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  • マックス・フェルスタッペン 「リカルドに準備作業を任せたくはない」

    マックス・フェルスタッペン 「リカルドに準備作業を任せたくはない」

    ダニエル・リカルドは、2023年にレッドブル・レーシングの公式サードドライバーとして復帰するが、マックス・フェルスタッペンは、自分でシミュレーターに座って自分のドライビングスタイルに合わせて調整したいと語る。

    F1チームは、自分たちのF1マシンを公式にコース上でテストすることに多くの制約があるため、ファクトリーにあるバーチャルシミュレーターを活用している。

    この最先端のシミュレーターは、Twitchストリーマーが使用するシムリグよりもはるかに高度であり、新しいセットアップを試したり、レースの週末に向けてより多くの情報を得るために使用できることが多い。

    ダニエル・リカルドは、F1グリッドでフルタイムのレースシートを確保できなかったため、2023年にサードドライバーとしてレッドブル・レーシングに戻り、彼の役割の一部には、タイヤテストの実施と同時にシミュレーターでの周回数を計測することが含まれる。

    しかし、マックス・フェルスタッペンは、ダニエル・リカルドを自由に利用できるとは言え、準備作業は自分で行いたいとSpeedweek(スピードウィーク)に明言した。

    「私たちのシミュレーターは、このスポーツで最高のものの1つだ」とダニエル・リカルドは語った。

    「その日々はとても長いけど、間違いなくその価値はある」

    「また、他のチームのようにテストドライバーにシミュレーターセッションを任せたくはない。自分でやりたいと思っている。誰もが独自のドライビングスタイルを持っているからね」

    マックス・フェルスタッペンは、自宅にもシムリグを持っている。先日、接続の問題で参加を断念したバーチャル・ル・マン24時間レースに参加した際にもそれを披露している。

    「主に集中力を維持するのに役立つ。家にいると他のことはできないし、シムレースを楽しんでいる」

  • アルファタウリF1代表、レッドブルとフォードの提携発表の噂を否定

    アルファタウリF1代表、レッドブルとフォードの提携発表の噂を否定

    スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、レッドブルがフォードとの提携を発表する準備をしているとの憶測を否定した。

    レッドブル・レーシングとフランツ・トストが運営する姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリが2月上旬にニューヨークで発表会を開催することは、アメリカの自動車メーカーであるフォードとの契約が成立するサインだと考える者もいる。

    「そこ(ニューヨーク)でファッションウィークが行われる」とフランツ・トストは Sport1 に語った。

    「それが我々がそこに行く理由だ」

    実際、『アルファタウリ』はエナジー ドリンク会社であるレッドブルのファッションブランドでもある。

    フランツ・トストは、自分が率いるスクーデリア・アルファタウリが、今年は2022年よりも良いシーズンを送ることを決意していると語った。そのために、67歳の誕生日にも出勤したという。

    「いつものように、私は 7 時にオフィスにいて、暗くなってから帰宅した」とフランツ・トストは明かした。

    また、フランツ・トストは、ドイツがF1界から著しく脱落し、今年はレースさえも無料放送で見ることができないという現状を伝える報道について尋ねられた。

    「人々はヒーローを必要としている」とフランツ・トストは語った。

    実際、F1復帰したニコ・ヒュルケンベルグは、2023年のF1グリッドで唯一のドイツ人ドライバーであり、新人のスター、ミック・シューマッハがレースシートを失った。

    「これまでは、ミハエル・シューマッハの勝利を見たいと思っていた。エンジンやメルセデスの車ではなかった」とフランツ・トストは語った。

    「ボリス・ベッカーもその一人で、それまではテニスに興味を持つのは富裕層だけだった」

    「ボリスとシュテフィ・グラフの成功で、それが一変しました。突然、すべての子供たちがテニスをしたいと思うようになった」

    したがって、23歳のミック・シューマッハがメルセデスF1の新しいリザーブドライバーの役割をレーシングシートへの復帰に変えることが不可欠だとフランツ・トストは語る。

    「一般人から注目されるのは、常にフォーカスが当たっているときだけだ。それができるのはドライバーとしてだけだ」とフランツ・トストは語った。

    「だからこそ、ミックができるだけ早くグリッドに戻ることが重要だ。不可能ではないが、簡単なことでもないだろう」

  • レッドブルF1首脳 「リカルドがまだF1で通用するかは判断が難しい」

    レッドブルF1首脳 「リカルドがまだF1で通用するかは判断が難しい」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドがまだF1で通用するレベルにあるかは「判断が難しい」と語る。

    レッドブル・レーシングは、2022年末でマクラーレンのレースシートを失った元レッドブルのF1ドライバーであるダニエル・リカルドと2023年のサードドライバー兼アンバサバーとして契約している。

    33歳のダニエル・リカルドは、チームになじんでいるかと質問されたヘルムート・マルコは「とても順調だ」とSport1に語った。

    「彼はすでに レッドブル のために素晴らしい PR イベントを行っている。それが彼を呼び戻した理由の 1 つだ」

    だが、2019年にルノーへの移籍を決断するまで、レッドブル・レーシングで7勝を挙げたダニエル・リカルドが実際にグリッドに復帰する可能性は低いようだ。

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは「ダニエルはいくつかの難しいシーズンを経て、少しF1への愛を失ってしまったと思う」とAlgemeen Dagbladに語っている。

    「しかし、我々は数多くのテストプログラムや商業活動に彼を利用する以外の計画はない。彼は2023年には忙しいスケジュールをこなすことになるだろう」

    ダニエル・リカルドは運転の仕方を忘れてしまったのかと質問されたヘルムート・マルコは「何が足りなかったのかを遠くから判断するのは難しい」と語った。

    “彼は少し問題を抱えていたが、彼は近々我々のために1~2回のタイヤテストを行うだろうから、その後はもっとはっきりと状況がわかるだろう」

    レッドブルはまた、引退したばかりの4回のF1ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルにも目を光らせている。

    「現在、彼は家族と一緒に北極でダイビングをしている」とヘルムート・マルコは語った。

    「再び彼と連絡が取れるようになるのは3月になると思う」

  • レッドブルF1、2023年F1マシン『RB19』を2月3日にニューヨークで発表

    レッドブルF1、2023年F1マシン『RB19』を2月3日にニューヨークで発表

    レッドブル・レーシングは、2023年F1マシン『RB18』を2月3日(金)にニューヨークで発表することを告知した。

    2023年F1の「シーズンローンチ」と題されたイベントは、これまで発表されたどのチームよりも早い日付であり、ウィリアムズF1を3日上回った。姉妹チームであるスクーデリア・アルファタウリも2023年の発表会をニューヨークで開催するが、レッドブルよりも8日遅く2月11日を予定している。

    レッドブル・レーシングは、イベントの日程の発表するツイートで「新しいキット、新しい車』というフレーズを使用しているが、スクーデリア・アルファタウリと同じように、公開されるRB19は2023年のリバリー(カラーリング)を備えたレンダリング画像になると考えられている。

    昨年、レッドブルは2022年のマシンの非常に基本的なバージョンをローンチイベントに使用したが、プレシーズンテストが始まるまで大幅に異なるデザインは隠蔽された。

    レッドブル・レーシングは、2010年から13年の支配以来となるダブルタイトルを獲得して2023年に突入し、リードドライバーのマックス・フェルスタッペンが3年連続のドライバーズタイトル獲得に挑む。

    2023年 F1新車発表スケジュール
    レッドブル(RB19):2月3日(金)
    ウィリアムズ(FW45):2月6日(月)
    アルファタウリ(AT04):2月11日(土)
    アストンマーティン(AMR23):2月13日(月)
    マクラーレン(MCL37):2月13日(月)
    フェラーリ(未定):2月14日(火)
    メルセデス(W14):2月15日(水)
    アルピーヌ(A523):2月16日(木)

    アルファロメオ(C41):未定
    ハース(VF-23):未定

    2023年 F1プレシーズンテスト
    2月23日(木)~25日(土)
    バーレーン・インターナショナル・サーキット

  • レッドブルF1技術者 「コストキャップは開発レースの規律を変えた」

    レッドブルF1技術者 「コストキャップは開発レースの規律を変えた」

    レッドブル・レーシングのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、F1 のコストキャップの導入は、F1の開発レースの「規律を変えた」と語る。

    F1は、2021年シーズンにF1史上初となる財務規制を導入し、チームの年間予算を1億4500万ドルに制限した。これは当初、年間500 万ドルずつ減少するように設定されていたが、経済情勢と2023年のインフレ率の急上昇を考慮して、追加の考慮が行われた。

    F1のビッグ3チームであるレッドブル、メルセデス、フェラーリは、予算上限が施行されて以来支配的であり続けてきたが、時間の経過とともに競争条件が平準化され、シリーズがより持続可能なものになることが期待されている。

    レッドブル・レーシングは、2022年シーズンを支配し、22レース中17レースで RB18 が優勝し、2013 年以来となるダブルタイトルを獲得した。チームは2022年の夏頃に主要なライバルであるフェラーリを引き離すことができたが、現在、2021年の予算上限に違反したことに対する罰として、空力テストの許容量を10%削減するという制裁に直面している。

    レッドブル・レーシングのチーフエンジニアを務めるポール・モナハンは、コストキャップのプレッシャーを考えると、そのようなフォームを維持するのがどれほど困難だったかについて「それは規律を変えた」と語った

    「以前は、より大きな変化であり、より多くの費用がかかる可能性のある側面を検討する前に、我々はそれを検討できる非常に特権的な立場にあった」

    「予算上限は少し方針を変えた。我々のエンジニアリング部門はそれらのルールに適応するように変更された。過去数年間、我々が請け負ってきたことは、今は請け負うことができない」

    ポール・モナハンは、予算上限は「諸刃の剣」であり、「パフォーマンスランキング内でのポジションを変更する能力を必然的に否定する」と感じている。

    「他の人も同じだ。 それは我々全員が楽しむべき規律であり、誰にとっても同じだ。それを続けて、どうやってうまくいくか見てみよう」

    予算上限の影響により、F1チームは自分の車の開発アプローチをより考慮するようになった。

    ポール・モナハンは、過去数年間にシーズン後半のアップデートとして導入された可能性があった「少しのパフォーマンス」のなかで、コストキャップによってレッドブルがRB18マシンにもたらさなかっったものあったと語った。

    「それは規律を守るための別の方法だ」とポール・モナハンは語った。

    「質問を別の方法で尋ねることができると思う。開発速度を維持するために、価値の低いパーツではなく適切なパーツを作成できたか?」

    「我々のライバルに対して、答えはイエスだと思っている」

  • レッドブルF1首脳、2023年の空力テスト制限も「優れたパッケージがある」

    レッドブルF1首脳、2023年の空力テスト制限も「優れたパッケージがある」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングが2023年にはさらに強くなるだろうと「慎重ながらも楽観視」していると語った.

    レッドブル・レーシングは、2022年F1シーズンで優勢を維持し、数ラウンドを残してドライバーズチャンピオンシップとコンストラクターズチャンピオンシップの両方を獲得した。

    しかし、シーズン中、FIA(国際自動車連盟)は、2021年の予算上限である1億4500万ドルに違反したとして有罪判決を下した。

    その結果、700 万ドルの罰金が科せられ、コンストラクターズランキングを1位でフィニッシュしたことですでに短くなっていた空力テストの時間もさらに短縮された。

    しかし、ヘルムート・マルコは、空力レギュレーションは2023年もほぼ同じままであるため、大きな課題はないと予想している。

    「もちろん、我々は風洞でのこの時間短縮に説く面している。つまり、チームとして非常に効率的に作業する必要がある」とヘルムート・マルコはServusTVに語った。

    「我々が試みるすべてのことはすぐに的を射なければならない」

    「しかし、幸いなことに、来年の技術的な変更はそれほど大きくない。それは、我々が優れた基本パッケージを持っていることを意味する」

    また、ヘルムート・マルコは、2度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンがチームに与えている影響力を称賛した。

    「チームも団結しており、マックスはまだ少しずつ良くなっている。その結果、慎重ながらも楽観的に新しいシーズンに入ることができる」

    「レッドブルには、ぎりぎりの瞬間までクルマを完成させないという伝統がある。しかし、車のコンセプトはすでにそこにある。実際、我々は、非常に成功した2022年マシンを土台にすることができる」

  • マックス・フェルスタッペン 「レッドブルF1との長期契約が正当化された」

    マックス・フェルスタッペン 「レッドブルF1との長期契約が正当化された」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルF1との長期契約にサインしたが、今では正当化されたと感じていると主張する。

    2022年3月、マックス・フェルスタッペンがF1史上最長の契約であると理解されている2028年末までの5年間の契約延長にサインしたとき、F1パドックを驚かせた。

    それ以来、マックス・フェルスタッペンは2度のF1ワールドチャンピオンになり、非常に異なる状況でそれぞれのタイトルを獲得したが、そのような成功は、契約にサインした時点では彼が予測できたものではなかったと認める。

    「いいえ、もちろん予測していなかった」とマックス・フェルスタッペンはNew York Timesに語った。

    「結局のところ、チームにいたすべての人、そして、もちろん、ここ数年で一緒にやってきた人々のおかげだし、それは僕にとって正しい選択だと常に感じていた」

    「彼らと一緒に仕事をするのは本当に楽しい。彼らは過去にワールドチャンピオンだったので、再びそれを行うことができると知っていた」

    「すべてがまとまる必要があるだけだった。当時のホンダともね。僕たちはゆっくりと多くの改善を行っていた」

    「僕のF1キャリアのほとんどの間、僕たちは常にストレートで遅かったけど、僕たちは本当に追いついていたし、他のメーカーを追い越そうとしていた」

    「集中して懸命に働き続ければ、いずれチャンスがやってくることはわかっていた」

    レッドブル・レーシングとマックス・フェルスタッペンは、今後何年も優位に立つ態勢を整えていると示唆されているが、それについてフェルスタッペンは懐疑的だ。

    「新しいレギュレーションでは、それをうまく調和させることが常に非常に重要であり、僕たちはそれを行った」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。

    「今は、それを継続しようとすること、クルマからさらに多くのパフォーマンスを見つけようとすることが重要だ。通常、何年にもわたって、すべてが少しずつ近づいていくからだ」

    「確かに良いスタートを切ることができたけど、チームとして満足することはない。常により多くを求め、より良くしたいと考えているけど、それは他のチームが見つけたり改善したりすることに依存することも知っている」

  • レッドブル RB18 「全速度域でダウンフォース生成」:2022年F1マシン解析

    レッドブル RB18 「全速度域でダウンフォース生成」:2022年F1マシン解析

    レッドブル RB18は、F1史上で最も成功したF1マシンの1台として名を馳せることになった。マックス・フェルスタッペを2度目のF1ワールドチャンピオン、レッドブル・レーシングに5度目のコンストラクターズチャンピオンシップ(9年ぶり)に導いた。

    レッドブル RB18は、2022年のF1世界選手権の22戦で、マックス・フェルスタッペンが15勝、セルジオ・ペレスが2勝と合計17勝を挙げた。

    これは、他のほとんどのF1チームにとって問題となっった根本的に新しい空力レギュレーションに対してレッドブル・レーシング優れた対応をしたことが証明している。

    最高技術責任者のエイドリアン・ニューウェイは、RB18を生み出したレッドブル・レーシングのテクニカルグループに情報を提供している。

    レッドブル・レーシングのテクニカルグループは、テクニカルディレクターのピエール・ワシェ、エアロダイナミクス責任者のエンリコ・バルボ、チーフエンジニアティングオフィサーのロブ・マーシャル、チーフデザイナーのクレイグ・スキナー、パフォーマンスエンジニアリング責任者のベン・ウォーターハウス、チーフエンジニア(車両)のポール・モナハンで構成される。

    エイドリアン・ニューウェイはキャリアの早い段階からグラウンドエフェクトカーの経験があり、空気力学的に非常に強力なアンダーボディを備えたこのようなコンセプトの車が待ち受けている可能性のある危険を認識していたことは間違いない。

    今回のケースでエイドリアン・ニューウェイの実際のデザインインプットはサスペンションに限定されているが、それは車のオールラウンドな卓越性の重要な部分となっている。

    レッドブル RB18には、ホンダが2021年に導入したRA621を改良した強力で信頼性が高くコンパクトなパワーユニットが搭載されている。

    レッドブルは、ホンダのF1パワーユニットを中心に、レッドブルは、新しいレギュレーションの中心にあるベンチュリトンネルへのインレットベーンの下のフロントに深いアンダーカットを備えた独特でエレガントなサイドポッドレイアウトを備えた車を作成した。

    フロア
    アンダーフロアは、中央のフラットキールの両側のトンネルによってダウンフォースが生成されるため、新しいF1レギュレーションにおけるパフォーマンスの絶対的な鍵となる。トンネルを流れる空気の速度と、アンダーフロアと車の上面との間の気圧差が大きなダウンフォースを生み出し、車を効果的に地面に吸い込む。

    しかし、レッドブルのトンネルの扱いは、他の車とはまったく異なる。トンネルを形作るためにティアドロップ型の中央キールを作成したチームもいるが、レッドブルのキールは形状がはるかに均一ではない。トンネルの屋根も高く、よりアーチ型になっている。

    キールのプロファイルの変更とトンネルのさまざまな高さの組み合わせは、トンネルの長さに沿ってトンネルの容積を慎重に一致させ、より一貫した気流を与え、他のチームで見られたようなポーパシングで車が深刻な問題を抱えたことは一度もなかった。

    レッドブル RB18 フロア.
    フェラーリのアンダーフロア(左)とレッドブルのアンダーフロア(右)の対比。RB18フロアの中央キールは、F1-75の従来のティアドロップ形状とはまったく異なることがわかる。気流の量をより一定にするために、両側のトンネルの高さを非常に慎重に合わせているよ。これにより、理論的にはフロアによって生成されるダウンフォースのピークが低下するが、ストールしにくく、さまざまな車高に耐えられるようになる。

    これらのレギュレーションの鍵は、リアの車高が低いときに高速コーナーでフロアによってどれだけのピークダウンフォースを作成できるかではなく、車高が高いときに低速コーナーでどれだけのダウンフォースを維持できるかであることが証明されている。

    レッドブルのフロア配置は、速いコーナーでフェラーリやメルセデスほど高い最大ダウンフォースを達成できないことをGPSデータが示しているが、他のマシンよりも車高の変化にはるかに寛容だ。

    トンネルへのインレットベーンのエッジのプロファイルでさえ不均一であり、トンネルのプロファイルに一致しているように見える。レッドブルは、さまざまなインレットベーンとフロアエッジの配置を使用して、車を特定のサーキットに合わせて調整した。

    これらの変化は、車の空力特性と、前後の車軸に作用する圧力の中心を変化させる。これは、チームがアンダーフロアの気流を非常に忠実に制御していたことを示している。

    レッドブル RB18 変化
    ポール・リカール(左)では、レッドブルは最も外側の2つのトンネルインレットベーンをさらに離した。チームは特定のサーキットの要求に合わせてこれらのベーンの形状を定期的に微調整したが、これが最大の変更だった。(右)リアタイヤの前のフロアにある舌のようなインサートはシルバーストーンで導入され、フェラーリで最初に見られた機能に似ている。車高が低いときに“タイヤスプレッド”によってフロアのその部分に生じる過剰な圧力を緩和すると考えられている。

    サスペンション
    レッドブルは、マクラーレンと同様に、サスペンションを従来のプッシュロッド(フロント)/プルロッド(リア)から反対に切り替えることで、新しいレギュレーションに対応した。レッドブルは、ロッカーを高く上げたフロントのプルロッド配置がトンネルの入口へのより良い空気の流れを可能にし、リアのプッシュロッド配置がより良い、より硬く、より軽いメカニカルな取り付けを可能にすると感じた。

    以前は、プルロッド(リア)のハイロッカーにより、ブレーキダクト形状を強力に開発する余地があったが、これらが2022年の標準化されたアイテムで、その範囲はなくなった。

    リアサスペンションは、さまざまな車高に対応するために、非常に長い運動距離を備えていた。通常、他のどの車よりも静的な車高が高いにもかかわらず、ドラッグを減らすために高速では非常に低く沈む。これは、ライバルに対してこの車の一貫した直線速度の優位性の重要な部分だった。

    このように車を沈めるには、サスペンションのスプリングレートを比較的ソフトにする必要があり、他の車ではそのような設定はバウンシングを引き起こした。空気力学的なストールに対するレッドブルのフロアの抵抗は、おそらくより柔らかいサスペンションが機能することを可能にする一部だった。

    レッドブル RB18 サスペンション
    (メイン画像)レッドブルの2022年式フロントサスペンションの詳細。(左挿入図)レッドブルの2021年式プッシュロッドレイアウト。以前はシャーシを貫通するのはフロントロアアームだったが、フロントアッパーアームとなった。そのアッパーアームはリアのロアアーム(ここでは見えません)よりも高く取り付けられており、アンチダイブジオメトリが実現されている。(右挿入図)ペダルボックスの外側の車高の調整部分の美しいディテール。

    他の車、特にメルセデスは、車高と速度の組み合わせの外側に車を維持するためにサスペンションを十分な硬さで走らせる必要があった。これにより、特定の頻度でバウンシングが発生し、車がタイヤのサイドウォールでもバウンシングする原因となった。レッドブルは、この影響を完全に受けていないように見えた。

    フロントでは、エイドリアン・ニューウェイは再びマルチリンク配置を選択した。上部の前方リンクは高く取り付けられ、上部の後方リンクはブレーキング中の車のダイブに抵抗するために低くなり、それによってリアの車高の増加とそれに伴うダウンフォースの損失が抑えられた。

    美しいディテールは、簡単にアクセスできるように、サスペンションの外側部分(通常はロッカーのある中央部分にあります)にライドハイトアジャスターを設けたことだ。

    さまざまなサスペンションリンクの個別の取り付けポイントを備えたマルチリンク配置は重くなりるが、これらのリンクがより独立して機能するため、乗り心地が向上する。これにより、より安定した空力プラットフォームが得られる。副次的な利点として、車は縁石でもより優れている。

    レッドブル RB18 エンジンカバー.
    レッドブルはシルバーストーンで新しいエンジンカバーを導入。上部と下部の間に溝があり、バルジを形成している。これにより、冷却能力が向上し、車の後部コーナーへの気流が改善された。通常、2つは相反する要件だ。

    開発
    レッドブル RB18は空力的に広範囲に開発されたが、おそらく最も重要な開発は軽量化プログラムだった。車は最低重量制限をはるかに超えてシーズンをスタートした。

    強力なフロアによって引き起こされる空力負荷は、剛性を維持するために以前よりも重くする必要があることを意味し、新しい18インチタイヤと大型のブレーキは以前の15インチよりもはるかに重くなっている。

    車の余分な重量の多くがフロントに集中していたため、初期のバージョンはマックス・フェルスタッペンが好むよりもアンダーステアになり、フロントブレーキがロックしやすくなっていた。

    重量が減るにつれて(イモラの新しいフロア、再設計されたブレーキ、時間の制約のために最初はソリッドとして製造されていた一部のコンポーネントの空洞化)、重量配分が後方に移動した。

    これはエアロダイナミクス担当者にとって朗報であり、エアロバランスの後方へのシフトを可能にし、最初の方向転換を損なうことなく、コーナーへの進入時にリアの安定性を向上させた。

  • マックス・フェルスタッペン、2度目のF1ワールドチャンピオンまでの軌跡

    マックス・フェルスタッペン、2度目のF1ワールドチャンピオンまでの軌跡

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が2度目のF1ワールドチャンピオンに輝くまでのプロセスを振り返っていく。

    真のチャンピオンの証とは、チャンピオンになることではなく複数回チャンピオンになることだと言われるが、2022年F1シーズンのマックス・フェルスタッペンは、4戦を残して2度目のドライバーズチャンピオンシップを確定させ、スタイリッシュにその証を手に入れた。

    これにより、マックス・フェルスタッペンは、ナイジェル・マンセル、ミハエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテルだけが保持している記録 “4戦以上を残してタイトルを確定させたドライバー” も手にした。

    序盤のトラブル
    マックス・フェルスタッペンの2度目のタイトル獲得への道のりは平坦ではなかった。F1が新時代を迎え、RB18が用意されたが、大幅に改変されたレギュレーションによってデザインがグラウンドエフェクト時代へ回帰したため、開幕時のこのマシンは速いが不安定だった。

    その開幕戦バーレーンGPのマックス・フェルスタッペンは、ブレーキのトラブルに悩まされてフェラーリのシャルル・ルクレールとのバトルから後退すると、ピットストップ後にはステアリングホイールの問題に見舞われ、さらには燃料システムにも問題が発生してリタイアを強いられた。

    マックス・フェルスタッペンは「結局のところ、モータースポーツは予測不可能なので、このような出来事は起こりうる。今日は初戦でまだ先は長い」とコメントを残した。

    いきなりダメージを受けてしまったが、バーレーンGPはチームが2022シーズンの戦いに向けてしっかりと準備をしてきたことを示した。

    トップへ
    その準備は1週間後のサウジアラビアGPで結果に繋がる。セルジオ・ペレスが予選で最速ラップをマークして悲願のキャリア初ポールを獲得した一方、マックス・フェルスタッペンはフェラーリ勢の後方、4番手で予選を終えたが、決勝レースのディフェンディングチャンピオンはまたも素晴らしいドライブを見せた。

    間の悪いセーフティカーによってセルジオ・ペレスが後方に下がる中、マックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレールの後方、2番手につける。そして残り10周を切ると、フェルスタッペンは勝負に出た。ここから先はフェルスタッペンの速さを示す最高の例となり、フェルスタッペンは6周に渡りルクレールと強烈なバトルを演じて、ルクレールを追い込む。そして47周目にフェルスタッペンはルクレールに再接近すると、そのままオーバーテイクを決めてシーズン初勝利を挙げた。

    次戦オーストラリアGPのマックス・フェルスタッペンはまたも不安定なマシンに振り回されてしまい、たった38周でリタイアしてしまう。一方、シャルル・ルクレールはシーズン2勝目を挙げて71ポイントまで伸ばし、フェルスタッペンに46ポイント差をつけることに成功した。レース後、フェルスタッペンは「シャルルとのギャップがすでに広がりつつある。簡単には修正できそうにないので、チーム一丸となってハードワークする必要がある」とコメントを残した。

    サンデーマックス
    そのハードワークはすぐに結果へ繋がった。シーズン最初のスプリントが開催された第4戦エミリア・ロマーニャGPで、マックス・フェルスタッペンとチームは最高のパフォーマンスを見せた。フェルスタッペンはルクレールに続く2番手で21周のスプリントを迎えると、タイヤのデグラデーションに苦しむルクレールを見事に抜き去って8ポイントと決勝ポールスタートを手にした。

    そして決勝も同様の展開になる。マックス・フェルスタッペンが強力なリードを築いたあと、シャルル・ルクレールがタイヤのデグラデーションに再び悩まされると、フェラーリはルクレールにソフトを履かせるギャンブルに出てフェルスタッペンを追撃させようとする。しかし、フェルスタッペンが冷静に築いたリードを縮めようとしたルクレールはスピンを喫し、6位でレースを終えた。

    マックス・フェルスタッペンはセルジオ・ペレスを従えて盤石の勝利を挙げ、2016シーズンのマレーシアGP以来となるワンツーフィニッシュをチームへプレゼント。ドライバーズチャンピオンシップは依然として86ポイントのルクレールが首位だが、フェルスタッペンが59ポイントまで積み上げたため、その差はわずか27ポイントまで縮まった。

    軽量化
    続くマイアミGP、スペインGP、アゼルバイジャンGP、カナダGPで勝利したマックス・フェルスタッペンは序盤9戦で6勝を挙げ、ドライバーズチャンピオンシップで46ポイントのリードを築いた。しかし、このような快適なリードを得られた要因は、フェルスタッペンのRB18に対する順応レベルの向上だけではなかった。ファクトリーでチームが不眠不休でパフォーマンスを追求したことが結果に繋がったのだ。

    近年のF1マシンはシーズンを重ねるごとに重量が増しており、マックス・フェルスタッペンは今シーズン開幕後に車重の増加がマシンを遅くしていると繰り返しコメントしていた。RB18は低速コーナーでスピードが出ず、アンダーステアの傾向が強かった。つまり、ダイエットする必要があったのだ。

    そのため、ミルトンキーンズは軽量化とより頑丈なフロントエンドにフォーカスし、マックス・フェルスタッペンが優れたマシンコントロール能力でリアエンドの不安定な挙動を消し去りつつ、より簡単にマシンを旋回できるようにした。

    シーズンを通しての開発競争は、長い時間をかけてオラクル・レッドブル・レーシングが強みにしてきた部分で、今シーズンも定期的にアップグレードが持ち込まれてきたが、イギリスGPでは特に大きな変更が加えられた。そして、リザルトからはその効果を確認できないかもしれないが(フェルスタッペンはイギリスGPとオーストリアGPで優勝を逃した)、RB18は徐々にフェルスタッペン好みの挙動をするようになっていき、フランスGP以降は圧倒的な強さを見せるようになり、タイトル獲得は時間の問題になった。

    アンストッパブル
    オーストリアGP以降、マックス・フェルスタッペンは5連勝を飾った。予選のペースは不安定であり続け、オーストリアGP以降、フェルスタッペンがポールを手にしたのはベルギーGPとオランダGPの2戦だけだったが、決勝のマックスはアンストッパブルだ。

    フランスGPではメルセデスのルイス・ハミルトンに10秒差をつけてフィニッシュし、ハンガリーGPではQ3での技術的トラブルによる10番グリッドスタートながらまたもハミルトンを上回って優勝した。ベルギーGPでもフェルスタッペンは圧倒的で14番グリッドから見事優勝を手にした。チャンピオンシップで首位に立っていたフェルスタッペンはこのレースのオープニングラップで順位を6つ上げると、わずか11周でリードを奪ってみせた。

    「レールの上を走っているようだった」とマックス・フェルスタッペンはレース後に笑顔でコメントした。「オーバーテイクのタイミングも正しかったし、タイヤもケアできた。リードを奪ったあとはすべてを上手く管理するだけだった。レースウィークエンド全体が素晴らしかったね」

    ベルギーGP優勝でマックス・フェルスタッペンはドライバーズチャンピオンシップで2位ルクレールに93ポイント差をつけ、チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーはタイトル獲得へ邁進するドライバーを次のように称賛した。

    「マックスは昨シーズンのタイトル獲得からレベルアップしている。タイトルを獲得したことで彼は様々なものから解放され、素晴らしいドライブを見せている。今のマックスはマシンと完全に一体化できていて、キャリアのひとつのピークを迎えている」

    圧倒的な強さ
    マックス・フェルスタッペンはイタリアGPと日本GPでさらに優勝を重ねて、2度目のドライバーズタイトルを手にした。フェルスタッペンの最初のタイトルは、強烈なライバル関係と僅差の首位争いを経てもたらされていた。その意味で、2度目のタイトルは非常に美しい形でもたらされたが、同時に彼の素晴らしいスキルセットのすべての部分を強烈にアピールすることになった。ペース、パワー、レースクラフト、そしてレースマネージメントにおいて、マックスは最高だった。チームもデザイン、開発、準備、レース戦術などすべての部分で完ぺきなオペレーションを見せていることを加えると、彼の2度目の戴冠は別格だ。

    4戦を残してGP12勝、スプリント2勝、表彰台14回、ポールポジション5回を記録し、366ポイントを積み上げたマックス・フェルスタッペンは、圧倒的に、そして実に美しく、2度目のF1ワールドチャンピオンになった。

  • レッドブルF1代表 「フェルスタッペン/ペレスの管理はコミュニケーションが鍵」

    レッドブルF1代表 「フェルスタッペン/ペレスの管理はコミュニケーションが鍵」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの関係をうまく管理するためには、良好なコミュニケーションを維持することが重要だと語る。

    クリスチャン・ホーナーは、Speedcafe.comの動画で、2022年シーズン後半における 2人のドライバー間の摩擦についての考えを共有した。

    セルジオ・ペレスは、フェラーリのシャルル・ルクレールとの最終ラウンドで、ドライバーズチャンピオンシップで2位争いをしていた。

    マックス・フェルスタッペンは、F1日本GPで2度目のF1ワールドチャンピオンシップを獲得していたが、F1ブラジルGPでチームメイトのセルジオ・ペレスを助けることを拒否した。

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルにとって困難なレースで、シャルル・ルクレールを追いかけて、追い越すためにセルジオ・ペレスの前に出ることを許された。

    だが、マックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレールを抜くことができなかった。そして、その後、その場所をセルジオ・ペレスに譲ることを拒否。無線でその要求に不快感を露わにし、貴重な2ポイントの加算を許さなかった。

    最終的にシャルル・ルクレールは、ドライバーズランキングでセルジオ・ペレスに3ポイント差で2位をキープした。

    「彼らはどちらもかなり大人で、お互いにオープンな関係を築いている」とクリスチャン・ホーナーは彼の 2 人のドライバーについて語った。

    「問題が発生するたびに、それが議論され、テーブルに置かれ、話し合うが、コミュニケーションが常に問題に対処するためのベストな方法だと思っている」

    「そして、セルジオは経験豊富な男だ。彼は多くの時間を過ごしてきた」

    「彼は非常に丸みを帯びた男だ。マックスも非常に真っ正直な人間だ」

    「2人はずっとまともな関係を楽しんできたし、それが続いているのを目にしている」

    セルジオ・ペレスとフェルスタッペンの関係に関する疑問は、アブダビの週末に前面に出た。チームはすぐに問題の解決のために話し合いの場を設けた。

    それは状況を理解しようとするメディアからの憶測につながり、マックス・フェルスタッペンを激怒させた。

    この問題の根源は、F1モナコGPの予選でのセルジオ・ペレスがクラッシュまでさかのぼるとされ、マックス・フェルスタッペンは、それがポールポジションを確保するための故意の行為だと感じていたと考えられている。

    セルジオ・ペレスはその主張を否定しているが、マックス・フェルスタッペンもチームも、それが本当に根本的な原因であるかどうかを確認することも否定することもしていない。

    透明性を高めることで状況をより適切に処理できたかどうかを質問されたクリスチャン・ホーナーは「ドライバー同士で内密に話し合う権利がいくつかある」と語った。

    「すべての会話をデジタル メディアなどでカバーする必要はない」

    「ブラジルでのレース後、ドライバーたちは良い会話を交わした。空気は完全にクリアになり、彼らがアブダビに到着するまでにそれを見ることができた」

    「二人はレッドブルにとって驚異的なペアだと思う」

    「過去数シーズンにわたって彼らが達成した成功、そして、今年、9年ぶりにワールドチャンピオンを達成した彼らの共同パフォーマンスは、両者にとって驚くべきパフォーマンスだった」

    「そして、彼らはここ数シーズンやってきたように、前に進んでいくと確信している」