タグ: ル・マン24時間レース

  • 中野信治 「リタイアは本当に悔しい」 (ル・マン24時間レース)

    中野信治 「リタイアは本当に悔しい」 (ル・マン24時間レース)

    中野信治は、ル・マン24時間レースをチームメートのクラッシュによるリタイアで終えることになった。

    ADRデルタからLM2クラスに参戦した中野信治は、スタートドライバーを務め、クラストップのタイムを更新しながら周回していた。

    しかし、その後走行を担当したチームメートがクラッシュ。クルマのダメージが大きく、ピットへ戻れないためリタイアが決まった。

    「チームメートが走行中にクラッシュ。マシンのダメージが大きくピットに戻る事が出来ずにリタイアが決定してしまいました。彼は朝に続いて2度目のクラッシュでした。言葉がありません。応援して頂いた皆さんに申し訳ない。速い車も作ったのに。スタート後の速さがそれを証明してた。本当に悔しい」と中野信治は自身のTwitterでコメント。

    「現在朝の4時を過ぎたところです。リタイアが決定後チームメートはサーキットを離れましたが、僕はそのままサーキットに残っています。やっぱり気持ちがサーキットから離れられない」

    また中野信治は、スタート直後の事故で亡くなったアラン・シモンセンに哀悼の意を表した。

    「昨日スタート直後の事故で他界されたアラン・シモンセン選手の悲報に接し、謹んで哀悼の意を表します」

  • 日産、2014年のル・マン参戦マシン「Nissan ZEOD RC」を公開

    日産、2014年のル・マン参戦マシン「Nissan ZEOD RC」を公開

    日産は、時速300km以上のスピードを誇る世界最速の電力駆動レーシングカーである「Nissan ZEOD RC」を公開した。

    「Nissan ZEOD RC (Zero Emission On Demand Racing Car)」は、2014年のル・マン24時間でレースデビューを果たす。将来的なLMP1クラス参戦に向けて検討していくプログラムの一環として、日産は新しいレース用電動パワートレイン技術のテストを開始する。

    「Nissan ZEOD RC」は、革新的で新しい技術を紹介する車両のための「ガレージ56」枠で、2014年のル・マン24時間に出場する。

    日産/ニスモが運営する「Nissan ZEOD RC」の開発チームは、新たに日産のダイレクター・オブ・モータースポーツ・イノベーションに就任したベン・ボウルビーが指揮。ボウルビーは2012年のNissanデルタウィング・プログラムを率いていた。

    「Nissan ZEOD RC」は来年のル・マン24時間レースに参戦する予定だが、日産は21日(金)、ル・マン24時間レースが開催されるサルテサーキットのパブリックスペースに本車両を展示。今後も世界中のファンに向け、YouTubeで視聴可能な「NISMO TVチャンネル」を通じて継続的に情報提供を行っていく。

    日産の副社長のアンディ パーマーは「日産は、ゼロエミッション・モビリティのグローバルリーダーです。世界で最も歴史があり、最もタフで、最も有名な耐久レースにおいて、日産がこれまでバッテリー技術の開発で培ったことを皆さんにお見せできる機会を心待ちにしています。また、「ガレージ56」枠での出場は、日産が将来的にル・マン24時間レースのLMP1クラスに復帰を目指す上で、日産の技術力を今後どのように活用できるのかということを評価するための、貴重な技術開発の機会となります。日産は、非常に多くのデータを得ることができるでしょう。」と述べた。

    「Nissan ZEOD RC」の設計者であるベン・ボウルビーは、このクルマの開発が将来のレースカーの「電気化」における重要な一歩となると確信している。

    「日産はこれまで電気自動車の技術開発において学んできたことを、新しいレーシングカーの開発に生かしたいと考えています。『Nissan ZEOD RC』開発チームは、パッケージングと空力性能の開発にも注力してきました。これらは極めて高い走行性能を実現するだけでなく、高いエネルギー効率をも実現します。」とボウルビーは語った。

    日産は、「Nissan ZEOD RC」用のタイヤを製作するため、フランスのタイヤメーカーのミシュランとパートナーシップを結ぶ予定。フランスのクレルモン・フェランに本社を置くミシュランは、15年連続でル・マン24時間レースにおいてミシュラン装着車が優勝するという素晴らしい結果を残している。

    「Nissan ZEOD RC」は、今年の夏の終わりにテスト走行を始める予定。2013年ル・マン24時間レースでは、LMP2クラス出場の22台中15台が日産のエンジン搭載車であり、今年も優勝を目指している。2013年FIA世界耐久選手権では、第1、2戦のシルバーストン、スパ・フランコルシャンにおいて日産エンジン搭載車が上位を独占している。

    Nissan ZEOD RC

  • 小林可夢偉 「バランス・オブ・ポリティクになっている」 (ル・マン予選)

    小林可夢偉 「バランス・オブ・ポリティクになっている」 (ル・マン予選)

    小林可夢偉が、ル・マン24時間レースの木曜予選を振り返った。

    小林可夢偉のAFコルセ 71号車は、予選をクラス6番手で終えた。ル・マン24時間レースを前に、GTE ProクラスでBoP(バランス・オブ・パワー)の調整が行われたが、結果的にAFコルセのフェラーリには不利な調整になったと小林可夢偉は述べた。

    小林可夢偉 2013年 ル・マン24時間レース 木曜予選後のコメント


    予選、全てセッションが終わって、一応、6番手なんですけども。これをどう言ったらいいのかわからないんですけど。実際、トップのクルマはアストンなんですけど、はるか彼方のスピードだったので、この結果は仕方ないかなと。このレースの前にBoPといって、バランス・オブ・パワーと言われるものが一応変ったんですけど、実際これが僕らに不利なって、なんとポルシェがちょっと速くなるという事態までいっているので、実際若干ピンチではあるんですが、レース24時間あるので、なにがあるかわからないし、僕自身、そんなに予選の結果が大事と思っているわけではないので、なんとか24時間まずトラブルなくしっかり走り切れるように。でも、明日一日空くんですけど、明日はドライバーズパレード、一日そのためのイベント、何をすればいいか僕もわからないんですけど、土曜日にむけてレースをしたいなと思います。そうですね、このBoP(バランス・オブ・パワー)なんですけど、今回僕は、バランス・オブ・ポリティクになってるんじゃないかなと、ちょっと思うくらい、ちょっと酷いバランスの合わせ方だったんで、なんとか今後これをもう一回見直してもらえるようにしたいなと思うのと、まず24時間レース初めて走るので、しっかり楽しく終われればいいなと。もちろん、表彰台も狙えればいいんですけど。まぁ、24時間なんのレースかよくわかんないんですけど、とりあえず、24時間しっかり走って、まず自分たちがベストを尽くしたなと思えることをできるように努力します。では、皆さん、24時間、観なくて大丈夫です。飛び飛びで大丈夫なので、楽しく観ててください。できるだけ、チェッカーは見逃さないようにお願いします。

  • アウディ、予選トップ3を独占 (ル・マン24時間レース)

    アウディ、予選トップ3を独占 (ル・マン24時間レース)

    アウディは、ル・マン24時間レースの予選で1-2-3位を獲得。ハイブリッドマシンがフロントローを独占するという90年に渡るル・マンの歴史の中で初の快挙を成し遂げた。

    昨年のル・マンでハイブリッドカーによる史上初優勝を飾ったアウディのマシンは、2日間に渡って行われた今年の予選でも、全長13.629kmのコースを舞台に類い希なるパフォーマンスを発揮し、TDIエンジンとquattroドライブの優秀性をあらためて証明した。

    熾烈な闘いを制してポールポジションを獲得したのは、ゼッケン2号車のアウディ R18 e-tron quattro。予選最速タイムの3分22秒349(平均速度242.5km/h)は、ロイック・デュバルが19日のナイトセッションで記録。翌20日の予選が終了してもこの記録が破られることはなく、ポールポジションが確定した。

    トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュとチームを組むデュバルにとってル・マンでのポールポジション獲得は初めての経験であり、アウディとしては合計8回目となる。ちなみにアウディは、2000年、2001年、2002年、2004年、2006年、2011年、そして2012年に、フロントローを独占している。

    予選2番手を獲得したアウディ R18 e-tron quattroを駆るのは、昨年の優勝トリオ、マルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ。それまで雨に濡れていた路面が徐々にドライコンディションに変化した20日夜の最終セッションで、わずかしかないチャンスを逃さずアタックしたアンドレ・ロッテラーが3分23秒696のタイムを記録し、それまでの3位から2位に浮上した。

    ル・マン初参戦のルーカス・ディ・グラッシ、マルク・ジェネ、オリバー・ジャービス組のゼッケン3号車は、20日のセッションでマルク ジェネが出した3分24秒341により、予選3位を獲得した。

    今年の予選は、何度も事故による赤旗中断に見舞われたうえに、路面がドライコンディションになる機会が少なかったが、アウディチームは3台のアウディ R18 e-tron quattroを最適にセットアップさせた。

    決勝レースは6月22日の午後3時(現地時刻) にスタート。22日の朝には、45分間のウォームアップ走行が行われる。レースの模様は、ユーロスポーツを始めとする27チャンネルで、ライブまたはそれに準じた放送が行われる。3台のアウディ R18 e-tron quattroからのオンボード映像を含むライブストリームをwww.audi-motorsport.comが配信する他、www.lemans-tv.comでも観戦出来まる。さらに、ツイッター@アaudi_Sportでは、ライブティッカーを配信する。

    この他に、21日の14時(現地時刻)からは、www.audimedia.tvが、アウディのプレスカンファレンスの模様を配信する。

    Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
    「最高の状況でレースをスタートすることが出来ます。特別なことをしたわけではなく、通常の準備作業の積み重ねの結果、3台すべてがファステストラップを出せたことに価値があると感じています。これはチーム全体がベストを尽くしたということであり、ドライバー全員がマシンに100%満足しているということに他なりません。1-2-3グリッドの獲得は、レースを有利にしてくれる要素ではありますが、ここはル・マンです。チーム全員で気を抜くことなく臨みます」

    クリス・レインケ (LMPプロジェクトリーダー)
    「予選結果は、チームの素晴らしい仕事ぶりを証明しています。しかし、我々の目標は予選で好成績を残すことではなく、レースに勝つことです。我々は、予選結果に満足せず、するべきことの洗い出しと入念な準備をさらに行って、レースに臨むつもりです」

    ラルフ・ユットナー (アウディスポーツ チームヨーストのテクニカルディレクター)
    「雨によるセッション中断が続いた今日は、昨日にも増して混乱した状況でしたが、昨日の夜ほぼ徹夜で行った作業の甲斐があり、より良い結果を出すことが出来ました。ドライバーは全員、素晴らしいマシンだと言ってくれ、昨日より向上したマシンのバランスに満足してくれました。ル・マンでは予選の結果はさほど重要ではありませんが、本戦に向けたマシンバランスの向上は、何よりの好材料だと思っています」

    ロイック・デュバル (アウディ R18 e-tron quattroゼッケン2号車)
    「昨日のうちにポールポジション獲得タイムを出せて良かったと思っています。ポールポジションを獲ったことで、年間チャンピオン獲得の可能性も向上しました。ル・マンの様な長距離レースではさほど意味がないとは言われますが、レースをポールポジションからスタートするに越したことはありませんので、とても嬉しく思っています。実は、昨日の時点でマシンのバランスに不安があったのですが、今日になって、かなり改善されました。今日の予選終了間際になると、路面コンディションが昨日より良くなっていたので、誰かにタイムを逆転されてしまうのではないかと心配もしていましたが、無事にポールポジションからスタート出来ることになりました。すべてが計画通りに上手く運んだことに、とても満足しています」

    トム・クリステンセン (アウディ R18 e-tron quattroゼッケン2号車)
    「1-2-3グリッド独占なんて、これ以上は望めない最高の結果です。昨晩、ロイック(デュバル)が最高のタイムを記録してくれた後、我々は本戦に向けてのセットアップに集中していました。その結果、とても満足のいく仕上がりになりました。しかし、ここで気を抜かずに、さらなる準備をチーム全員で調えています。今年もまた優勝するためには、この速さを保ったまま24時間を走り続けられる、ハードなマシンが必要になるからです」

    アラン・マクニッシュ (アウディ R18 e-tron quattroゼッケン2号車)
    「チーム全員を褒め称えたいと思います。我々はここ数週間、大まかな準備しか進められませんでしたが、今日になって、1-2-3グリッド獲得という、これ以上ない成果を挙げることが出来ました。予選結果が良かっただけでなく、レース本番に向けての最高のセットアップにも成功しました。19日の予選で、ロイック(デュバル)はかなり荒れた路面にも関わらず、驚異的なタイムを叩き出しました。あの走りは歴史に残るものだったと思っています。そして今日のセッションで、トム(クリステンセン)と私が非常に快適なセットアップが出来たことにも非常に満足していますが、ル・マンは24時間という長いレースですので、いつもの様に気を緩めることなく臨みます」

  • 井原慶子 「決勝に向けてマシンも進化している」 (ル・マン24時間)

    井原慶子 「決勝に向けてマシンも進化している」 (ル・マン24時間)

    井原慶子が、ル・マン24時間レースの予選を振り返った。

    LMP2クラスに参戦する井原慶子のガルフ・レーシング 28号車は、ル・マン24時間レースの予選をクラス19番手で終了。昨年、井原慶子は第1走のドライバーのクラッシュリタイアによって1周も走れなかっただけに、決勝にむけて士気を高めた。

    井原慶子
    「昨日今日は、コースアウトやクラッシュで赤旗中断も多く、大変難しいコンディションの予選でしたが、私たちガルフレーシングはクラッシュや大きなトラブルもなく、予選を通過することができ、今はほっとしています。昨日今日でトータル計測ラップ5周しかできませんでしたが、ニッサン/ニスモの皆さんのおかげで、昨年からずっと悩まされてきた熱問題も解消され、決勝に向けてマシンも進化しています。決勝では、チーム一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします」

  • トヨタ、予選4番手と5番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタ、予選4番手と5番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタは、ル・マン24時間レースの予選を4番手と5番手で終えた。

    6月20日(木)フランスのサルト・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースの決勝スターティンググリッドを決定する予選の2回目、3回目が行われた。

    他のWECレースとは異なり、ル・マン24時間レースのグリッドは、3回、6時間にわたって行われた予選セッションにおける、それぞれの車両ごとの最速タイムによって決定される。

    深夜0時に予選を終えるチェッカーフラッグが振られ、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンのTS030 HYBRID #8が、予選終了間際にステファン・サラザンが叩きだしたベストラップ 3分26秒654によって予選4番手を確保した。

    アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと中嶋一貴のTS030 HYBRID #7は、前日の予選第1回目で中嶋一貴が記録した3分26秒676のタイムで、予選5番手となった。

    午後7時から行われた予選2回目は、開始直前に激しい雨に見舞われ、セッションスタート時にはほとんど止んでいたものの、路面はヘビーウェット。雲が切れ、空には虹もかかる中、激しい水煙を上げながら各車インストレーションラップを開始した。

    本格的なタイムアタックは、セッション開始から1時間ほど経って路面コンディションが回復し、スリックタイヤでの走行が出来るようになってからであったが、その後も突然の雨にタイムアタックは、数度に渡り中断された。

    変わりやすい天候で、予定されていたロングランでの性能評価プログラムは中断され、その後発生した他車のクラッシュによるガードレール修復のための赤旗中断のまま、予選2回目のセッションは30分以上を残して中止となった。

    その結果、最終予選第3回目は開始時間が30分早められ、午後9時半から2時間半のセッションとして行われることとなり、セバスチャン・ブエミとアレックス・ブルツがまだ部分的に濡れた路面の残るコースでの最初のスティントを担当した。

    雨が止み、コースが乾きはじめたことで、#7、#8共に中嶋一貴とステファン・サラザンにドライバー交代してまもなく、スリックタイヤへと交換して走行を開始した。

    短い赤旗中断の後、ステファン・サラザンが最初に昨日の予選1回目のタイムを上回り、総合での予選5番手に浮上。その後、#7のタイムを僅か0.022秒だけ上回り、予選4番手となった。

    最後はニコラス・ラピエールとセバスチャン・ブエミが共に短いスティントを託されたが、予選3回目セッション終了間際の混み合ったコース上では、それ以上のタイムアップは叶わなかった。

    木下美明 チーム代表:
    予選2日目にしてやっと、ドライコンディションでレースセッティングを試すことが出来た。我々は、今日もレースでのペースに照準を合わせて開発を行ったので、この予選グリッドには納得している。ル・マンにおけるターゲットは予選ではなく、日曜日の決勝レース後の結果である。今日は良い日になったし、自分自身、チームの働きぶりに本当に感謝している。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    予選2回目:1番手(3分40秒924)7周
    予選3回目:5番手(3分28秒859)34周
    スターティンググリッド:5番手

    アレックス・ブルツ #7:
    今日は、定まらない天候やいくつものアクシデントを散見して、ル・マンがまさしく別格だという事実を見せつけられた一日だった。残念だったのは私がドライコンディションで走行が出来なかった点だ。我々トヨタ・レーシングは予選4番手、5番手。後はレース用のセットアップが正しく働いてくれることを願うばかりだ。もちろんレース戦略も重要。レース当日の朝のウォームアップでレース用に最後の調整をする。勝負は24時間レースだ。

    ニコラス・ラピエール #7:
    昨日と比べてTS030 HYBRIDはかなり良くなっている。戦闘力の高いパッケージを見つけられたので、今日の仕事はまずまずと言うところ。我々の#7はレースに向けてロングランを行った。長距離レースでは予選の順位よりそちらの方が重要となる。予選4番手、5番手は現時点で我々がなし得たベストの結果だと思う。レースに向けてはタイヤのマネージメントと燃費が鍵になると思う。早くレースが始まることを心待ちにしている。

    中嶋一貴 #7:
    今日は昨日に続けてレースに向けてのセットアップに注力した。特にタイヤの耐久性を確かめるためにロングランを行った。ただ、天候が著しい変化を見せて、結構難しい予選になった。雨が上がってからもコースが完全に乾ききっていなかったけれど、レースに向けての貴重なデータは取れたと思う。昨日からいくつかの変更を行い、その変化は確認している。ただ、もう少し細かい部分の改良は必要だと思う。とにかく、良いレースにしたいと願っている。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    予選2回目:5番手(3分42秒507)12周
    予選3回目:3番手(3分26秒654)35周
    スターティンググリッド:4番手

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ステファン・サラザンが最後にラップタイムを更新してくれて良かった。最初のセッションの私の担当スティントはウェットだったので、大変フラストレーションが溜まったが、ステファン・サラザンとセバスチャン・ブエミがドライコンディションでの良いバランスを見出してくれた。もちろん、昨日よりも上位のグリッドに付けられたのは良いことだが、我々にとって最良のニュースは、TS030 HYBRIDの感触が良く、競争力も高く感じられることだ。長いレースなので、何が起こるかわからない。

    ステファン・サラザン #8:
    昨日トラブルに見舞われたにもかかわらず、4番手グリッドを獲得出来て本当に嬉しい。満足のいく一日だった。最後はついにドライコンディションで走ることが出来たのも良かったし、グリッドポジションを上げられたのも嬉しい。しかし、優先すべきは常に決勝レースであり、我々のTS030 HYBRIDはレースでのバランスがとても良い。我々全員がTS030 HYBRIDを頼もしく感じており、レースへ向けてのセットアップも整った。長いレースであり、我々は全力を尽くして戦う。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    昨日の予選初日ではちょっとつまずいたが、今日の予選2日目では、最終的に多くの周回をこなすことが出来て満足している。いつも、ル・マンでは夜の運転が特別なものであり、それが、特別な雰囲気を醸し出している。我々は、ステファン・サラザンのお蔭で予選をこなし、とても満足している。しかし、レースは別物だ。決勝レースを見据え、何が起きるか分からない24時間へと、最後まで気を抜かずに仕事を全うする必要がある。

  • 小林可夢偉 「出だしはそこそこいい感じ」 (ル・マン24時間レース)

    小林可夢偉 「出だしはそこそこいい感じ」 (ル・マン24時間レース)

    小林可夢偉が、ル・マン24時間レース初日の練習走行と予選を終えての印象を語った。

    ル・マン24時間レース初挑戦となる小林可夢偉は、練習走行で走行を担当して2番手タイムを記録。

    予選1回目では小林可夢偉は走行を行わず、クラス6番手タイムとなったAF コルセ71号車だが、目立ったトラブルもなく、順調な週末のスタートとなった。

    小林可夢偉 2013年 ル・マン24時間レース 水曜フリー走行&予選1回目後のコメント

    ル・マン24時間がとうとう始まって、練習走行と予選1回目だったんですけど、練習走行の方は僕が結構走らせてもらって、クラス2番手タイムで出だしはそこそこいいかなっていう感じです。予選の1回目、2セッション目ですね、それは実は今日僕、走ってなかったんで、完全に観戦しに行った状態になっちゃったんですけど、残念ながら、夜走ることができなくて、初めてのこのル・マンの夜走るという経験ができなくて残念なんですけど、全体的に大きなトラブルもなく、今のところここまで来ています。天気の方はちょっと安定してないんですけど、明日予選2回目があって、そこでレースのスタート順位が決まります。ただ、24時間レースなので、実際あんまり予選のスタート順位なんかほとんど関係ないぐらいじゃないかなという気はしてるんで、全体的にレースのペース凄く大事だと思うんですけど、今のところ、どこまではっきり僕らがどこにいるかっていうのは、アストン、ポルシェ、速いと思うんですけど、今のところ三味線を弾いてるような気がします。しっかり自分らの力を出し切って、悔いのないように、今週一週間戦えるように頑張ります。24時間長いと思いますが、しっかり71番のクルマなんで、みなさん、応援宜しくお願いします。

  • トヨタ、予選初日は4番手と6番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタ、予選初日は4番手と6番手 (ル・マン24時間レース)

    トヨタは、ル・マン24時間レースの予選初日を4番手と6番手で終えた。

    フランスのサルト・サーキットで、2013年FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースが開幕。6月19日(水)は初の走行セッションとなる公式練習と予選初日1回目が行われ、トヨタは、明日の予選2日目と22日(土)から23日(日)に決勝の行われる24時間レースへと更なるレベルアップへの準備作業をこなした。

    アレックス・ブルツとニコラス・ラピエール、中嶋一貴のTS030 HYBRID #7は4番手、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、ステファン・サラザンのTS030 HYBRID #8は6番手につけ、最初の予選セッションを終えた。

    最終的な決勝レースへのスターティンググリッドは、明日20日(木)に2回行われる予選セッションで決定される。

    トヨタは今月初めに行われた公式テストデーに参加したものの、悪天候に見舞われて満足にこなせなかったプログラムのうち、セットアップとタイヤ評価の作業を再開した。

    今日の予選前に行われた公式練習はドライコンディションで始まり、#7は空力のセットアップ、#8はメカニカル・セットアップの作業に集中した。

    その後、公式練習セッションが始まって1時間ほどが経ったところで降雨に見舞われ、2度の赤旗中断もありセットアッププログラムは若干の影響を受けたが、トヨタ・レーシングは全ドライバーがスティントをこなした。

    予選初日におけるチームの目標は、24時間レースの決勝へ向けて2台のTS030 HYBRIDのセットアップを詰め、日曜日の夕方に最良の結果が得られるようにすることだった。

    午後10時、夜の闇に包まれてもまだ暖かいル・マンで、ドライコンディションの下、中嶋一貴とステファン・サラザンが各々予選初日セッションの最速ラップを目指し、タイムアタックを開始した。

    #7はニコラス・ラピエール、#8はアンソニー・デビッドソンが続くスティントを担当。続いて#8がセバスチャン・ブエミへとドライバー交代した直後、#8は駆動系のトラブルに見舞われコース上にストップしてしまった。

    それとほぼ同時期に、コースの別の場所でアクシデントがあり、セッションは赤旗中断。破損したガードレールの修復が行われたが予選初日終了の午前0時までには、間に合わず、予選初日のセッションは再開されることなく終了した。

    明日20日(木)は、午後7時(日本時間21日午前2時)からと午後10時(同午前5時)から2時間ずつ、1時間のインターバルを経て2回の予選が行われ、決勝レースのスターティンググリッドが決定される。決勝は22日(土)午後3時(日本時間午後10時)に長い24時間レースのスタートが切られる。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    公式練習:5番手(3分30秒866)40周
    予選1回目:4番手(3分26秒676)17周

    アレックス・ブルツ #7:
    予選が途中で赤旗中断になったことで、私は予選を走ることが出来なかった。公式練習では濡れた路面で走ったが、ドライコンディションではたった2周走っただけ。だから、あまりコメントはない。とにかく今は期待してレースを待つしかない。それには、24時間レースを戦うために万端の準備をしなければならないと言うことだ。明日はレースに向けてベストなセットアップを見つけなければならない。

    ニコラス・ラピエール #7:
    今日の予選初日の結果にはちょっとがっかりした。トップとの差が思ったより大きかった。明日は決勝レースに向けて満足のいくセットアップを見つけ、ステップアップしないといけない。1週間前のテストデーが雨に祟られてプログラムでやり残したことが多く、それを今日やりたかったのだが、赤旗のせいでそれも出来なかった。だから、明日のセッションはフルに使って、2台のTS030 HYBRIDをレースに向けて満足いくクルマに仕上げなければと思っている。

    中嶋一貴 #7:
    予選初日では良い走りが出来たけれど、もう少し行けたのではないかと思う。しかし、我々は予選よりレースでのパフォーマンスを重要視している。そのためにはやらなければいけないことがまだあるが、今日はどこを改善すべきか分かったので、まずまず満足出来たと言える。とにかくレースに集中すること。そうすると結果はおのずと付いてくるはずだ。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習:4番手(3分29秒573)39周
    予選1回目:6番手(3分30秒841)10周

    アンソニー・デビッドソン #8:
    基本的には好感触だが、それだけに、ラップタイムが出せなかったのは残念だ。まだ望み通りのレベルには達していないが、レースウィークは長い。速度の違う車両が数多く走るコースで、どんなコンディションでも、自信を持ってドライブ出来るTS030 HYBRIDに仕上げたい。まだレースウィークは始まったばかりであり、決して悲観はしていないし、明日を楽しみにしている。

    ステファン・サラザン #8:
    我々はレースへ向けて、総力で予選に立ち向かったが、本当の予選アタックのチャンスには恵まれなかった。だが、TS030 HYBRIDのフィーリングは良かった。安定しており、我々全員が好みのバランスだった。私はレースに向けて、良いセットアップであると確信している。当然ながら、予選セッションを途中で終えるのは、決して好ましいことではないが、問題が決勝レースではなく、水曜日に発生したことが、せめてもの救いだ。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    基本的に予選初日を、たった10コーナーで終えてしまった。インディアナポリスでトラブルに見舞われた。従って、今夜はTS030 HYBRIDについて、多くを語ることは出来ないが、チームメイトは満足していた。残念なことに、我々は駆動系に問題を抱えてしまったが、実際には、ほぼ同じタイミングで赤旗が出されており、結果としてそれほど周回数を失うことにはならなかった。

  • ル・マン24時間レース、J SPORTSで計13時間以上のライブ中継

    ル・マン24時間レース、J SPORTSで計13時間以上のライブ中継

    J SPORTSは2013年「ル・マン24時間レース」をスタートからの8時間と、ゴールまでの5時間半の計13時間以上のボリュームで生中継。また、スカパー!オンデマンド経由で見られるJ SPORTS LIVE+オンデマンドでは、スタートからゴールまでの24時間全てをLIVE配信する。

    WEC世界耐久選手権は早くも今季の2戦を終え、いよいよシリーズのハイライトであるル・マン24時間耐久レースを迎える。

    F1モナコGP、インディ500と並び世界三大レースのひとつであるこのレースは今年が90周年。節目のレースとなるため、LMP1クラスにワークス参戦するアウディ、トヨタとも大きな力を注ぎ込み、勝利を狙っている。

    その前哨戦とも言える第2戦スパでは、アウディ勢が予選から優位にレースを展開。決勝では2013年仕様となった7号車TOYOTA TS030 HYBRIDがトップを走るシーンもあったものの、最終的にアウディが表彰台を独占。両陣営ともル・マンをにらむ展開となったが、実戦ではどうなるか。1周13kmを超える過酷なサルト・サーキットを舞台に、歴史に残るドラマが展開されるのは間違いない。

    また、ル・マンではヨーロッパやアメリカからふだんWECに参戦していないチームが登場するのも特徴。ヨーロッパの強豪が登場するLMP2クラスはもちろん、WEC参戦の3チームに加え、アメリカからシボレー、クライスラーSRTという2ワークスが参戦するLM−GTEプロクラスは激戦必至。昨年優勝したAFコルセに所属する小林可夢偉にとっても、厳しい戦いが訪れることが予想される。

    ■2013年 ル・マン24時間レース 放送予定 (J SPORTS 3)

    6月22日 (土) 21:30 – 30:00
    FIA 世界耐久選手権 2013 第3戦【スタート】

    6月23日 (日) 16:30 – 23:25
    FIA 世界耐久選手権 2013 第3戦【ゴール】

    <実況>
    中島秀之(レースアナウンサー)
    ピエール北川(レースアナウンサー)

    <解説>
    由良 拓也 (レーシングカーデザイナー)
    福山 英朗 (’00ル・マン24 LM-GTクラスウィナー)
    荒 聖治 (レーシングドライバー/’04ル・マン24 LMP900クラスウィナー)

    <ゲスト解説>
    長谷見 昌弘 (SUPER GTチーム監督/’86ル・マン24出場)
    岡部 哲也 (元アルペンスキー日本代表)
    フローラン・ダバディ (スポーツジャーナリスト)

    <リポーター>
    貝島 由美子 (モータースポーツジャーナリスト)
    高橋 二朗 (モータースポーツジャーナリスト)

  • カルン・チャンドック 「ル・マン24時間レースはF1モナコGPより手強い」

    カルン・チャンドック 「ル・マン24時間レースはF1モナコGPより手強い」

    カルン・チャンドックはル・マン24時間レースはF1モナコGPよりも手強いチャンレンジだと考えている。

    カルン・チャンドックは、2008年のGP2でモナコで表彰台を獲得。F1では、2010年にHRTでの14位が最高位となっている。

    WEC世界耐久選手権へ転向したカルン・チャンドックは、昨年インド人ドライバーとして初めてル・マン24時間レースに参戦。LMP1クラスにJRMから参戦し、総合5位でフィニッシュした。

    今年、カルン・チャンドックは、マーフィープロトタイプスからLMP2クラスに参戦する。

    「ル・マンに戻ることにとても興奮している」とカルン・チャンドックはコメント。

    「このレースは、名声という点でF1モナコGPと並ぶ一流のレースだ。でも、結果を出すという点ではずっと厳しいと思う」

    「かなり長いレースだし、クルマを確実に走らせなければならないので、24時間が非常に長く感じる」

    「去年ここでレースをして、歴史的な24時間レースに参戦し、フィニッシュした初のインド人になれたことは、僕のキャリアのハイライトのひとつだった」

    カルン・チャンドックは、LMP2クラスへの転向は、22台のエントリーと台数は多くなるものの、勝利の可能性は高くなっていると述べた。

    「去年はLMP1クラスにいたけど、問題は2つのメーカーチームにしか勝利のチャンスがないことだ」

    「LMP2では、全てのチームがプライベートチームであり、クラス優勝を争うリアルなチャンスがある」