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  • ウィリアムズの電気式フライホイール、アウディのル・マン優勝を支える

    ウィリアムズの電気式フライホイール、アウディのル・マン優勝を支える

    ウィリアムズ・ハイブリッド・パワー社の革新的な電気式フライホイール技術が、第80回ル・マン24時間レースでのアウディ R18 e-tron quattroによるハイブリッドマシン初の総合優勝を支えた。

    2012年のル・マン24時間レースは、初のハイブリッドカー対決となる、アウディの1号車と2号車が1-2フィニッシュを成し遂げた。

    ウィリアムズ・ハイブリッド・パワー社は、Audi R18 e-tron quattroのために完全に新しい、超軽量の電気式フライホイールを設計。マシンにシステムを完全に統合させるためにアウディのエンジニアと密接に作業してきた。

    ウィリアムズ・ハイブリッド・パワー社のシステムの特徴と利益は耐久レースに非常に適しており、それが他のテクノロジー(バッテリー、ウルトラキャパシタ、機械式フライホイール)と比較した際に、アウディのプロジェクトの決め手となった。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「アウディにとって歴史的な勝利だ。我々は直噴ターボ・ガソリンエンジンでル・マン初優勝を果たし、ディーゼルエンジンで初めて成功を収めた。アウディがハイブリッドカーで勝利を成し遂げた最初のブランドになったことは素晴らしい結果だ。前述の2つのテクノロジーと同様、まさに最初の走行で2台の R18 e-tron quattroが上位を占めることはより多くの意味がある」と述べた。

    ウィリアムズ・ハイブリッド・パワーのマネージングディレクターを務めるイアン・フォーリーは「ル・マンでのアウディの系譜により、このプロジェクトを成功させるにはプレッシャーがあったし、我々のテクノロジーがこの歴史的な勝利の一役を担えたことを非常に満足している」とコメント。

    「我々のフライホイール技術は、モータースポーツのアプリケーションとして世に出た。それ以来、他の様々な目的のために適用されているが、モータースポーツは常に心のそばにあり、モータースポーツは我々の技術にとって最高の実験場だ。我々は、革新的なハイブリッドシステムが環境に役立つだけでなく、高圧注入と燃費面でもレースカーの基本的なパフォーマンスを後押しできることを示した」

    関連:アウディ、ル・マン24時間レースでハイブリッド初の総合優勝

  • アウディ、ル・マン24時間レースでハイブリッド初の総合優勝

    アウディ、ル・マン24時間レースでハイブリッド初の総合優勝

    アウディが再びモータースポーツの世界で新たな偉業を達成した。80回目を数えた今年のル・マン24時間レースで、Audi R18 e-tron quattroがハイブリッドマシン初の総合優勝を獲得した。

    サーキットに詰めかけた約20万人の観客は、例年ル・マンで見られる数々のドラマに加えて、”Vorsprung durch Technik (技術による先進)”の感動的なデモンストレーションを目の当たりにした。アウディスポーツ チームヨーストからエントリーした4台のAudi R18は非常に安定した速さを見せ、1位、2位、3位、5位を獲得した。

    サーキットでレースを観戦していたAUDI AG取締役会会長のルパート・シュタートラ― は「世界でもっとも重要な耐久レースでおさめた今回の成功で、アウディのエンジニア達がもっている卓越した専門技術を、感動的にデモンストレーションすることが出来た。超軽量技術と融合されたAudi e-tron quattroは、まったく新しい技術にも関わらず、初参戦で優勝を獲得することが出来た。これはル・マンのようなレースでは、通常では難しいことであると考えられている。しかし今回の結果を通じて、非常に困難なことでもなし得ることが可能であること、そのためには事前の準備がいかに重要であるかを示すことが出来た」とコメント。

    アウディ11回目の総合優勝獲得の可能性は出場した4台のAudi R18のすべてにありましたが、378ラップを走り終えた時、ゼッケン1番のAudi R18 e-tron quattroを駆る昨年の優勝トリオ、マルセル・ファスラー(スイス)、アンドレ・ロッテラー(ドイツ)、ブノワ・トレルイエ(フランス)が再びトップでチェッカーフラッグを受けた。リナルド・カペロ(イタリア)、トム・クリステンセン(デンマーク)、アラン・マクニッシュ(イギリス)組も2位を獲得したことで、従来型アクスルに電動アクスルを融合した新しいタイプの4輪駆動システムが1-2フィニッシュを獲得。アウディはすでに、この新しい技術を量産モデルに反映させるためのテストを行っている。

    ル・マン初出場となったマルコ・ボナノミ(イタリア)、オリバー・ジャービス(イギリス)、マイク・ロッケンフェラー(ドイツ)は、従来型駆動システムのAudi R18 ultraを駆って3位に入賞し、2000年、2002年、2010年に続いてアウディ4回目となるル・マン24時間レースでの1-2-3フィニッシュ獲得に貢献した。もう1台のAudi R18 ultraで出場したロメイン・デュマス(フランス)、ロイック・デュバル(フランス)、マルク・ジェネ(スペイン)組は、5位でフィニッシュした。

    すべてのAudi R18には、VTGシングルターボ (2011年のル・マンで初採用) で過給された最新バージョンのコンパクトV6 TDIエンジンが搭載されてした。ル・マン参戦マシン用に新たに開発された、カーボンファイバーハウジングで構成された新型超軽量トランスミッションも5,151kmをノントラブルで走破。クワトロシステムと同様に、超軽量デザインもまた、アウディ新技術の核となっている。

    2台のAudi R18 e-tron quattroは、これら2つの技術を見事に融合したものとして、当初から今回のレースの主役とされていた。この2台の前に立ちはだかったのは、土曜日の夜に数ラップ前を走った1台のトヨタ ハイブリッドのみだった。しかし2台のトヨタのマシンが早々にリタイアしたことで、Audi R18 e-tron quattro同士の壮絶な優勝争いバトルが繰りひろげられた。土曜日の夜から日曜日の正午に掛けて、2台はわずか数秒の差で何度もトップが入れ替わるという展開を見せた。

    しかし、ゴールまで3時間を切った時、ポルシェカーブでアラン・マクニッシュがアクシデントに見舞われたことで、このバトルに決着がついた。アウディスポーツ チームヨーストはAudi R18 e-tron quattroがフロント部分に負った大きなダメージを記録的な早さで修復し、2位のポジションを守り抜きiた。レース序盤ではゼッケン2号車が、大きなタイヤかすがリアサスペンションに付着してしまったことで、およそ1ラップの遅れとなった。

    優勝したシャシナンバーR18-208H (ニックネーム・Electra) のマシンも、トラブルと無縁ではなかった。マルセル・ファスラーは、土曜日の午前中に2度トラックバリアに衝突。最初は高速コーナーでスピン、2度目はミュルサンヌカーブで真横に迫ってきたGTマシンを回避するためだった。ブノワ・トレルイエは、ピットレーン入口で1度スピンをしている。

    3位となったゼッケン4号車のAudi R18 ultraは、レース開始直後にリアサスペンションのチェックが必要となり、1ラップの遅れ。そして日曜の朝には、ギアが入らない現象が2回現れ、これを解消するためにイグニッションスイッチのオフ/オン作業を行い時間をロス。しかし、この作業の後は順調に走行を重ね、マルコ・ボナノミとオリバー・ジャービス達は自身初の、またマイク・ロッケンフェラーは昨年の大クラッシュから見事に復帰しての表彰台を獲得した。

    ほぼ同じ状況による2回のスリップアクシデントにより、ゼッケン3号車のAudi R18 ultraは、ロイック・デュバルがファステストタイムを記録していたにも関わらず、優勝のチャンスを逃してした。土曜日の夜、第1シケインでGTマシンをパスしようとしていたロメイン・デュマスがダートの乗り上げてしまい、トラックバリアに衝突。日曜の昼間、同じ悲劇がマルク・ジェネを襲った。どちらの際にも、アウディスポーツ チームヨーストのメカニックは驚くほど短時間でマシンを修復したが、両方合わせて12ラップを失ってしまった。

    レース終了直後に、アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング ウルリッヒは「今回のレースは、おそらくル・マンでしか見ることの出来ない最高のレースだった。ル・マンではレース結果を早々に予測してはならないし、その教訓はやはり今回も日曜日の昼間になって現実のものになった。世界中の人達が我々の1-2-3-4フィニッシュに期待してくれていたが、我々の2台のマシンは突然、ほぼ同時にアクシデントに見舞われてしまった。アウディスポーツ チームヨーストのクルー達はアクシデント発生後、そもそもル・マンではアクシデントが頻繁に発生することが分かっていたので、非常に早いペースでマシンの修復を行ってくれた。レースを終えた今、私は今回の偉業獲得に向けてこの1年の激務を全うしてくれたアウディスポーツ全員にあらためて感謝の意を表したい。24時間レース用のハイブリッドマシンをこれほど短い期間で開発するということは、並大抵のチャレンジではないが、彼らは成し遂げた。2001年のTFSIエンジンや2006年のTDIエンジンの投入の時にも、我々は初参戦にも関わらず成功をおさめ、アウディが持つ技術力の高さや開発の狙いの正しさを証明してきた。そして今日もまた、アウディスポーツ、アウディ、そしてAudi e-tron quattroにとって最良の日となった」とコメント。

    ル・マンでの11回目の総合優勝獲得によって、アウディは世界耐久選手権のリードを広げた。リナルド・カペロ、トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュは、世界選手権ドライバーズランキングで2番手のポジションに返り咲いた。

    【アウディチームドライバーのコメント】

    マルセル・ファスラー(Audi R18 e-tron quattro 1号車)
    「素晴らしいレースだった。目まぐるしく状況が変わっていたが、私は素晴らしいチームで走れたと思っている。メカニック達はアクシデントの後、驚くほどのスピードでマシンを修復してくれた。そしてチームメイトのドライバー達も、いつもの通り素晴らしい走りをしてくれた。アウディにとって今日は素晴らしい日になったと思う。総合優勝を獲得したというだけでなく、Audi e-tron quattroという最新技術が1-2フィニッシュを獲得したことが、何より素晴らしい結果だった」

    アンドレ・ロッテラー(Audi R18 e-tron quattro 1号車)
    「Audi R18 e-tron quattroは非常に優れたマシンで、その信頼性も非常に高いものだった。再び優勝出来たことは本当に凄いことだ。素晴らしく気持ちが良い。レースは非常に激しい展開だった。レース序盤、去年はプジョーと、今年はトヨタとのバトルを繰り広げていた。残念なことにライバル達はリタイアしたが、その後はゼッケン2号車と激しいバトルを展開していた。アウディスポーツは、私たち全員に等しく優勝のチャンスを与えてくれた。チームメイト同士でも真剣勝負が許され、これこそがレースという感じであった。昨年、2つの大きなアクシデントの末にプジョーと戦った経験を活かし、今年もチーム全員がさらなる成長を遂げていた。そしてアウディ同士でのバトルを経験したことにより、我々はさらに大きく成長したと思う」

    ブノワ・トレルイエ(Audi R18 e-tron quattro 1号車)
    「今年はコースがとても混雑していたので非常にタフなレースだった。他のマシンをパスするためにレコードラインから外れた途端に非常に滑りやすくなるために、かなり慎重に走らざるを得なかった。それには、非常に難しいコントロールが求められた。日曜日の朝、我々はチームメイトのマシンととてもスリリングでフェアなバトルを繰り広げた。2台のAudi R18 e-tron quattro同士のバトルは、ハイブリッドマシンが持つ高いポテンシャルを見事に証明したと思う。とにかく、再び表彰台のトップに登れたことを嬉しく思っている」

    【ル・マン24時間レースの結果】

    1.ファスラー/ロッテラー/トレルイエ
    (Audi R18 e-tron quattro) 378Laps
    2.カペロ/クリステンセン/マクニッシュ
    (Audi R18 e-tron quattro) -1Lap
    3.ボナノミ/ジャービス/ロッケンフェラー
    (Audi R18 ultra) -3Laps
    4.プロスト/ヤニ/ハイドフェルド
    (Lola B12/60 Coupe-Toyota) -11Laps
    5.デュマス/デュバル/ジェネ
    (Audi R18 ultra) -12Laps

  • アンソニー・デビッドソン Q&A:ル・マン24時間レースの事故について

    アンソニー・デビッドソン Q&A:ル・マン24時間レースの事故について

    アンソニー・デビッドソンが、ル・マン24時間レースでの大クラッシュ、そして現在の体調について語った。

    トヨタ TS030 HYBRID#8をドライブしていたアンソニー・デビッドソンは、ミュルサンヌストレートの終わりのコーナー進入でフェラーリ 458と接触。マシンは宙を舞って1回転し、タイヤバリアに激しく衝突した。

    負傷は全治3ヶ月と診断され、デビッドソンは回復プログラムを開始するために水曜日まで入院する。

    アンソニー・デビッドソン

    気分はいかがですか?
    良くなっていると感じているよ。それは確かだ。背中の中央部がちょっと痛む。本当に痛いのはそこだけなので幸運だった。

    診察はどのようなものでしたか?
    基本的に脊柱が2本折れている。T11とT12がね。医師は全地3ヵ月だと言っているけど、それは平均的な人のもので、プロのスポーツ選手やアスリートのものではない。その評価は完全に骨が、以前と同じくらい強い、健康な状態に戻るためのものだ。3週間くらいで痛みが引いて、完全に動けるようになるそうだ。

    事故の原因は?
    コーナーのエイペックス後にほぼ完全にマシンを追い抜いていた。プロドライバーのステッカーが貼ってあるシボレーとフェラーリを追い抜いた。彼らは戦っていたし、前のフェラーリも彼らのグループの一員でプロだと思っていた。マシンはずっと左にいたので、プロドライバーの行為だと思っていた。マシンの真後ろについて初めてアマチュアのステッカーが貼ってあることに気付いた。でも、心配はしていなかった。完全に筋道の通った動きだと感じていたし、彼は左側に留まるだろうと思っていた。彼はそうしているようだったしね。コーナーのエイペックスについてブレーキを踏み始め、ほぼコーナーを発ちあがったところで、左リアが接触したのを感じた。

    その後どうなったか話していただけますか?
    最初、マシンがスピンして左に回転し、そのあと飛び上がってひっくり返った。その時点で、制御不能な飛行機に乗っているような感じだった。バリアがどれくらい近いかわかっていたし、あのスピードではすぐにそこに行くだろうとわかった。事故のその部分ではかなり硬直していた。地面に着地して、マシンの4輪がついたときに、途方もない衝撃を感じた。まだ目を閉じて、ホイールから手を離して不時着時の姿勢をとっていた。コンマ数秒後、バニアに衝突した。

    マシンが止まったときはどうでしたか?
    目を開き、痛みはあったけど、僕はまだここにいるんだと理解した。感覚があったし、足も動かすことができた。全てが動いていた。マシンに留まっていなければならないのはわかっていたけど、最初は完全にパニックになってしまい、閉所恐怖症になって、マシンから降りなければならなかった。本当に奇妙だった。痛みがあったので、ドアを開けて、慎重に外に出た。楽にして横にならなければならなかったし、最も近い場所はマシンの横だった。そのあと医者がやってきた。

    すでにチームはお見舞いにきましたか?
    全てのドライバーが来てくれたよ。ステファンとセバスチャンは昨晩来てくれたし、7号車のみんなも今朝来てくれた。去年のチームメイトであるセバスチャン・ブルデーがメディカルセンタに来てくれたのは感激だった。お馴染みのフレンドリーな顔を見たときは嬉しかったね。今朝、全てのチームが僕がどんな感じかをチェックするために来てくれたよ。

    TS030 HYBRIDのレースデビューについての印象は?
    チームが訪問したとき、僕たち全員がお互いにパフォーマンスに対して称賛していた。何よりも、僕たちはマシンのスピードを示したかった。今週、多くのことをチェックする必要があるし、速さもそのひとつだ。予選セッションもアウディ勢に割って入り素晴らしかったし、レースでも、7号車のニコがリードし、素晴らしいペースを示すことができた。ファンにとっても本当に良かったと思う。

  • マツダ、2013年からル・マン24時間レースにエンジン供給

    マツダ、2013年からル・マン24時間レースにエンジン供給

    マツダは、2013年からル・マン24時間レースに新型ディーゼルエンジンを供給することを発表した。マツダは1992年にル・マンから撤退しており、21年ぶりの復帰となる。

    マツダは、来季LMP2クラスを戦うアメリカのチーム「デンプリーレーシング」にエンジンを供給。2月発売のCX-5から搭載を始めた「スカイアクティブ-D」をレース用に改良したエンジンを供給する。

    マツダはかつてロータリーエンジン搭載車でル・マンに参戦。1991年にマツダ787Bで日本メーカーとして初の総合優勝を果たしている。

  • 日産デルタウイング、無念のクラッシュリタイア (ル・マン24時間)

    日産デルタウイング、無念のクラッシュリタイア (ル・マン24時間)

    日産デルタウイングは、ル・マン24時間レースをクラッシュによるリタイアで終えた。

    注目を集めるマシンデザインでクラス外規格「ガレージ56」としてゼッケン0番を付けてル・マン24時間レースに出場した日産デルタウイング。

    しかし、セーフティカー明けのリスタートで中嶋一貴がドライブするトヨタ TS030 HYBRID#7と接触。

    ル・マン24時間レースでは、マシンがコースサイドにストップした場合ドライバーが自ら修理しなければならないため、ドライバーの本山哲がピットにマシンを戻すために修復を試みたが、マシンの損傷が激しく、リタイアすることとなった。

    「上位勢を先に行かせ、彼らのペースを妨げないようにコースを外れました。しかし、トヨタが寄せてきて、激しくヒットしました」と本山哲はコメント。

    「芝生に行ってしまったあとは、どうすることもできませんでした。日産デルタウイングはウォールに激しくヒットしましたが、ピットにマシンを戻そうと頑張りました。クルーが指示することはできますが、マシンに触れるのは僕だけでした。しばらくの間、マシンをピットに戻す方法を見つけようとしましたが、ダメージが大き過ぎました」

    「僕は2つの素晴らしいスティントを走り、マシンに乗っているときは本当に楽しかったです。本当に長いセーフティカー期間があり、最終スティントを終えるのを本当に楽しみにしていました。このマシンを走らせるという素晴らしい時間を過ごせましたし、チーム全員と働くとのはとても楽しかったです。僕たちは、超効率的という、スポーツカーレースの将来がどうなるかを示したと思います」

    「僕たちにはやり残したことがあるので、再びマシンを走らせるチャンスを得られることを本当に願っています。接触がなければ、マシンは走り切ることができたと確信しています」

  • アンソニー・デビッドソン、脊椎の一部損傷で全治3ヶ月

    アンソニー・デビッドソン、脊椎の一部損傷で全治3ヶ月

    アンソニー・デビッドソンは、ル・マン24時間レースでのクラッシュにより、脊椎に全治3ヶ月の怪我を負った。

    トヨタ TS030 HYBRID#8をドライブしていたアンソニー・デビッドソンは、ミュルサンヌの進入でフェラーリ 458と接触。マシンは宙を舞って1回転し、タイヤバリアに激しく衝突した。

    アンソニー・デビッドソンは自力で車両から脱出したが、受けた衝撃と、背中の痛みを訴えメディカルセンターへ向かい、脊椎の一部損傷が認められたため、病院に移動した。

    負傷は全治3ヶ月と診断され、月曜日まで病院で療養することとなる。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「今この瞬間の我々の気持ちは、悲しいの一言に尽きる。ただ、素晴らしいチームメイトであり、チームに力を与えてくれたアンソニー・デビッドソンが無事だったことだけは良かった。我々は、彼の一刻も早い回復を願っており、彼を勇気づけられるようなリザルトを#7で残せなかったことは、残念だ」

    アレックス・ブルツ
    「レースは残念な結果に終わったが、アンソニー・デビッドソンが無事だったのは嬉しい。それこそが最も重要なことだ」

    ニコラス・ラピエール
    「アンソニー・デビッドソンについては私もチームメイト同様に、彼が一日も早く回復することを願っている」

    中嶋一貴
    「アンソニー・デビッドソンの怪我のことを聞くのは非常に辛い。チームの皆と同様、彼が一刻も早く回復することを願っている」

    ステファン・サラザン
    「まず、アンソニー・デビッドソンがあのようなアクシデントから脱出出来たことに安堵しており、彼の一日も早い回復を願っている」

    セバスチャン・ブエミ
    「アンソニー・デビッドソンが、一刻も早く復帰することを願い、これからもさらに頑張る」

  • トヨタ、アンソニー・デビッドソンが大クラッシュでリタイア (ル・マン24時間)

    トヨタ、アンソニー・デビッドソンが大クラッシュでリタイア (ル・マン24時間)

    トヨタ・レーシングにとっての第80回ル・マン24時間レースは、スタートしてから8時間を経過して、様々なドラマに見舞われることとなった。

    TS030 HYBRID#7はニコラス・ラピエールの素晴らしい走りで、スタートから5時間終了の時点では一時、首位に浮上した。しかし、その直後に#8が最高速度330km/hに達するミュルサンヌストレートの終わりのコーナー進入で他車と接触し、コントロールを失ってタイヤバリヤに激しく衝突。

    #8のドライバーであったアンソニー・デビッドソンは自力で脱出。サーキットのメディカルセンターでショックと背中の痛みを訴えているが、歩行も可能で会話もしている。

    アンソニー・デビッドソンは更なる検査のために地元の病院へと向かい、チームメイトのステファン・サラザンとセバスチャン・ブエミも同行した

    このアクシデントにより1時間余りにわたってセーフティカーが導入された後、再スタートが切られると、#7をドライブする中嶋一貴が首位争いを展開したが、周回遅れの車に接触し、タイヤのパンクとボディのダメージを負ってしまった。

    このトラブル修復で3分ほどのタイムロスでコースに戻った#7だったが、オルタネーターを交換するために更なるピットストップ。チームはこの機にリアブレーキも交換した。

    この1時間以上にわたるピット作業の後、アレックス・ブルツがコクピットに収まり43位からピットアウトしたが、更なるトラブルに見舞われることとなった。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「モータースポーツは時にジェットコースターのようなものだ。ニコラス・ラピエールが首位に立ち、喜んだかと思えばアンソニー・デビッドソンがアクシデントに見舞われてしまった。彼が無事だったことを聞いて安心したのと同時に、TS030 HYBRIDのモノコックの堅牢さも証明することとなった。さらに、再スタートでは不運な接触を喫してしまい、それがきっかけで再びトラブルに見舞われてしまった。しかし、我々はチェッカーを受けるまで諦めずに戦い続ける」

    #7:(アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    3時間経過時点(ラピエール):2位(50周:トップと52秒281差)
    4時間経過時点(ラピエール):3位(67周:トップと1分19秒629差)
    5時間経過時点(ラピエール):1位(83周)
    6時間経過時点(中嶋一貴):2位(91周:トップと6秒368差/セーフティカー走行)
    7時間経過時点(中嶋一貴):19位(98周:トップと8周差)
    8時間経過時点(ブルツ):46位(98周:トップと25周差)

    ニコラス・ラピエール
    「まず、アンソニー・デビッドソンが無事だったことで安堵した。我々とチームのレースカーを一台失ったことは残念だ。私のスティントはとても上手く行った。最初のスティントではタイヤの振動に見舞われたため2スティントへと短縮し、次に3スティントで追い着こうとした。コースは更にグリップが増し、ハンドリングも良くなって行った。トップを捉え、激しいバトルの末に首位を奪うことができた。素晴らしいペースでル・マン24時間レースのトップを走れたことで、このプロジェクトでチームがやってきたことが正しかったのを証明できたと思う。この後もプッシュを続け、このレースからできる限り多くのことを吸収したい」

    #8:(ステファン・サラザン/アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ)
    3時間経過時点(ブエミ):3位(50周:トップと1分9秒200差)
    4時間経過時点(ブエミ):2位(67周:トップと1分16秒333差)
    5時間経過時点(ブエミ):4位(50周:トップと1周差)
    6時間経過時点(デビッドソン):アクシデントによりリタイア

    セバスチャン・ブエミ
    「我々は順調に走っていた。首位には若干の遅れを取ったものの、それでもペースは悪くなく、予定よりも多い4スティントを走り追い着くことも出来た。TS030のパフォーマンスは満足出来るものであったし、ポテンシャルを明確に示すことが出来た。そして、最も大事なことは、アンソニー・デビッドソンが、大事に至らなかったことだ。残念ながら、このような出来事は、レースでは起こりうることであり、我々の#8はレースを去ることになったが、勝利を目指して戦い続けられると信じている」

  • ル・マン24時間レース、J SPORTSで計12時間ライブ中継

    ル・マン24時間レース、J SPORTSで計12時間ライブ中継

    J SPORTSは「ル・マン24時間レース」をスタートから8時間と、ゴールまでの4時間の計12時間にわたりライブ中継する。

    ル・マン24時間レースは毎年ル・マン市(フランス)のサルト・サーキットで開催され、1923年から始まり今回で80周年となる伝統と栄誉ある耐久レース。以前より日本メーカー・ドライバーも多数参戦し、昨今では2004年に荒 聖治(アウディスポーツジャパン・チームゴウ)、2011年にはアウディ・スポーツ・チームヨーストで日本レース界でも活躍するアンドレ・ロッテラーとブノワ・トレルイエが優勝を飾るなど、日本勢の挑戦と輝かしい活躍が刻まれている。

    今回の話題は、ル・マンが実戦デビューとなるトヨタTS030ハイブリッドでの中嶋一貴の参戦。また、ロッテラーやトレルイエ、マクニッシュを擁し、R18eトロン・クワトロとウルトラの4台体制で臨む大本命のアウディ。そして、童夢はペスカローロとタッグを組みエントリーし、ル・マンウィナーの荒聖治の名前が上がり注目を集めている。“ガレージ56”(次世代車両枠)では、今までに見たことのないデザインで話題のニッサン・デルタウィングが参戦し、本山哲とミハエル・クルムがドライブすることになっている。

    ■ル・マン24時間レース 放送予定 (J SPORTS 2)
    6月16日 (土) 21:30 – 30:00
    FIA 世界耐久選手権 2012 第3戦【スタート】

    6月17日 (日) 18:00 – 23:00
    FIA 世界耐久選手権 2012 第3戦【ゴール】

    またスカパー!のJ SPORTS契約者限定で、「ル・マン24時間レース」のスタートからゴールまでの24時間全てをスカパー!オンデマンドにてLIVE動画配信。J SPORTSのLIVE中継がない部分も含めて、視聴可能。

    ■ スカパー!オンデマンド 基本放送日時
    6/16(土)21:30〜6/17(日)23:00 LIVE配信のみ
    ※6/17(日)6:00〜18:00は、音声は会場音のみ

    ■ スカパー!オンデマインド公式サイト
     J SPORTS ル・マン24特設ページ
    https://vod.skyperfectv.co.jp/feature/lemans

  • シボレー、ル・マン24時間レースをWeb中継

    シボレー、ル・マン24時間レースをWeb中継

    シボレーは、2012年6月16日(土)〜17日(日)にフランスのル・マン市のサルテ・サーキットで開催される第80回ル・マン24時間耐久レースをWeb中継する。

    昨年のディフェンディング・チャンピオンであるシボレーチームは、GTカー・カテゴリーにエントリーしており、「シボレー コルベットC6.R」が2台(カーナンバー:73と74)出場し、それぞれの車両、およびピットに、計3台のカメラが設置され、迫力ある映像を届ける。

    シボレーは、予選でNo.74コルベットC6 ZR1 オリバー・ギャビンが3分55秒910のベストタイムをマークした。

    ■「Chevrolet Speed Nite」配信概要
    - 日時:2012年6月16日(土)22時(レース開始予定)〜17日(日)22時(レース終了まで)
    - アクセス先: http://www.chevrolet.co.jp/racing/lemans/

    ■シボレー コルベットとル・マン24時間レース
    昨年は、24時間の激闘の末、カーナンバー73番「シボレー コルベットC6.R」が、同カテゴリーのフェラーリ、BMW、ポルシェなどの強豪を抑え、見事、GTカー部門で優勝(プロトタイプカーを含む総合では、11位と健闘)。「シボレー コルベットC6.R」は、314ラップ(周)で、2位のフェラーリに2分29秒差を離しての勝利だった。昨年、シボレーは、創業100周年を迎えており、また、2001年のル・マン初勝利から10年目の記念すべき年に7度目の勝利となった。

    関連:アウディ、ル・マン24時間レースをライブストリーミング中継

  • アウディ、ル・マン24時間レースのポールポジションを獲得

    アウディ、ル・マン24時間レースのポールポジションを獲得

    アウディは、ル・マン24時間レースの予選でハイブリッドドライブを搭載したAudi R18 e-tron quattroがポールポジションを獲得した。

    リヤアクスルを駆動するTDIパワーと、フロントアクスルを駆動する電気モーターをインテリジェントに組み合わせたカーナンバー「1」のAudi R18 e-tron quattroは、木曜日の夜に行なわれた最終予選で、22:00を少し過ぎた時間に、アンドレ・ロッテラーが3分23秒787のファステストラップを記録。このタイムは、昨年のベストタイムを約2秒も上回った。

    「マシンは、レールの上を走っているようでした。ただただ驚くばかりです」と、アンドレ・ロッテターはコメント。

    「アウディスポーツのスタッフが最高の仕事をしてくれたおかげで、ルマンで初めてポールポジションを取ることができました。彼らには本当に感謝しています!」

    ル・マン予選でその圧倒的なパフォーマンスを披露したのは、Audi R18 e-tron quattroだけではない。世界選手権のポイントランキングでトップを走るロイック・デュバルが駆るカーナンバー「3」の従来型パワーユニットを搭載したR18 ultraは、わずか0.291差で2位に入った。

    「予選の最速ラップは完全にフリーな状態ではなかったので、もっとタイムを上げることができたはずです」とロイック・デュバルはコメント。

    「それで、自分のタイムが破られると思ったのです。しかし、私たちの目標はトヨタの前からスタートすることでしたので、その意味では目標は達成されました」

    ル・マンの優勝記録保持者であるトム・クリステンセンがドライブするカーナンバー「2」のAudi R18 e-tron quattroは、4位のラップタイム(3分25秒433)を記録し、3位に入ったトヨタのハイブリッドマシンのすぐ後方からスタートする。ルマン初挑戦となるマルコ・ボナノーミがステアリングを握るカーナンバー「4」のAudi R18 ultraは、6番グリッド(3分26秒420)を確保。これによって、アウディスポーツ・チームヨーストから参戦した4台のマシンすべてが予選スタートの3列目以内に入った。

    ル・マンにおけるアウディのポールポジションは、2000年、2001年、2002年、2004年、2006年、2011年に続き、今回で7回目となる。毎回、アウディのマシンはフロントローを独占してきたが、2種類の異なる技術によるマシンが1列目に並ぶのは今回が初めて。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒ「トヨタのハイブリッド2台を凌ぎ、史上初めてハイブリッドマシンでルマンのポールポジションを獲得したことを、もちろん誇りに思っています」は述べた。

    「しかし、これはまだ非常に小さなステップに過ぎません。目の前には、レースに勝つという、より大きな目標があります。いつものことですが、2日間行なわれたプラクティスセッションでは、ほとんどレースのセットアップに集中していました。その結果、マシンを非常に運転しやすい状態に仕上がることができました。また、これまでのところ、信頼性にもまったく問題はありません。しかし、これまで私たちが常に申しあげてきたとおり、ルマンで速さを発揮するのはディーゼルのみではないということが、今回の予選で明確になったと思います。ハイブリッドとディーゼルによる今回のダブルポールは、最高の状態にマシンを仕上げてきた、チーム全体のハードワークの賜物です」

    第80回となるルマン24時間レースは、土曜日の現地時間15:00(日本時間16日22:00)にスタートし、世界中の数多くのテレビ局がこのレースを生中継する予定。アウディでは、www.audi-liveracing.comでレースのライブストリーミングを提供。視聴者は、Audi R18のオンボード映像によるレースの模様を楽しむことができる。

    今年のル・マン24時間レースでは、333台が限定生産されるAudi A1 quattroがフォーメーションラップを先導する。

    Dr.ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)
    「アウディがフロントローを独占できたことは、大変に素晴らしいことです。期待されていた通り、Audi R 18 e-tron quattroは、Audi R18 ultraよりも若干速いタイムをマークしました。同時に、ライバルであるトヨタとの差も接近していることが分かりました。それでも、予選ではアウディが先行しています。これは、レースではあまり重要な意味を持っていないかもしれませんが、良い材料であることには違いありません。もっとも重要なことは、レースが終わるまでしっかりとモチベーションを保って、チーム全員がハードワークを続けることです」

    ラルフ・ユットナー (アウディ スポーツ チームヨースト、テクニカルディレクター)
    「私たちは、まったくトラブルなしに予選を終了することができました。4台のマシンすべてを順調に仕上げることができたと思っています。すべてのドライバーが、マシンに大きな信頼を持っています。彼らは、コンスタントに速く走ることができます。しかし、すべてのマシンは、給油やタイヤ交換のためのピット作業を行なわなければなりません。私たちは、これらの作業を他のチームよりもうまく行なう必要があります。なぜなら、レースの様々な要素に加えて、サーキットのトラフィックは大きな問題となるからです。最終的に、トヨタはフレッシュタイヤを1セット多く使用しています。彼らは、非常に速いペースで走っています。予選で3位に入ったことは、素晴らしいことだと思います。最初のレースでこの結果は賞賛に値するでしょう。このことは、私たちがトヨタの存在を決して忘れてはならないことを示しています。完璧な作業を行なってくれたチームの皆には感謝しています。彼らは、時には夜中まで働いていました。彼らの働きによって、ドライバーの自信も深まっています」

    マルセル・ファスラー (Audi R18 e-tron quattro #1)
    「まず最初に、アンドレ(ロッテラー)のスーパーラップを祝福したいですね!彼は、ロイック デュバルにトップタイムを奪われた後、さらに反撃に出ました。本当にすごいと思います。彼のことを尊敬します。マシンの状態は良好です。夜間と昼間の両方で、良いリズムが掴めています。R18 e-tron quattroは運転しやすいマシンなので、レースには自信を持っています。これは、24時間レースでは非常に重要なことです」

    アンドレ・ロッテラー (Audi R18 e-tron quattro #1)
    「ポールポジションを獲得して最高の気分です。もちろん、レースでは多くのことが起こると思いますが、R18 e-tron quattroが最強のマシンであることを、我々のパフォーマンスが証明したのです。この1年間、懸命な作業を続けてくれたチームのスタッフ全員にお礼を言いたいと思います。わずか1セットのニュータイヤと、たった1週のフリーラップをものにして、最高の結果を出すことができました。私たちのマシンがスピードで勝っていることが分かって良かったです。ライバルも負けていませんからね。トヨタも、予選の後半でその実力を示してみせました。レースでは最高のポジションからスタートを切ることができ、ここ数日間のメカニックのハードワークに応えることができたと思っています」

    ブノワ・トレルイエ (Audi R18 e-tron quattro #1)
    「予選の結果には大いに満足しています。すべてがプラン通りに進みました。アンドレ(ロッテラー)のファステストラップで、フロントローを確保できました。これからは、レースのセットアップに集中したいと思います。良好なセットアップは既に見つけているので、レースでは自信を持っています。マシンの状態は非常に良いので、いつでも24時間レースのスタートを切ることができます」