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  • ランス・ストロール F1予選で42戦ぶりにアロンソ超えも「どうでもいい」

    ランス・ストロール F1予選で42戦ぶりにアロンソ超えも「どうでもいい」

    ランス・ストロールは、F1バルセロナ・カタルーニャGP予選でフェルナンド・アロンソを上回ったものの、その結果に特別な意味を見出していないことを明かした。

    アストンマーティンの両ドライバーは苦しい予選を強いられ、ストロールが21番手、アロンソが22番手でQ1敗退。母国レースを迎えたアロンソとともに最後尾グリッドから決勝をスタートすることになった。

    ストロールがグランプリ予選でアロンソを上回ったのは、2024年イギリスGP以来のことだった。それまでアロンソは42戦連続でチームメイトを予選で上回っていた。

    しかし、その記録を止めたことについてストロールは関心を示さなかった。

    予選後、RacingNews365を含むメディアから、この結果に何か意味を感じるかと質問されると、ストロールは短く答えた。

    「いや、興味はない」

    今回の予選でアストンマーティンは厳しいパフォーマンスに終始した。AMR26はF1新規参戦チームのキャデラックにも及ばず、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスが確保した21列目の後方に沈んだ。

    記者から「もしチームがもっと上位で戦っている状況なら、その記録に意味を感じたか」と重ねて問われると、ストロールはさらに率直な言葉を口にした。

    「分からない。そんなことどうでもいい」

    ストロールはグランプリ予選では長らくアロンソに後れを取っていたが、2025年の中国GPスプリント予選ではアロンソを上回っていた。

    それでも今回の発言からは、42戦ぶりにアロンソを予選で上回ったことよりも、最後尾争いを強いられているアストンマーティンの競争力不足に対する不満の方が大きいことがうかがえた。

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP 予選 結果・タイムシート

  • ランス・ストロール F1バルセロナ初日に課題認識「ダウンフォースが足りない」

    ランス・ストロール F1バルセロナ初日に課題認識「ダウンフォースが足りない」

    アストンマーティンのランス・ストロールは、2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP初日のフリー走行を終え、マシンのダウンフォース不足とバランス面の課題を指摘した。

    アストンマーティンは金曜日のFP1とFP2でデータ収集を重視したプログラムを実施。ストロールとフェルナンド・アロンソはミディアムタイヤを中心に走行し、その後ソフトタイヤでセットアップ評価を行った。チームは初日だけで合計85周を走破している。

    ダウンフォース不足とバランスに課題
    ストロールは初日の走行について、十分なデータを収集できたことを評価しながらも、マシンの競争力には改善の余地があると認めた。

    「今日はしっかり周回を重ねることができたので、多くのデータを収集できたし、改善すべきポイントも分かっている」

    「まだダウンフォースが足りないし、バランス面でも問題を抱えている。その制約の中で走っている状況だ。明日の予選までに少しでも良くできるよう、できる限りのことに取り組んでいる」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    現状は周回を重ねて改善点を探る段階
    走行後のインタビューでは、今週末に向けた取り組みについても質問を受けたが、ストロールは現状を冷静に受け止めている。

    ――今日の走行から何を学んだか?

    「周回を重ねることができたし、改善が必要な部分も分かっている」

    ――残りの週末をどのように戦っていく?

    「とにかく周回を重ねることだ。それだけだ」

    予選へ向けてセットアップ改善を継続
    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、バルセロナでも状況は大きく変わっていないようだ。

    それでもストロールは初日の走行で得られたデータを基に改善を進める考えを示しており、土曜日のFP3と予選でどこまでパフォーマンスを引き上げられるかが注目される。

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

  • アントネッリもルクレールも不満 ストロールの周回遅れ対応に批判集中

    アントネッリもルクレールも不満 ストロールの周回遅れ対応に批判集中

    モナコGPを制したアンドレア・キミ・アントネッリは、レース中に周回遅れとなったランス・ストロールの対応に強い不満を示した。フェラーリのシャルル・ルクレールも同様に青旗への対応の遅さを問題視しており、ストロールのドライビングを巡って批判が集まった。

    ストロールはその後クラッシュによりリタイアを喫したが、レース中にはマシンの挙動やスロットルの異常も訴えており、厳しい週末となった。

    アントネッリ「いつものバカだ」
    モナコGP終盤、アントネッリは2度目の周回遅れ処理の際にストロールへ追いついた。

    フェアモント・ヘアピンでアストンマーティンに接近したアントネッリだったが、ストロールはすぐに道を譲らず、ヌーベルシケインまで数コーナーにわたって前を走り続けた。

    この状況に苛立ったアントネッリは、無線でレースエンジニアのピーター・ボニントンに対し、「ストロールは本当にいつものバカだ」と語った。

    当時アントネッリはフェラーリ勢に対して約20秒のリードを築いており、大きな影響は受けなかったものの、周回遅れへの対応には納得していなかった。

    ルクレールもペナルティ要求
    ストロールの対応に不満を抱いたのはアントネッリだけではなかった。

    その後ストロールに追いついたシャルル・ルクレールも、青旗が提示されていたにもかかわらず、ストロールがすぐに進路を譲らなかったことに不満を示した。

    ストロールのレースエンジニアはフェアモント・ヘアピン通過時に青旗を知らせていたが、ストロールは再びヌーベルシケインまで待ってからルクレールを先行させた。

    これに対しルクレールは無線で、「ペナルティを与えてくれ」と要求した。エンジニアのブライアン・ボッツィは「了解」と応じた。

    ただし、レースコントロールはストロールを含むいかなるドライバーについても青旗無視の疑いで調査を行わなかった。

    大会の競技ノートでは、周回遅れのドライバーは差が1.2秒以内になった時点で「最初に利用可能な機会に追い越しを許可しなければならない」と定められている。

    苦しいレースの末にクラッシュ
    ストロールにとっては、問題の多いAMR26に苦しむ厳しいレースとなった。

    レース序盤の2周目には、トンネル内の高速右コーナーで大きなオーバーステアに見舞われた。

    ストロールは無線で、「今のトンネル、見た? 面白かったね」と笑いながら語り、「じゃあまた後で」と冗談を飛ばしていた。

    しかし、その後もレースは好転しなかった。

    ルクレールからの不満が無線で伝えられた後、ストロールは57周目にアントニー・ノゲスでバリアにクラッシュしてリタイアした。

    マシンを降りる前には、「スロットルが全開のまま固着したような感じだった」と報告している。

    ストロールへの不満が相次いだモナコGP
    今回のケースではスチュワードによる調査や処分は行われなかったものの、アントネッリとルクレールという上位争いをしていた2人のドライバーがそろって不満を表明したことは注目に値する。

    モナコのようにオーバーテイクが極めて困難な市街地コースでは、周回遅れの処理がレース結果に大きな影響を及ぼす。ストロールの対応は規則違反とは判断されなかったが、ライバルたちには十分にフラストレーションを与えるものだった。

  • ランス・ストロール F1モナコGPクラッシュの原因はホンダPU?ギアボックス?

    ランス・ストロール F1モナコGPクラッシュの原因はホンダPU?ギアボックス?

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は2026年F1モナコGPでのクラッシュについて、ホンダ製パワーユニットに起因する減速時の不安定な挙動が原因だったと主張した。

    一方で、アストンマーティンのチームアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、問題の存在を認めながらも、クラッシュそのものは限界まで攻め続けた結果だったとの見方を示している。

    ストロール「アクセルが半分開いたようだった」
    ランス・ストロールは57周目、16番手走行中にアントニー・ノゲスでコースアウトし、テックプロバリアにクラッシュしてリタイアした。

    ストロールはレース後、その原因がエンジンブレーキの異常挙動にあったと説明した。

    「レース終盤に差しかかっていたが、レースを通じてエンジンブレーキにいくつか問題を抱えていた」

    「今シーズンずっとエンジンブレーキの問題がある。あるコーナーでは押し出され、別のコーナーでは逆に減速しすぎる。しかも毎回違う動きをするんだ」

    「その周回、そのコーナーでは単純に壁へ押し出された。まるでアクセルペダルが50%開いたままになっているような感覚だった」

    当時、アントニー・ノゲス進入前では路面が部分的に荒れていたことも確認されていたが、ストロールはそれが原因ではないと否定した。

    「それが問題だったとは感じなかった。まるでアクセルが固着したかのように、エンジンが僕を壁へ押し出したんだ」

    アロンソも警戒していた減速時の不安定さ
    アストンマーティンの両ドライバーは今季を通じてマシンの扱いづらさを訴えている。

    フェルナンド・アロンソはこの症状を「ランダムなシフトダウン」と表現しており、減速時に予測不能な挙動が発生していることを明かしていた。

    この問題はギアボックスに関連しているとみられるが、背景には2026年からアストンマーティンがメルセデス製カスタマーPUからホンダ製ワークスPUへ移行し、自社製ギアボックスを導入したことがある。

    実際にアロンソはモナコGP開幕前の木曜日、この問題がモナコ市街地コースで発生すれば重大な結果につながる可能性があると警告していた。

    その後アロンソ自身もフリー走行1回目でシケイン進入時にコントロールを失いウォールに接触しており、日曜日のストロールのクラッシュによって懸念が改めて浮き彫りとなった。

    デ・ラ・ロサ「ホンダだけの問題ではない」
    ただしペドロ・デ・ラ・ロサは、問題の存在を認めながらも単純にホンダ製PUだけへ責任を帰すべきではないと説明した。

    「ランスがクラッシュしたことは、我々のドライバーが決して諦めないことを示している」

    「週末を通じて減速時の一貫性のなさに苦しんでいた。それでも両ドライバーは限界まで攻め続けていた。それこそが最も驚くべきことだ」

    さらにストロールの『エンジンに壁へ押し出された』という発言について問われると、デ・ラ・ロサは問題が依然として解析中であることを強調した。

    「我々は減速フェーズで一貫性のない挙動を経験している」

    「まだ分析中なので詳細は話したくないが、ドライバーが限界まで攻めることを妨げている要素が確実に存在する」

    「そして減速プロセスが想定どおりに機能しなければ、壁に突っ込むことになる。ランスに起きたのはまさにそれだ」

    ホンダとアストンマーティンが共同で対策へ
    デ・ラ・ロサによれば、ホンダとアストンマーティンは現在共同で原因究明を進めており、次戦バルセロナ・カタルーニャGPに向けて新たな対策を検討している。

    「ホンダと我々は状況を分析している。次戦に向けて異なる解決策や異なるマッピングを準備している」

    「ただし非常に複雑な問題だ。エンジンとギアボックスはひとつのシステムとして機能している」

    「特に今季の新レギュレーション下ではなおさらだ。小型の内燃エンジンと大型ターボを組み合わせた新世代PUでは、物事はそう単純ではない」

    モナコGPではストロールのクラッシュという形で表面化したこの問題だが、アロンソも含めて週末を通じて同様の症状を訴えていたことを考えると、アストンマーティンとホンダにとっては2026年F1シーズン前半の重要な技術課題のひとつになりそうだ。

  • ランス・ストロール F1モナコGP「エンジンブレーキの問題で壁に押し出された」

    ランス・ストロール F1モナコGP「エンジンブレーキの問題で壁に押し出された」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は2026年F1モナコGPでリタイアに終わり、今季初ポイント獲得はならなかった。

    予選21番手からスタートしたストロールは、チームメイトのフェルナンド・アロンソと同様に序盤でピットストップを済ませる戦略を採用。しかし終盤、19コーナーでバリアに接触してレースを終えることになった。

    ストロールはレース後、クラッシュの背景に今季を通じて続いているドライバビリティの問題があると明かした。

    「今季ずっと同じ問題を抱えている」
    ストロールは、加速と減速の挙動が安定しない状態が続いていると説明した。

    「僕たちは今季ずっとこうしたドライバビリティの問題を抱えているし、今週末も同じだった」とストロールはコメント。

    「加速と減速の挙動に一貫性がなく、コーナーごとに変わってしまう」

    「ほとんどのサーキットにはランオフエリアがあるから何とか対処できる。でもモナコでは壁がすぐ近くにあるので、こうした問題があると簡単にバリアへ突っ込んでしまう」

    「トラックリミット違反を取られていた大きな理由もそこにあった」

    「レース後に詳しく調べることになるだろうし、チームも来週のバルセロナへ向けて改善を続けていく」

    「コーナーごとにエンジンブレーキが変わる」
    レース後のインタビューでは、クラッシュ直前の状況についてさらに詳しく語った。

    「エンジンブレーキに問題を抱えている」

    「毎周回、そしてコーナーごとにエンジンブレーキの効き方が変わるんだ」

    「ある周回ではマシンを前に押し出し、別の周回では減速方向に働く」

    「クラッシュしたコーナーでは、アクセルを半分ほど開けた状態でマシンが前に押し出され、そのまま壁に向かっていった」


    モナコでは問題がより深刻に
    ストロールは、この問題自体は今季を通じて発生しているものの、モナコのような市街地コースでは特に大きな影響が出ると語った。

    「難しかった」

    「この問題は今季ずっと続いている」

    「他のサーキットならランオフエリアがあるので、問題が出てもコースオフで済むことが多い」

    「でもモナコではアクセルが半分開いた状態になったり、エンジンブレーキがマシンを前に押し出したり、周回ごと、コーナーごとに挙動が変わる」

    「だから本当にチャレンジングだった」

  • ランス・ストロール F1モナコGP予選「グリップがなく結果は予想通りだった」

    ランス・ストロール F1モナコGP予選「グリップがなく結果は予想通りだった」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1モナコGP予選を22番手で終えた。チームは週末を通じてマシンバランスとドライバビリティに苦しみ、フェルナンド・アロンソも21番手に終わるなど厳しい一日となった。

    チームはAMR26のパフォーマンス向上を目指してセットアップ変更を続けたが改善には至らず、モナコの市街地コースで苦戦。決勝ではセーフティカーや戦略を活用した巻き返しを目指す。

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGP予選を22番手で終えた。チームは週末を通じてマシンバランスとドライバビリティに苦しみ、フェルナンド・アロンソも21番手に終わるなど厳しい一日となった。

    アストンマーティンはAMR26のパフォーマンス向上を目指してセットアップ変更を続けたが改善には至らず、モナコの市街地コースで苦戦。決勝ではセーフティカーや戦略を活用した巻き返しを目指す。

    ストロールは予選後、マシンの状況について次のように語った。

    「週末を通して同じ問題に苦しんでいた。マシンは扱いが難しく、グリップもなかったので、この結果は予想していたものだった」

    「チームは各セッションの間にさまざまな変更を試してくれたが、ダウンフォースもパワーも不足していて、正直あまり楽しい状況ではなかった」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) モナコGP

    予選後のインタビューでは、モナコでの走行そのものも厳しいものだったと認めた。

    予選に向けて一晩で状況は改善しましたか?

    ランス・ストロール:いいや、これまでと同じだった。

    予選でのフィーリングはどうでしたか? モナコを走ること自体は楽しめましたか?

    ランス・ストロール:いや、グリップがなくて、マシンがしっかり決まっていないと分かっている状態では、ここを走るのはあまり楽しくない。

    「それほど楽しめる体験ではなかった。でもリビエラの景色は素晴らしいし、天気も良くて太陽も出ている。それは良かった」

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • ランス・ストロール F1モナコGPで深刻な問題「毎周ギアの同期を失う」

    ランス・ストロール F1モナコGPで深刻な問題「毎周ギアの同期を失う」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGPを前に、チームが抱えるギアボックスの問題がモンテカルロ市街地コースで大きな弱点になる可能性を認めた。

    アストンマーティンは今季からメルセデス製ギアボックスの供給を終了し、ホンダとのワークス体制移行に合わせて自社開発ギアボックスを採用している。しかし、マイアミGP以降はダウンシフト関連の問題に悩まされており、モナコではその影響がさらに拡大する見通しだ。

    モナコ特有の超低速コーナーが弱点を露呈
    モナコGP最大の特徴のひとつが、サーキット中で最も速度が落ちるロウズ・ヘアピン(現グラン・ホテル・ヘアピン)だ。

    ストロールによると、アストンマーティンのAMR26は時速40km以下になるとギアの同期が失われる症状を抱えており、ヘアピンを通過するたびにシステムを再同期させなければならないという。

    これは単なるフィーリングの問題ではなく、ラップタイムに直接影響する深刻な欠陥だ。

    「そうだね。それは問題になると思う」とストロールは語った。

    「だからこそ、グリップ面では少し有利になるかもしれないと思っている。中高速コーナーではパワーよりもダウンフォースが重要だから、そうした区間では僕たちの方が良いはずだ」

    「でも、僕たちが抱えている他の問題と同じように、ギアボックスやドライバビリティの問題はここでは非常に重要になると思うし、かなり厳しい挑戦になるだろう」

    1周ごとに発生するタイムロス
    問題の深刻さについて説明を求められたストロールは、毎周発生するロスになると明かした。

    「いろいろな要素がある。ダウンシフトの問題だ。カナダでは少し改善していた」

    「でも時速40km以下になるたびにギアの同期を失ってしまう。だからギアを再同期させなければならない」

    そしてモナコでは、その現象がほぼ確実に毎周発生すると説明した。

    「例えばここでは、ロウズ・ヘアピンを通過するたびに完全にギアの同期を失うことになる」

    「その後で再び同期させなければならないんだ。ギアを同期させるたびに大きなラップタイムを失うから、そういうことが問題なんだ」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) モナコGP

    アロンソも懸念するアストンマーティンの課題
    フェルナンド・アロンソも木曜日のメディア対応で、このギアボックス問題がモナコ週末の重要な懸念材料になる可能性を認めていた。

    2026年型AMR26は、エイドリアン・ニューウェイが技術指揮を執る最初のマシンとして期待されたが、シーズン序盤から競争力不足に苦しんでいる。さらにホンダ製パワーユニットの信頼性問題やドライバビリティの課題も重なり、ランキング争いで後れを取っている。

    特にモナコは低速コーナーの連続と頻繁なシフトチェンジが求められるサーキットであり、ストロールが明かした「40km/h以下でギア同期を失う」という症状は、他のサーキット以上に致命的な弱点となる可能性がある。

    予選でコンマ数秒が勝敗を分けるモナコにおいて、ロウズ・ヘアピンのたびに発生するギア再同期がどれほどのパフォーマンス低下を招くのか。アストンマーティンにとっては週末を左右する重要な技術課題となりそうだ。

  • ランス・ストロールがアストンマーティンF1を食事に招待 母国GPの伝統を継続

    ランス・ストロールがアストンマーティンF1を食事に招待 母国GPの伝統を継続

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、母国レースとなった2026年F1カナダGPで厳しい週末を過ごしたにもかかわらず、チームの恒例行事を欠かさなかった。

    モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われたカナダGPで、ストロールは15位に終わり、優勝したキミ・アントネッリから4周遅れという苦しい結果となった。アストンマーティンにとっても低迷が続くシーズンとなっており、ホームレースでの巻き返しは果たせなかった。

    幼少期から親しんだ店でチームをもてなす恒例行事
    それでもストロールは、毎年カナダGPの際に続けているチームとの食事会を今年も実施した。

    訪れたのはモントリオールの老舗デリ「レスターズ・デリ」。ストロールが子供の頃から通っていたお気に入りの店として知られている。

    アストンマーティンはSNSでチームの集合写真を公開し、次のように紹介した。

    「ホームレースウイークの伝統だ」

    「毎年カナダGPでは、ランスがチームを自身の思い出の場所であるレスターズ・デリに招待し、モントリオール最高のスモークミートサンドイッチを味わってもらっている。今年も例外ではなかった」

    チームの成績が低迷する中でも、ストロールはチームメンバーとの結束を深める恒例イベントを継続した形だ。


    深刻な不振が続くアストンマーティン
    2026年シーズンのアストンマーティンは極めて厳しい状況に置かれている。

    ホンダ製パワーユニットは出力不足や振動の問題に苦しんでおり、信頼性面でも課題を抱えている。ストロール自身もカナダGPを完走したものの、今季フルディスタンスの決勝レースを完走したのはわずか2回目だった。

    チームは開幕から5戦連続で無得点に終わっており、コンストラクターズランキングでは最下位に沈んでいる。

    巨額投資の成果が問われる局面
    オーナーのローレンス・ストロールは近年、フェルナンド・アロンソ、エイドリアン・ニューウェイ、エンリコ・カルディレといったトップ人材を招聘し、最新設備を備えた新ファクトリーへの投資も進めてきた。

    将来的にはタイトル争いを目指す構想を掲げているが、現在の競争力を見る限り、その目標達成には大幅な改善が必要な状況だ。

    カナダGPでの食事会はチームの結束を示す温かいエピソードだった一方で、アストンマーティンには結果という形で浮上の兆しを示すことが求められている。ホームレースを終えた今、チームは苦境からの脱出に向けて正念場を迎えている。

  • ランス・ストロール アストンマーティンF1で屈辱「完走は父とメカニックのため」

    ランス・ストロール アストンマーティンF1で屈辱「完走は父とメカニックのため」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、2026年F1カナダGPで屈辱的とも言えるレースを強いられた。ホームレースで完走は果たしたものの、優勝したキミ・アントネッリから4周遅れ。14位のエステバン・オコン(ハースF1チーム)にも2周差をつけられる厳しい内容となった。

    アストンマーティンは依然として「進歩はしている」と主張しているが、実際の競争力不足は深刻だ。フェルナンド・アロンソはコクピット姿勢の問題によってリタイアし、ランス・ストロールも終始ペース不足に苦しんだ。

    そうした状況の中で飛び出した無線メッセージは、現在のチーム状態を象徴するものとなった。

    「完走したのはメカニックとローレンスのため」
    レース中、ランス・ストロールは無線で率直な苛立ちを口にした。

    「レースを完走するのはメカニックのためだ。それだけだ」とランス・ストロールは語った。

    これに対し、レースエンジニアのゲイリー・ギャノンは「完全に理解できるよ、ランス。本当に理解できる」と応じた。

    その後、数秒の沈黙を挟んでストロールは再び無線を開いた。

    「そしてローレンスのためだ。メカニックとローレンスのために完走する。それだけだ」

    ローレンス・ストロールは、アストンマーティンF1チームのエグゼクティブ会長であり、チームの実質的オーナーでもある。莫大な投資を続け、最新設備やエイドリアン・ニューウェイ獲得など大型プロジェクトを推進してきたが、現状のAMR26は下位グループを這うような状況に陥っている。

    今回の無線は、単なる苛立ちというより、ドライバー自身が現在の戦力に限界を感じていることを示す発言として受け止められている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    AMR26への不満は限界に近づく
    ランス・ストロールは以前の中国GPでも、AMR26について「今まで乗った中で最悪のマシン」と発言していた。

    そしてカナダGP後も、問題点を隠そうとはしなかった。

    「厳しい週末だった。タイヤを適正温度に入れられず、レースを通してグリップ不足に苦しんだ」とランス・ストロールは振り返った。

    「ストレートでも必要なペースがなかった。マシンのパフォーマンスは我々が必要としているレベルにはなく、そこへ到達するにはまだ多くの作業が必要だ」

    フェルナンド・アロンソは予選やスタート局面で時折速さを見せているが、それでもポイント争いには届いていない。一方でランス・ストロールはマシンからポジティブな要素を引き出せず、苦戦がさらに深刻化している。

    アップデート待ちの“耐える期間”は続く
    さらに厳しいのは、アストンマーティンの大規模アップデートが早くても7月まで投入されない見込みであることだ。

    つまりチームは、少なくとも今後4戦程度を現在の仕様で戦わなければならない可能性が高い。

    2026年F1レギュレーション初年度において、アストンマーティンはホンダ製パワーユニットとの新体制で大きな期待を集めていた。しかし現時点では、信頼性、バランス、タイヤウインドウ、空力効率など複数の領域で問題を抱えている状況だ。

    ホームGPで飛び出したランス・ストロールの無線は、単なる感情的な一言ではなく、チーム内部に漂う閉塞感そのものを映し出しているようにも見える。

  • ランス・ストロール F1カナダGP表彰式で“やる気ゼロ”姿が話題「まるでThe Office」

    ランス・ストロール F1カナダGP表彰式で“やる気ゼロ”姿が話題「まるでThe Office」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)が2026年F1カナダGPで見せた“気まずすぎる”表情が、SNS上で大きな話題を呼んでいる。

    地元モントリオールで行われたカナダGPで、アストンマーティンは厳しい週末を過ごした。フェルナンド・アロンソはシートの問題でリタイアし、ランス・ストロールも優勝したアンドレア・キミ・アントネッリから3周遅れの15位に終わった。

    表彰式で漂った“完全に仕事したくない感”
    レース後、ストロールはマーシャル表彰のプレゼンテーションに登場。しかし、その際の無表情かつぎこちない立ち姿がSNS上で拡散され、F1ファンの間で“まるでコメディドラマのワンシーン”だと話題になった。

    特に注目されたのは、口をすぼめたまま硬直したようなポーズで写真撮影に応じる姿だった。

    SNSでは英国コメディ『The Office』の主人公デヴィッド・ブレントになぞらえる声が続出した。

    「このあと『The Office』のオープニングが始まりそうだ」とあるファンは投稿。

    さらに別のユーザーは、「仕事が嫌いなのに毎日仕方なく出勤してる人みたいだ。完全にホーマー・シンプソン」とコメントした。

    話題になった動画はこちら

    “感情ゼロキャラ”としてネタ化
    ストロールの独特な雰囲気は以前からたびたび話題になってきたが、今回の映像は特にファンの間で“感情が存在しない男”としてネタ化されている。

    「ストロールは“無”を体現している。完全な白紙状態だ」と投稿するユーザーも現れた。

    また、「母親に知らない親戚へ挨拶しに行かされた時の自分」というコメントも拡散され、多くの共感を集めていた。

    厳しい週末が表情にも影響か
    2026年F1カナダGPは、メルセデス勢による30周にわたる激しい首位争いや、低温・ウェットコンディションによる戦略分岐など、見どころの多いレースとなった。

    一方で、ドライバーたちにとっては非常に寒く厳しいコンディションだった。多くのドライバーがチーム支給の防寒ジャケットを首元まで閉めて表彰式に登場しており、ストロールも終始どこか不機嫌そうな様子を見せていた。

    地元レースで結果を残せなかったフラストレーションも、その表情に少なからず影響していたのかもしれない。