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  • F1 | クリスチャン・ホーナー、“マルチ21”事件を振り返る

    F1 | クリスチャン・ホーナー、“マルチ21”事件を振り返る

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、2013年のF1マレーシアGPで勃発した“マルチ21”事件を振り返った。

    “マルチ21”事件とは、レッドブル・レーシングのチームメイト同士だったセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーによるチームオーダーを巡る事件。ベッテルがチームオーダーを無視してウェバーをオーバーテイクして勝利を手にした。

    レース後、怒りを露わにしたマーク・ウェバーは、セバスチャン・ベッテルに“マルチ21”というコードを口にしていた。

    “マルチ21”というコードは順位を維持せよというオーダーであり、当時クリスチャン・ホーナーは「カーナンバー2がカーナンバー1の前という意味だ。マルチ12であれば、カーナンバー1がカーナンバー2の前になる」と説明していた。

    F1のポッドキャストで当時のことを振り返ったクリスチャン・ホーナーは「当時のマークはそれを受けることがとても難しかった。今、彼が全体像を正直に振り返れば、セバスチャンの方が速かったのだとわかると思う」と述べた。

    「だから、マークはベッテルを困らせるためにどんな手段でも使おうとしたのだろう。チームとして、我々は正直にやろうとしていたが、時々ミサイルが飛んできて、状況がどんどん厳しくなっていった」

    クリスチャン・ホーナーは、2012年のタイトルをかけた最終戦ブラジルGPでマーク・ウェバーがセバスウチャン・ベッテルをウォールに押しやったことが伏線にあったと述べた。

    「2012年末にクライマックスを迎えていた。そのとき、セバスチャンはアロンソとチャンピオンシップ争っていた。ブラジルのレース、つまりタイトル決定戦のスタートでマークがセバスチャンをピットウォールに押しやり、そのあとベッテルはブルーノ・セナと接触してスピンした。セバスチャンはこのことにものすごく腹を立てた」

    「4~5ヶ月ほど経った2戦後のマレーシアで起きたのはその後遺症だった。マークが先行しており、新しいタイヤをつけたセバスチャンが追っていた。二人には順位をキープするように伝えたが、セバスチャンは『くそくらえ』と思ったんだろう」

    ポットキャストの司会者トム・クラークソンに「仕返しだったのか?」質問されたクリスチャン・ホーナーは「100%そうだね」とコメント。

    「レース後か中国でベッテルはウェバーにそう言っていた。おそらくとてもピリピリした雰囲気だっただろうね」

    またクリスチャン・ホーナーは、騒動後、エリザベス女王とランチで“マルチ21”について説明するはめになったとのエピソードを明かした。

    「女王とエディンバラ公が主催する昼食会に招かれた。場所はバッキンガム宮殿で200人くらいはゲストがいるものだと思っていたが、実際は10人だけだった。そして“マルチ21”事件の直後だった」

    「まずドライバーに対応し、その後、女王とフィリップ公に“マルチ21”が何であるか、そして、なぜ我々のオーストラリア人ドライバーがドイツ人ドライバーに対して愛想がないいのかを説明しなければならないという奇妙な状況にあった。昼食会で女王と話をさせていただいたが、女王は非常に興味を持たれていたようだった」

  • 「レッドブルのホンダのF1エンジンへの変更にマイナス要因はない」

    「レッドブルのホンダのF1エンジンへの変更にマイナス要因はない」

    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、レッドブル・レーシングが2019年からホンダのF1パワーユニットに切り替えるという決断にマイナス要因はないと語る。

    レッドブル・レーシングは、今シーズン限りで2010年から2013年にダブルタイトルを4連覇したルノーとの12年にも及ぶパートナーシップを終了し、来季からはホンダのF1エンジンを搭載する。

    レッドブル・レーシングは、2014年にF1がV6ハイブリッド時代に突入して以降、ルノーのF1パワーユニットに大幅な改善が見られなかったことに長年フラストレーションを抱えており、ルノーがワークス復帰したことでカスタマーステータスに格下げされたことにも不満を抱いていた。

    ホンダとの新たなパートナーシップは、レッドブル・レーシングにとって事実上初めてのワークス待遇となる。

    2005年から2008年までレッドブルのF1ドライバーを務めたデビッド・クルサードは「ルノーとのリレーションシップにおける彼らの立ち位置を考えれば、2020年以降に何が起こるかは不確実だ」と Crash.net にコメント。

    「ルノーはF1で素晴らしい歴史がある。彼らはルノー・ルノーでワールドチャンピオンになるためにチームを築き上げようとしている。レッドブルのサプライヤーとして勝って本当に幸せになれるだろうか?」

    「将来がどのような展開になるかは誰にもわからないが、全員が同じ材料を使っていれば、ずっと同じケーキを手に入れることになるだろう。違った結果を望むのであれば、その過程の何かを変えなければならない」

    デビッド・クルサードは、今シーズンからホンダとのパートナーシップを開始した姉妹チームのトロロッソから自由に使える貴重なデータを得られることで、レッドブル・レーシングは決断において計算上のリスクを分散したと考えている。

    ホンダは、マクラーレンとの3年間のパートナーシップを失敗に終えた後、トロロッソともにパフォーマンスと信頼性の両面で堅実な進歩を果たしている。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ここまでのシーズンでバーレーンGPで4位、ハンガリーGPで6位と際立った結果を残している。

    「彼らはトロロッソから情報を得られているのでリスクはあまりないと思う。競合他社の健全な分析をする際には、そのデータがなければ未知数な部分がある」とデビッド・クルサードは語る。

    「トロロッソがいることで彼らはそのトップデータを把握しているし、彼らはどれくらいのパワーがクルマのホイールに流れていることを知ることができるし、彼らはルノーからどのようなパワーを得ているかも知ることができる」

    「ルノーがどのように発展していくかは誰にもわからないし、ホンダがどのように発展していくかもわからない。だが、開発プランを見れば、費やされる予算はわかるものだし、過去に経験してきた継続的なプロフィールに沿って考えれば、特定の時点までは推測できるものだ」

    デビッド・クルサードは、ホンダとレッドブル・レーシングとのパートナーシップが成功すること期待しており、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、F1に満足できなければ、レッドブル社としてのF1への関与をやめることになるだろうと警告する。

    「彼らは決断を下したわけだし、彼らは姉妹チームから得られる全てのデータを得て、最終的にディートリッヒ(マテシッツ)の支援を受けて決断している」

    「彼らはF1で大きな役割を果たしているので、彼らが成功を収めることを願っている。レッドブルの投資から多くの人々が利益を得ているし、マテシッツ氏の能力を過小評価すべきではないと思負う。彼はそれ以上楽しむことができなければ、すべてをオフに切り替えるだけだ」

    レッドブルは、F1でのマーケティングに満足できなくなった場合、2020年にポルシェにレッドブル・レーシングを売却し、トロロッソはホンダに売却すると過去に報じられている。

  • ルノーF1 「レッドブル・レーシングがホンダと組みことは予想していた」

    ルノーF1 「レッドブル・レーシングがホンダと組みことは予想していた」

    ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、トロロッソがホンダにF1パワーユニットを切り替えたことはルノーにとって不吉な兆候だったとし、レッドフル・レーシングとのパートナーシップが解消されることは“予想していた”と語る。

    シリル・アビテブールは、レッドブルというメインのカスタマーを失うことは、ルノーにとってポジティブな点とネガティブな点の両方があると Auto Motor und Sport に語った。

    「予想していた決定だった」とシリル・アビテブールはコメント。

    「最初にトロロッソと離れた後、我々はレッドブルもホンダとの共同プロジェクトを開始することになると予想しなければならなかった」

    2019年、ルノーのカスタマーは、現時点でワークスルノーよりも遅いマクラーレンだけになる。

    「我々にはまだ3年間マクラーレンがいる」とシリル・アビテブールはコメント。

    「ポジティブに見れば、チーム内の全員にとってパートナーシップは明確なシグナルだ。今後、我々自身でやっていく必要があるからね。レッドブルは、優れたシャシーを構築した場合に我々のエンジンでどのようにレースに勝つかを教えてくれた」

    「ネガティブなことは、レッドブルは我々にとって素晴らしい目標を設定してくれていたことっだ。レッドブルのプラットフォームは、我々のエンジンを他のメーカーと比較する機会を与えてくれていた」

    レッドブル・レーシングは、過去12年間のルノーとのパートナーシップでダブルタイトルを4連覇している。

  • フェリペ・マッサ 「ダニエル・リカルドの移籍の理由はホンダだと思う」

    フェリペ・マッサ 「ダニエル・リカルドの移籍の理由はホンダだと思う」

    フェリペ・マッサは、ダニエル・リカルドがレッドブルを離脱することを決断した理由を理解できると語る。

    ダニエル・リカルドは、今シーズン限りで3強チームの一角であるレッドブル・レーシングを離れ、2019年から再建を目指すルノーのF1プロジェクトに加入することを選んだ。

    ダニエル・リカルドのルノー移籍は待遇面の理由もあったと考える見方もあり、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドが移籍を後悔するかもしないと考えている。

    しかし、元F1ドライバーは、ダニエル・リカルドの移籍を理解できると語る。

    「残りの僕たちと同じように、ダニエルは来年のホンダのエンジンがどうなるかわからないと思う」とフェリペ・マッサは、レッドブル・レーシングが2019年から採用するホンダのF1パワーユニットを理由のひとつに挙げた。

    「それに彼はマックス・フェルスタッペンにもあまり満足していない確かにリスクだ。うまくいかくかもれないし、そうではないかもしれない」とフェリペ・マッサは Globo に語った。

    ホンダは、今年、大きな改善を示してはいるものの、現在のエンジン勢力図で最下位のままであり、レッドブル・レーシングは来年、苦戦を強いられると考える者も少なくない。

    また、クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドの決断は、来年からレッドブルにエンジンを供給するホンダに関する懸念によって動機づけされたとは思っていない。

    「彼は2つのエンジンの比較パフォーマンスと信頼性を知っている。我々はフェラーリとメルセデスが彼を連れにやってこなかったので、12か月後に彼らがやってきたときに移籍可能なように1年契約に合意する準備さえしていた」とクリスチャン・ホーナーは語っている。

  • フェルナンド・アロンソ、レッドブルからの拒絶発言に「ノーサンクス」

    フェルナンド・アロンソ、レッドブルからの拒絶発言に「ノーサンクス」

    フェルナンド・アロンソは、自身のレッドブル・レーシングへの移籍の可能性を否定したクリスチャン・ホーナーの発言に“ノーサンクス”と返した。

    レッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドの突然のチーム離脱&ルノー移籍にともない、2019年にむけて後任ドライバーを探さなければならない状況に陥ることになった。

    3強チームのシートのひとつに空席ができたことで、もはやマクラーレンのパフォーマンスに忍耐が尽きており、勝利を争うことを熱望しているフェルナンド・アロンソが、レッドブル・ホンダに移籍するのではないかとの噂が浮上した。

    しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーはフェルナンド・アロンソの加入の噂に反応。“カオスを引き起こす”“キャリアの終焉に近づいているドライバー”だとして明確に否定した。

    クリスチャン・ホーナーは「私はフェルナンドを本当に尊敬している。彼は偉大なドライバーだし、素晴らしいドライバーだ」とコメント。

    「だが、それは非常に難しいと思う・・・彼はどこに行ってもちょっとしたカオスを引き起こす傾向がある。フェルナドがチームに加わることが、チームにとって最も健全なものになるとは思えない」

    「キャリアの終焉に近づいているドライバーを起用することよりも、若者に投資を続けることの方が我々の好みだ」

    フェルナンド・アロンソは、上記のクリスチャン・ホーナーの発言を報じた Sky Sports F1 の記事をリツイート。大量の涙を流して爆笑する絵文字とともに #fromlastweekNothanksのハッシュタグをつけて反応した。

    「間違いなくこれまでで最高の記事のひとつだね!!!」とフェルナンド・アロンソは投稿した。

    Fernando Alonso Twitter

    F1を引退してインディカーに転向するとも噂されているフェルナンド・アロンソは、夏休み後に去就について決断すると語っている。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソがインディカーに興味を持っていることを認め、マクラーレンがもっと成功を収めていれば、フェルナンド・アロンソはパパイヤオレンジのクルマでF1を続けることを望んでいただろうと語っている。

    「我々はもっと成功していれば、彼は間違いなくF1で留まりたいと思っただろうね」と ザク・ブラウンは Speedweek にコメント。

    「レース結果を見れば、彼に合意するだろう。彼は自分自分を奮い立たせたがっているし、インディ500やインディカーシリーズ全体に参加すれば燃料を補給できるかもしれない」

    「フェルナンドは、インディカー・シリーズに非常に興味を持っている。彼はこのチャンピオンシップのために戦っているが、まだ何をやりたいかは決めていない」

  • フェルナンド・アロンソ、レッドブル・ホンダに移籍の可能性は?

    フェルナンド・アロンソ、レッドブル・ホンダに移籍の可能性は?

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、2019年のフェルナンド・アロンソ加入の可能性について語った。

    ダニエル・リカルドは今シーズン限りでレッドブルを離れて2019年にルノーに移籍することが決定。トップ3チームの一角であるレッドブルに空席ができた。

    現在、ダニエル・リカルドの後任として候補に挙げられているのは、ルノーにローン移籍中のカルロス・サインツとトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーという二人のレッドブルドライバーだ。

    しかし、そこにフェルナンド・アロンソという名前も挙がっている。

    クリスチャン・ホーナーは「私はフェルナンドを本当に尊敬している」とコメント。

    「彼は偉大なドライバーだし、素晴らしいドライバーだ」

    「だが、それは非常に難しいと思う・・・彼はどこに行ってもちょっとしたカオスを引き起こす傾向がある。フェルナドがチームに加わることが、チームにとって最も健全なものになるとは思えない」

    レッドブルは、2007年にマーク・ウェバーを起用した以来、レッドブルのジュニアプログラム外からドライバーを選んでいない。

    クリスチャン・ホーナーは、2019年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして経験豊富なドライバーを求めているわけではないと語る。

    「キャリアの終焉に近づいているドライバーを起用することよりも、若者に投資を続けることの方が我々の好みだ」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    フェルナンド・アロンソは、夏休み後に将来について決断を下すと語っている。

  • ピエール・ガスリー 「レッドブル・ホンダで走る準備はできている」

    ピエール・ガスリー 「レッドブル・ホンダで走る準備はできている」

    ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・ホンダにステップアップする準備はできていると語る。

    ダニエル・リカルドが今シーズン限りでレッドブルを離れて2019年からルノーに移籍することを決断したことで、レッドブル・レーシングは誰を後任としてマックス・フェルスタッペンのチームメイトにするべきかの検討を迫られることになった。

    現在、その有力候補に挙げられているのが、ダニエル・リカルドの移籍によってルノーのシートを失うことになったカルロス・サインツ、そして、今年トロロッソ・ホンダで走っているピエール・ガスリーの二人のレッドブルドライバーだ。

    レッドブル・レーシングは2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載するが、ピエール・ガスリーには1年間ホンダを走らせた経験がある。また、マックス・フェルスタッペンはカルロス・サインツをチームメイトとして迎えることに難色を示しているとも言われている。

    「そうだね、僕はそうしたいと思っていはいるけど、あまりそれについては考えていない」とピエール・ガスリーは Marca にコメント。

    「トロロッソでのここまでのシーズンに満足しているし、ここにいることに満足している。現時点では何も決まっていないと思う」

    「カルロスも似たような状況だ。僕たちは二人とも何が起こるかを待っている」

    現在22歳のピエール・ガスリーは、レッドブル・レーシングへの昇格が早すぎても、ダニール・クビアトのように最終的にまったくシートのない状況に陥ることはないと考えている。

    ダニール・クビアトは、トロロッソから2014年にF1デビュー。翌年、レッドブルのレギュラードライバーだったセバスチャン・ベッテルがフェラーリに移籍したことで、デビューから1年でレッドブル・レーシングのドライバーに抜擢された。しかし、レッドブル・レーシングでは実力を発揮できず、2016年にマックス・フェルスタッペンと交代するかたちでトロロッソに降格。翌2017年にはシーズン途中でトロロッソのシートを喪失し、レッドブル自体からも解雇されている

    「いいや。自分が速ければ、チャンスはやってくるだろう」とピエール・ガスリーはコメント。

    「集中して、確実に速さを見せる必要がある。そうすれば、結果はついてくるはずだ」

    「状況をどのように捉えるかだ。レッドブルとファースチームに到達できなかったドライバーたちに目を向けるか、フェルスタッペン、ベッテル、リカルドなどの成功を収めたドライバーに目を向けるかだ」

    トロロッソに残留した場合、ピエール・ガスリーは、現在のチームメイトであるブレンドン・ハートレーも残留することになれば満足だと語る。

    今年、ピエール・ガスリーはバーレーンGPの4位入賞を含めて3度のポイントフィニッシュを果たし、26ポイントを獲得しているが、ブレンドン・ハートレーは2度の10位フィニッシュで2ポイントしか獲得できておらず、シート喪失の危機が絶えず囁かれている。

    「ブレンドンはかなり速いし、僕にとって簡単というわけではない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「来シーズン、誰がチームメイトになっても僕は気にはならない。ベストになりたければ、ベストと戦わなければならないからね」

    「F1での初シーズンだし、僕は22歳だ。トロロッソが僕を必要としてくれるならば残留することに満足するだろう。でも、もちろん、出来る限りはやくチャンピオンシップを争えるようになりたいと思っている」

  • レッドブル、フェルスタッペンがサインツ加入を拒否との報道を否定

    レッドブル、フェルスタッペンがサインツ加入を拒否との報道を否定

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンが2019年にカルロス・サインツを起用するとの選択を拒否したとの報道を否定している。

    ダニエル・リカルドが今シーズン限りでレッドブル・レーシングを離脱してルノーに移籍することが決定。レッドブル・レーシングは、2019年シーズンにむけてリカルドに代わってマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるドライバーを検討している。

    今年、レッドブルはカルロス・サインツとの契約を維持したままでルノーにローン移籍させていた。それはダニエル・リカルドがチームを離脱した場合にカルロス・サインツを呼び戻してその後釜に据えることを見越してのものだった。

    しかし、ダニエル・リカルドの離脱が発表された際、レッドブルは後任ドライバーはまだ検討中であることを明らかにしている。

    「我々は今後、2019年シーズンにマックス・フェルスタッペンのパートナーを務めるドライバーを決定する前に様々な利用可能なオプションを評価していく」とレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは述べている。

    カルロス・サインツは、過去にトロロッソでマックス・フェルスタッペンとチームを組んだ際にチームオーダーを巡って関係が悪化しており、事実上の“ナンバー1ドライバー”となるフェルスタッペンがサインツの加入を拒否したと報じられている。

    だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「噂は間違いだ。ドライバーについて決定するのはレッドブルだ」と Diario Sport にコメント。

    ダニエル・リカルドの移籍によってルノーでの居場所を失ったカルロス・サインツだが、来季の去就については契約を有しているレッドブルに委ねているとの姿勢を貫いている。

    「現時点で僕はまだルノードライバーだ」とカルロス・サインツは Auto Motor und Sport にコメント。

    「レッドブルが戻ってくるように僕に求めてきたら、もちろん、それは変わるだろう。僕はレッドブルに多くの借りがある。お互いのリスペクトは素晴らしいものだ」

    「それに僕はヘルムート・マルコともとても良い関係を築いている。僕がF1にいることについて彼には感謝しているんだ」

    カルロス・サインツは、2015年にトロロッソでF1デビューを果たした後、3年間トロロッソに在籍していたが、それ以上のチームに残留することを拒んでいた。また、2016年にダニール・クビアトが成績に不振によってトロロッソに出戻った際には、自分ではなく、マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングのドライバーに選ばれたことを快く思っていなかった。

    カルロス・サインツはマクラーレンへの移籍が噂されている。レッドブルがカルロス・サインツを保持するためのオプション契約は9月末までとされており、現在トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーがレッドブル・レーシングの最有力候補に挙げられている。

    レッドブル・レーシングは2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載することが決定しており、誰がホンダのエンジンをドライブするかという点でも注目のシリーシーズンとなっている。

  • レッドブル 「リカルドは“サポート役”に回ることを懸念したに違いない」

    レッドブル 「リカルドは“サポート役”に回ることを懸念したに違いない」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドがチームを離れることを決断したのは、マックス・フェルスタッペンの“サポート役”を果たすことになるかもしれないという懸念を抱いていたに違いないと考えている。

    過去5シーズンにわたってレッドブル・レーシングでF1を戦ってきたダニエル・リカルドだが、今シーズン限りでチームを離れ、2019年にルノーに移籍することを決断。そのニュースはF1界に衝撃を与えた。

    「5年間を経て、彼は新しいチャレンジ、新しい入学案内が必要だという思いが強くなったんだと思う」とクリスチャン・ホーナーはF1公式サイトにコメント。

    「もちろん、彼がルノーF1チームに加入するという選択をしたのは、彼らが優位に立てると感じたからだと思う。彼は我々と過ごしていた時間のなかでルノーのプロダクトを非常に良く知っている」

    「それに彼はおそらくもっと小さな環境で主導的な役割を果たすことを望んでいたんだと考えずにっはいられない。彼とマックスとの間の競争は非常に激しかった。マックスはますます強くなっている。ダニエルは立ち去って何か他のことをするにはちょうどいいタイミングだと決断したんだと思う」

    クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンはレッドブル・レーシング内で常に“平等なステータス”を与えられていたが、そのなかでのフェルスタッペンの改善がリカルドの決断を促したと考えている。

    「彼はスピードと強さという点でマックスが成長しているのを目の当たりにしているし、もっとわかりやすく言えば、彼はサポート役に回りたくはなかったんだと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「彼らは決して異なった方法で扱われているわけではない」

    「それがダニエルの意思決定の大部分を占めていたかもしれないと考えずにはいられない。それがフェラーリやメルセデスであれば、理解はできる。だが、彼のキャリアのこの段階ではそれは大きなリスクになる」

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブルはダニエル・リカルドの契約要求のすべてを満たす準備ができていたと語る。

    「かなり控えめに言えば、付き合いたいと思っている少女を説得しているような感じだった」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「ダニエルは、ディートリッヒ(マテシッツ/レッドブル オーナー)、ヘルムート(マルコ/レッドブル モータースポーツアドバイザー)、そして、私自身と会話をしていた。そして、我々はそれを実現しようと努力していた」

    「心が実際にそこになければどうにもならない。ちょうどそのような感じだった。最終的に我々はダニエルが望み、求めてきた全てを与えたが、それでも彼の心に『レッドブルで続けていきたい』と言わせるには十分ではなかったんだと思う。お金でもなく、ステータスでもなく、ポジションやコミットメント、期間でもなかった。彼は『今、キャリアのこの段階で何か他のことをする必要がある』と感じ単だと思う。素晴らしい選択かもしれないし、後悔することになる選択かもしれない」

    また、クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドの決断は、来年からレッドブルにエンジンを供給するホンダに関する懸念によって動機づけされたとは思っていない。

    「彼は2つのエンジンの比較パフォーマンスと信頼性を知っている。我々はフェラーリとメルセデスが彼を連れにやってこなかったので、12か月後に彼らがやってきたときに移籍可能なように1年契約に合意する準備さえしていた」

    ダニエル・リカルドは、アメリカのイベントへ移動中にルノー移籍の決断を固め、先週の木曜日にクリスチャン・ホーナーに電話で意思を伝えている。

    「木曜日の午後に彼がルノーに行くと言ったきたときはおちょっくっているのかと思った」とクリスチャン・ホーナーと認める。

    「だが、そのあと、それが彼の決断だということが非常に明白になった。それを尊重しなければならない。ルノーは成長しているチームだし、彼らはそこにリソースを投入している。素晴らしい選択になるかもしれない」

  • マックス・フェルスタッペン「ルノーの改良版PU投入に2レース分の遅れ」

    マックス・フェルスタッペン「ルノーの改良版PU投入に2レース分の遅れ」

    マックス・フェルスタッペンは、ルノーF1にとってレッドブル・レーシングは最優先事項ではなくなっており、それによって今シーズンのエンジンアップグレードに“2レース分の遅れがある”ように感じていると語る。

    F1がパワーユニット時代に突入して以降、ルノーとレッドブル・レーシングの関係は悪化していたが、2016年にルノーが独自のワークスチームを復活させたことでその関係はさらに複雑なものになった。

    レッドブル・レーシングが2019年からホンダにF1パワーユニットを切り替えるのはそれも理由のひとつ。現在、ルノーのカスタマーであるレッドブル・レーシングは、来季からホンダのワークスパートナーとして姉妹チームのトロロッソとともに開発を進めていく。

    F1ハンガリーGPでルノーのMGU-Kの故障によってリタイアを余儀なくされたマックス・フェルスタッペンは、ルノーに対する不満について、メルセデスやフェラーリよりも研究室からレーストラックまでのタイムラグがあることを挙げた。

    残りのシーズンで、レッドブル・レーシングがルノーから同じ扱いを受けていないことを心配しているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「それを言うのは難しい」とコメント。

    「例えば、ガソリンに関しては僕たちはドイツで持ち込むことができたかもしれないけど、信頼性が確実ではなかったので、今(ハンガリー)やっと導入できた」

    「そのようなことだね。もし新しいパーツがあれば、もちろん、それらは最初にファクトリーチームのところに行く。理論的なことではあるけど、僕たちにとっては残念なことだ」

    「フェラーリとメルセデスにはすぐに導入されることはわかると思うし、残りのステップに踏み出す前に1~2レースをそのために利用できるはずだ」

    「なので、僕たちは常に2レースの遅れをとっている」

    レッドブル・レーシングは、ルノーのワークスチーム、そして、他のカスタマーであるマクラーレンとっは異なる燃料および潤滑油サプライヤーを採用している。そのため、ルノーはレッドブル・レーシングが使用するエクソンモービルの製品のアップグレードをテストするためにヴィリーのエンジン本部でそのための時間を割かなければならない。

    BPカストロールの製品を使用するルノーは、異なるサプライヤーを採用していることが、レッドブル・レーシングがカナダでルノーのアップグレード版エンジンをフルに使用することへの妨げになったと述べている。

    エクソンモービルの今シーズン初のアップグレードは第12戦ハンガリーGPで導入されたが、BPカストロールの新型燃料は第5戦スペインGPで導入されており、そこには7戦の開きがあった。

    マックス・フェルスタッペンは、ルノーとの決別によって、今シーズンはそのような状況がさらに悪化していく可能性があると認める。

    「特に今では彼らは独自のファクトリーチームを持っているし、常にいろいろなことが少しずつ遅れている」とマックス・フェルスタッペンは続ける。

    「ホンダへ切り替えることが確実となったことで、今後それが有利に働くことはないだろう。つまり、そういうことだ」

    「でも、そのような状況がどのように作用するかはわかっているし、とにかく受け入れるしかない」

    ダニエル・リカルドがルノーに移籍することで来シーズンは新しいチームメイトを迎えることになるマックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングは自分たちでコントロールできることに集中していく必要があると語る。

    「引き続き、クルマをうまく開発していけることを願っている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「エンジンは難しい話だ。でも、僕たちはクルマに関してはメルセデスやフェラーリよりも優れているので、シャシー面でキャッチアップしていく必要がある」