タグ: ロードレース世界選手権

  • MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第15戦 タイGP 初日レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、アジア/オセアニア・ラウンドの初戦をタイのチャーン・インターナショナル・サーキットでスタート。

    ふたりは午前中のフリープラクティス第1セッションで1-2を獲得。午後からの第2セッションでも好調を維持し、それぞれ総合2番手と9番手で初日を終えた。

    ビニャーレスは順調にウイークをスタート。第1セッションの序盤からペースを上げ、1分32秒台を連発して6番手に浮上した。そのまましばらくポジションの変動はなかったが、セッティングを調整しセッション終盤にタイムアタックを試みると1分31秒220へ更新。これで2番手以下に0.270秒の差をつけトップに立った。

    第2セッションも同様に好調をキープ。周回を重ねるごとにマシンのフィーリングが向上し、少しずつペースも上がってゆく。しかし数台がタイムアタックを始めたところで転倒車があり、レッドフラッグが提示されてセッションは中断。再スタート後の残り12分では当初は8番手にとどまったが、再びアタックを行い暫定トップに浮上した。最終的には0.031秒差で逆転されたものの、1分31秒121のタイムで2番手となっている。

    一方のロッシはコースを観察しながら慎重なスタートを切った。第1セッション序盤はベースセッティングを追求し、後半で好感触をつかむと終盤で1分32秒台をマーク。そこからはラップごとに自己ベストを更新して1分31秒490のベストラップを記録し、これでビニャーレスに0.270秒差と迫る2番手に浮上し、ヤマハの1-2となった。

    第2セッションでは新型カウルを初めてテスト。赤旗中断後のセッション終盤にはそのフィーリングにも慣れてきたため、リアにソフトタイヤを装着してタイムアタックを開始した。まもなく1分31秒528を記録して2番手に浮上。さらに1分31秒398へと短縮したが、全体のペースが上がるなかでポジションをキープすることができず9番手に後退した。トップとの差は0.308秒。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは、チャーン・インターナショナル・サーキットで行われた初めてのフリープラクティスでトップから0.566秒差の6番手を獲得。フリープラクティスの第2セッションではラップタイムを更新してトップとの差を0.331秒まで縮めたが、順位では10番手に下げてウイーク初日を終了した。

    チームメイトのハフィス・シャーリンは第1セッションで少しずつリズムをつかみ、午後からの第2セッションでは0.593秒ほど短縮。ザルコから0.756秒遅れの18番手につけており、明日の午前中に行われるフリープラクティス第3セッションでさらなるペースアップを目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合2番手/1分31秒121)
    「第1セッションでトップ、第2セッションで2番手を獲得することができました。まだ1日目なので、これを決勝でも再現できるというわけではありませんが、前回のアラゴンと比べれば、フィーリングはずっとよくなっていることは確かです。セッティング変更がうまく機能していおり、少なくとも僕の場合はハード・タイヤでよい走りができました。開幕前のテストやこのところの数戦とは感覚がまったく異なっています。これまでとは違う方向へと進んでいて、その結果として今日の両セッションで好結果を導き出すことができたのです。明日はさらに前進できるよう期待します」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合9番手/1分31秒398)
    「午前中のセッションではマーベリックと僕が1-2を獲得し、予想よりもよい結果となりました。しかしこのときはセッション終盤で多くのライダーが新品タイヤを使っていなかったのです。マーベリックは午後からの第2セッションでも好タイムを記録。僕のほうは何度かミスもあり、あまりいいタイムを出すことができませんでしたが、それでも10番以内に入れたのは良かったと思っています。課題はいくつかあり、とくにリアタイヤの選択が重要な鍵となりそうです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「大きな成果を見ることができました。ライバルに追いつくために初日を好調にスタートする必要がありましたが、今日はそれを達成できました。アラゴンのあと対応策を練ってきた成果が現れたのだと思います。私たちはフリープラクティス第1セッションでベースとなるセッティングを作り上げ、ライダーたちが気持ちよく乗れるようになったことで1-2を獲得。これがチームの自信につながりました。そこで午後からのセッションでは新型カウルとタイヤオプションのテストを行いました。オフシーズン中のテストのときとはスペックが異なっているので、これはどうしても必要な作業でした。全体的には順調に初日を終えることができたと思っていますが、まだ判断するには早すぎるでしょう。明日もこの好調を維持できるようハードワークを続けます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合10番手/1分31秒421)
    「ウイーク初日としては順調です。ここブリラムでの走りを楽しむことができています。フリープラクティス第1セッションは上々のできだったので第2セッションではユーズドタイヤを試してみましたが、このときは、あまりフィーリングはよくなく、苦戦することとなりました。しかし敢えてこのようなトライをして、チームとともに問題を解決したかったのです。最後にはニュータイヤを履いてラップタイムを更新。10番手とぎりぎりのところでしたが、何とかそこに入れたことはよかったと思います。トップとの差はわずかコンマ3秒ほどで大勢が非常に接近しています。この暑さのなかではマシンのフィーリングがとても重要なので、それを重視しながらさらに上を目指します」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合18番手/1分32秒177)
    「フィーリングはよく、ラップタイムもかなり速かったのですが、ポジションアップにはつながりませんでした。マシン自体は好調なので、あとはコーナリングとコーナー立ち上がりのパフォーマンス向上のためにセッティング変更を試します。明日までにきっと何らかの答えが見つかるでしょう。ウイークポイントを取り除くためにチームみんなで懸命に作業を続けています。僕自身も、今日はフィーリングがよかったとはいえ常に前進するためにハードワークが必要であることをよく理解しています。明日はラップタイムを更新し、トップに近づきたいです」

  • MotoGP | ホンダ、「日本グランプリ ファンミーティング」を開催

    MotoGP | ホンダ、「日本グランプリ ファンミーティング」を開催

    ホンダは10月16日(火)に10月21日(日)に開催される「2018 FIM MotoGP 世界権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ」に参戦する、Repsol Honda Teamのマルク・マルケスとダニ・ペドロサ、LCR Honda CASTROLのカル・クラッチロー、LCR Honda IDEMITSUの中上貴晶を迎えて、ファンミーティングをHondaウエルカムプラザ青山で開催する。

    第14戦のアラゴンGPでは、マルケスが大会3連覇で今季6勝目を挙げ、ペドロサは今季ベストタイの5位でフィニッシュ。アラゴンGPを終えてマルケスは、次戦タイGPの結果次第ではタイトル王手となる。

    当日の司会には、ピエール北川さんを迎え、日本でも大注目のHondaライダー4名に日本でのレースに対する想いなどを聞き出していくう。イベント後半では、会場の皆様からも直接質問をいただく時間が設けられる。

    2018 FIM MotoGP 世界権シリーズ 第16戦 「MOTUL 日本グランプリ ファンミーティング」
    ■開催日時:
    2018年10月16日(火) 15:00~16:00(予定)

    ■ゲスト:
    Repsol Honda Team マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ
    LCR Honda CASTROL カル・クラッチロー
    LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶

    ■司会:
    ピエール北川氏、Hondaスマイル

    ■内容:
    トークショー、フォトセッションなど

    ■入場料:
    無料(座席数150席。座席指定なし。先着順)

    ■ご来場にあたっての注意事項
    ※当日のウエルカムプラザの開館時間は10:00~18:00となっております。
    ※当館の駐車/駐輪場には限りがあります。なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。なお、満車の場合は駐車をお断りする場合がございます。
    ※館内への飲食物のお持ち込み、ペットを連れてのご入館はご遠慮ください。
    ※イベントスケジュールは予告なく変更する場合がございます。
    ※イベント当日は、取材カメラが入る関係で、ご来場のお客様の個々の肖像権については、ウエルカムプラザ青山に帰属することをご了承ください。
    ※10月16日のASIMO&UNI-CUBのデモンストレーションはございません。
    ※四輪車、二輪車の展示車両も少なくなる予定です。展示車に関する詳細なお問合せは、ご面倒ですが03-3423-4118までご確認ください。

  • ホンダ、F1とMotoGPの日本GPをテーマにした特別展示を開催

    ホンダ、F1とMotoGPの日本GPをテーマにした特別展示を開催

    ホンダは、10月7日(日)に開催される「2018 FIA F1世界選手権シリーズ 第17戦 Honda日本グランプリレース」と、10月21日(日)に開催される「2018 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL 日本グランプリ」をテーマとした特別展示「Honda Racing JAPANESE GRAND PRIX EXHIBITION 2018」をHondaウエルカムプラザ青山で開催中している。

    今回、特別企画として、鈴鹿サーキットの「130R」と、ツインリンクもてぎの「90度コーナー」を館内に再現。2つの名物コーナーを一度に観られるのは、ウエルカムプラザ青山だけとなる。

    さらに、記念撮影用のポディウム(表彰台)も用意。「青山でサーキットの雰囲気を感じていただいたあとは、ぜひサーキットで本物のレースを体感してください!」としている。

    展示車両 カテゴリー 展示期間
    Red Bull Toro Rosso Honda STR13 Prototype F1 9月25日(火)~10月2日(火)
    Repsol Honda RC213V(#26) MotoGP 9月25日(火)~10月21日(日)
    RC213V-S – 調整中

    体験コーナー カテゴリー 期間
    なりきりMotoGPライダー(フルバンク体験) MotoGP 10月13日(土)、14日(日)
    RC213V パーツ体感
    (ホイール、マフラー、カウル等)
    MotoGP 9月25日(火)~10月21日(日)
    ポディウム(表彰台)撮影コーナー – 9月25日(火)~10月21日(日)

    ■ご来場についての注意事項
    ※展示内容は、予告なく変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
    ※当館の駐車/駐輪場には限りがあります。なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。なお、満車の場合は駐車をお断りする場合がございます。
    ※四輪車、二輪車などの展示車両も少なくなる予定です。展示車に関する詳細なお問い合わせなどは、ご面倒ですが03-3423-4118までご確認ください。
    ※当日はASIMO & UNI-CUBデモンストレーションは11:00~の1回となりますので、あらかじめご了承ください。

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの決勝レースは、レースウイークを通じて最も気温も路面温度も上がり、厳しいコンディションの中でスタートが切られた。その中で予選3番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、決勝に向けて調整してきたハードコンパウンドのリアタイヤのフィーリングが完ぺきでなかったことから、ウォームアップのあとでソフトを選択することを決断。チームとの間で長いミーティングを行い、チームも最終的にマルケスの判断を尊重、フロントにハード、リアにソフトを履いてレースに挑んだ。

    結果的にそれが功を奏し、23周を通じて安定した走りが実現。中盤まではアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)をピタリとマーク。後半はスズキ勢の2人、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスを加えた4台でトップグループを形成するが、終盤トップに立ったマルケスが後続の追撃を振りきり、今季6勝目を達成した。これにより、後半戦に入って連勝を続けてきたドゥカティ勢の連勝は「3」でストップ。総合2位で今大会2位のドヴィツィオーゾとの差を67点から72点へと広げ、マルケスはタイトル獲得まで、あと一歩に迫った。

    大会3連覇、最高峰クラスで通算4回目の優勝を達成したマルケスは、サーキットに集まった大勢の地元ファンの声援を受け、満面の笑みを浮かべた。

    チームメートのダニ・ペドロサも今季ベストタイの5位でフィニッシュした。トップグループを形成した4人には少し遅れを取ったが、後続の追撃を完全にシャットアウトするすばらしい走りを披露。2年連続の表彰台獲得は果たせずも、アラゴンGP最後のレースで好走を見せたペドロサには、ファンから大きな拍手が送られた。

    予選13番手もグリッドペナルティーにより、19番グリッドから決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、すばらしい追い上げを見せて11位でフィニッシュした。今大会は初日から好調な走りを見せていたが、決勝でも厳しいグリッドからの追い上げに、ファンは大喜びだった。そのモルビデリと最後まで激しい戦いを展開した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が12位。Moto2時代からのライバルに遅れを取り、悔しいレースとなったが、次戦からのアジアラウンドを迎えるにあたり、上り調子の走りで手応えをアピールした。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が17位でフィニッシュ。初ポイント獲得にあと一歩まで迫った。15位のカレル・アブラハム(ドゥカティ)とは2秒差と、着実に初ポイント獲得が視野に入っているだけに、次戦タイGPでの走りに期待される。

    予選4番手から2戦連続表彰台の期待が寄せられたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、スタート直後に転倒したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を回避するために8番手へとポジションを落とし、その遅れを取り戻そうとした5周目の1コーナーで転倒、リタイアとなった。

    今大会を終えてマルケスは、次戦タイGPの結果次第ではタイトル王手となる。コンストラクターズタイトルでも、今大会の優勝でドゥカティとの差を28ポイントへと広げ、チームタイトルでもドゥカティとの差を29ポイントに広げた。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日はリスクを負ってもいいと思い、朝、目を覚ましました。レースウイーク中はハードのリアタイヤであまりフィーリングがよくなかったので、ウォームアップのあとにソフトタイヤを使いたいとチームに話しました。それから長いミーティングが始まり、話し合いが続きました。最終的にソフトで行くことにし、レースに勝つことができました。チームに対して、賭けに出ることを説得できたからです。結局、正しい選択でした。レースではいいスタートを切りましたが、そのあとすぐに汚れている路面で転倒しそうになりました。そのため、ブレーキを離して少しはらまなければなりませんでした。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒していたことには最後まで気づきませんでした。とにかくアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)やアンドレア・イアンノーネ(スズキ)とのバトルはとてもタイトでした。たいへんなバトルでしたが、限界は超えませんでした。これがMotoGPです。今日はファンが楽しめるレースになったと思います。モーターランド・アラゴンは大好きなサーキットの一つですがプレッシャーは高く、毎日やることがたくさんあります。しかし、楽しく走ることができました。いいコースですが、難しいサーキットです。それでも集中力を維持して、チームとうまく仕事に取り組み、ついにドゥカティの勢いを止めることができました。午前中はDrakeの『In my feelings』を聞き、ウイニングランではこの曲のことを考えました。とにかく、今まで以上に落ち着き、レースウイークをうまく過ごさなければなりませんでした。なぜならタイトルを獲得したいからです。そのためには完全に集中しなければなりませんでした」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「今日はほかのレースのときよりも戦闘的になれたと思います。そしてトップグループに近づけたと思います。残念ながら、今日のレースのカギはタイヤの選択だったと思います。自分のライディングもペースもよかったのですが、グリップがあまり高くなく、ハードリアタイヤがプラクティスのときと同じグリップを発揮できなかったのが残念でした。もしかしたら、今日の路面コンディションにはソフトの方がよかったかもしれません。毎周、コンマ数秒タイムを落としました。ほかのライダーにもついていけませんでした。それがなければ表彰台争いはもちろん、優勝も狙えたと思います。一歩一歩、少しずつ前進しています。次のレースではもっと速くなれるようにしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11位)
    「今日はいい仕事ができました。それと同時に、チームがレースウイークを通していい仕事をしてくれたことを証明できました。残念ながらグリッドペナルティーで19番手からのスタートになってしまいましたが、かなりのポジションをリカバーすることができて、11位を獲得できました。とてもうれしく思っています。チームのサポートがなければこの結果は出せませんでした」

    中上貴晶(MotoGP 12位)
    「ベストリザルトタイの12位でしたが、正直、内容がよくなかったのであまりうれしくありません。今日は前後ハードでいったのですが、フロントに問題があり、特に左コーナーのブレーキングで問題を抱え、ペースを上げられませんでした。そのタイミングでほかのライダーに前を抑えられ、なかなか抜けなくなりました。今日はトップ10を狙っていました。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれ、その後、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)にも抜かれましたが、マーベリックの前でゴールできたんじゃないかと思います。悔しさの残るレースですが、予選ではソフトを使えるようになるなど、成果はありました。しかし、正直もったいないレースをしてしまったという気持ちです。ほかの選手のペナルティーで一つグリッドが上がって11番グリッドだったので、もう少し上のリザルトを残したかったです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「ポイント獲得まであと少しだったので、それを逃してしまい残念です。スタートからリズムがとてもよく、ロレンソが転倒したときにインサイドにいたのはラッキーでした。レース中盤、タイヤに問題が出るまではいいペースがありました。残り4周では、リアホイールに少し振動がありました。レース序盤でタイヤをセーブする方法を見つけなければなりません。このような暑いコンディションのレースで多くのことを学びました。今後のレースに役立つと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「いいスタートを切ることができましたが、ホルヘが僕の前で転倒して、ポジションを9番手から10番手まで落としてしまいました。彼のせいではありません。あれはレースアクシデントの一つです。彼に当たってしまうと思ったので、止まらなければなりませんでした、そのあと追い上げましたが、ウォームアップの1コーナーで転んだマルクのような転倒をしてしまいました。ブレーキングで突然、グリップを失いました。レースではかなりいい感触がありました。自分のペースには満足しています。必要であればもっと速く走れると思いました。でも長いレースだということが分かっていたので、自分のポジションをしばらくキープしました。それから数周でアレイシやダニに追いつきました。転ばなければ、表彰台争いもできたかもしれません。でもドヴィやマルクの走りはすばらしく、スズキ勢も今日はいい走りをしていたので、厳しいレースになっていたかもしれません。でも転倒してしまったので、今は次のタイに気持ちを切り替えたいです」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    猛暑に見舞われたMotoGP アラゴンGP決勝。この過酷な環境のなかMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシは6列目から、マーベリック・ビニャーレスは5列目からスタートし、23ラップを走り切ってそれぞれ8位と10位を獲得した。

    バレンティーノ・ロッシは後方のグリッドから好スタート。大集団の中でアクシデントにも巻き込まれることなく、1ラップ目終了時点で12番手に浮上し、次のラップで中上貴晶(ホンダ)をとらえて11番手。

    2ラップ後にはヨハン・ザルコをパス、そして前方でC・クラッチロー(ホンダ)が転倒したため、さらにふたつ上げて9番手とした。

    ここからしばらくは単独走行となり9番手をキープしたまま少しずつ前との差を縮めていった。そして残り2ラップとなったところでJ・ミラー(ドゥカティ)をパスすると、トップから15.199秒差の8位でチェッカーを受けた。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはスタートで出遅れてグリッド14番手から19番手へ後退。しかし2~3ラップ目ごろからはペースを取り戻して着実にポジションを挽回していった。A・バウティスタ(ドゥカティ)とクラッチローが転倒リタイアとなったあと、ビニャーレスはハフィス・シャーリンと14番手争いを展開。これに打ち勝つと、10番手争いとの差を詰めてゆき、ついにはザルコとF・モルビデリ(ホンダ)をパス。さらに残り10ラップでは中上とB・スミス(KTM)をとらえて10番手へ浮上した。

    この時点でチームメイトのロッシが6秒前方を走っており、ここを目標に懸命のプッシュを続けてゆく。十分なクリアスペースもあったため多くのセクションで自己ベストを更新して健闘したが、9位に届かず10位でチェッカーとなった。トップとの差は22.457秒だった。

    この結果、ロッシはランキング3位をキープ。ビニャーレスは合計130ポイントでロレンソと並んだが、ランキングは5位のままとなっている。Yamahaはコンストラクターズ・ランキングでトップから79ポイント差の3位。Movistar Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位につけ、トップを44ポイント差で追う。2週間後の10月5日~7日には、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催されるPTT Thailand Grand Prixに出場する。

    第14戦アラゴンGPはMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンにとって非常に難しいレースとなった。ふたりはこの厳しい状況の中でも、最後まで全力を尽くし23ラップを走り切った。

    ザルコは絶好のスタートから1ラップ目で3つポジションを上げたが、レース後半は苦しい展開が続いて14位、2ポイント獲得に留まった。この結果、サテライト勢トップを目指す戦いでは、最大のライバルに7ポイント差をつけられている。

    チームメイトのシャーリンもレース序盤は同様に好調ぶりを見せていたが、ハイペースを維持することができず18位で終了。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを競うモルビデリに並ぶためには7ポイント差を詰めなければならない。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (8位)
    「今日もまたマシンを大幅にモディファイして決勝に臨みました。午前中のウォームアップですでに、わずかながらフィーリングが良くなってきていたので、決勝前にさらにいくつかの調整を試みました。その結果、とくにレース終盤は好調で、驚くほどではないものの、ペースが非常に安定していたのです。グリッドの後方からスタートして多くのポジションを挽回し、チャンピオンシップポイントを獲得できたことはとても良かったと思います。ある部分は昨日よりも良くなっていましたが、別の部分、つまり技術的な部分の状況は依然として厳しいと考えています。そのためトップ10に入るために、このようにマックスの戦い方をしなければならないのです」

    マーベリック・ビニャーレス (10位)
    「非常に悔しいレースになってしまいました。家へ帰って気持ちを落ち着かせ、それから次のレースのことを考えたいと思います。昨日のフリープラクティス第4セッションでは1分48秒台が出ていたのですが、今日はまったくリズムがつかめず、同じタイヤでも同等の走りができませんでした。次のブリラムのコースはテストのときにもあまりフィーリングが良くなかったのですが、いつものようにベストを尽くし、少しでも上の成績を目指します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「非常に厳しいレースウイークでした。トップ10という残念な結果ですが、スターティングポジションを考えればここまでが精一杯というところでしょう。ロッシ選手とビニャーレス選手はウォームアップ・セッションのなかでセッティングを最終調整し、いくらかの改善が見られていました。レース序盤でふたりが時間を費やしたのは当然のことで、ここで何とか前に出ようと懸命にもがいていたのです。そしてすべての力を尽くして最後まで戦い続けてくれました。厳しいウイークが終わりました。このあとはシーズン前に行ったブリラム・テストのデータを使って次のレースに向けて準備を始めます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (14位)
    「とてもタフなレースでした。スタートはうまくいって序盤はペトルッチと競り合うことができましたが、このトップグループはあっという間に目の前からいなくなってしまいました。彼らについて行くのは不可能でしたし、そこからラップを重ねるごとにフィーリングが悪くなっていきました。その後は解決策を見つけられないまま、ただ攻めるばかりでした。自分自身のライディングについては様々なことをトライしてみましたが、そこでも改善は見られませんでした。最後は疲れ切っており、このような状態でゴールするのは非常に辛いことでした」

    ハフィス・シャーリン (18位)
    「スタートがうまくいって、ロッシのすぐ後ろの13番手につきました。そのまま彼に、さらにはモルビデリ、中上、ヨハンについていこうとモチベーションは最大限まで高まっていました。ところが8ラップ後、原因はわかりませんがリアと路面との感触がなくなってしまったのです。グリップしてくれないのでコーナーでマシンの向きを換えることができず、非常に大変なことでした。序盤は好調だったので、ルーキーのライバルを抑えてポイントを獲得できると確信していましたが、ブレーキングとコーナリングに苦戦してペースをキープすることができなかったのです。今は、レース序盤に感じていたモチベーションをこのまま維持し続けたいと思っています。とにかく気持ちを集中し、自分自身を成長させることを考え、チームとともにハードワークに取り組みます」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「アラゴンに到着した時点では自信がありました。表彰台までは考えませんでしたが、今の私たちのレベルを考慮してもトップ10争いは可能だと思っていました。ところが、それよりもずっと厳しい結果になってしまいました。非常に残念なことです。ヨハンにとっては、昨年のミサノでガス欠となった以外、完走したなかでおそらく最低のポジションだと思います。ふたりはスタートもリズムも序盤は良かったのですが、そのあとで落ちてしまいました。正直に言えば、もはやレースを続けることさえ難しい状況です。ヨハンは、まるで優勝争いをしたみたいに疲れ切ったと話しており、その結果が14位だったのですから、チーム全員が同じ気持ちでいると思います。タイヤの問題ではないと考えています。ウイナーがリアにソフト・コンパウンド、イアンノーネがミディアム・ソフトと私たちと同じものを履いていたのですから、この部分に問題はなかったのだと思います。しかしそうしたなかでも、ヨハンがペトルッチをパスし、集団のなかで奮闘するのを見たときには本当に感動しました。またシャーリンが絶好のスタートを切り、バレンティーノやその前にいるルーキー勢について行ったときにも興奮しました。しかし残念ながら、それも長くは続かず、どんどん遅れていってしまったのです。私たちのパートナーをはじめ応援してくれているすべての人に申し訳ない気持ちでいっぱいです。私たちは今、明らかに危機的状況にいます。ただ、次のサーキットがもっと好ましいものになることを祈るばかりです」

  • MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPは、チームスズキエクスターライダーのふたりが、終始エキサイティングかつコンスタントな走りで、アンドレア・イアンノーネが3位に、そしてアレックス・リンスもチームメイトから僅かな遅れで4位と大健闘を見せた。

    テクニカルなサーキットながら、オープニングの金曜日から快調な滑り出しで速いタイムを刻んできたイアンノーネとリンスは、日曜日も変わらずその強いパフォーマンスを維持。朝のウォームアップでは、セッション最後に転倒を喫するも、イアンノーネがトップタイムを記録。

    決勝は気温も路面温度も上昇し、さらに63,000人のファンの熱気が加わり、最高潮の雰囲気の中でスタート。23周の長いレースのひとつの鍵となるタイヤはそれぞれ違ったコンビネーションの選択をするも、週末のデータに基づいた選択はどちらにも正しい戦略をもたらし、さらにふたりのライダーはスタートをうまく決め、5番手、9番手ポジションから3番手、4番手にジャンプアップしてフロントグループになだれ込む。M・マルケス(ホンダ)とA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)のふたりが数度のトップ争いを繰り広げる激しいレースで、終盤にイアンノーネもふたりのトップ争いに果敢に加わり、残り数周では一時トップを奪うも、すぐにオーバーテイクを許し3位でチェッカーを受けた。地元レースとなったリンスも最後までトップグループに食らいつき、チームメイトから僅かな差で、前戦サンマリノGPから2戦連続の4位を獲得した。

    アンドレア・イアンノーネ (3位)
    「今日は本当に良いレースができたよ。スタートはうまく決まったけど、直後に目の前でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒したのを見た時はちょっとショックだったね。中盤まではスロットルの開け方や乗り方を工夫して、できるだけタイヤをセーブするための走りをしていたから、100%全開で走ったのは終盤になってからだったけど、後半にタイヤがきつくなることを予想していたから、その戦略が上手く行ったんだ。ストレートで離されちゃうところは今後まだ対策が必要だけど、ここ数戦なかなか思うような結果を残すことができてなかったから、久しぶりにまた表彰台を獲得できたことがとにかく嬉しいよ。」

    アレックス・リンス (4位)
    「この週末は色々なことを試し、理解することができて、チームにとってもとても実りがあったし、レースの結果にも満足しているよ。決勝中のバトルは本当に面白かったし、マルケス、ドビツィオーゾ、アンドレアのバトルをすぐ後ろで見ることができて、学んだことも沢山あった。とにかく素晴らしかったね。今日のパフォーマンスは自分のモチベーションをさらに上げたし、次戦のタイは大好きなサーキットだから、すぐにでもレースしたい気分だよ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「非常に良いレースでした。今年の後半戦、我々は少し苦戦していたので、この表彰台はとても大きな意味があります。もうひとつポジティブな要素は、ふたりのライダーが揃って最後までトップから離れることなく、表彰台を目指して良いレースができたことです。この結果は、ライダー、チーム、日本で開発をしてくれているスタッフ、そしてこのプロジェクトに参加してくれている全ての皆の努力の成果だと思うので、その全員に感謝の気持ちを伝えたいです。これから先は我々の得意なサーキットが続きますので、この調子でさらなる表彰台と、そのまた上の結果を残していけるよう頑張っていきます。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日はふたりのライダーが揃ってトップグループで戦い、さらに最後までトップから離されることなく優勝争いに加わることができ、本当に素晴らしいレースでした。今日のアンドレアはとても強かったですし、アレックスのパフォーマンスも素晴らしかったです。タイヤの選択も正解でしたし、タイヤマネージメントもうまくでき、全てがポジティブだったと思います。今日の結果により、我々のチームはコンセッションの権利を失ってしまいましたが、それはイコール、チームの戦闘力が増したことを意味しているので、喜ぶべきでしょう。チームスタッフと日本で頑張ってくれている全ての皆の努力に心から感謝しています。残りのレースではさらに目標を高く持ち、良い形でシーズンを終えることができるようさらに努力を続けていきます。」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP 第14戦アラゴンGPの予選は、2日連続で青空が広がる絶好のコンディションとなり、フリー走行でトップタイムをマークしてQ2進出を果たしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、大接戦の予選で3番手につけ、今季8回目のフロントローを獲得した。

    1回目のアタックは、ライバルのスリップをうまく利用し、1分46秒台を2周連続でマークする快走で、この時点でトップに浮上した。

    しかし、リアタイヤを新品にして挑んだ2回目のアタックは、Q2に進出した多くの選手が牽制し合う接近戦となり、大会2連覇中で、フリー走行でも快調な走りを見せたマルケスをマークする選手も多く、そのため完全なアタックができず、3番手へとダウンした。

    こうしてマルケスは、今季5回目のポールポジション(PP)獲得は果たせなかったが、タイトル獲得に向けて重要な戦いとなるだけに、あえて無理せず、着実にフロントローを獲得した。昨年の大会は予選5番手から圧倒的な速さで大会2連覇を達成した。「今年は無理に優勝を狙うレースはしない」とコメントしているが、チャンスがあれば地元ファンの期待に応えて今季6勝目を目指す意気込みだ。

    初日4番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、予選でも4番手タイムをマークした。2回目のアタックでは、前を走る選手がラインを外し、それを回避するため通常とは違うラインを走行し、その結果、転倒を喫し、タイム短縮を果たせなかった。今大会は、アラゴンで事前テストを行っているドゥカティ勢が好調な走りを見せているが、クラッチローは、2列目から2戦連続の表彰台と今季2勝目に挑む。

    2年連続の表彰台と今季初表彰台を目指すダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が6番グリッドを獲得した。今年で引退を表明しているペドロサだけに、地元ファンの声援は一段と大きく、自然と気合の入った走りになっている。今年はここまで表彰台のないペドロサだが、今季初表彰台と2年連続のアラゴンGP表彰台獲得が期待される。

    初日19番手と出遅れた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、2日目のフリー走行で17番手へとややポジションを上げ、予選11番手以下の選手が出場するQ1では、これまで課題だったソフトタイムを攻略してQ2進出を果たした。今季3回目となったQ2では、ロングストレートをうまく利用しようと牽制しあうセッションとなり、上位陣の走りを学ぼうと思っていた中上は思惑が外れ、Q2最下位の12番手だった。しかし、今大会はレースペースもよく、決勝では今季初のトップ10フィニッシュを目指す。

    初日11番手と好調なスタートを切ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は13番手だった。フリー走行では、トップ10に入れず、11位以下の選手で競うQ1でも中上貴晶にわずかに届かず3番手だった。その結果、13番グリッドが確定したが、予選終了後、コース上でスロー走行をしたことで3列後退のペナルティを科せられ19番グリッドとなった。しかし、アラゴンを得意とするモルビデリだけに、決勝では追い上げのレースに挑む。チームメートで初ポイント獲得に挑むトーマス・ルティは20番グリッドから決勝に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「今日はポールポジション争いができました。実際にラップタイムは接戦でした。ここではスリップストリームがかなり大きな役割を果たすので、あるポイントでは、みんなそれを待っていました。最初のアタックでは、スリップストリームを使ってトップに立つことができました。そして、最後のアタックでもスリップを使いたかったのですがうまくいきませんでした。最後のラップは、ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)の後ろでいいペースで走っていましたが、いくつかミスを犯しました。一つは12コーナー。少しだけラインをミスし、チャンスを失いました。しかし、フロントロースタートは僕たちの目標だったし、それを達成することができました。今回もまた僕とドゥカティ勢の戦いになりそうです。どうなるかは様子を見たいです。FP4ではブレーキングを少し遅らせたことで転倒してしまいましたが、それまでのペースはユーズドタイヤでもとてもよかったです。コーナーでの限界を見つけることができたのでそれもいい警告になりました。長いレースになると思いますが、力はあると思います。ほかのセッションでも楽にマシンを乗りこなすことができたので、明日は可能であれば最後まで戦いたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 4番手)
    「今回の予選は、最後のラップでブレーキングミスをしてしまったので少し残念でした。マーベリック(ビニャーレス)か、ほかのブルーのマシンのライダーがコースを外れたのが見えたので、フルブレーキのあと、早めにマシンを寝かせたのですが、それで転倒してしまいました。でも僕は大丈夫です。チームも一生懸命仕事をしています。事前テストもしていないのに、このサーキットでドゥカティ勢に対していい戦いができています。彼らのペースは僕たちよりも強いことは疑いの余地はありません。彼らはマルクよりも力強いペースがあります。でも明日のレースでなにができるかは様子を見て考えたいです。ほぼすべてのセッションでかなりいいところに来ているので楽しみです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
    「上位のラップタイムはとても接戦でした。そのため、小さなミスでも、2つか3つポジションを落としてしまいます。ここアラゴンでは少なくとも前の2列に入ることが重要です。なぜなら1コーナーがスタートからとても近く、少しトリッキーになるからです。いいスタートを切って、最初の2つのコーナーでいいラインを見つけなければなりません。明日のペースがどうなるかはまだわかりませんが、全体的にレースのリズムはいつもよりいいです。明日のウォームアップでもう少し調整を進め、様子を見たいです」

    中上貴晶(MotoGP 12番手)
    「昨日の課題だったフロントタイヤを今日は少しうまく使えてタイムを上げることができました。これで3回目のQ2進出となりましたが、とてもポジティブでした。しかし、今日は1分48秒台が限界で、それ以上を狙うには、さらにセットアップを進めなくてはいけないと感じました。そのためにもQ2でみんなの走りを見たいと思いました。特にマルクの走りを参考にしたかったのですが、今日のQ2はみんなが集団になってしまい、Moto3クラスのように牽制しあう予選になってしまったので、ちょっと残念でした。とは言ってもソフトの走り方のきっかけを見つけられたのは大きな収穫でした。明日の決勝はトップ10を目指しがんばります」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 13番手) ※決勝のスターティンググリッドは19番手
    「今日はいいスピードがありましたが、残念ながら予選では2度目のアタックができませんでした。でも全体的には今日は満足しています。速いペースのライダーがたくさんいるので、厳しいレースになると思います。明日はとても暑くなると思うので、タイヤのマネジメントが重要になると思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20番手)
    「ポジティブな日でした。そして前進することができましたが、それはほかのライダーたちも同じです。今日は、昨日よりもマシンの感触がよく、予選もポジティブでした。レースに向けてタイヤを選択するためには、まだ十分ではなく、すべてのインフォメーションを分析して理解する必要があります。このサーキットはフロントタイヤが少し特別なものが要求されます。今日はハードのフロントタイヤの方が感触がよかったです」

  • MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    モーターランド・アラゴンで初日に好スタートを切ったチームスズキエクスターのライダー達は、予選に大きな期待を掛けて2日目の走行をスタート。ふたりのライダーは共に金曜のフリー走行で快調な走りを見せていたが、トップ10を決めるFP3では常に激しい順位争いが繰り広げられるため、さらなる強いパフォーマンスが求められる。しかしこの走行でアンドレア・イアンノーネはさらにタイムを上げてポジションをアップし、またFP2まではトップ10圏外だったアレックス・リンスも大幅にタイムを上げ、ふたり揃ってトップ10に留まる。

    Q2へのチャレンジが確定したふたりは、FP4では予選に向けたセッティングを再確認。ここでもイアンノーネは強いパフォーマンスを維持し、セッションを2番手で終え、予選への自信をさらに確信。

    Q2はさらに激しいタイム争いとなり、マージンが取りにくい中、イアンノーネは終盤に5番手へとジャンプアップし、セカンドローを獲得、地元レースで多くのサポーターの声援を受けて熱い走りを見せたリンスは9番手で終え、明日の決勝を3列目グリッドからスタートする。

    アンドレア・イアンノーネ (5番手)
    「総じてポジティブな1日だったとは思うけど、今日はフロントローを獲得できるチャンスがあっただけに、ちょっと残念な気持ちでもあるよ。最後のタイムアタックの最中に、コースアウトしたM・マルケス(ホンダ)がコースに戻り、運悪く僕の前に入ったせいでタイムロスしちゃったんだ。ま、でもそんなことは日常茶飯事だから、別に気にもしてないけどね。この週末は良いペースでスタートして、走行毎にさらに進歩していっているから、今のところ順調なんじゃないかな。もうちょっとリアのトラクションが欲しいところだけど、明日はとにかくベストを尽くすのみさ。」

    アレックス・リンス (9番手)
    「フィーリングは良いよ。今日はタイヤも含めて色々な事を試す事ができて、興味深い1日だった。FP3でうまくセッティングがまとまった事も大きなアドバンテージになったしね。明日のタイヤ選択が難しいところだけど、それは明日の天候次第だから、今は考えないようにするよ。セカンドグループでは確実に戦えるペースだと思うから、とにかくスタートを決めて、地元のファンの為にも強いバトルを見せるよ。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「アンドレアは2列目からのスタートなので、ポジション的には悪くないと思います。今日は常に安定した良いペースで走れていましたし、明日が楽しみですね。アレックスはこの2日間、色々とセッティングを試しながら懸命にチャレンジを繰り返し、その結果3列目のグリッドを獲得しました。アンドレアからは1列後ろですが、サンマリノGPのように良いスタートを決めてトップグループにしがみついていければ、十分チャンスはあるでしょう。ライダーふたり共に良い状態ですし、マシンのパフォーマンスも出せているので、決勝で強いレースができるポテンシャルは十分揃っていると思っています。」

  • MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP アラゴンGPの予選でMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスはQ1の最初のアタックでベストラップを記録し、Q2へ進出して11番手を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはQ2に進出することができず、18番手に留まった。

    Q1の序盤でベストラップを記録したビニャーレスはQ2でもタイムを更新して11位を獲得。一方のロッシはQ1で力を出し切れず、グリッド6列目に留まっている。

    ビニャーレスはクリアスペースを確保するため最後尾からスタート。最初のアタックで初めて18秒台の壁を破り、1分47秒823を記録してトップに立った。次のトライではタイムを更新できず、残り6分強でピットイン。タイヤを交換してコースに戻ったときには依然として0.186秒のアドバンテージを維持しており、その後もタイム更新はならなかったものの、2番手に0.123秒差をつけてトップでセッションを終了した。

    Q2も同様の戦略で臨み、後方からスタートするや、すぐさまアタックを開始。1分47秒810へ更新して一旦3番手に浮上したが、全員が2ラップ目を終えるころには10番手へと後退した。残り8分でピットに戻り、コース復帰後は2回のトライを行ったが、ラップタイムを更新することができずにトップから0.929秒差の11番手となった。

    ロッシもQ2進出を目指してQ1に臨んだが、一時2位に上がったあとまもなく4位に後退。2回目のアタックをあきらめて5番手に下げてからピットに戻ってきた。残り4分で復帰してクリアスペースを探すも、フィーリングをつかみきれないまま、ビニャーレスに0.804秒遅れる1分48秒627でQ1を終了。これで8番手となり、決勝グリッド18番手が決定した。

    予選セッション終了後にビニャーレスは、Q1のアタック中にB・スミスを妨害したとして3ポジション・ダウンのペナルティを科されて14番手へ。一方ロッシは、F・モルビデリのペナルティによってひとつ上げて17番手となっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは予選セッションで懸命の走り。自分自身とYZR-M1から最大限の力を引き出して前日より一歩前進し、Q2進出まで0.106秒差と迫った。日曜日の決勝はグリッド5列目からスタートする。

    ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも少しずつ調子を上げてきており、前日のフリープラクティス第1セッションから1.719秒も短縮。Q1ではロッシのひとつ後ろの9番手を獲得し、グリッド7列目からのスタートが決定した。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選14番手/1分47秒810)
    「予選セッションでは十分にポテンシャルを出し切ることができませんでした。Q2で は電子制御システムに不具合があったので、それがなければもう少しいい走りができたのではないかと思っています。明日までにまだ時間があるので、このあと も作業を継続していきます。モチベーションを高く維持して、明日の決勝で今まで以上の走りができるよう頑張ります。ルールはルールですからペナルティには 納得しています。私はおそらく、ブラッドリーのアタック中にそのラインに入ってしまったのだと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (予選17番手/1分48秒627)
    「今日は朝から難しい状況でした。問題が出たときに、それを何とか改善しようとしているのに逆に悪くしてしまうことがあるのです。フリープラクティス第3セッションでは転倒もしてしまったのですが、そのあとの午後のセッションがそれ以上にひどくて、ペースがまったく上がりませんでした。Q1ではちょっと混乱があって時間を無駄にしてしまい、ラップタイムもペースも上がらないまま終わってしまいました。ピットのなかでの作業ではほとんど効果がなく、問題はそこに残ったままという状態が続いています。明日は何か別のものを試し、様子を見守りたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今 日もまた厳しい一日になってしまいました。フリープラクティス第4セッションでマーベリックがややペースを上げた以外は、昨日と同様の問題に悩まされてい ました。他のエリアに影響を及ぼすことなくリア・グリップを向上させるという、私たちのこれまでの方向性をキープしながら、ふたりに良いマシンを提供でき るよう努力を続けています。明日のウォームアップ・セッションでそれをテストする予定です。物事がうまく運ばない時に問題はさらに大きくなっていくもの。 マーベリックはQ2でセンサーが故障し、終盤で十分に攻め切れませんでした。その上に3ポジションもペナルティを受け、1列下げられてしまったのです。バレンティーノは午前中のプラクティス・セッションで転倒。ここから混乱が始まり、Q1ではアタックを行う前に時間切れになり、このような結果になってしまいました」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選12番手/1分48秒052)
    「ハッ ピーかアンハッピーかを答えるのは簡単ではありません。ポジションは期待していたものとは明らかに違っていますが、これ以上のことは不可能だったと思って います。何とか改善しようと毎ラップで最大限の努力をしてきましたが、あまり成果を得られず、これ以上は無理だと感じてしまうのです。前回のミサノ以来、 厳しい状況が続いていて、今回もあとコンマ1秒というところでQ2進出のチャンスを逃してしまいました。明日の決勝は後方からのスタートとなりますが、できることなら序盤からハイペースでポジションを上げていき、終盤でライバルたちのグリップの変化を見たいと思います。トップ10を目指します」

    ハフィス・シャーリン (予選18番手/1分48秒975)
    「チームとともに頑張ってきた作業の状況にはとても満足しています。昨日まではコーナー進入でブレーキを使いすぎてマシンの向き換えに非常に苦労していましたが、今朝のプラクティス・セッションでは一歩前進し、そのあとの第4セッションはとても好調に走れるようになったのです。Q1の最初の走行はセッティングを変更してフィーリングは上々。ところが2回目の走行では成果を求めるあまり考え過ぎてしまい、残り5分を切ったところでミスをしてしまいました。ここからさらに上げていこうとしていたところだったので、チームのみんなにとても申し訳なく思っています。明日のウォームアップ・セッションでは決勝用のセッティングでペースアップを図り、午後からのレースに臨みます」

  • MotoGP 第14戦 アラゴンGP | ホルヘ・ロレンソが3戦連続PP獲得

    MotoGP 第14戦 アラゴンGP | ホルヘ・ロレンソが3戦連続PP獲得

    MotoGP 第14戦 アラゴンGPの予選が9月22日(土)ににモーターランド・アラゴンで行われ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がポールポジションを獲得した。

    気温28℃、路面温度45℃のドライコンディションで予選セッションは開始。ホルヘ・ロレンソは1分46秒81をマーク。3戦連続、今シーズン4度目となるポールポジションを獲得した。

    2番手にも0.014秒の僅差でアンドレア・ドヴィツォーゾ(ドゥカティ)が続き、ドゥカティが1-2を達成。3番手には0.079秒差でホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    2列目にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)。3列目にはダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、アレックス・リンス(スズキ)が続いた。

    モビスター・ヤマハは、マーベリック・ビニャーレスが11番手、バレンティーノ・ロッシは18番手。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)はQ2進出を果たし、4列目12番グリッドを獲得した。

    2018年 MotoGP 第14戦 アラゴンGP 予選 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分46秒881
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分46秒895
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分46秒960
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分47秒146
    5 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒169
    6 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分47秒224
    7 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分47秒351
    8 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分47秒678
    9 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分47秒737
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分47秒792
    11 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒810
    12 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分48秒284
    13 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒009
    14 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒052
    15 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒181
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒216
    17 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒398
    18 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒627
    19 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒975
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒988
    21 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒303
    22 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒699
    23 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分50秒336