ルノーの2台とBMWザウバーのロバート・クビサは、中国GPでKERSを搭載せずに戦うことに決めた。
ルノーはパフォーマンス面でKERSの非搭載を決定。
昨日のフリー走行で初めてKERSを搭載したクビサは、ブレーキング時のスタビリティに懸念を示し、非搭載を決めたようだ。
フェラーリはすでに中国GPでKERSを使用しないことを発表しており、これにより中国GPでKERSを搭載するのはマクラーレンの2台とBMWザウバーのニック・ハイドフェルドの計3台ということになった。
関連:KERS

ルノーの2台とBMWザウバーのロバート・クビサは、中国GPでKERSを搭載せずに戦うことに決めた。
ルノーはパフォーマンス面でKERSの非搭載を決定。
昨日のフリー走行で初めてKERSを搭載したクビサは、ブレーキング時のスタビリティに懸念を示し、非搭載を決めたようだ。
フェラーリはすでに中国GPでKERSを使用しないことを発表しており、これにより中国GPでKERSを搭載するのはマクラーレンの2台とBMWザウバーのニック・ハイドフェルドの計3台ということになった。
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ロバート・クビサは、F1中国GPのフリー走行で、シーズン開幕以来初めてKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載して走行する。
クビサよりも体重が軽いチームメイトのニック・ハイドフェルドは、序盤2戦でKERSを搭載し、マレーシアでは表彰台に上った。しかし、クビサはKERSの重さと、バラスト不足によるマシンの操縦性、特にタイヤ劣化問題のためにKERSを使うことができなかった。
中国には長いストレートがあるため、BMWザウバーは、KERSが今週末クビサにアドバンテージをもたらすかどうかを確認したがっている。
「テストしてみなくてはならない」とクビサは語る。
「僕たちの観点では、オーストラリアだけでなく、特にマレーシアで確かにアドバンテージがあった」
「もちろん、僕のマシンに搭載すると他のドライバーに比べてデメリットは大きいけど、デメリットよりもメリットが大きいことを願っている。でも、まだわからないね」
クビサは、KERSの使用はマシンのバランスを損なう可能性があるが、だからこそBMWザウバーはKERSを金曜日に実験的に使うのだと説明する。
「マシンのバランスが問題だ。バランスとグリップレベルに決め手になるだろう」
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フェラーリは、中国GPではKERSを搭載しないことをチーム代表のステファノ・ドメニカリが明らかにした。
フェラーリは、2009年の開幕戦までKERSの準備を整えたが、非常に苦しいスタートを切っており、2戦を終えた段階でノーポイントで最下位に沈んでいる。
今シーズン、これまでBMWザウバーのニック・ハイドフェルドがマレーシアGPで2位表彰台を獲得した以外は、非KERS搭載車が表彰台を支配している。
フェラーリが中国GPでKERSの使用を控える一方、BMWザウバーのロバート・クビサは、明日のフリー走行で初めてKERSを搭載して走行を行うことになっている。
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ルノーは、F1で論争の的になっている新しいKERSの搭載に関して、BMWザウバーと同じくレース毎に判断することにしたようだ。
フェルナンド・アロンソは、ルノーはオーストラリアとマレーシアでKERSを使ったことが正しかったかを検討するべきだと述べていた。
しかし、アロンソは、マレーシアGPのスタートでKERSに「明らかなメリット」があったと主張している。
ルノーのテクニカルディレクターであるボブ・ベルもこの意見に同意しているが、オーストラリGPでのKERS使用については、アロンソの疑問を支持した。
「シーズンが進むにつれ、KERS搭載がアドバンテージになるか疑問となるサーキットがあるかもしれない」
「だから、我々は原則レース毎にメリットを評価する必要がある」
「しかし、中国のサーキットでは間違いなく利点となるだろうと思っている」
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BMWザウバーは、スペインGPでロバート・クビサがKERSを搭載できるように軽量化したF1.09を投入する予定である。
ロバート・クビサは、長身で体重もあるため、これまでKERSを搭載することができずにいた。KERSは重量があるシステムのため、バラストが使えず、マシンの操縦性や特にタイヤの劣化問題に影響を与えるためだ。
クビサよりもかなり体重の軽いチームメイトのニック・ハイドフェルドは、開幕2戦をKERS搭載マシンで戦った。
BMWザウバーは、KERSのメリットを主張しており、チームはクビサが直面している問題を克服するためにマシンの軽量化プログラムに取り組んでいる。
5月に行われるスペインGPまでに大幅なアップデートが予定されており、クビサはバルセロナで初めてKERS搭載マシンでレースを戦う可能性がある。
BMWザウバーのチーム代表マリオ・タイセンは、軽量マシンの計画を認めてはいないが、チームがクビサのマシンいKERSを搭載するために全力で作業していることを明らかにした。
「彼のマシンにKERSを搭載することを目指している。これにはマシン側だけではなく、KERS側の開発も含まれる」
「問題は重量とバラスト不足、そしてマシンバランスだ。問題となっているのはKERSだけではないので、それについて作業を進めている。シーズン中盤からは、予選だけでなくレースで先頭に立つにはKERSが必要になると考えている」
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KERS搭載チームのひとつであるルノーF1チームが、KERSの構造や仕組み、KERSの原理を解説した。
KERSとは基本的になんですか?
では定義から始めよう。KERSとは、Kinetic Energy Recovery System(運動エネルギー回生システム)のことで、F1のエンジニアリングを環境にやさしい技術を開発する方法に向けるべくFIAによって導入されたものだ。運動エネルギーとは、運動中に蓄えられるエネルギーで、その運動を止めるために必要なエネルギーと考えることができる。例えば、自転車、自動車、列車などを止めることは、その運動エネルギーをすべて取り去ることになる。
最も一般的な運動エネルギーは、摩擦ブレーキによって取り除かれているものだ。運動エネルギーを熱エネルギーに変えるので、地球の温度を少しだけ上げていることになる。KERSによって、そのエネルギーは失われることなく、バッテリー(化学エネルギー)、フライホイール(機械エネルギー)、蓄圧器(油圧エネルギー)などに蓄積され、マシンの駆動のために利用される。蓄積されたエネルギーは、その後エンジンに馬力を追加するために再利用される。レギュレーションでは1周あたりのKERSの最大出力は60kW、エネルギー放出は400kJと規定されている。簡単に言うと、各周回につき6秒あまりの間60kWをマシンの「ブースト」に使うことができる。
KERSプロジェクトが始まったときに最優先事項となったのは、可能な限りのエネルギー蓄積ソリューションを研究することだった。
バッテリーと純粋な機械的フライホイールのどちらか選ぶには非常に難しかったが、バッテリーの方が有望であり、今後10年間にわたってこの技術を乗用車に応用できる可能性があった。ルノーのKERS装置は、最先端のバッテリー・ソリューションを提供してきた実績のあるフランスのSAFT社製のリチウムイオン電池の化学的蓄積方法を採用している。
KERSが完全なシステムになるためには単にエネルギーを蓄積するだけでは足りない。運動エネルギー、電気エネルギー、化学エネルギーの各種の形態どうしを「変換」しなければならない。このエネルギーの「変換」は、マシンの運動エネルギーを電気エネルギーに変えたり、その逆を行う電動発動機ユニット(MGU)が担当する。
しかし、このような変換装置は通常50kg程度の重量があり、多くのスペースを必要とする。これはF1チームがどんなことをしても避けたいことである。したがって、MGUをできるだけ軽量化することが重要であり、そのためにマニエッティ・マレリの協力を得て、我々のニーズにあった小型かつ軽量のソリューションを生み出すことができた。
ただ、ブレーキングと加速時の6秒あまりの間だけ活性化すればよいので、結果としてMGUは非常に小さなものになった。それ以外の時間は稼動時の熱を発散している。KERSシステムの効率が上がれば、熱の損失は少なくなる。ルノーF1のシステムは、後車軸のエネルギーを電気に変換してバッテリに蓄積し、再びバッテリから取り出して後車軸にエネルギーを供給するという1サイクルの効率として70%以上を達成している。
1周あたり400kJに制限されている60kW(80馬力に相当)のブーストは、ラップタイムを0.2〜0.3秒短縮させる。マレーシアGPでのフェルナンド・アロンソとネルソン・ピケのスタート(それぞれ6番と4番順位を上げた)で証明されたように、スタンディングスタートでのこのシステムの使用には明確なメリットがある。しかし、KERSを最大限活用するためには、システム全体をできるだけ軽量・小型にする必要がある。そうでなければこのアドバンテージはすぐに失われてしまう。各チームのシステムの重量は極秘だが、不要な10kgが加わるたびに1周あたり0.35秒遅くなることを考えれば、多くのマシンが冬の間にダイエットに励んだのも当然である。
実際には、縦方向(フロントとリア)だけではなく垂直方向の重量配分など、さらに多くの微妙な影響が理論的には0.2〜0.3秒のラップタイム短縮の達成を妨害する。これらの影響をよく考えないと、KERSによるラップタイムのポテンシャルを簡単に全て失ってしまう。しかし、理想的なソリューションを手に入れ、マシンを正しくセットアップすれば、エンジンへの60kWのブーストは、オーバーテイクを助けるだろう。少なくともKERS搭載マシンと非搭載マシンの間ではね。もちろんKERSはまだ開発の初期段階にあり、チームはレーシング・ツールとしてKERSの最適化を学習中なので、アドバンテージはシーズンが進むにつれより明確になってくるだろう。
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マクラーレンのテストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサは、いくつかのF1チームが苦戦しているのはKERSが理由ではないと主張する。
2009年のレギュレーションではKERSの使用は義務付けられておらず、開幕から2戦で自主的に導入したのは、わずか7台であった。一方でKERSを搭載していないブルランGP、トヨタ、ウィリアムズなどのチームは、好調な滑りだしをみせている。
KERSを搭載したフェラーリのキミ・ライコネンは、マレーシアGPのレース週末を通してKERSの問題に苦戦。ルノーのフェルナンド・アロンソは、重量のあるKERSの使用について、中国GP前に再検討すべきだと語っている。
しかしデ・ラ・ロサは、チームが苦戦しているのは、別に問題があると語る。
「僕たちの問題は他の分野にある。KERSではない」
「もしKERSを外して、すぐに速くなるなら、とっくにやっているはずだ」
「商業的な理由で使っているわけではない。KERSを使えば速くなるんだ。マシンのバランスもKERSを搭載していないときとほとんど同じだ。そこが問題にはなっていない」
KERSのアドバンテージという点では、マレーシアで9番グリッドだったアロンソが、スタートで3番手までポジションをあげたのも事実だ。
ウィリアムズは、独自のフライホイール式KERSの開発を続けており、デクニカル・ディレクターのサム・マイケルは「できるだけ早い段階で搭載したい」と語っている。
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トロ・ロッソは、第2戦マレーシアGPでKERSシステムを搭載することを発表した。しかし、トロ・ロッソのマレーシアGPでのKERSの使用方法は、若干異なるものとなる。
回生エネルギーをエンジンパワーのブーストに使うのがKERSの通常の利用方法だが、気温と湿度が高いマレーシアではクルマの信頼性を確保する必用があるため、トロ・ロッソは今回のレースではKERSを先進的なDCA(ドライバー・クーリング・エイド)として利用すると語る。
「このプロジェクトが急速に進展したのは、ロンドンのインペリアル・カレッジのヒュー・マスターバイ・ジョーキン教授の助けがあったおかげだ」と、トロロッソでKERSを担当するウェイン・カーは語る。
「チームがメルボルンでレースしている間、我々はクアラルンプールに直行し、現地のコンディションでシステムの評価を行った。これにはクアラルンプール・ポリテクニック大学の熱エネルギー学部と学部長であるクー・リン・グ・ファーン博士の貴重な協力を得ることができた」
「ブレーキングから回生したエネルギーは冷却ユニットに送られ、ここで冷却液が冷やされる。これは、特製ドライビングスーツに接続されており、ドライバーがKERSボタンを押すと(1周最高6秒間) 冷却液がスーツ内を循環し、体温を下げるという仕組み。研究によると、体の深部の温度が1度上昇すると、ドライバーのパフォーマンスが23%低下するという。従って、このシステムはパワーには何のメリットがなくても、パフォーマンスに関してはかなりのアドバンテージになるはずだ」
※
トロ・ロッソ エプリルフールのネタでした。
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ルノーは、F1開幕戦オーストラリアGPで、フェルナンド・アロンソが6位、ネルソン・ピケJr.はリタイアだった。
ターン1での混乱に巻き込まれる形で順位を落としたアロンソは、後方でレースを戦うことになった。しかし、事故やセーフティカーに助けられ、アロンソはポイント圏内の6位でレースを終えた。
KERSの効果に期待していたアロンソだが、レース後はKERSがそれほど有効ではなかったことを明らかにした。
フェルナンド・アロンソ (6位)
「6位はベストな結果ではないけど、僕たちは満足しなければならない。難しいポジションからのスタートだったし、僕はターン1でワイドにプッシュしてしまい、後方に落ちてしまったからね。その後も困難だったので、ポイントを獲れたことは素晴らしいことだ。レース中に起こった事故やセフティカーによって、僕たちは6位でフィニッシュできた。全体的な結果と他のライバルをみれば、僕たちは結果に満足しなければならない。KERSに大きな違いは感じなかったし、その働きにはちょっと期待はずれだったよ。僕たちは次のレースでもう少しタイヤを働かせる必要がある」
ネルソン・ピケJr.は、スタートでポジションをアップし上位でレースを進めたが、1度目のセーフティカー明けのリスタートでブレーキにトラブルが生じてスピン。1コーナーのグラベルでレースを終えることになった。
ネルソン・ピケJr. (リタイヤ)
「レースのはじめはいくつかポジションを上げられて幸運だったし、本当に満足だったよ。マシンは良かったし、一貫性のあるドライブができた。でも、セーフティカーが入ったとき、僕はプレーキに問題を抱えてスタートした。良いリスタートして、ニコ・ロズベルグをオーバーテイクしたけど、再びブレーキに触れたとき壊れてしまった。僕はスピンしたけど、幸運にもグラベルの上で止まったので、マシンにダメージは負わなかった。マシンはレースでは期待していたほどコンペティティブではなかったけど、それでもトップ8で走行していた。マレーシアのサーキットは僕たちにより合っているはずだし、来週良い結果を出すことができると確信しているよ」
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BMWザウバーは、今週末のオーストラリアGPで1台だけにKERSを搭載することを発表した。
26日、BMWザウバーのチーム代表であるマリオ・タイセンは、ニック・ハイドフェルドはKERSを搭載するが、ロバート・クビサは搭載しないことを明らかにした。
ロバート・クビサは、ニック・ハイドフェルドよりも長身で体重があるため、重いKERSシステムはパフォーマンス的に不利となる。
通常、マシンの最低重量605kgを満たし、理想的なバランスを達成するために、マシン内部にはバラストが積まれる。しかし、KERSを搭載すると大柄なドライバーは自由に使えるバラストの量が少なくなる。
マリオ・タイセンは、KERSのせいで長身のドライバーが不利になるため、最低重量を引き上げるようFIAに要請している。
「心配している。1台のマシンにだけKERSを搭載するのは、KERSの信頼性に問題があるからではない。KERSはレースの準備ができている。我々のKERSは有望だと信じている」
「大柄なドライバーが不利になるのは規約的に問題であり、我々はそれぞれのドライバーが、トラックの特徴に基づき、最高のパッケージでレースに出走できるようにしなければならない。レース毎に決めなければならないだろう」
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