タグ: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、2023年のインディ500は7位 「エリクソンを応援していた」

    佐藤琢磨、2023年のインディ500は7位 「エリクソンを応援していた」

    佐藤琢磨は、2023年のインディ500を7位でフィニッシュした。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、序盤戦を8~10番手につけて戦っていた。折り返し点である100周目までに5番手に進出する戦略だったが、トラフィック内でのハンドリングが芳しくはなく、ポジションを上げて行けない苦しい戦いを強いられ続けた。

    それでもピットストップでセッティング調整を重ね、マシンのハンドリングを向上させて行った佐藤琢磨は、最後はピットタイミングをライバル勢と違える作戦で逆転を目指した。

    その思惑通りに上位へ進出はできなかった佐藤琢磨だったが、次々と出された赤旗中断後のリスタートでポジションアップを重ね、7位でのゴールを果たした。

    「苦しいレースでした」と佐藤琢磨は語った。

    「レース中盤には反撃も試みましたが、トップ争いを演じるところまでは行きませんでした」

    「マーカス・エリクソンはレース終盤に奮闘していました。たいへんな接近戦でしたが、私たちは皆エリクソンを応援していました」

    「自分たちに関していえば、激しい戦いを支えてくれたNo.11のスタッフ全員を誇りに思っています。皆さんの声援に心からお礼を申し上げます」

    予選10番手からスタートしたマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)は、折り返し点の100周目過ぎにトップ5へと進出し、4回目のピットストップを終えたところでトップに立つというすばらしい戦いぶりを見せた。しかし、レース終盤に連続して起こったアクシデントによって赤旗中断が3回も行われ、最後のグリーンフラッグは最終ラップに振り下ろされた。

    残り1周でのリスタートは2番手につけた方が有利だった。今年採用された空力パッケージではマシン同士が接近して走り続けることを可能としていたからだ。メインストレートでの加速では2番手以下を引き離して見せたエリクソンだったが、バックストレッチでジョセフ・ニューガーデン(シボレー)に先行された。

    それでも昨年のインディ500ウイナー、エリクソンはターン3、ターン4をライバルのすぐ背後につけて周り、メインストレートで抜き去ることを試みた。その逆転がなっていればエリクソンは2001~2002年以来となる2年連続優勝を達成するところだったが、0.0974秒差で2位フィニッシュした。

  • 佐藤琢磨、インディ500最終プラクティス“カーブデー”で最速ラップ

    佐藤琢磨、インディ500最終プラクティス“カーブデー”で最速ラップ

    世界で最も長い歴史を誇り、レースデーの観客数が世界ナンバーワンのスポーツイベントであるインディアナポリス500マイルが、いよいよ今週末に迫っている。

    今年のインディアナ州インディアナポリスは、先週火曜日のインディ500向けプラクティスの1日目を除いて好天が続いており、決勝を明後日に控えた今日も朝から青空が広がった。230mphで疾走するインディカーのファイナル・プラクティスを一目見ようと、今日のインディアナポリスモータースピードウェイにはとても多くのファンが押し寄せた。

    レースの決勝を控えた週の中頃に各エントリーがキャブレターの調整を行えるようにと設けられたのがファイナルプラクティスで、その開催日はカーブレションデーと呼ばれるようになった。現在では省略されたカーブデーという名称で親しまれている。金曜日が恒例のカーブデーには、決勝出場を決めた33エントリーが最後のマシン調整やピットストップの練習などを行うだけでなく、その後にはピットストップコンテストやミュージックコンサートも開かれることから、地元のファンに人気の高い1日として定着している。

    2時間の走行は午前11時にスタート。気温が18℃とやや涼し目のコンディションで始まり、セッション終了時は23℃に上がっていた。レースデーはもっと暑くなるとの予報だが、決勝の200周を想定したマシンチェックを行うのにほぼ適したコンディションに今日は恵まれたと言えつ。

    今年のインディ500決勝レースにHondaエンジン搭載マシンは16台が出場する。今日はその中から佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)が、全長2.5マイルの超高速オーバルコースで最速ラップとなる227.855mphをマークした。彼は86周という多くのラップをこなすことにより、マシンセッティングの最終調整を行うだけでなく、決勝に向けたデータ収集も重ねた。佐藤琢磨は、2017年と2020年に続くインディ500での3勝目に対する強い意欲を今日の最速ラップ記録によって示した。走行を終えてマシンを降りた佐藤琢磨は、大きな手応えをつかんだ、充実した表情を浮かべながら、沸き起こったファンの歓声に応えていた。

    佐藤琢磨のチームメートで、2008年のインディ500ウイナー、そして、6回ものシリーズタイトル獲得歴も持つスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は227.285mphの自己ベストマイルの2番手だった。さらに、今年のレースにポールポジションから出走する2021年インディカーチャンピオンのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)も226.945mphで4番手と、予選で活躍していたChip Ganassi Racing勢がファイナル・プラクティスでも力強いパフォーマンスを見せた。また、今年の第3戦でキャリア初優勝を飾ったばかりのカイル・カークウッド(Andretti Autosport)が226.872マイルで5番手と好調をアピールした。さらに、カークウッドのチームメートであるコルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)とロマン・グロージャン(Andretti Autosport)が7、8番手のスピードをマークして走行を終えた。

    明日の土曜日はスピードウェイでドライバーズミーティングが行われ、その後に出場33人のドライバーたちによるインディアナポリスの中心部でのパレードが盛大に行われる予定。そして日曜日には、アメリカ中西部に夏の到来を告げる伝統のイベント、インディ500が華々しく開催される。

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)
    「私たちのカーナンバー11をつけたマシンは、今日のファイナル・プラクティスでとてもいいフィーリングで、まさに自分が望んでいたハンドリングになっていました。今日は80周以上を走り、用意していたプログラムのほぼすべてを行うことができました。インディカーシリーズではチーム間の実力がとても拮抗しており、戦いは年々激しさを増していますが、今年の私たちは、決勝レースに向けてマシンをとても高いレベルに仕上げることができたと思います」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「ファイナル・プラクティスの始まりでは、正直なところあまりいい走りができていませんでした。マシンのバランスが整っていなかったんです。しかし、少しの調整を加えたことで、状況はかなり改善されました。今年のインディ500には非常に強力な競争相手がそろっています。今日のプラクティスでは、それらのライバルたちと接近した状態で走り続け、決勝レースがとても楽しみになりました」

    佐藤琢磨 インディ500

  • 佐藤琢磨 「来年インディ500に戻ってこれる保証はない」

    佐藤琢磨 「来年インディ500に戻ってこれる保証はない」

    佐藤琢磨は、日曜日のレースが、また新たなインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる500マイルの素晴らしいレースになることを望んでいる。2度のインディ500ウィナーが知らないのは、それが最後のレースとなるかどうかということだ。

    2017年と2020年の『The Greatest Spectacle in Racing』の勝者である46歳の佐藤琢磨は、フルタイムドライバーとして13シーズンを終え、今年チップ・ガナッシ・レーシングとのパートタイム契約で復帰したことで、インディカーのキャリアが大きく変化した。

    17レースの完全なカレンダーからオーバルのみでの走行に移行したのは、自らの選択によるものではなかった。

    ロードコースで活躍するマーカス・アームストロングとチップ・ガナッシ・レーシングの11号車を共有するための交渉をまとめるには非常に忍耐が必要で、そのための資金調達と2023年のチームでの居場所を確保するために多大な努力が必要だった。

    インディ500を3度制覇するという人生最高の機会を与えられた佐藤琢磨は、ガナッシのために勝利し、フルタイムの地位を取り戻すための招待手に入れるというアイデアをとても気に入っている。

    「今、オーバルでレースしているという自分の立場は、チャンピオンシップに勝てないとしても素晴らしいチャンスであることに変わりはないし、インディ 500で優勝を目指して何が駄目なのか? 同じくらい驚くべき成果です」と佐藤琢磨はRACERに語った。

    「今でもチャンピオンを獲るという夢はまだありますが、現時点では現実的ではありません」

    「昨年末にすべての選択肢を書き出したとき、僕は自分に『自分は本当に何をしたいのか?本当に必要なことは何だろう?25年以上にわたるプロのレーシングカードライバーのキャリアで、これ以上何を達成したいと思うのか』と問いかけました。僕は本当に500で勝ちたい。『仕事が終わった』わけではありません」

    「チップとのこのチャンスは素晴らしいです。でも、僕の未来は完全にオープンです。何も保証されていません」

    佐藤琢磨 インディカー・シリーズ佐藤琢磨の将来の選択肢はインディカーで狭まっているかもしれないが、彼はガナッシで確保した機会を最大限に生かすことを決意している。

    2024年にインディ500に戻ってこられる保証はないが、佐藤琢磨はガナッシでのデビュー戦を、今のところビクトリーレーンでミルクを一口飲むための最高のチャンスと捉えている。

    「僕にとって大きなプレッシャーです。成功したいです」と佐藤琢磨は語った。

    「そして最終的には、成功を収めれば、未来はいつでも扉を開けることができると思っています。だから、今のところ将来の計画はゼロですが、本当にやる気がある限り、500に帰ってくるのは愛以外の何物でもありません。そう感じています。出場する準備はできています。機会があれば、また戻ってきたい。それだけです」

    コックピット内でホンダを代表して運転する生涯とは別に、佐藤琢磨はクルマの外でもホンダにとって大きく重要な役割を果たすよう求められている。ホンダの若手ドライバープログラムを開発し、主導するよう呼びかけられたのがここであり、F1やインディカーなど、ホンダが直接関与している選手権に参戦する未来の自分を創り出すために、佐藤琢磨の時間が強く求められている。

    「ホンダには、新たな世代が必要です」と佐藤琢磨は語った。

    「日本には、助けやサポートを必要としている潜在的な若いドライバーがたくさんいます。そして、そういったドライバーたちが、アメリカに渡ってくることはあまりありません。世界中のどこでも、そして、僕が長年のキャリアを過ごしてきたここでも、そういったドライバーにより多くの機会を提供する何かを開発したいと考えています」

    「F1を目指すヨーロッパだけでなく、アメリカにもスカラシップを広げる架け橋を作ることができれば、日本から新しいドライバーが出てくる可能性があります」

    もし、第107回インディ500が佐藤琢磨にとってスピードウェイでの最後のレースとなるなら、彼は寂しいだろうが、今後の可能性をオープンホイールレースに限定することはないだろう。IMSAのGTPクラスやル・マン24時間レースにも興味を持っている。

    アキュラ/ホンダがファクトリーエントリーしているGTPクラスについて、「ハイブリッドプロトタイプはまだ始まったばかりなので、機会があれば参加したいですね」と佐藤琢磨は語る。

    「でも、もう一度言いますが、私は、ホンダに何を返せるかということも考えています。20年間僕を支えてくれている人たちに何を返すことができるのか? これは僕にとってとても重要なことです」

  • 佐藤琢磨、予選8番手「ファスト6に進出したかったけど素晴らしい奮闘」

    佐藤琢磨、予選8番手「ファスト6に進出したかったけど素晴らしい奮闘」

    佐藤琢磨は、第107回インディ500の予選2日目のトップ12クォリファイングで233.098mph(約372.957km/h)の平均スピードを記録し、8番グリッドから決勝レースに挑むことが決まった。

    同じチップ・ガナッシ・レーシングではアレックス・パロウがファイアストン・ファスト6に進出してポールポジションを獲得したほか、スコット・ディクソンも同じファイアストン・ファスト6で6番グリッドを確保。残るマーカス・エリクソンはトップ12クォリファイングで10番グリッドを手に入れた。

    これでチップ・ガナッシ・レーシングは3年連続のポールポジション獲得に成功するとともに、ポールポジションの通算獲得記録を8に伸ばした。

    なお、午前のセッションでは、インディアナポリス500史上、5番手となるスピードをパロウ(235.609mph、約376.974km/h)が、7番手となるタイムを琢磨(234.753mph、約375.605km/h)が、それぞれ記録した。

    チームは月曜日の13:00~15:00(アメリカ東部時間)に行われるプラクティスに臨んだ後、インディアナポリス500のレースウィークエンドを迎えることになる。

    佐藤琢磨は「チームにとって素晴らしい予選となりました。アレックスには『おめでとう』と申し上げます」と語った。

    「チームは驚くべきスピードを記録し、申し分のない成績を収めました」

    「今日はファスト6に進出したいと願っていましたが、チームとして素晴らしい奮闘だったと思います」

  • 佐藤琢磨、予選1日目は7番手 「最終ラップにマシンのスライドを体験」

    佐藤琢磨、予選1日目は7番手 「最終ラップにマシンのスライドを体験」

    佐藤琢磨は、第107回インディアナポリス500の予選1日目を7番手で終えた。

    第107回インディアナポリス500の予選は今年も週末の2日間に渡って開催される。5月20日(土)がその1日目だった。 Hondaエンジン搭載マシンは17台が出場。その中から2021年シリーズチャンピオンのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が平均時速233.398マイルを記録し、予選初日を3番手で終えた。

    また、6回のシリーズチャンピオンに輝き、2008年インディ500勝者でもあるスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は5番手、インディ500で2勝している佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は7番手、昨年のインディ500勝者マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)は10番手で、Honda勢の中ではこの4人が明日の2日目、ポールポジションをかけた予選に挑戦する権利を手に入れた。

    インディカーシリーズのオーバルレースでの予選は、マシンが1台ずつコースインして全力疾走するタイムトライアル方式が採用されているが、インディ500だけは独特で、4周の連続ラップを行い、合計10マイルの走行タイムを競い合う。全長が2.5マイルと長いコースを時速230マイルを超える高速で4周も走るため、タイヤは刻々と摩耗し、マシンのバランスが変化するため、ドライバーには高度のスキルが求められる。

    予選1日目の土曜日は、快晴ながら前日よりも少し気温の低いコンディションとなった。最高気温が20℃に届かない、とても過ごしやすい天候に恵まれ、とても多くのファンがインディカードライバーたちによる高速タイムトライアルを1日中楽しんでいた。

    午前11時から夕方5時50分まで、6時間50分の長きに渡ってエントリー34台が、ほぼ間隔を空けずにアタックを続けた予選では、Chip Ganassi RacingのHondaエンジン搭載車4台全員がトップ12に食い込み、明日、2段階で行われる予選でポールポジション獲得に挑む。

    パロウは1回目のアタックですばらしいスピードを記録してトップ12入りを確定させ、ディクソン、佐藤、エリクソンの3人は2回目のアタックでスピードアップを果たし、トップ12圏内で予選1日目を終えた。

    明日、ディクソンはインディ500の長い歴史の中でまだ誰も成し遂げたことのない3年連続ポールポジションを目指す。それが実現した場合、彼のインディ500におけるポールポジション獲得回数は6回となり、リック・メアーズと並んで史上最多タイのポールポジションウイナーになる。

    インディ500特有のルールにより、今日の予選では予選13番手から30位の決勝進出が決定する。Hondaドライバーは13人が第107回インディ500への出場権を確保した。インディ500への挑戦は今年が2回目のデビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)は、予選終了間際に大きなスピードアップを実現してドラマチックに決勝進出を決定。キャサリン・レッグ(Rahal Letterman Lanigan Racing)は231.070マイルの平均スピードをマークし、インディ500の予選における史上最速の女性ドライバーとなり、予選30番手で自身にとって3回目となる決勝進出を決めた。

    明日、日曜日のスケジュールは、プラクティスを行ったのち、午後2時から3時までがファスト12の予選で、夕方4時からファスト6の予選が行われる。

    ▽記録
    ・1994年にインディカーへの参戦を始めたHondaは、自動車メーカーとしてインディ500史上で最も多い15回の優勝を22回の出場で記録している。勝率は68%。
    ・Hondaは4回目の挑戦だった2004年にインディ500初優勝を達成した。ドライバーはバディ・ライスで、マシンはTeam Rahal-Hogan/Hondaだった。
    ・Hondaは昨年のインディ500でも優勝している。マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)によるもので、Hondaにとっては2020年からの3年連続優勝だった。

    アレックス・パロス(Chip Ganassi Racing)
    「今日はいい1日でした。クルーたちはマシンに変更を施さねばならなかったため、とても仕事の多い1日になっていました。しかし、私たちの今日のスピードは非常に速かった。昨日のくじ引きでアタックする順番が遅いものに決まっていたので、気温が上がるなどの不利に見舞われるかと心配していました。インディカー・シリーズの競争は非常に激しいので、アタック順が20番手以降というのは、決して有利なものではありませんでした。しかし、私たちは今日の予選で3番手になることができ、ファスト12に入ることができました。今日の目標はトップ12入りでしたから、今日のマシンに少しの変更を加え、明日ファスト6進出を目指した戦いを行いたいと思います」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    とても興味深い1日でした。最初の予選アタックではまずまずの走りができたと思います。自分がドライビングで少しのミスを犯していたので、もう一度アタックを行うチャンスが得られてよかったですね。そして、そのアタックによって大きくポジションを向上させることができました。マシンはドライビングがしやすいものになっていて、間違いなくもっとスピードを引き出せると感じることができました。あと1回走りたかったですね。もしそれが実現していたら、すごいスピードが出せていたと思います」

    佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)
    「とてもエキサイティングな予選でしたが、タフな戦いでもありました。コンディションは極めてチャレンジングなもので、最初のアタックでは最終ラップにマシンのスライドを体験しました。僕たちは再びアタックして記録を更新しましたが、これはすばらしいチームワークだったといって間違いありません。いまは4台揃ってトップ12に入っていることがもっとも重要です。今晩はデータを見直し、明日は100%でチャレンジできるように準備を進めるつもりです」

    キャサリン・レッグ(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「ストレスは全く感じていませんでした。私のマシンを担当してくれているクルーたちは、この1週間ずっとすばらしい仕事をしてくれています。私を走らせ、スピードアップをさせ、マシンを乗りやすいものにしてくれました。予選を通過したので、これからはレース用セッティングの向上に努めます。正直に言うと、いまの私が感じているのは大きな安堵感です。インディアナポリス・モータースピードウェイでの予選は、信じられないぐらいに心を揺さぶられます」

    佐藤琢磨 インディ500

  • 佐藤琢磨、予選にむけて「準備は文句の付けどころがないくらい順調」

    佐藤琢磨、予選にむけて「準備は文句の付けどころがないくらい順調」

    佐藤琢磨は、2023年インディ500の“ファスト・フライデー”で最速ラップをマーク。好調なマシンで予選に挑む。

    雨の心配がされてきた金曜日だったが、雨雲の到達が遅れ、予定通りに正午から夕方6時まで第107回インディアナポリス500マイルのプラクティスは開催された。この日は予選用にターボのブースト圧が上げられてスピードアップがされるため、“ファスト・フライデー”と呼ばれている。

    どのチームもINDY500特有の4周連続アタックで争われる予選に備え、シミュレーションを繰り返した。

    明日から2日間に渡って行われる予選を前に、最速ラップをマークしたのは佐藤琢磨だった。2017年と2020年と、二度のインディ500優勝歴を持つ佐藤琢磨は、セッション開始から45分ほどが経過した時点で行った最初のシミュレーションで38秒3382、234.753mphのラップを記録し、これがセッション終了までトップの座にあり続けた。

    佐藤琢磨は4ラップの連続走行でも最速の233.413mphを夕方5時過ぎのシミュレーションで記録した。走行初日となった水曜日にも佐藤琢磨は229.439mphのトップスピードを記録しており、1日の最速ランナーとなるのは今日が今年の2回目でした。佐藤琢磨は出場34台の中で最も準備の整った状態で明日の予選を迎える。

    「このチームやチームメートと仕事をしながら、このスピード、この速さで走れてうれしく思っています」と佐藤琢磨はコメント。

    「準備は文句の付けどころがないくらい順調で、今日のスピードは過去26年間でもっとも速かったと聞きました。これは、現在のパッケージングが全般的に優れていることを示しています」

    「僕たちのグループ、そしてHPDは懸命に働いています。ブーストを上げたChip Ganassi Racingのマシンで走るのはこれが初めてで、今朝の走行では(あまりに速くて)目玉が飛び出しそうになりました(笑)」

    「みんな限界を見極めるとともに、タイヤのデグラデーション(性能劣化)の中でいかに安定した走りを実現するかを目指し、努力を続けています。このプロセスは大好きで、すばらしいチャンスをくれたChip Ganassi Racingには心から感謝しています」

    「これはまだテストデイに過ぎませんが、マシンが好調であるのはうれしいことですね」

    佐藤琢磨 2023年 インディ500

  • 佐藤琢磨、2023年インディ500の“ファスト・フライデー”で最速

    佐藤琢磨、2023年インディ500の“ファスト・フライデー”で最速

    佐藤琢磨は、2023年インディ500のプラクティスで2回目のファステストラップを記録。ポールポジション最有力候補に名乗りをあげた。

    インディアナポリス・モーター・スピードウェイでの金曜日は速く走ることに専念し、34人のドライバー全員が喜んで4.5マイルのコースを猛烈な速さで周回した。

    各チームは、土日の予選を想定してターボチャージャーを増設し、およそ100馬力のパワーアップを図った。

    この日、ドライバーたちは、コース上の空きスペースを見つけ、4周連続で速いラップを刻むという予選ランのプラクティスに終始した。

    一日を通して非常によく見られたのは、ドライバーが1周目で速いタイムを記録し、その後、3周目と4周目で大幅にペースを落としていまうことがよくあった。

    そして、4ラップの平均速度チャートの上位に位置するのは、走行中ずっと自分のペースを保つことができたドライバーたちだった。

    フルランでトップに立ったのは、午後遅くに233.414MPHのベスト平均速度を記録した佐藤琢磨だった。

    ほぼすべてのトップタイムは、スピードウェイに涼しさをもたらす寒冷前線の接近により、午後になるにつれて更新されていった。

    マーカス・エリクソンは予選シミュレーションで2番手タイムを記録し、これまでのところチップ・ガナッシ・レーシングが5月をほぼ制覇し続けている。

    ジョセフ・ニューガーデンとウィル・パワーは3番手と4番手を獲得し、チーム・ペンスキーがこの1週間を通して見せていたほど、ペースが落ちているわけではないことを示した。

    しかし、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、ペースが上がらないように見えた。先週末のグランプリでは好調だったものの、今回もセットアップに手こずっているようだ。

    キャサリン・レッジは4人のRLLドライバーの中で最速だったが、4ラップの平均は28位にとどまった。今週末の予選で上位に食い込むには、一晩で多くの仕事をこなさなければならない。

    ジャック・ハーヴェイは最悪の運に見舞われ、この日の最終走行中にエンジンから煙が出ているのが見えた。車内の音声から、モーターに内部損傷があることがわかり、彼のクルーは一晩で新しいホンダのパワープラントに交換することになるかもしれない。

    フンコス・ホリンジャー・レーシングとカラム・アイロットは、先月のオープンテストでスピードウェイ用のマシンをテストして以来、追跡できないトラブルが続いていた。

    最終的にセットアップ以外に何かを変える必要があるとようやく認識され、チームは午後遅くに新しいシャシーに切り替えたが、時間切れでシェイクダウンラップを走ることはできなかった。アイロットは土曜日の朝、タイムアタックをする前に、ほとんど新しいマシンの感触を確かめることになる。

    数人のドライバーは、マシンのダウンフォースを可能な限り削り、危機一髪だった。佐藤琢磨は、アウト側のウォールに接触した最初のドライバーだった。


    6時間のセッションを通して、パト・オワードとコルトン・ハータも、コーナーでマシンが不安定に揺れるトリッキーな場面でリフトアップを強いられた。

    明日は、1日中マラソン予選が行われる予定で、全車1回の走行が保証されている。ドライバーは希望すれば1回余分に走ることができ、その後、中団が確定する。

    天候は涼しく、空気は乾燥し、太陽は出て、風は北から吹いてくる。チームの綿密な計画を狂わせる要素ばかりだ。

    インディ500 ファスト・フライデー

  • 佐藤琢磨 「グリッドとバランスの満足のいくポジションが見つかった」

    佐藤琢磨 「グリッドとバランスの満足のいくポジションが見つかった」

    佐藤琢磨は、第107回インディアナポリス500マイルに向けた公式プラクティス3日目を7番手で終えた。

    2日目にトップだった佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)は、レースに向けたマシン作りを重視して98周を走り込み、66周目に227.818mphをマークして木曜日の7番手につけた。

    夕方になってガレージに戻された佐藤琢磨マシンは、クルーたちによって予選用にマシンセッティングを変更。佐藤琢磨は走行時間終了まで10分を切ってからコースインし、予選シミュレーションを行い、今日のプログラムを終えた。

    「今日もすばらしい1日で、たくさんのことを学びました」と佐藤琢磨はコメント。

    「午後の早い時間帯は、いいグリップとバランスを見つけ出すのに少し苦労しましたが、ロングランの終わりに向けて満足のいくポジションが見つかりました。こうした様子を目にすると、本当に勇気づけられます」

    「そして最後には、あまり天候がよくなかった場合に備えて、予選シミュレーションを1回だけ行いました。けれども、全般的には、チームの4台はどれもコンペティティブで、とてもいい1日だったと思います」

    佐藤琢磨 インディ500(インディカー・シリーズ)

  • インディ500:マーカス・エリクソンがファステスト 佐藤琢磨は7番手

    インディ500:マーカス・エリクソンがファステスト 佐藤琢磨は7番手

    インディ500のプラクティス3日目が木曜日に行われ、チープ・ガナッシのHuski Chocolate8号車に乗るマーカス・エリクソンがタイムシートのトップを飾った。

    昨年のインディ500の勝者であるエリクソンは、前日のトップスピードをわずかに上回る229.607MPHで最速ラップを完了した。エリクソンは、この日の序盤にファステストラップを記録し、後続を大きく引き離すと、午後の残りの間ずっと保持することができた。

    スコット・ディクソンはこの日2番目に速いラップを記録し、チップ・ガナッシ・レーシングが今年のイベントでこれまでに勝つチームとしての地位を確固たるものにした。

    3位にはシモン・パジェノーが入り、後半にファステストラップを記録してマイヤー・シャンク・レーシングが上位に入った。

    ウィル・パワーはチーム・ペンスキーのドライバーのなかでは最上位となり、コルトン・ハータのすぐ前の5位に入った。

    前日と同様、セッションはほとんど中断することがなかった。イエローフラッグが出されたのは、コースの点検と小さな破片の除去のためだけだった。午後はアクシデントもなく、ガレージでは翌日の走行に向けてセットアップを変更する作業が行われただけだった。

    最後の1時間、RCエナーソンがターン1の入り口で、追いついてきた速いクルマの群れを避けるためにウォームアップレーンに飛び込んだとき、大きな事故が発生しそうになった。

    この行動は安全な場合に許されるものだが、同じレーンにはピットロードを出たばかりのパト・オワードがいた。エナーソンは猛スピードでオワードを抜き去り、細い道で2人の間にはわずか数センチの隙間しかなかった。

    ドライバーとチームは、6時間に及ぶセッションで、レース用やプラクティス用など、さまざまなセットアップを試した。

    レースシーンを想定し、トラフィックでのマシンの反応に慣れるため、多くの走行はグループ単位で行われた。

    カラム・アイロットは、フンコス・ホリンジャー・レーシングのシボレーが前日より格段に良くなり、元気を取り戻した。チームは、水曜日に走行不能の原因となった問題はまだ解決していないが、アイロットをリラックスさせるには十分な出来栄えだった。この日、32番目のファステストラップを記録した。

    インディ500 マクラーレンタイヤの温度をチェックするアロー・マクラーレンのクルー。

    アロー・マクラーレンのピットボックスでは、マシンから外れたタイヤのいくつかが接地面の端に小さなブリスターのラインを見せていたため、少し心配な空気が漂っていた。

    ファイアストンのエンジニアがこれらのタイヤを検査したところ、表面レベルの問題であると報告された。つまり、スピードが出ているときにタイヤが故障する危険性はないということだろう。

    しかし、それでもブリスターの輪はチームを少し心配させた。彼らはイベントの残りの期間、厄介なポケットの発生を防ぐための解決策を探し続けることになる。

    金曜日、チームは再びサーキットに戻るが、今回は馬力を増やすことができる。ターボチャージャーのブースト圧を上げることで、今週末の予選を想定した走行が許されるのだ。金曜日の午後にはインディアナポリスに雨が降ることが予想されているため、土曜日の予選に向けてはかなり貴重な時間となるだろう。

    2023年 インディ500 プラクティス3日目

    2023年 インディ500 プラクティス3日目

  • 佐藤琢磨 「本当に力強く走ることができた、いい1日でした」

    佐藤琢磨 「本当に力強く走ることができた、いい1日でした」

    佐藤琢磨は、第107回インディアナポリス500マイルのプラクティス2日の最速をマーク。「本当に力強く走ることができた、いい1日でした」と語った。

    第107回インディアナポリス500マイルのプラクティス2日は快晴に恵まれ、正午から夕方の6時までエントリー34台が全長2.5マイルのオーバルコースで精力的に走り込みを行った。長時間のプラクティスだったが、アクシデントもなく、出走全車の周回数の合計は3450ラップにもなった。

    その中で最速ラップとなる39秒2261を夕方の4時半過ぎに記録したのは、2017年と2020年とインディ500で二度の優勝経験を持つ佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)だった。今年が14回目の出場となる佐藤琢磨は、昨年のインディ500優勝チームであるChip Ganassi Racingから出場するチャンスを手に入れ、最初のプラクティスからいきなり目覚ましいパフォーマンスを見せた。

    今日の佐藤琢磨は4セットのタイヤを使って92周を走り、マシンセッティングを着々と進めて行った結果、自身の78周目にベストを記録した。チームメートたちも、この2年連続でインディ500のポールポジションを獲得しているスコット・ディクソンが229.174mph平均で2番手。アレックス・パロウが228.720mph平均で4番手。インディ500のディフェンディング・チャンピオンであるマーカス・エリクソンが227.701mphで7番手と、チーム全員が上位につけるスピードを見せた。

    コルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)が6番手、マルコ・アンドレッティ(Andretti-Herta Autosport with Marco and Curb-Agajanian)が10番手と、ホンダは1、2番手独占だけでなく、トップ10に6人が入り、すばらしい5月のスタートを切りました。

    「本当に力強く走ることができた、いい1日でした」と佐藤琢磨はコメント。

    「僕たちは多くのことを学びました。セッション終盤に、すべてをまとめあげて走りました」

    「Ganassiのマシンがいずれもトップに近いポジションに位置していることは、本当にうれしいことです」

    佐藤琢磨 インディ500