルラップはどこかで行きたいと思っていたのだが、ちょうど最後の最後にGT300クラスの集団に追いつき、それでちょっと離れてしまった。でも良いペースでレースを戦うことが出来た。昨日から今日のウォームアップまでクルマがあまり決まらず、グリッドでも大きく変更するなど少し不安だったが、立川さんの走りを見てほっとした。タイヤも予定とは違う、立川さんと同じものにして、それが上手く行った。僕自身はピットを出てから最後までずっとバトルで、結局抜けなかったので悔しいが、表彰台に上れたのは良かった。

    GT300:嵯峨/久保組プリウスが今季初表彰台となる3位フィニッシュ
    SUPER GT第5戦の決勝レースが富士スピードウェイで行われ、嵯峨 宏紀/久保 凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が3位でフィニッシュ。今季初表彰台を獲得。中山 雄一/坪井

    翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車も17番手スタートから追い上げ9位入賞を果たした。

    6番手スタートのプリウス31号車が、序盤から好走を見せ4位へポジションアップ。やや早めの23周終了時点でピットへ向かい、タイヤ無交換作戦で嵯峨へとドライバーチェンジを行った。

    その後、嵯峨の31号車は着実なペースで周回。ピットを遅らせたライバル勢全車がピットを終えた時点で、2位へとポジションを上げた。その後、1台にかわされたが、今季初の表彰台を獲得。今季から嵯峨とコンビを組んだ久保にとってはGTでの初表彰台となった。

    17番手スタートのRC F GT3 51号車は、中山雄一がドライブした前半スティントでペースが上がらず苦戦を強いられたが、後半を担当した坪井が好走。着実に順位を上げ、9位入賞でポイント獲得を果たした。

    TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は20位。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車はGT500クラスの車両と接触を喫し、27位に終わった。

    嵯峨宏紀 (TOYOTA PRIUS apr GT 31号車)

    今回は予選から無交換前提のタイヤ選択で、とにかくタイヤを温存することを徹底し、前半も後半も無理なプッシュはせず、淡々と走る、という作戦でレースを戦った。最後の方では4号車に追いつかれてしまったが、ペースが違いすぎたので無理に抑えることもなく、自分達のペースを守って走り続け、なんとか表彰台でフィニッシュ出来て良かった。今年は新しいチームメイトになって、前半戦はちょっとかみ合わない部分もあったが、31号車プリウスのパッケージとして本来いる位置に今回戻ってくることが出来た。次の1000kmについては、今回のように特に後半淡々と走るのが得意なので、チャンスはあると思う。本来得意とすべき前戦のSUGOで不満の残る結果となってしまい、今回こそは挽回したいという気持ちだったので、表彰台に上がれたというのは本当に上出来だと思うし、優勝に匹敵する結果だと思っている。とはいえ、まだ僕らもシリーズを諦めているわけではないので、今後、次の鈴鹿で大きなポイントを取り、最低でも一回はどこかで優勝したいという思いはあるので、しぶとく頑張っていきたい。

    久保凜太郎 (TOYOTA PRIUS apr GT 31号車)

    去年乗っていたチームでも、いつもタイヤ無交換作戦の第1スティント担当をやっていたので、走り方は理解していた。あとは今年のクルマ、タイヤのパッケージでどうすれば良いかを考えながら走った。ちょっと危ないかと思うところはあったが、嵯峨さんがしっかりと繋いでくれたので良かった。初めての表彰台は嬉しいが、泣くのは優勝したときまで取っておくつもりだ。

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  • 【SUPER GT】 ポルシェ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ポルシェ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属し、911 GT3RでD’station Racing(#33)より参戦する2017年のSUPER GT GT300クラス第5戦(富士スピードウェイ)の決勝において、8位入賞を果たし、3ポイントを獲得した。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は5位に入賞した。

    真夏の一戦であり多くの観衆が訪れるSUPER GT 第5戦、D’station Porsche(#33)は、藤井誠暢とともに、第4戦SUGOからステアリングを握る2015年のポルシェ カレラカップ ジャパンのチャンピオンである元嶋佑弥がコンビを組んで参戦した。事前のテストから富士スピードウェイで好調だったD’station Porscheは、この一戦で上位入賞を狙った。

    8月5日(土)に行われた公式予選では、上位グリッドを狙うべく、元嶋佑弥がノックアウト予選Q1を担当。ただ、コンディションによってパフォーマンスが左右される僅差のSUPER GTの予選で、元嶋佑弥は1分39秒003というタイムをマークするも、Q2進出までわずかに届かず。18番手から決勝レースを戦うことになった。

    酷暑のなかでのレースとなった8月6日(日)の決勝レースは午後3時33分にスタートが切られた。同じく富士スピードウェイで開催された第2戦でD’station Porscheは高い決勝ペースを誇っていたものの、今回は序盤からライバルたちも速く、スタートドライバーを務めた藤井誠暢はなかなかポジションを上げることができなかった。そこでチームは、混戦のなかでのタイムロスを避け、クリアな状態でラップを刻むことができるよう、20周を終えて藤井誠暢をピットに戻し、ドライバー交代を実施。かつリヤタイヤのみを交換しピット作業時間を短縮する作戦に出た。

    41周というロングスティントを担当することになった元嶋佑弥だが、チームの信頼に応え、トップと互角のペースでラップを重ねた。ライバル勢のトラブルやピットインにも乗じ、ポイント圏内に浮上した元嶋佑弥は、50周目には#11 メルセデスをオーバーテイク。さらに55周目には#18 86MCをかわすなどポジションを上げて最後は8位でフィニッシュし、見事チームの期待に応えた。作戦変更が的中したD’station Porscheは第3戦以来のポイント獲得で、藤井誠暢は現在20ポイントとなりランキング8位につけている。

    もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、公式予選から速さをみせ、峰尾恭輔恭輔が14番手でQ1通過を果たすと、予選Q2でジョノ・レスターが7番手グリッドを獲得する。決勝レースでも上位を戦ったGULF NAC PORSCHE 911は、27周を終えスタートドライバーのジョノ・レスターから峰尾恭輔に交代。素早いピット作業と、ミスのない峰尾恭輔の走りで5位フィニッシュ。ジョノ・レスター/峰尾恭輔組は藤井誠暢から1ポイント差のランキング9位に着けた。

    次のSUPER GTレース 第6戦は、8月27日に三重県の鈴鹿サーキットで決勝レースが行われる予定になっている。

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  • 【SUPER GT】 アウディ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 アウディ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    2017 AUTOBACS SUPER GT第5戦となる「FUJI GT 300km Race」が、8月5日(土)・6日(日)、富士スピードウェイ(静岡県 1周4,563m)で開催されました。

    今大会にも新型Audi R8 LMSを擁する#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)と、#26 Team TAISAN SARD(チーム タイサン サード)の2チームが参戦。公式予選、決勝ともに晴れのち曇りという天候の中、ドライコンディションでレースは実施された。観客席には夏休みを迎えた子供たちなど家族連れの姿も多く見られ入場者数は予選、決勝の両日でのべ5万5000人を超えた。

    Audi Team Hitotsuyamaは、長年Audi R8 LMSをドライブするリチャード・ライアンと、トップカテゴリーのGT500クラスとGT300クラスの両方でチャンピオン経験をもつ柳田真孝がコンビを組んでいる。予選は想像していたほど上がらなかった気温とタイヤとがうまくマッチングせずタイムが伸び悩み、Q1をクリアできず15位という結果となった。

    決勝レースはスタートドライバーを柳田真孝が担当。前半は中位集団の中で思うように順位が上げられない展開ながら、我慢の走りで第1スティントを終え、後半のリチャード・ライアンにステアリングを託す。新しいタイヤに履き替えて第2スティントにのぞんだリチャード・ライアンは、前半はタイヤを温存しながら残り周回数が15周を切った頃から猛追を開始。上位を上回るタイムを連発し、見事にコース上で数台をパス。残りの周回数が2周というところで10位を追い抜き、今シーズン初の入賞を果たした。

    Audi R8 LMS で2年目の参戦となるTeam TAISAN SARDは、今シーズンより昨年のGT500クラスのチャンピオンチームであるSARDの野田英樹監督をチームへ招聘。さらにドライバーラインナップも山田真之亮とジェイク・パーソンという共に20代の若手コンビでの挑戦となる。

    予選は山田真之亮がチーム初となるQ1をクリアし、最終的に13位のポジションを獲得した。決勝はスタートドライバーをジェイク・パーソンが担当。レース開始後は12位のポジションにつけさらに上位をうかがっていましたが、スタート時のフライングが判明しドライビングスルーペナルティが課せられたため大きく順位を下げてしまった。しかし、その後の第2スティントを任された山田真之亮は、順調にラップを重ね、時に上位チームに匹敵するタイムを刻み19位で完走を果たした。

    SUPER GT 第6戦「第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km」は8月26(土)~27日(日)、三重県の鈴鹿サーキットにて開催予定。

    一ツ山亮次 (Audi Team Hitotsuyama チーム代表)

    「練習走行の段階では少し気温が高めでいいタイムがでていたので、いけるんじゃないかという感触はありました。決勝前半はかためのタイヤを装着していたのですが思ったほど気温が上がらず、また集団に巻き込まれたこともあって我慢のレース展開になりました。後半は各チームのピットインが終わって上位とのタイム差を見たときに、リチャード選手なら抜いてくれるだろうと想定していましたが、期待どおりの結果になりました。レース中のラップタイムは悪くありませんし、また次の鈴鹿は1000kmという長丁場のレースになりますので、さらに上位が狙えると思っています。期待していてください」

    リチャード・ライアン

    「ようやくポイントを獲得することができましたが、レース全体としては満足できるものではありません。もう少し気温が上がればさらに予選で上位を狙えたと思いますが、気温ばかりは我々の思うようにはいかないので、それもレースです。決勝は抜くのが難しい、とにかくタフな展開でしたが、プッシュし続けて、目の前に10位のポジションが見えたときは最大限の力でアタックしました。次の鈴鹿は、ドライバーはもちろんチームやタイヤなど総合力がもっとも求められるサーキットで、チームはすでに次に向けて準備を進めています。次は今回よりいい結果を目指して全力を尽くします」

    柳田真孝

    「練習走行では調子よく、気持ちよく走ることができました。ただ決勝ではコーナーは速いのですが、ストレートスピードが思うように伸びず我慢の展開になりました。集団の中で抜きつ抜かれつというシーンも何度かあったのですが、できるだけリスクを冒さずにリチャード選手につなげたいという思いで前半のスティントを走り切りました。この10位というポジションは決して満足できるものではありませんし、次の鈴鹿1000kmレースは今年で最後ということもあり(註:来年はGT世界統一戦鈴鹿10時間耐久レースが開催予定)、またGT500でもGT300でも優勝している相性のいいレースなので、ぜひ最後はアウディで優勝したいと思います」

    野田英樹 (Team TAISAN SARD チーム監督)

    「初めてQ1を突破することができ、まだまだそれくらいのことで喜んでいてはいけないのですが、クルマもチームとしても、少しづつ前進していると感じています。また予選だけですが、我々にとって1つのベンチマークであるもう1台のアウディの上位になれたことも、次の目標に向けてチームのモチベーションアップにつながっていくと思います。決勝はジャンプスタートというジェイク・パーソンの初歩的なミスで、ペナルティをもらう非常に残念な結果になってしまいましたが、まだ若いドライバーなのでそこは経験を積んでいくしかないと思っています。次の鈴鹿では助っ人として元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンがドライブします。テストでもいいタイムが出ていますし、若い2人のドライバーにはとてもいい刺激になるはずです。彼にうまくひっぱってもらいながら、鈴鹿では上位を目指します」

    山田真之亮

    「起きてしまったミスはしょうがないので、それをできるだけ取り返したいという思いで走りました。今回は決勝レース中にトップチームを追いかけるシーンもあり、戦える力はあるということを実感できたのが大きな収穫でした。次の鈴鹿はもともとスクールの卒業生ということもあり一番得意なコースです。また元F1ドライバーのクリエン選手が参加するということなので、いろんな面で参考にしながらレースではいい結果を出せればと思っています」

  • 【SUPER GT】 第5戦 富士スピードウェイ 決勝:トップ3ドライバーコメント

    【SUPER GT】 第5戦 富士スピードウェイ 決勝:トップ3ドライバーコメント

    SUPER GT 第5戦 富士の決勝レースが6日(日)、富士スピードウェイで行われた。

    GT500クラスはARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志)、GT300クラスはNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)が、共にポールポジションから今季初勝利を挙げた。同一チームによる両クラスのポール・トゥ・ウインは、SUPER GT史上初の快挙となる。

    GT500 クラス

    優勝:No.8 ARTA NSX-GT
    野尻智紀
    初優勝することができて嬉しいのですが、もういろんな感情が湧いてきて、少し混乱しています(苦笑)。カートで走っていた時にサマーキャンプで(監督の鈴木)亜久里さんに認められて、そこからはずっとこのチーム(ARTA)にサポートしてもらい、GT500にステップアップしたのもARTAからで“縁”を感じていました。20周年の今年は何としても結果を残さなきゃ。それがプレッシャーになった時もありますが、まずはこうして初優勝できて、嬉しいし、ホッとしています。勝因の一つにブリヂストンタイヤのパフォーマンスがあると思いますが、路面温度が心配したほどには上昇しなかったことも見逃せないと思います。これは自分たちにとってラッキーでしたね。ただ最初は35周走る予定でスタートしたのですが、100Rなどのように高荷重のポイントでは少し厳しくなったので、実際には少し早めにピットインすることになりました。まだフロントの跳ねる感じは残っているので、反対にクルマの伸び代はまだあると思っています。鈴鹿までにチームはきっと、もっと素晴らしいクルマに仕上げてくれると思うので、鈴鹿でも良いレースができると思います。

    小林崇志
    もう、周りの総ての人たちに感謝、ですね。GT300で経験を積んで、今年からGT500に再挑戦できることになりましたが、自分としてはこれがゴールだとは思っていなくて、ここで結果を出すことを自分に課していました。まだまだ、自分のドライビングなどで足りない部分があることは分かっていて、野尻選手と話し合ったりしながら、自分のドライビングを磨いてきました。今日のレースでも交替した時に10秒のマージンがありましたが、一生懸命タイヤマネージメントしていると、なかなかペースを上げることができず2位のクルマに2秒差にまで迫られてしまいました。そこでラジオでピットと話しながらドライビングを工夫しているうちにペースも上がってきて、マージンも5、6秒まで拡がって行きました。このチームで、いろんな人たちに支えられてきたからこその優勝だと思うので、やはり“感謝”ですね。もう一つ、やはり(GT300で)4年間お世話になった高木(真一)さんにもお礼が言いたいです。GT500で2年戦った後、GT300に移ったのは、ある意味“クビ”を言い渡されたようなもの。それなのに高木さんは、ドライビングテクニックだけでなく、様々なことを教えてくれました。今年、GT500に復帰することができたのも、そしてそのGT500で優勝することができたのも、高木さんの教えがあったからこそ。本当にありがとうございました。

    2位:No.23 MOTUL AUTECH GT-R
    松田次生
    今年はなんでこんなに大変なレースばっかりなんでしょうね。今回は本当にかなりハードなバトルで、4レースぐらいした感じ(苦笑)。そのくらい良い仕事ができたと思っているし、こんなにハードならギャラを増やしてほしいですよね(笑)。前半を担当したロニー(クインタレッリ)もずっと38号車にプッシュされていて、タイヤもキツイって言っていたんですけど、自分の方(後半スティント)が長いからタイヤは大丈夫かなって思いながら、でもできるだけ頑張ってプッシュしました。最後の10周はもうタイヤもズルズルで、石浦(宏明/No.38 ZENT CERUMO LC500)くんには迷惑かけるぐらいブロックしちゃいましたけど、どうしても2位が獲りたかったから……。でも、いつ抜かれてもおかしくないくらいの状況でした。次の鈴鹿1000kmは優勝も狙いつつ、しっかりと上位で終わって、大きなポイントを獲れるよう頑張りたいと思います。

    ロニー・クインタレッリ
    2016年第2戦以来となる久しぶりの表彰台です。優勝ではないですが、まず僕たちの目標である表彰台に戻れました。予選で2位をキープできたのがすごく良かったですね。スタート直後はなんとか8号車(ARTA NSX-GT)についていきたかったんですが、今週末は予選からレースを含め、彼らのほうがポテンシャルが高かったですね。ウェイトハンディの部分もあるので、ある程度仕方のないことだと思います。後半、次生が粘りの走りを見せてくれました。ランキングのほうもかなりレクサス勢との差を詰めることができたので、次の鈴鹿1000kmがとても楽しみです。今日、僕らが選んだタイヤは温度レンジの幅が広かったので、天気のことは気にならなかったし、影響もありませんでした。これからいつものパターンでポイントを獲っていきたいですね。あとは、クルマとタイヤのポテンシャルをあと少し引き出して、チャンピオン争いに加わりたいですね。

    3位:No.38 ZENT CERUMO LC500
    立川祐路
    昨日までクルマのバランスに苦しんでいて、ウォームアップを走った時にもそれがまだ改善し切れていなかったので、グリッドでもちょっと(セットを)変更してもらい、それが決勝に向けて良い方向にいきました。予選で固めのタイヤを選んでいたこともあって(スティントの)後半、石浦(宏明)に変わるまでに3番手まで順位を上げることができて、自分のできることはきっちりできたかなと。それに結果的に表彰台までこられたので、チャンピオンシップを考えてもまずまずかなと思っています。石浦に変わってからも(23号車と)コンマ差で争っていたので、なんとか抜けるかなと思ったんですけど、松田(次生)選手もしぶとかったですね。次の鈴鹿1000kmはさらにハンディも効いてくるので上位にいくのはなかなか難しいと思うんですけど、長いレースなのでうまく戦い切れれば上位フィニッシュできるレースではあるので、しっかり頑張りたいと思います。

    石浦宏明
    いや、悔しい。ここで4点(2位と3位の得点差)多く獲れたらデカいな、と思ってましたから。今回は、予選まであまり良くなかったですね。決勝のスターティンググリッドでもだいぶセット変更をしたし、グリッド上でもやりましたね。昨日から正直小さなトラブルもあったのですが、そういうのがなければもっと前からスタートができたので、残念です。まず、予選で36号車(au TOM’S LC500)に負けたのが悔しかった。条件を考えると僕らはワンリスしか絞られてないし、予選3位くらいでいなきゃいけなかったのに、その中でうまくクルマを仕上げられなかったんです。なんとか挽回したかったですね。夏の三連戦で何点獲れるかが勝負の中で、表彰台が大きなポイントになっているし、それ以外は急に(ポイントが)小さくなるので、ここで(大きなポイントを)獲って、鈴鹿ではガマンのレースにするというのが僕の中での理想でした。だから、チームのためにも2位が欲しいという気持ちで走ってました。後半、固い方のタイヤを着けたんですが、他のチームからは、涼しくなるし柔らかい方がいいんじゃないの?とか色々言われたので、エンジニアとも相談したんです。一瞬そうするかと思ったのですが、ピットインする直前に立川さんがNo.36を抜いてペースも良さそうに見えたので、もしかしたらウチのクルマの特性に(固いほうが)合ってるんじゃないかと思い、直前で固い方を選びました。鈴鹿1000kmは厳しいレースでしょうが、いい戦いがしたいです。

    GT300 クラス

    No.55 ARTA BMW M6 GT3
    高木真一
    (優勝できて)最高です! 今年はARTAが20周年ということで(監督の鈴木)亜久里さんからは『タイトルを獲れ!』とはっぱを掛けられていますが、GT500とダブルでポール・ツー・ウィンなら、それ(タイトル獲得)に匹敵するんじゃないか、と自分自身で感激しています。良いクルマを用意してくれたチームと、期待以上のドライビングを見せてくれたショーン(ウォーキンショー)にも感謝しています。レース前にショーンからは20秒くらいギャップをつくってほしい、と言われていたんですが実際には10秒弱のギャップしか築けなかった。でも今日のクルマは素晴らしかったので、これならショーンも大丈夫だろう、と思っていたら大丈夫どころか、僕のベストタイムをあっさりと更新するほどの速さを見せてくれて。終盤、谷口(4号車の谷口信輝)が4秒差にまで近づいてきましたが、そこからは反対に引き離す力走で…。だから本当にショーンにも感謝しています。あと、ブリヂストンが素晴らしいタイヤを用意してくれたことも大きかった。昨日も話しましたが、BMW M6 GT3用のタイヤとLEXUS RC F GT3用のタイヤを一緒に開発していて、LEXUSでは良いデータが出ているけれど僕たちはテストもしていないタイヤを選んだんですが、スティントの最後だけ、少し厳しくなりましたが、後は安定して高いパフォーマンスを発揮してくれました。僕のイメージでは鈴鹿にも合っているような気がするので、その辺りで苦手な鈴鹿を攻略、タイトルを狙いたいですね。

    ショーン・ウォーキンショー
    優勝できて嬉しいです。クルマのフィーリングは最高だったし、タイヤもスティントの最後までパフォーマンスが安定していました。それにピットストップではチームが完璧な仕事でサポートしてくれました。何よりも、前半のスティントで大きなギャップを築いてくれた高木(真一)さんのドライビングも素晴らしかった。だから今日優勝できたことで、チームに関わってくれている総ての人に感謝しています。次回は鈴鹿1000kmですが、僕たちは公式テストではあまりいい結果が出せていません。でも、今回履いたタイヤを使うことをベースに、それに合わせてクルマをインプルーブして行けば、良い結果に繋がるんじゃないか、と今日のレースで手ごたえを感じることができました。これまで使ったことのないタイヤだから、ロングランも初めてでしたが、完璧なスティントになりました。もちろん今日と同じようにチームも、僕たちドライバーも、全員がノーミスで精一杯のレースを戦うことで、いい結果に繋がると思いました。

    2位 No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG
    谷口信輝
    戦略? なかったですよ。行くだけですよ。ただまぁ、気温も路面温度も天気も全然読めなかったこともあるので、ソフトめのタイヤで行ってみて、半分くらい持つのかな、という思いでスタートしました。持たなければ、次に固め(のタイヤ)を入れなきゃいけないし…。ある意味、行きあたりばったりでした。でもまぁいいところまで行けましたね。俺に変わってから少しして、トップがその先にいたものだから、キャッチしたかったんですよ。でも今日のオートバックス(No.55 ARTA BMW M6 GT3)は速かった。優勝できなかったのは残念ですが、70kg(のウェイトハンディを)積んでいる中での2位なので、もう万々歳ですよ。良かったし、うれしいです。ランキングトップになったので、さらにがんばります。

    片岡龍也
    今回は正直、“良くて表彰台に乗れるかな”と思っていたんですけど、意外と気温が下がってくれたことでタイヤがもってくれました。とはいえ、最初はおとなしめにポジションキープというかタイヤをなるべく労って走りましたけど。そのなかで想定していたよりいい状態でレースが進められたし、思ったより前の55号車ともギャップが拡がらなかったので、優勝も見えるかなとちょっと期待しちゃったんですけど、さすがに今日の55号車は速かったですね。ウェイトとか条件から考えれば上出来な結果なんですけど(優勝が見えて)欲が出ちゃったぶん悔しいですね(苦笑)。実は最後、理由は分からないんですけど、ガソリンが足らないかもしれないということで途中で谷口(信輝)さんがペースを上げられなくなっちゃったんです。ミスとは言いませんが、そういうちょっとしたことで(ポイントを)取りこぼしたりしたらチャンピオンシップに響くので、このあと、しっかりチームとミーティングしたいと思っています。これでさらに重くなるので、次の鈴鹿1000kmは淡々といきますよ。

    3位:No.31 TOYOTA PRIUS apr GT
    嵯峨宏紀
    タイヤ無交換を前提にタイヤ選びをしていました。ただ、apr+ブリヂストン+プリウスのパッケージとしては、タイヤ無交換をやって成功したという前例がなかったんです。なので、正直どうなのかなという思いもありました。でも今後戦略の幅も拡がると思うので、失敗してもとりあえずやってみようということになりました。結果、今回無事に形になりました。後半、スバル(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)が追い上げてきましたが、それでもなんとか追いつかれることなくうまく逃げ切れたので良かったです。プリウスとしてというか、31号車が本来いるべき位置に戻ってくることができたと思うので、今後は今までのようにこの位置を維持することができるようなレースをやっていかなきゃいけないと思うし、若い久保(凜太郎)の成長にも期待している部分もあるし、今後の僕たちに期待してもらいたいですね。

    久保凜太郎
    今回、ブリヂストンが固めでいいタイヤを用意してくれて、それならタイムも良いし無交換でいけるだろうというのは昨日の公式練習の時からある程度読めていました。なので、とにかく序盤は温存して温存して、あとは(嵯峨)宏紀さんに任せるしかなかったんですが、そのなかでも順位を上げることができたので良かったと思っています。 後半は見ていて心臓が痛かったですね(笑)。その走りはちょっとタイヤが苦しそうだったんですけど、それでもすごくいいラップで走ってくれて、本当に宏紀さんに感謝です。SUPER GTでは初めての表彰台で、いまはまだ大丈夫ですけど、もう少しで泣きそうです(苦笑)。次の鈴鹿はプリウスにとって相性の良いサーキットになりますので、今回の表彰台が弾みになって、鈴鹿も良いレースができるんじゃないかなと思います。

    関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 結果:ARTAが2クラスでダブル優勝!

  • 【SUPER GT】 ARTA:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ARTA:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    ARTAは、2017年 SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイで、記念すべき20周年に両クラスで優勝を果たす事に成功した。両クラスで同時に優勝したのは2013年のSUGO以来だ。

    チームはレースで履くタイヤのチョイスに悩んでいた。朝から日差しが強く、我々にとって路面温度が上がる事は望んでいなかったからだ。しかし、決勝直前に雲が徐々に増え風も吹き始めたので、望みどおりのコンディションでスタートを迎える事が出来た。

    <GT500クラス>

    タイヤ選択に迷いなし、野尻、小林の快走でホンダにとってもチームにとっても今季初優勝

    スタートドライバーは野尻智紀。接戦になる事を予想していた野尻はスタートを決め、トップで1コーナーをクリア。序盤からペースもよく少しずつだが後続との差を広げていった。第1スティントの後半もペースは落ちる事なく野尻は走り続け、32周目にルーティンのピットインを行い小林にバトンタッチした。

    先にピットインを済ませていた車両が最終コーナーに迫っていたが、300クラスの車両と接触してしまいコースアウト。2番手のプレッシャーが無くなった小林は燃料が重い状態でタイヤに負担をかける事なく、コースイン後の2周目にはトップにポジションを戻した。その後小林はトップをキープしながら周回を重ねたが、途中300クラスの車両に引っかかってしまい、後続車との差を詰められる場面があった。小林は冷静に周回を重ね見事トップでチェッカーを受けた。

    鈴木亜久里 (監督)
    「今までNSXは勝てなくて2年ぶりにボク達のチームで勝たせる事が出来て良かったし本当に嬉しい。このレースは簡単なレースじゃ無いし、本当に価値のある勝ちだと思う。300クラスのメカニック達もSUGOが終わってから不眠不休で車を修復してくれてこの結果を出してくれた。本当に感謝だね。この結果に満足せず、次のステップを目指すよ」

    星学文 (エンジニア)
    「今日は路面温度が全てだと思っていました。天気予報では曇の予報でしたが、朝から日差しがあり、気温も高かったので、曇ってくれと祈っていました。決勝直前に予報通り曇りになってくれたのでタイヤ選択に迷いが無くなりました。野尻は最初からペースが良かったのですが、タイヤがどのくらい持ってくれるか心配でした。しかし、野尻のスティントではきちんと走る事が出来て、後半小林につなぐ事が出来れば大丈夫だと思っていたので良かったです」

    野尻智紀
    「チームが一生懸命積み上げてきてくれたものをようやくカタチに出来てホッとしました。序盤チームからの無線は聞こえるものの、ボクの声がチームに届いていなかったので故障かと思いましたが、ジャックが外れていました。指し直して再び交信する事が出来たので冷静にレースを運ぶ事が出来ました。小林さんも終盤タイヤがキツかったと思いますが、最後まで集中力を切らさず走ってくれたと思います。この優勝でウェイトも増え、次のレースは厳しい戦いになりますが、車のバランスも良くスピードもあり、長距離のレースなのでチャンスは続くと思っています」

    小林崇志
    「信じられない気持ちです。野尻が後続に10秒くらい差をつけてボクにつないでくれました。序盤燃料が重い時にペースが上がらなくて後続車がミラーに写り始めギャップが縮まってしまいました。その後燃料が軽くなってからペースを取り戻す事が出来てまた差を広げる事が出来ました。しかし、最後の5周くらいはしんどくてペースをなかなか上げられませんでしたが、何とかギャップを築く事が出来て逃げ切れました。ボクは今年500クラスに復帰出来て、その年にこうやって勝つ事が出来て、しかもダブルウインで本当に支えてきて下さった皆さんに感謝します」

    <GT300>

    メカニックの努力がドライバーを奮起させパーフェクトレースで今季初優勝

    高木は前日から決勝の天気を気にしていた。土曜の走行で決勝用のタイヤを試していたが、路面温度が高い状態では性能を十分に発揮できない可能性があったからだ。決勝前は天気が良く、日差しも強くなり始め路面温度も徐々に上がっていった。しかし、スタート進行が始まると雲が増え始め、気温も下がり始めてきた。

    ウォームアップで車とタイヤのマッチングを確認し高木はスタートを待った。スタートを上手く決めた高木は序盤からペースも良く、安定したラップで周回を重ねた。徐々に後続車と差を広げていったが、35周を過ぎたあたりからラップダウンの車が増え始めた。ラップダウンの車両の処理でタイムが落ちる事が予想されたのでチームと高木はルーティンのピットインを3周ほど早める事にした。

    ショーンに交代し、5番手でコースに復帰したが、冷えたタイヤとは思えないほど速いペースで10周後にはトップに返り咲いた。終盤、2番手の車との差を詰められる場面もあったが、動じる事無くトップを守り続け見事優勝を決めた。

    土屋圭市 (アドバイザー)
    「真一もショーンもミスの無い完璧な仕事をしてくれたね。文句の言いようが無いパーフェクトな内容だった。終盤2番手の車が迫ってきたけど、我々の方が有利だと思っていたので冷静にレースを運べたね」

    安藤博之 (エンジニア)
    「ポールからのスタートだったので、戦略としては高木さんでマージンを築いて、ショーンに繋いでそのまま逃げ切ろうという作戦でした。タイヤもセッティングもコンディションに上手く合わせる事が出来て、作戦通りに進められたレースでした」

    高木真一
    「SUGOで車が壊れてしまい、この短い時間でよくここまで持ってきてくれたチームに感謝したいです。レース前は路面温度が高そうで、タイヤとのマッチングが気になりましたが、ウォームアップ走行で確認したところ特に問題無さそうでした。また夕方は徐々に気温も下がっていくので、ますますボク達にとって良いコンディションになると思っていたので、タイヤの心配は無くなりました。しかし、ボクのスティントで周回遅れのマシンが増えてきたので、思うようにペースを維持出来なくなる可能性があったので予定より早めにピットインしました。その後はショーンのペースは素晴らしく、ミスも無くトップでチェッカーまで車を運んでくれました。本当にありがとうございました」

    ショーン・ウォーキンショー
    「パーフェクトなレースウイークでした。高木さんもノーミスでボクに繋いでくれましたし、後半のスティントの車もタイヤもセッティングも非常に良い状態で戦う事が出来ました。ブリヂストンは素晴らしいタイヤを用意してくれて勝つことが出来たと思います。次のレースも好調を維持してポイントを沢山獲得したいです」

    関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 結果:ARTAが2クラスでダブル優勝!

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第5戦 富士 予選レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第5戦 富士 予選レポート

    2017 オートバックス SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」が8月5日(土)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイで開幕し、公式予選が行われた。

    この日は夏休み中ということもあり、観客席には朝早くから家族連れなどのファンが詰めかけた。

    午前中の公式練習では1分30秒512を記録した#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/小暮)が5番手となり、NSX-GT勢のトップに立った。

    続く公式予選は、GT500クラスのQ1が午後2時55分にスタート。セッションが始まって7分が経過すると各車が一斉にタイムアタックを開始した。ここで#8 ARTA NSX-GTに乗る小林崇志が1分29秒758をマークして7番手につけたほか、#17 KEIHIN NSX-GTの小暮卓史も1分29秒775で8番手となり、2台のNSX-GTがQ2進出を決めた。

    午後3時40分に始まったQ2では、#8 ARTA NSX-GTの野尻選手が1分29秒104のトップタイムをマークして今季3度目となるポールポジションを獲得。#17 KEIHIN NSX-GTを操った塚越広大も1分29秒618で4番グリッドを手に入れた。

    66周で競われる決勝レースは明日の午後3時25分にスタートが切られる予定。

    小林崇志 (♯8 オートバックス レーシング チーム・アグリ)

    公式練習の段階では挙動が不安定だったため、同じ富士スピードウェイで開催された第2戦の時に近い状態に一旦セッティングを戻してからアジャストを行ったところ、満足のいくレベルまでマシンを仕上げることができましたが、僕がステアリングを握ったQ1では、完全に自分好みのマシンとは言えませんでした。それでも、野尻選手にとってはこのバランスがいいだろうと考え、ほとんど調整を行わずにアタックしてもらいました。その結果、素晴らしいタイムでポールポジションを獲得できました。明日はできれば後続を大きく引き離して逃げ切りたいと思います。

    野尻智紀 (♯8 オートバックス レーシング チーム・アグリ)Q1を担当した小林選手から僕が乗るとちょうどいいバランスになるとのアドバイスを受けていましたが、実際に乗ってみると本当にその通りで、とてもいいマシンに仕上がっていました。おかげで思う存分攻めることができ、ポールポジションを獲得できました。今日のこの結果についてはとても満足しています。前回のSUGO大会は僕のミスでレースを台無しにしてしまいましたが、明日は気持ちを切り替え、平常心で決勝に臨みます。ポールポジションからのスタートなので、優勝を狙って力強く走り切るつもりです。

    小暮卓史 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)

    午前中の公式練習では、マシンのセットアップで決めきれないところがあったほか、自分のドライビングもそれに合わせ込むことができず、苦戦を強いられました。公式予選でもその影響は残り、自分としては100%のアタックではありませんでした。
    ただし、4番グリッドは決して悪いポジションではありませんし、明日のレースがドライになればタイヤチョイスの面でも有利なはずなので、今は決勝を楽しみにしているところです。ただし、ライバル勢も非常に手強いので、気を引き締めてレースに挑みます。4番手からのスタートなので明日は悪くても表彰台、できれば優勝したいと思います。

    塚越広大 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)

    富士のコースを見据えてセッティングを行ってきましたが、今朝の段階ではマシンがやや跳ねる傾向にあったほか、グリップも十分とはいえませんでした。その後、調整を行い、小暮選手が無事Q1を突破してくれました。Q2では8号車がポールポジションを獲ったのに対し、僕たちは4番手となりましたが、僕たちの履いているタイヤの方が決勝では有利なはずなので、それを考えれば悪くない結果だったと思います。前戦のSUGO大会は悔しい結果に終わったので、明日のレースではその分も取り返せるようにベストを尽くします。

    佐伯昌浩 (株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー)

    午前中の公式練習ではNSX-GT勢に揃ってマシンが跳ねる傾向が見られ、調子はあまり良くありませんでした。そうした中、8号車はウェイトハンデの面で有利だったので予選での好成績を期待していましたが、野尻選手がQ2で奮闘してくれたおかげでポールポジションを獲得でき、とても嬉しく思っています。一方、2基目のエンジンを積んで臨んだ#100 RAYBRIG NSX-GT(山本/伊沢)は車体のセットアップが完全に決まっていないこともあって満足のいく結果を残せませんでした。過去2戦では勝てるレースを落としているので、明日はまず今シーズン初優勝を遂げたいと考えています。

    関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 予選:ARTA NSX-GTがポールポジション

  • 【SUPER GT】 NISMO:第5戦 富士 予選レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第5戦 富士 予選レポート

    2017年のSUPER GT第5戦が富士スピードウェイで開催。8月5日に行われた公式予選で、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は予選2位となった。

    第4戦SUGOから僅か2週間のインターバルを挟み、シーズンの折り返し地点ともいえる第5戦が幕を開けた。夏休みも半ばとあって、予選日から多くのGTファンが訪れた富士スピードウェイ。

    #23 GT-Rはここまでの4戦で26ポイントを獲得しており、52㎏のハンディを背負うことになるが、ウェイトハンディが50㎏を超えると燃料流量リストリクターの制限が加わるため、実際には第1段階のリストリクター制限に加え35㎏のウェイト搭載という形で富士戦に挑むこととなった。

    午前中の公式練習は黒い雲に上空が覆われることもあったが、午後には時折強い陽射しもさすようになった。GT500のQ1は、気温30℃、路面温度37℃というコンディションで午後2時55分からスタート。Q1を担当する松田はセッション開始から8分ほどが経過したところでコースへと向かっていった。計測開始から3周目で1分29秒423を記録。同じくミシュランタイヤを装着する#46 GT-Rが0.097秒差まで迫るが、最終的にトップタイムでQ1突破を果たした。

    Q2は雲が張り出したこともあり、気温29℃、路面温度34℃と若干の低下は見せたが、ドライコンディションのままスタートした。4分ほどが経過したところで、クインタレッリがドライブする#23 GT-Rが先頭でコースイン。計測2周をウォームアップにあてたクインタレッリは、3周目に1分29秒475を記録してトップに躍り出た。最終的に#8 NSX-GTがクインタレッリのトップタイムを塗り替えて逆転を許したが、#23 GT-Rは予選2位となった。

    松田次生 (#23 ドライバー)
    「今シーズンは予選で苦しい戦いになることが多い中で、Q1でトップタイムを獲れたのは良かったです。今回から燃料リストリクターも付くし、富士に入るまでは今週末は厳しいかなと思っていましたが、チームとタイヤがすごくサポートしてくれましたね。周りのウェイトハンディが軽い中でこの位置につけることができたのは、僕たちにとって大きいことだと思います。決勝でもいい戦いを見せられるように頑張ります」

    ロニー・クインタレッリ (#23 ドライバー)
    「アタックでは、1コーナーで少しロスしてしまいましたが、それがなかったとしてもトップタイムは見えませんでした。でも2番手というポジションはすごくいいと思います。戦略もドライビングもマネジメントしやすい位置ですからね。タイヤはロングランでもいいはずなので、ドライコンディションならいいレースが期待できます。雨が降るという噂もありますが、今週末はウェットコンディションでは誰も走っていませんから、皆同じ条件になります。そうなれば、前の方からスタートできるのは有利です。どんな路面でもいい戦いができると思います」

    鈴木豊 (ニスモ 監督)
    「富士では、第2戦でも予選2位を獲得しましたが、あの時はドライバーがクルマの実力以上のものを出してくれたという感じでした。今回は自分たちの力を発揮できた2番手。ちょっと悔しいですが、納得しています。公式練習から予選に向けてセッティングを大きく変更したのですが、普通なら悩みこんでしまいそうなところを、ドライバーとエンジニアが冷静に状況を把握しながら、ミスなくクルマを進歩させてくれました。タイヤとセッティングが、非常にうまくまとまりました。レースを重視したセッティングで予選に臨み、この位置を手に入れられたので、明日も自信をもって決勝に挑めます。予選では8号車に負けてしまいましたが、レースになれば違う展開になると思っています。十分勝負できると思うので、明日も頑張ります」

    GT300クラス 公式予選
    B-MAX NDDP GT-Rは予選8位から表彰台を目指す

    ゴールデンウィークの第2戦から、3か月ぶりに富士スピードウェイに戻ってきたSUPER GT。第5戦となる今回、#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)は、ハンディとして28kgのウェイトを搭載しての参戦となった。公式練習は、時折分厚い雲が陽射しを遮るような空模様で、気温25℃、路面温度29℃と、この時期としてはやや涼しいコンディション。終盤のGT300クラス専有走行で高星がアタックし、1分39秒115のタイムで5位につけた。

    GT300クラスのQ1は午後2時35分にスタート。気温は27℃と、公式練習時とあまり変わりはなかったが、路面温度は33℃まで上昇していた。高星がステアリングを握り、計測4周目で1分38秒538をマークして暫定のトップに浮上したが、直後にトップタイムが塗り替えられ、#3 GT-Rは2番手に後退。高星は逆転を目指して再度アタックし、1分38秒508と自己ベストタイムを更新した。その後、2台が高星のタイムを上回ったことで順位は4位まで後退したが、トップタイムから1秒の間に19台がひしめく厳しいセッションの中でQ2進出を決定した。

    インターバル、そしてGT500クラスのQ1が進行している間に陽射しが戻ったこともあり、GT300クラスのQ2は気温30℃、路面温度も37℃に上昇した。Q2を担当した星野は、周回を重ねるごとに着実に自己ベストタイムを削り、計測5周目に1分38秒656をマーク。#3 GT-Rは8位につけてセッションを終了し、表彰台を狙える位置である4列目グリッドを獲得した。

    星野一樹 (#3 ドライバー)
    「クルマのバランスは朝の公式練習より良くなっていて、タイヤのポテンシャルも良くアタックすることができました。僕たちはこれまでのテストでもロングラン重視のクルマを作って来ていますし、それに合わせたタイヤもあります。予選8位は悪い位置ではありませんし、今季初の表彰台も狙えるのかなと思います。明日はチームの力を合わせて良い結果を勝ち取りたいです」

    高星明誠 (#3 ドライバー)
    「予選は朝に比べてクルマのバランスも良くなっていました。路面温度も上がって、タイヤもグリップしてくれて乗りやすくなっていました。ちょっとミスはありましたがいいアタックだったと思います。今持っている力を出し切って、やれることはできた予選でした。明日は表彰台が十分狙えますし、得意なレースペースの良さを見せて自分たちのレースをしていけば結果は見えてくると思います」

    長谷見昌弘 (NDDP RACING 監督)
    「狙いどおりの予選でした。このレースに向けてずっと決勝を想定してクルマづくりをしてきましたし、ラップタイムも安定していますから、気分的にも楽でした。SUGOから使うことになったタイヤももちそうですし、ドライバーもミスをしませんから、明日は楽しみです」

    関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 予選:ARTA NSX-GTがポールポジション

  • 【SUPER GT】 レクサス:第5戦 富士 予選レポート

    【SUPER GT】 レクサス:第5戦 富士 予選レポート

    SUPER GT第5戦の予選が富士スピードウェイで行われ、中嶋 一貴/ジェームス・ロシター組 au TOM’S LC500 36号車が72kgというウェイトハンデをものともしない走りで3番手グリッドを確保。立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車が6番手、平川亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S LC500 37号車が7番手につけた。

    8月5日(土)富士スピードウェイでSUPER GT第5戦の予選が行われた。

    空は雲が覆っているものの雨は降らず、GT500クラスのQ1が開始される頃には気温29.5度、路面温度37度で蒸し暑い中、セッションが開始された。

    GT500のQ1は午後2時55分スタート。いつも同様に前半は誰もコースインせず、残りが7分ほどになったところで国本雄資の駆るWedsSport ADVAN LC500 19号車を先頭に各車コースイン。タイヤを暖め、アタックラップに入ったが、19号車国本はコカコーラーコーナーでコースオフを喫し、大きくタイムロス。翌周もアタックを継続したがタイム更新はならず、14番手に終わってしまった。

    セッション終盤に目まぐるしくタイムが更新される中、LEXUS勢で好走を見せたのはトムスの2台。ランキング2位、3位で重いウェイトハンデを積んでいるにもかかわらず、37号車は平川亮、36号車は中嶋一貴が好走を見せて3番手、5番手でQ2進出。38号車も石浦の健闘で7番手に入りQ2進出を決めた。

    ヘイキ・コバライネンがアタックしたDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車は惜しくも9番手でQ2進出ならず。ランキング首位で最も重いウェイトハンデを積むWAKO’S 4CR LC500 6号車は大嶋が懸命のアタックを見せたが11番手でQ1敗退となった。

    午後3時40分からQ2(12分)が開始され、残り8分ほどで各車コースイン。このセッションでは36号車のロシターが素晴らしい走りを見せ、LEXUS勢最上位となる3番手タイムをマーク。石浦の38号車が6番手、キャシディの37号車は7番手から明日の決勝に臨むこととなった。

    中嶋一貴 (au TOM’S LC500 36号車)
    正直Q1を通るのも厳しいと思っていたので、予想以上の結果だ。Q1通過のために、午前中のフリー走行から基本的に僕にニュータイヤを集中して、まずQ1を頑張って通ろうという状況だった。Q1を通過できたのはもちろん良かったのだが、それ以上にジェームスがQ2で驚きの走りを見せてくれて、とても良い予選だった。明日は思いのほか良い位置からスタートできるので、この結果をしっかりと活かしたい。クルマのフィーリングがすごく良く、多少僕のQ1の時にはバタバタしたのだが、それでもQ1を通過出来るレベルに仕上がっていたので、クルマとしては良いベースがあると思う。また、午前中の感触では、燃料を積んだ状態でのフィーリングの方が良いくらいなので、明日の決勝レースが本当に楽しみだ。

    ジェームス・ロシター (au TOM’S LC500 36号車)
    クルマは完璧で、素晴らしいバランスに仕上がった。エンジニアとメカニックが完璧な仕事をしてくれた。我々は第2戦の富士で良いリズムをつかめていたので、今日はニュータイヤを一貴に集中するという作戦を採ったのだが、上手く行って良かった。僕自身、Q2は本当に楽しんでドライビング出来た。今日のLC500は本当に最高だった。予選で好調なら決勝でも強いものだし、明日は表彰台を賭けて最高のバトルが出来る自信がある。

    GT300 予選

    GT300クラスでは、プリウス2台がQ2進出。嵯峨 宏紀/久保 凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が6番手、永井 宏明/佐々木 孝太組 TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が9番手グリッドを確保。LEXUS RC F GT3の2台は苦戦し、中山 雄一/坪井 翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車は17番手、飯田 章/吉本 大樹組 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は23番手でQ1敗退となった。

    8月5日(土)富士スピードウェイでSUPER GT第5戦の予選が行われた。空は雲が覆っているものの雨は降らず、午後2時35分、気温27度、路面温度33度の蒸し暑い中、GT300クラスのQ1が開始された。

    セッション開始と同時に各車精力的に周回を重ねていき、タイムが更新されていった。最終的に、上位19台が1秒以内に入るという僅差のQ1で、坪井がアタックした51号車はカットラインとなる14番手に僅かコンマ1秒及ばず17番手でQ2進出ならず。前戦5位フィニッシュを果たした60号車も23番手でグリッド決定となった。

    一方、プリウス勢は佐々木孝太がアタックした30号車が6番手、嵯峨がアタックした31号車が8番手でQ2進出を決めた。

    午後3時20分より12分間で行われたQ2では、久保がアタックした31号車が6番手、永井がアタックした30号車が9番手につけ、明日の決勝に臨むこととなった。

    関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 予選:ARTA NSX-GTがポールポジション

  • 【SUPER GT】 第5戦 富士 予選:ポールポジション 記者会見

    【SUPER GT】 第5戦 富士 予選:ポールポジション 記者会見

    2017年 SUPER GT 第5戦「FUJI GT 300km RACE」の予選が5日(土)に富士スピードウェイで行われた。

    GT500クラスは、#8号車 ARTA NSX-GT(野尻 智紀/小林崇志)が今季3度目のポールポジションを獲得。GT300クラスは#55号 ARTA BMW M6 GT3(高木 真一/ショーン・ウォーキンショー)がポールポジションを獲得。ARTAがダブルで予選1位獲得した。

    GT500 クラス

    No.8 ARTA NSX-GT
    野尻智紀
    トークショーで(監督の鈴木)亜久里さんがポールを予言していて、勇気づけられた反面、(先に同じチームのGT300の)55号車がポールを獲ったことでプレッシャーにもなっていました(苦笑)。でもクルマに乗ったら集中でき、良いアタックができました。前回の富士(第2戦)ではクルマが跳ねる傾向があったので、今回の持ち込みセットでは、その対策をしてもらっていました。でもこれが不発で、走りだしではクルマの状態が良くなかったですね。それでインターバルでは第2戦の決勝用のセットに戻してもらいましたが、それで随分良くなっていました。(Q1を走った)小林さんのアドバイスもあり、Q1からほとんどクルマ(のセット)を変えずにQ2を走ったこともポールに繋がりました。跳ねる傾向は完全に治った訳じゃなく、酷かったのが軽くなった程度で、その分、まだまだ速くなる、伸び代があると思っています。明日の決勝は、どちらが先に行くか? それはまだ決まっていません。多分明日の朝、また“お告げ”があるんじゃないかと(笑)。それはともかく、いつも通り平常心で走りたいと思います。

    小林崇志
    朝の走りだしではクルマの状況が酷かったんです。ドライブしていても、クルマがどこに行くのか分からないような状況で、前回の富士のセットに戻してもらいました。そうしたら、午後の公式予選までには随分修正されていました。でも、自分が走ったQ1では完璧なアタックができた訳じゃありませんでした。それでも自分にはベストフィットじゃなかったけど(そのドライビングスタイルから想像して)野尻選手にはジャストフィットだろうと。結構楽観視していました。何よりも“お告げ”が効いていました。『目を閉じるとポールを獲った(ARTAの)2台が見える』、と(監督の鈴木)亜久里さんがトークショーで話していた時には笑いながら聞いていましたが、GT300のQ2が終わってみたら55号車がポールを獲っていて、これは自分たちに流れがきているのだろうし、野尻選手もきっとやってくれるだろう、と。ARTAのGT500/GT300のダブルポールという場にドライバーとして立ち会うことができ、感激しています。明日の決勝は、簡単には抜かせないようなレースをしたいですね。

    GT300 クラス

    No.25 ARTA BMW M6 GT3
    松井孝允
    久しぶりのポールだったし、前戦のSUGOでは良い追い上げを見せていたのにリタイアして、自分のレース(人生)を見直そうとしていたこともあって、ちょっと感極まって(予選直後のTVインタビューで涙ぐんで)しまいました。予選では、初めてのタイヤで走りました。実はサイズ的にも一緒で、(セッティングの)キャラクターが良く似たレクサス(No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3)用と並行してタイヤを開発しているのですが、レクサスがテストで良かったものを選んで今日走りました。富士は元々(BMW M6にとって)相性の良いコースだし、SUGOの残念なリタイアも、結果的にはウェイトハンディが増えることなかったから…。何より(監督の鈴木)亜久里さんが『今回はWポールだ!』と予言していたので、その予言どおりになってよかったです。
    明日の決勝で勝ったら、昔コンビを組んでいた新田さん(No.50 Ferrari 488 GT3の新田守男)と通算最多勝利記録で並ぶことになるらしいのですが、新田さんも僕も、ショーン(ウォーキンショー)から見たらおじいちゃんのようなもので、そんなおじいちゃんにもチャンスがあるのだったらと思う程度で、新田さんと争う気持ちは毛頭ないです。記録は、若い人たちに破ってもらったらいいと思いますよ。ただ今回、新田さんが好調のようで、それは(元チームメイトのライバルとして)ちょっと気になっています(苦笑)。でも良い形でレースを走り終えたいと思っています。

    ショーン・ウォーキンショー
    SUPER GTではまだ5戦目ですが、ポールポジションを獲ることができて気分は最高です。と言っても、僕はQ1を走って何とか通過して、Q2を走る高木(真一)さんに繋いだだけ。ポールを獲ることができたのは、すべて高木さんのおかげです。クルマは午前中の公式練習でも午後の予選でもセッティングが上手く決まっていて、良いアタックができました。明日(決勝レース)の作戦ですか? ここまですべてのリザルトが、(監督の鈴木)亜久里さんの言ったとおりになっているので、彼が『決勝レースは優勝だ!』って言ってくれたら優勝できると思います(笑)。ともかく、僕たちは決勝でも精一杯がんばるだけです。

  • 【SUPER GT】 第5戦 富士 予選:ARTA NSX-GTがポールポジション

    【SUPER GT】 第5戦 富士 予選:ARTA NSX-GTがポールポジション

    2017年 SUPER GT 第5戦「FUJI GT 300km RACE」の予選が5日(土)に富士スピードウェイで行われた。

    前戦SUGOから僅か2週間のインターバル、そして3週間後には鈴鹿1000kmが待つ「真夏の3連戦」は2戦目を迎える。

    富士スピードウェイの天候は晴れ。気温29℃、路面温度37℃のコンディションでセッションはスタートした。

    ポールポジションを獲得したのは#8号車 ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志)。1分29秒104という最速タイムで2戦連続、今季3度目のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.371秒差で#23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、3番手には#36号車 au TOM’S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)が続いた。

    GT300クラスでは、#55号車 AUTOBACS RACING TEAM AGURIがポールポジションを獲得した。

    SUPER GT 2017年 第5戦 富士 予選結果:GT500

    順位 No. 車名 ドライバー タイヤ WH タイム
    1 8 ARTA NSX-GT 野尻紀
    小林崇志
    BS 20 1分29秒104
    2 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI 52 1分29秒475
    3 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴
    ジェームス・ロシター
    BS 7 1分29秒591
    4 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大
    小暮 卓史
    BS 36 1分29秒618
    5 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木大樹
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    YH 6 1分29秒851
    6 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路
    石浦宏明
    BS 60 1分29秒934
    7 37 KeePer TOM’S LC500 平川亮
    ニック・キャシディ
    BS 74 1分30秒059
    8 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山哲
    千代勝正
    MI 46 1分30秒777
    9 1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
    平手晃平
    BS 70 1分29秒921
    10 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
    ヤン・マーデンボロー
    BS 14 1分29秒964
    11 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也
    アンドレア・カルダレッリ
    BS 82 1分29秒985
    12 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀
    中嶋大祐
    YH 14 1分30秒005
    13 64 Epson NSX-GT ベルトラン・バゲット
    松浦孝亮
    DL 6 1分30秒045
    14 19 WedsSport ADVAN LC500 関口雄飛
    国本雄資
    YH 18 1分30秒189
    15 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴
    伊沢拓也
    BS 38 1分30秒322