タグ: メルセデス

  • メルセデス、2021年のポルシェのF1参入を望む

    メルセデス、2021年のポルシェのF1参入を望む

    メルセデスは、ポルシェが2021年にライバルとしてF1に復帰するならば大歓迎だと語る。

    フットワークのF1エンジンサプライヤーだった1991年を最後にF1から遠ざかっているポルシェだが、昨年10月に2021年のF1エンジンに関する基本パッケージが発表されて以来、既存の4社のエンジンメーカーとともに今後のF1パワーユニットに関する議論に参加している。

    現状では、FIA(国際自動車連盟)とリバティメディアからの正式なコミットメントはないが、ポルシェは既存チームのパートナーとしてではなく、独自にマニュファクチャラーとしてF1に復帰すると考えられている。

    すでにポルシェは、レッドブル・レーシングとウィリアムズへのF1エンジン供給が噂されている。ウィリアムズは過去にポルシェとの技術パートナーシップを経験しており、さらに大胆な推測として、ポルシェがレッドブル・レーシングを買収して、コンストラクターズとしてワークス参戦するとの噂もある。

    メルセデスのモーータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ポルシェが、フェラーリ、ルノー、そしてホンダとのバトルに加わることになれば嬉しいと語る。

    「我々の小さなプレイグラウンドに戦いが増えれば増えるほど、より楽しいものになるだろう」とトト・ヴォルフは Sky F1 にコメント。

    「ポルシェは関心を持って状況を見ているようだが、どうなるかはまだはっきりしていない。彼らは話し合いの場を持ち、彼らの意見を伝えている」

    また、トト・ヴォルフは、まだ2021年のF1パワーユニット規約の詳細は議論が進行中であると述べた。既存エンジンサプライヤーは、テクノロジーと差別化を維持し、標準パーツの数を制限することを熱望している。

    「まだ確定ではないが、来週のストラテジーグループでもう少し詳しく聞くことになるだろう」とトト・ヴォルフはコメント。

    「これまでの話し合いのなかで議題に挙げられていることは、すべてのエンジンマニュファクチャラーの間で合意には至っていない。今後の議論はかなりタフなものになると思う」

    「我々にとっては効率化という点で技術的なメッセージがまだそこにあることが重要だ。なぜなら、世界全体が環境に優しく、電化に移行している今、『効率化はパフォーマンスと等しい』というメッセージが重要だ。我々が歴史的なノスタルジアのために20年前に戻れば、それは過ちとなるだろう」

    「それは我々が望んでいることではない。非常に高いパフォーマンスと効率化のレベルにとどまる必要がある」

    「標準パーツではなく、千差万別でなければならない。それが我々すべてのエンジンマニュファクチャラーにとって重要なことだ」

    4月初めにリバティメディアが発表した2021年以降のF1の将来についての計画では、エンジンは5つの核となる要素に含まれていたものの、フェラーリやメルセデスが難色を示していたMGU-Hの廃止は省かれていた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治も、MGU-Hは市販車の関連性のあるテクノロジーであり、今後も存続することを願っているとのホンダのスタンスを語っている。

    「MGU-Hはあってほしいです。我々はまだ2021年の全てを決定したわけではないと思っています。我々はFIAの方向性を尊重していますし、他のマニュファクチャラーの方向性も尊重しますが、MGU-Hはあってほしいと考えています。将来のテクノロジーの最高峰であり、市販車にも関連性がありますからね。我々としては存続してほしいです」と田辺豊治はお面と。

    「詳細に関しては明らかにしていかなければならないことがたくさんあると思います。我々は全体的な要約は把握していますが、詳細は持っていません。そこはクリアにしていかなければならない部分ですし、議論中です。多くのアイデアを考えています」

    「エネルギーマネジメントもシステムをコントロールしています。改善することはできますし、我々の市販車部門にも役立ちます。我々は市販車部門に協力できると思っています。そのエリアに取り組み続けることは我々にとって技術的なチャレンジです。我々にとっても重要なことだと言えます」

  • メルセデス:痛恨のダブルリタイア / F1オーストリアGP

    メルセデス:痛恨のダブルリタイア / F1オーストリアGP

    メルセデスは、F1オーストリアGPの決勝レースでルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスともにリタイアでレースを終えた。

    フロントローからスタートして序盤は1-2体制でレースを進めていたメルセデスにまさかの事態。バルテリ・ボッタスは油圧漏れ、ルイス・ハミルトンは燃圧の低下により2台揃ってリタイアを喫した。

    メルセデスのダブルリタイアは、2016年のF1スペインGPでの同士討ち以来となる。ルイス・ハミルトンのリタイアは2016年のマレーシアGP以来となる34レースぶりとなる。今大会のダブルリタイアにとって、メルセデスはドライバーズとコンストラクターズの両方の選手権でフェラーリに首位の座を明け渡すことになった。

    ルイス・ハミルトン (リタイア)
    「僕が長い間覚えているなかでも間違いなく最悪の週末だ。今日はチームの全員が痛みを感じるだろう。でも、僕たちは週末のポジティブだった部分を生かしていかなければならない。クルマは週末ずっと素晴らしかったし、僕たちは最速だった。僕たちには何年もの間、本当に素晴らしい信頼性があった。だから、痛みを抱え込まずにのん気に構えるべきだ。僕はチームが挽回できると心から自信を持っている。僕たちはポイントを捨てることはできないし、今後にむけて万全なメソッドを見つけていかなければならない。僕たちはそれに取り組んでいくし、再評価して、強くなって戻ってくる」

    バルテリ・ボッタス (リタイア)
    「現時点で今年の僕の運はちょっとした悪い冗談のように感じている。スタートは理想的ではなかった。かなりホイールスピンしていたし、期待していたようなグリップがなくて、いくつか順位を落としてしまった。ターン3への進入で2つ順位を取り返して、2位を戻ることができた。その後はクルマは強かったし、順調に走行していたけど、突然、油圧の低下に見舞われた。DNFを避けるためにやれることは何もなかった。今日起こった問題の原因を調査して見つけだす必要があるけど、僕たちはこの結果を挽回できると確信している。今日はたぶん僕の日ではなかったと思う。でも、いつかその日はやってくる」

    トト・ヴォルフ (メルセデス チーム代表)
    「私にとっても、チームにとっても過去6年間で最も痛い一日だった。我々のミスであり、信頼性の欠如ではあるが、このような形で1-2を失うことはあまりにも痛い。1周目は壮観だった。ルイスは素晴らしい蹴り出しを見せたし、バルテリはターン4のブレーキングで2番手を取り戻した。最初の13周は良かったし、両方のドライバーがペースをうまくコントロールし、管理していた。最初の打撃は油圧を失ったことによるバルテリのリタイアだった。それでバーチャルセーフティカーが導入された。我々は1周ルイスをコース上に留めておく決断をした。クルマの撤去にもっと時間がかかり、後続のクルマが次のラップでやることに反応できると考えていたためだ。だが、バーチャルセーフティカーは予想よりも早くに解除された。単純に間違った決断だった。それでルイスを厳しい戦いに置いてしまった。レース再開後にすぐにピットインし、彼にソフトタイヤを履かせた。その後、彼はコース上で巻き返しを図らなければならなかった。そうした中でリアタイヤにブリスターが発生し、彼はセバスチャンにポジションを奪われた。失うものは何もなかったので、我々は再びピットに入れることを決断した。だが、その直後、燃圧の低下によりリタイアを余儀なくされた。信頼性によるダブルリタイアは受け入れがたいが、我々は困難な日々こそが最も学ぶときであることを苦い経験からわかっている。今後数日で立て直し、自分たちのミスから学び、胸を張ってシルバーストンに向かいたい。ブラックリーやブリックスワースにいる多くのチームメンバーにとってはホームレースになる。力強く復活し、今日の失敗の償いをすることが目標だ」

    関連:F1オーストリアGP 結果:マックス・フェルスタッペンが今季初優勝!

  • メルセデス 「レッドブルがホンダのF1エンジンを選んだのは正しい決断」

    メルセデス 「レッドブルがホンダのF1エンジンを選んだのは正しい決断」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、レッドブル・レーシングが2019年にホンダのF1パワーユニットに切り替えることは正しい決断であり、彼らがチャンピオンシップに勝つためには“ベストなチャンス”だと語る。

    レッドブル・レーシングは今シーズン限りでルノーとの12年間にわたるパートナーシップを終了し、2019年からホンダと2年間のF1パワーユニット供給契約に合意した。

    ホンダは昨年までの3年間、マクラーレンとのパートナーシップで厳しいシーズンを過ごしてきたが、トト・ヴォルフはレッドブル・レーシングはホンダのF1パワーユニットでメルセデスに挑戦してくることになると考えている。

    「F1ファンとして、我々全員がF1におけるホンダの輝かしい時代を覚えているし、彼らがそのような状況に戻ってくると確信している。彼らが競争力をつけてくるのは疑いのないことだ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「メルセデスとして、F1にトップブランドがいることはかなり重要だ。エンジンサプライヤとしてスポーツに加わるOEMがいることや、レッドブルのような多国籍でグローバルなブランドがいることは、我々全員のためにもっと多くの魅力になるし、スポーツにとっても良いことだ」

    「来年、トロロッソ、ホンダ、そして、レッドブルのコラボレーションは新たな前進となるだろう。レッドブルの技術力とリソースがエンジン開発の進歩を助ける大きなアシストになることは確かだと思う。レッドブルがワークスステータスを得ることは外部から見ても確実に正しい前進だ」

    「長期的に見れば、チャンピオンシップに勝つための最高のチャンスだろう。短期的にはやらなけれべばならない仕事は多いかもしれないが、長期的に完全に正しい決断だと思う」

    「レッドブル・ホンダとよりタフな戦い、バトルをすることを楽しみにしている」

  • メルセデス:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデス:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデスは、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でルイス・ハミルトンがトップタイム、バルテリ・ボッタスが2番手タイムだった。

    ルイス・ハミルトン (1番手)
    「これまでのところは良い一日だった。まったく問題のないかなりストレートな一日だった。オーストリアには多くのコーナーはない。とても速いトラックだし、全てのタイヤがとても近い。硬い方のタイヤの方が僕には適しているように思う」

    「アップグレードを確認できたのは素晴らしいことだ。ファクトリーのスタッフは質の高いコンポーネントをもたらすためにとても懸命に仕事をしてくれた。特定のコーナーでクルマの感触は良くなっているし、すでにそこは先週からの前進だ。FP1でガレージを出てすぐにクルマは良くなっていると感じたし、FP2のスタートでもそうだった。午後のセッションは少しだけ悪化したので、報告会で理由を理解していきたい。でも、全体的にクルマの感触はいいし、その部分を修正できると確信している。より一層最大化できるようにプッシュし続けていく」

    バルテリ・ボッタス (2番手)
    「良い週末のスタートが切れた。今日は新しいアップデートを試したし、最初の感触としてはうまく機能している。チームはアップデートを届けるために本当に良い仕事をしてくれた。チームの全員がそのために本当に一生懸命に仕事をしてくれた。まさに期待通りに機能していたし、舞台裏で行われた全てのハードワークのおかげだ。今日は今日にクルマのリアエンドが本当に安定していた。去年は左リアタイヤを重大なブリスターができたいたし、日曜日に暖かくなれば、再び問題になる可能性がある。なので、今日リアが安定していると感じられたのは良いことだ。でも、まだクルマから最大限を引き出すためにはもう少し作業をしなければならない。このトラックでの予選は本当にエキサイティングだ。多くのコーナーがあるわけではないので、フロントローを獲得するにはそれらひとつひとつを攻略する必要がある」

    関連:
    ・F1オーストリアGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1オーストリアGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • メルセデス、F1オーストリアGPに大幅アップグレードを投入

    メルセデス、F1オーストリアGPに大幅アップグレードを投入

    メルセデスは、F1オーストラリアGPにW09に今シーズンここまでで最大級の空力アップグレードを持ち込んでいる。

    先週末のF1フランスGPでエンジンアップグレードを投入したメルセデスだが、その1週間後のレッドブル・リンクにサイドポッドやリアウイングの改良を含めた大幅なアップグレードパッケージを持ち込んだ。

    サイドポットにはボディワークを取り囲むように設置されたアッパーエレメントに新たなインレットが設けられ、バックミラーから伸びたステーが空力パーツとして統合されている。バージボード周りも改良が加えられ、リアウイングにもマクラーレン風のインレットが追加された。

    メルセデス W09 サイドポッド周り アップグレードメルセデス W09 リアウイング アップグレード

    ルイス・ハミルトンは、まだアップデートによる効果がどれくらいのものになるかはわからないが、メルセデスが2018年にここまで生産したなかで最大の変更であり、大きな前進を期待していると語る。

    「ここまで僕たちはあまりクルマへの開発パーツが多くなかったので、目にすることができてとても嬉しいよ」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「スタッフが量よりも質をもたらすためにますます懸命に仕事をしていたのはわかっている。今週末新しいパーツを見ることができて嬉しいし、コース上で試すのを本当に楽しみにしている。他ドライバーとのバトルで脅威を与えることになるのは間違いないだろう」

    「今年のクルマにはあまり新しいパーツが装着されていなかったので、クルマに搭載されることに興奮しているし、最初の本格的なップグレードだ。素晴らしいことだね」

    「特定のコーナーで最初にダウンフォースの数ポイントを感じられるし、改善を感じられるものだ。明日それを経験して、サーキットのどの部分で改善の効果が出ているかを把握するのを楽しみにしている」

    「あまりパーツは見ていないし、午前中に話をしただけだ。彼らはずっと前にそれについて話してくれていたけど、僕はそれについてあまり考えていなかった。僕はどのようにして適切なクルマを得て、自分にできることしか考えていない。でも、アップグレードがそれ以上に僕の助けになってくれることを期待している」

    チームメイトのバルテリ・ボッタスも、フェラーリやレッドブルとの接戦を考えれば、新しいパーツによってシャシー面で得られるどんな改善も歓迎だと語る。

    「大規模な改善であることを期待している」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「理論的にはそれなりのアップグレードだし、今年はどんな小さなゲインでも本当に必要なので、試すのを他の楽しみにしている」

    「先週末は新しいエンジンが投入されてポジティブだったけど、エンジンでさえ、僕たちとフェラーリとの間のマージンはとても小さい。過去数年のように自分たちが優位性を持っているとは感じていないし、どんな小さなゲインも重要だ」

    ルイス・ハミルトンは、レッドブル・リンクの短いラップでこれまでのシーズンで最も接戦の予選になると考えており、Q3のラップタイムは1分に近づく可能性があると考えている。

    「全員が何らかのアップグレードをしているし、おそらく今シーズンで最も接戦な予選セッションのひとつになると思う。それは僕のフィーリングだし、間違っているかもしれない」

    「十分なギャップで1-2を得られることを期待している。でも、接戦になることも期待しているよ」

  • ルイス・ハミルトン、メルセデスと年間58億円の大型契約に合意との報道

    ルイス・ハミルトン、メルセデスと年間58億円の大型契約に合意との報道

    ルイス・ハミルトンが、メルセデスと年間5200万ポンド(約58億円)の2年契約に合意し、唯一の決断はそれがイギリスGPとドイツGPのどちらで発表するかだと報じられている。

    情報源によると、すでにルイス・ハミルトンは新たな2年契約にサインを済ませているとも言われている。Daily Mail は、契約は大幅なF1レギュレーション変更を考慮して2021年のオプションは含まれないと報じている。

    契約金額は年間5200万ドルとされ、これまでの契約よりも1000万ドルのアップとなる。現在、F1で最も高給取りなルイス・ハミルトンは、英国で最も稼いでいるスポーツマンのステータスも維持することになる。

    Sport Bild によると、唯一まだ決定していないのは、それをルイス・ハミルトンのホームレースであるイギリスGPで発表するか、もしくはメルセデスのホームレースとなるドイツGPで発表するかだけだと報じている。

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「発表のタイミングが重要だ」と明かしている。

    また、その発表にはバルテリ・ボッタスの残留も発表されるとみられている。メルセデスの発表は、2019年の所属チームを明らかにしていないダニエル・リカルドの動向にも大きな影響を与えるとみられている。

  • メルセデス 「“フェーズ2.1”版F1パワーユニットはコンマ2秒の改善」

    メルセデス 「“フェーズ2.1”版F1パワーユニットはコンマ2秒の改善」

    メルセデスがF1フランスGPに投入した“フェーズ2.1”パワーユニットは1周あたりコンマ2秒の改善を果たしているという。

    メルセデスは前戦F1カナダGPで“フェーズ2”パワーユニットを投入する予定だったが、信頼性に懸念が生じたため延期。今週末のF1フランスGPでさらに改善を加えた“フェーズ2.1”と呼ぶ新スペックを投入した。

    「1レース遅れたが、今使用しているのは新しいエンジンだ」とメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダはコメント。

    金曜日に行われたフリー走行では、ルイス・ハミルトンが両方のセッションでトップタイムを記録。新しいエンジンは“クリーンでフレッシュ”に感じたとの感想を語っている。

    「その差はコンマ1~2秒くらいあるだろう」とニキ・ラウダは付け加えた。

    以前、ニキ・ラウダは、現在F1で最速のパッケージはフェラーリであることは“明白”だと語っていた。

    「他が何をやっているかは誰にもわからないし、我々のエンジンがここでうまく機能することを願っている。ポールポジションに戻れることが重要だ」とニキ・ラウダは続ける。

    「新しいエンジンを送れて投入したのは、確実であることを望んだからだ。だが、アンディ・コーウェルは完璧な仕事をしている」

    「我々が望んでいることは、我々のエンジンが挽回する助けになることだ。前回のレースでは他の全員が改善していたからね」

  • メルセデス、アップグレード版F1パワーユニット“フェーズ2.1”を投入

    メルセデス、アップグレード版F1パワーユニット“フェーズ2.1”を投入

    メルセデスは、F1フランスGPの初日にカスタマーチームを含めたメルセデスのF1パワーユニットを搭載する全6台にアップグレード版F1パワーユニット“フェーズ2.1”を投入したことを明らかにした。

    当初、メルセデスはF1カナダGPでアップグレードを施した新スペックのF1パワーユニットを投入する予定だったが、信頼性に懸念が生じたため延期。ブリックスワースのエンジン拠点で作業が続けられていたが、今週末のF1フランスGPでも導入を見送る可能性が報じられていた。

    メルセデスは、F1フランスGPのフリー走行1回目の直前、今週末ワークスチームとフォース・インディア、ウィリアムズの6台に新品のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hを搭載したことを発表していたが、それが新スペックのものか旧スペックのものかはフリー走行2回目の後に発表するとしていた。

    公約通り、メルセデスはフリー走行2回目の終了後にパワーユニットの詳細を発表。コンポーネントは信頼性とパフォーマンスを改善したアップグレード版だと説明した。

    「これらの新しいコンポーネントは、信頼性とパフォーマンスにアップデートさせたアップグレード仕様です」とメルセデスは述べた。

    「カナダで“フェーズ2”パワーユニットを投入する予定でしたので、これは改善が加えられたフェーズ2.1です」

    「ブリックスワースのチームによる素晴らしい努力のおかげです! ブリックスワースのメルセデスAMG HPPのクルーは6基のレースユニットとスペアを用意します。残りの週末でもこれらのパワーユニットを引き続き使用していきます」

    F1フリー走行の金曜フリー走行では、FP1でルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがタイムシートの1-2を独占。FP2ではバルテリ・ボッタスのマシンに水漏れのトラブルが発生してわずか7周の走行に留まり7番手タイムだったが、ルイス・ハミルトンは27周を走行して2番手のダニエル・リカルド(レッドブル)に0.704秒差をつけてトップタイムをマークしている」

  • メルセデス:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    メルセデス:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    メルセデスは、F1フランスGP初日のフリー走行で ルイス・ハミルトンがトップタイムを記録。バルテリ・ボッタスは7番手タイムだった。

    ルイス・ハミルトン (1番手)
    「ここは美しいし、本当に素晴らしい場所だ。新しいサーキットに来るのはいつも挑戦だけど、常に新しいことを学んでいるものだし、僕は他の誰よりも先にそのリズムの中に入り込もうとするのが大好きなんだ」

    「多くの異なるラインを取ることができるし、トラックのリファレンスポイントを見つけるのはトリッキーだ。カラフルなラインはさており、自分がどこにいるかを伝えるのが難しい。例えば、バックストレートにはコーナーがどこかを知るための場所がいくつもある。見極めるのが本当に難しい。新しいエンジンはクリーンでフレッシュな感じがするけど、全員がエンジンのパワーを上げる明日になるまで完全なポテンシャルはわからない。ファクトリーのみんなが正しい方法でこのエンジンを用意するために本当に懸命にプッシュしてきたし、彼らに心から感謝したい。これを使って素晴らしい結果を出せることを願っているよ! 今日は良いセッションだった。今後も週末を通してこのパフォーマンスを維持する必要がある」

    バルテリ・ボッタス (7番手)
    「フランスにレースのために戻ってきたことを楽しんでいる。ここではジュニアフォーミュラでしかレースをしたことがないし、グランプリが開催されるのはクールなことだ。好きなサーキットだけど、難しいし、非常にテクニカルなトラックだ。特にターン6とターン7からバックストレートへ入るところはね。FP1はまずまずだったけど、FP2はちょっとトリッキーだった。少ししか走れなかったし、そのあと水漏れが発生してしまった。現在、調査中だ。残念ながら、それによってあまり多くのロングランができなかった。今日は新スペックのエンジンを走らせたけど、フレッシュでいい感じだ。でも、まだフルパワーでは走っていないし、もっと多くのポテンシャルを発見できるはずだ。水漏れの原因を特定する必要があるけど、新しいエンジンで走行を続けられると確信している。両方のセッションで競争力があったけど、フェラーリが金曜日にパフォーマンスを隠しているのはわかっているし、明日と日曜日が僕たちにとってどのような展開になるか見てみよう」

    関連:
    ・F1フランスGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1フランスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • メルセデス、F1フランスGPでも新スペックPUの導入を見送り?

    メルセデス、F1フランスGPでも新スペックPUの導入を見送り?

    メルセデスは、F1フランスGPの週末を迎えてもまだ新スペックのパワーユニット導入を確認しておらず、ドライバーを務めるルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは導入がさらに遅れる可能性を示唆している。

    メルセデスは、前戦F1カナダGPでカスタマーを含めた6台にアップグレード版のパワーユニットを導入する計画を立てていたが、ダイナモ上で信頼性問題が発生したため、導入を見送っていた。

    それ以降、メルセデスは改良を重ねてダイナモでの走行を継続しており、ポール・リカール・サーキットで新スペックのパワーユニットを使用するかどうかはぎりぎりで最終決定するとされている。

    ひとつの可能性として報じられているのは、金曜日に旧型エンジンを使用することでさらなるダイナモでの走行時間を稼ぎ、ブリックスワースのエンジン施設で進展がもたらされれば、土曜日から新しいパワーユニットを搭載するというもの。

    それが実現しない場合は、メルセデスは土曜日に旧スペックの新品パワーユニットを投入しなければならず、理論的にそのユニットで今後7戦を戦うことになる。

    今後数レースで新スペックの問題が解決されたことが証明された場合、新品の“旧スペック”は温存され、パワーがそれほど重要ではないサーキットで再び使用されるとみられている。

    そのようなシナリオについて質問されたルイス・ハミルトンは「現時点ではわからない」とコメント。

    「新しいエンジンの1基が僕の3基のうちのひとつになればそれでも十分に良いかもしれない」

    「開幕7戦で僕たちが使ってきたエンジンは素晴らしいエンジンだ。それがよりフレッシュで新しいバージョンになるなら素晴らしいだろうし、もちろん、前回のレースで使用したマイレージを重ねたエンジンよりも多くのパワーがあると思う。個人的には心配はしていない」

    「明日もしくは今後数日で自分たちがどのような立場にいるかもっと理解できるかもしれない」

    ルイス・ハミルトンは、メルセデスのエンジン責任者を務めるアンディ・コーウェルと常に連絡を取っていると語る。

    「今週末に向けて、アンディには今週も先週も電話をしたし、僕は彼やスタッフたちに完全な信頼を置いている」

    バルテリ・ボッタスは、エンジンに関する決定は金曜日のプラクティス後に下される可能性があることを示唆している。

    「僕たちが新しいエンジンを投入する必要があるのは確かだ。このエンジンは7戦を走ったものだし、僕たちは新しいエンジンを走らせるのを心待ちにしている。でも、投入できるかどうかは明日確認する必要がある」

    「タイトルを獲得したいのであれば、新しいエンジンを含め、どんなゲインでも非常に重要だ。僕たち全員が新しいエンジンを得られることを願っている。現時点ではそれが僕たちのプランだけど、とにかく確認する必要がある」

    「2週間前から新しいエンジンの状況が改善されていると確信している。もし、僕たちがそれを走らせることに決めた場合は、それは走らせることに100%の自信を持っているということだ」

    バルテリ・ボッタスは、7戦を走った古いスペックを継続して使用しなければならないとすればそれは痛手だと認める。

    「新スペックは大きなゲインになるし、僕たちはそれを必要としている」

    関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール