タグ: レッドブル・レーシング

  • ルノーF1 「レッドブルにルノーブランドのPUは使わせられなかった」

    ルノーF1 「レッドブルにルノーブランドのPUは使わせられなかった」

    レッドブル・レーシングがルノーのF1エンジンにタグホイヤーのバッチをつけたのは苦肉の策だったようだ。

    レッドブル・レーシングは2015年シーズン限りでルノーとの契約を打ち切ることを決定している。しかし、レッドブル・レーシングにエンジンを供給するメーカーは現れず、ルノーのエンジンに“タグホイヤー”のバッチをつけて搭載することで決着した。

    当時のレッドブル・レーシングとルノーとの再契約は難航し、バーニー・エクレストンの介入があったとされている。レッドブル・レーシングがタグホイヤーのブランドのエンジンを使用することで、ルノーは形式的には批判の影響を弱めたが、レッドブルが勝った場合にも正式なクレジットが表示されないという奇妙な状況となっていた。

    タグホイヤーとのネーミングライツ契約に至った詳細は明らかにされていなかったが、ルノー・スポールF1のシリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングにルノーブランドのエンジンを使わせるわけにはいかなかったと語った。

    「皆さんは完全なストーリーを思い出す必要がある」とシリル・アビテブールはコメント。

    「完全なストーリーはこうだ。当時、レッドブルはメルセデスのエンジンを受け取れると考え、すでにエンジン契約を終了していた。だが、彼らはまったくエンジンがないことが判明し、その後、エンジンを請い求めなければならなかった。そして、我々にとって継続するための唯一の条件は、名前のないエンジンを供給することだった。信頼を失っていたからだ」

    「ホワイトラベルのメカニズムに限界があるのは明らかではあるが、信頼が失われたときに最初にすべきことは、ブランドを保護することだ。私としてはそれは関係の全体的な結果を明確に示していると思う。その関係は今も起こっているが、しばらく前に弾丸とメッセージはすでに引き金が引かれていたと思う」

    不安定な関係はその後2シーズン続いたが、2016年にルノーが再びワークスチームとして復活したことで悪化することになった。

    レッドブル・レーシングとルノーとの契約は2018年に期限を迎えることになっていたが、トロロッソがホンダのF1パワーユニットを搭載したことで状況に変化が見られた。ホンダはレッドブル・レーシングの選択肢として浮上し、レッドブル・レーシングはホンダが十分な進歩を果たせない場合にはルノーとの契約を延長しようと考えていた。

    ルノーは、部品の発注を延長して早急な決断を迫ったが、レッドブル・レーシングは検討の時間を長く取ることを望み、両社の緊張関係は高まった。

    「レッドブルの視点から見て、彼らが自動車メーカーに何を求め、どのようなことを期待しているかは考えれば、ホンダに向っていることは非常に明らかだった」とシリル・アビテブールはコメント。

    「我々は一年近く答えを待っていた。昨年のシンガポールで、我々はいつかレッドブルとの協力関係を終了する予定だと発表していた。ルノーがファクトリーチームとして復帰した後、我々はこのような別れが来ることを予想していた」

    「我々はレッドブルがファクトリーチームとしてのステータスを取り戻すために別のパートナーを探すことになることは完全に理解していた」

    「来年に彼らが別のエンジンサプライヤーに切り替えるだろうという前提が常にベースラインにあったし、我々はIP(知的財産)についての懸念がますます高まっていた。レッドブルとの仕事の仕方はかなり統合されたものだったし、少なくともシーズンのスタートでベストなパフォーマンスを発揮する能力を低下させ、危険にさらすわけにはいかなかった。我々にとって、来年の彼らのプランを明確にすることが重要だった」

    「そのような理由で我々はレッドブルに来年の立場を明確にするように求めた。いくつかの議論の後、彼らはカナダまで待つことを要求し、我々はそれを受け入れた。カナダはホンダにとって重要なステップだったと思っている。そして、レッドブルにとってもホンダの進歩を確認する重要な節目だったと想像している。したがって、私にとってはカナダの後は待つ意味は完全になくなった。率直に言って、それは明白なことだった」

    だが、レッドブルはフランスGPまでルノーとホンダの評価を待ちたいと主張。レッドブル・レーシングは母国グランプリとなるF1オーストリアGPまでに発表しようと考えていたが、ルノーはF1フランスGPの日曜日を最終期限に設定。ルノーのホームグランプリで契約解除を発表される可能性を察したレッドブル・レーシングは、6月19日(火)にホンダとのF1エンジン供給契約に合意したことを発表して先手を打つことになった。

    「カナダまで待つことに合意していたという事実を思い出させるだけだった」とシリル・アビテブールはコメント。

    「カナダ後に新たなものは何もなかったし、実際に彼らが要求し、我々が受け入れたオファーは先週までしか有効ではなかった。もっと多くのレース、セッション、データを積み重ねることはできるが、カナダで十分に全体像は見えたと思う。私の意見ではカナダ前に十分に明白だったがね」

    「最終期限が問題というわけではなかった。単純に我々の間で合意した契約を固持するかの問題だった。それはレッドブルに昨年合意された計画を発表して、少しだけ良いイメージを見せる機会を与えただけだ。それがまさに起こったことだ。計画を守り、発表してくれたレッドブルに感謝したい」

    シリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングにとっては、ホンダと契約することで得られるこれまで経験したことのないワークスステータスが魅力的だったのだろうと語る。

    「商業的なものから始まり、数値的にも大きな違いがあると思う。それは明白だ。どのような組織もそのような側面に鈍感であることは想像できない」とシリル・アビテブールはコメント。

    「だが他の側面もある。エンジンがルノーのシャシーのために開発され、我々のシャシーやワークスチームの構築が進むにつれて、レッドブル側にいくつか譲歩が必要になっていただろう。エイドリアン・ニューウェイが率いる技術グループにとってそれは魅力的ではなかったと思う。加えて、ダイナモ、ギアボックス開発などへのアクセスもホンダとの合意の一部だったと確信している」

    「独占的に自動車メーカーにアクセスする能力を得ることがレッドブルの計画であり、戦略だと思う。彼らに集中し、彼らのためにエンジンを開発する自動車メーカーを得ることがね。そこは我々がワークスチームとして復帰して以降、完全に疑問の余地がなかったことだ。計画は非常に明白だった。それは我々全員が理解していることだ」

    「マーケティングとコミュニケーションという観点から、彼らがブランドを尊重しているかどうかを確かめるために、我々は彼らとの関係に期待するものをもっと厳しくするべきだったかもしれない。ブランドへのリスペクトが非常に明確に欠如いているときがあった。それはもう過去のことであり、さらにコメントする必要はないだろう。だが、ブランドへのリスペクトが不足している状況ならば、そのようなことを起こる」

    ホンダのF1パワーユニットを搭載する2019年からレッドブル・レーシングはエンジンをタグホイヤーにブランド化することはないことを明らかにいており、“アストンマーティン・レッドブル・ホンダ”として参戦することが明らかになっている。

  • ダニエル・リカルド、レッドブル残留は「ホンダの進歩を見極めたい」

    ダニエル・リカルド、レッドブル残留は「ホンダの進歩を見極めたい」

    ダニエル・リカルドは、まだ2019年にどのチームで走るかは決めていないとし、レッドブル・レーシング残留についてはホンダがどれくらい進歩しているかをもう少し見極めたいと語った。

    ダニエル・リカルドとレッドブルとの契約は今シーズン末で期限を迎えるが、今週末のF1オーストリアGPを控え、ダニエル・リカルドは2019年にレッドブル・ホンダで走ることを決断し、契約はまもなく発表されると報じられた。

    しかし、ダニエッル・リカルドは、まだ来シーズンの去就は決定していないと明言した。

    「まだ答えは持っていない。皆さんに伝えるというわけではなく、自分のなかでもね。まだ議論は進行中だ」とダニエル・リカルドは語った。

    ダニエル・リカルドは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの上位3チームでまだ来シーズンの契約を結んでいない4人のドライバーのひとりとなっている。

    メルセデスは来季もバルテリ・ボッタスが続投すると考えられているが、ダニエル・リカルドはルイス・ハミルトンの契約が発表されるまで、レッドブルと再契約を結ぶことはないと考えられている。

    また、フェラーリは例年通り、キミ・ライコネンのシート喪失が噂されており、後任としてザウバーで活躍するシャルル・ルクレールを昇格させることを検討していると噂されている。

    ダニエル・リカルドは「僕はまだ全てのレーシシートの椅子取りゲームがどうなるか把握していようとしているところだ」と付け加えた。

    ダニエル・リカルドのレッドブル残留をさらに複雑にしているのは、チームがルノーとのパートナーシップを解消して、来季からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意していることだ。

    「状況がどうなっているか、ホンダがどれらい進歩しているかを理解することに時間を使っている」とダニエル・リカルドはコメント。

    「現時点として彼らはまだそのレベルにいなし、彼らがそのレベルに到達するためにどれくらいをステップが必要か、2019年の3月までにそこにいるかを理解したい」

  • フェルナンド・アロンソ 「レッドブルはホンダのF1エンジンでも強いはず」

    フェルナンド・アロンソ 「レッドブルはホンダのF1エンジンでも強いはず」

    フェルナンド・アロンソは、レッドブル・レーシングはホンダのF1パワーユニットに切り替えても強いチームのままだと考えている。

    フェルナンド・アロンソは、2015年から昨年までホンダのF1エンジンで悲惨なシーズンを過ごした。ホンダのF1エンジンは信頼性の多発だけでなく、パフォーマンスも不足。アロンソがF1日本GPで放った『GP2エンジンだ!』の無線は有名であり、昨年もアロンソは「本当に酷いエンジンだ。酷いパワーユニットだ」と酷評していた。

    開幕前、フェルナンド・アロンソはトロロッソ・ホンダがトップ5入りすれば“拍手喝采”すると語っていたが、第2戦バーレーンでそれは現実となった。

    一方、マクラーレンは、ホンダとのパートナーシップを3年間で解消し、今年からルノーのF1エンジンを搭載しているが、引き続きパフォーマンスに苦労している。

    そんな中、レッドブル・レーシングは今シーズン限りでルノーとの12年間にわたるパートナーシップを解消し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表している。

    フェルナンド・アロンソは、2019年もレッドブル・レーシングがF1で最高のシャシーメーカーであることに変わりはないと語る。

    「レッドブルは常にそのシャシーでリファレンスとされているチームだし、ルノーかホンダかは関係のないことだ。それがあまり変わることになるとは思わない」とフェルナンド・アロンソは Marca にコメント。

    ホンダと切るという決断を下したマクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ホンダはマクラーレン時代の終わりから改善を果たしたと考えている。

    「ホンダが過去3年間から学び、今年、一歩前進したのは明らかだ」とザク・ブラウンはコメント。

    「ホンダは素晴らしい企業だし、もちろん、彼らは進歩を果たしている」

    ホンダは、今年トロロッソのために“スペック3”パワーユニットを投入することを誓い、すでに新生“レッドブル・ホンダ”時代にむけて準備を進めている。

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は「今年の仕様はほぼすべて確定していますし、シーズン後半は来シーズンのソリューションの開発に集中していくことになります」と Autosprint にコメント。

    「その他全てのアップデートは来シーズンのエンジンに集中していくことになります」

    「ホンダが復帰してからのマクラーレンとの最初の3年間は非常に重要でした。学習の3年間でしたし、前回からF1に復帰するまでの間に我々が失ったことを学ぶことができましたからね」と山本雅史はコメント。

    「我々はその3年間にとても感謝しています。その後、今年トロロッソと組んだときには本当に最初からとても美しく、非常に良いコラボレーションであることがわかりましたし、我々は次のステップへの準備ができていました」

    「我々の次のステップとはレースに勝つことです。レースに勝つために我々はレッドブルと一緒になりましたし、それは正しい選択です」

  • ホンダF1 「レッドブルは勝つための“安定したベース”を提供してくれる」

    ホンダF1 「レッドブルは勝つための“安定したベース”を提供してくれる」

    ホンダF1は、レッドブル・レーシングが2019年からレースに勝っていくための“安定したプラットフォーム”を提供してくれると考えている。

    レッドブル・レーシングは6月19日(火)、今シーズン限りでルノーとの12年間にわたるパートナーシップを解消し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表した。

    ホンダは2015年にマクラーレンのエンジンサプライヤーとしてF1に復帰したが、パフォーマンスと信頼性不足によってわずか3年間でパートナーシップを解消。今年からレッドブルの姉妹チームであるトロロッソにF1パワーユニットの供給して有望な進歩をみせた。

    ホンダは、2019年からトップ3チームの一角であるレッドブル・レーシングと本格的に勝っていくことができると楽観的に捉えている。

    「ホンダにとって復帰してからのマクラーレンとの最初の3年間は非常に重要でした。学習の3年間でしたし、前回からF1に復帰するまでの間に我々が失ったことを学ぶことができましたからね。我々はその3年間にとても感謝しています」と山本雅史はコメント。

    「今年、今年トロロッソと組んだときには本当に最初からとても美しく、非常に良いコラボレーションであることがわかりましたし、我々は次のステップへの準備ができていました」

    「我々の次のステップとはレースに勝つことです。レースに勝つために我々はレッドブルと一緒になりましたし、それは正しい選択です」

    「我々は勝つためにここでモータースポーツに取り組んでいますし、ホンダにとってレッドブルと組むことはそれが非常に大きな理由のひとつです」

    「我々にはベースが必要です。F1でレースに勝つための安定したベースです。その理由もあり、レッドブルはF1で勝つための安定したプラットフォームを持つための最良の選択だと考えています」

    「ヘルムート・マルコとは何度も話をしてきましたし、彼と話をしているとき、我々はレッドブルが純粋なレースチームであり、ホンダもそうであるという点で、我々がまったく同じプラットフォーム上にいることに気づかされました。レッドブルと組むことは、我々のポテンシャルを示し、成長するチャンスです」

    ホンダの進歩は、F1カナダGPでトロロッソ・ホンダの2台に投入された最新の“スペック2”パワーユニットに反映されている。トロロッソ・ホンダはパフォーマンス面で前進を示しており、ホンダは現時点でのパフォーマンスはルノーにかなり拮抗していると考えている。

    今シーズンの進歩率を考慮すれば、ホンダは2019年にレッドブル・レーシングとともに復帰後初優勝を達成できるのではないかと質問された山本雅史は「非常に難しい質問ですね!」とコメント。

    「もちろん、それは難しい質問ではありますが、ベストを尽くしたいと思っています。我々は協力して取り組んでいっく必要があります。田辺(豊治/ホンダF1 テクニカルディレクター)はもちろん、我々全員が協力していかなければなりません。チャンピオンシップに勝つことは我々の目標ではありますが、かなり高いゴールだと思っています」

  • ダニエル・リカルド、レッドブル・ホンダとの2019年の新契約を決断?

    ダニエル・リカルド、レッドブル・ホンダとの2019年の新契約を決断?

    ダニエル・リカルドは、今シーズン以降もレッドブル・レーシングに残留する新契約の締結に近づいているようだ。

    今シーズン限りでレッドブルとの契約が切れるダニエル・リカルドは、2019年にレッドブル・ホンダへの残留をコミットする前に、メルセデスやフェラーリに移籍する可能性があるかを探っていた。

    しかし、メルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが残留するのが既定路線だとされ、フェラーリはセバスチャン・ベッテルのチームメイトとして、現チームメイトのキミ・ライコネンの残留か、ザウバーで活躍する育成ドライバーのシャルル・ルクレールを昇格させるかの2択に絞ったとされている。

    レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、チームと7勝を挙げているダニエル・リカルドをキープしたいとの願望をしばらく示してきた。

    報道によると、ダニエル・リカルドは、昨年新契約を結んだマックス・フェルスタッペンとの報酬格差を解消することを熱望しているという。

    ダニエル・リカルドの現在の年俸は650万ドルと推定されているが、マックス・フェルスタッペンは2020年末までの新契約で年棒を2500万ドル~3500万ドル(約28億3000万円~約39億6000万円)にまで引き上げることに成功したともいわれている。

    今週末のレッドブルのホームレースとなるF1オーストリアGPに先駆け、モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドとの新契約は“目前に迫っている”と宣言した。

    「まだ完了はしていないが、まもなくだろう。時間はそれほどかからない」とヘルムート・マルコは述べた。

    レッドブルとダニエル・リカルドは、水曜日午後のプロモーションイベントに先立って交渉を行った。

    「ダニエルがドライバーマーケットで良いポジションにいるとは思わない」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    ダニエル・リカルドのオプションは、レッドブル、フェラーリ、メルセデスだけではない。マクラーレンとルノーもダニエル・リカルドに選択肢を提供しているが、競争力という点ではレッドブルよりはるかに低い。

    ダニエル・リカルドがレッドブルに残留した場合、ルノーに1年間期限付きでローン移籍となっているカルロス・サインツは、ルノーと恒久的な契約に切り替えると考えられており、ルノーはニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツというラインナップを維持することになる。

    「メルセッデスとフェラーリには、ナンバー1ドライバーが明白に宣言されている」とヘルムート・マルコはコメント。

    「私はリカルドがフェラーリからオファーを受けていないことを知っている」

    「ルノーに関しては、私が知る限り、現在のドライバーのままとなるだろう。とりわけ、リカルドが考慮しているような予算をルノーがまかなえるとは思わない」

    「ダニエルは我々以外に競技をする場所がない状況にいる。我々はダニエルと継続することを望んでいるが、費用がいくらかかってでもというわけではない」

    ダニエル・リカルドは、2019年以降に所属するチームは“タイトルを獲得するマシンを得られるかどうか”で決定すると語っているが、もし、リカルドが望んでいるものが報酬なのであれば、マクラーレンが魅力的な選択肢になるかもしれない。双方は否定しているものの、マクラーレンはダニエル・リカルドに対して2000万ドル(22億円)のオファーを出したと報じられている。それは現在リカルドがレッドブルでもらっている給与の3倍にあたる。

  • レッドブル・レーシング 「ホンダと組んで後退するつもりはない」

    レッドブル・レーシング 「ホンダと組んで後退するつもりはない」

    レッドブル・レーシングは、2019年からスタートするホンダとのパートナーシップで後退するつもりはなく、ホンダと組むことは、メルセデスとフェラーリに挑戦するための最善のルールだと考えている。

    F1フランスGPを控えた6月19日(火)、レッドブル・レーシングは今シーズン限りでルノーとのパートナーシップを解消し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表。契約はまだ覚書の段階だが、レッドブルはエンジニアリング主導でホンダと組むことを決めたとしている。

    レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるシリル・アビテブールは「我々にとって刺激的なニュースだ」とコメント。

    「我々はルノーと12シーズン目となるこの関係を築いてきた。それは非常に長い時間だ。しかし、基本的に我々は来年に別の道を進むと決断する時点に達していた」

    「今シーズンは今シーズンの姉妹チームに搭載されたホンダの開発の進捗状況を非常に密接にフォローしてきた。エンジニアリング主導の決定に基づいて、我々は将来のために別のルートをとることに決めた」

    「我々は、ルノーとの時代を振り返ってみよう。良い時期も悪い時期もあったが、全体的には非常に成功してきたパートナーシップだった。その12シーズンで、150回の表彰台、57回のグランプリ優勝、8つの世界選手権を達成した」

    「我々は今と今年の終わりまでにそこに追加したいと考えているが、明らかに2019年からは我々にとって新しい旅であり、我々が楽しみにしている旅だ」

    ルノーがワークスチームを所有したことについて質問されたクリスチャン・ホーナーは「それによって継続不可能になったわけではない」とコメント。

    「特にこのパワーユニットの時代を迎え、ダイナミックな変化をもたらされた。ルノーの優先順位は明らかに彼ら自身のチームであり、そうあるべきだ。そして、我々の気持ちとしては、このタイミングが適切だったと思う。12年間はF1で最長のエンジン供給関係のひとつだ。この決定を甘く見てはいない。膨大な分析が行われており、多くの研究が行われており、チームとビジネスにとってこの方向に進むたことが適切なルートであると判断した」

    2020年もホンダとのパートナーシップを継続するために今後2シーズンに設定している目標について質問されたクリスチャン・ホーナーは「もちろん、我々は後退したはくない。我々は前進したい。それが我々が行った変更の全体的な目的だ」とコメント。

    「我々は、メルセデスとフェラーリに一貫して挑戦するために必要な措置を講じことが最善のルートだと信じている。マクラーレン自身とはまったく異なる状況です。ホンダは成熟したと思っている。彼らは適切な構造を有しており、良い開発経路にいる。我々は決定は自信を持っている。甘く見ているわけではなく、これは2019年と2020年シーズンにむけてチームにとって適切なルートだ。それ以降は何が起こるかを見ていくつもりだ」

    レッドブルはトロロッソとともにホンダのワークスチームとなる。トロロッソと同じパワーユニットを共有することで、ハース-フェラーリのような協力体制を築いていくと予想されている。

    「もちろん、トロロッソには独自のインフラストラクチャーがあるので、ハース-フェラーリほどではないが、共通のパワーユニットサプライヤーは、トランスミッション、ドライブトレインなど、レシュレーションで許可されている範囲内で、明らかに相乗効果を発揮する。それは仕事を少し楽にしてくれるだろう」

    レッドブル・レーシングの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイは、ホンダとの提携は燃料/オイルパートナーであるエクソンモービルにも恩恵をもたらすと考えている。現代のF1では燃料やオイルもパフォーマンスに大きな影響を与えるが、ルノーのF1パワーユニットはBP/カストロールに最適化されて開発されており、レッドブルとエクソンモービルはその分野で遅れをとっている。

    「我々のパートナーのMobil1にとっても非常に良い動きとなるだろう。Mobil1はルノーと素晴らしい仕事をしてきた。彼らはダイナモへのアクセスや実際に異なる燃料とオイルのために開発されたエンジンに合わせたオイルの開発において幾分制限されてきた」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

    「ホンダを得ることで、Mobil1は単純に既存の仕様に沿った製品を開発するのではなく、エンジンの設計に実際に影響を与えることができる自動車メーカーと仕事をすることで自由度がさらに高まるだろう」

    ホンダとのF1パワーユニット契約を決断したことで、レッドブル・レーシングの次の課題は、ダニエル・リカルドの残留となる。

    クリスチャン・ホーナは「もちろん、我々の優先事項は、ダニエルをキープする方法を見つけることかだ」とコメント。

    「物事が正しい方向に進んでいると思う。我々にはすでにシリルに貸し出している才能がいる。我々が独自に契約しているドライバー外からもリクエストは不足していない」

    「クルマは非常に上手く機能しているのは明らかであり、来年のクルマに乗りたいと思っているドライバーからの需要は不足していないが、我々の優先事項は今後数年間同じドライバーのラインナップを保つことだ」

  • ホンダF1、レッドブル・レーシングとの契約はまだ覚書段階

    ホンダF1、レッドブル・レーシングとの契約はまだ覚書段階

    ホンダとレッドブルの2019年のF1パワーユニット供給契約はまだ覚書に合意しただけであり、それはつまり昨年ザウバーとの契約が白紙撤回される前とまだ同じ段階ということになる。

    先週、レッドブル・レーシングはホンダと2019年から2年間のF1パワーユニット供給契約に合意したことを発表。それは昨年、ザウバーが新体制となって合意をキャンセルしたときと同じフェーズに到達したにすぎず、今後の展開によっては白紙化される可能性も残されている。

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は「我々がまず議論し、レッドブルと決定したのは、我々がパワーユニットを供給するということです」と認める。

    「契約に関するすべての詳細に関してはここから議論していく予定です。今後数カ月で契約の全ての要素について詳細を詰めていきます」

    だが、レッドブルとホンダが協力して勝利を目指すという意欲と両者にとって最良の選択肢であるという信念は、今後数カ月で変わる可能性のない根本的な要因となっている。

    それはホンダとザウバーの合意とは完全に異なることを意味する。当時、モニーシャ・カルテンボーンの突然の解任の後、ザウバーのチーム代表に就任したばかりのフレデリック・バスールは、カルテンボーンがまとめた契約を取り消すことをザウバーのプライオリティに置いた。

    「そこには違いがあることがわかりました」と山本雅史は語る。

    「一戦を交えるようなことはありませんでした。議論はありませんでした」

    ザウバーは、困難な時期を経ての重要な変化を遂げている時期であり、チームがベンチマークを得られるように他のユーザーが使用している確立されたエンジンを望んだ。また、ザウバーはギアボックスを製造しておらず、当時決別が噂されたマクラーレンとギアボックス供給契約をギアボックス契約を結ばなけばならないという不確実な状況にあった。

    「我々は双方のより良い利益のために一歩踏み出そうと決めました。完了には至りませんでしたし、我々は計画していたことを続けるのは最善の決定ではないと判断しました」と山本雅史はザウバーとの状況を振り返った。

    当初、レッドブルは今週末のオーストリアGPでホンダへ切り替えるかどうかを決断する計画だったが、現在のサプライヤーであるルノーからの圧力におって決定を前倒した。ルノーが決断を迫り、逆にルノー側からパートナーシップ解消が発表されるような状況に陥ったことで状況は急展開をみせ、先週末のフランスGP前にホンダに決断し、合意を発表するに至った。

    マクラーレンがホンダのワークスチームだった際は、エンジン供給、財政的なサポート、そしいて、他の技術的なプロジェクトを追求することで合意されていた。

    レッドブルの契約は、ホンダのワークスチームとして存続するトロロッソとは必ずしも同一ではないが、現在のルノーのカスタマーというステータスからは大きな変化をもたらすことになるが、レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダとの契約には商業的な利益と長期的な戦略があると語った。

    「ルノーに支払っていた金額を支払くことはなくなるが、ダイナモやギアボックス、他のハードウェアを供給している部分に関してはコストがかかる」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「純益としてはもちろんポジティブではあるが、我々は継続t系なパフォーマンスを確保するためにチーム内に投資している」

    「それは我々にとって戦略的に重要なことだ。このパートナーシップの背景にある理論的な根拠は、2020年後にいむけて将来のための正しいパートナーを得ることを視野に入れいている部分も多い」

    ある噂では、レッドブル・レーシングは2020年にF1に参入するポルシェにチームを売却し、スポンサーとしてF1に関与することを検討しているとされている。そして、姉妹チームのトロロッソに関してはホンダに売却することを目論んでいるとも言われている。

  • ホンダF1 「マクラーレンとの3年間のおかげで勝利への準備が整った」

    ホンダF1 「マクラーレンとの3年間のおかげで勝利への準備が整った」

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は、F1復帰後のマクラーレンとの3年間でF1というものを学ぶことができたおかげで今年トロロッソと最初から良いパートナーシップを開始することができ、レッドブル・レーシングと勝利を目指すと言う次のステップへ進むための準備を整えることができたとし、マクラーレンに感謝していると語った。

    2015年にF1に復帰したホンダは、マクラーレンと苦しい3年間を戦ってきた。ハイブリッド時代に他のメーカーよりも1年遅れで参入したことで、パフォーマンスだけでなく、あらゆる部分で遅れをとっており、そこに信頼性トラブルも多発した。

    それでもマクラーレンを批判することなく大幅な進歩を遂げてきたホンダに対し、マクラーレンは辛辣な言葉を投げかけて、10年とされた契約を3年で解消し、今年からルノーにパワーユニットを変更。だが、レッドブルがレースに勝っているルノーのエンジンで低調なパフォーマンスを繰り返しているマクラーレンにはファンからの非難が集中している。

    一方、ホンダはレッドブルの姉妹チームのトロロッソという恵まれた環境でパフォーマンスと信頼性において着実な進歩を示しており、来季からはレッドブル・レーシングにもパワーユニットを供給することが決定した。

    ホンダは、2018年の開幕までにスペック1を完成させ、改善を示した。そして、第7戦カナダGPでは予定通りにスペック2を投入。ルノーとの差はほぼないとみられるくらいに前進を果たした。それでも信頼性面ではまだトラブルが発生している。カナダではピエール・ガスリー、フランスではブレンドン・ハートレーの新スペックのパワーユニットが故障。現段階ではそれらは別の問題だとホンダは述べている。

    今季はシーズンあたりのエンジン使用数が3基に制限されており、次のアップグレードはシーズン後半の緒戦となるF1ベルギーGPで投入するとみられている。ホンダもそこをターゲットにしている。そして、その後は来年からF1パワーユニットを供給するレッドブル・レーシングとの勝利を目指し、2019年型のパワーユニットの開発を全力で推し進めていく。

    「ホンダのレース技術研究本部に関しては、もちろんスペック3の詳細に取り組んでいくつもりです」とホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史はコメント。

    「ですが、同時に来年のスペックに関しても非常に集中していく予定です。今年のスペックはだいたい全て決定されているので、今年の後半からは来年のスペックの開発にかなり集中していくことになります。ですが、他のメーカーもすべて来年のエンジンに集中するでしょうね」

    ホンダとの3年間で起こったことを考えれば、レッドブルのようなトップチームを第2のチームとして引き受けることは大胆な動きのように見えるが、山本雅史は心配はしていないようだ。ホンダにとってマクラーレンとの3年間は貴重なものであり、おかげで今は次のステップ、レッドブルと勝利を目指すための準備ができたと山本雅史は語る。

    「ホンダが復帰してからのマクラーレンとの最初の3年間は非常に重要でした。学習の3年間でしたし、前回からF1に復帰するまでの間に我々が失ったことを学ぶことができましたからね」と山本雅史はコメント。

    「我々はその3年間にとても感謝しています。その後、今年トロロッソと組んだときには本当に最初からとても美しく、非常に良いコラボレーションであることがわかりましたし、我々は次のステップへの準備ができていました」

    「我々の次のステップとはレースに勝つことです。レースに勝つために我々はレッドブルと一緒になりましたし、それは正しい選択です」

  • エイドリアン・ニューウェイ 「ホンダとの提携はExxon Mobilにも有用」

    エイドリアン・ニューウェイ 「ホンダとの提携はExxon Mobilにも有用」

    レッドブルの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイが、ホンダとのF1パワーユニットへの移行と、それがレッドブル・レーシングにとってどのような意味があるかを語った。

    先週、レッドブル・レーシングは、今シーズン限りでルノーとの12年間にわたるパートナーシップを終了し、2019年から新たにホンダとの2年間のF1エンジン供給契約に合意したことを発表。チームのステータスはルノーのカスタマーからホンダのワークスへと変化する。

    「ルノーはV8時代に優れた仕事をした」とエリドリアン・ニューウェイは語る。

    「彼らはブロウンエキゾーストのようなものを開発することに非常にオープンだったし、それは我々を大いに助けた。我々は彼らと非常に良いパートナーシップを築いていた」

    「より最近のハイブリッド時代では、我々は彼らのカスタマーになった。彼らは自分たちのチームにかなりの重点を置いている。なので、与えられるものを受け取るよりも、自動車メーカーと密接に仕事をする機会はもちろん非常に魅力的だ」

    「ホンダはF1で素晴らしい記録を残してきたし、非常に革新的なエンジニアが揃っている。我々にとっては本当にポジティブなことだ。それは我々が非常に楽しみにしている部分だ」

    エイドリアン・ニューウェイは、ホンダとの提携は燃料/オイルパートナーであるエクソンモービルにも恩恵をもたらすと考えている。現代のF1では燃料やオイルもパフォーマンスに大きな影響を与えるが、ルノーのF1パワーユニットはBP/カストロールに最適化されて開発されており、レッドブルとエクソンモービルはその分野で遅れをとっている。

    「我々のパートナーのMobil1にとっても非常に良い動きとなるだろう。Mobil1はルノーと素晴らしい仕事をしてきた。彼らはダイナモへのアクセスや実際に異なる燃料とオイルのために開発されたエンジンに合わせたオイルの開発において幾分制限されてきた」

    「ホンダを得ることで、Mobil1は単純に既存の仕様に沿った製品を開発するのではなく、エンジンの設計に実際に影響を与えることができる自動車メーカーと仕事をすることで自由度がさらに高まるだろう」

  • レッドブル、ホンダのF1エンジンの“タグホイヤー化”は行わず

    レッドブル、ホンダのF1エンジンの“タグホイヤー化”は行わず

    レッドブル・レーシングは、2019年にホンダのF1エンジンをタグホイヤーにリブランドすることはない。

    近年、タイトルスポンサーにアストンマーティンを迎えたレッドブル・レーシングは、ルノーのカスタマーエンジンをタフホイヤーにリブランドして使用してきた。

    だが、2019年にレッドブルのマシンのF1エンジンにタグホイヤーのバッチがつけられることはない。

    レッドブル・レーシングは、2019年からホンダと2年間のF1エンジン供給に関するワークス契約を締結。ホンダは、レッドブル・レーシングのマシンにホンダのバッチをつける意向だ。

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は、レッドブル・レーシングが公式チーム名にアストンマーティンの名前を使うことも問題ではないと語っている。

    「アストンマーティンはスポーツカーに位置します。そこは我々のNSXモデルとしかオーバーラップしません」と山本雅史は Speed Week にコメント。

    「我々はそれを取締役レベルで議論しましたし、彼らは問題はないと考えています。実際、かなり面白いと思います」

    「最近、東京の我々の本社の向かいに新しい自動車ディラーができました。どこのブランドか? アストンマーティンです!」と山本雅史は笑った。

    山本雅史は、現在フェラーリとメルセデスと並んでF1のトップチームであるレッドブル・レーシングとのパートナーシップは、プレッシャーではあるが、素晴らしい特権でもあると語る。

    アストンマーティン・レッドブル・ホンダは2019年にタイトルを争えるかと質問された山本雅史は「難しい質問ですね。もちろん、最終的にはそれが目標でなければなりません」とコメント。

    「メルセデスとフェラーリはまだ先行していますし、我々はパフォーマンスを上げていかなければなりません。レッドブルがF1で最も優れたシャシーを構築していることは誰もが知っていることですし、今後、我々は最高のエンジンをそこに搭載する必要があります」

    「私は取締役に『レッドブル・レーシングは我々にホンダに何ができるかを示すチャンスを与えてくれる』と伝えました。そうするために、我々は開発を続けています」