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  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPのウイーク初日は暑さの中で始まった。そのなかでMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、マシン・セッティングの向上に努めて、それぞれ総合9番手と10番手につけた。

    Movistar Yamaha MotoGPは3週間前にここアラゴンでプライベート・テストを行っている。バレンティーノ・ロッシはそのときのデータを生かして、フリープラクティス第1セッションの開始早々から好調な走り。

    45分間のセッションのほとんどをデータ確認に集中し、終盤でペースアップを図ると残り2ラップで1分48秒958を記録して6番手に浮上した。しかし最終ラップではラップタイム更新ならず、7番手に後退してセッションを終了。トップとの差は0.938秒だった。

    午後からの第2セッションでは、もう一歩前進を狙う。マシン・セッティングの追求を続けながら終盤でその成果をチェック。他の多くのライダーがポジション・アップを目指すなかでもロッシは遅れてタイムアタックを開始したが、最終的には第1セッションのタイムを0.5秒近く短縮して1分48秒501を記録。トップから1.119秒差の9番手となった。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、今季3度目となるホームGPに意欲満々。スペインのナショナル・カラーに合わせた赤×黄のカラーリングを施したヘルメットにはアラゴンをイメージするステッカーを貼ってお気に入りのコースに飛び出していった。そして45分間のセッションのなかで少しずつペースを上げてゆき、最後の6分では暫定ポールに並ぶ1分48秒803をマーク。ところがそのあとさらに全体のペースが上がったため、ビニャーレスはトップから0.783秒離されて5番手となった。

    第2セッションでは、難しいコースの攻略に不可欠となるマシンの重量配分に作業を集中。この日と同様の暑さが予想される決勝日に向けて、さらなるセッティング向上に努めた。その結果、セッション終盤で1分48秒552に短縮し、トップから1.170秒差の10番手でセッションを終了。

    第2セッションで全員がタイムを更新したため、ロッシとビニャーレスはそれぞれ総合9位と10位につけて明日のフリープラクティス第3セッションを迎える。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはフリープラクティス第1セッションで8番手を獲得。第2セッションでは、わずかにラップタイムを更新したが、ヤマハ勢のトップから0.496秒差の17番手に後退した。

    一方、ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンは、コース攻略法を探りながら第2セッションで0.757秒も短縮。順位では23番手に留まり厳しい状況だが、明日のフリープラクティス第3セッションでさらにペースアップを狙う。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合9番手/1分48秒501)
    「ここアラゴンでは、いつも厳しい戦いを強いられてきたので、今日はトップ10に入ることがとても重要でした。前回のミサノもかなり苦戦しましたが、ここでも同様の問題があり、トップ10に入ったと言ってもトップとの差は非常に大きくなっています。私たちは決勝に向けて集中し、すべての細かい部分を改善し、少しでも上を目指していかなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合10番手/1分48秒552)
    「前回のテストのときと比べると、路面の状態がかなり良くなっていると思います。しかしどういうわけか、マシンがあのように順調には走ってくれません。セッティングは完全に同じにしているのに、どうしてもうまく働いてくれず、私たちとしては、ひたすら忍耐力を持って作業に集中し、できることをすべて行うしかありませんでした。リアタイヤは、私の感覚ではまったくグリップしていないと言ってよく、ピットに戻ってきたときには、ひどく消耗しているのです。テストのときには一本のタイヤで30ラップを走ることができたのですが…。原因をつきとめたいと思っていますが、これがなかなか難しい状況です。そういう意味では、今日は前回のテストの成果を生かすことができませんでした。私自身はとても好調ですが、ただマシンのほうが違う動きをしてしまうのです。これからデータを分析して明日に備えます」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「非常に厳しいスタートになりました。3週間前のテストのときよりコース・コンディションは良くなっているにもかかわらず、あのときの成果を少しも生かすことができません。課題は一か所ではなく、本当にたくさんあって、タイヤが問題をさらに大きくしてしまっているような状況です。決して簡単ではありませんが、明日の予選でライダーたちにベストのマシンを提供できるように、チームとして努力を続けます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合17番手/1分48秒997)
    「フリープラクティス初日は厳しい一日になりました。第1セッションは自分の想像よりはうまくいって、マシンのフィーリングが良かったので満足できました。しかし午後になって気温が上がると、この良いフィーリングがすべてなくなってしまい、グリップが落ちてどうすることもできなくなりました。できることはすべてやったつもりですが、すべてのラップで遅すぎたのです。このように非常に残念な状況ですが、トップ10を目指して戦い続けます。しかし今のところは、この大きなギャップを埋める方法が見つかりません」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合23番手/1分49秒937)
    「フリープラクティス第2セッションで良いフィーリングをつかみ、状況が好転しました。最初の走行で早くも、第1セッションからコンマ6秒更新できたのです。そのあともう一台のマシンを使って異なるセッティングを試してみましたが、タイヤは同じものなのにグリップが落ちてしまいました。終盤では新品タイヤを履きましたが、残念ながらコーナー途中でフロントのフィーリングが良くなく、原因はわかっていません。順位でかなり遅れてしまっているので、改善すべき箇所を見つけ出せるよう努力していきたいと思っています。私があらゆることをもっとよく理解することが重要なのだと思っています。私自身もマシンも良い状態にあるのですが、ただコースに出ると、どういうわけかうまくいかないのです」

  • MotoGP 第14戦 アラゴンGP | マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP 第14戦 アラゴンGP | マルク・マルケスが初日総合1番手

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPのフリー走行が9月21日(金)にモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が初日のトップタイムを記録した。

    気温30度、路面温度43度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分47秒382をマーク。今季29度目のトップタイムをマーク、第2戦アルゼンチンGP以来、今季2度目となる初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.138秒差でホルヘ・ロレンソ、3番手には0.453秒差でアンドレア・ドヴィツィオーゾとドゥカティ勢が続いた。

    以下、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、1.741秒差の19番手だった。

    2018年 MotoGP 第14戦 アラゴンGP フリー走行2回目 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒382
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分47秒520
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分47秒835
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分47秒862
    5 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒919
    6 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒134
    7 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒389
    8 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒452
    9 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒501
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒552
    11 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒654
    12 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒680
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒808
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒850
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒861
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分48秒902
    17 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒997
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分49秒016
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分49秒123
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒441
    21 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒690
    22 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒925
    23 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒937
    24 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分51秒081
  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP 第14戦アラゴンGPが、9月21日(金)~23日(日)の3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催される。このサーキットは、バルセロナとバレンシアからそれぞれ約200km離れたアルカニスの郊外にある。スペインGP、カタルニアGP、バレンシアGPに続くスペイン4カ所目のグランプリとして2010年にスタートし、今年で9度目の開催となる。

    モーターランド・アラゴンは一周5.078km。マレーシアのセパン・サーキットやトルコのイスタンブール・パーク・サーキットなどを手がけたドイツ人デザイナーのヘルマン・ティルケ氏によって設計された。ティルケ氏がデザインしたサーキットは、自然の地形を利用したアップダウンと、バリエーションに富んだコーナーが連続し、リズム感あふれるレイアウトが特徴です。モーターランド・アラゴンはこうした特徴に加え、2本の長いストレートを組み合わせたレイアウトになっており、パッシングポイントが多いため、選手たちから高い評価を得ている。

    過去、この大会では、11年に当時、Repsol Honda Teamから参戦していたケーシー・ストーナーが優勝。このサーキットにおけるRepsol Honda TeamのMotoGP通算100勝目を達成した。さらに12年にダニ・ペドロサ、13年にはマルク・マルケスと、Repsol Honda Teamが3年連続で優勝を果たしている。

    “フラッグ・トゥ・フラッグ”となり、不安定な天候になった14年はマルケスとペドロサが優勝争いを繰り広げたが、ウエットコンディションの中で両選手ともに転倒。再スタートしたが、マルケスが13位、ペドロサが14位と、表彰台獲得はならなかった。15年はペドロサが2位で表彰台に立ったが、マルケスは転倒リタイア。16年はマルケスがその雪辱を果たして3年ぶりの優勝を達成し、昨年はライバルを圧倒する走りで大会2連勝、通算3回目の優勝を果たし、ペドロサも2位でフィニッシュした。

    前戦サンマリノGPで2位に入り、5勝を含め今季10回目の表彰台を獲得したマルケスは、総合首位をキープするだけではなく、ランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に67点、総合3位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に70点、総合4位のホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)に91点と大量リードを築いてきた。しかし、後半戦に入っての3大会(イギリスGPは中止)では、ドゥカティ勢が3連勝を達成している。この3レース、マルケスは3戦連続で表彰台に立ったが、ドゥカティ勢の後塵を拝する悔しい結果に終わった。

    現在、大量のアドバンテージを築いており、なんとしても勝利を目指す必要はないものの、今大会はマルケスにとって得意とするサーキットの一つだけに、今季6勝目が期待される。

    マルケスは、バルセロナから約100km離れたリェイダ近郊のサルベラで生まれ育った。自宅から最も近いカタルニアGPがホームグランプリとなるが、アラゴンも自宅から約170kmの距離にあるため、自身にとって第2のホームグランプリと言える。

    2010年にスタートしたアラゴンGPでは、Moto2クラスに出場した11年に優勝、12年は2位。MotoGPクラスでは、13年、16年、17年と3勝を挙げている。予選では、125cc時代の10年、Moto2時代の11年、MotoGPクラスでは13年から16年まで4年連続でポールポジション(PP)を獲得。アラゴンGPでの最速ライダーとして君臨してきた。昨年は予選で転倒を喫し5番グリッドからレースに挑んで見事、優勝を挙げた。今年は今季5回目のPP獲得とアラゴンGP4度目の優勝を目指す。また今年は、10コーナーが「マルク・マルケス・コーナー」と命名された。自身の名前が付けられたサーキットで、ファンを魅了する走りが期待される。

    このサーキットを得意とするカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)も、前戦サンマリノGPで今季2回目の表彰台に立ち、調子を上げている。今年は第2戦アルゼンチンGPでシーズン初優勝を達成するも、それ以降は苦戦が続いていた。しかし、後半に入ってからは表彰台争いの常連となり、サンマリノGPでは今季2回目の表彰台を獲得、ランキングでも6位へと浮上した。

    今年は、2戦連続3回目の表彰台獲得と、第2戦アルゼンチンGP以来の優勝を目指す。これまでアラゴンGPでは、ドゥカティ時代の14年に3位表彰台。LCR Hondaでは15年に7位、16年に5位。昨年は転倒リタイアと悔しいレースだったが、今年はその雪辱に挑む。

    前戦サンマリノGPで6位と、やっと調子が上向きになってきたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、自身にとってのホームグランプリに挑む。過去アラゴンGPでは、12年に優勝、15年に2位、昨年の大会でもマルケスに続いて2位になり、Repsol Honda Teamとして1-2フィニッシュを果たした。これまでアラゴンGPでは、予選、決勝を通じて、常にトップを狙える位置につけてきた。今シーズンを最後に引退を決めているペドロサにとっては、これが最後のアラゴンGPとなる。地元ファンの前で今季初表彰台、今季初優勝に挑む。

    前戦サンマリノGPで12位になり、ルーキー勢トップの総合16位に浮上したフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は今季ベストを目指す。前戦サンマリノでは、今季2回目のQ2進出から12位でフィニッシュ。今大会は3回目のQ2進出と第4戦スペインGPの9位以上を目指す。

    総合20位の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)も、第11戦オーストリアGPで15位、第13戦サンマリノGPで13位と、中止になったイギリスGPを挟み、2戦連続でポイント獲得と調子を上げてきた 今大会は今季7回目のポイント獲得を目指す。

    Honda勢の中でまだ唯一ポイントを獲得していないトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、今大会も初ポイント獲得に向けて全力で挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「アラゴンはカレンダーの中でも大好きなサーキットの一つです。いつもは楽に、とてもうまく走れるところです。ホームの観客の前でレースをすることがとても楽しみです。今年は初めて、一つのコーナーに僕の名前が付いているので、今年は特別な週末になりそうです。とてもうれしく思っています。昨年はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と同ポイントでアラゴンGPを迎えましたが、今シーズンはアドバンテージがあります。でも、まだまだ戦いは続きます。ドゥカティはすべてのサーキットで速く安定しているようなので、引き続き、一生懸命取り組まなければなりません。できる限り彼らとうまく戦えるように、なにか方法を見つけなければなりません。アラゴンではがんばって最初から戦闘的になりたいです。早くいいベースを見つけて、週末にしっかり備えたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合6位)
    「インディペンデントライダーのスタンディングをリードしてアラゴンを迎えられるのはとてもうれしいことです。ミサノで3位を獲得できて、残りのシーズンへ向けてさらに自信がつきました。チームはすばらしい仕事をしてくれており、戦闘的なマシンを毎週末準備してくれています。引き続きこの調子でがんばりたいです。目標はいつも表彰台です。アラゴンは過去にいい結果を残してきたので、引き続き集中してHondaと仕事に取り組み、できる限りいい結果を残したいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合11位)
    「僕のファンクラブとホームの観客がたくさん来てくれるアラゴンは、いつも楽しみにしています。サーキットも好きです。過去にいい結果を残してきました。今回もまたいい結果を達成できたらうれしいです。早くサーキットへ行って、スペインのグランプリを楽しみたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合16位)
    「モーターランド・アラゴンは世界チャンピオンシップにデビューした最初の年からいつも速かったので、今からレースを楽しみにしています。テクニカルなので、MotoGPマシンで走ったら、どんな感じなのか、とても楽しみです。シルバーストンではセッティングを進め、電気系統も改善できました。それをミサノで証明できたと思います。とてもポジティブな週末となり、Q2に進出、レースでもトップ10争いができました。モーターランド・アラゴンでどんなレースができるのか、とても楽しみです。ミサノのときのように今回もいいパフォーマンスができることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 総合20位)
    「ミサノは僕にとって厳しい週末でしたが、最後にはレースで3ポイント獲得できたので、僕やチームにとってはいい結果になりました。これからはアラゴンです。ここはHondaがとても戦闘的な場所なので、今週末は自信があります。最高峰クラスでデビューしてからは、RC213Vをサーキットに合わせて走るのに少し時間を必要としていますが、すべてのレースでポイント圏内でフィニッシュできるようにベストを尽くします」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合25位)
    「アラゴンはMotoGPマシンでまだ走ったことがないサーキットなので、レースがとても楽しみです。アップダウンがたくさんあり、テクニカルなセクションが多く難しいと思いますが、いいサーキットです。マシンの感触がよくなるようにがんばりたいと思います。これはとても大事なことです。引き続き、いつものように一生懸命取り組みたいです。今後のレースでうまくいくように、僕もクルーもみんな100%でプッシュしていきます」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスはスペインへ戻り、モーターランド・アラゴンで開催されるMotoGP 第14戦に臨む。

    バレンティーノ・ロッシは第13戦終了時点で70ポイントを獲得し、ランキング2位に3ポイント差の3位につけている。昨年は脚の手術後わずか24日でアラゴンGPに出場し5位を獲得。このときは届かなかった表彰台が、ロッシの今年の目標となる。アラゴンGPは2010年から開催されており、2013年、2015年、2016年はいずれも3位を獲得し、3回の表彰台に立っている。

    チームメイトのビニャーレスは現在ランキング5位。4位との差はわずか6ポイントの僅差につけている。ビニャーレスもまた、ホームコースであるアラゴンでこれまでに3度、表彰台に立っている。2011年にはGP125で3位、2013年はMoto3で2位、2014年はMoto2で優勝。しかしMotoGPではここ2シーズン4位にとどまっており、今年は表彰台獲得を目指している。

    モーターランド・アラゴンはスペイン北部に位置し、バルセロナから車で2時間ほどの距離にある。サーキットが建設されたその年にIRTAのベスト・グランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞。全長5.1kmの高速コースには左コーナーが10、右コーナーが7、968mのストレート設けられている。アジア・オセアニアラウンドに入る前の最後のヨーロッパ・ラウンドであることから例年、多くの熱狂的ファンか観戦に訪れる。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、前回の第13戦サンマリノGPで厳しい戦いの末に10位を獲得。スペインのMotorLand Aragónで行われる第14戦でもトップ・サテライトの獲得のため多くのポイント獲得を目指す。

    一方、チームメイトのハフィス・シャーリンは、YZR-M1で初めてアラゴンのコースを走る。チャンピオンシップポイントでは、フランコ・モルビデリとルーキー勢トップを競っており、第14戦終了時点で2ポイント差の2位につけている。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「アラゴン・サーキットはあまり相性のよいコースではないのですが、いつものようにベストを尽くします。事前にテストも行っているので、そのときのデータを駆使してパフォーマンス向上につなげていくことができると思っています。また表彰台に上りたいので、初日からよい仕事をすることが重要です」

    マーベリック・ビニャーレス
    「アラゴンを目前に控えとても楽しみです。僕にとってスペイン・ラウンドはすべてが特別。そのすばらしい雰囲気と多くのファンがスペインのライダーをサポートしてくれるからです。第2のホームGPであり、ここでM1とともによいパフォーマンスをお見せできると確信しています。レイアウトが好きなコースのひとつなので、ペースも上げていけるはず。しっかりと集中して、マシンのベストセッティングを追求し続けることが重要だと思っています。昨年は表彰台に届きませんでしたが、今年こそ表彰台に上ることを目指します。数週間前にテストも行っているので、きっといいレースができると思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「チームにとって特別な週末になるでしょう。Movistarがグランプリの冠スポンサーを務めるわけですから、当然、私たちとしてはよい戦いをお見せしたいと思っています。ビニャーレス選手のホームGPでもあり、彼はこのサーキットを気に入っているので、チーム全員でこの仕事に100%を注ぎます。昨年もビニャーレス選手はよいレースができましたが、タイヤが結果に影響しました。またロッシ選手が手術から復帰し、すばらしいレースを見せてくれたことは誰もが忘れられない出来事です。今年は、昨年のデータと最近のテストのデータを最大限に生かし、チーム一丸となってハードワークに励み、強い気持ちを持って上位を目指します」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「アラゴンは非常に大きなコースで、過去には何度も苦戦してきました。今年こそは苦労が少なくなることを願っていますが、正直なところ、どんな状況が待っているかは誰にもわかりません。いつも苦戦するとは言え、それでもここは好きなコースでもあります。ここの高速コーナーを走るのはとても気持ちいいですからね。天候はまだわかりませんが、スペインはたいていドライコンディションに恵まれます。今シーズンは多くのサーキットで問題にぶつかってきましたが、ここでよい結果を残し、今の目標であるサテライト勢トップの座を確実にしたいと思います。クラッチロー、ペトルッチ、そして私が激しく競り合っている状況で何より重要なことは、クレバーになり、ポイントを獲得し、シーズンが終わるまで彼らよりも前でゴールし続けることです」

    ハフィス・シャーリン
    「前の2戦があまりよくなかったので、その原因を追究するためにもこのアラゴンをとても楽しみにしています。ミスから学び、ウイーク初日から決勝までハードワークに励むつもりです。ヨーロッパラウンドからアジア・オセアニアラウンドへと移る前に、マシンのフィーリングを向上させておきたいと思っています。自分自身は常にハードなトレーニングを続けているので、心身ともに100%の状態でアラゴンに臨むことができそうです」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「アラゴンは本当に大好きな場所です。サーキットそのものだけではなくて、その周辺の環境もとても気に入っています。世界のなかでも美しい場所で、アジア・オセアニアラウンドにつながる一戦が行われるわけですが、このことには非常に大きな意味があります。私たちはここで好成績を目指すと同時に、そのあとのタイ、日本、オーストラリア、マレーシアと続く長い旅に向けて準備もしなければなりません。アラゴンに入る前から、ワークショップのなかでもトラックのなかでも常に様々なことに思いを巡らせています。幸い、このハードなスケジュールを何年も続けてきたおかげで、かなりスムースに行えるようになりました。アラゴンのコースは多くの人に愛されていますが、非常にテクニカルであり、ハンドリング性能と速いエンジンが要求されます。サマーホリデーのあと私たちは苦戦が続いており、トップ5の目標を達成することができていません。ミサノでは最後まで戦いましたが、どうしても届きませんでした。トップ5を達成するために必要な、あともう少しをなんとかしてつかみたいと思っています。シャーリン選手は、現時点でトップ・ルーキーの座を譲っていますが、モルビデリ選手との差はわずか2ポイント。レースでポイントを獲得するのは簡単なことではないため、この差は大きくもあり、小さくもあるのです。私たちとしては懸命に戦い、何ができるかを見極め、そしてシャーリン選手を信頼することが重要です。前回のミサノは厳しい状況で始まりましたが、彼は金曜日から日曜日までの3日間で大きく成長してくれました。このアラゴンでもその能力を発揮し、よい週末を経験できるよう期待しています」

  • Moto2 | ロマーノ・フェナティ 「スポーツ界全体に謝罪します」

    Moto2 | ロマーノ・フェナティ 「スポーツ界全体に謝罪します」

    ロマーノ・フェナティが、ロードレース世界選手権 第13戦サンマリノGPのMoto2クラスの決勝で、他ライダーのブレーキを握るという危険行為を犯したことを謝罪した。

    国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の委員会は“他のライダーを意図的に危険に陥れた”として、ロマーノ・フェナティに2レースの出場停止を科してた。

    また、このインシデントを受け、マリネッリ・スパイナーズ・チームは、ロマーノ・フェナティに対して、10日付で契約を解除することを発表している。

    「スポーツ界全体に謝罪します」とロマーノ・フェナティはコメント。

    「今朝、頭の中がクリアになった状態で目が覚め、とにかく悪夢であることを願いました。あの瞬間を振り返って考えれば、不名誉な行為をしてしまったと考えています。僕は男ではありませんでした!」

    「レース終了後、レースディレクションを訪れ、それに先立つインシデントを正当化しようと試みました。挑発に反応すべきではありませんでした」

    「批判は正しくものであり、僕に対する憎しみを理解すしています。僕を信じてくれた全ての人たちと僕の行為が原因で傷ついたと感じている全ての人たちに謝罪したいです」

    「僕とスポーツに恐ろしいイメージをつけてしまいました。僕はそのような人物ではありません。僕のことをよく知る人たちは、そのことを知っています」

    「僕のキャリアにおいて、僕は常に正しいライダーでした。昨年は、ペナルティを受けなかった数少ない一人でした。他の人の人生を危険を晒すようなことは決してありませんでした。逆に僕はトラック上で危険なライディングスタイルのライダーがいることをずっと訴えてきました」

    「残念ながら、僕は衝動的な性格があります。ですが、意図的にライダーを傷つけようという意味はなかったですし、むしろ彼がやっていることは危険で、彼が僕にやっていることと同じいことをしてどういうことが理解させたかった」

    「自分を正当化するつもりはありません。僕の行為はが正当化できるものではないことはわかっています。全ての人たちに謝罪したいです」

    「これから反省して、自分の考えを明白にする時間を持っていくつもりです」

    関連:Moto2 | R.フェナティが他選手のブレーキを握る危険行為で失格

  • Moto2 | 危険行為で失格のロマーノ・フェナティを所属チームが解雇

    Moto2 | 危険行為で失格のロマーノ・フェナティを所属チームが解雇

    Moto2に参戦するマリネッリ・スパイナーズ・チームは9月10日(月)、第13戦 サンマリノGPの決勝レースで他車に危険をもたらす無責任な行為を犯した22歳のイタリア人ライダー、ロマーノ・フェナティに対して、今季末の契約満期を待たずに、契約を解除することを発表した。

    ロマーノ・フェナティは、レース終盤にポジションを争っていたステファノ・マンシィ(スッター)のブレーキを握るという危険行為を行い、黒旗が振られて23周で失格。

    国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の委員会は“他のライダーを意図的に危険に陥れた”として、ロマーノ・フェナティに2レースの出場停止を科した。

    このインシデントを受け、マリネッリ・スパイナーズ・チームは、ロマーノ・フェナティに対して、10日付で契約を解除することを発表した。

    「反スポーツマンシップで危険、そして有害な行為により、ロマーノ・フェナティとの契約を直ちに解除することを発表します。計り知れない後悔と共に、彼の無責任な行為により、他者の命を危険にさらしたことは、決して許されません」とマリネッリ・スパイナーズ・チームは声明で述べた。

    「ライダーは、この時点から、マリネッリ・スパイナーズ・チームと共にレースに参戦しません。チーム、マリネッリ・クッリーナー、リバコールド、常に支援してくれる全てのスポンサーと全ての関係者は、チャンピオンシップの全てのファンに謝罪します」

    関連:Moto2 | R.フェナティが他選手のブレーキを握る危険行為で失格

  • MotoGP | スズキ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    2018年 MotoGP 第13戦サンマリノGP決勝日は天候にも恵まれ、ミサノワールドサーキットは95,000人を超える観客に埋め尽くされた。朝のウォームアップで決勝に向けての最終セットアップを決めたアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネは、午後2時、27周で行われる決勝をスタート。路面温度は41℃まで上昇し、熱狂的なファンの声援とともに熱いレースが幕開けした。

    10番手グリッド、13番手グリッドからそれぞれスタートしたリンス、イアンノーネは共に好スタートを決め、リンスは7番手までポジションアップ。さらにその後すぐ前をオーバーテイクし、6番手につける。アレックス・リンスは3周目にさらにポジションを上げて5番手となり、その後、前を行くマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイクして4番手まで順位を上げるも、レース中盤、後方から追い上げてきたカル・クラッチロー(ホンダ)にオーバーテイクを許し、ふたたび5番手に。さらにビニャーレスもリンスに猛追撃を仕掛けるも、オーバーテイクを許すことなく5番手をキープ。

    残り数周でビニャーレスとのギャップを広げようとペースアップしたところで2番手を走行していたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒を喫し、最後にさらにひとつポジションを上げて4位でチェッカーを受けた。アンドレア・イアンノーネはコンスタントな走りで後半徐々にポジションを上げ、8位でゴール。チームスズキエクスターは2人揃ってトップ10フィニッシュとなった。

    アレックス・リンス
    「今週末、ミディアムタイヤでのフィーリングがあまり良くなかったから、決勝はソフトタイヤを選んだんだ。ソフトの方がアドバンテージがあると思っていたから、マイナス部分はあまり考えなかったよ。今日のレースはすごく楽しかったし、結果にも満足しているよ。最も大切な鍵となるのは、やっぱりスタートだね。スタートを決めて、序盤にトップグループに入り込むことができれば、後は自分のリズムで走ればいい。終盤はフロントタイヤが暴れ出して、リズムをキープするのが大変だったけどね。今日の4位はとても意味のあるものだと思っているし、この先も今日のようなレースを常にしたいね。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日はなんと言っても、やっぱりグリッドが後方だったことが全てを台無しにしてしまったね。序盤になんとかポジションを上げようとオーバーテイクを試みたけど、ブレーキングでオーバーテイクすることがなかなかできなかった。とにかくプッシュを続け、後半になってなんとか何人かオーバーテイクし、前のグループとのギャップも詰めたんだけど、10コーナーでミスしてオーバーランしたために、またギャップを埋めるために頑張らなくちゃいけなかった。決勝中は常に110%の力で走っていたから、タイヤがかなり消耗しちゃって、最後の3周は頑張ってもどうすることもできなかった。8位なんていうポジションでもちろん満足なんかできるわけがないけど、状況を考えればそんなに悪くもないと思うよ。次戦アラゴンは自分と相性のいいサーキットだから、もっと良い結果を出したいね。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「今日は残念ながら我々には表彰台を獲れるようなスピードはありませんでしたが、そんな中でも両ライダーがベストなパフォーマンスをしてくれたと思います。我々の作戦はソフトタイヤでレースを最後までペース維持して走ることだったのですが、そこはアレックス、アンドレア共きっちりと仕事をしてくれ、アレックスは結果的に表彰台まであと一歩の4位という成績を残してくれました。アンドレアはそこまでには至りませんでしたが、コンスタントなレースで、しっかりとシングルフィニッシュをしてくれました。今回は表彰台には届きませんでしたが、今後もチャレンジを続け、表彰台、そして優勝を目指して引き続き全力で頑張っていきたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日はアレックスがとても良いレースをし、今日狙えたと思われるベストなリザルトでレースを終えることができたので、結果にはとても満足しています。決勝でのアレックスはタイヤマネージメントも非常に巧みでしたし、数周にわたる後方からの激しいプレッシャーにも怯むことなく、常に自分の走りを貫くことができ、本当に立派でした。アンドレアはグリッドが後方だったために、ポジションを挽回するのに時間を要し、残念ながら期待通りの結果は出せませんでしたが、彼も非常にポジティブなレースをしてくれたと思っています。ペースも安定していたので、上位グリッドからスタートできていれば、トップグループでのバトルも可能だったでしょう。いずれにしても、今日のふたりの結果は納得できるものでしたし、我々のマシンのポテンシャルにもさらなる確信が持てました。アラゴンでもこの流れに乗って、さらに上を目指していきます。」

  • MotoGP | ヤマハ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、MotoGサンマリノGP決勝で安定した走り。スタートでは出遅れたものの、集中力を保って走り切り、それぞれ5位と7位でフィニッシュした。

    27ラップで行われた決勝。マーベリック・ビニャーレスはスタートからいくつかのコーナーを抜けて5番手へ浮上し、後方からプレッシャーをかけるアレックス・リンスを巧みに抑えながらオープニングラップを終了。

    そのあとジャック・ミラーの転倒により一時、4番手へ浮上したが、リンスとのバトルにカル・クラッチローも加わるなかでふたつ順位を下げることとなった。ビニャーレスは多くの時間帯でリンスとクラッチローの後ろにぴったりとついて行ったが、徐々に離されて単独6番手。レース終盤で前方を走るJ・ロレンソが転倒したため、自動的にひとつ上げて5位でフィニッシュした。トップとの差は16.016秒となった。

    一方、ホームGPに臨んだチームメイトのバレンティーノ・ロッシは、グリッド7番手からスタート後、ひとつ下げてオープニングラップを終了。ミラーの転倒によって再び7位に上がったあとは母国ファンを喜ばせようと全力でプッシュを続けていが、ダニ・ペドロサの追撃を抑えきれず8番手に後退した。その後は単独走行となり、終盤のロレンソの転倒によって7位に上がってチェッカーを受けた。トップとの差は19.086秒。

    この結果、ロッシはランキング3位に後退し、トップに70ポイント、2位に3ポイントの差を追う展開。ビニャーレスはランキング5位をキープし、トップから97ポイント差、4位から6ポイント差となっている。ヤマハはコンストラクター・ランキングでトップから62ポイント差で3位をキープ。Movistar Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位をキープしており、トップとの22ポイント差を追う。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは絶好のスタートを切ったあと序盤で4つのポジション・ダウン。その後は懸命に挽回を図り、厳しいバトルの末に10位を獲得した。ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンは、グリッド25位から全力をかけて順位を挽回。多くのライダーをパスして19位でチェッカーを受けた。

    次回、第14戦は9月21日~23日、モーターランド・アラゴンで開催される。

    マーベリック・ビニャーレス (5位)
    「非常に難しいレースでした。スタート直後の第2コーナーでは、“ここで速いライダーのスリップストリームについて、そのまま最後まで走り切ろう!”などと考えていたのですが、思い通りにはいきませんでした。昨日のフリープラクティス第4セッションが好調だったので自信を持って臨んでいたのですが、実際には、今日になるとマシンのフィーリングがかなり落ちてしまっていたのです。このように決勝で苦しむ状況が1年半も続いています。原因を追究しなければなりませんが、依然としてわからないままです。次のアラゴンは気温が高く、路面が滑りやすいところなので厳しいレースになると思いますが、改善するためのアイディアがいくつかあって、そのひとつが、今日も苦しめられたブレーキングです。良い解決策が見つかるよう期待しています」

    バレンティーノ・ロッシ (7位)
    「ホームGPで、友達やファンの前で、いいレースをしようと意気込んでいただけにとても残念です。昨日のフリープラクティス第4セッションが好調だったので、今日ももっと速く走れると思っていましたが、今朝のウォームアップ・セッションで問題が発生し、午後から行われた決勝でも、コンディションは昨日とほとんど同じなのにフィーリングが変わってしまっていたのです。最大の問題は、現時点でまだその原因がわからないことです。このようなときにマシンに何が起きているのかを、理解できるようにしなければなりません。以前のようにいいレースがしたいので、早く問題が解決されることを願っています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「昨日の予選とフリープラクティス第4セッションを終えた時点では、これとは違う結果を予想していました。今朝のウォームアップ・セッションでは、昨日と異なっていたのは気温だけでしたが、すでにマシンの挙動が変わってしまっていましたし、決勝は昨日とまったく同じコンディションで行われたにもかかわらず、ふたりともグリップ不足に苦しみました。彼らは適切にマシンを制動することができず、コーナー途中も適切なスピードを保つことができませんでした。このようなことがこれまでに何度もあったのですから、問題の原因を追究し、わたしたちが本来いるべきトップグループでレースができるように改善を図らなければなりません」

    ヨハン・ザルコ (10位)
    「非常に暑く て、厳しい一日でした。ウォームアップ・セッションには満足できましたし、決勝もオープニングラップの最初のいくつかのコーナーでは順調のマシンをコント ロールできていました。でもライバルたちについて行くのは簡単ではありませんでした。とくにバレンティーノの後ろについたときは、ブレーキングが非常に激 しくパスすることができませんでした。私の弱点はいつも、コーナー立ち上がりの加速で遅れてしまうことです。コーナー出口で数メートルずつ遅れ、ついには 第10コーナー進入でミスをしてしまいました。これで大きく離され、自分自身のエネルギーもたくさん使ってしまいました。そのあとは何とかペースを取り戻 してリラックスしようと努めましたが、なかなかうまくいかず苦しい戦いが続きました。マシン・コントロールやハンドリングのフィーリングは悪くなったので すが、とにかくコーナー立ち上がりが思うようにできません。これらの問題を少しでも減らすために、これからは自分のライディング・スタイルも含めて解決策 を追求していきたいと思います。原因は依然としてわかりません。少なくとも私はすべてのエネルギーを注ぎましたが、トップからこのように大きく離されてい るのですから受け入れがたい気持ちです。でもこの現実をしっかり受け止め、仕事に取り組むことで自分自身の成長につなげたいと思います」

    ハフィス・シャーリン (19位)
    「最終結果は19位。 当然、望んでいたポジションではありませんが、予選順位よりはずっと良くなりました。依然として改善が必要ですし、次のレースに向けてハードワークを続け なければなりません。今日の決勝ではリアにソフト・コンパウンドを選択しました。私は経験が多くありませんし、そのタイヤでいいペースが出ていたからで す。そして最初の10ラップはとてもフィーリングが良くて、他のライダーから大きく離されることもなかったのですが、途中から左側のグリップが大幅に落 ち、スピンが激しくなってコーナー出口のスピードが上がらなくなってしまいました。マシンのフィーリングはとても良いのに、この問題が出たあとはブレーキ ングが思うようにいかず、今日の暑さも加わって本当に苦しい状況になってしまいました。それでも、今週もまた貴重な経験を積むことができました。その一部は早く忘れ、一部は持ち帰りたいと思います。ミスから学び、次のレースに向けてハードワークに取り組みます」

    エルベ・・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「厳しいレースになりましたが、それは初めからわかっていたことです。このコースでテストを行わなかったことが大きく影響していると確信しています。今大会のハイライトは間違いなく、土曜日の午前中のフリープラクティス第3セッション。わずかに雨が残るコースでヨハンがQ2進出を決めたことでした。それ以外は、できるだけダメージを少なくすることに努めるしかありませんでした。決勝では序盤で他のライダーについていくためにフロント、リアともにソフト・コンパウンドを選択したのですが、結果的にヨハンがハードなパスを試みることとなり、9位から13位へと4つもポジションを下げてしまいました。ラップタイムは問題がなく、上位と同様のペースで走れていたのですが、彼らに追いつくことができませんでした。最後にロレンソが転倒したことで、なんとかトップ10に入ることができたというわけです。それにしても、マーベリック・ビニャーレスが5位、バレンティーノ・ロッシが7位、ヨハンが10位 ということは本当に厳しい状況と言わざるを得ません。わたしたちヤマハにとって、より良いコースもあると思いますが、いずれにしても今は、このように苦戦 しているのです。そのなかでもカル・クラッチロー、ダニーロ・ペトルッチらとサテライト勢トップの座を競っていることは評価できると思います。次のアラゴ ンではきっと、わたしたちにもチャンスが巡ってくるでしょう。一方、ハフィシュ・シャーリンは、今日のウォームアップ・セッションと決勝で昨日までよりい い走りをしてくれました。ウイーク初日よりも良くなってくれることが重要だと考えています。いいレースをし、何台かパスし、好タイムを記録しました。次の アラゴンではもっと楽に走れるよう願うばかりです。彼にとってはルーキー・シーズンですから、依然として勉強の段階にあります。フランコ・モルビデリとの 差はまだ2ポイントだけなので、どこかで彼に近づき、またその前に立ちたいと思っています」

  • MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    終日、青空が広がったMotoGP サンマリノGP決勝は、2列目予選5番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、好スタートからトップグループに加わり、2位でフィニッシュした。オープニングラップに4番手へとポジションを上げたマルケスは、2周目に3番手に浮上すると、前を走るアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソのドゥカティ勢とトップグループを形成した。

    その後も、ドゥカティ勢の2人とマルケスは、気温27℃、路面温度41℃というレースウイークを通じてもっともタイヤに厳しいコンディションの中で1分33秒台のハイペースでラップを刻み、4番手以下にリードを広げる。その後、ドヴィツィオーゾが徐々にリードを広げ、その後方でマルケスは、ロレンソとし烈な2番手争いを繰り広げた。14周目から18周目まではマルケス。その後、ロレンソに先行を許すが、ラスト2周となった26周目にロレンソが転倒したことでマルケスが2位でフィニッシュした。ロレンソを厳しく追撃したマルケスは、24周目にファステストラップを刻むなど、プレッシャーをかけた走りが2位というリザルトを引き寄せた。

    この結果、今大会優勝のドヴィツィオーゾが総合2位に浮上したが、その差は67点。今大会7位で総合3位にダウンしたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)との差は59点から70点へ。今大会転倒リタイアに終わったロレンソとは91点差となり、3年連続5回目のタイトル獲得に向けて、また一歩前進した。

    フリー走行、予選で転倒を喫したカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、予選6番手から粘り強い走りを見せて3位表彰台に立った。予選6番手から決勝に挑んだクラッチローは、オープニングラップは7番手だったが、3周目にジャック・ミラー(ドゥカティ)を抜いて6番手へ。5周目にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)をかわし5番手へ。9周目にアレックス・リンス(スズキ)を抜いて4番手に浮上すると、トップグループの3台を視野に着実にラップを重ね、ラスト2周でロレンソが転倒したことで3位に浮上、27周のレースを走り切った。チームのホームグランプリでの表彰台にスタッフも大喜びとなった。

    その後方では予選11番手から好スタートを切り、ビニャーレス、ロッシ、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)らとグループを結成、接近戦を繰り広げたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が6位でフィニッシュ。今季2回目のQ2進出を果たし、12番グリッドから決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が12位でチェッカーを受けた。これでモルビデリは、今大会ノーポイントに終わったハフィズ・シャーリン(ヤマハ)を抜いて総合17位から16位へ。ルーキー勢トップに浮上した。中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、予選19番手から追い上げて2大会連続でポイント獲得となる13位でフィニッシュした。

    初ポイント獲得に気合を入れたトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は22位。予選18番手からポイント獲得圏内を走ったステファン・ブラドル(HRC Honda Team)は17番手を走行していた18周目に転倒リタイアとなった。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)
    「このサーキットではドゥカティがとても速いことはわかっていました。実際にそうだったので、今回の表彰台はとてもうれしいです。彼らはここで事前テストを行っていますが、僕たちは行っていません。でも一生懸命戦いました。そして接戦となりました。いいスタートを切ることができました。タイヤが温まるまで少し時間がかかりましたが、フロントとのギャップを縮めました。ドヴィ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)が今日はとても強いことが分かったので、2位を目標にしました。ホルヘも僕より速く、3番手に下がってからは、最終ラップにアタックできるかどうかを見極めるためにプッシュし続けました。彼が転倒したことで最終ラップのアタックを待たずに2位を確実にしました。チャンピオンシップで67ポイントのアドバンテージとなりました。これはとても大事なことです。うれしいです。マシンは快適です。次戦はとても好きなアラゴンです。準備は整っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 3位)
    「チームは今週末最高の仕事をしてくれました。今回は彼らにとって、とても重要なラウンドでした。僕にとって重要なレースだったイギリスでレースができなかったので、今回にすべてを注ぎました。ベストを尽くしました。ロレンソが最後に転倒したことは僕たちにとってラッキーなことでした。とは言っても、僕たちはいい仕事をしました。チームのことを誇りに思います。これでいい形でアラゴンに向かうことができます。マーベリック・ビニャーレスとアレックス・リンスの後ろでタイムをロスしたことで、マルク(マルケス)やホルヘ(ロレンソ)に追いつけなくなってしまいました。全体的にはとても満足しています。いい形で残りのシーズンに向かうことができます」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 6位)
    「今日の6位は今週末ベストを尽くした結果です。ポジティブな部分を持ち帰らなければなりません。もちろん今日の結果は十分ではなく、目標には遠いです。マーベリックについていってリンスに近付けるようにがんばりましたが届きませんでした。トップグループのペースにもっと近付けるようにマシンのセットアップに取り組む必要があります」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 12位)
    「12位でフィニッシュしました。ホームレースでポイントを獲得することができました。トップ10をキープするためにかなりリスクを負いました。ブレーキングでかなりプッシュしましたが、数周で問題が出て、いつものようなブレーキをかけることができず、ペースを落とさなければなりませんでした。また、加速でもタイムをロスしていました」

    中上貴晶(MotoGP 13位)
    「今日は長く厳しいレースでしたが、13位でフィニッシュし、ポイントを獲得することができました。土曜日のフリー走行と予選は、セットアップがうまくいかず厳しい一日になりましたが、今日はかなりよくなりました。タイヤもフロントにハード、リアにミディアムで、いい選択だったと思います。スタートも決まり、その後もプッシュし続け、最後までミスすることなく安定したラップタイムで走り切ることができました。わずか3点とはいえ貴重なポイント獲得となりました。次のアラゴンもこの調子でがんばります」

    トーマス・ルティ(MotoGP 22位)
    「厳しいレースになりました。レースウイークを通してコーナリングに苦戦しました。ウォームアップのあと、レースに向けて大きくセットアップを変えてみましたが、思っていたほどうまく機能しませんでした。完走することは簡単ではありませんでした。プッシュすることもできませんでした。いまは次のアラゴンのレースに向けて気持ちを切り替えています。そしてもっとマシンに自信がつくようにしなければなりません」

    ステファン・ブラドル(MotoGP リタイア)
    「今日はリアにハードタイヤを選びました。そのため快適に走れるようになるまで序盤は少し慎重になりました。もちろんレース終盤にアドバンテージを得られるようにという戦略でした。残念ながら数周したらフロントから振動が出て、転倒してしまいました。何が起きたのかわかりません。ミシュランとデータを検証して、問題を話し合いたいです」

  • MotoGP 第13戦 サンマリノGP 結果 | A.ドヴィツィオーゾが今季3勝目

    MotoGP 第13戦 サンマリノGP 結果 | A.ドヴィツィオーゾが今季3勝目

    MotoGP 第13戦サンマリノGPの決勝が9月9日(日)にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催され、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝を成し遂げた。

    気温27.7℃、路面温度41.9℃のドライコンディションで27周の決勝はスタート。オープングラップを制したはポールポジションからスタートしたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、2番手にはアンドレア・ドヴィツォーゾ、3番手にはジャック・ミラー(アルマ・プラマック)とドゥカティ勢が続く。

    マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)はオープニングラップで4番手、翌周にはジャック・ミラーを抜いて3番手に浮上する。なんとか喰らいついていたジャン・ミラーだったが、3周目に転倒を喫して最後尾に落ちることになる。

    5周目にはアンドレア・ドヴィツォーゾがチームメイトを交わしてトップに浮上。少し離れた4番手争いでは、8周目にカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)がアレックス・リンス(スズキ)を抜いてギャップを築いていく。

    14周目。マルク・マルケスがホルヘ・ロレンソを抜いて2番手に浮上。トップのドヴィツォーゾとの差は1.5秒。だが、ホルヘ・ロレンソから激しいバトルを挑まれることになり、トップとの差は2秒以上に拡大していく。そして残り9周、ホルヘ・ロレンソがマルク・マルケスを攻略して2番手を奪い返す。

    だが残り2周、2番手を走行していたホルヘ・ロレンソが転倒。表彰台争いから姿を消すことになる。

    優勝は母国グランプリとなったイタリア人のアンドレア・ドヴィツィオーゾ。後続に2.8秒差をつけ、今シーズン3勝目を挙げた。2位にはマルク・マルケス、3位にはカル・クラッチローが続いた。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は13位でレースを終えた。

    ランキングはマルク・マルケスが221ポイントでトップ。2位には154ポイント差でアンドレア・ドヴィツィオーゾ、3位には151ポイントでバンレンティーノ・ロッシ、4位には130ポイントでホルヘ・ロレンソとなっている。

    2018年 MotoGP 第13戦 サンマリノGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    3 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    4 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    5 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    9 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    10 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    11 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    12 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    13 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    14 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    15 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    17 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    18 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    19 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    20 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    21 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    23 23 クリストフ・ポンソン レアーレ・アビンティア・レーシング
      6 ステファン・ブランドル HRC ホンダ・チーム
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
      10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング