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  • レッドブル 「RB15はすでに昨年中盤のパフォーマンスレベルに到達」

    レッドブル 「RB15はすでに昨年中盤のパフォーマンスレベルに到達」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2019年の空力レギュレーション変更によって1500万ユーロ(約18億6600万円)のコストが追加でかかったが、データ上では2019年F1マシン『RB15』のパフォーマンスレベルは、すでに昨年中盤の水準に達していると述べた。

    今年、F1はレースのクオリティの向上やオーバーテイクの増加を狙って、後続マシンがより接近できるように簡素化されたフロントウイングやバージボードなどを含む空力レギュレーションの変更が実施される。

    レッドブルは、昨年5月にこれらの変更を推進していくと決定された際、裏付けされたデータがないこと、変更によってもたらされる財政的な影響を理由に反対の声を上げていた。

    ヘルムート・マルコは、フロントウイングの変更はオーバーテイクの見込みを改善するだろうとしつつも、空力レギュレーションの変更によって追加で1500万ユーロのコストがかかり、レッドブルのリサーチとシミュレーションによると、2019年F1マシン『RB15』のパフォーマンスレベルはすでに昨年中盤のパフォーマンスに達していると述べた。

    「空力データは昨年の夏と同じだ。メルボルンに着く頃にはおそらくそれ以上になっているだろう」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「だが、今ではメルセデス、フェラーリ、そして、我々との間で議論のための良い基盤がある。我々はレギュレーションは技術者によって決定されるべきではないということで合意している」

    「技術者が関わるとすぐにコストが上がり、全てが複雑になる。物事は明確に述べられなければならない」

    レッドブルは、ホンダのF1エンジンはすでにルノーを上回っていると述べており、昨年と同等のシャシーにさらなる馬力が追加されれば、メルセデスとフェラーリとのタイトル争いに積極的に絡んでいけるかもしれない。レッドブル・レーシングは昨年まで予選で苦戦をしいられていたが、今年のホンダのF1エンジンにはメルセデスとフェラーリ同様に予選Q3で追加のパフォーブーストを得る“パーティモード”が備えられるとされている。

    また、ヘルムート・マルコは、ルール変更はF1のダブルタイトルを5連覇している“メルセデス主導”で行われたと語る。

    「誰もがメルセデスが他のクルマの後ろにいるときにオーバーテイクにどれくらい苦戦しているかを見ることができる」とヘルムート・マルコは述べ、2019年のレギュレーション変更の本質に対する不満はあるが、レッドブルの政治的関係は以前よりも強くなっていると言う。

    ヘルムート・マルコは、メルセデスとの良好な関係に加え、昨年夏にCEOのセルジオ・マルキオンネが急死したことを受け、レッドブルとフェラーリの間で“多くのシンパシー”が生まれた主張する。

    F1では2021年に予定されている大幅なレギュレーション変更にいついて話し合いが続けられており、F1の主要チームが重要な問題に対して足並みを揃えることができることは重要になる。

    F1の所有者であるリバティメディアは、F1の統治方法、F1チームへの分配金、技術レギュレーションの大幅な変更など、当初意図していた規制の見直しにおいて行き詰っている。

    ヘルムート・マルコは、リバティメディアが前向きな方法で合意させることに失敗している例として、予選制限とエンジン規約に関して進展がないことを指摘した。

    「我々は何も決めないことでゆっくりと批判的なフェーズに到達してきていると思う」とヘルムート・マルコはコメント。

    「私が非常に高い値段で株式を取得した上場企業のリバティならば、2021年にどう見えるかと予想していることをどこかの段階で株主に説明する必要が出てくるだろう」

    「収益の機会はどうなるのか? それはどのように継続されるのか?」

    レッドブルは、ホンダとのパートナーシップにおける初マシンとなる『RB15』の発表日はまだ明らかにしていないが、ヘルムート・マルコはプレシーズンテスト数日前にシルバーストンでお披露目する計画があることを明らかにしている。

  • ルノーF1 「レッドブル・レーシングは我々のことを恐れている」

    ルノーF1 「レッドブル・レーシングは我々のことを恐れている」

    ルノーF1チームは、レッドブル・レーシングが2019年にチームに加入するダニエル・リカルドの早期テストを許可しなかったことは自分たちのことを“恐れている”ことの表れだと考えている。

    ダニエル・リカルドは、今年8月に5年間を過ごしたレッドブル・レーシングを離れてルノーに移籍することを発表したが、レッドブルは昨年末のアブダビテストでリカルドがルノーでテストすることを許可しなかった。

    その後、ダニエル・リカルドは準備の一環としてルノーのファクトリー訪問しているが、ルノーのF1マシンを走られるのは来月バルセロナで開催されるプレシーズンテストでの新車での走行が最初となる。

    ダニエル・リカルドはすでにルノーF1チームに目に見える貢献をもたらしているかと質問されたルノーF1チームのエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは「ドライバーとの相互作用から学ぶことは常にある」と Autosport にコメント。

    「彼はシミュレーターに乗り、エンジニアと過ごしている。彼がクルマを運転していないのは難しいことだ。アブダビで彼をクルマに乗せることができればよかったが、それを実現することができなかった。昨年マシンで彼のフィードバックを得られなかったのは残念だ。我々にとって非常に有益なものだったはずだからね」

    「それが実現しなかったという事実を非難するつもりはないし、我々にとってかなり喜ばしいことでもある。他の人々が我々を恐れて、競争力でアドバンテージになるものを我々に与えたくなかったということだからね」

    7回のグランプリウィナーであるダニエル・リカルドのルノーへの電撃移籍はパドックを驚かせた。ルノーは2016年にワークスチームとしてF1に復帰して以降まだ表彰台に届いておらず、元エンジンカスタマーであるレッドブル・レーシングとは困難な関係にあったからだ。

    ルノーF1チームは昨年のコンストラクターズ選手権を3強チームに次ぐ4位でフィニッシュ。マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ダニエル・リカルドの加入は、かつてダブルタイトル連覇に導いたフェルナンド・アロンソが加入した際の勢いを感じさせるものだと述べている。

    マルチン・ブコウスキーは「彼はレースウィナーだ。彼は今日のチームにはない経験を我々にもたらしてくれる」とコメント。

    「彼は長年にわたってトップチームと仕事をしてきており、クルマの方向性と開発、クルマのセットアップに関する理解を我々にもたらしてくれる。それは我々にとって有益な学習だ」

    「ダニエルのようなドライバーが加入することはチームの全員にとって大きなモチベーションの向上となっている。もちろん、彼はダニエルだからね。彼はそのようなドライバーであり、人間だ」

    「だが、勝利に挑戦し、チャンピオンシップの可能性のあるうチームからやってきたレースウィナーでもある彼は、我々のプロジェクトを信じてこの段階で我々の組織に加わった。それはプロジェクトについて多くのことを物語っており、我々がここで構築しようとしていることについて多くを物語っている。そして、それは全てがまとめた」

    レッドブル・レーシングは、2019年からルノーに代えてホンダのF1パワーユニットを搭載。ホンダのF1エンジンのポテンシャルに大きな期待を寄せているが、仮にホンダのF1エンジンがパフォーマンスを発揮できない場合、ルノーがライバルとして立ちはだかることになるだろう。

  • マックス・フェルスタッペン 「必ずしも最高のクルマが必要なわけではない」

    マックス・フェルスタッペン 「必ずしも最高のクルマが必要なわけではない」

    マックス・フェルスタッペンは、F1ワールドチャンピオンに挑戦するためには、必ずしもレッドブル・レーシングの新しいエンジンパートナーであるホンダのF1エンジンがメルセデスやフェラーリのエンジンのパフォーマンスを上回ることが必要なわけではないと強気だ。

    レッドブル・レーシングは、V6ターボハイブリッド時代に入ってからパフォーマンスを発揮できていないルノーとのパートナーシップを解消して、今季からホンダのF1エンジンを搭載する。

    マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1とのパートナーシップがすぐにF1グリッドを圧倒するパッケージに仕上がる可能性は低いと認めているが、2018年の自分のパフォーマンスはレッドブルに自信を与えていると語る。

    昨シーズン後半、マックス・フェルスタッペンは、ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンに次ぐ多くのポイントを獲得。メキシコGPでは圧倒的な強さをみせ、ブラジルGPでもエステバン・オコンとの不必要なクラッシュがなければ、勝利は確実だった。

    ホンダとレッドブルの新たな提携について「長期的なコラボレーションになることを願っている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「すべてが一気にスムーズに進むとは思っていないし、それを期待することはできないと思う。僕は常に集中しているけど、プロジェクトを信じることも必要だし、忍耐強くなければならない」

    「シーズン開幕時に僕たちが実際にチャンピオンシップを争えるとは思っていないけど、とにかく今年より少しでも良くなれば、僕たちはライバルに近づけるはずだし、一貫性のあるシーズンを過ごせるはずだ。それはすでにチャンピオンシップとしては改善だ」

    「必ずしも最高のクルマが必要なわけではない」

  • レッドブル・ホンダの初F1マシン『RB15』の開発は“スケジュール通り”

    レッドブル・ホンダの初F1マシン『RB15』の開発は“スケジュール通り”

    レッドブル・レーシングとホンダF1のパートナーシップにおける初号機となる2019年F1マシン『RB15』の開発はスケジュール通りに進行しているとヘルムート・マルコはコメント

    レッドブル・レーシングは、昨シーズン限りでルノーとのパートナーシップを解消。今年からホンダのワークスチームとして新たな時代をスタートさせる。マシンの設計は“空力の鬼才”と称されるエイドリアン・ニューウェイが本格的に携わることになる。

    すでに一部のチームは2019年F1マシンのシャシーがFIAの義務的なクラッシュテストに合格したことを発表しており、新車の発表日を公表しているチームもある。

    だが、レッドブル・レーシングは伝統的に新車の発表を遅らせる傾向にあり、エイドリアン・ニューウェイは開発のために極限まで最終期限を遅らせることで有名だ。

    しかし、Motorsport-Magazin.com の報道によると、レッドブル・ホンダは1月24日にクラッシュテストを実施し、2019年マシン『RB15』はバルセロナテストの数日前に正式発表されるという。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、RB15の新車発表会がシルバーストンで開催されると述べた。

    「常にタイトではるが、我々はニューウェイに最初の公式テスト日が発表日ではないと伝えている」とヘルムート・マルコはコメント。

    シャシー性能には定評のあるレッドブル・レーシングに改善されたホンダのF1エンジンが搭載されれば、2019年にRB15は勝てるパッケージ仕上がる可能性があると予測されている。

    レッドブル・ホンダのトップドライバーであるマックス・フェルスタッペンは、チャンピオンシップを目指す“準備は整えている”と主張する。

    「F1はパッケージングに大きく依存するのでそれは常に本当に難しい質問だと思う」とマックス・フェルスタッペンはお面と。

    「F1で過去を振り返れば、ルイスは初年度にタイトルを争う準備はできていたように思う。僕たちに勝てるパッケージがあったとしても、ミスをする週末もあるかもしれないし、全体的にもっとうまく過ごせる週末もあるかもしれない。まずは僕たちにそのパッケージがあることを期待したい」

    「もちろん、僕たちは優れたクルマを造らなければならない。そして、多くは新しいホンダのエンジンがどれくらいいいかにかかっているし、僕もホンダに期待している」

    「すべてがとても有望に見えるけど、僕は現実的でいたい。まずは僕たちはまだクルマを造る必要があるし、エンジンはパワフルであるだけでなく、信頼性もなければならない」

  • ピエール・ガスリー、レッドブル・ホンダでのF1初勝利に期待

    ピエール・ガスリー、レッドブル・ホンダでのF1初勝利に期待

    ピエール・ガスリーは、自分がF1にいるのは“勝つためであることは明白”だと語る。

    昨年、トロロッソ・ホンダで初のF1フル参戦を果たしたばかりのピエール・ガスリーだが、2019年はルノーに移籍したダニエル・リカルドの後任として、3強チームの一角であるレッドブル・レーシングに加入する。

    今年、ピエール・ガスリーは、レッドブルが大きな期待を寄せているマックス・フェルスタッペンとパートナーを組むことになるが、モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーは“ナンバー2”ドライバーとして加入するのではなく、二人を平等に扱っていくと主張している。

    「今年はF1での2シーズン目だし、まだ学ばなければならないことはわかっている」とピエール・ガスリーは RMC にコメント。

    「レース・オブ・チャンピオンズのためにメキシコにいた。そこでベッテルと話をして、成長という点で本当にピークだと感じたのは何歳のときだったかと質問したんだ。彼は28~30歳くらいだと言っていた」

    「僕たちは常に経験を積んで成長しているし、自分が改善していくことはわかっている。でも、自分がF1にいるならば、それは勝つためであるのは明らかだし、いつかワールドチャンピオンになるためにやっている」

    「その経験を積むには時間がかかるし、ワールドチャンピオンになるには最高のドライバーを倒さなければならない。現時点でマックスは明らかに最高のドライバーのひとりだ」

    「だから、マックスがチームメイトなのは僕にとって素晴らしいチャンスだし、比較でもある」

    レッドブルとマックス・フェルスタッペンは、2019年にタイトルを獲得するチャンスがあると強気だが、ピエール・ガスリーはレッドブル・ホンダがどれくらい競争力があるかは確信を持っていないと語る。

    「またシーズンの具体的な目標は決めていない。クルマがどれくらい競争力があるかわからないからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「レギュレーションが変更になり、僕たちはエンジンサプライヤーを変更した。21戦で3基のパワーユニットしか使えないし、それは難しい状況だ。僕が誤解いていなければ、昨年僕たち(トロロッソ・ホンダ)は8基のエンジンを使用していた」

    「でも、レッドブルが良いクルマを生み出して、表彰台や勝利を争うチャンスを得られるならば、それを生かすつもりだ」

  • ダニエル・リカルド 「レッドブル・ホンダが王者になっても後悔はしない」

    ダニエル・リカルド 「レッドブル・ホンダが王者になっても後悔はしない」

    レッドブル・レーシングからルノーに移籍したダニエル・リカルドは、レッドブルとホンダのパートナーシップが成功を収め、マックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンを獲得したとしても甘んじて受け入れるつもりだと語る。

    レッドブル・レーシングでの5シーズンで7勝を挙げたダニエル・リカルドだが、自身のキャリアにとって変化の時だと悟り、2019年からまだ再建途中にあるルノーF1チームに移籍する。

    ダニエル・リカルドがレッドブルを離れる決断をした一因として、今季からレッドブル・レーシングがルノーに代えてホンダにF1パワーユニットを搭載するという決定があった。リカルドはホンダのF1エンジンが期待通りの競争力と信頼性を発揮できないことを恐れた。

    しかし、その逆でレッドブル・ホンダが競争力をつけ、マックス・フェルスタッペンが2019年にF1ワールドタンピオンを獲得したとしても、ダニエル・リカルドは受け入れるつもりだと語る。

    「実際、それが僕にとっての意思決定の一部だったし、『もしホンダとレッドブルが成功して、マックス。がワールドチャンピンになったらどうなるか?』とも考えた」とダニエル・リカルドは RACER にコメント。

    「だから、すでにそのことは僕の頭のなかで考えてきたし、そうなってもOKだし、受け入れるつもりだ」

    「最終的に振り返ってみても、僕にはとにかく変更が必要だったという部分が大きいし、気にはしないと思う」

    「2019年にチームがそれをうまくやったとしても、それが理に叶っているならば、自分はすべてを引き出すことができたと納得できるかどうかはわからない」

    「でも、どんな展開になろうと僕は受け入れてきたし、僕にとって正しいことだったと信じている」

    ダニエル・リカルドは、レッドブル・レーシングで7勝、29回の表彰台、3回のポールポジションを獲得。ルノーに移籍してその記録を伸ばせないわけではないが、最終的な目標であるF1ワールドチャンピオン獲得は大きなチャレンジとなる。

    「いいや、後悔はしていない。実際には全く異なる」とダニエル・リカルドはコメント。

    「いずれにしろ、他に選択肢はあまり多くなかったと思うし、2年前にメルセデスと契約できたわけではないし、そのようなことは望まなかった。だから、後悔はない。満足している」

    「2018年と2015年を見ている。フラストレーションを感じた年だったのは確かだけど、僕は常に自分のアプローチ方法には満足してる」

    「振り返るつもりはないし、『もっと懸命に仕事をしてれば、このポジションにはいなかったかもしれないし、自分の状況をもっと良くできていたかもしれない』と言うようなことはない」

    「自分に嘘をついてきたようには思っていないし、最高の週末のいくつかはもっとリラックスして感情が高ぶっていないときにやってきた」

    「でも、僕はそのバランスを見つけてきたと思うし、後悔はしていない」

  • レッドブル、フェルナンド・アロンソとの2007年の“極秘交渉”を明かす

    レッドブル、フェルナンド・アロンソとの2007年の“極秘交渉”を明かす

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、2007年秋にマドリードで行われたフェルナンド・アロンソのマネージャーとの“極秘交渉”について語った。

    昨年、フェルナンド・アロンソとレッドブル・レーシングの双方が主張した契約交渉は、最も紛らわしく、物議をかもしたトピックのひとつだった。

    フェルナンド・アロンソは、レッドブル・レーシングがダニエル・リカルドの後任として2019年のドライバーを務めることについて問い合わせてきたと主張しているが、レッドブル側はそれを否定している。

    だが、それ以前にもフェルナンド・アロンソがレッドブル・レーシングへの移籍へと近づいた瞬間があった。

    2007年秋にスペイン・アドリードでレッドブルの代表者とフェルナンド・アロンソのマネージャーを務めるルイス・ガルシア・アバドが極秘交渉を行っていた。

    その時、フェルナンド・アロンソはマクラーレンに所属し、ルーキーのルイス・ハミルトンとの戦いに苦戦を強いられていた。また、アロンソはマクラーレンが部外者を通してフェラーリから大量の文書を得たいわゆる“スパイゲート”をメディアに漏らしていた。

    それにより、フェルナンド・アロンソとマクラーレンの当時のCEOであるロン・デニスとの関係は冷え切っており、すでにアロンソはシーズン終了時にチームを離れることを決意していた。

    トヨタからもオファーがあったフェルナンド・アロンソだが、最終的にルノーへ復帰することを選んでいる。だが、レッドブル・レーシングに移籍する可能性もあった。

    当時、レッドブル・レーシングはまだ若いチームであり、2007年は表彰台を1度だけ獲得し、コンストラクターズ選手権を5位で終えていた。だが、“空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイの手腕により、チームは大きな飛躍を遂げる準備を整えていた。

    2007年秋にスペイン・アドリードでレッドブルの代表者とフェルナンド・アロンソのマネージャーを務めるルイス・ガルシア・アバドが極秘交渉を行っていた。その後、まもなくベルギーのレース週末でフェルナンド・アロンソがレッドブル・エナジーステーションにいる姿が目撃された。

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンのチームウェアでレッドブル・エナジーステーションの最上階に進み、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーとミーティングを行った。

    マドリードの極秘交渉では、レッドブル側はフェルナンド・アロンソの要求を聞いていた。

    ヘルムート・マルコは「彼らはとても要求が多かった。財政面はそれほどでもなかったが、広報活動や商品の肖像権などについての要求が厳しかった」と Motorsport-Total にコメント。

    「我々は『OK、詳細を見てみよう。あなたは契約書のドラフトを我々に送らなければならない』と伝え、彼らは1週間後に送付することで合意した。だが、14日経っても、3週間が過ぎても何も送られてこなかった」

    「それで、我々がガルシア・アバドに『ありがとう。もうすそうする必要がない』と伝えた」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、フェルナンド・アロンソへのオファーはその一回限りだと主張しているが、フェルナンド・アロンソは少なくとも4回のオファーがあったと主張している。

  • ピエール・ガスリー 「ROC出場のためレッドブルを説得する必要があった」

    ピエール・ガスリー 「ROC出場のためレッドブルを説得する必要があった」

    レッドブル・レーシングのF1ドライバーとなったピエール・ガスリーは、2019年のレース・オブ・チャンピオンズに出場するためにレッドブルを説得しなければならなかったと語る。

    ピエール・ガスリーは、メキシコシティで開催されたレース・オブ・チャンピオンズに初出場。ネイションズカップではロイック・デュバルとチーム・フランスを結成した。

    イベント開催前、ピエール・ガスリーは、レース・オブ・チャンピオンズ出場へと漕ぎ着けるのは簡単ではなかったとし、レッドブルの上層部を説得しなければならなかったと明かした。

    「子供の頃からレース・オブ・チャンピオンズを観戦してきたので、今週末ここにいられることは大きな喜びだ」とピエール・ガスリーはコメント。

    「僕はあレーサーだし、乗れるならばどんあクルマでもレースをしたい。だから、チーム・フランスでレースをする機会があるとわかったときは、もちろん、やりたいと思った」

    「チームのボスと少し交渉する必要があったけど、最終的に彼らは僕がレースをすることを許してくれた」

    「素晴らしい雰囲気の本当にクールなイベントだ。いつもよりもリラックスした雰囲気でレースをして、世界中の異なるシリーズの様々なドライバーと近況を話し合えるチャンスを得られるのは素晴らしいことだ」

    ピエール・ガスリーの参加について懸念が生じたのは、2007年のレース・オブ・チャンピオンズでパスカル・ウェーレインが事故を起こしたことがあるかもしれない。この事故で首を痛めたウェーレインはザウバーでの開幕2戦を欠場。アントニオ・ジョビナッツィが代役を務めた。

  • ダニエル・リカルド、レッドブルからルノーへ移籍を決断した心境を告白

    ダニエル・リカルド、レッドブルからルノーへ移籍を決断した心境を告白

    ダニエル・リカルドが、レッドブル・レーシングからルノーへと移籍するに至った当時の心境を語った。

    昨年、レッドブルとの契約が最終年を迎えたダニエル・リカルドは、メルセデスやフェラーリへの移籍も噂されたが、最終的にはレッドブルに残留することが確実視されていた。しかし、夏休み直前にルノーへの移籍を発表。ファンだけでなく、F1コミュニティーの多くを驚かせた。

    ダニエル・リカルドは、2019年についていくつかの選択肢を検討していたことを認める。

    「選択肢が明らかに狭まっているのはわかっていた」とダニエル・リカルドは RACER にコメント。

    「その段階でメルセデス移籍が実現しないのはわかっていたし、フェラーリ移籍が実現しないこともわかった。だから、実際、レッドブル、マクラーレン、そして、ルノーのどこかだということはわかっていた。とにかく確信が持てなかった」

    レッドブル・レーシングでは、マックス・フェルスタッペンという若手が頭角を現し、将来チームをリードすると考えられるまで成長していた。そして、それが移籍を決断させた一因とも言われている。

    ダニエル・リカルドも2014年にセバスチャン・ベッテルのチームメイトとしてレッドブル・レーシングに昇格した際に同じようなことを経験している。

    「2014年に彼らが持っていた何もかもを自分が壊したのかは実際にはわからない。僕にとって最大のことは、自分ができると信じていたことを達成したことだ。それが僕にとって最も喜ばしいことだった」とダニエル・リカルドはコメント。

    「セブと直接対したことはなかったけど、オンボードで見ていたし、彼が速くて才能があることはわかっていた。でも、『僕にだってできる。彼がやっていることは自分にもできると信じている』という感じだった。だから、それができたときに驚きはしなかった。でも、自分がやれると信じていたことを自分で証明できたのはクールなことだった」

    「でも、あの年にセブは本当にうまく処理していたと思う。たぶん密室ではフラストレーションを示していたと思うけど、僕が勝ったり、彼を抜いたバーレーンだったり、バトルをしたモンツァでも、常に彼は僕のところにやってきて敬意を示していた。『良いバトルだった。君とハードに戦ったけど、クリーンだった』とね。彼はそれを尊重していた。それが彼が望んでいたやり方だったと確信しているけどね・・・」

    「だから、僕がチームを壊したとは感じていなかったし、言わば、彼は僕が熱をもたらしていることを尊重していたと思う。彼が次に進む時間だといいう兆候も少しあったと思う。おそらく僕がチームと走る次の男だとね」

    レッドブル・レーシングはダニエル・リカルドに2年契約を提示したが、ホンダへエンジンを切り替える2019年がどうなるかをわからなかったダニエル・リカルドは1年契約を希望。レッドブル側もそのjo条件を飲んでいた。

    「わからないけど、僕は自分が望んでいたことに近づいたと思う。いくつかのことがあった。僕は行ったり来たりしていたし、当初は彼らは2年契約を望んでいた。僕は自分がもう一年ここにいたいか、2年間走りたいのかどうかすでに疑問に思っていた・・・個人的に少し心配していた。自分のモチベーションがまだそこにあるかということをね」とダニエル・リカルドは語る。

    「ホンダがうまくいかなければ、来年はフラストレーションの一年になるのではないかと考えた。それでも僕は本当にもう一年走りたいのか? それを乗り越えるつもりなのか?とね。だから、当初は2年契約が懸念だったし、その後『OK、1年頑張ってみよう』という感じだった。ホンダがうまくいけば、素晴らしいし、僕たちはそれを拡大していくだろうとね」

    「でも、そのあとの1年もリスキーだと感じた。1年契約では何も達成できないように感じた。本当にわからなくなっていた。自分が望んでいると考えていたものが、最後にはあまり望んでいないものになっていた。僕にとって2年契約は本当に望んでいることだと感じられなかったし、1年契約は12ヶ月で再びこのポジションに戻ってくるように感じた。正直、このような立場には戻ってきたくなかった。ちょっと疲れはじめていたからね」

    その後、マクラーレンへの移籍が浮上したダニエル・リカルドは、チームのことは気に入っていたが、過去数年間の低迷を無視することはできなかったと語る。

    「マクラーレンとは何度かミーティングを行ったし、彼らは本当にクールな人々だと思った」とダニエル・リカルドは語る。

    「僕が彼らのことを本当に好きなのは間違いない。レッドブルや他の人たちが好きではないというわけではないけど、彼らには本当にポジティブな雰囲気を感じた。でも、もちろん、彼らはまだ競争力がないことを認めているし、その時点まで行けると考えるのは少し楽観的すぎるように思えた。だから、マクラレーン移籍は排除した感じだ」

    「ルノーは少し話をしているという感じだった。そして、最終的にビビッと感じた。『大丈夫。ワークスチームだし、彼らは良い進歩を遂げている。2年契約。しっかりした契約だ』とね」

    「嘘をつくつもりはない。チームメイトとしてニコ(ヒュルケンベルグ)がいることは決して悪いことではない。そのアイデアが気に入った。僕はずっと彼のことを評価してきた。ジュニア時代から彼とレースをしているし、彼は基本的にすべてを勝ち取っていた。チームとの彼の仕事、レースでの経験はチームを助けることができると思っている」

    「彼が本当にモチベーションが高いこともわかっている。彼は多くの人々が望まないような統計を持っている。表彰台に上がれていないというね。誰もが彼が十分にそれができることをわかっている。だから、彼はやる気になるだろうし、僕がチームに加入することも追加のモチベーションになるだろう。でも、それは僕たちを後押しして、進歩を早めてくると思う」

    「ぴったりはまったように思えた。『何がわかる?なるようにしかならない』とね。変化が必要だと本気で感じていた時点まで来ていたし、本当にルーチンを壊したいと思っていた」

    「奇妙に聞こえるかもしれないし、人々は『どうすればF1が退屈だったり、ルーチンになったりするのか?』と思うかもしれないけど、僕はすべてのことと同じだと思っている。学校で飛び回っていた子供の頃も自分がやっていることに本当に満足できたことはなかったし、いつも他のことをやりたいと思っていた。同じチーム、同じ人々という点でその時点に到達し単だと思う。『よし、もう他のことをする必要がある』とね。ちょっと落ち着かないけどね!」

    2018年はコンストラクターズ選手権4位で終えたルノーだが、3強チームとのギャップはまだ大きい。ダニエル・リカルドも今後2年間はチャレンジンなシーズンになることを承知していると語る。

    「完全に個人的なことであれば、マクラーレンは誰よりも魅力的だったはずだ。でも、そこには大きなパフォーマンスの塊があったのは明らかだった」とダニエル・リカルドは語る。

    「ルノーが発表したプレゼンテーションも・・・僕たち全員がまだシャシーとエンジンでやらなければならない作業があることはわかっているけど、彼らが僕に示してくれたこと、彼らが過去2年間で達成したこと、彼らがそれを紙の上に置いて、すべてを足し合わせれば、彼らの軌道は現実的に思える。うまくいくように思えたんだ」

  • レッドブル・レーシング、ホンダF1との“コミュニケーション”に自信

    レッドブル・レーシング、ホンダF1との“コミュニケーション”に自信

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ホンダとの効率的なコミニュケーションが、2019年に違いをもたらすと自信を見せている。

    2010年から2013年までルノーとともにダブルタイトルを4連覇したレッドブル・レーシングだったが、F1がターボハイブリッド時代に突入して以降は関係が悪化。メディアを通して舌戦を繰り返し、昨年末でパートナーシップを解消するに至った。

    レッドル・レーシングは、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載するが、ホンダもマクラーレンとのパートナーシップ時代に同様の屈辱的な経験をしてきた。

    「どのようなビジネスにおいてもそうだが、特にこのスポーツではコミュニケーションが重要な要素だ」とクリスチャン・ホーナーはF1公式サイトにコメント。

    「当然ながらホンダは日本を拠点にしているが、彼らの英国拠点はミルトンキーンズの我々から目と鼻の先のところにある」

    「もちろん、グループ間で膨大な量の議論が行われているし、これまでのところ、全てが非常にポジティブだ」

    「レッドブル・テクロノジー、トロロッソ。ホンダとのリレーションシップを通じて、非常に健全な職場環境が育っていると思うし、来年それが完全に新しくなることはない」

    昨年、4勝を挙げたレッドブル・レーシングだったが、常にルノーにはメルセデスやフェラーリに匹敵できるパワーがなかったと主張していた。

    「もし、クルマにあと40kW(約53馬力)あれば、シーズンはかなり違ったものになっていただろう」とコメント。

    「間違いなくこれまでで最高のシャシーを造り上げてくれたミルトン・キーンの皆には脱帽だ。同じエンジンの他のユーザー(ワークスルノーとマクラーレン)を見れば、違った世界にいる」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、ホンダとの新たなパートナーシップはこれまでのところ有望であり、2019年の新しいホンダのF1パワーユニットはメルセデスやフェラーリに近づくことができると楽観的に考えている。

    「パフォーマンスの向上に関しても、その数値は我々を本当に楽観的にしている」とヘルムート・マルコはコメント。

    「ホンダのエンジンはすでにルノーのエンジンをわずかに上回っている。ホンダによって提供されたデータと我々のGPSデータを組み合わせれば、我々はメルセデスやフェラーリの領域に入ることになるだろう」

    「もちろん、彼らだって眠っているわけではない。しかし、彼らはすでに非常に高いレベルになるし、もはやそのような飛躍を遂げることはできないだろう」

    「たとえ我々が10~15kW(約15~20馬力)劣っていたとしても、ルノー時代の8気筒エンジンと違いはなかった。我々はそれを補うことができる」

    一方、ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブルからの公な批判は戦略的なものだったと語る。

    「レッドブルとの関係を終えることをまったく残念に思っていない理由のひとつは、レッドブルが我々のコミュニケーションをコントロールしていたため、我々がそれに対応しければならなかったことにある」とシリル・アビテブールはにコメント。

    「それは競技の場のレベルではなかった。コミュニケーションの観点で見れば、レッドブルは我々よりもはるかに強力だからね」

    「我々は絶えず後手に回っていたし、多くの場合、それは彼らの目的に合ったコミュニケーションだった。そして、残念ながら、そのノイズとコミュニケーションが現実のものになりつつある世界に我々はいる」

    「はっきりさせておこう。我々のエンジン状況はまだ必要な場所にはきていない。だが、それは遠くから見るほど悪くもない。来年ははるかに良くなると言うことができる」