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  • 【インディカー】 第10戦 フリー走行2:佐藤琢磨は15番手

    【インディカー】 第10戦 フリー走行2:佐藤琢磨は15番手

    インディカー・シリーズ 第10戦 ウィスコンシンのフリー走行1回目が23日(金)、ロード・アメリカで行われ、ジョセフ・ニューガデンがトップタイムを記録。佐藤琢磨は15番手だった。

    シーズン全17戦で行われるインディカー・シリーズは折り返し点を過ぎ、ウィスコンシン州のロード・アメリカで第10戦を迎えた。ロード・アメリカは1955年に開設された、全長4.014マイル(約6.46㎞)のサーキットで、14のコーナーを持つロードコースだ。

    フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはジョシュ・ニューガーデン(ペンスキー)。以降、2番手にはウィル・パワー、3番手にはシモン・パジェノー、4番手にエリオ・カストロネベスとペンスキー勢がトップ4に名を連ねた。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オースポーツ)は15番手で2回目のプラクティスを終えた。

    2017 インディカー 第10戦 ウィスコンシン フリー走行2

      No Driver Team   Time Speed
    1 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:42.8229 140.537
    2 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:42.8720 140.470
    3 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:43.1370 140.109
    4 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:43.2227 139.982
    5 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:43.4802 139.644
    6 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:43.6812 139.373
    7 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:43.7425 139.291
    8 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:43.7540 139.276
    9 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:43.7607 139.367
    10 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:43.7931 139.223
    11 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:43.8250 139.10
    12 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:43.8305 139.173
    13 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:43.8871 139.097
    14 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:44.0036 138.941
    15 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:44.0183 138.922
    16 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:44.0413 138.891
    17 18 エステバン・グティエレス Dale Coyne Racing H 1:44.0868 138.830
    18 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:44.2860 138.565
    19 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:44.7057 138.010
    20 7 ロバート・ウィッケンス Schmidt Peterson Motorsports H 1:44.7065 138.006
    21 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:45.0397 137.571
  • 【インディカー】 第10戦 フリー走行1:ロッシが首位、佐藤琢磨は17番手

    【インディカー】 第10戦 フリー走行1:ロッシが首位、佐藤琢磨は17番手

    インディカー・シリーズ 第10戦 ウィスコンシンのフリー走行1回目が23日(金)、ロード・アメリカで行われ、アレキサンダー・ロッシがトップタイムを記録した。

    シーズン全17戦で行われるインディカー・シリーズは折り返し点を過ぎ、ウィスコンシン州のロード・アメリカで第10戦を迎えた。ロード・アメリカは1955年に開設された、全長4.014マイル(約6.46㎞)のサーキットで、14のコーナーを持つロードコースだ。

    フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはアレキサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)。2番手にはシモン・パジェノー、3番手にはウィル・パワー・4番手にはジョセフ・ニューガーデンとペンスキー勢が続いた。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オースポーツ)は17番手で1回目のプラクティスを終えた。

    デイル・コイン・レーシングは、インディ500で負傷したセバスチャン・ブルデーの代役としてエステバン・グティエレスが残りの18号車をドライブすることを決定。グティエレスは19番手タイムを記録。

    また、シュミット・ピーターソン・モータースポーツのミカエル・アレシンは、アメリカに入国することができず、急遽代役としてDTMドライバーのロバート・ウィッケンスが7号車を走らせて20番手タイムを記録した。

    2017 インディカー 第10戦 ウィスコンシン フリー走行1

      No Driver Team   Time Speed
    1 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:43.3285 139.849
    2 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:43.5625 139.533
    3 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:43.7508 139.280
    4 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:43.7780 139.243
    5 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:43.8994 139.091
    6 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:43.9047 139.074
    7 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:44.0483 138.882
    8 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:44.0681 138.855
    9 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:44.0967 138.817
    10 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:44.3249 138.513
    11 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:44.4590 138.336
    12 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:44.4748 138.315
    13 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:44.6882 138.165
    14 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:44.6224 138.120
    15 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:44.7711 137.924
    16 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:44.9988 137.623
    17 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:45.3601 137.152
    18 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:45.6062 136.833
    19 18 エステバン・グティエレス Dale Coyne Racing H 1:45.6275 136.808
    20 7 ロバート・ウィッケンス Schmidt Peterson Motorsports H 1:45.6823 136.734
    21 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:45.6920 136.722
  • 佐藤琢磨 「レースに戻ることにワクワクしている」 / インディカー 第10戦

    佐藤琢磨 「レースに戻ることにワクワクしている」 / インディカー 第10戦

    佐藤琢磨が、インディカー 第10戦 ウィスコンシンへむけての意気込みを語った。

    シーズン全17戦で行われるインディカー・シリーズは折り返し点を過ぎ、ウィスコンシン州のロード・アメリカで第10戦を迎える。

    ロード・アメリカは1955年に開設された、全長4.014マイル(約6.46㎞)のサーキットで、14のコーナーを持つロードコース。

    コースレイアウトは開設時から変わっておらず、伝統あるサーキットとして、NASCARなどの北米選手権も開催されている。

    インディカーのレースが初めて開催されたのは、1982年。今年で通算27回目を迎える。2007年を最後に開催が途絶えていたが、昨年9年ぶりにカレンダーに復活し、決勝日には約8万人の観衆が詰めかけた。

    今季のシリーズは、ここまで9戦を終えて7人のウイナーが誕生しており、チャンピオン争いも混戦となっている。過去にここロードアメリカで勝利したドライバーが、その年のチャンピオンとなったのは6回。タイトルの行方を占う上でも重要な一戦と言える。

    インディ500ウイナーの佐藤琢磨(Andretti Autosport)は、前戦テキサスからの2週間のインターバル中に、日本へ凱旋帰国。インディ500の祝勝ファンイベントや、メディアへの取材対応、さまざまなテレビ・ラジオ番組への出演など、忙しい日々を過ごして米国へ戻った。

    佐藤琢磨は、昨年のレースで予選15番手と後方からのスタートを余儀なくされた。決勝では1周目から度重なるオーバーテイクを披露し、一時は7番手まで浮上。しかし、ピットイン時のスピード違反という裁定によって2度のドライブスルー・ペナルティーを科され、17位と悔しい結果に終わった。

    今年はランキング首位とわずか14ポイント差の3位で迎える。日本のファンから受けた祝福を力に換え、2週間ぶりとなるレースへ闘志を燃やしている。

    佐藤琢磨
    「私は先週日本へ帰り、母国でたくさんの祝福を受ける、すばらしい時間を過ごすことができましたが、その間、チームはとても実りあるテストを実施してくれました。テストには参加できていませんが、そのときのデータを確認し、チームメートからフィードバックをもらって臨みたいと思います。昨年は、このロード・アメリカで力強い走りを見せることができました。ここでレースに戻れることに、ワクワクしています」

  • 【動画】 インディカーが佐藤琢磨のインディ500優勝後の凱旋帰国を特集

    【動画】 インディカーが佐藤琢磨のインディ500優勝後の凱旋帰国を特集

    インディカー公式サイトが、佐藤琢磨がインディ500のウィナーとして凱旋帰国した際の模様を動画で紹介した。

    佐藤琢磨は、5月28日(日)に米国 インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウェイにて開催された第101回インディ500で日本人初優勝という歴史的快挙を成し遂げた。

    海外向けの英語での動画だが、日本でのインディ500中継で解説者が絶叫するシーンからスタート。

    インディカー 第9戦テキサスのレースを終えた佐藤琢磨は、その日のうちに日本へとフライト。成田空港では多くのファンやメディアに迎えられた。日本での滞在期間、佐藤琢磨は数多くの取材を受け、スポンサーへの報告や記者会見やファンイベントに参加した。

    「インディ500に勝つことは本当に特別な瞬間です。空港でこのような歓迎を受けたことはありませんでした」と佐藤琢磨はコメント。

    「オリンピック選手が金メダルを獲得して日本に帰国するのを見て、いつもそれに刺激を受けていました。成田に戻ったときは似たような状況でした。多くのファンやメディアが待っていてくれて、カメラのフラッシュを浴びました。ファンやスポンサーの皆さんに心からの感謝を伝える素晴らしい機会でした」

    ホンダを訪問した佐藤琢磨は、八郷社長にインディアナポリス・モーター・スピードウェイの煉瓦をプレゼント。お返しにホンダ NSXをプレゼントされた。

    「八郷さんはインディアナポリス・モーター・スピードウェイの煉瓦をとても喜んでくれました。多くの歴史、多くの情熱が詰まっているものですし、塔のデザインは実際に美しく傑作でした。彼らは最高の場所に飾ってくれると思います」

    動画では増上寺や東京タワー、またインディ500優勝記念映像が流れた渋谷スクランブル交差点のグリコビジョンも紹介。約1週間にわたって滞在した佐藤琢磨は、声も枯れ、疲れもあるものの、とても満足していると語る。

    「声が枯れているのがわかると思いますが、本当に素晴らしかったです。驚くべき経験でした」

    TAKUMA SATO’S INDY 500 VICTORY TOUR IN JAPAN

  • NHK BS1スペシャル 「密着!インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」

    NHK BS1スペシャル 「密着!インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」

    NHKは、世界三大レースの1つ「インディ 500」で優勝した佐藤琢磨の特集番組「密着!インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」を、6月18日22時からBS1の「BS1スペシャル」で放送する。

    佐藤琢磨は、5月28日(日)に米国 インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウェイにて開催された第101回インディ500で日本人初優勝という歴史的快挙を成し遂げた。

    番組は、インディ500の予選から佐藤琢磨に密着取材を実施。ピットと佐藤琢磨の無線音声のやりとりやさまざまな映像を用いて、佐藤琢磨が日本人として初めて優勝したレースの様子や勝因、佐藤琢磨がどんな思いでレースを闘ったのかなどを放送する。

    【番組概要】

    番組名:「密着!インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」

    放送チャンネル:NHK BS1
    日時:6月18日(日) 午後10時00分~

  • 佐藤琢磨:インディカー 第7戦・8戦 デトロイト レースレポート

    佐藤琢磨:インディカー 第7戦・8戦 デトロイト レースレポート

    佐藤琢磨が、インディ500の翌週にダブルヘッダーで行われた第7戦・第8戦 デトロイトのレース週末を公式サイトで振り返った。

    インディ500を優勝したドライバーが翌週のレースで不振に陥るのはよくあることだが、デトロイトのベルアイル・サーキットにおける佐藤琢磨は例外だった。

    インディ500で大金星を掴んだ佐藤琢磨は、チャンピオンシップ争いでトップのエリオ・カストロネヴェスと11点差で3番手につけていた。

    デトロイトでポールポジションを獲得し、ダブルヘッダーのレースを4位と8位で終えた佐藤琢磨は、依然としてポイントリーダーと11点差の3番手につけているが、新たにトップに浮上したのはスコット・ディクソンだった。

    インディ500の後で佐藤琢磨がどんな日々を過ごしていたかを考えれば、これは立派な成績だったといえる。

    「まったく休むヒマがありませんでした」と佐藤琢磨。

    「ウィナーズ・サークルで大喜びした後、記者会見や囲み取材を終えてから5本のインタビューと10本のサテライト・インタビューを行いました。夜の8時30分になっても僕は濡れたレーシングスーツを着たままでしたが、ミルクがあまりイヤな匂いを発しないのは驚きでした! その後、市内でアンドレッティ・オートスポーツのディナーがあって、午前3時にようやく眠りにつきました」

    月曜日にも早朝からの写真撮影や数多くの取材をこなしたのに続き、恒例のバンケットに出席した後、深夜にニューヨークへ飛びました。翌日はタイムズスクエアにあるNASDAQの証券取引所で取引開始のベルを鳴らし、それから11時間にわたってメディア対応をこなすとエンパイア・ステート・ビルを訪れ、真夜中にテキサスへと飛んだ。

    「僕たちはダラス・カウボーイの本拠地を訪れましたが、ここはマクラーレンのようにすごいところでした。すべて清潔で、床は大理石で、本当に驚くべき施設でした。インディ後のツアーはとても興味深いものでした。たくさんの人たちが『あれはクレイジーだよ』と言っていて、僕もそうだと予想していたのですが、実際にはとてもよかったと思います。すべてのメディア、そしてファンの反応に僕は心から感謝します。インディカーはすべてをまとめるために素晴らしい仕事をしてくれました。スケジュールは1秒単位で進行しているかのようでした。F1時代を含め、こんな経験をしたのは初めてでした!」

    金曜日に行われたフリープラクティスで、佐藤琢磨はようやくNo.26アンドレッティ・オートスポーツ・ダラーラ・ホンダのコクピットに戻ることができた。

    「小さなコクピットに戻り、ハーネスを締めてヘルメットのシールドを下ろし、ひとり静かな世界に身を置く・・・。メディアの皆さんも素晴らしかったけれど、いつもの仕事に復帰できてとても嬉しく思いました」

    「2回のセッションはどちらもうまくいきました。最初のセッションでは特にコンペティティブで、とりわけ嬉しく思いました。インディに勝った後のデトロイトに100%の体調で臨めるとは予想していませんでしたが、いきなり限界ギリギリのドライビングをしてコンペティティブなラップタイムが刻めたことで喜びを感じました。デトロイトの市街地コースは、インディアナポリスとはまるで異なります。路面がスムーズで230mph(約368km/h)で走るスーパースピードウェイから、もっともバンピーなサーキットのひとつで肉体的にも厳しく、レイアウトもチャレンジングなコースへと一転するのですから・・・。今年、コースは大規模に改修され、メインストレートやバックストレートはこれまでよりはるかにスムーズになったため、ボトミングする機会も減りました」

    「2回のセッションで記録されたタイムが必ずしもそのときの状態を反映しているわけではありませんが、それでも僕たちがコンペティティブであることには自信がありました。ソフトめのレッド・タイヤでの感触を掴み、僕たちはまずまず満足してセッションを終え、予選に向けた準備を終えたのです」

    デトロイトのダブルヘッダーではユニークなフォーマットが採用されている。各レースのスターティンググリッドを決める予選がそれぞれ行われるのだが、いずれも全エントリーを半分に分割した予選グループごとに計測を実施するのだ。土曜日の午前中、佐藤琢磨は自分が属する予選グループでグラハム・レイホールに次ぐ2番手となり、3番グリッドからスタートすることが決まる。

    「わずかコンマ1秒差でした。マシンのスピードにも2列目グリッドを手に入れられたことにも満足でした」

    レースは先行するレイホールとカストロネヴェスを佐藤琢磨が追う展開で膠着状態に陥る。そしてカストロネヴェスと佐藤琢磨は早めにレッド・タイヤからブラック・タイヤへの交換を行ない、3ストップでレースを走りきる作戦を選択した。しかし、後になってこれが正しい戦略ではなかったことが証明される。というのも、この日のレースでイエローになったのは2回だけで、いずれもレース前半に提示されたからだ。

    「エリオとグラハムは異次元の速さでした。彼らはあっという間に見えなくなり、僕はアレックス(アレキサンダー・ロッシ)とディクシーの前方を走行していました。僕たちは全員レッド・タイヤでスタートしましたが、誰もがデグラデーションで苦しんでいるようで、一部のドライバーはブラック・タイヤに交換すると、予想どおりコンペティティブなタイムを刻むようになりました。そこで僕たちもタイヤを交換しました。実際のところ交換が必要な状況だったのですが、これでレース戦略は必然的に3ストップとなり、難しい立場に追い込まれることになりました」

    レース終盤、佐藤琢磨は7番手で、その直後にカストロネヴェスがつけていた。ただし、ブラジル人ドライバーは3回目で最後となるピットストップをすでに終えおり、ふたりは他のドライバーを大きく引き離していた。残り5周で最後のピットストップを行おうとする佐藤琢磨にとって、これは絶好のチャンスだった。給油のみ行えば、カストロネヴェスの先行は許すものの、順位はひとつ落とすだけの8位でフィニッシュできるからだ。そして佐藤琢磨は最後の数マイルをまるでロケットのような速さで駆け抜けていったのである。

    「ピットストップを終えたところで誰かの後方につけてしまうのは、よくあることです。ただし、いまのエアロ・パッケージで誰かを追うのは非常に困難なため、これがレース戦略面にも大きな影響を与えています。いずれにせよ、最終結果は大きく変わらなかったともいえます。僕は、できるだけ燃料をセーブして最後のピットストップを引き伸ばさなければいけませんでした。そして幸運にも僕はエリオに順位を譲るだけで済み、たくさんのポジションを犠牲にする必要はありませんでした。つまり、戦略面でのダメージを最小限に抑えることができたのです」

    土曜日の朝、佐藤琢磨はポールポジション獲得の快挙を成し遂げる。これは佐藤琢磨にとって2014年のデトロイト以来のことで、通算6度目。佐藤琢磨は同じ予選グループのレイホールを破ったほか、もうひとつの予選グループではライアン・ハンターレイがトップに立ったため、フロントローはアンドレッティ・オートスポーツのドライバーで占められることになった。

    「めちゃくちゃ嬉しかったですし、ものすごくエキサイティングな結果でした。土曜日にグループ1だった僕たちは、日曜日にはグループ2となります。だから、ポールポジションを獲得するには絶好のチャンスだと思っていました。もっとも、土曜日にレイホールは抜群の速さを見せていたので、容易なことではないとも考えていました。ただし、いくつかの微調整によりマシンが速くなったことには自信があったので、2014年のデトロイトのように全力で挑む準備ができていました。マシンは本当に速くて、僕はNo.26のメカニックたちをとても誇りに思いました。インディの後で睡眠時間が全く取れないことについて話しましたが、寝不足の日々を過ごし他のは、メカニックたちも同じでした。組み上げられたシャシーに新しいエンジンを搭載し、エンジニアのギャレット・マザーヘッドが鼻のあぶらをすり込むと、マシンはまるで宇宙船のような速さを見せました。僕も全力でそれを操りました。息をするのも忘れてしまうようなドライビングでした。僕はラップレコードを叩き出し、ポールポジションを手に入れたのです」

    佐藤琢磨はレースでも好スタートを切る。いっぽう、レイホールがハンターレイを攻略して2番手に浮上するまでには数ラップを要した。

    「ハンターレイが後ろについていてくれてとても助かりました。当初、彼は僕を援護してくれましたが、徐々にスピードが伸び悩むようになります。そこにレイホールがどんどん近づいてきました。僕は燃料をセーブするつもりでしたが、レイホールが直後にやってきたのでプッシュしなければいけなくなります。当初、僕は24ラップまで給油を引き伸ばすつもりでしたが、あらゆる手を使っても23ラップまでこらえるのが精一杯でした」

    驚いたことに、レイホールは1周遅くピットストップすると佐藤琢磨を追い越してトップに立った。レース中盤、佐藤琢磨は2番手を守り続けたが、レイホールの速さは目を見張るばかりで、最後のピットストップが始まるまでにアメリカ人ドライバーは15秒近くまでリードを広げてみせる。いっぽうの佐藤琢磨はペンスキー軍団の猛攻を懸命に交わしていた。佐藤琢磨は、3番手のカストロネヴェスと同時にピットイン。しかし、佐藤琢磨はカストロネヴェスに先行されたうえ、アンダーカットを駆使したジョセフ・ニューガーデンがふたりを出し抜く格好となった。ニューガーデンはレイホールに匹敵するスピードを手に入れた唯一のドライバーで、3ストップ作戦でここまで追い上げていたのだ。

    「ピットボックスの位置も不利に作用したと思います」と佐藤琢磨。

    「僕たちのピットは入り口に近い場所だったので、2回とも減速してから加速することになりました。ピット作業が終わったとき、僕はウィルと並び掛けそうな勢いでしたが、スロットルを戻してブレーキをかけなければいけなかったのです」 これで佐藤琢磨は、レイホール、パジェノー、パワーに続く4番手で第3スティントを迎えることとなる。

    「レイホール・チームは素晴らしい仕事をしたと思います。僕たちにとっては厳しいレースでした。できることはすべてして、ミスをせずに懸命に闘い続けました。それでも僕たちの速さは不十分で、表彰台には手が届きませんでした」

    もっとも、さらに悪い結果に陥る危険性もあった。レース最終盤、ジェイムズ・ヒンチクリフとスペンサー・ピッゴットのマシンが停止したために赤旗が提示され、フィニッシュまで残り2周で再開されることになったのだ。ここで佐藤琢磨はライバルよりもプッシュ・トゥ・パスを的確に活用してレースを走りきった。

    「とても危ない状況でしたが、ポジションを守りきることができました。特にターン1からターン2にかけては予選アタックのような走りでした!」

    「ポールポジションからスタートして4位フィニッシュですから期待どおりの結果とはいえませんが、チャンピオンシップのことを考えると、とても手堅い戦い方だったと思います。いちばん大切なのは、エリオとスコットより上のポジションでフィニッシュしてポイント争いでのギャップを縮めることにあったので、いい週末だったといえます。ただし、僕のチームメイトは全員苦しんでいたので、レースペースを改善するための努力は続けなければいけません」

    佐藤琢磨は休む間もなく、次の土曜日に始まるテキサス・モーター・スピードウェイでの一戦に臨むことになる。

    「デトロイトでは最善を尽くしました。“マンス・オブ・メイ”以来、僕たちは力強い結果を残しているので、僕もチームもとても満足しています。メカニックたちは休息をとることもなくテキサスに向けたマシンの準備に取りかかっていますが、スーパースピードウェイではきっといい感触を掴めるでしょう。テキサスはいつもチャレンジングなコースで、僕にとって必ずしもゲンのいいサーキットとはいえませんが、それでも今年のインディで優勝するまでは、2011年のテキサスで残した5位が僕にとってはオーバルコースでの最高位でした! コースは大幅に改修─再舗装ならびにコース幅を拡大するとともに、バンク角がやや浅くなった─されたので、どんな結果になるか、とても楽しみです!」

  • 佐藤琢磨、インディ500の優勝賞金2億7200万円について告白

    佐藤琢磨、インディ500の優勝賞金2億7200万円について告白

    佐藤琢磨が、インディ500の優勝賞金について語った。

    佐藤琢磨は13日(火)、ホンダのウェルカムプラザ青山で凱旋報告取材会を実施。インディ500優勝を報告した。会見では、インディ500の優勝賞金として獲得した2億7200万円についての質問も飛んだ。

    賞金に対してのモチベーションについて「ありましたね」と佐藤琢磨はコメント。

    「やっぱり僕自身、もちろんお金のためにやっているわけではない。しかし、僕たちも生活をしなきゃいけないし、それ以上に自分のリスクを負うだけの対価というものは頂かないとプロとしてはというのはあります」

    「その辺、多くのプロスポーツのなかでもモータースポーツは非常に不透明な部分が多いんですけども、さすがアメリカというか非常にわかりやすいですね。バンケット(表彰式)も全米で中継されまして、そこで本当に信じられないような大金の賞金を得るわけですけども、やっぱりそれがひとつのステータスにはなっている」

    「どんなスポーツを見ても、賞金王だったり、トップの選手が信じられないような金額を稼ぐと言うのは見てても楽しいですよね。そこまでいくと羨ましい気持ちももちろんありますが、もう飛びぬけているので、どんどん行ってほしい」

    「逆にそれが子供たちの夢に繋がったり、スポーツを通じてやったことがしっかりと認知されて、対価として賞金を得るというもは非常に素晴らしいシステムだと思います」

    「インディカーはそういう意味ではモータースポーツの中でも非常にわかりやすい形でそれを表現していて。あのサーキットに35万人以上の観客が入って、そこからの収益やテレビの放送権も含めたとんでもない金額が賞金として入りますが、やっぱりそれは僕もハングリーになってましたし、最初に自分でアメリカ行を決めたときから、もちろんホンダさん、その他たくさんの方々のスポンサーシップがあって成り立っていますが、やっぱりレースは厳しい世界ですから、自分も稼がなきゃいけない。それはやっぱり大きなモチベーションでした」

    「ただ、2012年も2位に入ればおらく日本円で1億円近くの賞金も手に入ったわけですが、僕としてはそこに魅力はなかったですね」

    「今回は勝った結果として大きな賞金を得ることができたので、これはしっかりとチームに持ち帰って。細かい話をすると契約でパーセンテージが決まっている。実はすべて僕のものじゃないんですね。ですけども、しっかりと頂くものは頂いて、納税をして、チームのみんなにもボーナス、もちろん、キャッシュじゃなくて、思い出として何か作りたいなと思っているので、そういうボーナスをあげて、あとちょっと残ったらそれは貯金にしようと思っています」

    会見ではホンダの八郷社長からサプライズとしてNSXがプレゼントされた。

    インディ500のウィナーとして佐藤琢磨にはコルベットがプレゼントされているが「あんまり乗れないですね。ここがありますから」とチームシャツに掲載されているホンダのロゴを触りながらコメント。

    「今もまさに八郷社長からとんでもないスペシャルなプレゼントを頂いたばっかりなので、僕はこっちの白い低いクルマ(NSX)を乗りたいと思います」

    「ただし、一つのステータスとしてインディ500に勝ったものにしか与えられないというペースカーの仕様。一つの宝物としてコレクションとして大事にとっておこうかなと思っています」

  • 【動画】 佐藤琢磨 インディ500初制覇! 凱旋イベント

    【動画】 佐藤琢磨 インディ500初制覇! 凱旋イベント

    インディ500で日本人初優勝という歴史的快挙を成し遂げた佐藤琢磨が、6月14日(水)に東京のウエルカムプラザ青山でファンイベントを開催。イベントの模様は、YouTubeLive、Facebookライブ、ニコニコ生放送された。

    イベントでは、日本中が感動したあの優勝の瞬間を、佐藤琢磨とGAORAインディカー・シリーズ中継の実況アナウンサー村田晴郎とともに振り返った。

    イベントには整理券を得た440名が参加。館内では、佐藤琢磨がインディカー・シリーズ参戦後の歴代レーシングスーツやヘルメット、インディ500優勝時の牛乳瓶、日本では初めてとなる17年モデルの最新INDYエンジン(展示モデル)展示も予定された。

    佐藤琢磨選手 INDY500初制覇! 凱旋イベント

    Facebook
    https://www.facebook.com/HondaJP
    ニコニコ生放送
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv300185872

  • 佐藤琢磨、2017年F1日本GPへの来場が決定

    佐藤琢磨、2017年F1日本GPへの来場が決定

    佐藤琢磨が、2017年のF1日本GPに来場することが決定した。

    2017年のインディ500マイルで日本人として史上初優勝を飾った佐藤琢磨選手は、10月7日(土)~9日(月・祝)のグランプリ期間中、様々なイベントに特別ゲストとして参加する予定。

    現在、インディ500でランキング3位でチャンピオンシップを繰り広げている佐藤琢磨は、F1日本GPの時に帰国した際には「良い報告」をしたいと述べた。

    佐藤琢磨は、SRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ)出身で、鈴鹿サーキットで開催さ
    れたF1日本GPでも好成績を残した。2004年のF1アメリカGPでは3位表彰台を獲得(日本人最高位タイ)、
    インディカー・シリーズに舞台を移してからは2013年のロングビーチで日本人初優勝を果たすなど、常にトップドライバーとして活躍を続けてきた。

    佐藤琢磨は、この秋、鈴鹿サーキットに凱旋し、現役F1ドライバーたちとともに日本グランプリレースを盛り上げる。

  • NHK クローズアップ現代+ 「“世界最速”佐藤琢磨 No Attack No Chance」

    NHK クローズアップ現代+ 「“世界最速”佐藤琢磨 No Attack No Chance」

    NHKは報道情報番組「クローズアップ現代+」で『“世界最速”佐藤琢磨 No Attack No Chance (挑戦なくして チャンスなし)』と題して、インディ500で日本人初優勝した佐藤琢磨を特集。6月14日(水)の22時からNHK総合テレビで放送される。

    社会問題から注目のトレンドまで、ひとつのテーマを掘り下げ、「いま」を伝える報道情報番組。

    “世界最速”ともいわれる自動車レース「インディ500」でF1出身の佐藤琢磨が日本人初優勝。デッドヒートを繰り広げ、残り5周で一気にトップに躍り出る劇的勝利だった。

    佐藤琢磨が大切にする言葉がある。「NO ATTACK NO CHANCE(攻めなければ、チャンスはない)」。

    佐藤琢磨はどのように過酷なレースを制したのか?そして挑戦し続ける佐藤琢磨の信念の源はどこにあるのか?徹底インタビューで迫る。

    クローズアップ現代+
    “世界最速”佐藤琢磨 No Attack No Chance (挑戦なくして チャンスなし)
    放送チャンネル:NHK 総合テレビ
    日時:6月14日(水) 午後10時~午後10時25分

    出演者
    佐藤琢磨 (レーシングドライバー)
    武田真一・田中泉 (キャスター)

    関連:NHK BS1スペシャル 「密着!インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」