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  • レッドブルF1 中国GP予選 フェルスタッペン8番手「難しい週末」

    レッドブルF1 中国GP予選 フェルスタッペン8番手「難しい週末」

    レッドブル・レーシングは2026年F1中国GPのスプリントと予選で苦しい週末を強いられた。スプリントではマックス・フェルスタッペンがスタートで大きく順位を落とし、追い上げたものの9位でポイントには届かなかった。

    アイザック・ハジャーは唯一ソフトタイヤでスタートしたが、1周目にアンドレア・キミ・アントネッリと接触し後退。その後セーフティカーのタイミングでピットインしてタイヤを交換した。

    予選では2台ともQ3に進出したものの、ライバルと同等のペースを発揮することができなかった。フェルスタッペンは8番手、ハジャーは9番手となり、アルピーヌのピエール・ガスリーにも先行を許す結果となった。

    フェルスタッペン『とても難しい週末だ』
    マックス・フェルスタッペンは、ここまでの週末は非常に厳しいものになっていると語った。

    「ここまではとても難しい週末だ」

    「スプリントではスタートがうまくいかず、それがレースを台無しにしてしまった。ただ何が問題だったのかは分かっているし、グレイニングやクルマのバランスにも問題があった」

    「予選に向けてクルマには多くの変更を加えたが、残念ながら大きな違いは生まれなかった」

    「今はとても複雑な状況で、僕にとってもクルマをうまくドライブするのがかなり難しい。良い基準を見つけて積み上げていくのが難しく、毎周とてもトリッキーだ」

    「スプリントと同じような問題が残っているので、今夜は多くの分析と作業が必要になる」

    「明日はもう少し競争力を発揮できればいいが、どうなるか見てみよう」

    レッドブル・レーシング 中国GP

    ハジャー『クルマからすべてを引き出した』
    アイザック・ハジャーは、予選ではマシンのポテンシャルを最大限引き出せたと語った。

    「昨日からパフォーマンスを改善するためにチームは多くの作業をしてくれたし、僕もクルマから引き出せるものはすべて引き出したと思う」

    「少しペースは見つかったが、ラップごとの一貫性を見つけるのが難しかった」

    「スプリントでは接触が起きるまではすべて順調だったが、そのせいで明日のレースの参考になる情報を得るのが難しくなった」

    「予選を終えて、マックスにかなり近い位置にいられるのは良い感触だ。ただ本来はもっと上のポジションを争いたい」

    「9番手は決して悪い結果ではないし、ここからポジションを争うことはできる。明日の目標はチームに初ポイントを持ち帰ることだ」

    レッドブル・レーシングは予選でQ3進出を果たしたものの、トップ争いには加われず中団勢と接近した位置にとどまった。決勝ではレースペースと戦略による巻き返しが求められる。

  • レッドブルF1 中国GP初日「セットアップは期待通りではなかった」

    レッドブルF1 中国GP初日「セットアップは期待通りではなかった」

    レッドブル・レーシングは2026年F1中国GP初日、マックス・フェルスタッペンが8番手、アイザック・ハジャーが10番手でスプリント予選を終えた。2台ともSQ3には進出したものの、上位争いには加われない結果となった。

    上海ではマシンのペース不足が目立ち、両ドライバーはSQ3進出こそ果たしたがフロント勢との差は大きかった。フェルスタッペンはSQ3で2回のアタックを行い、ハジャーは1回のアタックでタイムを記録したが、いずれも上位グリッドには届かなかった。

    セッション終了後には、チームがRB22のペース不足について無線で謝罪する場面もあった。

    ワシェ『セットアップは期待通りではなかった』
    レッドブルのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェは、スプリント予選のセットアップが理想通りではなかったと認めた。

    「スプリント予選に向けたセットアップは、我々が望んでいた形にはならなかった。パフォーマンスを分析し、スプリントと予選に向けてどこを改善できるかを確認する必要がある」

    「我々は週ごとに理解を深め、改善を続けている。エネルギーマネジメントの面ではすでに前進があり、オーストラリアから学んだことを基にシャシー面でも改善を行ってきた」

    「進歩はしているが、まだ目指しているレベルには達していない」

    「明日のセッションは多くの学びをもたらすだろうし、我々が目指す位置に近づくための材料になる」

    フェルスタッペン『グリップが足りない』
    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、マシンのグリップ不足が最大の問題だと語った。

    「今日は一日を通してペースが良くなかった」

    「一番の問題はグリップが低いことだ。バランスもなく、コーナーでかなり時間を失っている」

    「そうなると他の細かい問題も出てくるが、僕たちにとって一番大きな問題はコーナリングだ」

    「明日に向けて何ができるのかを分析して、主な制限を特定する必要がある」

    レッドブル・レーシング F1 中国GP

    ハジャー『ペースが半秒足りない』
    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は、自身のラップには満足しながらもマシンのペース不足を指摘した。

    「自分のラップには満足している。良いラップだった」

    「マックスとそれほど離れていないのはポジティブだが、なぜペースが半秒も足りなかったのかは分からない」

    「明日に向けてはすべての面で少しずつ改善が必要だ。今日はグリップに苦しんだし、パワーも望んでいた状態ではなかった」

    「マクラーレンやフェラーリとの差は先週よりも大きかった。その理由を見つける必要がある」

    「まだ週末は残っているので、できることは多い」

    レッドブルにとって中国GP初日は厳しい内容となったが、チームは週末を通してセットアップとパフォーマンスの改善を目指す。スプリントと予選でどこまで巻き返せるかが焦点となる。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の重量問題で失速「1周コンマ2〜3秒」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の重量問題で失速「1周コンマ2〜3秒」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは最後尾スタートから6位まで追い上げる印象的なレースを見せた。しかし、RB22には重量面の問題があり、パフォーマンスに大きな影響を及ぼしていた可能性が指摘されている。

    ドイツのF1ジャーナリストであるラルフ・バッハによると、RB22はメルセデスのW17より約10kg重く、その影響で1周あたりコンマ2〜3秒を失っていた可能性があるという。

    RB22の重量問題がパフォーマンスに影響
    2025年王者であるマックス・フェルスタッペンにとって、2026年シーズンは厳しいスタートとなった。オーストラリアGP予選ではクラッシュを喫し、2021年ロシアGP以来となる20番グリッドからのスタートを強いられた。

    しかし決勝では持ち前のレースペースを発揮し、順位を大きく回復。最終的に6位でチェッカーを受け、ファン投票によるドライバー・オブ・ザ・デイにも選出された。

    それでも、マシンにはまだ改善の余地があると見られている。ラルフ・バッハはF1 Insiderポッドキャストで次のように語った。

    「エンジンに関して言えば、レッドブルはほぼゼロからスタートしたことを考えると、かなり良くやっている」

    「すでに経験のあるメーカーと比較しても、決して悪くない状況だ」

    「シャシーもかなり良いが、聞いたところではメルセデスより10kgほど重いらしい」

    「10kgはコンマ2〜3秒に相当する。もし今後3〜5レースで軽量化できれば、重量だけでコンマ2秒は速くなる」

    「おそらくコンマ3秒だ。そしてエンジンからも少し引き出せれば、さらにマシンのセットアップを改善できる」

    レッドブル・レーシング

    バッテリー問題もレース序盤を混乱させる
    RB22の重量問題だけでなく、フェルスタッペンはスタート前から別の問題にも直面していた。

    グリッドへ向かう段階でバッテリー関連のトラブルを訴えており、その影響でスタート時にマシンが加速できず大きく出遅れたという。

    この問題は他のドライバーからも指摘されており、2026年F1マシンの新しいエネルギー管理システムに関する安全面の懸念がすでに議論されている。

    実際、レーシングブルズのリアム・ローソンはスタート直後にスローダウンし、アルピーヌのフランコ・コラピントと接触寸前の危険な場面が発生。メルセデスのジョージ・ラッセルは「今季ベストセーブ」と称賛するほどの回避劇となった。

    こうした状況を受け、FIAに対してスタート手順の見直しを求める声も上がっている。ただし、中国GPを前にレギュレーション変更が行われるかどうかは、現時点では不透明だ。

  • レッドブルF1 オーストラリアGP決勝「20番手から6位は良い巻き返し」

    レッドブルF1 オーストラリアGP決勝「20番手から6位は良い巻き返し」

    レッドブル・レーシングは2026年F1オーストラリアGP決勝でマックス・フェルスタッペンが6位に入りポイントを獲得した。一方、アイザック・ハジャーはパワーユニットのトラブルによりリタイアに終わった。

    ハジャーはスタート直後こそフェラーリ勢に先行を許したものの、上位争いに加わる位置を維持していた。しかしレース序盤にパワーユニットのトラブルが発生し、マシン後方から煙を上げながら芝生にマシンを止めてリタイアとなった。

    フェルスタッペンは20番手スタートから追い上げ、ハードタイヤを軸にした戦略でポイント圏内へ浮上。終盤はランド・ノリスを追い詰めたが、最終的に6位でフィニッシュした。

    メキース「20番手から6位は素晴らしい走り」
    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、開幕戦の結果を振り返った。

    「今週末はF1にとって非常に重要なものだった。新しい時代の最初のレースであり、数週間にわたるさまざまな憶測のあと、ファンはアルバート・パークで素晴らしいレースを見ることができた」

    「これほど大きなレギュレーション変更があれば、いくつかのリタイアが出るのは避けられない。グリッド3番手を獲得したアイザックがそのひとりになってしまったのは残念だ」

    「ポジティブな点としては、レッドブル・フォード・パワートレインズを搭載した残り3台のマシンがチェッカーを受け、そのうち2台がトップ10に入ったことだ」

    「そしてマックスがいかに特別なドライバーかを改めて示した。20番手スタートから6位まで挽回する素晴らしい走りだった」

    「今週末は多くのデータを収集できた。それを数日後の中国GPで最大限活用することになる」

    「今シーズンはこれまで以上に学習と開発が重要になる。ミルトンキーンズのチーム全員が全力で取り組み、次のレベルへ押し上げてくれると確信している」

    フェルスタッペン「20番手からの巻き返し」
    マックス・フェルスタッペンは、厳しい状況の中でもポイントを獲得できたことを前向きに評価した。

    「序盤はかなり混乱していたし、とにかくトラブルに巻き込まれないことが重要だった」

    「スタートではバッテリーに問題があって、クラッチをつないだ瞬間にパワーがなかった。そこは理解しないといけない部分だ」

    「それでもフィールドを比較的クリーンに抜いていくことができたし、いくつか良いオーバーテイクもできた」

    「レースは自分たちのペースに落ち着いたが、残念ながらタイヤのデグラデーションが少し大きすぎた」

    「ハードタイヤではグレイニングがかなり出ていて、それがスティントに影響してしまい、これ以上ポジションを争うことができなかった」

    「終盤にはもう一度オーバーテイクを試みたが、接近するとタイヤが終わってしまった」

    「それでもチームは素晴らしい仕事をしてくれた。20番手から6位まで戻ってくるのは悪くない結果だし、これからチームとしてギャップを縮めていく」

    レッドブル・レーシング

    ハジャー「表彰台争いができると思っていた」
    アイザック・ハジャーは、トラブルによるリタイアを悔やんだ。

    「今日はフラストレーションが残るレースだった」

    「表彰台争いができると自信を持っていたから、この結果は残念だ」

    「スタートはとても良かったが、残念ながら問題はすぐに発生してしまった」

    「週末を通して信頼性は問題なかったが、レースは別だ。かなり早い段階でトラブルがあることは感じていた」

    「マシンから変な音がしていて、このまま最後まで走れないと分かっていた」

    「悔しいが、こういうことは起きるものだ。まだプロジェクトは始まったばかりだ」

    「すぐに中国GPがやってくるし、そこから学んでいくことになると思う」

    レッドブル・レーシングは開幕戦でフェルスタッペンが20番手から6位まで挽回し、貴重なポイントを獲得した。一方でハジャーのリタイアなど課題も残り、チームは中国GPに向けてデータをもとに改善を進めていく。

  • レッドブルF1 オーストラリアGP予選「フォードとのパートナー関係に満足」

    レッドブルF1 オーストラリアGP予選「フォードとのパートナー関係に満足」

    レッドブル・レーシングは2026年F1オーストラリアGP予選で、アイザック・ハジャーが3番手を獲得する一方、マックス・フェルスタッペンはQ1でクラッシュを喫してタイムを記録できず、20番手に沈む波乱の展開となった。チームにとっては明暗が大きく分かれる予選となった。

    フェルスタッペンはターン1のブレーキングでマシンのリアがロックし、そのままスピンしてグラベルを抜けバリアにヒットした。

    本人に大きな問題はなかったが、挙動は極めて異常で、ドライバーエラーというよりマシン側の問題が疑われている。一方でハジャーはQ3まで順調に進み、最後のアタックでフェラーリ勢とマクラーレン勢を上回る自己最高位の3番手をつかんだ。

    メキース「予選3番手は大きな報酬」
    チーム代表のローラン・メキースは、ハジャーの3番手を高く評価した。

    「このスポーツがどれほど難しく競争の激しいものか、我々は全員が分かっている。だからこそ今日の予選3番手は、ここ4年間にわたって舞台裏で積み重ねてきたハードワークに対する大きな報酬だ」とメキースはコメント。

    「それはもちろんパワーユニット面だけでなく、新しいレギュレーションに対応するためのシャシー面の努力も含まれている」

    「今日はアイザックにとって素晴らしい一日だった。予選3番手は彼にとって非常に大きな瞬間だ」

    「彼は冬の間に信じられないほどの努力を積み重ねてきたし、その努力がこうした結果に結びついたのを見るのは、彼自身にとってだけでなくチーム全体にとっても特別なことだ」

    「マックスに起きたことはもちろん非常に不運だった。最も重要なのは彼が無事だということだ」

    「現時点では何が起きたのかを完全には理解できていない。彼が対処しなければならなかったグリップの喪失は非常に激しく、異常に見えた」

    「我々はデータをより深く掘り下げ、すべてを慎重に分析する必要がある」

    「今夜はミルトンキーンズにいる全員が、我々にこれほど力強いシーズンのスタートをもたらしてくれたことを非常に誇りに思っている」

    「パートナーとしてフォードが我々とともにいてくれることにも非常に満足しているし、我々のレッドブル・フォードのパワーユニットを搭載した2台がトップ9に入ったのを見るのも嬉しい」

    「明日もまた多くを学ぶ一日になることは分かっているし、チームとしてその学びをできるだけ早く自分たちのものにすることに集中している」

    レッドブル・レーシング フォード F1 オーストラリアGP

    ハジャー「チームでのキャリアに完璧なスタート」
    3番手を獲得したアイザック・ハジャーは、最終アタックに手応えを感じていたと振り返った。

    「この結果にはとても満足している。最後のラップでフィニッシュラインを越えた時、良いラップだったと分かった」とハジャーはコメント。

    「チームでのキャリアにとって完璧なスタートになった」

    「予選に入る時点では、こういう結果は予想していなかったので本当に嬉しい」

    「走るたびに改善していくことができた。Q1最初のラップから最後のラップまで、マシンも自分自身も毎回良くなっていった」

    「昨日は欠けていた一貫性を見つけることができたし、シャシーとパワーユニットの両方で強いマシンをずっと感じていた」

    「明日に向けて強いポジションを手に入れることができた。後ろのマシンを抑えられるかどうかを見ていきたい」

    フェルスタッペン「今まで経験したことがない」
    一方、Q1でクラッシュしたマックス・フェルスタッペンは、マシンの異常な挙動を説明した。

    「今日のクラッシュはとても奇妙だった。ターン1でブレーキを踏んだ瞬間にリアアクスル全体が完全にロックした」とフェルスタッペンはコメント。

    「自分は大丈夫だし、それが一番重要なことだ」

    「メディカルセンターに行って手の検査も受けたが、すべて問題なかった」

    「チームと話をしてデータを確認し、何が起きたのかを突き止める必要がある。こんなことは今まで経験したことがない」

    「アイザックは予選で素晴らしい仕事をした。おめでとうと言いたい」

    「明日は後方からスタートして前に進んでいくことになる」

    「もちろん理想的ではないが、6位か7位は目指せると思う。ただ、オーバーテイクがどれほど簡単なのかはまだ分からない」

    レッドブル・レーシングにとって開幕戦予選は、歓喜と痛手が同時に訪れる結果となった。ハジャーの3番手は新時代への大きな追い風となる一方、フェルスタッペンのトラブルは決勝に向けた大きな課題を残した。決勝ではハジャーが表彰台争い、フェルスタッペンが後方からの挽回を狙う展開となる。

  • レッドブルF1 2026年F1内製PU開発を加速 Hexagon計測技術を採用

    レッドブルF1 2026年F1内製PU開発を加速 Hexagon計測技術を採用

    2026年F1新レギュレーション対応に向け、レッドブルF1とそのパワートレイン部門であるレッドブル・フォード・パワートレインズは、Hexagonの先進計測技術を採用したことを発表した。史上最大級のテクニカルルール刷新を前に、高精度計測が新世代1.6L V6ターボハイブリッドパワーユニット開発を支える。

    今回の取り組みでは、設計から製造、検証、トラックサイドでの改良に至るまで、計測技術が中核を担う。2026年型マシン「RB22」には、レッドブル初の内製パワーユニットが搭載される予定だ。

    2026年F1新レギュレーション対応と内製PUプロジェクト
    2026年F1では、車体構造、空力、エネルギー回生システム、パワーユニット仕様が大幅に刷新される。運動性能、競争力、安全性、サステナビリティ向上を目的に、すべてのマシンが再設計される。

    こうした変革に対応するため、レッドブル・フォード・パワートレインズは2021年、ミルトン・キーンズのレッドブル・テクノロジー・キャンパスでF1パワートレインをゼロから開発するプロジェクトを立ち上げた。

    2023年にはフォードが技術パートナーとして参画し、車体開発を担うレッドブルF1と連携しながら、新たな1.6L V6ターボハイブリッドパワーユニットの開発が進められている。

    精密製造と品質保証を支える計測基盤
    レッドブル・フォード・パワートレインズは、Hexagonの超高精度座標測定機「Leitz PMM-C」、次世代スキャナー「Leica Absolute Scanner AS1」、3Dレーザースキャナー、計測ソフトウェアを活用し、製造・試験・組立工程において極めて高い精度での品質保証を実現している。

    パワートレインの製造・試験・組立に不可欠な精度確保、数千点におよぶパワーユニット部品の反復測定、1シーズン30,000件規模の設計変更に対応するデジタル計測基盤の構築、車体およびエネルギー回生システム部品の外観検査への3Dレーザースキャン活用など、開発全工程を支えている。

    Hexagonは車体とパワートレイン双方の品質保証を担うテクニカルパートナーとして、開発から実戦投入までを一貫して支援している。

    レッドブル・レーシング

    テクニカルディレクターの見解
    「Hexagonと追求する“極限の精度”へのこだわりは、このプロジェクトの成功に不可欠でした」とレッドブル・フォード・パワートレインズのテクニカルディレクターであるベン・ホジキンソンは述べた。

    「すべてをゼロから作り上げる挑戦において、Hexagonの計測技術は必要な公差・品質を確実に実現してくれました。我々は常に1ミリ秒を削り取る戦いを続けています。Hexagonはその戦いを支える最良のパートナーです。」

    「レッドブル・フォード・パワートレインズと初のパワートレイン開発を共にできたことを誇りに思います」とHexagon Portable Metrology Divisionプレジデントのエマニュエル・ヴィクルンドは述べた。

    「パワートレインは極めて厳しい環境下で設計され、ついにトラックで真価を発揮する準備が整いました。F1は常に止まることなく進化します。Hexagonは今後も、精度とスピードが求められるレッドブルF1チームの挑戦を支え続けます。」

    2026年F1は、電動化比率拡大やエネルギーマネジメント強化など大きな技術転換期を迎える。その裏側では、ミクロン単位の精度が勝敗を左右する要素となる。レッドブルF1の内製PUプロジェクトは、計測技術との融合によって実戦フェーズへと歩みを進めている。

  • レッドブルF1 フォーミュラE参戦協議浮上 Gen4で関心高まる

    レッドブルF1 フォーミュラE参戦協議浮上 Gen4で関心高まる

    レッドブル・レーシングが、新たなフォーミュラシリーズへの参戦を巡り協議を行っていることが明らかになった。フォーミュラEの最高経営責任者ジェフ・ドッズが言及したもので、次世代マシン「Gen4」の登場が関心を後押しする可能性があるという。

    Gen4マシンはレース条件下で時速200マイル(約320キロ)を超える速度に達し、現行世代よりも1周あたり8〜10秒速くなるとされる。電動フォーミュラの性格を大きく変える存在として注目を集めている。

    「もしレッドブルがこの選手権に何らかの関心を持っているとすれば、それはGen4の登場によってさらに高まるだろう」とジェフ・ドッズは語った。

    「ローラン(メキース)とはよく知っている。常に会話は続いているし、我々は常に話をしている」とも述べ、継続的な対話が行われていることを明かした。

    フォーミュラEとレッドブルの接点はこれまでも存在してきた。セバスチャン・ブエミ、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、ジェイク・デニス、ニック・デ・フリース、ダン・ティクトゥム、ジャン=エリック・ベルニュ、ペペ・マルティなど、現在あるいは過去にレッドブルと関わりのあるドライバーがフォーミュラEに参戦している。

    また、ジェイク・デニスはかつてレッドブルの開発ドライバーを務めており、フォーミュラE参戦後にチームから多くの質問を受けたと冗談交じりに語ったこともある。

    新世代のF1マシンは電力側の比重が高まっていることから、2026年のリザーブ兼開発ドライバーの角田裕毅を乗せる可能性もあるかもしれない。

    さらに、ローラン・メキースの妻であるマリアは、フォーミュラEのサステナビリティ戦略アドバイザーを務めており、組織レベルでも一定の接点がある。

    Gen4時代の到来が電動フォーミュラの競争力を一段と引き上げる中、レッドブルがどのような判断を下すのかは今後の焦点となる。

  • レッドブルF1代表メキース フェルスタッペンの役割は「運転にとどまらない」

    レッドブルF1代表メキース フェルスタッペンの役割は「運転にとどまらない」

    レッドブル・レーシングの新代表ローラン・メキースは、フェルスタッペンの影響力は単なるドライバーの枠を超えていると明かした。

    2025年夏にクリスチャン・ホーナーの後任としてチーム代表に就任したメキースは、技術志向のアプローチでシーズン後半の立て直しを主導。2026年からはレッドブル・フォード・パワートレインズによる初の自社開発パワーユニットを投入するという歴史的転換点を迎える中、フェルスタッペンの存在を「プロジェクトの中核」と位置づけた。

    「素晴らしい存在だ」とメキースは語った。

    「マックスはあらゆる意味でモータースポーツそのものを体現している。彼が見落とすディテールは一つもない。ステアリングを握ったときの働きは誰の目にも明らかだが、内部にいると彼の卓越した技術的感性と、このスポーツに対する完全な理解を実感できる。おそらく人生のすべてをこの世界に捧げてきたことから来ているのだろう」

    さらにメキースは、フェルスタッペンの役割が「運転」にとどまらないと強調した。

    「彼のビジョンは無限大だ。彼の役割は単に走ることをはるかに超えている。プロジェクトに携わる全員にとって真の推進力であり、全体の中で極めて重要な役割を担っている。リスクを取るときも、困難に直面するときも、あらゆる決断に関与している。これほど急進的なレギュレーション変更の時代において、彼の価値は計り知れない」

    ハジャーの成長と“二台体制”の再構築
    2026年シーズン、フェルスタッペンのチームメイトを務めるのは、レーシングブルズから昇格したアイザック・ハジャーだ。

    21歳のルーキーは2025年に印象的なデビューを飾り、メキースがかつて率いたチームで評価を高めた存在でもある。近年レッドブルはセカンドカーの不安定さに悩まされてきたが、今季は2台で安定してポイントを獲得する体制の確立を狙う。

    「これまでのところ、彼はすべてを正しい形で進めている。取り組み姿勢も人格面も申し分ない」とメキースは語った。

    「すぐにイングランドへ移住し、ほぼ2日に一度はミルトンキーンズの本拠地に顔を出している。チームと密接に生活している。サヒールでの2回のテストの間にもシミュレーターに戻った。何一つ取りこぼしていない」

    レッドブル・レーシング

    2026年F1開幕時点では“三強”を追う立場
    レッドブルの新パワーユニットは性能と信頼性の両面で高い評価を受けているものの、メキースは2026年F1の序盤においては依然としてメルセデス、フェラーリ、マクラーレンの後塵を拝する可能性を認めている。

    「我々は皆理解している。どれほど素晴らしい出発点に立てたとしても、相手は膨大な経験を持つモータースポーツ界の巨人たちだ」

    「最初の山は越えたが、その先にもう一つの山がある。現時点ではトップ3にわずかに遅れている。しかし、彼らに追いつくためにすべてを懸けて戦う覚悟だ」

    レッドブルにとって2026年は、新体制、新パワーユニット、新たなレギュレーションという“三重の転換点”となる。その中核にいるのがマックス・フェルスタッペンであり、メキースの言葉は、彼が単なるエースドライバーではなく「組織そのものを前に進める存在」であることを改めて示している。

  • レッドブルF1 オラクルとのタイトルスポンサー契約を複数年延長

    レッドブルF1 オラクルとのタイトルスポンサー契約を複数年延長

    レッドブル・レーシングは、タイトルパートナーであるオラクルとの契約を複数年にわたり延長・拡大したと発表した。2026年F1レギュレーションという近代F1史上最大級の変革を前に、データ主導のパフォーマンス強化をさらに推し進める。

    今回の延長により、オラクルのクラウド基盤とAI技術は、レッドブル・フォード・パワートレインズの次世代ハイブリッドパワーユニット開発、レース戦略シミュレーション、そして今季導入予定のAI戦略エージェントにまで統合されることになる。

    「2022年にオラクルがタイトルパートナーとなって以来、我々はドライバーズタイトル3回、コンストラクターズタイトル2回を獲得し、多くの記録を打ち立ててきた」とローラン・メキースは語った。

    「オラクルとのパートナーシップは非常に成功している。我々はこの新時代に向けて共に歩み続けられることを嬉しく思う。オラクルの専門知識は、無数の変数を競合よりも高精度かつ高速に理解し最適化するうえで不可欠だ。オラクル・クラウドとオラクルAIにより、我々は迅速に適応し、より賢明な意思決定を行い、選手権を勝ち取るためのパフォーマンス水準を維持できる」

    オラクルのCEOであるクレイ・マグワークも次のように述べている。

    「オラクル・レッドブル・レーシングは、世界で最も複雑かつ時間制約の厳しい課題を解決し、最高レベルのパフォーマンスを実現するために、オラクル・クラウドとオラクルAIを活用している。チームが戦略モデリングやハイブリッドパワーユニット開発、トラックサイドでのAI展開に使用している技術は、あらゆる業界の企業変革を支えるものでもある。サーキットでも企業でも、勝利に必要なスピードと知性を提供する」

    AI戦略エージェントをトラックサイドに導入
    両者は新たにAI搭載戦略エージェントを導入する。これはレースエンジニアが情報を処理し意思決定を行う方法における大きな進化と位置付けられている。

    このAIエージェントは人間のエンジニアと協働する設計となっており、データ収集の自動化、過去およびリアルタイムのレース入力の解析、そして変化する状況に迅速に対応するための洞察提示を担う。

    次世代ハイブリッドパワーユニット開発
    2026年にデビューするレッドブル・フォード・パワートレインズの次世代ハイブリッドパワーユニットは、オラクル・クラウド・インフラストラクチャ上で設計・検証・最適化が行われた。

    4年という短期間でゼロからパワーユニットを開発し、数十年の経験を持つメーカーと競うことは大きな技術的挑戦となったが、高性能コンピューティングや大規模シミュレーション環境がその基盤となった。シーズン中もアップデートと統合作業は継続される。

    高度化するレースシミュレーション
    2026年F1レギュレーションは、エネルギーマネジメントやアクティブエアロなどを含む複雑なモデリングを要求する。エネルギー使用量、アクティブエアロ設定、展開ウインドウ、タイヤ挙動、数千通りのレースシナリオを織り込んだ次世代モデルが構築される。

    これにより、ドライバーと戦略担当はレースウイークを通じて、より明確でデータ主導の判断材料を得ることになる。

    オペレーション強化とファン体験の拡張
    財務、人事、マーケティング分野ではオラクル・フュージョン・クラウド・アプリケーションズを活用。計画策定や予算管理の最適化、給与処理の簡素化、従業員体験の向上を図る。

    さらに、パーソナライズされたコンテンツやメンバー限定特典、革新的なファンロイヤルティプログラムを通じてファンエンゲージメントを強化する。

    2026年F1シーズンは、パワー生成、エネルギー管理、パフォーマンス抽出の方法を根本から変える転換点となる。その中心で、オラクル・レッドブルはデータとAIを武器に新時代へ挑む構えだ。

  • レッドブルF1 ピエール・ワシェが明言 風洞相関問題は「まもなく解消」

    レッドブルF1 ピエール・ワシェが明言 風洞相関問題は「まもなく解消」

    レッドブルF1のテクニカルディレクター、ピエール・ワシェは、長年チームを悩ませてきた“相関問題”が、2026年以降は過去のものになるとの見通しを示した。

    ミルトンキーンズを拠点とするレッドブルは、近年、風洞とCFD(数値流体解析)の結果が一致しない問題に苦しんできたが、新たな風洞施設の完成が近づくなか、その課題は解消へ向かうという。

    旧風洞が生んだ相関のズレ
    バーレーンでのプレシーズンテスト中、ワシェはメディアに対し、規則終盤で相関に苦しんだ理由を説明した。

    「チームは前レギュレーションの終盤で相関にかなり苦しんだ。主な理由は2つある」

    「ひとつは、我々の風洞がかなり古いことだ。F1の中で最も古い」

    レッドブルの旧風洞は、かつてクリスチャン・ホーナーが「冷戦時代の遺物」と表現したほど老朽化しており、近年の開発精度要求に十分応えられない面があった。

    「もうひとつは、レギュレーションが成熟段階に達すると、見つけられるものはごくわずかになり、求められる精度は非常に高くなる。その結果、誤った方向に進む可能性がある」

    実際、前レギュレーション下では、風洞で開発されたアップグレードがCFDの結果と一致せず、サーキット上で期待した効果を発揮しないケースがあった。

    その影響もあり、2023年にダブルタイトルを獲得した後、レッドブルは徐々に優位性を失い、コンストラクターズランキングでは連続して3位に後退した。

    レッドブル・レーシング

    新レギュレーションでリスクは縮小
    ワシェは、2026年の新レギュレーション導入によって、相関問題がより顕著になることはないとの見解を示している。

    「今年はレギュレーションが新しい。開発の方向性も…見つけられるデータはより大きく、リスクは小さい。それがリスクがゼロという意味ではないが、より小さい」

    新規則下では開発余地が大きく、データ量も増えるため、終盤の“精度勝負”とは状況が異なるというわけだ。

    新風洞は2026年後半から稼働へ
    さらに、レッドブルが巨額を投じて建設中の新風洞は、今年後半もしくは2027年初頭にフル稼働する見込みだ。

    これにより、現在使用している約70年前のモデルは役目を終えることになる。

    「相関問題を減らすという意味では、まだ完全ではないが、近い将来には実現する」

    「チームは新しい風洞に多くを投資した。我々はフィールド全体で最高の設備を持つことになる」

    長年の弱点とされた相関問題が解消されれば、レッドブルは再び安定した開発体制を手に入れる可能性が高い。2026年の新時代に向け、技術基盤の刷新が大きな武器となるか注目される。