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  • メルセデスF1 カナダGPでの今季初勝利の見込みは「短い夢だった」

    メルセデスF1 カナダGPでの今季初勝利の見込みは「短い夢だった」

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1カナダグGPで勝利する見込みについて「短い夢」だったと表現した。

    日曜日のジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは、ジョージ・ラッセルがレース序盤をポールポジションからリードしていた。しかし、ラッセルは、最終シケインでミスを犯してマクラーレンのランド・ノリスに追い抜かれ、3位に後退した。

    ラッセルはセーフティカー導入後に2位まで挽回したが、再びミスを犯して再び3位に後退した。

    最終シケインでオスカー・ピアストリと競り合った際、再び彼の進歩は阻まれた。彼はウエットランオフに追い込まれ、チームメイトのルイス・ハミルトンの後方に落ちた。

    終盤の果敢な動きにより、ラッセルは表彰台の位置を取り戻したが、ドライコンディションでは間違いなく最も速いマシンを持っていたメルセデスにとっては、チャンスを逃す結果となった。

    レース後、ラッセルがマックス・フェルスタッペンを倒す可能性についてトト・ヴルフは「勝利はおそらく遠い夢、あるいは短い夢だった」とSky Sports F1に語った。

    「ジョージがハードタイヤで追い上げ、非常に速いペースを見せていたとき、一瞬それについて考えたかもしれないが、あまり欲張りになってはいけない」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ラッセルは、最終コーナーでピアストリとバトルを繰り広げる間に貴重な時間を失った。

    しかし、トト・ヴォルフは、このバトルがラッセルの勝利よりも、むしろ2位のチャンスを奪ったと感じている。

    「一方では素晴らしいレース展開があったが、もう一方では、おそらく彼はそれを回避できたかもしれない」とヴォルフは付け加えた。「ピアストリに対するオーバーテイクは、あのコーナーでは決して不可能だったと思う」

    「ドライバーとして、彼の追い越しが優れ散るのは、リスクを冒し、非常にハードにドライブすることだ。今回のオーバーテイクは、少し野心的すぎたかもしれない。ポジションを落としたが、その後すぐに取り戻した」

    「最終的には2位が妥当だったと思う。ランドに問題があってペースが落ちたのか、無理をせずに走っていたのかはわからないが、そうでなければ別の順位だった可能性もある」

    「しかし、起こり得たことは重要ではない。重要なのは、ドライバーたちに速いマシンを提供できたことだ。前向きに考えなければならない。なぜなら、我々は大きな一歩を踏み出したからだ。少しずつ進歩しているし、開発の方向性は正しい」

  • メルセデスF1 カナダGPで2台に新型フロントウイング+開発アイテム

    メルセデスF1 カナダGPで2台に新型フロントウイング+開発アイテム

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルの両ドライバーは、今週末のカナダグランプリでアップデートされたフロントウイングと「その他の開発アイテム」を使用する予定だ。

    メルセデスF1はモナコで新しいフロントウイングのデザインを導入したが、新バージョンは1つしかなく、チームメイトのハミルトンの提案によりラッセルに与えられ、ハミルトンは以前の仕様を維持することを選択した。

    メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、両ドライバーがモントリオールで最新型のウイングを走らせることを確認しており、「今後のサーキットでより大きなメリットをもたらす」と期待している。

    「モナコでは心強い週末だった」とヴォルフは語った。「我々は引き続き、マシンの全体的なバランスを改善し、上位陣に一歩近づけるよう着実な進歩を遂げている。その進歩はまだ順位に反映されていないが、最速のマシンとの差を縮め続けることができれば、いずれは結果に現れると確信している」

    「カナダでは、両ドライバーに最新のフロントウイングが装着されるほか、このイベントに向けていくつかの開発アイテムが投入される。モナコ公国の狭い市街地コースでは、ラップタイムをわずかに短縮することができた。今後のサーキットでは、さらに大きな効果が期待できるだろう」

    モナコではラッセルが5位、ハミルトンが7位でフィニッシュし、メルセデスはコンストラクターズ選手権で4位となった。

    メルセデスはすでにレッドブルに180ポイント差をつけられており、カスタマーチームのマクラーレンには88ポイント差をつけられている。

    「フィールドの先頭の状況は信じられないほど競争が激しい」とトト・ヴォルフは付け加えた。

    「競争は激化している。幻想を抱いているわけではない。他チームはさらに進歩を続けるだろう。自分たちがその競争に加わるためには、今後も懸命に努力し続けなければならない」とヴォルフは付け加えた。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 カナダグランプリ

    メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショブリンは、チームが新しいウィングの真の恩恵を実感するのはおそらくバルセロナ以降になると示唆した。

    「チームがモナコにアップグレードキットを持参しないのには理由がある。それはサーキットが非常に低速なためだ」とショブリンは説明する。

    「コースが混雑し、ストレートが短いので、あらゆるものを評価するのは非常に難しい。しかし、我々が収集したデータによると、このアップグレードキットはパフォーマンスを向上させ、有益な効果をもたらしていた。ジョージはクルマのフィーリングに満足しており、正しい方向への一歩だと感じていた」

    「これまでのところ、我々は間違いなく満足している。モントリオールではさらに多くのことを学び、特にバルセロナのようなコーナリングのスピードレンジが広いトラックでは、そこで本当に学ぶことができるだろう」

  • ラッセル メルセデスは2026年F1エンジン規則に向けて「素晴らしい状況」

    ラッセル メルセデスは2026年F1エンジン規則に向けて「素晴らしい状況」

    F1の次世代エンジンが目前に迫っているが、ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1がこの変化を最大限に活用できる「本当に素晴らしい状況」にあると確信している。

    2026年には、まったく新しいシャシーとエンジンに関するレギュレーションプラットフォームが導入され、グランプリレースは大きな転換期を迎える。

    空力面の変更は予想されるが、詳細はまだ確定していない。一方、エンジン面では、F1のパワーユニットは、電気出力の増大と100%持続可能な燃料の使用に依存することになる。

    ラッセルは、2014年にF1にターボハイブリッド技術が導入されて以来、メルセデスが素晴らしい成功を収めていること、そしてフォーミュラEにおけるエンジニアリングの専門知識も合わせ、チームは新しいレギュレーション下でも競争力を維持できると確信している。

    「通常であれば2026年というのはかなり先の話のように思えるけど、F1の世界ではそれが明日やってくるようなものだ。チームは、この時代に向けて大きな自信を持っている」とジョージ・ラッセルは語った。

    「2014年に新しいパワートレインで成功を収めたチームの経験、そしてもちろんフォーミュラEでの活躍、(メルセデスAMG ONE)ハイパーカーでの成し遂げた成果については皆さんもご存知だと思う」

    「HPP(メルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレイン)には、この未来技術に非常に精通した人材がたくさんいる」

    「この先、素晴らしいエンジンを手に入れることができると確信している。ペトロナスが燃料についても行っている取り組みも、非常に有望だ。エンジンに関しては、その時代に向けて非常に自信を持っている」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    F1のシャシーレギュレーションに関しては、FIAによる技術規則の最終決定を待ち望むチームにとって、今は静観の時である。

    この最終的な文書により、2026年シーズンのマシンの構造を規定する具体的な詳細が定められる。

    各チームは新レギュレーションを見越してパワーユニットの開発に余念がないが、2026年モデルの空力開発は2025年まで厳格に禁止されている。

    この制限は、より多くのリソースを持つチームが不当に有利なスタートを切って車両設計を行うことを防ぐことで、公平な競争の場を確保する。

    メルセデスのテクニカルディレクター、ジェームス・アリソンが的確に表現しているように、2026年のレギュレーションの真のインパクトは、すべてのチームにとって「発見の旅」となるだろう。

    「2026年の新レギュレーションはすぐそこまで来ているが、実際にレギュレーションが整うまでには長い時間待たなければならないので、現時点ではあまり期待することはできない」とアリソンは語った。

    「正直なところ、今はほとんどすべての関心が今シーズンと来シーズンに向けられている」

    「2026年の主な取り組みは、パワーユニットと、そのパワーユニットがシャシーとインターフェースする領域である。一方、空力ルールや、シャシー担当者の視点から見たラップタイムについては、まだ少し発見の旅だ」

  • ジョージ・ラッセル 「ハミルトン退団でメルセデスF1は進化する」

    ジョージ・ラッセル 「ハミルトン退団でメルセデスF1は進化する」

    ジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトンの離脱がメルセデスにとって「新たなスタート」となり、「新たな火花を散らす」と信じている。

    7度のチャンピオンに輝いたハミルトンは、2月に契約解除条項を発動し、2025年シーズンからフェラーリに移籍すると発表し、F1界を驚かせた。これにより、史上最も成功したドライバーとチームの組み合わせに幕が閉じられることになった。

    ハミルトンはメルセデスで103レースに出場し、82勝を挙げ、ブラックリーチームで6度のワールドタイトルを獲得したが、2021年のサウジアラビアグランプリ以来勝利がない。

    メルセデスはグラウンドエフェクト時代に苦戦しており、2022年の初シーズンを前にハミルトンのチームメイトとしてラッセルが加入し、2022年のサンパウロで同時代におけるチームの唯一の勝利を挙げた。

    2024年、ラッセルは予選でハミルトンを7対1で圧倒し、実際のタイム差はほとんどないが、両者とも完走したレースでは5対2でリードし、獲得ポイントも54対42と上回っている。

    ハミルトンの後継者としてチームリーダーの座を務めることが長く期待されていたラッセルは、間もなくのハミルトンの退団を「進化」の必要の一部だと感じている。

    「僕の仕事はチームメイトに勝って、マシンを最大限に活用することだ」とラッセルはデイリー・メール紙Daily Mailに語った。

    「チームにとっては新たなスタートとなる。ここには、ルイスと共に成功を分かち合った多くの人々がいるが、変化は誰にとっても新たな刺激を与える」

    「それはルイスにも当てはまるし、来年は僕たちにも当てはまるだろう。適応し、進化しなければならない。僕たちはゼロから作り上げるプロセスにある」

    「ルイスが今チームを去るのは良いことだ。2021年だったらチーム全体が苦境に立たされていただろう」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    技術的リーダーシップ
    2023年半ば、ジェームス・アリソンが2022年シーズン前に辞任したテクニカルディレクターの職に復帰することが発表された。彼はマイク・エリオットと役職を入れ替え、エリオットは最高技術責任者となった。

    チームは2023年のモナコグランプリで欠陥のあるゼロサイドポッドデザインを廃止したが、シーズン中のW14にはより根本的なアーキテクチャの変更を加えることができなかったため、ハミルトンが要求していたコクピット位置の後方移動を含むさらなる変更を行う最初のチャンスは、2024年のW15となった。

    しかし、W15は期待されたほどすぐに競争力を発揮することはできず、シーズン3分の1を過ぎた時点でまだ一度も表彰台に上っていない。しかし、メルセデスはモナコで届けられた新型フロントウィングを含め、着実に前進している。

    ラッセルは、メルセデスが技術的にどのような取り組みをしていたかを詳しく説明し、チームが現在のマシンで「やり過ぎていた」と述べた。

    「データを見て、それをフィーリングと照らし合わせると、昨年、一昨年がなぜうまくいかなかったのかがわかる」とラッセルは説明した。

    「すべてはリアにあった。そして今はすべてフロントにある。問題は、私たちが加えた変更が大きすぎたことだ」

    「方向性は正しかったが、突き進みすぎてしまった結果、目標をオーバーしてしまった。妥協は常に必要だということがわかる」

    「僕たちは素晴らしいチームを擁し、他にも素晴らしい人材が加わっている。ジェームス(アリソン/テクニカルディレクター)が指揮を執り、彼は何事も妥協しない」

    「明確なリーダーシップがあり、僕はかなり合理的な人間だけど、厳しいシーズンになることが分かると士気が低下してしまうものだ」

  • ハミルトン マクラーレンF1の勝利は「メルセデスの問題がPUではない証拠」

    ハミルトン マクラーレンF1の勝利は「メルセデスの問題がPUではない証拠」

    ルイス・ハミルトンは、マクラーレンがF1で真のレースウィナーとしての地位を確立したことは、メルセデスが苦戦している要因がエンジンではないことを証明していると主張している。

    マクラーレンは昨シーズン、未完成のマシンでポイント獲得に苦戦していたが、シーズン半ばのアップデートにより、レッドブルの最も安定したライバルとして台頭した。

    2024年にその目覚ましい好転を土台にマイアミでのアップグレードパッケージを導入したマクラーレンは、目覚ましい復活を遂げ、ランド・ノリスがマイアミでF1初優勝を果たした。

    しかし、メルセデスは、改良型のW15に新たな期待を抱いているにもかかわらず、マクラーレンとフェラーリの躍進に追いつくことができず、レッドブルとの差を縮めることはできていない。

    ルイス・ハミルトンは、マクラーレンがメルセデスのカスタマーチームとして継続的に進歩していることは、メルセデスのパワートレインが依然として最強の部類に入ることを証明していると考えている。

    マクラーレンの最近の成功をどのように評価するか尋ねられたハミルトンは「エンジンが問題ではないことは、以前から分かっていたと思う。だからエンジンは素晴らしい」と答えた。

    「その技術の開発において、彼らは素晴らしい仕事を続けていると思う。ハイブリッド分野においても、開発速度、性能、信頼性の面でトップレベルにある。だから、これまで一度も問題になったことはない」

    「だから、僕たちのエンジンを購入する人は、それが何なのかを知っている」

    「でも、マシンの面では、僕たちはここ数年間、最高の仕事をしてこなかったことを認識しており、それを修正するために全力を尽くしている」

    ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ルイス・ハミルトンは2008年にマクラーレンからF1デビューを果たし、ルーキーシーズンに前年のチャンピオンであるフェルナンド・アロンソとチームメイトとしてタイトル争いに加わった。

    ハミルトンは2年目のシーズンに、その逃したチャンスを挽回したが、マクラーレンはその後タイトル争いに食い込むことができず、ハミルトンは2012年に退団した。

    ランド・ノリスがマイアミで躍進するまで、マクラーレンは低迷期を耐え忍び、勝利は1回しかなかったが、ハミルトンはかつてのチームが再びトップに返り咲いたことを誇りに思っている。

    「彼は(ノリス)素晴らしい仕事をしていると思う」とハミルトンは先週モナコで付け加えた。「オスカー(ピアストリ)も本当に素晴らしい仕事をしている」

    「彼はここ数レース、不運に見舞われている。だから、2人の活躍と成長を見るのがとても楽しみだ。そして、何よりもマクラーレンが再び上位に返り咲く姿を見られるのがうれしい」

    「僕は2007年から2012年まで、長い間マクラーレンに所属していた。彼らは僕にチャンスを与えてくれたので、心が温かくなる。だから、本当にうれしい」

    「僕たちも彼ら(マクラーレン)と同じように、もっと近づけるといいと思っている。彼らは、正しい方法で仕事さえ進めれば、差を縮め、追い抜くことができるということを証明したと思う。僕たち全員にやる気を与えてくれた」

  • メルセデスF1 アントネッリとシューマッハのシュートアウトの噂を否定

    メルセデスF1 アントネッリとシューマッハのシュートアウトの噂を否定

    メルセデスF1は、ジョージ・ラッセル、ミック・シューマッハ、アンドレア・キミ・アントネッリが古いマシンを使って最近行ったテストは「シューティングアウト」ではないと明らかにした。

    今月初め、ラッセル、シューマッハ、メルセデスの10代の注目株であるアントネッリが、イギリスGPの開催地であるシルバーストーンでプライベートテストを行い、同チームの2022年型車を走らせた。

    F1では、TPC(Testing of Previous Car/以前の車両の走路テスト)と呼ばれるプライベートテスト走行がごく一般的であり、完全に非公開であり、情報は共有されない。それにもかかわらず、シルバーストーンでの走行後、依然として噂が流れていた。

    噂では、このテストはシューマッハとアントネッリの直接対決であり、2025年にルイス・ハミルトンのシートを誰が獲得するかを競うものだと推測されていたが、これは完全に誤りであることが明らかになった。

    メルセデスF1はこの噂について、スポークスマンが「シルバーストーンで行われた最新のTPCテストには、ミック、キミ、ジョージが参加した」と説明。

    「それは誤って『シューティングアウト』と呼ばれていたが、それは意図したものでも、テストの結果でもなかった」

    「各ドライバーが異なるプログラム、異なる日、異なるトラックおよび天候条件の下でテストを完了したことを理解することが重要です」

    「残念ながら、検証されていない憶測が結論や比較につながり、実際とは異なることが公表されてしまった」と述べた。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    次のテスト
    メルセデスF1チームは、シューマッハとアントネッリが行った作業に非常に満足している。特に後者はまだ17歳だ。

    プレマF2ドライバーのアントネッリは、18歳になるまでF1でレースをするためのスーパーライセンスを取得できない。彼はオランダGPの決勝日に18歳になる。

    両ドライバーは来週、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットで再び走行する予定だ。そこでは、ラッセルが2022年のブラジルグランプリで優勝したW13のテストを再び行う。

    メルセデスF1のスポークスマンは「ミックとキミは、それぞれのプログラムを見事に遂行し、チームの期待に完璧に応えてくれた。来週も忙しい3日間になるだろうが、楽しみにしている」と語った。

  • メルセデスF1代表 移籍決定のルイス・ハミルトンへの冷遇を否定

    メルセデスF1代表 移籍決定のルイス・ハミルトンへの冷遇を否定

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンが優遇措置の可能性について懐疑的になるのは当然だとしながらも、ハミルトンとジョージ・ラッセルは平等に扱われていると主張している。

    ルイス・ハミルトンはモナコGPで、今シーズンはラッセルを予選で上回ることは絶対にできないと示唆し、モンテカルロではチームメイトが新しいフロントウイングを独占的に使用したことを強調して世間の注目を集めた。

    その後、ハミルトンが予選で破損した場合にピットレーンスタートとなるリスクを冒したくないという理由から、このウイングを使用する機会を断っていたことが明らかになったが、ラッセルがアドバンテージを握っているというハミルトンのコメントは、両者の状況が完全に平等ではないことへの懸念をほのめかしていた。

    ヴォルフによれば、この指摘は現実に基づいたものではないという。ヴォルフは、メルセデスF1がチームメイト同士のバトルに介入したのは2016年アブダビGPだけだと主張する。これはタイトル争いの最中にハミルトンがニコ・ロズベルグを集団のなかに後退させようとして、ピットウオールからペースを上げるよう何度も促されたときのことだ。

    ラッセルに関するハミルトンの発言は、ハミルトンが今季限りで退団するため平等な扱いを受けていないという被害妄想の表れではないかと尋ねられたヴォルフは「どのドライバーも少しは会議心があるものじゃないか?」と答えた。

    「我々はチームメイト間の最も緊迫した競争においても、チームとして常に正しいバランスを保ち、透明で公平であろうとしていることを証明してきたと思う」

    「2016年のアブダビGPを除いて、我々がレースを管理しようとした瞬間はなかったと思うし、それ以来、そんなことはしていない」

    「ドライバーとして自分自身とチームのベストを尽くしたいという気持ちは理解できるし、自分に不利な状況になったときに疑問を抱くこともある」

    「しかし、チームとして我々は2人のドライバーに2台の素晴らしいマシン、可能な限り最高のマシン、可能な限り最高の戦略とサポートを提供することを100%の使命としている」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ ルイス・ハミルトン

    ルイス・ハミルトンとメルセデスF1との関係はモナコの週末を通してスポットライトを浴びることになった。ハミルトンがチームの行動に疑問を呈した場面は他にも数多くあった。

    チームが最初にハードを選択したため、モナコのリスタートをミディアムで走らなければならなかったことについての『言ったはずだ』というメッセージや、タイヤ交換後のアウトラップでマックス・フェルスタッペンをアンダーカットするために最大限のプッシュすることを指示しなかったミスコミュニケーションがあった。

    ヴォルフは、システム内の緊張はすべて、困難な状況でもできる限りのことをやり遂げようとするみんなの気持ちの一部でしかないと語った。

    「我々はこの関係からベストを尽くそうとしているし、最終シーズンに向けて最大限の結果を出そうとしている」とヴォルフは語った。「そして、ドライバー同士はいつもそうであるように、誰もがベストを尽くしたいと思っているため、時には緊張することもある」

    そして、今年これまでにラッセルは予選でハミルトンを7勝1敗で上回っているが、ヴォルフはそれが今季ずっとこのままだという証拠だとは考えていない。

    「この統計に特別な説明があるとは思わないが、それでも統計だ」とヴォルフは語った。「7レースが終了し、残り17レースだ。私はこれを傾向として見ていない」

    ハミルトンとラッセルは、メルセデスが展開するアップグレード推進の一環として、次戦カナダGPで新しいフロントウイングを手にする。

  • ラッセル 新型フロントウイング使用でメルセデスF1に“コイントス”を提案

    ラッセル 新型フロントウイング使用でメルセデスF1に“コイントス”を提案

    ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1チームがF1モナコGPでどちらのドライバーが最新仕様のフロントウイングを手に入れるかを決めるために「コイントス」を提案したことを明らかにした。

    最終的に、ルイス・ハミルトンはどのドライバーがアップデートされたパーツを与えるかを決めるという変わったやり方を回避し、代わりにラッセルに新しいフロントウィングを試すよう提案した。

    その結果、ラッセルはモナコGP予選で、経験豊富なチームメイトを0.078秒上回り、予選5位の結果を残した。

    ハミルトンがフロントウイングを装着しなかったのは、モナコサーキットの危険性を考慮した結果であり、ハミルトンは1つしかないウイングを破損するリスクを冒すことを望まなかった。

    「今週末はフロントウイングが1つしかなかった。火曜日にコイントスをして、どちらがそれを使うかを決めることで合意した」とラッセルはチャンネル4のF1放送チームに語った。

    「ルイスは、シミュレーションで試してみたところ、リスクを伴わないわけではないので、僕が今週末それを使うことに賛成すると言った」

    「もし予選でミスをしてフロントウイングを破損してしまったら、当然そのフロントウイングは二度と使えなくなり、ピットレーンからスタートしなければならなくなるだろう」

    「僕はそのリスクを負ってそれを使うことに満足していたし、彼がそれを僕私に使っていいと言ってくれたのは、遅ればせながらの誕生日プレゼントだと思った」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    コンストラクターズ選手権で8回も優勝しているチームが、アップグレードの導入策としてコイントスを推奨しているという驚くべき事実は奇妙なことだ。

    それでも、先週の土曜日にラッセルに予選で負けたことに落胆しながらも、ハミルトンは、W15マシンにパフォーマンスをもたらすために、ブラッケリーでメルセデスのスタッフが懸命に取り組んできたことに満足していた。

    「チームがアップグレードをもたらしてくれるのを見て本当にうれしいし、過去3レースでアップグレードがあったことを皆さんに知ってもらえるのを楽しみにしている」とハミルトンは語った。

    「今週末はジョージも好調だったので、来週は僕もそれを手に入れられるでしょう。そして、今後数レースでさらにいくつか手に入れられれば、プッシュし続け、その差を縮めることができると思う」

    メルセデスは来週のカナダグランプリに向けて96ポイントでコンストラクターズランキング4位につけており、3位のマクラーレンとは88ポイント差となっている。

    ラッセルはメルセデスの獲得ポイントのうち54ポイントを獲得し、ハミルトンは42ポイントで、2人はドライバーズランキングでそれぞれ7位と8位につけている。

  • メルセデスF1 2025年のアントネッリの起用を取締役会が承認との報道

    メルセデスF1 2025年のアントネッリの起用を取締役会が承認との報道

    アンドレア・キミ・アントネッリが、2025年からフェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスF1に加入するのは間違いないようだとイタリアのIl Corriere dello Sportが報じている。

    F1モナコGPの週末には、今季限りでフェラーリを退団するカルロス・サインツJr.が、来年はジョージ・ラッセルのチームメイトにはならないと告げられたという噂が流れた。

    5月初め、メルセデスはシルバーストーンでプライベートテストを行い、17歳のアントネッリがミック・シューマッハ、ラッセルと対決した。

    「3人のドライバーは2022年型メルセデスを運転し、交代で同一のプログラムに従った」とCorriere dello Sportは説明している。

    「アントネッリは予選のセットアップではラッセルと同じくらい速く、レースペースではわずかにラッセルを上回っていた」

    その結果に基づき、メルセデスの取締役会の必要な15名のメンバーが、来年アントネッリがメルセデスF1チームでF1デビューすることに賛成票を投じたと伝えられている。

    Corriere dello Sportは、直接対決の前に、この提案を承認したのは理事会メンバー3人だけだったと付け加えた。

    26歳のジョージ・ラッセルは、2025年にアントネッリ、あるいは他のドライバーとペアを組めたら嬉しいと語る。

    「キミは素晴らしいドライバーだと思う」とラッセルは語った。「彼は将来間違いなくF1ドライバーになるだろうし、彼もまた(メルセデスの)ジュニアドライバーで、僕と同じようにランクを上げてきた」

    「だから、メルセデスにとっては将来に向けて大きなチャンスになると思う」とラッセルは付け加えた。

    「でも、チームメートなら誰でも歓迎するよ。今のところ、かなりいいチームメイトに恵まれていると感じているよ」と微笑んだ。

  • メルセデスF1代表 モナコGPでのルイス・ハミルトンへの伝達ミスを謝罪

    メルセデスF1代表 モナコGPでのルイス・ハミルトンへの伝達ミスを謝罪

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンのF1モナコGP決勝でのピットストップに関する「ミスコミュニケーション」を明らかにした。

    ルイス・ハミルトンは、モンテカルログランプリの78周中51周目にピットインし、マックス・フェルスタッペンのアンダーカットしようとした。 1周目の赤旗で両ドライバーがミディアムタイヤを履いていたため、フレッシュなピレリタイヤが威力を発揮した。

    フェルスタッペンは次の週でハミルトンをカバーし、2人は6位と7位でフィニッシュした。両者がどちらもモナコで表彰台に上がらなかったのは2017年以来となる。

    ハードタイヤを履いていたハミルトンは、エンジニアのピーター・ボニントンから「プッシュしろ」と指示されたが、「アウトラップ“ノーマル”、タイムはあとから出るはずだ」と伝えられた。

    フェルスタッペンが再び前方に再合流した後、ハミルトンは、アンダーカットを成功させるにはアウトラップが「重要」だとなぜ言われなかったのかと質問し、ヴォルフはピットウォールが「間違っていた」と認めた。

    「ピットウォールのミスコミュニケーションだった」とヴォルフはメディアに語った。

    「本来であれば 『アウトラップが重要だ。アンダーカットを狙っている』というメッセージだったはずだが、ニュータイヤでアウトラップが十分かどうかという議論があった」

    「だから、彼が受け取ったメッセージはよく言えば混乱させるものだったが、おそらく間違っていたのだろう」

    ルイス・ハミルトンン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ルイス・ハミルトンはピットストップ前にマックス・フェルスタッペンとの差を1.5秒まで縮めており、フレッシュタイヤは時折1周あたり2秒近く速いことが証明されたが、メルセデスは5位のジョージ・ラッセルをピットに呼び込まなかった。

    ラッセルはレース再開後77周の間ずっとミディアムタイヤを使い続け、フェルスタッペンからの終盤のプレッシャーを抑えた。

    ヴォルフはハミルトンに「クリティカル」なメッセージを伝えることを妨げた懸念について詳細を語った。

    「本来ならアウトラップで“クリティカル”メッセージであるべきだったが、1周でタイヤを壊してしまったら、その後に何が起こるかわからないという懸念が背景にあった」とヴォルフは語った

    「しかし、要約すれば、ルイスへの誤ったメッセージであり、これはチームの責任だ。

    「フェルスタッペンの近くにいたかったし、アンダーカットしたかった、メッセージングが完全に間違っていた」