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  • メルセデスF1×Y-3初コラボ発表 山本耀司デザインの最新コレクション公開

    メルセデスF1×Y-3初コラボ発表 山本耀司デザインの最新コレクション公開

    メルセデスは2026年シーズンに向けた新たなブランド戦略の一環として、アディダスのサブレーベルであるY-3とのコラボレーションコレクションを発表した。

    ルイス・ハミルトンの離脱と新体制への移行を経て、チームはウェアパートナーを刷新。アディダスとの提携を軸に、ブランドの再定義を進める中で生まれたのが今回のコレクションだ。

    コレクションはデザイナー山本耀司が手がけ、パフォーマンスウェアからカジュアルウェアまで幅広く展開。象徴的なウルフグラフィックを採用し、チーム代表トト・ヴォルフの存在を示唆するデザインが特徴となっている。

    トト・ヴォルフが語る「チームの変化」と自信
    トト・ヴォルフは今回のコレクションについて次のように語った。

    「このコレクションは、僕たちの両面を捉えていると思う。モダンでありながら洗練されていて、シンプルさと鋭さがチームの在り方を反映している」

    「そのフィーリングはガレージやファクトリー、チームの振る舞いにも現れている。強いアイデンティティを持つブランドとつながることで生まれるエネルギーがあり、それがパドックでの自信、そして最終的にはトラック上のパフォーマンスにもつながっている」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ Y-3

    パドックでも存在感を放つ“ファッションF1”
    コレクションにはブラックとクロームを基調としたレーシングブーツをはじめ、ウインドブレーカー、トラックパンツ、バラクラバ、さらにブレザーやトレンチコートまでが含まれる。

    特にウルフモチーフは、2006年のアディダス製サッカースパイクに由来するアーカイブデザインを再解釈したもので、今回のコラボの象徴となっている。

    また、キャンペーンにはトト・ヴォルフに加え、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリも登場。通常はフォトシュートに参加しないヴォルフも、今回は自ら前面に立った。

    「F1は変わりつつある。ファンは競技の裏側にいる人間やキャラクターを見たいと思っている。僕が関わることでチームの文化やストーリーが伝わるなら、フレームに入ることもいとわない」

    日本GPでも着用へ コレクションは3月19日発売
    今回のY-3コレクションは、日本GP週末のパドックやイベントでチーム全体が着用予定となっている。

    ドライバーは通常のレーススーツを使用するが、クルーや関係者は新コレクションを着用し、ブランド戦略の一環として現場での露出を高める。

    一般販売は3月19日よりアディダスCONFIRMEDで開始される予定だ。

  • メルセデスF1 2026年エンジンは“7割”設定 ライバルに潜在性能を隠す

    メルセデスF1 2026年エンジンは“7割”設定 ライバルに潜在性能を隠す

    2026年F1シーズン序盤、メルセデスの圧倒的な速さの背景に“まだ本気ではない”可能性が浮上している。報道によれば、同チームはパワーユニットのエンジンマッピングを最大値まで使用しておらず、意図的に性能を抑えているという。

    中国GPのスプリント予選ではジョージ・ラッセルがトップタイムを記録し、メルセデスの1-2体制を築いた。最も近い外部勢力だったランド・ノリスですら0.6秒以上遅れを取っており、現時点でメルセデスが基準となる存在であることを改めて示した。

    メルセデスF1 エンジンマッピングは“3.5/5”に抑制
    英メディアのポッドキャストでテッド・クラビッツは、メルボルンでメルセデスがエンジン出力を抑えて走らせていた可能性を指摘した。これについてイタリアの専門メディアの報道は、その見方が事実に近いと伝えている。

    その報道によると、メルセデスはエンジンマッピングを5段階評価で「3.5」に設定しているという。つまり、パワーユニットのポテンシャルを完全には引き出していない状態だ。

    その理由は単純で、「不必要に実力を誇示する必要がない」ためだとされる。

    さらに、2026年の新レギュレーションが導入されたばかりの段階では、エンジン性能を限界まで引き上げると信頼性リスクも伴う。そのため、シーズン序盤は余裕を持った運用を行っているとみられる。

    中国GPでも余裕の走行プログラム
    メルセデスは中国GPのフリー走行1回目でも自信を示していた。多くのライバルが1周の速さを重視したプログラムを行う中、メルセデスは長いロングランを実施していた。

    オーストラリアGPでライバルを圧倒したことで、予選でポールポジションを確保できるという手応えを既に感じていた可能性もある。

    もしエンジン出力をさらに引き上げる余地があるとすれば、今後のシーズンはさらにメルセデス優位に傾く可能性がある。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    マクラーレンが唯一の対抗勢力か
    その状況でメルセデスに最も近い存在と見られているのがマクラーレンだ。中国GPのスプリント予選ではランド・ノリスが3番手につけ、一定の競争力を示した。

    レギュレーションによりマクラーレンはメルセデスと同一のハードウェアを搭載しているが、報道では“ソフトウェア面”で差があると指摘されている。

    チーム代表アンドレア・ステラ率いるマクラーレンは、メルセデスのハイブリッドエネルギー管理を研究する中で理解を深めている段階だとされる。

    一方でジャック・ビルヌーブは、メルセデスは2026年開発を優先したのに対し、マクラーレンは昨年タイトル争いに集中していたため、シャシー面でも差がある可能性を指摘している。

    新レギュレーション時代の勢力図はまだ完全に固まっていないが、もしメルセデスが隠している性能を解放すれば、ライバルにとってはさらに厳しいシーズンになるかもしれない。

  • メルセデスF1 アントネッリ初優勝「この瞬間が訪れることに疑いはなかった」

    メルセデスF1 アントネッリ初優勝「この瞬間が訪れることに疑いはなかった」

    メルセデスは2026年F1第2戦中国GPでアンドレア・キミ・アントネッリが優勝、ジョージ・ラッセルが2位に入り、1-2フィニッシュを達成した。

    アントネッリはスタート直後にポジションを落としたものの、タイヤの温度が上がるとルイス・ハミルトンを攻略して首位に浮上。その後は安定したペースでリードを広げ、終盤のロックアップ以外は危なげなくレースをコントロールした。

    一方のラッセルは序盤にフェラーリ勢の後方に落ちたが、セーフティカー後の混戦から挽回し2位まで浮上した。

    ヴォルフ「この瞬間は疑いようがなかった」
    メルセデス・ベンツ・モータースポーツ代表のトト・ヴォルフは、アントネッリの勝利を称賛した。

    「この瞬間が訪れることに疑いはなかった」とヴォルフは語った。

    「カート時代から、彼にはグランプリウィナーになるためのすべての才能があると分かっていた。家族とチームがその才能を素晴らしく育ててきたし、それが今日証明された」

    「多くの人が彼を疑い、まだ早すぎるとか冷静さに欠けると言っていたが、キミはそれをすべて覆した。これは始まりにすぎない」

    「結果だけを見れば素晴らしいが、決して簡単なレースではなかった。フェラーリは常にプレッシャーをかけてきたし、ジョージもよく戦って彼らの前でフィニッシュした」

    「シーズンのスタートとしては良いが、まだやるべきことは多い。我々は集中を切らさず、勝利を争い続けたい」

    アントネッリ「夢が叶った瞬間だ」
    アンドレア・キミ・アントネッリはF1初優勝の喜びを語った。

    「本当に信じられない一日だ。この勝利は、初めてカートに乗ったときからの夢のひとつだった」とアントネッリは語った。

    「家族とラウダ・ドライブ、モーガン・ドライブのチーム全員に感謝したい。この勝利は僕一人では成し得なかったし、特別な瞬間だ」

    「レースは決して簡単ではなかった。スタートでポジションを落としたが、そこから前に出るために戦わなければならなかった」

    「セーフティカー後のリスタートではハードタイヤの扱いが難しかったが、なんとか機能させることができた」

    「シーズン最初の連戦を良い形で終えられたが、まだ多くの課題がある。日本に向けてさらに強い状態で臨みたい」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ラッセル「今の僕たちは倒すべき存在だ」
    ジョージ・ラッセルはチームのパフォーマンスに手応えを示した。

    「まずはキミに心からおめでとうと言いたい。素晴らしいレースだったし、表彰台を一緒に共有できてうれしい」とラッセルは語った。

    「僕のレースは簡単ではなかった。スタートとセーフティカー後のリスタートでポジションを落とした」

    「フェラーリは特に序盤で速く、2度にわたって抜き返す必要があった。あらゆる場面で速く、簡単な戦いではなかった」

    「それでも最終的には前に出ることができたが、その代償として勝利争いに加わることはできなかった」

    「シーズンのスタートとしては素晴らしく、今の僕たちは倒すべき存在だ。プレッシャーも大きいが、このまま前進し続ける必要がある」

    ショブリン「チームは決して諦めない」
    トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、チームの総合力を評価した。

    「キミの初優勝におめでとうと言いたい。F1マシンでの初テストからまだ2年も経っていない中での勝利は、彼がどれだけ成長したかを示している」とショブリンは語った。

    「彼はもともと速さを持っていたが、本人とチームがその才能を磨き続けてきた。今日の結果はそのプロセスの一歩だし、我々全員にとって非常にうれしい」

    「シーズン開幕から2戦連続で1-2フィニッシュを達成できたことも素晴らしい。簡単な週末ではなく、マシンにもいくつか問題があったし、ジョージを予選Q3に送り出すのもぎりぎりだった」

    「それでもこのチームが決して諦めないことを示す良い例だった。困難があっても最後まで戦い、最大ポイントを持ち帰ることができた」

    「日本に向けて立て直す時間があるが、課題は多い。それでも上海を離れるにあたり、この2週間の努力の成果を喜べるのは良いことだ」

    メルセデスは開幕から圧倒的なパフォーマンスを見せ、タイトル争いの主導権を握る存在となっている。

  • メルセデスF1 中国GP予選 アントネッリ史上最年少ポール「歴史的な瞬間」

    メルセデスF1 中国GP予選 アントネッリ史上最年少ポール「歴史的な瞬間」

    メルセデスは2026年F1中国GPの土曜日に、スプリント優勝と予選フロントロウ独占という結果を手にした。ジョージ・ラッセルがスプリントを制し、予選ではアンドレア・キミ・アントネッリが自身初のグランプリポールポジションを獲得。19歳のアントネッリはF1史上最年少ポールシッターとなった。

    スプリントではラッセルがスタート直後にルイス・ハミルトンに先行されたものの、バックストレートで何度も仕掛ける攻防の末にトップを奪還。そのまま今季2勝目を挙げた。

    一方のアントネッリはスタートで順位を落とし、アイザック・ハジャーとの接触で10秒ペナルティを受けるなど波乱の展開となったが、5位まで挽回した。

    予選ではアントネッリが圧巻の走りでポールポジションを獲得。ラッセルはQ2終盤にフロントウイングのトラブルが発生し、Q3ではコース上で一時ストップするなど混乱のセッションとなったが、最後の1アタックで2番手を確保しチームのフロントロウ独占を完成させた。

    メルセデス陣営はこの結果を大きな成果として受け止めている。

    ラッセル『フロントロウ確保は良い結果』
    ジョージ・ラッセルはコメントした。

    「まずキミにおめでとうと言いたい。F1でポールポジションを取るのは本当に難しいことで、彼が史上最年少でそれを成し遂げたのはドライバーとしての実力を示している」

    「僕の予選はかなり混乱していた。Q2の終盤にフロントウイングの問題があったけれど、Q3の開始前に交換することができた。それでもアウトラップで何かがおかしいと感じて、ガレージに戻って完全なチェックをする必要があった」

    「幸いチームが素晴らしい仕事をしてくれて、1回のアタックだけでコースに戻ることができた。その状況を考えれば2番手は良い結果だし、チームとしてフロントロウを確保できた」

    「明日に向けてはスタートをきれいに決めることが重要だ。メルボルンや今日のスプリントで見たようにフェラーリはとても強い。僕たちは勝利を争えるレースペースがあると思うけれど、すべては日曜日の実行力にかかっている」

    アントネッリ『信じられない結果』
    アンドレア・キミ・アントネッリはコメントした。

    「今日達成したことには本当に満足している。F1で初めてのグランプリポールを取れたこと、そして史上最年少ポールシッターになれたことは信じられない気持ちだ」

    「チームは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたし、すべての努力に感謝している」

    「今朝のスプリントは思い通りにはいかなかった。スタートがうまく決まらず、そのあと接触もあった。でもペースは良くて、ポイント圏まで挽回することができた」

    「予選はずっとスムーズだった。走るたびにタイムを改善できたし、Q3では2回ともきれいなラップをまとめてポールを取ることができた」

    「明日のグランプリが楽しみだ。スプリントではフェラーリが良いペースを見せていたし、ジョージもとても速い。面白いレースになると思う」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ アンドレア・キミ・アントネッリ

    ヴォルフ『歴史的な瞬間』
    トト・ヴォルフはコメントした。

    「キミのポールポジションは彼にとって大きな成果であり、同時に歴史的な瞬間でもある。F1史上最年少ポールシッターになるのは本当に特別なことだ」

    「彼がまだルーキーシーズンを終えたばかりだということを忘れてしまいがちだが、すでにこれほどの結果を出している。彼をレースシートに昇格させたとき、若すぎると言った人もいたが、その疑問に対して彼は完全に答えを示した」

    「ジョージに関してはバッテリーの問題があり、クルマのポテンシャルを完全に引き出せなかったのは残念だ。それでも難しい状況の中で素晴らしい仕事をしてフロントロウを確保してくれた」

    「スプリントでも圧倒的だったし、レースペースも強い。明日の勝利争いの重要な存在になるだろう」

    ショブリン『簡単な一日ではなかった』
    アンドリュー・ショブリンはコメントした。

    「今日はスプリント優勝と予選フロントロウ独占という結果になったが、決して簡単な土曜日ではなかった」

    「スプリントではジョージがフェラーリと激しく戦いながら勝利を掴んだ。一方キミはフォーメーションラップでバッテリーの状態が理想的ではなく、1周目の接触でペナルティも受けたが、その後は5位まで挽回してくれた」

    「予選ではQ3までは順調だったが、ジョージがコース上で停止するトラブルが発生した。再始動でバッテリーを消耗し、ギアの問題も出ていたが、プレッシャーの中で2番手を確保したのは見事だった」

    「キミはQ3で2本の良いラップをまとめて初ポールを獲得した。チームとドライバーが冷静に対応した結果だ」

    「フェラーリが非常に速いことは分かっている。明日も同じように冷静さを保ち、勝利争いに加わる必要がある」

  • メルセデスF1 ジョージ・ラッセル車復活の舞台裏「iPhoneのように再起動」

    メルセデスF1 ジョージ・ラッセル車復活の舞台裏「iPhoneのように再起動」

    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、2026年F1中国GP予選Q3でジョージ・ラッセルのマシンがコース上で停止した原因について、電気系トラブルの可能性を示唆した。ラッセルはアタックに入る直前にマシンを止める形となったが、チームの対応によって再びコースへ戻り、最終的にはフロントロウとなる2番手を獲得した。

    ヴォルフは、ラッセルが再びラップを記録できるとは思っていなかったと認める一方で、マシンの電源を何度も入れ直す対応が復旧につながったと説明した。

    また、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがグランプリ予選で史上最年少ポールポジションを獲得したことにも賛辞を送っている。

    “iPhoneのような再起動”で復旧
    トト・ヴォルフは、ジョージ・ラッセルのマシンに発生したトラブルについて次のように語った。

    「電気系のようだ。我々はマシンを3回パワーサイクルしなければならなかった。基本的にはiPhoneみたいなもので、電源を入れて、切って、また入れる。そして3回目で動いたんだ」

    「彼が再びコースに出ていくとは思わなかった。でも驚いたことに、最終的にはラップをまとめることができた」

    ラッセル「クレイジーなセッションだった」
    ジョージ・ラッセル自身も、予選中のトラブルについて振り返っている。

    「Q2の終わりからクレイジーなセッションだった。フロントウイングが壊れて、チームも本当に壊れていたのか確信が持てていなかった。でも僕は壊れたとかなり確信していたし、そこからフロントウイング交換を巡って少し混乱があった」

    Q3ではさらに問題が悪化したという。

    「コースに出た瞬間に何かおかしいと分かった。コース上で止まり、再始動を試したけれど、その時はかからなかった。そのあとで再始動した」

    「ピットに戻ってからはギアも変速できなかった。でも残りわずかな時間で再びコースに戻ることができたし、今ここに座れていることを本当にうれしく思う。タイムを記録できずに10番手だった可能性も十分にあった」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    アントネッリのポール獲得にも賛辞
    ヴォルフは、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが最年少でグランプリ予選ポールポジションを獲得したことについても称賛した。

    「多くの人が、あの子は若すぎると言っていた。メルセデスに乗せるには若すぎる、別の形で準備させるべきだとね。でも、あの子は今日やってのけた」

    決勝はフェラーリとの戦いを警戒
    そのうえでヴォルフは、決勝でもフェラーリとの激しい争いになると見ている。

    「明日、彼らがスタートでどう来るか見てみよう。フェラーリは今日もメルボルンでもそうだったように、明日もものすごくプッシュしてくるはずだ。間違いなく見応えのあるレースになる」

  • メルセデスF1 中国GP初日「セットアップは良い位置に落ち着いた」

    メルセデスF1 中国GP初日「セットアップは良い位置に落ち着いた」

    メルセデスF1チームは2026年F1中国GP初日、ジョージ・ラッセルがポールポジション、アンドレア・キミ・アントネッリが2番手に入り、スプリント予選でフロントロウを独占した。FP1でも1-2を記録しており、上海でも強さを見せつけた形だ。

    ラッセルはセッションを通して安定した速さを示し、SQ3でも余裕を持ってスプリントポールを獲得した。アントネッリも第1・第2セクターではラッセルと互角のタイムを刻んだが、最終セクターでわずかに及ばず2番手となった。

    なおアントネッリはセッション中にランド・ノリスへの妨害の疑いで審議対象となったが、ペナルティは科されなかった。

    ショブリン『セットアップは良い位置に落ち着いた』
    メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、マシンの状態に満足感を示した。

    「今日はセットアップを良い状態に持っていくことができたと思う。フリープラクティスの最初のランからドライバーはマシンに満足していた」

    「そこからはセッションの中で比較的小さな調整を行っただけで、主にトラックの進化に合わせて対応していった」

    「スプリント予選は比較的落ち着いた内容だった。マシンは両方のタイヤコンパウンドでうまく機能していたし、2台がフロントロウを獲得できたのは素晴らしい」

    「スプリントレースはグランプリに向けた重要な学習の場であり、同時に貴重なポイントを獲得する機会でもある」

    「ここ数日はスタートとフォーメーションラップでのエネルギーマネジメントに多くの作業を行ってきた。明日はそれを実践する良い機会になる」

    「またタイヤの挙動を理解することも重要だ。このサーキットはフロントタイヤへの負荷が大きいので、ドライバーは慎重に管理する必要がある」

    ラッセル『マシンは一日中素晴らしかった』
    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、キャリア初のスプリントポール獲得を喜んだ。

    「明日のスプリントレースに向けてポールポジションを獲得できて嬉しい。キャリア初のスプリントポールでもある」

    「W17は一日中素晴らしいフィーリングだったし、今日の予選ではマシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができた」

    「SQ3では風が強くなり、他のチームと同じようにストレートスピードが少し落ちたが、それでもすべてのセクターをまとめてフロントロウを確保できた」

    「ただし我々のペースがあっても他チームの脅威には注意している。スプリントレースでは何が起こるか分からないし、特にスタートが重要になる」

    「メルボルンで多くの学びがあったので、スタートの改善に取り組んできた。またタイヤマネジメントも重要になる。このサーキットではグレイニングが多く発生する」

    「明日のスプリントだけでなく、日曜日のグランプリ予選に向けても今夜は作業を続ける」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ 中国GP

    アントネッリ『フロントロウは良いスタート』
    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、チームの好調な流れを評価した。

    「明日のレースに向けてフロントロウを獲得できたのは良いスタートだ。ジョージのスプリントポールもおめでとう。メルボルンからチームとして強い流れを続けている」

    「それでも改善すべき点はまだ多い。金曜日のデータをすべて確認して、スプリントと重要なグランプリ予選に向けて最適な状態を見つけていく」

    「このサーキットではタイヤマネジメントが難しくなるし、先週はスタートが弱点だった。すべてをうまくまとめて勝利とポールを争いたい」

    「今日一日を通してマシンのフィーリングは良かった。この良いウインドウを維持できれば、スプリントで強いポイントを持ち帰ることができると思う」

    メルセデスは中国GP初日から圧倒的な速さを見せ、スプリント予選でフロントロウを独占した。スプリントではスタートとタイヤマネジメントが勝敗の鍵となり、優勝争いの中心になる可能性が高い。

  • メルセデスF1 W17の優位性はPUだけではない 本当の強さはシャシー

    メルセデスF1 W17の優位性はPUだけではない 本当の強さはシャシー

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、メルセデスがライバルに対して大きな優位性を示した。ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリがワンツーフィニッシュを達成したことで、W17のポテンシャルは一気に注目を集めることとなった。

    しかし、この優位性は単純にパワーユニットの性能だけで説明できるものではない。エネルギーマネジメント、ドライビング特性、そしてシャシー性能など複数の要素が組み合わさることで、メルセデスはライバルよりも総合的な競争力を発揮している。

    予想通りの優位性を示したメルセデス
    メルボルンで行われた2026年F1開幕戦は、事前の予想を裏付ける結果となった。メルセデスはフェラーリ、マクラーレン、レッドブル・レーシングに対して明確なアドバンテージを持っているように見える。

    ライバル勢の見立てでは、その差は少なくともコンマ5秒程度に及ぶとされている。ただし、アルバートパークの特性が特定の性能差を強調する傾向があることも事実である。

    予選ではその差がさらに顕著だった。W17は他のトップ3チームに対してコンマ8秒もの差をつけた。一方でフェラーリ、マクラーレン、レッドブル・レーシングの3チーム同士の差はコンマ1秒未満に収まっていた。

    決勝ではやや差が縮まったものの、シルバーアローズに最も迫れたのはフェラーリだけだった。マクラーレンは複数の問題に苦しみ、さらに遅れを取る結果となった。

    鍵はハイブリッドのエネルギーマネジメント
    メルセデスの強みは単一の要素から生まれているわけではない。複数の要素が互いに作用し合い、総合的なパフォーマンスを高めている。

    その中でも特に重要なのがエネルギーマネジメントだ。

    現在のF1では、FIAがリフト&コーストを過度に必要としないようにするため、1周あたり使用できるエネルギー量を7MJに制限している。この状況では内燃エンジンの性能だけでなく、エネルギーの使い方と回収方法が非常に重要になる。

    メルセデスはこの分野でライバルよりも優れた理解を持っているように見える。特にブレーキングゾーンが少ない高速サーキットでは、その優位性が顕著だ。

    エンジンモードを引き上げた瞬間、W17は本来の性能を発揮し始めた。特にストレートでは明確にライバルを引き離すスピードを見せた。

    金曜日には大きく見えていた速度の落ち込みも、土曜日にはより小さく、そして滑らかなものになっていた。過度なリフト&コーストに頼る必要もなく、ラップの他の部分を犠牲にする必要もなかった。

    これはメルセデスがエネルギーマネジメントを極めて正確に解釈していることを示している。同時に、内燃エンジンがピークパワー時にMGU-Kの負担を軽減し、ターボラグ低減にも寄与している可能性がある。

    リフト&コーストではなく“スーパークリッピング”
    W17の特徴のひとつは、バッテリー回収の方法にある。

    メルセデスはリフト&コーストよりも、リアウイングを開いた状態でのスーパークリッピングによってエネルギーを回収するアプローチを取っている。

    現在のレギュレーションでは、ブレーキングなどでのエネルギー回収は最大350kWまで許可されている。一方でスーパークリッピングによる回収は安全上の理由から250kWに制限されている。

    この差は決して小さくない。そのため各チームはどの場面でどの回収方法を使うかを慎重に検討する必要がある。

    フェラーリはリフト&コーストをより多用する傾向があるのに対し、メルセデスはスーパークリッピングを主な充電手段として使用している。特に予選ラップではその傾向が顕著だ。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    異なるドライビング特性が生む差
    この違いはドライビングスタイルにも影響する。

    リフト&コーストを多用する場合、ブレーキングゾーンにはより低い速度で到達する。その結果、コーナー進入時のブレーキング負荷は比較的小さくなる。

    フェラーリがターン6〜7のシケインで非常に高いミッドコーナースピードを示していた理由のひとつがこれだ。

    メルセデスがまだブレーキングフェーズにある時、フェラーリはすでに加速フェーズに近づいている。そのため最低速度をより高く保つことができる。

    一方でW17は逆のアプローチを取る。スーパークリッピングを使うため、ブレーキングをコーナーの奥まで引きずる傾向がある。

    このスタイルで良好なミッドコーナースピードを維持するためには、強力なシャシー性能と優れたバランスが不可欠となる。

    シャシー性能も高いW17
    この点については、マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラも指摘している。

    ステラはハイブリッドの使い方に差があることに加え、MCL40は純粋な空力ダウンフォースが不足していると説明した。そしてW17はコーナリング性能でも見た目以上に強力だと評価している。

    これらすべての要素が組み合わさった結果、メルボルンのようなエネルギー管理が重要なサーキットでは、メルセデスの強みが最大限に発揮された。

    次戦の上海はまた異なる挑戦となる。長いストレートはあるものの、高速コーナーやエネルギー回収の機会も多く、シーズンの中でも特にエネルギー要求が厳しいサーキットではないからだ。

  • メルセデスF1圧縮比問題 FIAが16.7:1容認 PU論争が新局面

    メルセデスF1圧縮比問題 FIAが16.7:1容認 PU論争が新局面

    2026年F1シーズンの序盤戦で、パワーユニット規則を巡る新たな技術論争が浮上している。焦点となっているのは、内燃エンジンの「圧縮比」をどの条件で測定するのかという問題だ。

    FIAとエンジンメーカーの協議の結果、2026年6月1日以降はエンジンが高温状態にある場合の測定方法が変更されることが決まり、実質的に最大16.7:1までの“測定許容値”が認められる形になる。この変更は、メルセデスのパワーユニット設計を巡る議論と深く関係していると見られている。

    F1レギュレーションの圧縮比は16:1が基本
    現在の2026年F1レギュレーションでは、内燃エンジンの圧縮比は「16:1」が上限と定められている。この数値は、エンジンを常温状態で測定した場合の基準であり、2026年開幕戦オーストラリアGPで検査を受けたすべてのパワーユニットはこの規則に適合していた。

    しかしパドックでは、メルセデスがシリンダーヘッド内にプレチャンバー(副燃焼室)を導入したことで、実際の運転条件では圧縮比が18:1に近い値まで上昇するのではないかという疑惑が浮上している。

    この数値は2025年まで許されていたレベルであり、ライバルメーカーからは強い懸念が示された。ただし、メルセデスのパワーユニットが実際にそこまで達している証拠は確認されていない。

    PUAC合意でレギュレーションを修正
    この問題を受け、エンジンメーカーが参加するPUAC(パワーユニット・アドバイザリー委員会)で議論が行われ、レギュレーションの該当条項である「C5.4.3」を修正することで合意が成立した。

    新しい規定では、圧縮比16:1の上限は維持されるものの、測定条件が以下のように変更される。

    ■2026年5月31日まで
    エンジンが常温状態で測定

    ■2026年6月1日~12月31日
    常温および油温130度の状態で測定

    また、運転条件下で圧縮比が16:1を超えるよう設計された機構や部品の使用は禁止されることも明記された。

    高温測定では16.7:1まで許容
    ただし、合意の詳細にはもうひとつ重要なポイントがある。

    高温状態で圧縮比を測定する際、測定誤差を考慮した“許容範囲”が設定されており、その結果として最大16.7:1までの値が容認される可能性があるという。

    ここで言う130度とはエンジンオイルの温度を指しており、実際のレースコンディションに近い状態で検査を行うことになる。

    このため、メルセデスの6気筒エンジンがこの許容範囲内に収まるのか、それともシリンダーヘッドの設計変更が必要になるのかが大きな焦点となっている。

    メルセデスは改修不要と主張
    メルセデス側は、現在の設計のままでもレギュレーションに適合すると主張している。

    一方でライバル陣営は、プレチャンバーの充填効率を調整するためにシリンダーヘッドの小さな穴を拡大するなど、何らかの改修が必要になる可能性があると見ている。

    圧縮比16:1という基準は、パワーユニット規則を策定する段階でアウディやポルシェが強く要求したものでもあり、この技術的な駆け引きはメーカー間の政治問題にも発展している。

    圧縮比 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    6月1日という日程の意味
    今回の規定変更が6月1日から適用されるのは偶然ではない。

    F1では24戦のシーズンで使用できるパワーユニットは3基のみと定められており、1基あたりの理論寿命は約8レースとなる。

    その8戦目にあたるのが6月7日に開催されるモナコGPであり、もしメルセデスが設計変更を行う場合でも、次のエンジンである「PU2」から導入すれば通常のローテーション内で対応できる。

    また、圧縮比を活用して発熱量を最大化する設計を前提に開発されたペトロナスの持続可能燃料についても、仕様変更が行われる可能性があると見られている。

    ライバル勢はADUOの活用を検討
    もしメルセデスのパワーユニットが性能面で優位に立つ場合、ライバルメーカーはADUO(開発追随措置)を利用して差を縮めることが可能だ。

    この制度では、基準となるパワーユニットより2%以上出力が低いと認定された場合、FIAの承認を得て6気筒エンジンの改修を行うことができる。

    その申請は第6戦マイアミGP以降に可能となり、承認は第12戦ベルギーGPで行われる見込みだ。実際のアップデート投入は、続くハンガリーGPからになる可能性が高い。

    序盤戦での“逃げ切り”を狙うメルセデス
    メルセデスは2026年F1開幕戦オーストラリアGPでワンツーフィニッシュを達成し、すでに競争力の高さを示している。

    チーム代表のトト・ヴォルフはフェラーリを最大のライバルとして警戒しているが、同時にシーズン序盤でポイント差を広げることを狙っているとも見られる。

    同じメルセデス製パワーユニットを搭載するマクラーレンでさえ、まだエネルギー回生の最適な管理方法を完全には理解できておらず、現時点ではワークスチームに後れを取っている状況だ。

    とはいえ、マクラーレンがこの課題を解決すれば、再びメルセデスにとって大きな脅威になる可能性も高い。2026年F1シーズンの勢力図は、パワーユニットを巡る技術戦争とともに今後も大きく揺れ動くことになりそうだ。

  • メルセデスF1 オーストラリアGP決勝「完璧なシーズンのスタート」

    メルセデスF1 オーストラリアGP決勝「完璧なシーズンのスタート」

    メルセデスは2026年F1オーストラリアGP決勝でジョージ・ラッセルが優勝、アンドレア・キミ・アントネッリが2位に入り、開幕戦で1-2フィニッシュを達成した。

    ラッセルはスタートでシャルル・ルクレールに先行を許したものの、序盤は激しい首位争いを展開。アントネッリもスタートで順位を落としたが、徐々にポジションを回復して上位争いに加わった。

    メルセデスは最初のバーチャル・セーフティカー(VSC)で両ドライバーをピットインさせる戦略を選択。フェラーリ勢が後にピットインしたことでラッセルが首位を奪い返し、そのまま1ストップ戦略でレースを制した。アントネッリも2位を守り切り、メルセデスにとって理想的な開幕戦となった。

    ヴォルフ「我々が望んだ通りのスタート」
    メルセデス・ベンツ・モータースポーツの責任者であるトト・ヴォルフは、開幕戦の結果に満足感を示した。

    「今日メルボルンを去るにあたって大きな満足感がある。シーズン開幕戦でメルセデスが再びトップに立つ姿を見るのは素晴らしいことだ」とヴォルフは語った。

    「ラウダ・ドライブとモーガン・ドライブのチームは、非常に強力なパッケージをオーストラリアに持ち込むために素晴らしい仕事をしてくれた」

    「シーズン最初のレースで確かな1-2を達成できたことは、今季ワールドチャンピオンシップ争いに挑むための大きな一歩になる」

    「もちろん多くの努力が必要になるし、ライバルたちも我々との差を縮めようとしてくるだろう。しかし、これはまさに我々が望んでいたシーズンのスタートだ」

    「今週末は未知の要素が多かったが、F1は素晴らしいレースを見せてくれたと思う。ジョージとシャルル・ルクレールの序盤のバトルはとても見応えがあった」

    「メルボルンでは多くのことを学んだし、上海でどのような戦いになるのか楽しみにしている」

    ラッセル「とても甘美な勝利」
    ジョージ・ラッセルは、困難なレースを乗り越えた勝利に満足感を示した。

    「簡単な午後ではなかったけれど、この勝利はとても甘美だ」

    「チームのみんなにおめでとうと言いたい。彼らは信じられない仕事をしてくれたし、この勝利は彼らのものだ」

    「スタートは混乱していて難しかった。その後はシャルルとオーバーテイクを繰り返す展開になった」

    「最初に彼を抜いたとき、もう少し賢くエネルギーを使って守れたかもしれない。それが彼に抜き返された原因になった」

    「VSCでかなり早い段階でピットに入ったので、そこからはタイヤマネジメントが重要だった」

    「1ストップと2ストップのどちらが速いのか確信はなかったが、ストラテジーチームが素晴らしい判断をしてくれた」

    「この勝利と1-2は本当にうれしい。シーズンのスタートとしては完璧だ」

    「ただ、まだチャンピオンシップは始まったばかりだし、ライバルはすぐに差を縮めてくるだろう。中国でどうなるか見てみよう」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    アントネッリ「最高の週末」
    アンドレア・キミ・アントネッリは、困難なスタートからの巻き返しを喜んだ。

    「なんて一日で、なんて週末なんだろう」

    「メルボルンでは僕のガレージ側にとって簡単な週末ではなかったけれど、それでも素晴らしい結果を持ち帰ることができた」

    「ラウダ・ドライブとモーガン・ドライブの皆に大きな感謝を伝えたい。彼らはとても強いマシンと、これから築いていくための基盤を作ってくれた」

    「この1-2は彼らのものだし、長年の努力の成果だ」

    「グリッドに向かう時点でバッテリー残量が低く、スタートはとてもストレスフルだった」

    「実際にスタートは遅れてしまったが、その後のリカバリーは良く、ペースも強かった」

    「フェラーリ勢に追いつき、ピットストップ後にはチームの1-2を確定させることができた」

    「この週末でマシンと新しいレギュレーションの運用について多くを学んだ」

    「メルボルンでは我々が最も強いチームだったが、この位置を維持するには多くの努力が必要だ」

    「次は中国GPだ。上海でどんなレースができるのか楽しみにしている」

    メルセデスは新時代のF1開幕戦で1-2フィニッシュを達成し、完璧な形で2026年シーズンをスタートさせた。ただしチーム自身もまだ改善の余地があることを認めており、次戦中国GPではライバル勢の巻き返しも予想される。

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1開幕戦制覇「このマシンを待っていた」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1開幕戦制覇「このマシンを待っていた」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2026年F1開幕戦オーストラリアGP決勝で優勝を飾り、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとともに1-2フィニッシュを達成した。メルセデスにとっては新レギュレーション初戦での理想的なスタートとなり、ラッセルはフェラーリのシャルル・ルクレールとの激しい争いを制してトップチェッカーを受けた。

    予選で圧倒的なポールポジションを獲得していたラッセルだが、決勝スタートではルクレールに先行を許す展開となった。

    ラッセル「長い時間をかけてここまで来た」
    レース後、ラッセルはチームの努力を称えながら勝利の喜びを語った。

    「最高の気分だ。序盤は本当に激しい戦いだったし、簡単なレースになるとは思っていなかった」

    「グリッドに着いたとき、バッテリー残量がほとんどないことに気づいてスタートも良くなかった。それでもシャルルとかなり接近したバトルをしていたから、最後にフィニッシュラインを越えたときは本当にうれしかった」

    VSC下のピット戦略が勝負を決める
    メルセデスはバーチャルセーフティカーのタイミングでラッセルとアントネッリの両方をピットに入れる戦略を選択。一方、フェラーリはコースに留まり、ミディアムタイヤでスティントを延ばす判断を下した。

    結果としてメルセデスのワンストップ戦略が機能し、ラッセルはルイス・ハミルトンをコース上でかわした後、首位を安定してキープ。最終的にアントネッリに2.9秒差をつけてシーズン初勝利を挙げた。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    新レギュレーションの“ストレートモード”にも言及
    ラッセルはレース中のマシン特性についても触れ、新レギュレーションの空力モードがドライビングに影響を与えていることを明かした。

    「正直に言って、チームのみんなには本当に感謝している。このマシンを手に入れるまで長い時間がかかったし、これ以上ない形でシーズンをスタートできた」

    「僕たちは、誰かが前に出ると一気に立場が入れ替わる“ヨーヨー効果”のような状況になると予想していた」

    「ストレートモードを使うとフロントのグリップがかなり失われて、コーナーではずっとアンダーステア気味になる。かなり神経を使う状態だったけど、何とか最後まで走り切ることができた。そしてチームとして1-2で終えられたことが本当にうれしい」