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  • ルイス・ハミルトン、ライコネンの謝罪を受け入れて発言を撤回

    ルイス・ハミルトン、ライコネンの謝罪を受け入れて発言を撤回

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1イギリスGPのオープニングラップで接触したキミ・ライコネン(フェラーリ)からの謝罪を受け入れ、キミ・ライコネンが意図的にぶつけてきたことを示唆した“興味深い戦略”との発言を撤回した。

    ポールポジションからスタートで出遅れて3番手に順位を落としたルイス・ハミルトンは、さらにターン3でキミ・ライコネンから攻撃を仕掛けられた。

    ルイス・ハミルトンはインサイドにスペースを残していたが、ブレーキングでタイヤをロックさせたキミ・ライコネンは減速できずにハミルトンのマシンに接触。その結果、スピンを喫したルイス・ハミルトンは最後尾にまで後退。一方、キミ・ライコネンはそのままレースを続行し、最初のピットストップで10秒のタイムペナルティを消化する直前は4番手を走行していた。

    最終的に2位までポジションを挽回して表彰台に上がったルイス・ハミルトンだが、母国のファンの前で勝利を手にすることができなかった。

    レース終了後、キミ・ライコネンは「ハミルトンとの接触は僕が悪い」と自らの非を認めていたが、ルイス・ハミルトンはフェラーリによる“興味深い戦略”と発言するなどフラストレーションを露わにしていた。

    さらにメルセデスのチーム代表トト・ヴォルフはフェラーリに対して「意図的か?それとも無能なのか?」とのテクニカルディレクターのジェームス・アリソンの発言に言及。ジェームス・アリソンは元フェラーリの従業員だったこともあり、フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネが「恥ずべきこと」だと不快感を露わにするなど、論争に発展していた。

    しかし、ルイス・ハミルトンは、翌日になって事故はレーシングインシデントだったと考えを改め、フェラーリの行為を反則だと訴えたのは間違っていたと述べた。

    ルイス・ハミルトンは「キミから謝罪があったし、僕はそれを受け入れて前に進む。あれはレーシングインシデントだったし、それ以上のものではない。時々、僕たちは汚い言葉を口にしてしまうこともあるけど、そこから学んでいく」と Instagram に投稿した。

    これに対して、フェラーリも公式Twitterでフェラーリも「ルイス・ハミルトンの今日のコメントに感謝する。彼はイギリスGPでのスタートの際の出来事が“レーシングアクシデント”だと言ってくれた」と述べ、遺恨は拭い去られたようだ。

    トト・ヴォルフも自らのコメントについて反省を口にしている。

    「感情にまかせた愚かなコメントだった」とトト・ヴォルフはコメント。

    「だが、愚かな出来事が直近の3レースのうち2レースで起きていた。私がそういう感情を抱いていたのはそれが理由だ」

    また、ルイス・ハミルトンは、F1イギリスGPのレース終了後に元F1ドライバーのマーティン・ブランドルからのトップ3インタビューを受けずに表彰台の待機室に向かった件についても説明した。

    「みんなとチームのためにトップに返り咲こうとして3kg近く減量していた。話しをするだけでなく、立っているエネルギーさえほとんどなかった。理解できない、認められないと言う人がいても、僕はそれを完全に理解する」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「でも、怒っていてやったことではない。文字通り、肉体的にも精神的にも疲れ切っていたんだ」

    「今週末、本当に素晴らしい応援をしてくれたみんなに感謝している。勝つ時も負ける時も一緒だ。前へ、そして上へ進もう」

    また、ルイス・ハミルトンはファンに向けて「いろんな欠点を持つ僕を愛してくれてありがとう」とコメント。

    「自分が完璧ではないことはわかっている。自分がどういうやつなのかを受け入れ、自分自身を愛することが本当に重要だと思う。今日も格好よく、自分らしくいこう。誰が何を思おうと気にせずにね」

  • メルセデス、フェラーリを非難 「意図的か?それとも無能なのか?」

    メルセデス、フェラーリを非難 「意図的か?それとも無能なのか?」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、F1イギリスGPのオープニングラップでまたもチャンピオンシップを争うチーム同士がぶつかったことを受け、フェラーリを非難した。

    ポールポジションからレースをスタートしたルイス・ハミルトンは、1コーナーで3番手まで後退。その後、ターン3でキミ・ライコネンにぶつけられてスピンを喫して最後尾まで後退することになった。

    2週間前のフランスGPではバルテリ・ボッタスが第1コーナーでセバスチャン・ベッテルに追突されている。ベッテルの接触については5秒、今回のライコネンには10秒ペナルティが科され、ライコネンは最初のピットストップでタイムペナルティを消化している。

    レース後、表彰台に上ったルイス・ハミルトンはアクシデントをフェラーリによる“興味深い戦術”だと皮肉った。

    インシデントについてどう思うかと質問されたトト・ヴォルフは「レーシングインシデントか。残念なことっだ。ル・カステレで最初にやられて、今度はここで2度目だ」と Sky Sports にコメント。

    「大量のコンストラクターポイントだからね。ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)の言葉を借りれば『意図的か?それとも無能なのか?』だ。つまり、そこから判断すればいいということだ」

    フェラーリのキミ・ライコネンは、接触は自分に非があったと認め、ペナルティを受けるに相応しいものだったと語っている。

    パルクフェルメでペナルティは妥当だったかと質問されたキミ・ライコネンは「そうだね。僕のミスあった。あれは妥当だ」とコメント。

    「僕はペナルティに値するし、10秒ペナルティを受けて、戦い続けた。そういうものだ」

    「3コーナーで僕がロックして、ルイスのリアにヒットし、彼がスピンしたのは明らかなことだ。僕が悪い。そういうこともある。簡単なレースではなかった」

    ルイス・ハミルトンはなんとか巻き返して2位フィニッシュを果たしたものの、フェラーリはダブル表彰台を達成したことで、両方の選手権でリードをさらに広けている。

    それでも、トト・ヴォルフはホームレースであるドイツGPまでにはメルウセデスが自分らしさを取り戻すことを確信していると語った。

    【動画】 ルイス・ハミルトンとキミ・ライコネンの接触

    関連:F1イギリスGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季4勝目!!

  • メルセデス:F1イギリスGP 予選レポート

    メルセデス:F1イギリスGP 予選レポート

    メルセデスは、2018年のF1世界選手権 第10戦 イギリスGPの予選でルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスが4番手だった。

    ルイス・ハミルトン (1番手)
    「あのラップですべてを出し切った。これまで予選セッションで最もタフなラップだった。クルマからタイムを引き出すために限界を超えなければならなかったし、ラップをうまくまとめられない可能性もあったので、それができて本当に嬉しい」

    「ファンのみんなが僕を応援してくれているのはわかっていたからね。僕がトラックに出るたびに声援を送ってくれているのが見える。このサーキットで僕が受けるサポートは本当に驚異的だ。僕にとってはかけがえのないものだし、本当に力をくれる。レースはスタートとタイヤマネジメントが鍵を握るなるだろう。今夜スタッフと会って、明日はできる限りうまくやれるようにプッシュし続けようと言うつもりだ」

    バルテリ・ボッタス (4番手)
    「がっかりしている。今日のペースは良かったし、すべてが順調に進んでいたけど、最後の2つのコーナーで失ってしまった。ターン16で少し深く入りすぎてしまい、コンマ数秒を失って4番手に落ちてしまった。あのミスがなければ今日はポールを争えていたと思う。フェラーリは昨日からすでに強く見えたし、今日はとても拮抗していた、明日も同じような接戦になると予想している。明日、彼らを追い抜くのは簡単ではないだろうけど、以前にこのトラックでオーバーテイクできているので、まだチャンスはあるはずだ。先週のオーストリアではブリスターが発生していたので、高温になることを考えれば、明日はタイヤを良好な状態に保つことが鍵になるだろう。長く暑いレースになるだろうし、タフなバトルになると思うけど、楽しみにしているよ」

    トト・ヴォルフ (メルセデス モータースポーツ責任者)
    「トップの3台が0.1秒差以内で並び、これ以上の予選セッションは求められないだろう。今日の雰囲気は信じられないものだった。ルイスが通過するたびに観客の歓声がクルマのノイズを上回って聞こえてきたし、あの声援が今日の差になったのではないだろうか。最終的には彼はセバスチャンを0.044秒上回ったにすぎず、バルテリもそのバトルに加わっていたが、終盤のコーナーでミスがあり、0.2秒ほどを失ったのが影響した。明日がタフなレースになることはもうすでにわかっている。特にルイスの真後ろからフェラーリの2台がスタートするからね。まだどうなるかわからない。トップでフィニッシュしたければチームとしてベストを尽くす必要がある」

    関連:F1イギリスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション獲得!

  • メルセデス:F1イギリスGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデス:F1イギリスGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデスは、F1イギリスGP初日のフリー走行でルイス・ハミルトンが2番手タイム、バルテリ・ボッタスが3番手タイムだった。

    ルイス・ハミルトン (2番手)
    「最高の雰囲気だ。天気もいいし、観衆も素晴らしかった。路面はこれまで最速だし、コプスとターン1は全開だし、ターン2ではDRSがある。常軌を逸しているよね。このトラックは速ければ速いほどいい。世界で最速のトラックだと思うし、走っていると戦闘機を運転しているように感じる」

    「ただ、これまでで経験したなかで最もバンプのあるトラックでもある。ノルドシュライフ並み。今のスピードとGフォースを考えれば、今年最も体力的にきついレースになるだろう。今日はソフトとミディアムタイヤを使った。ソフトの方がミディアムより感触が良かったし、長く持つ。このトラックでタイヤにかかる力や負荷を考えればいい感じだ。今週末はかなり拮抗しているし、フェラーリは本当に速い。僕たちは本格的なバトルを繰り広げているし、それはファンにとって素晴らしいだろう。僕たちは好転できることを期待している」

    バルテリ・ボッタス (3番手)
    「トラックはこれまでの年と比べてかなり違う。新しい舗装はグリップ力は高いけど、同時にバンプが多い。幸い、パフォーマンス面で僕たちに影響はないみたいけどね。ターン9やターン13といった高速コーナーではちょっとトリッキーだ。でも、新舗装でグリップも上がっているので大きな問題ではない。今日はソフトタイヤをそれなりに機能させることができた。路面温度が50度を超えていたので、少しオーバーヒートを起こしていた。土曜日と日曜日も似たようなコンディションになると予想している。ハードタイヤの方はもっと頑丈な感じだ。少し遅いけど、長く持つ。フェラーリはとても競争力がある。明日はもう少しパフォーマンスを見つけられると思うけど、かなりの僅差になるだろう」

    関連:
    ・F1イギリスGP フリー走行2回目:セバスチャン・ベッテルがトップタイム
    ・F1イギリスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • ルイス・ハミルトン 「新路面のバンプはノルドシュライフ並み」

    ルイス・ハミルトン 「新路面のバンプはノルドシュライフ並み」

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、シルバーストン・サーキットの新しい路面のバンプは“ノルドシュライフ(ニュルブルクリンク 来たコース)”のようだとしつつも、再舗装によってトラックは“これまでで最速”になったと考えている。

    ルイス・ハミルトンは、FP1でトップタイムを記録したが、気温と路面温度が上昇したFP2ではフェラーリのセバスチャン・ベッテルに0.187秒差の先行を許した。

    前戦オーストリアGPでは33戦ぶりにリタイアを喫してセバスチャン・ベッテルにドライバーズ選手戦の首位の座を明け渡したルイス・ハミルトンは、今週末もフェラーリとは“かなりの接戦になる”と考えている。

    F1イギリスGPを4連勝しているルイス・ハミルトンは、冬の間に再舗装されたシルバーストンの路面は新たなチャレンジを楽しんでいるが、路面のバンプには批判的だ。

    「路面はこれまで最速だし、コプスとターン1は全開だし、ターン2ではDRSがある。常軌を逸しているよね」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「このトラックは速ければ速いほどいい。世界で最速のトラックだと思うし、走っていると戦闘機を運転しているように感じる」

    「ただ、これまでで経験したなかで最もバンプのあるトラックでもある。ノルドシュライフ並み。今のスピードとGフォースを考えれば、今年最も体力的にきついレースになるだろう」

    「今週末はかなり拮抗しているし、フェラーリは本当に速い。僕たちは本格的なバトルを繰り広げているし、それはファンにとって素晴らしいだろう。僕たちは好転できることを期待している」

    今週末、ルイス・ハミルトンが勝利すれば、6勝という最多記録を更新する。

    関連:
    ・F1イギリスGP フリー走行2回目:セバスチャン・ベッテルがトップタイム
    ・F1イギリスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • バルテリ・ボッタス 「タイヤのオーバーヒートに対処する必要がある」

    バルテリ・ボッタス 「タイヤのオーバーヒートに対処する必要がある」

    メルセデスのバルテリ・ボッタスは、今週末のシルバーストンの高い気温にとってメルセデスがタイヤのオーバーヒートに苦しむことを懸念している。

    先週のF1オーストリアGPでは、気温が上昇したことでルイス・ハミルトンが酷いブリスターに苦しんでおり、バルテリ・ボッタスは、今週末もフェラーリに対してタイヤのオーバーヒートがメルセデスの弱点になることを懸念している。

    「ソフトタイヤは問題なく機能させられているし、このトラックでの感触はかなりいい」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「でも、今日は路面温度が50℃を超えたことで、僕たちはオーバーヒートの問題を抱えていた。土曜日と日曜日の午後も同じくらいになりそうだし、とにかくそれに対処する必要がある」

    「以前も目にしたように、硬い方のタイヤは少し頑丈になっている。少し遅いけど、長持ちするだろう」

    「ここまでは問題ないけど、温度が高くなっていたし、レースは金曜日のロングランよりもはるかに長いので、問題になる可能性がある。日曜日にどうなるか見てみよう」

    バルテリ・ボッタスは、今シーズン初めて金曜プラクティスでトップに立ったッフェラーリのセバスチャン・ベッテルのペースに注目している。バルテリ・ボッタスは3番手タイムでセッションを終えたが、メルセデスとフェラーリの4台は0.5秒以内にひしめている。

    「フェラーリは本当に競争力がありそうだ。僕たちがもっとパフォーマンスを見つけられるのは確かだけっど、いつものように接戦になるだろう」

    先週末のF1オーストリアGPでハイドロリックの問題でリタイアを喫したバルテリ・ボッタスは、今週末に向けて暫定的に新品のエンジンを搭載。以前のエンジンはファクトリーで調査が続けられている。バルテリ・ボッタスはすでにシーズンの3基目のエンジンとなるが、メルセデスは以前のエンジンも使用できると自信を見せている。

    関連:
    ・F1イギリスGP フリー走行2回目:セバスチャン・ベッテルがトップタイム
    ・F1イギリスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • バルテリ・ボッタス、3基目のエンジンを搭載 / F1イギリスGP

    バルテリ・ボッタス、3基目のエンジンを搭載 / F1イギリスGP

    バルテリ・ボッタスは、F1イギリスGPのフリー走行で3基目のF1エンジンを使用。メルセデスはフランスとオーストリアでボッタスが使用したパワーユニットのさらなるチェックを進めている。

    先週末のF1オーストリアGPでのバルテリ・ボッタスのリタイアはハイドロリックによって引き起こされたものだったが、チームは突然のシャットダウンでマシンがストップしたことで、エンジンに熱処理の問題が起こった可能性を懸念している。

    そのため、バルテリ・ボッタスはF1イギリスGPで新品のターボ、MGU-H、MGU-Kを投入。まだペナルティは科せられないが、それぞれのコンポーネントは年間使用制限の上限に達した。

    一方、同じリタイアを喫したルイス・ハミルトンのマシンにも同じような懸念があったが、ハミルトンのパワーユニットは同じものが搭載されている。

    バルテリ・ボッタスのオーストリアGPのエンジンは、ブリックスワースのメルセデスのエンジン拠点でチェックされ、問題ないとの判断が出れば、プールに戻されて、F1ドイツGPのフリー走行で再び使用されると考えられている。

    メルセデスの広報担当は「PU2はオーストリアでのリタイア後に熱がこもって高い温度に達したため、いくつかリスクを伴う可能性があります」とコメント。

    「彼(ボッタス)にはここで新品を投入し、我々はしっかりとチェックしてホッケンハイムでまた以前のエンジンンを走らせる予定です」

    メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、クルマをコース上で止めることは常にパワーユニットにリスクが伴うと述べていた。

    「どこかで不具合が起こってクルマが無秩序に停止し、システムが異常な方法でシャットダウンされるたびに、クルマには未知の故障が潜んでいる可能性がある。ペナルティを引き起こす封印されたクルマの特定のパーツが制御されていないシャットダウンによって影響を受けてないことを確認するための必要なチェックをすべて完了するまでは完全には確信できない」

    関連:2018年 F1イギリスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • メルセデス、ダブルリタイアとアップグレード版PUの関連性を否定

    メルセデス、ダブルリタイアとアップグレード版PUの関連性を否定

    メルセデスは、F1オーストリアGPでの両ドライバーの不具合はアップグレード版パワーユニットとは関連性はないとしているものの、今週末のF1イギリスGPでパワーユニットコンポーネントを交換する必要性については慎重な姿勢をみせている。

    前戦オーストリアGPで、メルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがパワーユニットのトラブルでダブルリタイア。メルセデスのダブルリタイアは、2016年のF1スペインGPでの同士討ち以来となる。

    メルセデスは、ルイス・ハミルトンのトラブルは燃料ポンプの故障によるパワー低下であることを確認。燃料ポンプはペナルティの対象とはならないアイテムだが、その故障とシャットダウンによって、パワーユニットの他の場所に問題を引き起こす可能性がある。

    バルテリ・ボッタスのリタイアはハイドロリックの問題であるが、同様に谷問題がないことを確認する必要がある。

    メルセデスは、当初F1カナダGPでの導入を予定していたアップグレード版パワーユニットに信頼性への懸念があるため、次のフランスGPまで投入を遅らせている。

    現在、ルイス・ハミルトンは、ICE(内燃エンジン)とターボチャージャー、MGU-Hを2基目、MGU-Kとエネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを1基とまだ各コンポーネントに1基ずつ余裕があるが、バルテリ・ボッタスに関してはエネルギーストアとコントロールエレクトロニクスが2基目に達しており、次の交換でグリッド降格ペナルティが科せられる。

    メルセデスは、二人のドライバーのトラブルはまったく別物であり、それぞれフランスGPで導入されたアップグレード版パワーユニットとは関連性はないとしている。

    「同じ故障ではなく、完全に別物だ」とメルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンはコメント。

    「バルテリのマシンはハイドロリックの不具合であり、パワーステアリングから始まり、最終的にギアシフトができなくなり、クルマの停止に繋がった」

    「ルイスのケースは燃料ポンプの故障で、エンジンに燃料が供給されなくなり、停止させなければならなかった」

    「完全に別々の故障であり、どちらも新しいパワーユニットの導入との関連性はない」

    ジェームス・アリソンは、どちらのエンジンにも問題はないと確信してはいるものの、ドライバーが緊急で停止しなければならない際には何らかの懸念はあると認める。

    「ペナルティを科せられる可能性があるパーツの交換が必要かどうか? 我々はそうなることは望んでない。両方の故障は限定されたアイテムでのものであり、ペナルティを科せられるクルマの封印されたエリアに進入することなく交換できるものだ」とジェームス・アリソンはコメント。

    「だが、望んでいないと言ったのは、どこかで不具合が起こってクルマが無秩序に停止し、システムが異常な方法でシャットダウンされるたびに、クルマには未知の故障が潜んでいる可能性があるからだ。ペナルティを引き起こす封印されたクルマの特定のパーツが制御されていないシャットダウンによって影響を受けてないことを確認するための必要なチェックをすべて完了するまでは完全には確信できない」

    「現時点で、故障とは関係のないパーツに過度のリスクを冒さないようにやるべき仕事を少しかかえているが、クルマがシャットダウンした結果としてダメージはあるかもしれない」

    「だが、我々はそうは思っておらず、シルバーストンでは良い状態でいられると思っている」

    F1オーストリアGPをノーポイントで終えたことで、メルセデスはドライバーズとコンストラクターズの両方の選手権でフェラーリに首位の座を明け渡している。

    関連:2018年 F1イギリスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ルイス・ハミルトン 「フェラーリのF1エンジンはメルセデスを抜いた」

    ルイス・ハミルトン 「フェラーリのF1エンジンはメルセデスを抜いた」

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリのF1エンジンはメルセデスを抜いたと考えている。

    F1オーストリアGPでは、メルセデスの2台のパワーユニットにトラブルが発生してダブルリタイア。逆にフェラーリはダブル表彰台を獲得して、ドライバーズとコンストラクターズの両方のチャンピオンシップでメルセデスを抜いて首位に躍り出た。

    ルイス・ハミルトンは、F1エンジンの序列でもフェラーリがメルセデスを上回っていると考えている。

    「その意味では彼らは僕たちの前にいる。それは間違いない」とルイス・ハミルトンはコメント。

    F1エンジンの勢力図で3番目となるルノーを搭載するレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーは「フェラーリはスーパーエンジンを持っている」と Globo にコメント。

    「おそらく我々はシャシーはトップ3のなかでベストだが、我々は彼らを抜くことができない。彼らにはあり余るほどのパワーがある」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも同意する。

    「彼らに印象的なパワーがあることを確認するのはそれほど難しいことではない」

    F1オーストリアGPでダブル入賞を果たしたザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、今年のザウバーの目覚ましい進歩は2018年のフェラーリのエンジンのおかげだと認める。

    「同じバージョンのエンジンを持っていることは我々にあらゆる違いをもたらしている」とフレデリック・バスールはコメント。

    「我々は段階的にシャシーを改善させているが、今年のエンジンの助けを借りていることは否定できない」

    F1オーストリアGPでは、同じくフェラーリのエンジンを搭載するハースも4位と5位でダブル入賞を果たして大量22ポイントを獲得。フェラーリのF1エンジンを搭載する全6台がトップ10に入った。

  • メルセデスF1、ジェームス・ボウルズへの“公開謝罪”強要を否定

    メルセデスF1、ジェームス・ボウルズへの“公開謝罪”強要を否定

    メルセデスは、F1オーストリアGPで戦略ミスを犯したチーフストラテジストのジェームス・ボウルズに無線で“公開謝罪”させたとの見解を否定。彼のリーダーシップを称賛した。

    F1オーストリアGPの14周目にバルテリ・ボッタスがリタイアしたことをバーチャルセーフティカーが導入。レッドブルとフェラーリはダブルストップを敢行したが、メルセデスはトップを走行するルイス・ハミルトンをステイアウトさせ、それが原因でトップの座をマックス・フェルスタッペンに明け渡すことになった。

    戦略ミスが発覚した後、ルイス・ハミルトンの担当エンジニアのピーター・ボニントンではなく、チーフストラテジストであるジェームス・ボウルズが無線で直々に謝罪。“ルイス、私のミスだ。申し訳ない”“私が勝利を捨てた”とハミルトンに語りかける無線が世界中の何百万人が見守るテレビ放送で流れることになった。

    レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、他チームの状況はわからないが、チーフストラテジストに謝罪をさせるのは“不公平”だとの意見を述べている。

    「他チームの複雑な細部を知ることは常に難しいことだが、一つ言えるのは、チームとして勝ち、チームとして負けるということだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「だからこそ、我々は成功や失敗について個人について話すことはほとんどない。なぜなら、ぞれは個人に不公平な注目とプレッシャーを与えるからだ。チームとしての我々の哲学は、個人ではなく、集団の責任だということだ。もちろん、説明責任はあるべきだが、公開されたフォーラムではなく、閉鎖された適切な環境で処理されるべきだ」

    クリスチャン・ホーナーは、ジェームス・ボウルズがルイス・ハミルトンのモチベーションのために介入する必要があったのかどうかも疑問視している。

    「私はルイスと仕事をしたことがないし、何が彼の目を覚まさせるかもわからないが、誰かのためにあのようなことをする必要があるというのはかなり奇妙に感じる。4番手からトップに浮上させるよう速く走ることをドライバーに促すために彼らを犠牲にする必要などあるだろうか」

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングではそのような状況は決して許さないと語る。

    「それは私の運営方法ではない。私の見解、そして、このチームのチーププリンシパルとして私の役割は、従業員を保護し、最良の方法えで彼らの代理を務めることだ。良い日であれ、悪い日であれね」

    しかし、メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、チームが取った対応は失敗に対する健全な態度を示しているとし、ジェームス・ボウルズのリーダーシップを称賛した。

    「ジェームス(ボウルズ)の声を無線で聞くことは時々あるはずだ。微妙な伝達事項や難しいメッセージがある特殊な環境ではそれは普通のことだ」とジェームス・アリソンはメルセデスのYouTubeチャンネルでコメント。

    「レースエンジニアを仲介せずにドライバーにメッセージを伝えなければならないときもある。通常のコミュニケーションルートは、ストラテジストがレースエンジニアに伝え、そこからドライバーに伝わる。レースエンジニアはそれを担当している。だが、伝言ゲームを避けたいときもあるし、メッセージが非常に重要な場合もある」

    「今回の場合はかなり個人的なものだった。今回の特殊なケースではジェームスが非常に頼りになるところを見せてくれた。自分から名乗り出て『自分のミスだ、ルイス、本当に申し訳ない』と言ってくれたんだからね。それはジェームスの性格でもあるが、チームの取り組み方でもある。誰かがミスを犯したとしても、非難の集中砲火を浴びせたり、チーム内に重大な論争を引き起こしたりするのではなく、そこから学ぼうというチームのミスに対する姿勢がり、ミスを犯した者は自ら名乗り出る」

    「ジェームスが本当に素晴らしく強力なリーダーシップを見せてくれたと思っている。何が起きたのか、ルイスにきちんと説明しようとした。重要なメッセージだったので、ジェームスはレースエンジニアを仲介して伝えるのではなく、自ら伝えたいと考えたのだ」

    また、ジェームス・アリソンは、ルイス・ハミルトンをピットインさせなかったのは、バーチャルセーフティカーがもっと長く続き、その間にピットに呼び入れるチャンスがあると考えていたからだと説明した。

    「後から考えれば、戦略をああするべきだった思えるとかなり明白なことであっても、実に奇妙なことが起こることもある」とジェームス・アリソンはコメント。

    「決断が下された後に、あらゆることを踏まえた後、後から正しい判断を下すのであれば、私の母だってできるだろう。だが、こういった場合、ストラテジストはジレンマに直面する。レースをリードしている立場は、最も多く失う立場でもあり、最大のジレンマに直面する。一人だけ1回のストップをして、他の全員がストップしないという状況にはしたくない。そうなれば、望まない形に巻き込まれてしまう」

    「我々はバーチャルセーフティカーが1周以上続くと考えており、後続のみんながどうするかを確かめたかった。彼らがストップするのかしないのか。それを待って2周目に決断を下すつもりだったのだ。だが、1周以上は続かず、たった1周で解除されてしまい、楽にストップした後続の全員に敗北を喫することになった。大きな代償を払うピットストップになったし、大きなミスだったと思っている。レース終盤にリタイアという結果に終わっていなければ、大きな代償を支払うことになっただろう」

    ルイス・ハミルトンは、4番手を走行していた64周目にマシントラブルでストップ。少なくとも12ポイントを獲得するチャンスを失い、ドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルに首位の座を明け渡すことになった。