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  • ロン・デニスの“ジーンズ禁止”伝説 マクラーレンF1が築いた新しい働き方

    ロン・デニスの“ジーンズ禁止”伝説 マクラーレンF1が築いた新しい働き方

    マクラーレンF1チームが2025年シーズンで圧倒的な強さを誇る裏には、ザク・ブラウンCEOが築いた「健全で柔軟な職場文化」があるとSky F1が報じた。かつてロン・デニス時代には「ジーンズ禁止令」まで存在したとされる厳格な環境から一転、現在のマクラーレンは「チーム全体が楽しんで働ける職場」へと変貌を遂げている。

    2025年シーズン、マクラーレンは開幕から12勝を挙げ、7度の1-2フィニッシュでシンガポールGP時点でコンストラクターズタイトルを獲得。オスカー・ピアストリとランド・ノリスがドライバーズ選手権1位・2位を独占し、まさに無敵の強さを見せている。

    しかし、成功が新たな課題を生む。ブラウンはSky F1のサイモン・レイズンビーに「最大の挑戦は“バンドを壊さないこと”」と語り、スタッフの流出を防ぐことの重要性を強調した。過去にはメルセデスがレッドブル・パワートレインズに、レッドブルがロブ・マーシャルやエイドリアン・ニューウェイを他チームに失った例もあり、勝利の代償は決して小さくない。

    「文化こそ最大の武器」ジェイミー・チャドウィックが指摘
    Sky F1ポッドキャストに出演した3度のWシリーズ王者ジェイミー・チャドウィックは、マクラーレンの成功要因として「職場文化とチームの調和」を挙げた。

    「勝っていても、職場の雰囲気が悪ければ人は辞めてしまう。モータースポーツはただの仕事じゃなく、ライフスタイル。だからこそ、毎日チームに行きたいと思える文化が必要なの」と語り、ドライバーやスタッフの人間関係も含めた“チーム内のハーモニー”を維持することが今後の鍵になると指摘した。

    ロン・デニス時代との違い──“ジーンズ事件”が象徴
    Sky F1のテッド・クラヴィッツは、ロン・デニスがCEOを務めていた時代のマクラーレン・テクノロジー・センターでは、訪問者がジーンズを履いていたために退場させられた“ジーンズ事件”を振り返った。

    「当時はジーンズを履くなんてあり得なかった。だけど今はザクのもとで許されている」と語り、「ブラウンはシリアスなときは真剣に、でも普段はリラックスしていて、チームにもその雰囲気が伝わっている」と続けた。

    レイズンビーも「トップが柔軟であることがチーム全体の空気を変える」と同調し、ブラウンのリーダーシップがチームの結束と幸福度を支えていると評価した。

    ザク・ブラウン体制が示す“新時代の勝ち方”
    マクラーレンの現在の強さは、単なるマシン性能の優位に留まらない。ブラウンとアンドレア・ステラ代表が築いた「心理的安全性のある組織」が、技術革新を継続的に生み出す土壌になっている。

    過去のF1では、成功が往々にして“緊張と支配”を伴ってきたが、マクラーレンは“自由と信頼”によって同等以上の成果を上げている。その象徴が、「ジーンズもOK」な職場だ。小さなルールの緩和が、創造性や忠誠心を高め、チーム全体の士気を押し上げている。

    この「柔軟で勝てる文化」は、2026年の大規模レギュレーション変更を乗り越える上でも、マクラーレンにとって最大の強みとなりそうだ。

    Source: Sky Sports F1 Podcast

  • マクラーレン F1アメリカGPでGoogle Geminiとコラボした特別カラー

    マクラーレン F1アメリカGPでGoogle Geminiとコラボした特別カラー

    マクラーレン・レーシングは、Google Geminiとのコラボレーションによって制作された虹色に輝く特別カラーのリバリーを発表した。この特別仕様は、2025年のF1アメリカGPとメキシコシティGPでチームのマシン「MCL39」に施される。

    このユニークなGoogle Geminiインスパイアのリバリーは、アメリカおよびメキシコシティGPの週末にMCL39に加え、両ドライバーのレーシングスーツとブーツにも反映される。

    リバリーは水曜日にマクラーレンおよびGoogle Geminiの各チャンネルでデジタル発表され、初の一般公開はファン向けイベント「McLaren Racing Live: Zone Studio」で行われる。

    この無料でチケット不要の没入型ファンイベントは、Google GeminiおよびDell Technologiesとの協力のもと、木曜日から土曜日にかけてオースティン中心部で開催される。イベントでは、Mastercard、eBay、Oktaによるアクティベーションも行われる。

    虹色のリバリーは、Geminiのカラーパレットのきらめきからインスピレーションを受けており、「創造性を解き放ち、日常生活においてインスピレーションと導きを与える個人的で積極的かつ強力なアシスタント」としてのGeminiの役割を表現している。このリバリーとファン体験は、マクラーレンのキャンペーン「Never Stop Racing(止まらないレース)」の一環であり、“In the Zone(ゾーンに入る)”という感覚を伝えることを目的としている。

    マクラーレンは過去にも、Google Chromeとのコラボによる特別リバリーを2023年と2025年のF1イギリスGP、そして2024年のアメリカGPで採用している。

    マクラーレン F1 アメリカGP,アメリカグランプリランド・ノリスとオスカー・ピアストリのレーシングスーツ

  • フェルナンド・アロンソ、マクラーレンF1時代の“1000ユーロ事件”の真相

    フェルナンド・アロンソ、マクラーレンF1時代の“1000ユーロ事件”の真相

    フェルナンド・アロンソ(当時マクラーレンF1)は、2007年のヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)で、自身のクルー全員に感謝の気持ちとして1人あたり1000ユーロ(約15万円)を現金で贈っていたことが、当時のレースエンジニアであるマーク・スレイドの証言によって明らかになった。

    しかしこの“善意の行為”はチーム上層部の怒りを買い、スタッフが解雇されかねない事態に発展していたという。

    突然のリスト作成依頼から始まった出来事
    スレイドはスペイン紙『Marca』に対し、アロンソから「自分のクルー全員のリストを作ってほしい」と頼まれたのが始まりだったと語る。

    「ニュルブルクリンクの初日にフェルナンドがやって来て、『僕のクルー全員の名前をまとめてくれないか』と言った。最初はなぜそんなことを聞くのか分からなかったが、燃料担当、タイヤ担当、部品係など、関係するスタッフをリストアップした」とスレイドは回想する。

    「翌朝、フェルナンドが戻ってきて『このリストの人たちを裏に集めてくれ』と言った。週末の前に“自分の仲間たち”に話をしたいのかと思ったが、彼はこう言ったんだ――『僕はこれまでマクラーレンではやってこなかったけど、自分のクルーに感謝を伝えるのが好きなんだ』と。そして全員に封筒を配った。中には1000ユーロが入っていた」

    マクラーレン上層部が激怒、返金を命令
    ところがその後、チームマネージャーのデイブ・ライアンが険しい表情でモーターホームに現れ、スレイドに問い詰めたという。

    「彼は『ガレージで何が起きた?』と聞き、『フェルナンドがクルーにお金を渡した』と答えると、『そんなことは許されない。全額返却しろ。返さなければ解雇だ』とまで言った」とスレイドは語る。

    「一部ではフェルナンドがメカニックの忠誠心を“買おうとした”と受け取られたが、僕にはそうは見えなかった。むしろチームとの相性の悪さを象徴する出来事だったと思う。彼は謙虚で、僕は彼と働くのが好きだった」

    フェルナンド・アロンソ マクラーレン F1

    確執の果てに別れ、そして再会へ
    2007年シーズン、アロンソはルイス・ハミルトンと激しいタイトル争いを繰り広げる一方で、マクラーレン内部との対立が深まり、シーズン終了後にチームを離脱。翌年にはルノーへ復帰した。

    その後2015年から2018年にかけてマクラーレンに再加入したものの、再び厳しい戦いを強いられた。

    分析:アロンソの情熱とマクラーレン文化の衝突
    この“1000ユーロ事件”は、アロンソの人間味あふれる感謝の表現と、マクラーレンの厳格な企業文化の衝突を象徴している。個人の感謝を直接伝えるアロンソらしい行為が、チーム内の規律重視の体制にとっては“秩序の乱れ”と映った。

    結果的にこの誤解が両者の信頼関係を崩し、2007年の確執をさらに深める一因となった。今振り返れば、それはアロンソの情熱と、組織文化のすれ違いが生んだ“F1の裏舞台のドラマ”だったといえる。

    Source: Crash.net

  • 平川亮、F1アブダビGP FP1出走に5億円超支払い マクラーレン訴訟で判明

    平川亮、F1アブダビGP FP1出走に5億円超支払い マクラーレン訴訟で判明

    マクラーレンとインディカー王者アレックス・パロウの訴訟の中で、トヨタのWECワークスドライバーである平川亮が、2024年F1アブダビGPのフリー走行1回目(FP1)に出走するため、マクラーレンに総額350万ドル(約5億3,000万円)を支払っていたことが明らかになった。

    裁判資料によって浮かび上がったこの事実は、F1チームが若手や外部ドライバーに対して走行枠を高額で販売する“新たな収益構造”を示すものであり、F1界における実力主義と資金力の関係をめぐる議論を呼んでいる。

    FP1+旧型車テストを含む「350万ドルパッケージ」
    訴訟記録によると、この金額には2回の「旧型車テスト(Testing of Previous Cars=TPC)」と、アブダビGPのFP1出走権が含まれていた。

    平川亮はルマン24時間優勝者かつWEC王者として、2024年のアブダビで1時間のセッションを走行。フェラーリのシャルル・ルクレールから1.5秒差、チームメイトのランド・ノリスから1.3秒差の14番手で終えた。

    マクラーレンは、パロウに対して約2,070万ドル(約30億円)の損害賠償を求めている。その中には、パロウのために行ったとされる「TPCテスト費用70万3,000ドル」が含まれているが、パロウ側は「平川亮の支払いが代替収益になっている」として金額の相殺を主張している。

    FP1走行枠が“チームの新たな収益源”に
    現在、F1チームは各マシンにつき年間2回、レギュラードライバー以外のドライバーにFP1出走を義務づけられている。

    この規定が、チームにとって“収益化可能な枠”となっており、有望なドライバーやメーカーが高額を支払って実走経験を得るケースが増加している。

    訴訟文書には、平川亮とトヨタが1回のTPCイベントに80万5,000ポンド(約1億5,000万円)を支払ったことも記されている。これはマクラーレンがパロウのために実施した2回分のテスト費用よりも高額だった。

    平川亮 マクラーレン F1 アブダビGP

    「ノリスも支払っていた」マクラーレン代表が証言
    ザック・ブラウン代表は法廷で、「ランド・ノリスでさえ2019年のフルタイム昇格前はF1チームに費用を支払っていた」と証言した。

    つまり、マクラーレンではジュニアやテストドライバーの段階で資金を提供する形が慣例化していたことを示唆している。

    パロウ側は「マクラーレンとの契約は虚偽や誤解に基づいたもので、結果的に自分が“嘘の約束”に投資させられた」と主張。一方でマクラーレン側はこれを全面否定し、証拠隠滅(WhatsAppメッセージ削除)を指摘されるも「事実無根」と反論している。

    F1の“実力主義”を揺るがす新しい構造
    この裁判で浮かび上がったのは、F1の「才能主義」と「資金主義」の境界がさらに曖昧になっている現実だ。

    FP1走行権がチームにとっての販売可能な“資産”になりつつあり、資金力が豊富なドライバーほど実戦経験を得やすい構図が生まれている。

    とくに若手や他カテゴリからの挑戦者にとっては、資金調達がF1登竜門への必須条件となりかねない。
    マクラーレンのように、テストやFP1の機会を収益化するチームが増えれば、「買えるチャンス」と「純粋な評価の場」が混在する新たな問題を招く可能性がある。

    一方で、チーム側にはコスト回収・財源確保の利点がある。F1マシンの運用コストは1日で数千万単位に達するため、メーカー支援を受けたドライバーを起用することは経営上の合理的判断ともいえる。

    とはいえ、今回の訴訟が示すように、金銭と契約、出走機会をめぐるトラブルはF1の倫理面でも危ういバランスを露呈した。

    今後この構造が常態化すれば、“最速を競う舞台”であるF1の根幹が、静かに変質していく可能性もある。

    Source: Motorsport Magazine

  • アレックス・パロウ、ピアストリ加入に怒り「F1昇格の希望を奪われた」

    アレックス・パロウ、ピアストリ加入に怒り「F1昇格の希望を奪われた」

    マクラーレンの新人オスカー・ピアストリの加入が、アレックス・パロウとチームとの関係崩壊の決定的要因になった──そう証言された内容を『Sky Deutschland』が報じている。

    ロンドンの高等法院では現在、インディカー王者パロウがマクラーレンとの契約を破棄してチップ・ガナッシ・レーシング残留を決めたことに関する、2,070万ドル(約31億円)規模の損害賠償訴訟が進行中だ。マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンも証言台に立った。

    パロウは宣誓供述書の中でこう述べた。

    「唯一魅力的な選択肢はF1への道だった。僕の野望は世界最高峰のシングルシーターシリーズに参戦することだった」

    そして2022年後半、マクラーレンがピアストリのF1昇格を発表した瞬間の心境を明かした。

    「その知らせを聞いたとき、僕はひどく動揺し、心配で、怒りを感じた。マクラーレンが別の新人を契約したからだ」

    報道によると、パロウはその後、ブラウンから「F1への希望はまだある」と説得されたという。さらにブラウンは「ピアストリの成績は君のものと比較される」と語り、ピアストリ起用は「アンドレアス・ザイドルの決定で、自分の判断ではない」とも述べたとされる。

    「その時点で、すべてが変わったと悟った」とパロウは語り、マクラーレンとの関係を断ちガナッシ残留を選んだ理由を説明した。

    さらに法廷では、マクラーレンのスタッフが「訴訟を避けるため内部メッセージを削除した」とされるWhatsAppのスクリーンショットも提示されたが、ブラウンはその指摘を「完全に否定」したという。

    高等法院での審理は引き続き行われている。

    マクラーレンの内部事情と影響分析
    今回の証言で注目されるのは、パロウがF1昇格を目指してマクラーレンとの契約に踏み切ったにもかかわらず、同チームがピアストリを起用したことで心理的な決定打となった点だ。ブラウンが「比較対象になる」と述べたことで、パロウは自身がF1計画から外れたと感じたとみられる。

    また、ザイドル(当時チーム代表)の決定とされた人事判断は、マクラーレン内での権限構造の一端を示唆しており、後にザイドルがザウバーCEOへ移籍した経緯とも関連があるとみられる。

    マクラーレンは2025年シーズンに向けて再びF1での栄光を取り戻しているが、その陰には複雑な契約関係と内部調整が続いていたことを、今回の訴訟は浮き彫りにしている。

  • オスカー・ピアストリ、マクラーレン本社でセナの伝説マシンMP4/6をドライブ

    オスカー・ピアストリ、マクラーレン本社でセナの伝説マシンMP4/6をドライブ

    マクラーレンF1は10月12日、ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)で行われた特別イベントにおいて、伝説のマシン「MP4/6」を走らせ、アイルトン・セナの功績を称えた。

    ステアリングを握ったのはオスカー・ピアストリとランド・ノリス。湖畔を駆ける赤と白のマクラーレン・ホンダの姿がSNSで話題を呼び、投稿動画は数時間で40万回以上再生され、2万件を超える“いいね”を集めた。

    マクラーレンは現在、1980年代後半以来の黄金期を迎えており、このタイミングでの“セナ追悼走行”は象徴的なものとなった。10月5日のF1シンガポールGPで2年連続となるコンストラクターズタイトルを確定させた直後で、チームにとって通算10回目の栄冠。短いオフ期間を利用し、本社で祝賀イベントを開催した。

    MP4/6は1991年にセナを3度目の王者へと導いた名車で、ホンダ製V12エンジンを搭載。ピアストリがこのマシンをドライブする姿に、ファンからは「時代がつながった」と感動の声が寄せられた。

    現在ピアストリはドライバーズランキング首位(336ポイント)で、今季7勝・14表彰台。僚友ノリスが2位(314ポイント)につけ、今季はすでに7度の1-2フィニッシュを達成している。1989年にアラン・プロストとセナが記録した年間10回の1-2まで、あと3回に迫っている。

    エクレストンも絶賛「マックス・フェルスタッペンの次に最高のドライバー」
    元F1最高責任者バーニー・エクレストンも、ピアストリの冷静な走りを高く評価している。

    「彼は仕事をきっちりこなす。ミスをすればそれを認め、他人のせいにはしない。そして二度と同じミスをしないようにする。彼はマックス・フェルスタッペンの次に最高のドライバーだ」とSport.deに語った。

    今季マクラーレンMCL60は、残り6戦を残してタイトルを決めるという前例のない速さを見せ、2023年のレッドブルを上回る最速記録でコンストラクターズチャンピオンを確定。
    一方、レッドブルは夏以降マックス・フェルスタッペンが復調し、モンツァとバクーで連勝、シンガポールで2位を獲得するなど4戦連続表彰台を記録している。夏休み明け以降の獲得ポイントは84点で、ジョージ・ラッセル(65点)、ピアストリ(52点)、ノリス(39点)を上回っている。

    マクラーレン黄金期の再現へ
    セナとプロストが築いた“マクラーレン黄金期”の記憶が、再び蘇ろうとしている。ピアストリとノリスのコンビが残り6戦で1-2フィニッシュ記録を更新すれば、チーム史に新たなページを刻むことになる。

    ピアストリがセナのマシンを操る光景は、伝統と未来が交わる象徴的な瞬間となった。

  • マクラーレン 2025年F1タイトル獲得 – 主要データで振り返る支配的シーズン

    マクラーレン 2025年F1タイトル獲得 – 主要データで振り返る支配的シーズン

    マクラーレンは、2025年シーズン序盤から既に予想されていた通り、シンガポールGPでチームタイトルを確定させた。

    今季は完全にフィールドを支配し、名門ウォーキングのチームが他を圧倒した年となった。マリーナベイでの戦いが終わり、F1.comはその偉業を物語る主要なデータを紹介している。

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    今回のタイトル獲得により、マクラーレンは通算チームタイトル数で通算2位に浮上。9回のタイトルを持つウィリアムズを上回り、首位のフェラーリ(16回)に次ぐ位置となった。

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    マクラーレンは、グランプリ6戦(およびスプリント3戦)を残してタイトルを確定。これは2023年にレッドブル・レーシングが樹立した「史上最速タイトル確定記録」と並ぶものとなった。

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    マクラーレンMCL39は、すでに競争力の高かった前モデルをさらに進化させ、オスカー・ピアストリとランド・ノリスがここまでの18戦で7度の1-2フィニッシュを達成。これは1988年の圧倒的な支配期以来の最多記録である。

    マクラーレンは、チームタイトル獲得数の歴代ランキングで2位に浮上した。

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    これまでのグランプリのうち半分で、ピアストリとノリスがポールポジションを獲得。その内訳はピアストリが5回、ノリスが4回と、オーストラリア人がわずかに上回っている。

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    マクラーレンは1960年代半ばのF1参戦以来、今回で通算10回目のチームタイトルを手にした。
    初タイトルは1974年、エマーソン・フィッティパルディとデニー・ハルムのコンビによるものだった。その後もニキ・ラウダとアラン・プロスト、プロストとアイルトン・セナ、セナとゲルハルト・ベルガー、ミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードらが1980〜1990年代にかけて栄光を築いた。

    ピアストリとノリスは2024年に新たな1ページを刻み、翌2025年にはさらに圧倒的な形でその成功を裏付けた。

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    ポールポジションと1-2フィニッシュを積み重ねたマクラーレンのドライバーコンビは、今季これまでに合計12勝を挙げている。内訳はピアストリが7勝、ノリスが5勝で再びピアストリが僅差で上回った。

    この勝利数は、セナとプロストが16戦中15勝を挙げた1988年以来のチーム最多勝記録となる。

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    両ドライバーが肩を並べたのは表彰台獲得数でも同様で、オーストラリアGPからシンガポールGPまでの間に、ピアストリとノリスそれぞれが14回ずつの表彰台に立っている。

    マクラーレン F1マクラーレンが最後に連覇を達成したのは、1990年代初頭、セナとベルガーがチームメイトだった時代だ。

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    前述の通り、マクラーレンは昨シーズン、1998年以来となるチームタイトルを獲得。そして2025年、今度は1990年代初頭以来となる連覇を達成した。
    当時のマクラーレンはホンダエンジンを搭載し、セナとプロストが1989年にダブルタイトルを獲得。その後、1990年と1991年にはセナとベルガーのコンビで再び頂点に立っている。

    650
    2025年におけるマクラーレンの支配ぶりは数字にも表れている。シンガポールGP終了時点で、彼らの総得点は650ポイントに到達。これは今季ここまでのメルセデスのちょうど2倍のポイント数だった。

    Source: F1.com

  • アレックス・パロウ、マクラーレンF1契約訴訟で証言「裏切られたと感じた」

    アレックス・パロウ、マクラーレンF1契約訴訟で証言「裏切られたと感じた」

    スペイン出身のインディカー王者アレックス・パロウが、マクラーレン・レーシングを相手取った訴訟でロンドン高等裁判所に出廷し、「マクラーレンがオスカー・ピアストリと契約したことを知って怒りと落胆を覚えた」と証言した。彼が「自分のF1シートになる」と信じていた座席は、結果的に別の新人に渡った。

    訴訟の核心は、マクラーレンが主張する契約違反による損害賠償2,070万ドル(約31億円)と、パロウが「F1昇格の約束を受けていた」とする主張の食い違いにある。

    マクラーレン契約の経緯と訴訟の背景
    2022年、パロウはマクラーレンと契約を締結し、インディカーで3年間走ると同時に「F1リザーブドライバーの可能性」を含む内容だった。しかし、当時所属していたチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)が契約延長オプションを行使し、パロウの移籍を阻止。結果的にパロウはマクラーレンとの契約を反故にせざるを得ず、マクラーレンはその損害を理由に法的措置に踏み切った。

    マクラーレン側は、スポンサー契約(NTTデータとの再交渉費720万ドル、他スポンサー損失680万ドル)、他ドライバーの昇格や給与支出(130万ドル)、さらにパロウへのサインボーナス40万ドルの返還を求めている。

    「F1昇格を約束された」と主張するパロウ
    パロウは証言の中で、マクラーレンがF1昇格を約束していたと主張したが、マクラーレンはこれを全面否定している。

    「僕はマクラーレンが別の新人ドライバーと契約したと知って非常に動揺し、怒りを感じた」とパロウは述べた。

    それは2022年9月、ピアストリが「アルピーヌではなくマクラーレンと契約した」とSNSで発表した時のことだったという。

    「当時のマネジメント会社MIMにザク(・ブラウン)に確認してもらったら、『2023年に速いドライバーが必要だった』と言われた」と説明したうえで、「ただ、ザクは『F1のチャンスに影響はない』とも言っていた」と付け加えた。

    ザク・ブラウンは「保証はしていない」と反論
    ザク・ブラウンCEOは10月8日の証言で、「アレックスを欺いたことはない。F1起用を確約したこともない」と主張。

    マクラーレン側の説明によると、パロウには「プランB(怪我などでF1正ドライバーの代役)」や「プランC(ピアストリが期待外れだった場合の起用)」といった“可能性”が提示されただけだったという。

    それでもパロウは、「F1こそがこの契約の唯一の魅力だった」と法廷で強調した。

    ピアストリ契約後の不信とレッドブル接触の経緯
    パロウは、2022年10月にザク・ブラウンと夕食を共にした際、「ピアストリを選んだのはチーム代表アンドレアス・ザイドルの決定だ」と説明されたと述べた。

    さらにブラウンが「2024年にピアストリと自分のパフォーマンスを比較する」と発言したことから、「すでに状況が変わってしまった」と感じ、CGR残留を視野に入れ始めたという。

    2023年6月には、レッドブルのヘルムート・マルコから「アルファタウリのドライバー候補」として接触を受けたと主張。

    しかし、その話をザク・ブラウンに伝えたところ、ブラウンが直接マルコに電話した後、突然話が立ち消えになったという。

    「何が起きたのか分からないが、確実に状況は悪化した」とパロウは述べた。

    マクラーレン側の主張:資金と名誉の損失
    マクラーレンは、パロウの離脱によってNTTデータとのスポンサー契約再交渉や、パト・オワードの昇格費用が発生したと主張している。

    ブラウンは証言で「我々はチャンピオンを失っただけでなく、ドライバーの入れ替えや怪我の影響でチーム運営が混乱した」と語った。

    「本来ならトラックでのパフォーマンスや新スポンサーの獲得に集中すべきだったが、誰が走るのか分からない状況ではそれができなかった」と述べ、パロウによる「 reputational damage(評判の損害)」も訴えている。

    今後の審理と判決時期
    アレックス・パロウは10月10日(金)から反対尋問を受ける予定で、裁判はサイモン・ピッケン判事のもとで進行中。判決は11月に言い渡される見込みだ。

    Source: PlanetF1.com

  • マクラーレンF1に「ノリス優遇」疑惑 スカイF1のテッド・クラビッツが否定

    マクラーレンF1に「ノリス優遇」疑惑 スカイF1のテッド・クラビッツが否定

    2025年F1シーズンのタイトル争いが激化する中、マクラーレンがランド・ノリスを優遇しているのではないかとの指摘が浮上している。しかしSky Sports F1のテッド・クラビッツは「その証拠はまったくない」と一蹴し、あくまでパフォーマンスの差が結果を生んでいるだけだと強調した。

    シンガポールGPでは、オスカー・ピアストリが開幕戦から守ってきたランキング首位の座を危うくし、ノリスとの差は22ポイントに縮まった。

    そのレースのオープニングラップでノリスが強引なオーバーテイクを仕掛け、チームメイト同士の軽い接触を誘発したことで、議論は一気に過熱した。

    「パパイヤ・ルール」違反もチームは静観
    ピアストリは、ノリスの動きがマクラーレン内部で定められた“パパイヤ・ルール”に反していると主張。

    しかしスチュワードは調査の必要なしと判断し、チームも介入しなかった。

    これにより「マクラーレンは2人を平等に扱っていない」との批判が浮上した。

    シーズン序盤には、ピアストリがノリスに対して攻めた走りを見せた際、チームが警告を与えた例もあった。

    対照的に、今回はノリス側にお咎めなしだったことが「ダブルスタンダード」としてSNSで物議を醸している。

    「ノリスを優遇している証拠はない」
    クラビッツはSky F1ポッドキャストの最新回で、こうした見方を完全に否定した。

    「ノリスがチームに長く在籍しているから優遇されているという話も聞くが、根拠がまったくない」と語り、「マクラーレンがどちらかのドライバーを勝たせたいという証拠は何もない。もしそんな気配があれば、我々ジャーナリストは真っ先に報じている」と断言した。

    ノリスは2019年にマクラーレンのフルタイムドライバーとなって以来、チームの象徴的存在として活躍してきたが、クラビッツは「それだけで優遇される理由にはならない。すべてはコース上での結果次第だ」と説明した。

    マクラーレン F1 ランド・ノリス

    マクラーレンの実力主義とタイトル争いの行方
    クラビッツは、両者の成績の差は単に「その時点での調子の違い」だと分析する。

    「メルボルンではノリスが優勝し、ピアストリはスピンして9位だった。だがその後ピアストリは立て直し、予選でノリスに迫った。

    23ポイント差を詰めたのは、マシンのセットアップに苦しんだノリスとの対照であり、チームの扱いとは無関係だ」と述べた。

    2025年のタイトル争いがさらに接近する中で、マクラーレン内部の“平等性”が改めて問われている。

    しかし、少なくとも現時点でチームの戦略に偏りは見られず、すべてはトラック上のパフォーマンスに委ねられているようだ。

    Source: Sky Sports F1

  • マクラーレンF1内バトル激化 ハミルトンがピアストリに助言「もう譲るな」

    マクラーレンF1内バトル激化 ハミルトンがピアストリに助言「もう譲るな」

    7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、マクラーレンで激化するオスカー・ピアストリとランド・ノリスのチーム内バトルについて、経験者ならではの鋭い助言を送った。

    2007年、当時マクラーレンでフェルナンド・アロンソと熾烈なチームメイト対決を繰り広げたハミルトンは、現在の状況を問われると笑みを浮かべながらこう語った。「もうポジションを譲るな」

    ピアストリ「彼がその立場にいたのは知っている」
    この発言は、モンツァでのチームオーダー問題や、シンガポールでの接触騒動を受けてのもの。マクラーレンはモンツァGPでノリスのピットストップ遅れを理由にピアストリへ譲るよう指示したが、シンガポールではノリスが1周目にピアストリを押し出しても、チームはポジション返上を命じなかった。

    ブラジル人記者ジュリアンヌ・セラソーリ(UOL Esporte)からハミルトンのコメントを伝えられたピアストリは苦笑しながら答えた。

    「彼がその立場にいたのはよく知っている。だからその助言はありがたく受け取るよ」。

    冷静な印象のあるピアストリだが、ここ数戦は不満を口にする場面も増えており、タイトル争いのプレッシャーが表面化しているとの見方もある。

    アルバース「何をそんなに泣き言を言ってる?」
    元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、オランダの『De Telegraaf』に対しピアストリを痛烈に批判した。

    「何をそんなに泣き言を言ってるんだ? レースだろう? まったく、年寄りの愚痴みたいだ」と一蹴。

    さらにシンガポールでの接触を、モンツァでのチームオーダー問題と同列に語る見方を否定した。

    「みんな何でもかんでも比べたがるが、モンツァは全く別だ。誰が前にいるかでピット順が決まる。ノリスはアンダーカットを避けたかったが、ピットミスをしたのはチームであってノリスのせいじゃない」。

    マクラーレンの“二重構造”が再燃の兆し
    2007年の「アロンソvsハミルトン」と同様、現在のマクラーレンもチームオーダーとポイント争いのバランスに揺れている。
    ピアストリはデビュー2年目で冷静沈着な印象を保っているが、ノリスとの関係が微妙な均衡を失えば、マクラーレンは再びチーム分裂の危機を迎えかねない。

    今後の戦いで、ハミルトンの「もう譲るな」という言葉が、ピアストリの心理にどんな影響を及ぼすのか注目される。

    Source: GMM