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  • 【インディカー】 第12戦 予選:パジェノーがポール、佐藤琢磨は10番手

    【インディカー】 第12戦 予選:パジェノーがポール、佐藤琢磨は10番手

    インディカー・シリーズ 第12戦 トロントの予選が15日(土)に行われ、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がポールポジションを獲得。佐藤琢磨は10番手だった。

    第12戦は唯一の唯一アメリカ国外で開催されるレースであるカナダのHondaインディ・トロント。カナダ最大の都市トロントは五大湖の一つであるオンタリオ湖畔にあり、ストリートコースは町の中心部からほど近い湖岸エリアに位置している。

    シモン・パジェノーは、トラックレコードを更新する58秒9124をマークして自身10度目のポールポジションを獲得。昨年ウィル・パワーが記録したトラックレコードを0.8秒も上回った。

    2番手にはグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、3番手にはエリオ・カストロネベス、4番手にはウィル・パワーとペンスキーが2列目をロックした。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)はグループ1でラウンド1を3番手タイムを記録してラウンド2に進出。しかし、ラウンド2で10番手となり、ファイナル6への進出は果たせなかった。

    2017 インディカー 第12戦 トロント 予選 結果

      No Driver Team   Time Group
    1 1 シモン・パジェノー Team Penske C 58.9124 Fast 6
    2 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 59.2245 Fast 6
    3 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 59.4345 Fast 6
    4 12 ウィル・パワー Team Penske C 59.5430 Fast 6
    5 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 59.7970 Fast 6
    6 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:00.1415 Fast 6
    7 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 59.8992 Top 12
    8 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:00.0114 Top 12
    9 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:00.1202 Top 12
    10 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:00.1970 Top 12
    11 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:00.3384 Top 12
    12 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:02.3040 Top 12
    13 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 59.7585 Group 1
    14 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:00.0607 Group 2
    15 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 69.8686 Group 1
    16 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:00.0926 Group 2
    17 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 59.9820 Group 1
    18 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:00.2713 Group 2
    19 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:00.1650 Group 1
    20 7 セバスチャン・サーべドラ Schmidt Peterson Motorsports H 1:00.6272 Group 2
    21 18 エステバン・グティエレス Dale Coyne Racing H 1:00.7441 Group 2
  • NHK BS1 「完全保存版 インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」

    NHK BS1 「完全保存版 インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」

    NHKは、世界三大レースの1つ「インディ 500」で優勝した佐藤琢磨の特集番組「完全保存版 インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」を7月15日(土)20時からBS1の「BS1スペシャル」で放送する。

    世界3大レースのひとつインディ500。30万人を超える大観衆の前で、佐藤琢磨が優勝した。レース中のピットの様子や、ドライバーとスポッターの無線音声なども駆使して、レースを面白く立体的に伝える。

    また、現役F1レーサー、フェルナンド・アロンソなど琢磨のライバルの姿もピックアップ。高速でコーナーを走るときに身体にかかる巨大なG(重力)を、ドライバーはどのように耐えているのかも科学的に分析。感動のレースの完全保存版。

    【番組概要】
    番組名:「完全保存版 インディ500~佐藤琢磨・優勝への軌跡~」
    放送チャンネル:NHK BS1
    日時:7月15日(土) 午後8時00分~
    語り:伊藤雄彦、小郷知子

  • 【インディカー】 第12戦トロント フリー走行2回目:佐藤琢磨は8番手

    【インディカー】 第12戦トロント フリー走行2回目:佐藤琢磨は8番手

    インディカー・シリーズ 第12戦 トロントのフリー走行1回目が14日(金)にシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がトップタイムを記録。佐藤琢磨は8番手だった。

    第12戦は唯一の唯一アメリカ国外で開催されるレースであるカナダのHondaインディ・トロント。カナダ最大の都市トロントは五大湖の一つであるオンタリオ湖畔にあり、ストリートコースは町の中心部からほど近い湖岸エリアに位置している。

    フリー走行2回目のトップに立ったのはシモン・パジェノー。2番手には同じくペンスキーのウィル・パワー、3番手にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が続いた。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は8番手で初日のセッションを終えた。

    2017 インディカー 第12戦 トロント フリー走行2回目

      No Driver Team   Time Speed
    1 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:00.2573 106.703
    2 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:00.4844 106.302
    3 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:00.6253 106.055
    4 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:00.6388 106.031
    5 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:00.6485 106.014
    6 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:00.8321 105.694
    7 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:00.8540 105.656
    8 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:00.9509 105.488
    9 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:00.9692 105.457
    10 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:01.0735 105.276
    11 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:01.0883 105.251
    12 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:01.0964 105.237
    13 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:01.1517 105.142
    14 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:01.3164 104.859
    15 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:01.3930 104.729
    16 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:01.4874 104.568
    17 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:01.4927 104.559
    18 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:01.5214 104.510
    19 18 エステバン・グティエレス Dale Coyne Racing H 1:01.7637 104.100
    20 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:01.8670 103.926
    21 7 セバスチャン・サーべドラ Schmidt Peterson Motorsports H 1:02.1493 103.454
  • 【インディカー】 第12戦トロント フリー走行1回目:佐藤琢磨は10番手

    【インディカー】 第12戦トロント フリー走行1回目:佐藤琢磨は10番手

    インディカー・シリーズ 第12戦 トロントのフリー走行1回目が14日(金)にエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)がトップタイムを記録。佐藤琢磨は10番手だった。

    第12戦は唯一の唯一アメリカ国外で開催されるレースであるカナダのHondaインディ・トロント。カナダ最大の都市トロントは五大湖の一つであるオンタリオ湖畔にあり、ストリートコースは町の中心部からほど近い湖岸エリアに位置している。

    フリー走行1回目のトップに立ったのは前戦アイオワで3年ぶりの優勝を果たしたエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。2番手にジョセフ・ニューガーデン、3番手にシモン・パジェノーとペンスキーがトップ3を独占。ストリートコースでも速さをみせた。

    ホンダ勢のトップはラインキング首位のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)の4番手。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は10番手で1回目のセッションを終えた。

    シュミット・ピーターソン・モータースポーツは、今週末にトロントでミハイル・アレシンに代えてセバスチャン・サーべドラを起用している。

    2017 インディカー 第12戦 トロント フリー走行1

      No Driver Team   Time Speed
    1 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:01.1211 105.194
    2 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:01.5098 104.530
    3 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:01.5445 104.471
    4 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:01.7040 104.201
    5 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:01.7236 104.168
    6 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:01.7866 104.061
    7 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:01.8453 103.963
    8 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:01.9580 103.774
    9 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:02.0204 103.669
    10 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:02.0241 103.663
    11 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:02.0314 103.651
    12 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:02.0934 103.547
    13 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:02.0962 103.532
    14 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:02.1024 103.523
    15 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:02.1078 103.329
    16 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:02.2245 103.251
    17 18 エステバン・グティエレス Dale Coyne Racing H 1:02.2714 103.218
    18 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:02.2913 103.251
    19 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:02.8188 102.352
    20 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:02.8693 102.269
    21 7 セバスチャン・サーべドラ Schmidt Peterson Motorsports H 1:03.9240 100.583
  • 佐藤琢磨、2周遅れの16位 「厳しかった」 / インディカー

    佐藤琢磨、2周遅れの16位 「厳しかった」 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第11戦アイオワの決勝を16位で終えた。

    5番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、序盤こそ順位をキープしていたものの徐々に後退。また、ピットストップ後にイエローが入るなどの不運にも見舞われ、最終に2周遅れの16位でレースを終えた。

    「厳しかったですね」と佐藤琢磨はコメント。

    「最初のスティント、スタートはそこそこポジションもホールドできてよかったと思うんですけど、徐々にペースが上げられずにホールドできなくなってしまって、2セット目、特に3セット目が酷かったですね」

    「何が起きたのかはちょっとわからなかったんですけど、右リアのプレッシャーも上がらなくて、物凄いオーバーステアになって順位も一気に落として、スケジュールにないピットストップを1回目して、その直後にイエローが入って、2ラップダウンになってしまったという展開でした」

    「終盤は路面温度がだいぶ下がってきて、クルマもだいぶ元気を取り戻して、リアもそういう意味ではだいぶしっかりしてきたので、ピットストップのシークエンスがちょっと変わってたのと、最後はニュータイヤですけど、その一個前が予選のタイヤを使わなければいけなかったので、リスタートからペースは周りがみんなニュータイヤだったので上げられなかったんですけど、最後の2スティントはそんなに悪くなかったと思いますね」

    今回の結果でチャンピオンシップでは首位のスコット・ディクソンから66ポイント差の6位まで後退した。そについて佐藤琢磨は「見てないのでわかんないですけど、すごく厳しいですね」と語った。

    関連:【インディカー】 第11戦アイオワ:カストロネベスが優勝、佐藤琢磨は16位

  • 佐藤琢磨、5番グリッドからアイオワの決勝に挑む / インディカー

    佐藤琢磨、5番グリッドからアイオワの決勝に挑む / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第11戦 アイオワの決勝を5番グリッドから挑む。

    8日(土)、アイオワ・スピードウェイでインディカー・シリーズ第11戦アイオワ・コーン300の公式予選が行われた。アンドレッティ・オートスポーツの佐藤琢磨は、午前中に行われたプラクティスは20番手に留まったものの、予選では182.653mph(約292.2km/h)をマークして5番グリッドを獲得。これはホンダ陣営でベストの結果だ。

    300ラップで繰り広げられる決勝レースは現地時間の9日(日)午後5時30分にスタートが切られる。

    佐藤琢磨
    「No.26のマシンを走らせる僕たちチームにとって、いい結果を残せました。予選はトリッキーなコンディションでした。午前中に行われたプラクティスよりもずっと温かく、僕よりも前にアタックしたチームメイトは苦しい走行を強いられたようです。彼らの走行データを見ることができた僕たちは、そのデータをもとに最大限のパフォーマンスを引き出そうとしました。すべてをまとめあげるという点において、チームは最高の仕事をしてくれました。予選5位は本当に素晴らしい結果だと思います」

  • 【インディカー】 第11戦アイオワ 予選:パワーがポール、佐藤琢磨は5番手

    【インディカー】 第11戦アイオワ 予選:パワーがポール、佐藤琢磨は5番手

    インディカー・シリーズ 第11戦 アイオワの予選が8日(土)、アイオワ・スピードウェイで行われ、ウィル・パワーがポールポジションを獲得。佐藤琢磨はホンダ勢で最上位となる5番グリッドを獲得した。

    第11戦の舞台は全長0.894マイルのアイオワ・スピードウェイ。アメリカ大陸の中央付近に位置するアイオワ州デ・モインの西40マイルほどのところに作られた小さいながらもチャレンジングなオーバルコースだ。

    オーバルトラックでの予選は、各車が2周を連続して走行し、その平均速度をもとにグリッドを決定する。

    ポールポジションを獲得したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。最終21番目に出走したパワーは平均速度185.210mphをマークした。2番手にはJ.R.ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング)、3番手にはエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、4番手にはエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)とシボレー勢が得意のショートオーバルで上位2列を独占した。

    フリー走行では20番手だった佐藤琢磨だが、予選では速さを見せる。15番目に出走した佐藤琢磨は、1周目に182.539mph、2周目に182.768mphをマーク。平均速度182.653mphでホンダ勢では最上位となる3列目5番グリッドを獲得した。

    2017 インディカー 第11戦 アイオワ 予選 結果

      No Driver Team   Speed
    1 12 ウィル・パワー Team Penske C 185.210
    2 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 183.811
    3 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 183.712
    4 20 エド・カーペンター Ed Carpenter Racing C 183.503
    5 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 182.653
    6 7 ミハエル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 182.454
    7 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 182.394
    8 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 182.290
    9 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 181.187
    10 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 181.138
    11 1 シモン・パジェノー Team Penske C 181.137
    12 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 181.136
    13 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 180.927
    14 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 180.863
    15 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 180.716
    16 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 180.343
    17 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 180.302
    18 18 エステバン・グティエレス Dale Coyne Racing H 179.389
    19 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 178.613
    20 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 171.710
    21 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C  
  • 佐藤琢磨:インディカー 第9戦 デトロイト レースレポート

    佐藤琢磨:インディカー 第9戦 デトロイト レースレポート

    佐藤琢磨が、インディカー・シリーズ 第9戦 テキサス(決勝10日)のレース週末を公式サイトで振り返った。

    テキサス・モーター・スピードウェイのレースが残り5周となったとき、2番手争いを演じていたスコット・ディクソンと接触してリタイアに追い込まれたのは佐藤琢磨にとって不運な結末だった。

    だが、全長1.5マイル(約2.4km)のオーバルコースはいつものように驚くに満ちた展開を生み出し、リタイアが続出したため、佐藤琢磨は10位でフィニッシュしたと見なされた。

    雨が降った影響で金曜日のプラクティスは当初予定されていた75分間から45分間へと短縮され、おかげでセットアップを煮詰める時間との戦いは変わりゆく路面コンディションのもとで繰り広げられることとなった。「テキサスのコースは見違えるように変わりました」と佐藤琢磨コメント。

    「ターン1からターン2にかけてのレイアウトは完全に別物です。いまもハイバンクであることには変わりありませんが、以前に比べればバンク角は浅くなり、コース幅は広がりました。そしてコースは全面的に最舗装された結果、全体的な雰囲気も大きく変わっています。トンネルの上に位置するターン2のバンプはいままでよりずっと小さくなりましたが、第2レーンと第3レーンのグリップは格段に低下し、この段階ではまったく走れない状態でした」

    「決勝と予選に向けた準備として、僕たちはたくさんの作業を行うつもりでしたが、予定していたメニューの半分も手をつけられませんでした。こんなとき、アンドレッティ・オートスポーツの4台体制はたしかに役に立ち、セッティングも進みましたが、それらをひとつにまとめる作業がまだ残されています。インディ500ではプラクティスの時間がたっぷり用意されていますが、テキサスは様子が大きく異なっていて、規模の大きなチームでさえ手探りの状態でレースに臨まなければいけません。大きな問題はなかったものの、パフォーマンスに満足できるところまではいかず、まずまず安心して走れるというレベルでした」

    このセッションを6番手で終えた佐藤琢磨は、続いて予選に挑み、8番グリッドを手に入れる。

    「僕の前にアタックしたチームメイトに少し助けてもらう格好となりました。とはいえ、僕たちの出走順はかなり前のほうだったと思います。アタックの直後、僕はトップに立ちましたが、続いて出走したドライバーは直ちに僕のタイムを上回り、さらに速いドライバーが続々と待ち構えていました。予選8位という結果は少し残念ですが、このような状況だったことを考えれば仕方なかったといえます。これが、もしも以前のままのテキサスだったら、スターティンググリッドのことなどまったく心配しなかったでしょうが、今年はダウンフォースを減らすとオーバーテイクが非常に難しくなると予想されたので少し気がかりでした」

    予選後に行われたプラクティスで、佐藤琢磨の心配が現実のものとなる。なんと、ほとんど最下位に近いタイムに終わったのだ。もっとも、デトロイトでポールポジションを勝ち取った結果として、佐藤琢磨のピットボックスがピットレーンのいちばん前に位置していたため、常に集団をリードする形となってスリップストリームが使えなかったことも、スピードが伸び悩む一因となっていた。

    「タイムのことはあまり心配していませんでした。僕たちは自信を持ってレースに挑めるようにすることに注力していました」

    佐藤琢磨とチームメイトのアレクサンダー・ロッシは、オーバーテイクが困難なことを勘案し、同じアンドレッティ・オートスポーツのマルコ・アンドレッティやライアン・ハンター-レイに比べてダウンフォースが少なめのセッティングを選択した。スタート直後はこの判断が的中したようで、6番手までポジションを上げた佐藤琢磨はトリスタン・ヴォーティエと5番手争いを演じていたが、最初のスティントの終わりが近づくにつれて佐藤琢磨は勢いを失い、一時は16番手まで後退した。

    「スタートは順調で、レース序盤はリズムに乗って周回を重ねました。ところが、間もなく軽いデグラデーションが始まるとともにブリスターが発生し、さらにはバランス・シフトにも見舞われました。ローダウンフォース・セッティングだったので下のレーンを走り続けるのは容易ではなく、このためスピードが伸びずにポジションを落としていきました。日が沈めば苦しい状況から脱出できることはわかっていたものの、終盤に向けてマシーンの状態は上向きになっていきました」

    ほどなくロッシがアクシデントを起こし、すべてのドライバーがイエロー中にピットストップを行った。このとき、ピットレーンで大きなアクシデントが起きる。ジェイムズ・ヒンチクリフとエリオ・カストロネヴェスが接触し、弾かれたカストロネヴェスのマシーンが、いままさに発進しようとしていた佐藤琢磨のNo.26カーに向かってきたのだ。これで佐藤琢磨は周囲を囲まれ、身動きがとれなくなってしまう。

    「完全にサンドイッチされてしまいました! これで僕のレースも終わったと思いましたが、幸運にもマシーンはほとんどダメージを負っていませんでした。ただし、フロントウィングは交換しなければならず、これでラップダウンになったため、その後はリードラップに戻るために追い上げなければいけませんでした」

    皮肉にも、カストロネヴェスがクラッシュしたことで2度目のコーションが提示される。アンドレッティ・チームは、ほかのドライバーがイエローでピットインしている間も佐藤琢磨に周回を続けさせ、まずはリードラップに復帰させると、その後でピット作業を行った。こうして佐藤琢磨は集団の最後尾につけたが、ポジションは依然として17番手に留まっている。

    「ここからは懸命に順位を取り戻さなければいけませんでした。なぜなら、トラックはまだ第2レーンがつかえない状態で、グリップが改善されるにはさらに温度が下がらなければいけなかったからです。僕は少し苦しんでいましたが、この後、僕の目の前で本当にとても大きなアクシデントが起きます。きわどいところで僕はこの事故をすり抜けました。それもかなりギリギリで、右、左、右、左とかわしながら、さらに何台かのマシーンがブレーキングしてバンクの下のほうに降りてきたので、僕はコースのいちばん端まで下がっていくことにしました」

    大規模なコース清掃が必要となったためレースは赤旗中断とされ、残り89周で再開されることとなる。この時点で佐藤琢磨は8番手。さらに4番手まで浮上しようとしたところで、インディカー・シリーズはタイアにブリスターが発生する危険があることから競技を一時的に中断する“コンペティション・コーション”という措置を導入した。

    「そのリスタートでは、スタートポジションと同じ順位まで挽回していました。赤旗による中断が終わると、気温は下がってあたりは暗くなってきました。コンディションは元のいい状態に戻ってきましたが、僕を含めた多くのドライバーがブリスターに悩まされていたため、インディカー・シリーズは30周のレーシング走行が続いたところで全員にタイア交換を義務づけました。このためレースは大接戦となりました」

    最初のコンペティション・コーションが終わると、今度はジョセフ・ニューガーデンがクラッシュ。その処理を終えてから、ようやく再スタートが切られた。ここで佐藤琢磨はサイモン・パジェノーやディクソンとバトルを演じたうえでふたりをパス、一時的に2番手となったところで2度目のコンペティション・コーションとなる。これが終わってグリーンが提示されたとき、レースは20周を残すのみとなっていた。

    「最後の2スティントはエキサイティングでクレイジーで、猛烈な展開でした! ペンスキー(パジェノーと首位のウィル・パワー)はトラフィックのなかで非常に強力で、僕たちは彼らには及びませんでしたが、純粋な意味でのスピードは有していました」 このスティントの前半ではパジェノーとマックス・チルトンを仕留めて3番手に浮上したが、前を走るパワーとディクソンはサイド・バイ・サイドとなって後続の行く手を阻んでいた。ここで佐藤琢磨は一時的に勢いを失い、パジェノーやカナーンに抜かれて5番手に後退する。これが残り7周となったときのこと。佐藤琢磨はただちに反撃を開始。パジェノーとカナーンをアウトから一気に抜き去る果敢な戦いを演じ、3番手へと浮上する。さらにパワーとディクソンの直後でドラフティングに入った。

    「リスタートで何人かのドライバーがアウト側からオーバーテイクするのを目にしました。どうやらその部分のグリップは悪くないようです。また、フロントから100%の走行風を受けるにはその方法しかなかったので、僕もアウトサイドに回る決心をします。けれども、ウィルとスコットは互いに前に行ったり後ろに行ったりしながら一種の壁を作っていました。彼らはずっとサイド・バイ・サイドの状態で、どこにも行き場がありません。アウト側から攻略するという作戦もあったのでしょうが、その時点のポジショニングからそうはできませんでした」

    ここで佐藤琢磨は思いがけないほど急速にディクソンへと接近していく。

    「スコットと僕はサイド・バイ・サイドとなりながらウィルに追い付いていきました。もしも上空からこの様子を眺めたら、スコットと僕の間にはいくぶんスペースが残されていたのかもしれませんが、実際にはすべてが猛烈な勢いで起こりました。なにしろ220mph(約352km/h)でのサイド・バイ・サイドですから。しかもコクピットからすべてを見通すことはできません。キンクの部分で左にターンしますが、ひとたびターンインを始めたら、周囲のドライバーを妨害しないためにも一定の弧を描いて走行する必要があります。このとき、僕に見えていたのはウィルのリアウィングだけでした。僕はイン側を見ようとしましたが、どこで舗装が終わっているかはわかりません。このとき、ようやくみんなが極端に接近していることに気づきました。そこでグリーン上に入らなければいけなくなったのですが、思った以上に段差が大きく、マシーンは激しくボトミングし、マシーンは右側に弾き飛ばされました。僕のミスでした。ただし、結果的にスコットを巻き込む不幸なアクシデントになったので、彼には本当に申し訳ないと思っています」

    ポイントリーダーだったディクソンが9位に終わったため、佐藤琢磨はトップとわずか14点差でチャンピオン争いの3番手につけている。2番手に浮上したのはパジェノーで、カストロネヴェスは4番手に後退した。

    「本当にコンペティティブなチャンピオンシップです。きっと誰にでもチャンスがあると思います。でも、こんな形でレースが終わったことは残念で仕方ありません。もしもグリーン上でマシーンが浮き上がってジャンプしたら、コントロールはできなくなります。今後、サーキット側がその原因を追及してくれることを期待しています。とはいえ、本当に残念なミスを犯してしまいました」

    テキサスのレースを終えた佐藤琢磨は、インディ500での優勝を報告するために日本に帰国し、数多くのメディアから取材を受けた。この影響で、シリーズの次戦で2週間後に開催されるロードアメリカでのテストは参加を見送る形となった。

    「飛行機から降りると同時にメディア・スクラムが始まります! まったく休みのない、とても忙しい日々になる見通しですが、きっとエキサイティングで楽しいと思います。チームメイトがロードアメリカのテストでいいデータを収集し、レースでは力強く戦えることを期待しています」

  • 佐藤琢磨、ランキング4位に後退 「苦しい週末になった」 / インディカー

    佐藤琢磨、ランキング4位に後退 「苦しい週末になった」 / インディカー

    佐藤琢磨は、アメリカ北部のウィスコンシン州ロード・アメリカで開催されたシリーズ第10戦を19位で終えた。

    佐藤琢磨(Andretti Autosport)は、高速ロードコースのロード・アメリカでも活躍が期待されていた。しかし、予選までにマシンを思い通りに仕上げることができなかった上、首に突然痛みが出たことも響き、グリッドは最後尾に近い20番手だった。

    首への負担を考慮してウォームアップを走行せずに決勝に出場した佐藤琢磨は、大きなコーナリングGフォースとハードブレーキングで体力的にも過酷なレースを走りきり、19位で11ポイントを加算。チャンピオンシップでの順位後退は1つに留め、トータル323点、トップのディクソンと56点差で4番手となっている。

    佐藤琢磨 (19位)

    「苦しい週末になりました。そして、レースも苦しいものでした。土曜日の午前中のプラクティスで首を痛めました。グリッド後方からのスタートとなり、追い上げようとしたのですが、レース半ばでアクシデントに巻き込まれました。このときにエンジンがストールし、再スタートができるかどうかが心配でしたが、セーフティクルーがエンジンを再始動させてくれ、ピットに戻ってシートベルトを締め直し、レースを続行することができました。完走はできましたが、本当はもっといい週末を送りたいと考えていました。次のレース、アイオワに向けての準備は整っています」

    関連:【インディカー】 第10戦 結果:ディクソンが今季初優勝、佐藤琢磨は19位

  • 佐藤琢磨 「セットアップ状況としては大きな後退だった」 / インディカー

    佐藤琢磨 「セットアップ状況としては大きな後退だった」 / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第8戦 ロードアメリカの決勝レースを20番グリッドからスタートする。

    佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は、グループ2に出走して1分43秒4111をマーク。グループ内で10番手となり、Q2進出はならなかった。この結果、佐藤琢磨は明日の決勝に20番グリッドからスタートすることが決まった。

    佐藤琢磨
    「プラクティスから予選にかけて、僕たちにはマシンをセットアップするチャンスがありました。いくつか変更したいと思っていた部分がありましたが、クリーンなアタックができませんでした。状況としては大きな後退で、残念ながら最終セグメントであるファイアストン・ファスト6に進出できませんでした。ただし、チームメイトのマシンはよりコンペティティブなので、彼らのセットアップを取り入れ、明日のウォームアップがどのような結果になるかを見ることにします」

    関連:【インディカー】 第10戦 予選:カストロネベスがポール、佐藤琢磨20番手