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  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    ロッシが5番手セカンドローを獲得、ビニャーレスは11番手
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが予選で健闘。Q1では雨の残る路面でスリックタイヤを履く賭けに出てトップタイム。Q2に進出して5番グリッドを獲得した。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスはタイヤチョイスのミスでペースが上がらず11番手に留まった。

    フリープラクティス第3セッションはウエットコンディションとなり、ウイーク初日に順位を上げられなかったロッシはQ1に進むこととなった。午後も雨が降り続くなか、第4セッション終盤を走りながらQ1に向けての作戦を立てたという。そして出場ライダーのなかでは唯一、スリックタイヤを選択。路面温度15~17度という状況に最初のラップは11番手に留まったものの、ロッシは次のアタックで1分39秒074秒を叩き出して一気にトップに立ち、さらにそのあとも更新を続けた。

    タイヤが暖まると1分37秒667を記録。これで2番手以下に1.595秒の大差をつけた。この頃になるとライバルたちもピットに戻ってスリックへ交換をはじめたが、ロッシのトップは維持されてQ2進出を決めた。

    Q2も同様の作戦で臨んだが効果が得られなかったため、素早くウエットタイヤに交換して最初のトライで8番手。次のラップでもうひとつ上げて7番手となった。そのあともタイムを更新して1分41秒655のベストラップを記録し、最終的にはトップから0.703秒差の5番手でセッションを終了した。

    一方、チームメイトのQ1での活躍を見ていたビニャーレスは、自身もスリックタイヤを選択してQ2に出場。クリアスペースを確保するために最後まで待ってからコースに入ったが、雨が激しくなったためすぐにまたピットに戻りウエットタイヤに交換した。

    この時点で残り時間は11分弱。最初のトライで9番手につけたビニャーレスだが、全体のペースが上がると10番手に後退。4ラップ目では1分42秒555に更新したものの、順位ではさらにひとつ下げて11番手に留まった。トップとの差は1.603秒。決勝は4列目からのスタートとなる。

    モルビデリがセカンドロー、ホームGPのクアルタラロは4列目
    PETRONAS Yamaha SRTのフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロは難しいコンディションなかで健闘し、ともにトップ10入りを果たした。モルビデリはQ1で好走してQ2で6番手を獲得。クアルタラロはホームGPを10番グリッドからスタートする。

    フリープラクティス第3セッション、予選セッションともにウエットコンディションとなり多くの転倒車が続出するなか、前日に暫定でQ2進出を決めているライダーたちに変更はなかった。しかしウエット用のセッティングとタイヤをテストするために走行し、クアルタラロはフリープラクティスで1分44秒197の13番手となった。

    一方のモルビデリはフリープラクティス第3セッションでしばらくトップに立ったあと1分44秒403の16番手となったが、今季初めて出場したQ1では、ウエットタイヤで1分39秒262を記録して2番手を獲得。これでQ2進出を決めると、そのQ2では1分41秒681のタイムで6番手とし、グリッド2列目をもぎとった。

    モルビデリは終始ウエットタイヤを選択したが、クアルタラロはスリックでQ2をスタート。ところがこのあとウエットに交換を余儀なくされ時間を費やしたことで、1分42秒509の10番手にとどまることとなった。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選5番手/1分41秒655)
    「Q2進出を逃してしまったので、スターティングポジションを上げるために何かしなければならないと思っていました。そこでQ1ではギャンブルに出て、前後タイヤにスリックを選んだのです。これが正解でした。もちろんリスクはありましたが、路面の水の量が多くなかったこともあってスリックの利点を生かすことができ、Q2出場を決めることができたのです。これが非常に重要でした。Q2では、ウエットコンディションでウエットタイヤを履いてしっかり力を発揮し、5番グリッドを獲得しました。明日の決勝がウエットコンディションなら、いい戦いができるでしょう。昨日のドライではペースが上がらなかったのでセッティングのモディファイに取り組むべきでしたが、今日はそのための時間はありませんでした。だからこのあとは、明日のコンディションの行方を注意深く見守らなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (予選11番手/1分42秒555)
    「作戦がうまくいきませんでした。Q2の序盤でスリックタイヤを履きましたが、そのあと雨が激しくなってしまいました。そしてタイムアタックのための最適な時間帯の2~3ラップを無駄にしてしまったのです。それでも、全体的に見ればここまでよい仕事ができています。常に進化を目指しており、実際に今日のウエットコンディションでも大きく前進できました。ドライコンディションでは好調ですから、コースとの相性がとてもよいのです。今回は11番グリッドからのスタートとなってしまいましたが、そこから表彰台を目指してベストを尽くします。速く走る方法を熟知していますし、マシンは非常に好調ですから自信を持って臨みます。不可能なことなど何もありません。明日の決勝ではプッシュし、ベストを尽くし、その結果、何かを得られると思っています。とくに前半でのオーバーテイクが重要になるでしょう」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今日もまた、ふたりが明暗を分ける結果になりました。フリープラクティス第3セッションがウエットコンディションになり、ロッシ選手はQ1からの出場となりました。この間にもコンディションが刻々と変化していましたが、いずれにしてもフルドライやフルウエットではなかったので、スリックかウエットかの判断が非常に重要な鍵だったのです。そして、Q1の初めにスリックを履くというギャンブルがロッシ選手には功を奏しました。Q2でも同じ作戦をとりましたが、雨が再び強くなったため、ウエットタイヤに交換。ここで少し時間を費やすことになりましたが、そのあとしっかり力を発揮して5番手を獲得することができました。今朝までの状況を考えれば、非常にうれしい結果です。
    ビニャーレス選手もまたスリックタイヤでQ2をスタート。しかしこの作戦がうまくいかず11番手に留まる結果になってしまったことは非常に残念です。これは本来の実力を反映するものではありません。グリッド4列目からのスタートは大きなチャレンジになりますが、彼のすばらしいペースをもってすれば挽回が可能でしょう。私たちチームはウエットのデータを集めてセッティングの調整を続けます。しかし明日のウォームアップでそれを試せるかどうかは天候次第になります。どちらにしても、私たちは完全なウエットか完全なドライでレースができるよう願っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ (予選6番手/1分41秒681)
    「Q1は順調でした。ウエットタイヤで好タイムが出て、フィーリングも上々でした。ロッシがスリックで速かったのを見て多くのライダーが交換しましたが、その間にまた雨が降り出しました。私もピットに戻り、皆の様子を見守っていましたが、ニュータイヤを持っていなかったので自分たちにできることをしただけ。その結果、Q2に進むことができたのです。そしてQ2では1分41秒6というタイムで6番手を獲得しました。明日の天気がどうなるかわかりませんが、私はどうやらドライよりもウエットのほうが少し速いようです。でも同時に、金曜日のドライのときのペースももっと上げられると信じています」

    ファビオ・クアルタラロ (予選10番手/1分42秒509)
    「Q2でいい走りができず悔しい気持ちです。でも私たちとしてはスリックを試さざるを得ませんでした。結果的にその判断が間違っていたことになりますが、ウエットタイヤで好タイムが出たことはよかったと思っています。最初のラップがベストで、そのあと雨が激しくなりました。いろいろトライしましたが、それ以上、短縮できませんでした。今日のコンディションを考えれば、最終的なタイムは決して悪くないと思います。グリッドポジションは期待通りではありませんが、マシンのフィーリングはとてもよく、明日の決勝のための準備は整っています。フリープラクティス第3セッションではウエットタイヤでいいペースが出ていたので、決勝がどちらになっても不安はありません」

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP 初日レポート

    ビニャーレスが初日総合トップ、ロッシは総合14番手
    Monster Energy Yamaha MotoGPがフランスGPのフリープラクティスに臨み、このコースを得意とするマーベリック・ビニャーレスが第2セッションでトップタイムをマーク。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはセッティングに専念して14番手で終えた。

    初日から強さを発揮したいと考えていたマーベリック・ビニャーレスは予定通りにプラクティスセッションを進め、午前中の第1セッションからトップを争った。

    一旦、自らのペースに自信を持つと、タイムよりもセッティングに重点を置きながら1分32秒203を記録。トップから0.217秒差の4番手でセッションを終えた。

    午後になってコース上に雲が出始めるなか、第2セッションでもまた素早くペースを上げてトップ3へ。終盤のタイムアタックでは1分31秒428へ更新してトップに浮上した。2番手との差は0.190秒。

    一方のバレンティーノ・ロッシは第1セッション序盤、スペインGP後にヘレスサーキットで行ったテストの成果を確認。ところが中盤になるといくつか問題が発生したため計画変更を強いられることに。素早くピットに戻ってスペアマシンに乗り換えると終盤で1分32秒760へ更新したものの、トップから0.774秒離されて10番手となった。

    この遅れを取り戻そうと第2セッションも引き続きセッティングを追求。最後の4分でリアタイヤをソフトコンパウンドに履き替えてタイムアタックを行ったが、トップ10入りを逃して13番手に留まった。初日の総合成績では1分32秒320のベストラップで総合14番手。トップのビニャーレスとの差は0.892秒となっている。

    クアルタラロがホームGPで好調スタート
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが、フランスGPのウイーク初日に絶好のスタート。フリープラクティス第1セッションでトップタイムをマークし、総合成績でも3番手と大健闘を見せた。チームメイトのフランコ・モルビデリも多くの時間帯でトップ10圏内を維持していたが、最終的には総合11番手で初日を終了した。

    ホームレースを迎えたクアルタラロは第1セッションから注目される存在。前後タイヤにソフトコンパウンドを履いた最初のラップで1分31秒986を記録し、唯一31秒台をマークして見せた。最高峰クラスのフリープラクティス第1セッションでトップに立ったのは自身初となる。

    一方のモルビデリは先週のヘレステストで試した新型ウイングレットを実戦使用。第1セッション中盤では一時、5番手まで上げていたが、終盤で少しずつ後退して12番手。ベストタイムは1分32秒887秒だった。

    午後からの第2セッションでは、ふたりとも第1セッションと同様の作業を継続。クアルタラロは終始、上位をキープし、終盤のタイムアタックで1分31秒713に更新して総合3番手を獲得。モルビデリも1分32秒239へと更新してトップ10に入っていたが、終盤で順位を下げて11番手となった。

    ウイーク2日目は、前回のスペインGPで1-2を獲得したように、ホームGPでもう一度、その再現を目指す。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合トップ/1分31秒428)
    「ウイークを非常に好調にスタートすることができました。素早くセッティングが決まったので、多くの周回を走ることができ、マシンのフィーリングも上々でした。タイヤもまた何も問題はありませんでしたが、最後まで手を止めることなく作業を続けました。それでもまだ改善したい点がありますし、自分のライディングスタイルについても考えたいと思っているので、明日はまた多くの仕事が待っています。あとは天気の行方を注意深く見守ること。そして予選セッションで上位を目指し、決勝で有利な位置を確保したいと思います。フルウエットで走ったことはありませんが、COTAではウエットタイヤによいフィーリングを持つことができました。もし雨が降ればかなり素早い判断が求められることになるので、明日も状況を見極めて方向性を決め、さらに前へ進めるようがんばります」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合14番手/1分32秒320)
    「問題がいくつかあり、一日中、悩まされてしまいました。もっとうまく走れると思っていたのですが、まったくペースが上がりませんでした。第2セッションの最後に1ラップだけソフトタイヤでアタックしましたが、トップ10に入ることができませんでした。これから夜を徹して作業を行い、明日までに解決策を見つけ出さなければなりません。そしてフリープラクティス第3セッションでタイムを更新するため、ドライコンディションになるよう願うばかりです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「明暗を分ける結果となりました。ビニャーレス選手のは非常にフィーリングがよく、決勝用セッティングで好調だっただけでなく、ソフトコンパウンドを履いたタイムアタックではそれ以上の強さを見せてくれました。その一方でロッシ選手は第1セッションでうまくペースをつかめず、この後れを取り戻すために第2セッションでは別のセッティングにトライ。その結果、タイムアタックは1ラップしかできず、トップ10入りを逃してしまったのです。天気予報通りなら、明日はウエットコンディションになります。そうなれば彼はまたQ1を走らなければなりません。私たちチームとしては、もう少しセッティングを向上させるためにもドライを期待するしかありません。明日が雨で、明後日が晴れなら、今日のデータが重要になります」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合3番手/1分31秒713)
    「非常に好調でした。第1セッションの初めはブレーキングの状態に少し悩みましたが、第2セッションではよくなっていい走りができました。ペースも上々で、マシンのフィーリングもとてもよかったので満足しています。ビニャーレスの速さを見ればわかるように、このコースはヤマハのマシンに合っているのだと思います。私自身はホームGPをエンジョイしており、プレッシャーを感じたりせずにファンとともにいい戦いができています。明日はグリッドを決める重要な日になるので、このまま好調を維持して作業を続けていきたいと思っていますが、やはり天候は気になるところです」

    フランコ・モルビデリ (フリー走行総合11番手/1分32秒239)
    「今日は全体的に順調な一日でした。ミディアムコンパウンドのタイヤが好調で、すべてにおいてよいフィーリングをつかむことができました。でもソフトコンパウンドを履いたときは思ったほどではなく、少し滑る感じがありました。この点については明日までに状態を把握して解決策を見つけたいと思っています。改善のために作業を続けることは当然ですが、現時点でも決してペースは悪くありません」

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 2019年 第5戦 フランスGP プレビュー

    Monster Energy MotoGPがフランスGPへ
    スペインのヘレス・サーキットでマシン・テストを終えたMonster Energy MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、今週末、ル・マン・ブガッティ・グランプリ・サーキットで行われる第5戦に出場するためフランスへ向かう。

    バレンティーノ・ロッシは第4戦終了時点でランキング4位となっているが、トップとの差がわずか9ポイントという接戦。ヤマハのマシンの機敏な特性がコースにマッチしていることから、今季3度目となる表彰台獲得が目標となる。

    ここル・マンでは多くの好成績を残しており、最高峰クラスにおいては優勝3回(2002年、2005年、2008年)、2位6回(2003年、2010年、2012年、2014年、2015年、2016年)、3位4回(2000年、2001年、2011年、2018年)を獲得している。

    一方のビニャーレスはスペインGPでの表彰台獲得で自信を深め、フランスでもその再現を狙おうというところ。ル・マンでは2017年にYZR-M1で激しいバトルを制して優勝。その前年も3位を獲得している。ランキングでは前回の活躍により、12位から6位へとジャンプアップしてトップとの差は40ポイント。ヘレス・テストも順調にこなしており、さらなるポジションアップを目指す。

    ブガッティ・グランプリ・サーキットは1965年、ル・マンの町から数キロのところに建設された。1960年代の終盤に初めてグランプリが開催されて以来、30年以上にわたり使用されてきたが、1995年には安全性を考慮して改修工事が行われ、2000年から再びGPサーキットとして復活。5つの左コーナーと9つの右コーナーから成る全長4.2kmのコースではハードなブレーキングとハードな加速が求められ、リアエンドのトラクションが重要な鍵となる。2017年にはビニャーレスとロッシがヤマハ500勝目を賭けて激しいバトルを演じた場所でもある。

    モルビデリが3戦連続のトップ10を目指す
    クアルタラロはホームGPに期待
    第4戦スペインGPでは予選で1-2を記録し、歴史的快挙を成し遂げたPETRONAS Yamaha Sepang Racing Team。最高峰クラスでトップライダーたちと互角に戦えることを証明したフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロは、グランプリ翌日にヘレス・サーキットで行われたテストでも最速ペースを披露した。

    モルビデリはMotoGPで自身初となる2戦連続のトップ10入りを果たしている。スペインGP決勝ではグリッド2位から7位を獲得してトップ・サテライトとなり、その後、同サーキットで行われたマシン・テストでも3位のタイムを記録した。フランスのル・マンには良い思い出が多くあり、Moto2チャンピオンを獲得した2017年には、ここで優勝を飾っている。

    一方のクアルタラロもヘレス・サーキットでコースレコードを記録するなど絶好調。スペインGP決勝ではトラブルのためリタイアを余儀なくされたが、ホームレースとなる今回は母国ファンの前で好成績獲得を実現したいところ。ル・マンでは2015年にMoto3でポールポジションを獲得、2014年にはFIM CEVで優勝を果たしている。

    第5戦フランスGP決勝は5月19日、現地時間14:00にスタート。全27ラップで競われる。

    Monster Energy MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「ヘレスでのテストがとても順調だったので、フランスでもまたいくつかのトライができると思います。ル・マンは大好きなコースですし、ヤマハのマシンはいつもここで素晴らしい走りをしてくれます。目標は良い週末にすることなので、初日からハイペースで走れるよう、フリープラクティス第1セッションからしっかり仕事に取り組みます。昨年は決勝用のセッティングが決まって好調でした。その経験をアドバンテージにできるでしょう。フル・ポテンシャルを発揮するためにもウイークを通して好天に恵まれることを願っています。チームとともにベストを尽くし、また表彰台に上りたいと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「ヘレスでの3位獲得が大きな自信になり、今はとてもポジティブな気持ちになっています。ル・マンは大好きなコースで何度か良い成績もおさめているので、もう一度ここで表彰台の真ん中に立つことが目標です。そのためにも天気が少しでも味方してくれることを期待しています。というのも、もしそうでなかったとしたら、ここは非常に難しいコースになってしまうからです。COTAではウエットでもいい走りができたので、ル・マンでどうなるか興味もありますが…」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「スペインGPのあと、フランスでの活躍を目標に忙しく作業に取り組んできました。ヘレス・テストのなかでいくつか細かい改良を行っており、それがここル・マンでも機能するかどうかを確認することが課題のひとつです。ヤマハのマシンと相性の良いコースであることはこれまでの成績が証明してくれているので、今年も全力を尽くしてフル・ポテンシャルを引き出し、最高のポジションを目指したいと思います。マーベリックもバレンティーノも好調を維持しています。ウイーク中のすべてのセッションで力を発揮し、トップ争いを展開してくれると信じています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「非常に良い状態でル・マンを迎えることができます。前回のヘレスではいい走りができましたし、そのあとの月曜日に行われたテストでさらにマシンが改良され、ここから数戦にわたって助けになるであろう改善策を見つけることができました。ル・マンとヘレスは特徴が異なるので、状況を見ながら引き続き作業に取り組むつもりです。ここまで4戦を終えて、トップ・サテライトを競い合うなど、おおよそ希望通りのポジションに来ていると思います。でも今はもっと上を目指したい気持ちになっているのです。スペインGPのあと、表彰台獲得の夢が、より現実的なものになったと感じています。課題はいろいろありますが、ひとつひとつに取り組みながら前進を目指します」

    ファビオ・クアルタラロ
    「スペインGPは残念な結果ではありましたが、それ以上に多くの成果を記憶に残すことができました。ポールポジションを獲得し、表彰台を競い合い、翌月曜日のマシン・テストでは今後のためにいろいろなことを試しながらも最速タイムを記録したのです。このように好調な状態を維持したままフランスGPを迎えられることをうれしく思います。ル・マンには大勢のファンが来てくれるはずで、私にとっては彼らの存在が大きなモチベーションになるでしょう。同時にストレスやプレッシャーもあると思いますが、やはり、ファンに支えられながらレースができるのは素晴らしいことに違いありません。Yamaha YZR-M1はル・マンで何度も活躍していますから、このコースに合っているのだと思います。私も好成績獲得を目指すために、いつものようにベストを尽くします。とても楽しみです」

  • MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    ビニャーレスが3位で今季初表彰台、ロッシは13番グリッドから6位を獲得
    Monster Energy MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは好スタートから終盤での目覚ましい追い上げで見事、3位を獲得しランキング6位へ浮上。一方、グリッド5列目からスタートしたロッシは厳しい戦いを強いられたが、中段の混戦を潜り抜け、最後は6位でチェッカーを受けた。

    ビニャーレスは5番グリッドから絶好のスタート。すぐさま全力でプッシュし、第1コーナーを4番手で抜けてトップグループに食らいついてゆく。レース中盤に差し掛かる頃には前のPETRONAS Yamaha SRTの2台が互いにバトルする間に着々と差を詰めるも、背後にはA・リンス(スズキ)が迫り4番手の座を明け渡すことに。

    13ラップ目、ファビオ・クアルタラロがトラブルで戦列を離れたためビニャーレスは自動的にひとつ上げて4番手。2ラップ後にはフランコ・モルビデリをとらえてついに3番手へと浮上した。トップ2台はすでにアドバンテージを広げていたが、その後もペースを緩めることなく走行を続け、終盤ではA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)の激しい追撃を振り切った。この間に多くのセクションで自己ベストを更新したほか1分38秒157のベストラップも記録。最終的にはトップに2.443秒差でチェッカーを受け、3位表彰台を獲得した。

    ロッシもまた、最終ラップまで懸命の走りを続けた。13番グリッド、5列目からのスタートと苦しい状況だったが、ベテランらしい巧みさを見せてスタート直後にふたつポジションを上げると、そのすぐあとにもう1台パスして10番手につけた。

    その後は前後ハードコンパウンドのタイヤをセーブしながらペースを抑えて走行。クアルタラロのリタイアによって9番手に上がったあともそのポジションをキープしていたが、残り8ラップになってから一気にペースアップ。2ラップの間に3台をパスし、残り5ラップで6番手に浮上した。この時点で5番手との差は2秒ほどあり、最後までプッシュし続けるも届かなかった。

    トップから7.547秒離されて5位でチェッカーを受けたロッシは貴重な10ポイントを手中にし、シリーズポイントではトップに9ポイント差の4位。一方のビニャーレスはランキング12位から6位へジャンプアップ。トップとの差は40ポイントとなっている。コンストラクターズランキングではヤマハが4位。チームランキングでは2位につけている。チームは翌月曜日にIRTAテストに参加したあと、次回フランスGP出場のためル・マンへ向かう。

    モルビデリがトップサテライトとなる7位、クアルタラロは不運なリタイア
    グリッド1-2からスタートしたPETRONAS Yamaha Sepang Racing Team。2台とも序盤から果敢に攻めて順調に走行を続け、ほとんどの時間帯でトップ3をキープした。フランコ・モルビデリは終盤で下げたものの7位でチェッカーを受けてサテライト勢トップ。一方のファビオ・クアルタラロは2位走行中にギアシフトのトラブルが発生してリタイアとなった。

    モルビデリは前回に続いてトップ10入り。2番グリッドから好スタートを切って15ラップ目までは表彰台圏内を維持していたが、その後トップグループから徐々に離された。終盤はトップサテライトの座を守り切ることに集中し、チーム初の栄誉を受けた。

    ポールシッターのクアルタラロも序盤で2位につけてそのままハイペースをキープ。力強い走りで表彰台獲得が期待されたが、残り11ラップで不運なトラブルに見舞われてリタイアを余儀なくされた。

    この結果、モルビデリはシリーズポイントで合計25ポイントのランキング10位、クアルタラロは合計17ポイントでランキング13位となり、トップルーキーを維持している。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「表彰台に上ることは、今の私にとって優勝と同じような感覚です。ドビツィオーゾとペトルッチがついて来たときには、ひたすらベストの走りを心掛けました。実際、この頃にはタイヤをかなり消耗していたので苦しかったのですが、何とか抑え切ることができてハッピーです。もしもあと数ラップあったら、どうなっていたかわかりません。今回、このようにして私たちの実力を証明できたことがとても重要だと思っています。私たち自身も自信を取り戻すことができました。決勝前のセッティング変更によってスタートでの安定性が増していたので、精確な操作によってポジションをひとつ上げ、さらにレース中にももう1台パスすることができました。ウイークを通じてずっとよい仕事ができていたので、その成果が出たと思います。昨日のフリープラクティス第3セッションではQ2進出のチャンスを逃してしまいましたが、そのあと大幅に挽回することができたのです。今日のレースで自分たちの立ち位置をしっかり確認でき、トップとの差も決して大きくないことがわかりました。今後はコンスタントに表彰台に上ることが目標になります。全力を尽くせば頂点も不可能ではありません。だからレースが終わっても休む暇はありません。明日は1日テストを行い、次のル・マンに備えます」

    バレンティーノ・ロッシ (6位)
    「決勝スタート前、最後の最後にタイヤを決めました。私はミディアムコンパウンドでいきたかったのですが、みるみるうちに気温が上がってきたので、”ミディアムか?ハードか?”を何度も繰り返した末にハードコンパウンドを選択したのです。これは大きな決断でした。マーベリックは結局ミディアムを選んだので、もしそうしていたら、という気持ちもあります。私は好スタートを切りましたが、序盤はあまりペースを上げられませんでした。でも後半からはペースが上がりオーバーテイクも楽にできるようになりました。その結果としてこうして貴重なポイントを獲得できたことは、チャンピオンシップ全体を考えたときにとても重要なことだと思います。しかしもしも、序盤でもっと前へ行っていたとしたら、マーベリックと同様にトップグループについて行くことができたかもしれません。今日はレースペースが非常に速く、私自身も去年と比べたら25秒くらい速くなっています。それでもトップとの差は少なくなり、マシンの感触がよくなっているので手ごたえを感じます。とくに最終ラップは絶好調でした。次のレースが楽しみです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「昨日のフリープラクティス第3セッションのことを考えれば、すばらしい結果となりました。ビニャーレス選手についてはフリープラクティス第4セッションでよいセッティングが見つかって、今日も好スタートからトップグループにつくことができました。このことが表彰台への鍵になりました。同時に最後までハイペースを維持し、最終ラップでは1分38秒1台をマークしてドビツィオーゾ選手を抑え切りました。彼にとってはここ数戦、厳しい戦いが続いていたので、今日の表彰台が大きな自信になったと思います。ロッシ選手は、Q1での不調が最後まで影響する結果となりました。このコースはグリッド5列目からの挽回は非常に大変です。しかも序盤であまりペースが上がらず、ハードコンパウンドのフロントタイヤに好感触を得ることができませんでした。それでも最終的に6位を獲得できたことは大きな収穫です。昨年も一昨年も苦戦続きだったのですから、今日の表彰台は大きな励みになりますし、オフシーズからのハードワークが実ったことをうれしく思います。明日のテストでは、おもに電子制御システムについていくつか試してみたいことがあります。よい結果が得られれば、次のル・マンで採用します」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ (7位)
    「7位という結果で、このウイークを締めくくることができました。スタート直後から非常にペースが速かったのですが、フィーリングをつかんで気持ちよく走りながらトップグループについていくことができました。タイヤの感触もとてもよかったのですが、周回を重ねるうちに変化し、スピードを抑えなければならなくなりました。それによって最後までグリップを保ち、終盤の数ラップでカル・クラッチローとトップサテライトを競うことができたのです。初めてこの栄誉を獲得してとてもうれしく、これからまた何度も挑戦したいと意気込んでいます。この好成績が私たちの日々の進化を証明してくれたと思います。明日のテストもベストを尽くし、次のル・マンに備えます」

    ファビオ・クアルタラロ (DNF)
    「非常に残念であると同時に満足もしています。レース自体はとても順調で、マシンのフィーリングもすばらしかったし、トップグループに加わって彼らと競り合うこともできました。しかし、ほんの小さなトラブルでしたが走りへの影響は大きく、レースを続けることはできませんでした。でもこのこと以外はとても満足しています。ウイークを通じてチームとともによい仕事ができました。でもレースというスポーツにおいては自分たちだけでコントロールできないこともあるのです。開幕戦のカタールと同様、よかったことを大切にして次につなげたいと思います。シーズン前には、私たちのなかで誰ひとりとして、わずか4戦目でポールポジションを獲得したり表彰台争いをしたりすることを考えたことはなかったでしょう。だからこの状況を、ここまでの成長を喜ぶできなのです。次のレースを楽しみにしています。唯一のホームGPでベストを尽くします」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム・マネジャー)
    「スペインGPの最終結果は、カタールGPと少し似ています。すべてが想像以上にうまくいっていたのです。しかしトラブルが発生したときに、このスポーツが技術的な問題に大きく左右されるものであることを再確認しました。すばらしい仕事をしても、結果につながらないこともあります。チームの全員とクアルタラロ選手がウイークを通じて全力を尽くしたのですから、誰かを責めることではありません。彼は最初から最後まで学び続け、成長し続ける姿を見せてくれました。クアルタラロ選手もモルビデリ選手もレース序盤からハイペースをキープ。モルビデリ選手は中盤からそれを維持しきれなくなり、1ラップでコンマ5秒ほど落としてポジションを下げることとなりました。最後には7位獲得とトップサテライトの座をあきらめない強さを見せ、見事にそれを勝ち取ったのです。このようにふたりともよいところを存分に発揮してくれました。すべてを誇りに思います」

    ラズラン・ラズリ (チーム代表)
    「まるでおとぎ話のような、夢のようなシナリオが終幕となりました。でも依然としてハッピーエンドであったと考えています。我がチームのライダーたちは持てる力を出し切り、揃ってトップグループを走り続けたのです。わずか4レース目の挑戦であることを忘れてはいけないと思います。クアルタラロ選手のトラブルは非常に残念なことでした。一方でモルビデリ選手はトップサテライトに輝きました。サテライトチームの頂点に立つことが常に私たちの目標ですから、今日はそれを達成できたことになります。もちろん、モルビデリ選手自身がもっと上を目指していたことは承知していますし、それだけの力もあったと思っています。今日のふたりの走りを見て、チームとしてより上を目指したいという気持ちが強くなっていることも確かです。しかし、私たちはこれまで通り、ステップ・バイ・ステップで前進し、ライダーとチームがともに学び続けなければならないと思うのです。今回はとてもよい仕事ができました。自分たちのポテンシャルを確認することもできました。次はクアルタラロ選手のホームレースなので楽しみにしています」

    鷲見崇宏 (MS開発部モトGPグループリーダー)
    「ビニャーレス選手が、昨年オーストラリア以来の表彰台に立つことができたことをうれしく思います。今シーズンはこれまで”速さ”はあっても、様々な要因でレースでの結果につなげられていませんでしたが、スタートから最終ラップまでプッシュを続けたライダー、プラクティス中の不調を乗り越えて粘り強く車両セッティング改善に取組んだチームともに、今後につながる大きな自信を得ることができました。ロッシ選手、モルビデリ選手はタイヤとバイクのマッチングの変化によって難しい場面もありましたが、最後まで粘りを見せてそれぞれ6位、7位を獲得。昨日最年少ポールポジションの記録を塗り替えたルーキーのクアルタラロ選手は、決勝でもすばらしい走りでトップのマルケス選手を追っていましたが、マシントラブルによりリタイヤという非常に残念な結果となってしまいました。しかしながらこのウィークの活躍はすべてのMotoGPファンに強い印象を与えたことは間違いありません。確実な問題解決を行い、次のチャンスに向けサポートをしていきます。勝利には届きませんでしたが、ここ2年間苦戦していたヘレスサーキットで、マシンパフォーマンスが改善していることを確認できました。明日も引き続きここでテストを行い、次戦につながる改善策を見つけだせるよう全力で取組んでいます。引き続き応援よろしくお願いします」

  • MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    PETRONAS Yamaha SRTがスペインGP予選で1-2達成の快挙
    今シーズンからMotoGP参戦を開始したばかりのPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamが、わずか4戦目で予選1-2の快挙。ファビオ・クアルタラロが最高峰クラス史上、最も若いライダーとしてポールポジションを獲得し、フランコ・モルビデリも自己ベストの2番手で続いた。

    フリープラクティス第3セッションではクアルタラロが1分37秒232で3番手、モルビデリが1分37秒370で9番手と、ともにQ2進出を決定。そのあとの第4セッションでは決勝用セッティングに専念していたが、Q2では弱冠20歳のクアルタラロがラップレコード(1分36秒957)を塗り替えて1分36秒880を記録し、史上最年少のポールシッターとなった。モルビデリも同様に、自己ベストを更新する1分36秒962で2番手を獲得。初めてのフロントローを手中にしている。PETRONAS Yamaha SRTにとって忘れられない一日となった。

    Monster Energy Yamaha MotoGPは5番手と13番手からスタート
    スペインGPのウイーク2日目、Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第3セッションでペースが上がらずともにQ1に出場し、ビニャーレスはQ2進出を果たしたものの、ロッシは0.072秒差でチャンスを逃した。その結果、ビニャーレスは5番手、ロッシは13番手で決勝に臨むこととなった。

    ビニャーレスはフリープラクティス第4セッションで2番手と好調。リズムを維持してQ1に臨み、早々にピットレーンを離れてアタックを開始した。そして1分37秒378でいきなりトップに浮上。そのあと一旦ピットに戻って2度目の走行に備えたが、この間にチームメイトのロッシがわずかに上回ったため、ビニャーレスが残り8分でコースへ戻ったときには2番手に後退していた。

    僅差を取り戻そうと懸命にプッシュを続けたビニャーレスは1分37秒316へ更新して再びトップへ。しかしここで終わらず、さらに1分37秒164へと短縮し、2番手以下に0.135秒差をつけてトップを獲得した。続いて臨んだQ2では、スタートを遅らせてクリアスペースを確保。しかしタイムアタック用のソフトコンパウンドのリアタイヤが1本しか残っていなかったため、最初の走行はミディアムタイヤで行いポールポジションへのチャレンジはできなかった。その後ピットに戻ってタイヤを交換。残り5分でコースに戻ると激しくプッシュし、すぐさま3番手に浮上したものの5番手へと後退した。そのあと1分37秒114へ更新するも順位は変わらず、トップから0.234秒差の5番手でセッションを終了している。

    一方のロッシはQ1で1分37秒371を記録し、ビニャーレスを上回って暫定トップに。そのあとピットに戻って残り5分で再びアタックに臨んだが、このときにはそれまでのような好調な走りを維持することができなくなっていた。ふたつのセクションで自己ベストを更新しながら、前車に阻まれるなどの不運でラップタイムが上がらず。終盤で抜かれて2番手の座を明け渡し、0.072秒差でQ2進出のチャンスを逃すこととなった。この結果、明日の決勝は予選13番手・グリッドは5列目からのスタートとなった。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (予選トップ/1分36秒880)
    「今日、とてもすばらしい経験をしました。いまだに信じられない気持ちです。ポールポジションなど予想すらしていなかったので、まさにファンタスティックとしか言いようがありません。これは、チーム全員でここまで積み重ねてきた仕事の結果です。このような経験をさせてくれたすべての人に感謝します。今日は1ラップの速さだけでなく、全体のペースもとてもよかったので、この好調を維持して、明日も好成績を目指します。今シーズンから参戦を開始したばかりの新しいチームが、わずか4戦目で1-2を達成したのですから、チームにとっては非常に特別なものです。これからも何度も再現できるようベストを尽くします」

    フランコ・モルビデリ (予選2番手/1分36秒962)
    「Q2の走りにとても満足しています。非常に楽しいセッションでした。すべてはチームのすばらしい仕事のおかげです。私たちはウイークのスタートからここまで順調に作業を続け、少しずつ調子を上げ、1ラップごとに前進してきました。とくにフリープラクティス第3セッションでは大きく進化し、好タイムを記録してQ2に進出することができたのです。そしてQ2で2番手を獲得。あのすばらしいラップを走り終えたとき、ビデオスクリーンにチームのみんなが喜んでいる姿が映っているのを見て、信じられないような気持ちになりました。そのあとクアルタラロ選手がポールポジションを決定し、チームとしては期待以上の結果で本当にすばらしい一日になりました。明日もしっかりがんばります」

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選5番手/1分37秒114)
    「フリープラクティス第3セッションは非常に厳しい状況でした。よいフィーリングがつかめず思うように乗れなかったので、第4セッションではセッティングを大幅に変更したら劇的に変化したのです。とくに決勝用セッティングでハイペースを掴めたことがよかったです。予選では作戦をミスしてしまいました。ホルヘについて行こうとしたのですが、私の後ろにモルビデリとクアルタラロがついて来ていることを忘れていました。MotoGPでのポールポジション獲得は簡単なことではありませんから、クアルタラロには”おめでとう”と言いたいです。モルビデリも同様にすばらしい仕事をして、ふたりの1-2という見事な結果となりました。私はフリープラクティス第3セッションの状況を考えれば5番手を獲得できてよかったと思っています。明日は2列目から好スタートを決めることが非常に重要。このコースではリズムがよく、ブレーキングも十分に遅らせることができているので、他のコースよりもスムースにオーバーテイクができると考えているからです。今日の第4セッションと同じようないい走りができると信じています」

    バレンティーノ・ロッシ (予選13番手/1分37秒371)
    「まず初めに、クアルタラロとモルビデリの1-2を祝福します。私は昨日から大きな問題にぶつかり非常に苦労したのですが、今日は少しよくなって、フリープラクティス第3セッションではとてもいい走りができました。マシンのフィーリングも上々で常に5〜7番手あたりを維持できたのです。ところがアンラッキーが重なって僅差でQ2進出を逃してしまいました。グリッド5列目からのスタートは厳しいですが、ペース自体は決して悪くありません。速いライダーが大勢いることは間違いありませんが、私もそれほど負けていないと思っています。昨晩と同様に、今晩、明日に向けてしっかり準備します。そしてもう一歩、前進して決勝に臨みます」

    マッシモ・メレガリ、チーム・ディレクター
    「午前中のプラクティスでいくつか解決策を講じましたが、そのすべてが成功したわけではなかったため、第4セッションでも引き続き作業を行わなねばなりませんでした。Q1に臨むビニャーレス選手とロッシ選手のためにマシンの状態をもう少し引き上げておきたかったのですが、十分ではありませんでした。それでもビニャーレス選手はペースをつかんでQ1でトップを獲得。しかしその代償として、ソフトコンパウンド1本だけでQ2に臨むことになりました。そのなかでの5番手獲得は見事な結果だとうれしく思っています。一方でロッシ選手は0.072秒差でQ2進出を逃してしまいました。ペースは非常にいいのですから、本来ならトップ10は確実。それだけに残念でなりません。グリッド5列目からと厳しい戦いになりますが、いつもレース中に見せてくれる彼の可能性を信じています。明日のウォームアップではまた別のセッティングを試す予定です。タイヤはほぼ決まっているので、あとはマシンの旋回性向上を追求したいと考えています。最後になりましたが、PETRONAS Yamaha SRTの1-2達成を祝福します」

  • MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP 初日レポート

    ホームレースのビニャーレスが6番手、ロッシは16番手
    好天に恵まれたヘレスサーキット、初日は2回のフリープラクティスが行われMonster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは総合6番手。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはセッティングに集中し総合16番手で終了した。

    ビニャーレスとロッシはフリープラクティス初日に新型ボトムフェンダーをテスト。加速性能の向上に期待するビニャーレスはセッション開始早々から果敢に攻め、新しく舗装された路面とそのグリップレベルを確かめながらペースを上げて1分38秒112で3番手につけた。

    午後からの第2セッションではセッティングを行って1分38秒556。ここからさらにプッシュしていこうしたところで赤旗が提示されて走行中断となった。再開後の残り2分42秒で1分38秒241へ更新するも5番手に留まり、第1セッションのタイムで総合6番手が決定した。トップとの差は0.203秒。

    一方のロッシはセッティングに集中。タイムを気にすることなくセッティングの調整にすべての時間を費やし、1分39秒380の記録でトップから1.459秒差の18番手となった。

    第2セッションも気温の上昇に合わせて引き続き作業を行ったあと、後半になって新品のミディアムタイヤを装着してタイム更新を試みる。この時点でマシンのフィーリングはまだ完璧ではなかったが、最初のアタックで9つポジションを上げて7番手。赤旗中断を挟み2回目の走行で1分38秒681へ更新したが、ポジションを上げることはできず第2セッションを14番手で終了した。両セッションの総合ではトップから0.772秒差の16番手だった。

    クアルタラロがトップ10入りを果たし順調にスタート
    ヘレスサーキットの新しい路面を初めて走行したPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリが、第1セッションでそれぞれ6番手と9番手につけてともにトップ10入りに成功。

    第2セッションではクアルタラロがすべてのタイヤコンパウンドを試してデータを収集。そのなかでもハイペースをキープし、1分37秒台まであとわずかというところまで迫っていたが、転倒車の影響で赤旗が提示されてセッションは中断となってしまった。それでも1分38秒370のベストラップによって第2セッションで6番手、総合8番手を獲得して暫定Q2進出を決めている。

    一方のモルビデリもタイヤとマシンのコンビネーションを中心にセッティングに多くの時間を費やした。第2セッションではタイムを更新することができず、1分38秒900の18番手に留まっている。明日の予選セッションで再びトップ10を目指す。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合6番手/1分38秒112)
    「今日は好調でしたが、第2セッションでは順調なラップが2回しかなく、リズムをつかむことができないまま終わってしまいました。明日はできるだけ多くの周回数を重ね、タイヤの選択を含めて決勝に向けた準備をしっかり行う予定です。いくつか課題も残っているので、作業に集中してそれらを解決していかなければなりません。今日は第1セッションと第2セッションでコースコンディションが大きく変化しました。明日がどのようになるかわかりませんが、フリープラクティス第3セッションでのセッティングが予選セッションでも使えるとは限りません。しかしどんな状況であろうとベストを尽くすのみです」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合16番手/1分38秒681)
    「ここ数年、ヘレスサーキットではあまりよいところがありませんでした。そのため苦戦を覚悟してこの地に入りました。そして実際に走り出してみると、今年もまた同様の状況が続いているのです。より速く、より強くを目指してがんばりましたが、マシンのフィーリングを十分につかむことができません。午後のセッションでは新しいものも試してみましたが、やはり解決には至りませんでした。このあと今日のすべてのデータをチェックし、夜を徹して改善を目指します。現時点で特別に大きな問題があるわけではなく、マシンは前回COTAから変わっていません。つまりタイヤ、路面、そしてマシンのマッチングがうまくいっていないということでしょう」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今日は私たちにとって最初の試験でした。過去2年は開幕戦で好成績をあげながら、ここヘレスへ来ると苦戦しているのですから。今日の午前中はある程度、順調でしたが、午後になって気温が上がったときが本当の試練となりました。ここで予想以上の困難にぶつかってしまったのです。ペースは安定せず、スピードも上げられませんでした。タイヤについては前後ともほとんどのスペックを試して反応を探りました。ウイーク初日により多くを期待していたのですが、ライダーはふたりとも同様の問題を訴えました。チームの全員の力を結集し、一丸となって問題解決に取り組みます。明日の第3セッションまでによいマシンを準備します」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (フリー走行総合8番手/1分38秒209)
    「今日は非常に順調でした。ほとんどすべてのタイヤコンパウンドを試し、それぞれによいフィーリングが得られたことがとてもよかったと思っています。そして1ラップの速さと安定したペースの両方を実現することができたので満足しています。明日もこの調子を維持していけるよう、全力で作業に取り組みます。シーズン前の11月にここでテストを行ったときとの一番の違いは、あのときはまだ、ヤマハのマシンと出会ってわずか15日しか経っていなかったということです。今日は新しい路面の感触もつかめていい走りができたと思います。明日はQ2進出が目標。第3セッションで好タイムを記録し、予選セッションで100%を出し切れるようがんばります」

    フランコ・モルビデリ (フリー走行総合11番手/1分38秒478)
    「午後のセッションでは、十分なグリップレベルを見つけ出すまでに時間がかかってしまいました。気温が高くなると、フィーリングもスピードも上がらなくなってしまうことがわかりました。午前中はソフトコンパウンドだけを使用していましたが、午後はマシンをよりよく理解し、暑さにもしっかり適応できるようにするため様々なコンパウンドを試しました。でも思うようにアタックできないままタイムを更新することができず非常に残念に思っています。新しくなった路面については、第8コーナーがちょっとバンピーでしたが、それ以外のところはとても好感触。明日はフ第3セッションでタイム更新を目指し、トップ10に入ってQ2進出を決めたいと思います」

  • MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ:2019年 第4戦 スペインGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、ヨーロッパラウンド初戦スペインのGPに挑む
    第3戦アメリカズGPから2週間のインターバルを経て、第4戦スペインGPがヘレスサーキットで開催される。Monster Energy Yamaha MotoGPは北大西洋を越えヨーロッパ大陸へと戻って来た。

    バレンティーノ・ロッシは2回の2位獲得によって第3戦終了時点でランキング2位。今週末は3戦連続での表彰台達成に照準を合わせている。

    昨年はここヘレスで厳しい戦いを強いられたため、今年もハードなバトルを予想されるが、誰よりもコースを熟知していることが大きなアドバンテージになることは間違いない。最高峰クラスだけでも優勝回数は7回を誇り(2001年、2002年、2003年、2005年、2007年、2009年、2016年)、その他にも2位2回(2008年、2014年)、3位3回(2000年、2010年、2015年)と数多くの好成績を残してきた。また125㏄クラスでは1997年に優勝、250㏄クラスでは1999年に優勝、1998年に2位を獲得している。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、第3戦COTAで11位に留まったこともありランキング12位でヨーロッパラウンドを迎えることとなった。ホームGPでの挽回に並々ならぬ意欲を見せており、MotoGPでのこれまでの最高成績、6位を上回ることを目標に、2013年のMoto3で優勝以来の表彰台獲得を狙っている。

    1986年に建設されたヘレスサーキットは、MotoGPコースのなかで最も人気のあるサーキットのひとつ。好天に恵まれれば、美しい景色、多くの高速コーナー、様々なハードブレーキングを持つ自然の円形劇場とも言うべき全長4.4kmのコースが、観客たちに忘れ得ぬ好バトルを見せてくれるだろう。

    第3戦で自己ベストと好調のモルビデリとクアルタラロが第4戦へ
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロは、オーバーシーズラウンドでの好調そのままに、ヨーロッパラウンドの初戦となる第4戦スペインGPに臨む。

    アメリカズGPではトップライダーたちとバトルを展開して自己最高の5位と健闘したモルビデリ。ここヘレスでは2016年にMoto2で4位を獲得している。一方のクアルタラロも前回7位を獲得し、シリーズランキングではルーキー勢トップに立っている。ヘレスとの相性もよく、2013年にはFIM CEVシリーズでチャンピオンを決定。2015年にはMoto3で4位を獲得している。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「ヨーロッパでのレースを待ち望んでいました。なぜならコースがすばらしく、私はそれらを知り尽くしているからです。ヤマハにとってはここ2年、難しいコースのひとつになっていましたが、今年はここまでとても好調なので、今回もいい走りができるのではないかと期待しています。アメリカズGPのあとしばらくインターバルがあり休養することができましたが、ここからは忙しいスケジュールがはじまりザクセンリンクまで続きます。今はとても好調で、仕事も順調に進んでおり、マシンが大幅に進歩したと感じていますが、改善しなければならないところもいくつかあります。そのための時間は少し必要ですが、必ず克服してよい戦いができると確信しています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「ようやくヨーロッパラウンドを迎えることができてうれしく思っています。オースティンでは問題にぶつかりながらも、ライディングの感覚はとてもよかったですし、決勝のペースも非常に好調でした。ここヘレスでは以前に何度か厳しい戦いを強いられたことがありましたが、ヤマハのマシンとの相性は決して悪くないはずなので、このところの順調な進歩が必ず好成績につながる信じています。決勝ではスタートから表彰台争いに絡んでいきたいと思っています。そのために今週もハードワークに励みます」

    マッシモ・メレガリ、チーム・ディレクター
    「オーバーシーズラウンドを終えてヨーロッパに戻ってくるときは、いつもうれしい気持ちになります。こちらのファンたちは数か月間もこの日を待っていてくれました。ヘレスでは実際に大勢のMotoGPファンがサーキットに足を運び、私たちの戦いを肌身で感じることですばらしい雰囲気を作り出してくれるのです。ここ2年は苦戦が続きましたが、今シーズンはアルゼンチンとテキサスで好成績を獲得するなどよい状態が続いているので、今回もその好調を維持できると期待していますし、そうなるようベストを尽くします。いつものように準備が最大の鍵になります。ウイークの好スタートを決めるために、金曜日のフリープラクティスがとても重要です。IRTA公式テストが続いて行われることになっているので、いつも以上に長いウイークになりますが、COTAのあと少し長めの休みをとったあとなので、むしろこの貴重なチャンスを歓迎しています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「2週間のインターバルはほとんど休養に当てましたが、ヘレスに向けてトレーニングは続けていました。ここはすばらしいサーキットで、私自身、とても気に入っています。昨年の11月にヤマハのマシンをテストしてとても順調だったので、今週もいい走りができると確信しています。唯一、不確定な要素が天候です。アメリカでの5位をうれしく思い満足していますが、それだけで終わらずに、これからも継続していかなければなりません。開幕からここまで、私たちはとても速く、力強く、安定しています。そしてチームにもマシンにもよいフィーリングをもっています。でも私たちは常に、シーズンを通じて進化を続けなければなりません。強さを維持し、一歩一歩前進し、順位を上げていけるよう努力します」

    ファビオ・クアルタラロ
    「休みの間もいつもと変わらずトレーニングを続けてきました。でもそのほかに家族や友人と楽しい時間を過ごし、誕生日を祝ってもらうこともできました。ヘレスではすでにマシンテストを行っているので、フリープラクティス第1セッションから好調を維持して最終的にトップ10入りを目指したいと思っています。マシンはテストのときとは違っていますが、事前に経験できたことはアドバンテージになるはずです。目標はトップ10ですが、ペースをつかむことができれば好成績を狙えると思います」

  • MotoGP | ヤマハ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    バレンティーノ・ロッシが接近戦の末に2位獲得
    ビニャーレスは果敢な攻めとロング・バトルを見せるも11位

    晴天に恵まれたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ (COTA)でMonster Energy MotoGPのバレンティーノ・ロッシが魂を込めた走り。最終ラップまでトップ争いを展開し、僅差の2位でチェッカーを受けた。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも同様にハイペースを見せていたが、ジャンプスタートのペナルティで順位を下げて11位となった。

    優勝を目指すためには序盤から積極的にプッシュしていかなければならないと考えていたロッシ。予定通りに絶好のスタートを切ってタイトな左の第1コーナーへ向かってダッシュし、M・マルケスを追撃しながら後方のC・クラッチローを巧みに抑えて2番手のポジションを確保した。

    数ラップ後にはクラッチローが転倒したため後続との差がさらに拡大。この時点でマルケスはすでに3秒ほどアドバンテージを広げていたが、ロッシは決してあきらめようとはしなかった。タイヤの温存に注意を払いながら懸命にプレッシャーをかけ続けると、残り12ラップではトップ走行中のマルケスが転倒。これでロッシがついにトップに躍り出た。

    このあとはA・リンスが後方から徐々に差を詰め、残り5ラップではついに背後に迫り2台の一騎打ちへと発展。1ラップ後にはリンスに先行され、ロッシが再びパスを試みるも成就せずに逆に0.5秒差をつけられてしまった。この差を取り戻そうと最後まで攻め続けたロッシは、残り2ラップ、コーナー立ち上がりではらんでさらに傷を広げる。しかしそれでもあきらめず、最終ラップではペースを上げてリンスに襲い掛かる執念を見せたがとうとう届かず2番手となった。

    ビニャーレスは6番手で第1コーナーへ進入後、A・ドビツィオーゾと競り合い、1ラップ目を終える時点で7番手に後退。そのあとさらにフランコ・モルビデリにも先行されて8位となったところで、ジャンプスタートのペナルティを警告されてしまう。このときに長めのペナルティ・レーンを走り、さらに次のラップでピットレーンに入ったため、ついには19番手まで順位を下げてしまうこととなった。

    ビニャーレスはここからハイペースで挽回を図ると次々に順位を上げてゆく。

    そしてH・シャーリンをパスして16番手とポイント圏内に迫り、さらに前方の集団より1秒速いタイムで周回を続けると4秒差を縮めて14番手、さらに5秒差を詰めて12番手、さらにもう1台パスして11位を獲得した。トップとの差は34.077秒となっていた。

    この結果、ロッシはランキング2位に浮上してトップにわずか3ポイント差。ビニャーレスはトップから40ポイント差の12位。ヤマハはコンストラクターズ・ランキングで2位タイ。Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング2位につけている。

    次回は3週間後、スペインはヘレス・サーキットでヨーロッパラウンドがスタートする。

    モルビデリが自己ベストの5位獲得
    クアルタラロも7位に入りトップルーキーに返り咲き

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリとファヴィオ・クアルタラロがそれぞれ5位と7位を獲得し、ともにMotoGP自己ベストの成績。

    前日とは打って変わって晴天に恵まれたオースティンはCOTA。モルビデリはグリッド10番手からすぐさま8番手へ上がり、6ラップ目までに5番手に浮上。これをチェッカーフラッグまでキープし、MotoGPで自己最高の成績を獲得した。

    チームメイトのクアルタラロはスタートで出遅れて4ラップ目までに3つポジションを下げたが、そこから調子を上げて挽回し、7位でゴールした。

    この結果、クアルタラロは合計17ポイントでランキング10位、モルビデリは合計16ポイントでランキング11位となっている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「マルケスが転倒したときに’必ず勝てる’と自分に言い聞かせていたので、優勝を逃したことは非常に残念です。リンスが追い上げてきたとき、私も全力でプッシュし続けて毎ラップでハイペースを維持していましたが、最後は彼のほうが優っていました。私もよく乗れていたのですが、彼をパスすることはできませんでした。とても長い間、優勝から遠ざかっているだけに悔しさが残りますが、ここまでできることを証明できたので次回またチャレンジします。そのなかでも良かったことは、できることをすべて試し、いいレースをして、長くトップをキープできたことです。限界まで攻めていたので残念ながらミスもありましたが、もしもすべてが完璧にできていたとしたら最終ラップでもう一度トライできたかもしれません。だから気持ちは複雑です。優勝を逃したことは非常に残念。でも充実したウイークを良い結果で締めくくることができたと思っています。最終ラップも良かったのですが、つまらないミスはしたくありませんでした。20ポイントはとても大切ですからね。私たちは今シーズンとても好調で、マシンも良くなっているので、これからも何度もトップ争いができると思います」

    マーベリック・ビニャーレス (11位)
    「ペナルティを少し勘違いしてしまいました。でもそれ以外はとても順調な1週間だったと思っています。決勝でもペースが良く、2分04秒台を楽に出せていたのです。今回はこのようなことになりましたが、次回ヘレスでは挽回できるよう、また全力でプッシュしていきます。今日はスタートでミスをしてしまいました。グリッド上でエンジンが熱くなっていて、クラッチがつながって動いてしまったのです。決勝走行中の好調ぶりを振り返れば、より一層、悔しい気持ちになってしまいます。ペナルティの可能性には気づいていて、ロングラップをしなければならないと思っていたのですが、次の瞬間に’ライド・スルー’のボードが出たので’それでもいいよ’という気持ちでやり直しました。そんななかでもマシンがとてもよく走ってくれました。決勝用セッティングがしっかりできていたのです。これからも全力で作業を続け、スタート時の最善のシステムを探します。実際のところスタート自体は悪くなかったしポジションを下げることもなかったのですが…。次回に賭けます」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今日はチームのなかで明暗が分かれる結果になりました。バレンティーノは優勝を目指して最後まで全力で戦いました。チームにとって、そしてとくに彼自身にとって、ほんのわずかの差で届かなかったことはとても残念ですが、あれほどの熾烈なバトルの末に2位を獲得したことは収穫です。これからの私たちの仕事にも大きな励みになります。一方で、MotoGPでは些細な失敗から雪だるま式に影響が広がることがあります。ジャンプスタートをしたマーベリックは ‘ライド・スルー’のペナルティに加えてロングレーンも走ってしまい遅れを拡大してしまいました。彼の終盤でのペースからすれば、上位争いは間違いなかったと考えています。ですからこの経験からしっかり学ばなければならないのです。マシン・パフォーマンスは上々でした。ここでまた一歩、前進できたので、次のヘレスでは確実に成果を発揮したいと思います」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ (5位)
    「いいレースができて満足しています。昨日の予選では十分に力を発揮することができませんでしたが、ポテンシャルには自信を持っていました。そしてレースのなかで順位を挽回し、ついには5位まで上がってチェッカーを受けることができたのです。レース終盤はペースを落とさざるを得ず悔しい気持ちも残っていますが、私たちチームは確かに成長しており着実にトップとの差を詰めています。チームのみんな、そして私を支えてくれるすべての人にお礼を言います。フィーリングは上々。ヘレスが楽しみです」

    ファヴィオ・クアルタラロ (7位)
    「好スタートを決めて順調にトップ10をキープ。そのあとポル・エスパルガロ、ペトルッチと競り合う間に、ドビツィオーゾやモルビデリのいる前のグループから離されてしまいました。でもペース自体は非常に良くて、最後の5ラップこそやや遅れたものの結果には満足しています。アルゼンチンに続いてさらに進化し、トップルーキーに返り咲き、また今日はペトルッチの後ろについていろいろ学ぶことができました。世界のトップライダーと一緒に走るチャンスがあれば、常に学びたいと思っています。次はさらなる成長を目指します」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム・マネジャー)
    「チームのみんなの仕事ぶりと、5位、7位という成績に満足です。カタールとアルゼンチンでは実現できませんでしたが、今回ようやく、ふたりが揃ってポイントを獲得することができ非常にうれしく思っています。フランコ(モルビデリ)はトップ6を目標にしており、今日はこれを達成することができました。またファビオ(クアルタラロ)についてはルーキー・オブ・ザ・イヤーを狙っていますが、今日の結果でまたトップに浮上しました。これからもこの好調を維持し、さらに上を目指していきたいと思います」

    辻幸一 (MS統括部 統括部長)
    「ここCOTAサーキットは20箇所の多様なコーナーと2本のストレートに加えてアップダウンも多いためマシンを合わせこむことが非常に難しいサーキットです。それゆえにマシンの基本性能とベースセッティングの良し悪しが試されます。そういう中で、ヤマハのマシンYZR-M1はファクトリーだけでなくサテライトチーム4名のライダーが予選Q2に進出するとともに、予選ではロッシ選手が2番手、ビニャーレス選手が6番手を確保出来たことで、今年の開発の方向性の正しさを再確認できました。決勝レースでは、フロントロー2番手からスタートしたロッシ選手が1コーナーを2位で進入し、その後も2位をKEEPしながらの走行。レース中盤に入りトップを先行していたライダーが転倒したことでその後はレースをリードし、優勝を目指し力走を重ねましたが最終的に2位でチェッカーを受けました。ビニャーレス選手ですがジャンプスタートによるペナルティで一時は18位までポジションを下げてしまいましたが、それ以降は驚異的なペースで追い上げて最終的に11位を獲得できました。結果的に2位表彰台は喜ぶべきでしょうが正直悔しさのほうが勝っております。まだ我々のマシンは優勝できるレベルではないと捉えて引続き開発を進めて近い将来優勝できるようにします。引続き皆様のご声援をお願いしいたします。」

  • MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    ロッシが2位を獲得、今シーズン初の表彰台を獲得
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが第2戦アルゼンチンGPで、最終ラップの第7コーナーで見事なオーバーテイクを見せ、2位でチェッカーを受け今季初表彰台を獲得した。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは同じく最終ラップで不運な結末。他車の転倒に巻き込まれてリタイアとなった。

    ロッシは4番グリッドから好スタート。4番手をキープして第1コーナーに進入し、間もなく2番手へ浮上した。そのまま後続を引き離そうとペースを上げるも、一時は5番手に後退して集団に飲み込まれてしまうが、ここから着実に挽回を図り、集団の先頭へ出て2番手に復帰を果たした。

    7ラップ目にはコーナーではらむ場面もあったが、大きなタイムロスはなく、1ラップ後に再び2番手を取り戻す。しかし2番手争いが激しくなるなかでトップのM・マルケス(ホンダ)が6秒以上も離れてしまったため、ロッシはこのあとA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)との2位争いに集中。ロッシはライバルの走りを観察しながら絶好のタイミングと場所をつかみ、最終ラップの第7コーナーで狙いすましたようにインを突いて2番手に浮上すると、そのままチェッカーを受けて今シーズン初の表彰台を獲得した。

    一方のビニャーレスはフロントローからからスタート後、ロッシの後方5番手についた。序盤からアグレッシブに攻めてJ・ミラー(ドゥカティ)をパスしたが、大集団のなかで8番手まで後退してしまう。そのあと一旦7番手に上がったものの、残り9ラップでオーバーランがあり9番手までポジションを落としてしまう。

    前後タイヤともソフトコンパウンドを選択していたビニャーレスだが、終盤まで消耗をコントロールしており、残り5ラップでは中上貴晶(ホンダ)をとらえて8番手に浮上。そのあとさらにひとつ上げて7番手となったが、最終ラップで他車と接触し転倒リタイアとなった。

    この結果ロッシはランキング3位に浮上し、2位を10ポイント差、1位を14ポイント差で追う状況。ビニャーレスはトップから36ポイント差のランキング11位。ヤマハはコンストラクターズランキング3位、Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位となっている。

    クアルタラロが8位で初のポイントを獲得
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが8位でゴールしてMotoGP初ポイントを獲得したが、フランコ・モルビデリは最終ラップに転倒リタイアとなった。

    前回のカタールGPでは苦戦を強いられたクアルタラロ。ここアルゼンチンでは好調にレースを進め、非常に安定したペースで終盤まで10番手を走行。最終ラップでチームメイトのモルビデリとマーベリック・ビニャーレスが転倒したため、8位に上げてチェッカーを受けた。

    モルビデリは最終ラップの第7コーナー、6位争いを展開中に転倒。それまでは順調に走行しており、序盤では一時、表彰台圏内にも届いていた。

    クアルタラロとモルビデリは2戦を終えてそれぞれランキング12位と16位。クアルタラロはトップルーキーとなっている。またPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamはチームランキング8位につけている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「昨年のザクセンリンク以来の表彰台。この2位にはとても満足しています。というのも昨シーズンの最後の2戦、マレーシアとバレンシアでは1位と2位を走行しながらミスをしてしまったからです。あのような形でレースを終えるのは非常に残念なことで、だからこそ今日の結果が、私にとって、チームにとって、ヤマハにとっても本当に重要なのです。決勝では、もっと速く走れそうな気がしていたのでトップを目指していました。でも気温が上がり難しい状況になってしまったのです。2位争いは、ドビツィオーゾ選手が前を走っていて、とてもいいペースでレースをしていました。ふたりで後続を引き離し、その時点で私はブレーキングに十分に注意をはらい、1cmたりともミスをしてはいけないと考えていました。私自身は非常に好調でした。そして最終ラップは、ハイペースで飛び込みパスすることができたのです。最終ラップの逆転はいつも特別なものです。ブレーキングが思い通りにできたことがよかったと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス (DNF)
    「最終ラップ、私たちはみな、それぞれベストを尽していました。だからこのアクシデントはそのなかのミスのひとつに過ぎません。それだけのことです。次のレースでは私が同じミスをするかもしれないし、説明することはできても問題にすることではありません。ソフトコンパウンドの選択は正しいものでした。スタートはあまりよくありませんでしたが、1ラップ目で大勢をパスして3番手か4番手まで挽回することができました。でもそのあとはマシンの動きが完璧とは言えない状態だったので、これからもハードワークを続けていかなければならないと思っています。ここまでの2戦、フィーリングはいいし、十分にポテンシャルを発揮できています。様々な出来事がレースのなかでは起こるもの。マシンがよい状態にあれば、私はいつでも表彰台を目指します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ビニャーレス選手のことは残念でしたが、2位獲得はとてもうれしく思っています。今週もチームがハードワークに取り組み、フリープラクティス第1セッションでは苦戦したものの、早々に問題を解決することができました。今朝のウォームアップのあとロッシ選手は、ミディアムコンパウンドを選択。それはチームの努力の成果でもあるので、結果として獲得した2位を全員で喜びたいと思っています。ビニャーレス選手はウォームアップでソフトコンパウンドに好フィーリングをつかみました。しかし序盤から問題を抱えているようでした。ウォームアップと同じように走れなかったのは残念なことなので、これから問題を分析し、理解しなければならない課題です。それに加えて、彼は最終ラップでモルビデリの転倒に巻き込まれてしまいました。残念な結果になりましたが、ふたりが大きな怪我をしなかったことが最も重要です」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (8位)
    「今日の自分の走りには満足しています。このサーキットでは事前テストがなかったし、他のクラスのマシンで走ったときには苦戦してきたので、初めはとても不安だったのですが、今回はすべてのセッションでトップ10に入ることができました。決勝では他のライダーたちからたくさんのことを学びました。フルタンクの状態で集団のなかに入って走るのは初めてだったので簡単ではありませんでしたが、少しずつペースをつかみ、そのあとはいいレースができたと思います。今日も、ウイーク中も、常にすばらしい仕事をしてくれたチームのみんなに感謝しています」

    フランコ・モルビデリ (DNF)
    「とても順調に走れていて、上位を目指していました。ロッシ選手、ミラー選手、クラッチロー選手らとバトルするなどすばらしいレースができていたのです。でも最終ラップで6位争い中にビニャーレス選手のうしろについたとき、無理なチャレンジはしたくなかったのに、ちょうどダブルスリップストリームの状態になって十分にブレーキングすることができなくなってしまいました。おそらくこれは、彼がペトルッチ選手に仕掛けようとした動きと重なってしまったせいだと思います。その結果、私たちはふたりとも転倒。非常に残念なことでしたが、幸いどちらも怪我はありませんでした。この経験からネガティブなことを引きずるのでなく、今日のレースで学んだことをしっかり評価し、次の戦いに生かしていきたいと思っています。ヤマハもチームもウイークを通じてよい仕事を続けてくれました。このことを胸に刻み、大切にしたいと思います」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム・マネジャー)
    「クアルタラロ選手はとてもよかったと思っていますし、レース後に彼のコメントを聞いて、序盤のフルタンク時に苦戦していたことがわかったら、ますますうれしくなりました。MotoGP2戦目で8位というすばらしい成績を獲得できたことに心から満足です。モルビデリ選手はスタートから最終ラップまで上位を走っていました。それだけに転倒は残念。それによって大きなポイントを失うことになってしまったからです。でもレースのなかでは3台が競り合うこともあることです。幸い、誰ひとり怪我をしなかったのでほっとしています。総合的に見れば、今週はライダーもチームもとてもよくがんばりましたし、その成果が出ていたと思います。経験から学び、2週間後のオースティンに備えます。次はふたり揃って好成績を目指せるよう、ともにベストを尽くします」

    辻 幸一 (MS統括部 統括部長)
    「ここリオ・オンドサーキットは、例年不順な天候とそれに伴う路面グリップの変化に対し、いかにマシンを合わせられるかが求められます。我々は初日こそグリップの低い路面に翻弄されましたが、天候に恵まれたこともあり路面グリップが増すに連れ、YZR-M1も本来のポテンシャルを発揮できようになり、予選ではビニャーレス選手が2番手、ロッシ選手は4番手を獲得。決勝に向けは両ライダーとも最後までマシンの調整を行いました。その決勝ではスタート直後はロッシ選手が2番手、ビニャーレス選手が5番手で1コーナーに進入。ロッシ選手は、中盤以降は3番手を走行しながら2番手争いを演じ最終ラップの7コーナーで2位となりそのままチェッカーを受けました。ビニャーレス選手も最後まで諦めることなく7番手を走行していましたが、最終ラップに他車と接触し残念ながらリタイアとなりました。ロッシ選手が2位表彰台を獲得してくれたことはうれしいのですが、やはり優勝ライダーとの差を見ると悔しさがまさってしまいます。次回はサーキットを南米から北米に移し、テキサスはオースチンでの開催となります。今回のデータを分析し、これまで以上の成績を収めることができるようチーム一丸ととなってがんばります。引続き皆さまのご声援をよろしくお願いいたします」

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  • MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    ビニャーレスが2番手でフロントローを獲得、ロッシは4番手セカンドロー
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、ウイーク2日目の今日も好調を維持。YZR-M1に好フィーリングをつかみ、それぞれ予選2番手と4番手を獲得した。

    午前中に行われたフリープラクティス第3セッションでハイペースを見せたふたりは、そろってQ2に進出。

    ビニャーレスは前回のカタールと同様の作戦で、ほとんどのライダーがピットを離れたあとスペースを確保してからスタートした。最初のラップで8番手につけると、2ラップ目には5番手に上がってチームメイトのロッシに迫る。その後、残りおよそ7分でピットに戻ってニュータイヤに交換し、最後のアタックを開始した。そして1分38秒458を記録すると一時、トップに立ったものの、他のライダーが0.154秒上回り2番手へ後退。ビニャーレスにはもう1ラップのチャンスが残っていたが更新はならず、フロントロー真ん中からのスタートが決定した。

    一方のロッシは早々にコースに入って積極的にペースアップ。最初のラップは10番手に留まったが、2ラップ目では区間タイムを短縮して4番手に浮上した。タイヤ交換を済ませた時点で残り時間は4分半。フロントローを目指してペースを上げるなかで一時は3番手に浮上したが、セッション終盤で逆転されて4番手となった。トップとの差は0.241秒だった。

    PETRONAS Yamaha SRTは6番手と7番手
    フランコ・モルビデリがQ2で6番手として自己ベストのグリッドポジションを獲得すると、チームメイトのファビオ・クアルタラロも7番手で続き好調を維持している。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのモルビデリとクアルタラロは、フリープラクティスで好位置につけてQ2へ進出。モルビデリはフリープラクティス第3セッションで前日のベストタイムをコンマ5秒以上も短縮し、1分38秒982の6番手。一方のクアルタラロはタイム更新はならなかったものの、1分39秒202でQ2の権利を確保した。

    午後から行われたフリープラクティス第4セッションでは、両ライダーとも1分38秒台を記録。Q2ではモルビデリが最終ラップにベストタイムを更新し、1分38秒886の6位番手でセカンドロー。クアルタラロはモルビデリに100分の1秒差と迫る7番手で続いた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選2番手/1分38秒458)
    「昨日の時点で、今日のこの結果を聞かされたとしたら”そんなはずはないよ!”と答えていたと思います。昨日は調子が悪く苦戦していましたからね。でも確かにハードワークしましたし、そのなかでセッションごとに着実に前進していました。今もまだ、もっと改善できると思っているので、この後もチームのみんなと作業を続けます。そして彼らの努力を実らせなければならないと考えています。そのためには好スタートを切り、序盤でトップに立ち、アグレッシブに攻めていくことが必要です。タイムが接近しているので難しいレースになりますがベストを尽くすのみ。決勝がどのくらいのペースで展開されるのかわかりませんが、どんな状況でもがんばるだけです」

    バレンティーノ・ロッシ (予選4番手/1分38秒545)
    「金曜日、土曜日とここまでとても順調です。ラップタイムもよく、ポールポジションから大きく離されているわけではないので、4番手からのスタートには満足しています。またマシンのフィーリングも上々で、決勝用タイヤでもいいペースが出ています。それでもタイムが接近していて5~6台がライバルになるので、タフな戦いになることは間違いありません。重要なことは、今晩も作業を続けて細かいところをさらに磨くこと。そのうえで明日の天気の行方を見守ることです。もしも雨が降れば、すべてが振出しに戻ってしまうことになります。このところのウエットレースで私自身はそれほど悪くなかったと思いますが、このコースでどうなるかは誰にもわかりません。決勝がウエットになるとするなら、ウォームアップもウエットで走っておきたいと願うばかりです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「予定通りに作業を進め、また一歩、前進できました。ビニャーレス選手もバロッシ選手もQ2で力強い走りを見せてくれました。マシンのフィーリングがよく、その結果としてグリッド1列目と2列目を獲得できたことは大きな成果です。しかし不確実なことがいくつか残っています。天候がレースを左右することになるので、明日の午前中に行われるウォームアップが非常に大切になってきます。全体で最終調整を行うほか、タイヤチョイスは最後の重要課題です。難しいレースが予想されるなかでタイヤの耐久性が不可欠な要素となりますが、どのような状況になっても、今日の好調を見れば不安はありません」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ (予選6番手/1分38秒886)
    「今日の結果にはとても満足しています。非常に順調な予選でした。今日はおもにマシンのリア周りに作業を集中。ウイークを通じても全体的にうまくいっていると思っています。Q2ではアタックラップでミスをしてしまいましたが、それでも十分に速いタイムが出ていました。あとは決勝用のタイヤチョイスが課題になります。明日はおそらく、いくつかの集団ができる展開になると思っていて、私はそのなかのトップ集団に加わることが目標です。カタールのときと同様、面白いレースになると思いますが、何よりも私自身が、チェッカーフラッグを見るまでエンジョイできるような走りをすることが重要です」

    ファビオ・クアルタラロ (予選7番手/1分38秒897)
    「今日もとてもよい仕事ができました。カタールでは事前に3日間のテストがあったので基本的なセッティングができた上でウイークを迎えることができましたが、ここではすべてが新しく、フリープラクティス第1セッションで初めてセッティングをスタートしたのです。ここまでの順調ぶりから、カタールでの好パフォーマンスが偶然でなかったことを確信でき、またハードワークによって好成績をつかめることがわかったことは、とてもよかったと思っています。明日の決勝では天候の変化が鍵を握ることになりそうですが、私たちとしてはやはりドライを期待します。ここまでよい仕事ができ、設定していたいくつかの目標を順調に達成してきているので、明日もよいレースができるようがんばります。とくにフリープラクティス第4セッションではセッティングもペースもすばらしかったので、決勝は期待できそうです」

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