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  • 【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが、2017シーズンのMotoGP 最終戦となるバレンシアGPをスタート。気温が低かった午前中は慎重にスタートし、暖かくなった午後からプッシュを始めてそれぞれ11番手と12番手で初日を終了した。

    午前中のFP1でベースセッティングを見つけることを目標にしたバレンティーノ・ロッシは、様々なオプションを試しながら1分32秒538まで伸ばして18番手。トップとの差は1.493秒だった。

    午後のセッションでは序盤に一旦トップに立つと、再びセッティング作業を開始した。終盤になって全体のペースが上がってくると、バレンティーノ・ロッシもライバルたちと同様にタイムを縮め1分31秒488へ更新した。しかし僅差でトップ10入りを逃し、トップと0.848秒差の11番手で初日を終えた。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、路面温度が12度に留まる寒さのなかで行われたFP1は、グリップレベルを確認するために慎重に走行を開始した。周回を重ねながら少しずつ自信を深めてペースを上げると、最終的には1分32秒台の壁を破って1分31秒750をマーク。トップから0.705秒差の6番手となった。午後からのFP2では気温が上がるなか、FP1から引き続きマシンバランスの調整に多くの時間を割きながらも、いくつかのセッティングを確認した。これらを順調にこなしたマーベリック・ビニャーレスは、最終走行で1分31秒624へタイムを更新。トップから0.984秒差の11番手でセッションを終了し、総合順位では12番手となった。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは、シーズン最終戦で表彰台に上ることを目標にウイークをスタート。両セッションで着実に前進し、最終的にはトップ3に0.105秒と迫る総合5位を獲得した。ウイーク2日目はさらにペースを上げ、予選でのフロントロー獲得を目指す。

    ヨハン・ザルコのチームメイト、ジョナス・フォルガーの代役として、マレーシアから連続出場となったマイケル・ファン・デル・マークは、主にグリップ感覚をつかむことに時間を費やし、第2セッションでは1.5秒近くもタイムを更新したが、ライバルたちに届かず25番手で初日を終えた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合11番手/1分31秒488)
    「とくに午前中は、マシンのフィーリングがつかめず苦労しました。でも午後になるとフィーリングもセッティングも少しずつ良くなってきました。バレンシアではいつもグリップの低さに悩まされてきましたが、今シーズンはコンディションに翻弄されることが多かったので、明日以降、ますます頑張らなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合12番手/1分31秒624)
    「非常に厳しい一日になりました。ブレーキングが思うようにいかず、コーナリングに苦労しました。原因がわからず難しい状況ですが、僕としてはベストを尽くすだけです。今日は十分な成果を出すことができませんでしたが、明日以降、必ず取り戻してみせます。トップ5に入る力はあると思っているので明日に期待します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「初日は計画通りにはいきませんでした。セッティング変更を試みても、思ったような改善が見られなかったのです。そのなかでもタイヤスペックをいろいろ比較して多くのデータを収集することができたので、決勝でのタイヤチョイスに役立ってくれると思います。明日は今日の不調の原因を見つけ出し、改善してゆくことがとても大切になります」

    Monster Yamaha Tech 3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合5番手/1分31秒054)
    「今日の成果に満足しています。ペースも良く、順調なスタートを切ることができました。とくにミディアム・コンパウンドのタイヤでいい走りができていたので、ソフト・コンパウンドを終盤に温存することができました。それを使ってみると確かにタイムは上がったのですが、正直なところ、もっと良くなると期待していたのです。今日は、トップ10に入ることができたことが重要です。明日以降もプッシュを続け、今日の午後のセッションで集めたデータを予選で生かすことができるでしょう。晴天に恵まれたことに感謝し、これがずっと続くことを願っています。ここまではエンジョイできているので、明日もこの調子で上位グループについていき、決勝に備えます」

    マイケル・ファン・デル・マーク (フリー走行総合25番手/1分33秒101)
    「マシンに慣れなければなりませんし、このコースを走るのも久しぶりです。これらを考慮すれば、全体的にはまずまずの走りができたと思っています。FP1ではフィーリングがつかめず苦労しましたが、終盤になるとまだ差は大きいものの少しずつ良くなってきました。そしてFP2では、終盤で新品タイヤを履くと前進することができましたが、手ごたえを感じながら気持ちよく乗れるようになりました。まだ不十分ですが、進歩を実感しながら1ラップ・1ラップをエンジョイできています。明日またマシンセッティングを進めていきたいと思います」

  • 【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP 1日目レポート

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、最高峰クラスでは、2012年以来、5年ぶり、4回目の優勝を狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が2番手と好調なスタートを切った。午前中1回目の走行は、気温も路面温度も低く、着実にタイムを上げていったが、コンディションがよくなった午後の走行では、RC213Vのパフォーマンスを存分に発揮した。土曜日の予選では2戦連続今季4回目のポールポジションを狙う。

    総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に21点差をつけてタイトル王手で最終戦を迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP1で5番手、FP2ではセッション終盤に転倒を喫し、1つポジションを落とし6番手で初日を終えた。タイトル決定に向けてセットアップに集中したマルケスは、セッション中ほとんどの時間でトップタイムをマークした。セッション終盤に新品タイヤを入れて走るライダーたちにポジションは譲切ったが、順調なスタートとなった。

    シーズン終盤戦に入って調子を上げているジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が7番手と好調な走りで初日を終えた。FP1では転倒を喫するも2番手と好調な走りを見せ、FP2ではFP1と同タイムでポジションを落としたが、今季ベストリザルトに向けて絶好のスタートを切った。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)も着実にセットアップを進めて8番手。トップから1秒差に12台という接戦の中で着実に前進した。最終戦初日はこうしてトップ10にHonda勢が4台。今季初の表彰台独占の期待が膨らんだ。

    ホームGPに闘志のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、19番手。2日目のタイム短縮とポジションアップが期待される。

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
    「今日はうまく行ったのでとても満足しています。午後は朝よりも少し路面の温度が上がりマシンの感触がよくなりました。このまま週末を通してドライコンディションが続けば、コースもよくなり、グリップも向上していくと思うので、僕たちもこの方向性を保ったまま集中していかなくてはなりません。今日は、タイヤテストやマシンのセットアップに向けて十分な作業ができましたが、明日はさらに重要な予選の日であり、前進を続けたいです。決勝は午後に行われますが、気温の低い午前中のコンディションでも、いいペースで走れるように改善をしていきたいです」

    マルク・マルケス(MotoGP 6番手)
    「今日は本当に気分がよかったので、レースに向けてユーズドタイヤを使って最適なセッティングや妥協点を見つける作業を試みました。昨年のセットアップに近い状態と、最近僕たちが使っているセットアップの2種類のセットアップを試しました。明日は最終的な調整をしてからタイムアタックに行く予定ですが、全体的に感触がよく満足できる一日でした。リアにミディアムタイヤを履いた今朝の走行はペースがよく、午後に履いたソフトでは、少しプッシュしすぎてしまってセッション終盤に小さな転倒をしましたが感触はよかったです。今週は、こうしていい感触でスタートすることが大切なことで、気持ちよく乗れています。この感覚を日曜日まで保ち続けて行きたいです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 7番手)
    「FP1の終わりで小さなクラッシュをした以外は、非常にいいパフォーマンスができたと思います。マッピングの改善をしている最中に、6コーナーで少しハードにプッシュしてしまいました。5コーナーから6コーナーにかけて少しウイリーしてしまい、アクセルを戻すのが少し遅すぎて、フロントタイヤが接地するまでの間に完全にラインを外してしまいました。何とか持ちこたえて周回を続けようとしましたが、フロントから転倒しました。今日は両セッションともにペースはよかったです。もし、トラフィックにつかまることがなければ、もう少し速いタイムを出せたのではないかと思います。理想的なラップタイムが出せればトップに近づけると思います。明日の天候が悪い場合を考えて、今日はトップ10位以内にいることが大切でした。朝のセッションは非常に気温が低くトリッキーな状況になるので気をつけなくてはなりません」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
    「今日の結果にはとても満足しています。前戦までの3連戦は、コース幅も広く、大きく開けたコースが続いたので、そこからバレンシアのような狭いサーキットに感覚を戻すのに少し苦労しましたが、チームの作業を含め、全体としては満足しています。このサーキットはうまく乗りこなすのがとても難しく、特に右コーナーでは、今日も多くのライダーがミスをしていました。僕たちのマシンはこのサーキットでは苦戦するとは思っていましたが、今日はいい方向に作業が進み、いい仕事ができました。この流れを継続して、明日の予選に向けて最適なセッティングを作って行きたいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 19番手)
    「今日は非常に安定したリズムでラップを刻むことができたのでとても満足しています。誰かの後ろについて出したタイムではなく、単独ですべてのラップをこなすことができたこともうれしいです。またタイムも1分31秒台後半から1分32秒台前半で安定していました。これは僕にとっても、とてもポジティブなことでした。Estrella Galicia 0,0 Marc VDSとの最後のレースになるので、この調子を最後までキープしたいです」

  • 【MotoGP】 最終戦 バレンシアGP:ホルヘ・ロレンソが初日トップ

    【MotoGP】 最終戦 バレンシアGP:ホルヘ・ロレンソが初日トップ

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPのフリー走行2回目が10日(金)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がトップタイムをマーク。昨年11月の最終戦バレンシアGP以来、1年ぶりに初日総合1番手に進出した。

    気温20℃、路面温度24℃のドライコンディションの中、ホルヘ・ロレンソは1分30秒640を記録。2番手には0.122秒差でダニ・ペドロサ(ホンダ)、3番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、4番手にはヨハン・ザルコ(テック3)が続いた。

    マルク・マルケスは、今季26度目の転倒を喫したものの0.603秒差の5番手。以下、ジャック・ミラー、カル・クラッチロー、ミケーレ・ピロ、バレンティーノ・ロッシ、ポル・エスパルガロがトップ10入り。

    マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は11番手、フリー走行1回目で今季初めて1番手発進を決めたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)は、今季15度目の転倒を喫し18番手に後退したが、午前のラップタイムで総合4番手だった。

    2017 MotoGP 最終戦 バレンシアGP フリー走行2回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分30秒640
    2 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒762
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分30秒949
    4 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分31秒054
    5 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒243
    6 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒357
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分30秒383
    8 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム 1分30秒413
    9 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒488
    10 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒615
    11 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒624
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒698
    13 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分30秒733
    14 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分30秒858
    15 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒876
    16 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分30秒926
    17 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒958
    18 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分30秒966
    19 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒966
    20 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分32秒076
    21 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分32秒151
    22 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分32秒192
    23 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分32秒457
    24 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒587
    25 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3 1分33秒101
  • 【MotoGP】 最終戦 バレンシアGP:イアンノーネがトップ発進

    【MotoGP】 最終戦 バレンシアGP:イアンノーネがトップ発進

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPのフリー走行1が10日(金)、サーキット・リカルド・トルモで行われ、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)がトップタイムをマークした。

    気温12℃、路面温度12℃のドライコンディションの中、アンドレア・イアンノーネは1分31秒045をマーク。2番手には0.312秒差でジャック・ミラーは、3番手にはポル・エスパルガロが続いた。

    総合2位のアンドレア・ドビツィオーゾは0.431秒差の4番手。ポイントリーダーのマルク・マルケスは0.466秒差の5番手だった。

    以下、マーベリック・ビニャーレス、ヨハン・ザルコ、カル・クラッチロー、ワイルドカード参戦のミカ・カリオ、ダニ・ペドロサがトップ10入り。ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロは11番手。ホルヘ・ロレンソは12番手。バレンティーノ・ロッシは、1.493秒差の18番手だった。

    2017 MotoGP 最終戦 バレンシアGP フリー走行1回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分31秒045
    2 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分31秒357
    3 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒438
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分31秒476
    5 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒511
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分31秒750
    7 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分31秒808
    8 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分31秒827
    9 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒879
    10 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒950
    11 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム 1分31秒979
    12 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分31秒980
    13 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分32秒029
    14 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分32秒504
    15 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分32秒504
    16 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒516
    17 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分32秒535
    18 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分32秒538
    19 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分32秒623
    20 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分32秒797
    21 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分32秒940
    22 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒985
    23 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分33秒013
    24 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分33秒183
    25 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3 1分34秒521
  • 【MotoGP】 2017年 最終戦 バレンシアGP 「ワンレースで全てが決まる」

    【MotoGP】 2017年 最終戦 バレンシアGP 「ワンレースで全てが決まる」

    ロードレース世界選手権 MotoGP 最終戦バレンシアGPのプレスカンファレンスが9日(木)にサーキット・リカルド・トルモのプレスカンファレンスルームで行われ、タイトルを争いの主役、総合1位のマルク・マルケスと総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ、総合4位のバレンティーノ・ロッシ、総合5位のダニ・ペドロサ、総合6位のヨハン・ザルコ、総合7位のホルヘ・ロレンソが出席。シーズンを振り返り、週末と来週当地で実施するオフィシャルテストの抱負と期待を語った。

    最終戦を前に、マルク・マルケスは282点を獲得。総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾは261点。その差は21点。ドヴィツィオーゾが優勝した場合でも、マルケスは11位以上でフィニッシュできれば、チャンピオン獲得。ドヴィツィオーゾが2位以下の場合は無条件でマルケスのチャンピオンが決まる。

    ポイントリーダーとしてホームレースを迎えるマルク・マルケスは「タフなシーズンだった。ワンレースで全てが決まる。今週末もいつもと同じようなアプローチでトライしたい。プラクティスで100%を尽くしたい」とコメント。

    「当然、スペシャルなレースだと感じるけど、日曜14時のパーティーを楽しみたい。好きなサーキットでファンの前で走るスペシャルなレースとなるだろう。モータースポーツでは、何でも起こり得る。レースでフィニッシュすることが最重要なことだ。バレンシアでチャンピオンシップをファイトするのは初めてではないけど、ベストを尽くして、状況をマネージメントしたい。週末を通じて、いつものようにプッシュする。ウォームアップ走行後、状況を確認してみるつもりだ。トラックに飛び出し、バイクのフィーリングを求め、レースを楽しみたい」

    前戦マレーシアGPの優勝でギャップを21ポイント差まで詰めた総合2位のアンドレア・ドビツイオーソは「このような状況は思ってもいなかった。誰もが期待していなかったことだから、僕はとても嬉しい。このチャンピオンシップで達成したことを誇りに思う。ムジェロから僕たちは非常に戦闘的となり、好不調があったけど、最終戦までチャンピオンシップを闘っている」とコメント。

    「21ポイント差は非常に難しいけど、まだオープンな状態だ。僕たちは集中し、レースに勝たなければいけない。これは難しいことだけど、僕たちにはグッドなスピードがある。作戦は1つだけ。それは勝利に向けてトライすることだ。僕たちはここまでの結果に大変満足しているから、大きなプレッシャーを感じない」

    通算9度目のタイトルを獲得しているバレンティーノ・ロッシは、「ドビツイオーソがやることは1つだけ。それは、レースに勝つことだけど、マルケスは状況をコントロールすることができる。とにかく、日曜を待ち、ライバルのレベルを理解しなければいけない」とドビツイオーソにアドバイス。

    通算5度のチャンピオンに輝いたホルヘ・ロレンソは、「状況はマルクに対して良い。ドヴィツィオーゾに対してはそれほどシンプルではないけど、僕はチェックしよう。もし、優勝争いができれば、ピットボードとダッシュボードを確認しよう」とサポート役に買って出る意向を語った。

  • 【MotoGP】 2018年 チーム&ライダー ラインナップ

    【MotoGP】 2018年 チーム&ライダー ラインナップ

    2018年のロードレース世界選手権 MotoGPクラスのチームとドライバーの暫定エントリーリストが発表された。チャンピオンシップ70年目となる2018年シーズンは、6メーカー、12チーム、24名のライダーがエントリーしている。

    2018年は、日本人として4年ぶりのフル参戦となる中上貴晶、Moto2チャンピオンのフランコ・モルビデリ、トーマス・ルティ、ザビエル・シメオンの4名が新たに参戦。

    また、スコット・レディングがアプリリア、ジャック・ミラーがオクト・プラマックに移籍する。

    2018年 MotoGP 暫定エントリーリスト

    Num. Rider Team
    4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング
    10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム
    19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム
    21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    43 ジャック・ミラー オクト・プラマック・レーシング
    44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3
    99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
  • 【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP プレビュー

    2017年シーズンのロードレース世界選手権 最終戦となるMotoGPバレンシアGPが、11月10日(金)~12日(日)の3日間、バレンシア・サーキットで開催される。バレンシアGPは1999年に第1回大会が行われ、2002年からは最終戦の舞台として定着し、今年で19回目を迎える。また、シーズンで最も観客が集まる大会の一つで、今年も3日間で20万人を超える大観衆が集まることが予想される。

    バレンシア・サーキットは、一周が4.005kmのテクニカルコース。スペインGPが開催されるヘレス、マレーシアGPが開催されるセパン、オーストラリアGPの舞台となるフィリップアイランド同様、ウインターテストの舞台としても定着している。そのため、ライダーの経験値が高く、チームの持つデータも豊富で、初日からレベルの高い走りが繰り広げられる。

    コースの特徴は、左回りで低中速コーナーが連続し、メインストレートを除き、常にマシンがどちらかにバンクしている難易度の高いレイアウト。また、この時期のバレンシアは不安定な天候が多く、例年、チームの総合力が要求される。これまでも、ファンの脳裏に刻まれる名勝負とドラマが数多く繰り広げられてきた。

    今年は、17戦を終えて総合首位につけるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2年連続4回目のタイトル獲得に王手をかけ、戦いに挑む。前戦マレーシアGPでもタイトル王手で臨んだマルケスだが、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝、マルケスは4位でフィニッシュ。チャンピオンこそ決まりらなかったが、ウエットコンディションの難しいレースでマルケスは、タイトル獲得に向けて着実に前進した。

    最終戦を前に、マルケスは282点を獲得。総合2位のドヴィツィオーゾは261点。その差は21点。ドヴィツィオーゾが優勝した場合でも、マルケスは11位以上でフィニッシュできれば、チャンピオン獲得。ドヴィツィオーゾが2位以下の場合は無条件でマルケスのチャンピオンが決まる。

    過去マルケスは、10年の大会で125ccクラスでチャンピオンを獲得した。Moto2クラスでは、タイトルを獲得して迎えた12年の大会で、最後尾スタートから優勝するという伝説的なレースを披露して世界中を驚愕させた。MotoGPクラスにスイッチした13年は、タイトル争いが最終戦までもつれ込む中で3位表彰台に立ち、史上最年少記録でチャンピオンに。そして、14年にはシーズン最多優勝記録となる13勝目を挙げ、史上最年少記録で連覇を達成した。バレンシアGPで数々のドラマを生んできたマルケスだが、15年は2位、最高峰クラスで3回目のタイトルを獲得、ホームグランプリに凱旋となった昨年の大会でも2位でフィニッシュ。表彰台に立って地元ファンを喜ばせた。

    今年はチャンピオン決定戦というシーズンで最も緊張する戦いだが、10年の125cc、MotoGPクラスで初タイトルを獲得した13年に続き、バレンシアGPで3回目のタイトル獲得が期待される。

    チームメートで総合5位につけるダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、第4戦スペインGP以来となる2勝目を狙う。前戦マレーシアGPでは、予選で今季3回目のポールポジション(PP)を獲得。決勝はウエットコンディションとなり5位だったが、今季苦戦してきたウエットレースで、手応えを感じるまずまずの走りをアピールした。

    バレンシアGPでは、これまで125ccクラスで1勝、250ccクラスで2勝、最高峰クラスでは、07年、09年、そして12年と3度の優勝を経験している。13年は2位、14年は3位、15年も3位で表彰台に立ち、シーズンを通じて最も得意とするサーキットの一つ。昨年は痛恨の転倒を喫してリタイアという残念な結果だったが、今年はシーズン4回目のPPと2勝目を狙う。

    総合9位につけるカル・クラッチロー(LCR Honda)が、今季2回目の表彰台獲得を目指す。昨年は2勝を挙げて大きな注目を集めた。今年は、表彰台獲得にあと一歩迫るレースが続いている。後半戦に入ってからは、好走をみせるも転倒が多く、なかなか結果につながっていない。それだけに最終戦バレンシアGPでは、今季最高のレースに闘志を燃やしている。

    後半戦、ケガのために第15戦日本GPを欠場したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、第16戦オーストラリアGPで7位、第17戦マレーシアGPで8位と調子を上げている。最終戦バレンシアGPは、Estrella Galicia 0,0 Marc VDSで最後のレースとなるだけに、今季ベストを狙う意気込みだ。

    チームメートのティト・ラバトは、ホームグランプリを迎える。昨年は18戦中9レースでポイントを獲得。今年は17戦を終えて10回のポイント獲得を果たしており、最終戦では11回目のポイント獲得とベストリザルトを果たす意気込みだ。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)

    「バレンシアでプレッシャーを感じることは自然のことですが、正直、今シーズン後半は常にプレッシャーを感じてきました。マレーシアのように難しい状況もうまくこなしてきたので、気持ちはポジティブです。バレンシアのサーキットは好きなので、気分はいいです。反時計回りのこのサーキットは自分には向いていると思います。もちろんポイントのアドバンテージがあるのはいいことですが、あまり考えすぎないようにしたいです。簡単な状況だとは全く考えていないので、いつも以上に自信があるわけではありません。週末に向けて一定のメンタルを保ち、これまでと同じように作業していきます。そしてFP1の最初から速さを出していくことが大切だと思うので、100%の力を出したいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)
    「ポジティブな気持ちでバレンシアへ向かいます。いい結果でシーズンを終えることができるようにがんばりたいです。ここバレンシアはいつもいい雰囲気で、ファンからはたくさんのいいエネルギーをもらっています。マレーシアではマシンのセットアップに関して前進があったので、今週末への自信につながりました。このサーキットは過去にも強く、いい結果を残しているので非常に好きです。前のレースで得た前進を活かし、マシンがここでも上手く機能していいレースができることを願っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「今週末の最終戦が楽しみです。セパンではいいスピードをみせることができましたが、レースはあまりうまくいきませんでした。このことは忘れて2017年をいい結果で終わらせたいです。バレンシアはあまり得意なサーキットではありませんが、レイアウトは自分のライディングスタイルに合うところがありますし、Hondaに合う部分もあります。日曜日は大きなレースになると思います。だれもが一年をいい結果で終わらせたいと思っているので、ファンもかなり楽しめるでしょう」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合12位)
    「総合10位でシーズンをフィニッシュできるかどうかは分かりませんが、どんなことも可能だと言われています。少なくとも天気はよさそうで、天気予報ではレースウイーク中はドライコンディションになるようです。バレンシアのサーキットは好きです。数少ない左回りのサーキット。遠征を終えて、マシンの感触はいいので、どうなるか様子をみたいです。日曜日にはEstrella Galicia 0,0 Marc VDSチームとの最後のレースをいい結果で終え、力強くシーズンを終えたいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合20位)
    「シーズン最終ラウンドです。そして4年間一緒にがんばってきたEstrella Galicia 0,0 Marc VDSチームとの最後のレースなので、日曜日はいい仕事をして、いい結果でフィニッシュしたいです。遠征のレースは難しかったですが、 Honda RC213Vはバレンシアのサーキットの特徴に合うと思います。日曜日はポイント獲得できる自信がありますし、それが目標です」

  • 【MotoGP】 ドゥカティ、マレーシアGPで見事な1-2フィニッシュ

    【MotoGP】 ドゥカティ、マレーシアGPで見事な1-2フィニッシュ

    2017 MotoGP第17戦マレーシアGPが、セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、ウェット・コンディションをものともせず、1-2体勢でチェッカーを受け、ふたり揃って表彰台に登壇した。この勝利は、ドヴィツィオーゾにとって今季6勝目。マルク・マルケス(ホンダ)とのチャンピオンシップ争いを11月10日~12日に行われる最終戦のバレンシアまで持ち越すことに成功した。

    ドヴィツィオーゾは予選3番手。スタートは完璧とは言えず、オープニングラップはダニ・ペドロサ(ホンダ)とバトルを展開。ペドロサを攻略したドヴィツィオーゾは、最大のライバル、マルケスを5周目にオーバーテイク。首位を行くヨハン・ザルコ(ヤマハ)とロレンソの追撃にかかった。ドゥカティ・チームのふたりは、9周目に揃ってザルコをパス。さらにドヴィツィオーゾは、残り5周時点でチームメイトを抜き去り、そのままチェッカーを受けた。

    ロレンソのレースも素晴らしかった。2列目からスタート良く飛び出し、すぐにラップリーダーのザルコをピタリとマークした。9周目にはドヴィツィオーゾを従えてヤマハライダーをオーバーテイク。終盤にドヴィツィオーゾに抜かれると、チームメイトの後について2位でフィニッシュラインを通過した。

    このリザルトにより、ドゥカティは合計303ポイントを獲得し、ヤマハに2ポイント差をつけて、コンストラクターズ部門で2位に浮上した。

    2017年シーズンのフィナーレとなる第18戦バレンシアGPは、11月10日〜12日、バレンシア(スペイン)のリカルド・トルノ・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 1位
    「完璧な週末とは、まさに今週のことだ。ドライでもウェットでも、すべてのセッションで速かった。今日のレイン・コンディションでは、完全に他を圧倒した。セパンでは、ホルヘ(ロレンソ)も僕もマシン・アドバンテージを持っていた。デスモセディッチは本当に速く、トラック・コンディションが非常に難しく、あまりグリップが得られない状態だったが、最良の方法でギャップをコントロールすることができた。今日の勝利でタイトル争いを最終戦まで持ち越すことに成功した。バレンシアはマルケス得意のコースなのでかなり厳しいとは思うが、自信を持ってスペイン入りして、是非ともイタリアに勝利を持ち帰りたい」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 2位
    「今週末は、今シーズンの集大成のような素晴らしいレースだった。マシンフィールはすこぶる良かった。個人的にはドライが良かったが、雨だとわかった時に気持ちを切り替えて、集中力を切らさないことを心がけた。ミザノのようなミスはしたくなかったからね。ハードにプッシュしたが、終盤は完全にタイヤが終わってしまってちょっとした危機的状況だった。特にフロントの状態が良くなくて、一部のコーナーで何度か怖い思いをした。無茶なことをするタイミングではなかったが、ターン15でクラッシュしそうになった。そのうえアンドレア(ドヴィツィオーゾ)に先行されたので、自分にはやり返す力はないと悟った。ドゥカティにとってタイトルがどれほど重要かよくわかっている。ドヴィツィオーゾは素晴らしいシーズンを送ってきた。最終戦までチャンピオンシップ争いをするにふさわしい戦いをしてきた。今週末のアンドレアはとにかく速かった。その彼とふたりで今季初の1-2フィニッシュを達成したことが嬉しい。チーム一丸となった仕事の正しさが証明された」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
    「今日の素晴らしいリザルトは、本当に嬉しい。タイトル争いを最終戦まで持ち越すことができた。アンドレアとホルヘは、ふたりとも完璧なレースを見せてくれた。難しいコンディションにも関わらず、ひとつのミスもなかった。セパンでは、ドゥカティは追う者ではなく、追われる立場だった。チームにとって記憶にとどめるべきリザルトだ。バレンシアは厳しいレースになることはわかっているが、最後の最後までドゥカティらしい戦いを続けたい」

  • 【MotoGP】 ホンダ、マルク・マルケスが4位でタイトル獲得に向け前進

    【MotoGP】 ホンダ、マルク・マルケスが4位でタイトル獲得に向け前進

    3連戦最後の戦いとなったロードレース世界選手権 第17戦マレーシアGPは、Moto3とMoto2クラスはドライコンディション、MotoGPクラスはウエットコンディションで行われた。今大会、最大の注目選手はもちろん、タイトル王手で今大会を迎えたマルク・マルク・マルケス(Repsol Honda Team)。

    今大会も3日間を通じて不安定な天候となったが、マルク・マルケスは、ドライ、ウエットとともに着実にマシンのセットアップを進めた。

    しかし、ドライコンディションで行われた予選では、痛恨の転倒を喫し7番グリッド。ウエットコンディションとなった決勝も、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった。

    レースは、Moto2クラスの決勝レースが終わった直後に激しい雨となり、フルウエットで始まった。その難しいコンディションの中で、マルク・マルケスは3列目7番グリッドから好スタートを切ると、オープニングラップで3番手につけるが、5周目に4番手へとポジションを落とす。それからは4番手をキープする走りに徹し、22周のレースでチェッカーを受けた。総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に33点差をつけ、タイトル王手で今大会を迎えたマルク・マルケスだが、レースを終えて点差は21点となり、タイトル決定は次戦への持ち越しとなった。最終戦となる次戦バレンシアGPでは、11位以内に入れば自力チャンピオンが決まる。

    また、マルク・マルケスが4位でフィニッシュしたことで、ホンダはコンストラクターズポイントを332点とし、2位のドゥカティに29点差をつけたことで、2年連続23回目のコンストラクターズタイトルを獲得した。

    今季3回目のポールポジションを獲得したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、この数戦、苦戦してきたウエットコンディションで健闘し、5位でチェッカーを受けた。日本GP、オーストラリアGPと、過去2戦ともにウエットコンディションでタイヤの温度を上げられず苦戦を強いられたが、今大会もウエットでは思うようなパフォーマンスを発揮できなかった。しかし、決勝ではこれまでと比較して大きく改善されたことで、5位フィニッシュを果たした。

    予選11番手から決勝に挑んだジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が8位フィニッシュ。前戦オーストラリアGPの7位に続き、2戦連続でシングルフィニッシュを達成した。シーズン後半戦にかけて調子を上げているミラー。最終戦バレンシアGPでもその走りに注目が集まる。

    予選10番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda)は、リアタイアのグリップに苦しみ、ペースが上がらず15位。予選20番手のティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)もリアタイヤのグリップに苦しめられ、18位でレースを終えた。

    マルク・マルケス(MotoGP 4位)

    「今日はウエットレースとなり、路面が非常に滑りやすく、これまでのチャンピオンシップの中でも最も難しいレースの一つになりました。スタートはよかったので、集団につかまらないようにしようと思い、序盤はプッシュしました。そしてマシンの感覚やペースをつかもうとしたのですが、ドゥカティの2人がとても速いのが分かったので、リスクを冒すよりも、冷静にチャンピオンシップのポイントを獲得することに専念しました。(ヨハン)ザルコ(ヤマハ)をパスすることも考えましたが、チャンピオンシップのアドバンテージを21ポイントから24ポイントにするだけだと考えると、リスクが大きすぎました。今日のレースはタイトルを獲得するためのものではなく、そこに近づくためのものだと考えることにしました。この週末は難しいものとなり、常に苦戦し続けていたので、4位という結果が獲得できたことに満足しています。もちろん、このあともしっかりと集中して、バレンシアの決勝ではチャンピオンシップポイントのアドバンテージに油断することなく、100%で取り組みたいと思います。また、今日はコンストラクターの年間タイトルが獲得できました。これはチャンピオンシップの最初のステップになったと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「全体的に今日の結果には満足しています。戦えるマシンを用意してくれたチームに、感謝しています。昨日ポールポジションを獲得したあとはもちろん、決勝も晴れてくれたらという期待感が強かったので、決勝前に雨が降り始めるのを見たときには、トップでスタートしても最後尾でゴールすることになってしまうかもしれないと思いました。結局、セッティングの変更を行い、リアのグリップが得られるように、過去に試したことのあるセッティングにしたところ、これが機能しました。そのセッティングとリアにソフトを選択したことで、自信につながりました。ストレートでリアがスピニングする症状は、依然として完ぺきではありませんでしたが、少なくともエッジグリップは効いていたので、マシンを倒し込むことができました。また今後、技術面で役立ちそうなことを学べたと思うので、満足です。また今日はHondaがコンストラクターズタイトルを獲得しました。これは大切なことです。Hondaにとってもう一つのタイトル獲得になるので、うれしく思っています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 8位)
    「序盤はグリップのレベルが難しく、タイヤの左側を使っているときは特にコースから外れないようにするのに苦労しました。とにかく転倒しないようにしました。少し怖かったです。でも序盤からリアタイヤが機能するようになり、ポジションもいくつか上げることができて、8位を獲得できました。全体的にはいい週末でした。ドライではとても力強い走りができました。足の骨折から復帰して2度目のトップ10なので、バレンシアではもっとポイントが獲得できるようにがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 15位)
    「今日は本当にタフな日になりました。雨のレースだったのに15位というのはとても残念ですが、レースのウォームアップのときからリアに問題があったので、いくつか修正を重ねながらマシンに乗っていました。チームとしても、そして僕自身も今回は非常に残念な結果ですが、今シーズン最後のレースとなるバレンシアに向けては、ポジティブなマインドで臨まなくてはいけないと思います。僕たちはこれまでも雨のレースで強かったので、今日の雨ではもっと戦えると思っていました。リアタイヤについてはなにか決定的に悪い点があったと感じています。振動も多く、レース中ずっとサバイバルモードでした。マシンに乗っているのがやっとで、ようやく正しいやり方でスロットルを開けることができるようになったのは、唯一、レース終盤になって路面が乾きだしてからでした。とにかく、バレンシアの最終戦は楽しみにしています」

    ティト・ラバト(MotoGP 18位)
    「午前中は日が照っていたのに、僕たちのレースの時間になってから望んでいなかった雨が降り出しました。リアタイヤに少し問題があって、スロットルをあまり開けていないのにもかかわらずグリップを全く得られず、ヒザが何度も路面と接触しました。感覚がおかしかったので、一度はリタイアも考えたのですが、最後までプッシュしました。あまりにもトップとのタイム差がついてしまったので、がっかりしています」

  • 【MotoGP】 ヤマハ、バレンティーノ・ロッシが7位 / マレーシアGP

    【MotoGP】 ヤマハ、バレンティーノ・ロッシが7位 / マレーシアGP

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・マーベリック・ビニャーレスがグリッドにマシンを並べると、セパン・インターナショナル・サーキットの上空には雨雲が広がった。ウォームアップ・セッションがドライ・コンディションで行われていたため、いきなりの天候変化によってタイヤ・チョイスがいつも以上に重要な要素となった。ふたりはそのなかでも、滑りやすい路面に足を取られないよう注意しながら最後までハードにプッシュ。それぞれ7位と9位でチェッカーを受け、貴重なポイントを持ち帰った。

    バレンティーノ・ロッシは予選4番手の位置から順調に飛び出したものの、難しいコンディションのなかで第1コーナー進入では慎重なブレーキング。そのためここで大きくポジションを落とし、11番手からの追い上げを強いられることとなった。それでも豊富な経験を生かして挽回を図り、着実にペースアップ。転倒もあって順位を上げていった。

    6ラップ目で8番手につけたバレンティーノ・ロッシは、ひとつでも上を目指そうと7番手との差を詰めにかかるも、3ラップ後には後方から追い上げたD・ペトルッチ(ドゥカティ)に抜かれてしまう。しかしそれであきらめず、ペトルッチとともに7番手のP・エスパルガロ(KTM)に挑んでゆく。路面が乾き始めてタイヤの消耗が激しくなると、これがライバルたちに不利にはたらき、残り8ラップでエスパルガロをパスして8番手。バレンティーノ・ロッシはここから自己ベストを何度も更新して、さら上位を狙ってゆき、1ラップ後にはSレッディング(ドゥカティ)をパスして7番手へと浮上し、そのままゴール。
    マーベリック・ビニャーレスはグリッド5番手から好スタート。しかしウォームアップからのコンディションの変化を考慮し、リスクを避けて慎重に1ラップ目を終えた。しかもそのあとの3ラップでタイヤが暖まるのを待つ間に16番手まで後退して苦しい展開となったが、リズムを取り戻すや少しずつペースを上げていった。

    ウエット・コンディションに足を取られて数台が早々に戦列を離れるなかで、マーベリック・ビニャーレスはひたすら身体を伏せて全力の走りをキープ。レース中盤までに13番手へ上がると、ラップタイムを 2分15秒台へと短縮してさらに上を目指してゆく。そして残り2ラップまでに9番手へ浮上しチェッカーを受けた。

    9ポイントを獲得したバレンティーノ・ロッシはトータル197ポイントでランキング4位をキープ。マーベリック・ビニャーレスは29ポイント上回る226ポイントでランキング3位につけている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位に後退。またMovistar Yamaha MotoGPチームは、トップに44ポイント差のランキング2位をキープしている。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコが3位を獲得し、グランプリのルーキー・シーズンに2度目の表彰台に上った。雨が降りしきるなかグリッド2番手から好スタートを切ったヨハン・ザルコは、8ラップ目までレースをリード。その後3番手に後退し、ヤマハ勢トップの3位でチェッカーを受けた。
    一方、ジョーナス・フォルガーの代役に抜擢されてグランプリ・デビューを果たしたマイケル・ファン・デル・マークは、悪天候に苦しみながらも最後まで懸命にプッシュ。グリッド8列目からスタート後、すぐさまリズムをつかむと安定したペースでライディングを続け、何人かのMotoGPライダーを抑えて16位で完走を果たした。

    3週連続で行われたアジア・オセアニアラウンドが終了し、1週間のインターバルのあと、チームは最終戦の舞台となるバレンシア・サーキットへと向かう。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (7位)
    「ドライ・コンディションだったら、もっと良いレースができたはずですが、今日はこのような天気になりアンラッキーでした。フィリップアイランドで表彰台に立ち、非常にポジティブな気持ちでここにやって来ていただけに残念な気持ちでいっぱいです。コンディションのせいだけではなくて、マシンの状態もあまり良くありませんでした。たくさんの問題にぶつかり、全体の4分の3ほどは苦しい戦いが続きました。こうした現状をしっかり理解し、改善を目指していかなければなりません。次のバレンシアは非常に重要なレースであると同時に、とても難しいコースでもあります。上位争いを目指してチャレンジしていきます」

    マーベリック・マーベリック・ビニャーレス (9位)
    「前回のフィリップアイランドではウエット・コンディションの走りが格段に進歩。実際、フリープラクティス第2セッションではフィーリングがとても良く、リズムも上々で、ラップタイムでも3番手を獲得することができました。ところが決勝ではフィーリングがまったく変わってしまったのです。コーナーでリアの感触がつかめず、マシンを傾けることができませんでした。そのためリズムも良くないし、なかなか自信をつかめないまま我慢のレースが続きました。このように悔しい結果になってしまいましたが、いつまでも今日のことを引きずらず、フィリップアイランドで感じた良い印象を大切にしたいと思っています。今回も、好調なセッションもありましたし、今朝のウォームアップでは良いセッティングが見つかり手ごたえを感じさせてくれました。次のバレンシアは大好きなコースなので、シーズン最終戦を良い形で締めくくれるようベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「天候がレースの行方を左右するだろうということは、スタート時点からわかっていました。金曜日のフリープラクティス第2セッションでもウエットを経験していて、そのときは、とくにマーベリックが非常に好調でした。ところが今日は、状況がすっかり変わってしまったのです。リアタイヤがなかなか暖まらなかったため、ふたりはレースの半分くらいまでペースを上げることができませんでした。そしてこれが、最終的なポジションに大きく影響してしまったのです。タイヤのフィーリングが良くなってくると、それにつれてラップタイムも上がってきましたが、そのときはもう遅すぎました。マシン・セッティングは金曜日とほとんど変わっていないので、今日のコース・コンディションがどのように違っていたのか、しっかり分析・検討しなければならないでしょう。でも必要以上に思い悩まず、1週間よく休養してから気持ちを切り替え、次のバレンシアに集中していきたいと思っています。コンストラクターズ・タイトルのチャンスを逃し、チーム・タイトルも難しい状況になっています。それでも最後まであきらめず、チーム全員で復活を目指します」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ (3位)
    「最高のレースができました。表彰台に上ることができてとても幸せです。金曜日の雨ではあまりペースが上がらず、逆にマルケスとドビツィオーゾがとても速かったので、今朝、起きて雨が降っているのを見たときには少し不安な気持ちもありました。決勝では安全性を考え、また、よりしっかりとフィーリングをつかむためにソフト・タイヤを選択。ラップタイムはそれほどでもなかったのですが、最初からトップに立ってアドバンテージを広げられたことが良かったと思います。これ以上はできないというくらいにプッシュしトップをキープできました。でもそのあと2台のドゥカティに抜かれ、彼らとバトルしようと思っていたのですが、急に加速が伸びなくなって、その分ブレーキングでがんばらなければなりませんでした。それはリスクが高く、2度ほど危ない場面がありました。路面がもう少し乾いてくれることを期待していたので、そうなったら彼らを追って行こうとチャンスを待っていましたが、結局、思い通りにはいきませんでした。最後の3ラップは3番手を単独走行。3位も十分に良い成績だと思ったので、あとは安全に、そしてエンジョイしながら走り切ることだけを考えてゴールを目指しました」

    マイケル・ファン・デル・マーク (16位)
    「マレーシア特有の天気に翻弄されましたが、今日の結果にはとても満足しています。金曜日のウエット・コンディションからマシン・セッティングを変更しており、タイヤもより柔らかめを選びました。スタートがとてもうまくいったので、そのまま順調にペースを上げて目の前のライダーたちについて行き、大勢とバトルも展開。マシンの状態は完璧ではありませんでしたが、YZR-M1で2度目のウエット・コンディションだということを考えれば十分に良いパフォーマンスができたと思います。グランプリでポイント獲得を目指し、マーベリックについて行ったことは本当に素晴らしい経験です。路面が少し乾いてきてからは彼のほうが好調のようでしたが、ペースではそれほど劣っていなかったと思います。マシンの向き換えにやや手間取ったことはあったのですが、目の前の大集団に照準を合わせ、マーベリックとともに追って行くつもりでした。でも同時にどうしても完走したかったので、結局はそちらのほうを選んだというわけです。このウイークは総合的に非常に楽しいものでしたし、初めてのYZR-M1はまさに最高でした」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「厳しい3連戦を絶好の形で終えることができました。天候も路面コンディションも難しく苦労しましたが、最終的に表彰台を獲得することができました。ル・マン以来、ずっと夢見てきたことです。前回のオーストラリアでほんのわずかの差で表彰台を逃して非常に悲しい気持ちになりました。というのも、おそらくこれが今シーズン最後のチャンスだろうと思っていたからです。ところが今日は、私の考えが間違いだったことをヨハン自身が証明してくれました。彼はドライ・コンディションで速く、自信にあふれていましたが、金曜日のウエットではあまり調子が上がりませんでした。だから決勝で雨が降ってきた時には、もうチャンスはなくなったと思ったのです。ヨハンはリアにソフト・コンパウンドを選択。好スタートを切り、身体を伏せ、力強いリズムで最初の7ラップをリードしました。これには彼自身が驚いたと思いますが、それは私たちにとっても同様でした。でもそのあとドゥカティ勢を抑えるのは非常に難しく、彼らに抜かれたのは予定通りと言ってもいいでしょう。しかも続いてマルケスが近づいて来て、その速さと激しさを知っているだけに私は恐怖を感じていました。ところがヨハンはますますプッシュし、マルケスがついにあきらめたのです。彼があきらめるのは稀なことなので、私たちとしてはこの結果を誇りに感じていいのではないでしょうか。表彰台は素晴らしい成果。それに加えて3戦連続フロントロウとオーストラリアでの僅差の4位。フライアウェイの3連戦は、このように大成功に終わったのです。ヨハンは成長著しく、1年前とは比べものにならないくらいMotoGPライダーの風格を身につけたと思うのです。一方、マイケル・ファン・デル・マークも素晴らしい仕事を成し遂げました。全員がマシンを熟知し、速さを増してきた第17戦で、いきなりMotoGPマシンに飛び乗るのは決して簡単なことではありません。先週のブロックと同様、カーボン・ブレーキやミシュラン・タイヤや電子制御システムに挑まなければならなかったのです。フリープラクティスで転倒したときには相当がっかりした様子でしたが、今日は気持ちを切り替えて強い決意を見せてくれました。好スタートを切り、ウエットで優勝経験のあるカル・クラッチローとバトルし、ヤマハ・ファクトリーにも近づいていきました。彼の努力に感謝し、いつかもう一度YZR-M1に乗るチャンスが巡って来るよう祈ります。今日の成果が、今後のますますの活躍を後押しすることを期待し、来週のWorldSBK最終戦では表彰台を目指してほしいと思っています。Monster Yamaha Tech3 Teamのみんなに感謝。これからともにヨーロッパへ戻り、束の間の休日を楽しんでからバレンシアに臨みたいと思います」