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  • ザク・ブラウン、ニコ・ヒュルケンベルグに直接謝罪「感情的になりすぎた」

    ザク・ブラウン、ニコ・ヒュルケンベルグに直接謝罪「感情的になりすぎた」

    マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、F1アメリカGPスプリントレースの1コーナーで起きた接触を「アマチュアのようなドライビング」と批判した直後、その発言を撤回し、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグに対して個人的に謝罪したことが明らかになった。

    スプリントのスタートでは、4番グリッドのヒュルケンベルグが1コーナーの混戦でオスカー・ピアストリと接触。

    ピアストリはチームメイトのランド・ノリス、そしてポールスタートのマックス・フェルスタッペンをスイッチバックで抜こうとした際に、コーナー内側にいたフェルナンド・アロンソとヒュルケンベルグの間で挟まれる形となった。結果、ピアストリ、ノリス、アロンソの3台がリタイアし、ヒュルケンベルグのみが走行を続けた。

    ブラウンはピットウォールからSky Sports F1に出演しており、接触直後にはこう語っていた。

    「我々のドライバーたちは悪くない。あれは完全に“アマチュアアワー”のようなドライビングだった。リプレイを見直す必要はあるが、明らかにニコがオスカーに突っ込んだ。あんな位置にいるべきじゃなかったし、左リアにぶつけてしまった」

    しかしその後、映像を確認したブラウンはすぐに発言を訂正した。

    「リプレイを見て考えが変わった。あれをニコのせいにはできない。熱くなっていたんだ。ターン1では多くのインシデントが起きていたが、ニコを責めるのは違うと思う」

    ウィートリー代表「ザクはすぐに謝罪した」
    ザウバーF1チーム(Stake F1チーム)の代表ジョナサン・ウィートリーによると、ブラウンは事件直後にすぐ謝罪の連絡を入れ、ヒュルケンベルグ本人にも直接謝罪したという。

    「ザクはすぐに私にメッセージを送ってきて、ニコにも個人的に謝罪した」とウィートリーはRacingNews365などのメディアに語った。

    「このスポーツは情熱的で、それがいいところでもある。2台がタイトルを争っていて、その2台が1コーナーでリタイアしたら、感情的になるのも無理はない。時には誰かのせいだと思いたくなる瞬間もある。でも、それは“熱くなった瞬間の感情”だ」

    「ザクのことは長く知っているし、彼もレーサーだ。私たちもそうだ。最終的にはすぐに誤解が解けて、すべてうまく収まった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ
    ヒュルケンベルグは本戦で8位入賞
    ヒュルケンベルグはスプリントでの騒動を引きずることなく、決勝では見事な走りを披露。イギリスGP以来8戦ぶりとなるポイント獲得(8位)を果たした。ウィートリー代表は「強い週末を締めくくる結果」としてドライバーを称賛している。

    マクラーレンは内部で再検証へ
    マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、今回の接触についてチームとして内部検証を行う方針を明らかにした。

    「ランドとオスカーとは何度か話をしたが、主な目的は“リセット”することだった。レースでは後ろを振り返りすぎてはいけない。すぐに次の予選が控えているからね」とステラは語る。

    「我々は適切なタイミングでこのインシデントを再検証する。チーム全体とドライバーで協力し、正しい判断を下すつもりだ。ランドもオスカーもこのアプローチに納得している」

    ブラウンの“即修正”が示した信頼構築の力
    今回の件は、感情的な発言をすぐに撤回し、直接謝罪に踏み切ったブラウンの迅速な対応が印象的だった。タイトル争いのプレッシャーの中で感情が高ぶるのは避けがたいが、誤りを認めて相手の立場を尊重した姿勢は、チーム間の信頼を保つうえで大きな意味を持つ。

    また、ウィートリーが語ったように「レーサー同士の理解」が成立していた点も象徴的だ。激しい競争の裏で人間関係を円滑に保つことができるのは、F1という過酷な世界においても成熟したリーダーの証といえるだろう。

  • マクラーレンF1 代表ステラ「レッドブルに対抗するアップグレードは行わない」

    マクラーレンF1 代表ステラ「レッドブルに対抗するアップグレードは行わない」

    マクラーレンF1代表のアンドレア・ステラは、2025年シーズン終盤に向けて、レッドブルとマックス・フェルスタッペンの勢いに対抗するための新アップグレードを投入しない方針を明かした。

    フェルスタッペンはF1アメリカGPで圧巻の走りを見せ、スプリントと決勝の両方を制覇。チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリとの差を40ポイントにまで縮め、間にはランド・ノリスが入っている。

    週末を通してポールポジションを独占したフェルスタッペンの速さに、ステラは「レッドブルが再び最速パッケージを手にした」と認めた。

    しかし決勝レースでは、ステラはノリスにも勝機があったと語る。

    「まず今日のトレンドとしては、比較的安心できる内容だったと思う。シャルル(・ルクレール)とのバトルがなければ、ランドには勝てるだけのペースがあった。マックスを抜くのは簡単ではないが、パフォーマンス面では勝負できる速さを確認できた」

    「ワンストップ戦略では戦略的な機会は限られていたが、クルマの速さそのものは十分だったと思う」

    ステラは、スプリントレースを走らなかったことでセットアップ面で若干の遅れを取ったことも認めた。

    「ローラン・メキースの指揮のもとでの再構築も進んでいるが、スプリントを走らなかったことでセットアップ面では少し後れを取った。振り返ると、まだ引き出せるパフォーマンスが残っていたと感じている」

    アップグレード投入は今季打ち切り
    レッドブルは新しいフロントウイングやフロアなどの改良でRB21の弱点を克服し、再び優位に立っている。しかしマクラーレンは、今季残りで新パーツを投入して対応するつもりはない。

    「新しいアップグレードやパーツを導入する予定は、今シーズン残りではない」とステラは明言した。

    2026年からはF1の大幅なレギュレーション変更が控えており、マクラーレンは長期的な開発リソースをそちらに集中させる構えだ。

    マクラーレン F1

    マクラーレンの“静かな自信”と長期戦略
    マクラーレンがアップグレードを停止する決断は、一見すると守りに入ったようにも見えるが、実際には来季以降を見据えた戦略的判断だ。
    2026年の新レギュレーションでは、空力コンセプトやパワーユニット構造が大きく変わるため、短期的な改良よりも設計基盤の強化を優先するのは理にかなっている。

    また、ステラが指摘したように、現行マシンのパフォーマンス自体はまだフェルスタッペンと戦える水準にある。つまり、マクラーレンは「アップデートで追いつく」のではなく、「既存パッケージを最適化して勝負する」段階に移ったと言える。

    レッドブルの猛攻に対して焦らず冷静に構えるマクラーレン――その姿勢は、短期的なポイントよりもチャンピオン争いの持久戦を見据えたものだ。

  • マクラーレンF1代表 「マックスは脅威だが、タイトルは我々の手中にある」

    マクラーレンF1代表 「マックスは脅威だが、タイトルは我々の手中にある」

    マクラーレンF1のチーム代表アンドレア・ステラは、F1アメリカGP後に語った。マックス・フェルスタッペンの勢いが増す中でも、2025年のドライバーズタイトルは「依然としてマクラーレンの手の中にある」と強調した。

    フェルスタッペンは直近4戦で3勝を挙げ、さらにオースティンではスプリントでも優勝。オスカー・ピアストリとの差を一気に40ポイントに縮めた。ピアストリが依然として首位を守るものの、2位のランド・ノリスも14ポイント差で迫っており、チーム内でのタイトル争いはさらに激化している。

    ノリスは今回の決勝でフェルスタッペンに次ぐ2位。スタートでシャルル・ルクレールの前に出られず序盤を抑えられたが、2度にわたるオーバーテイクで最終的にフェラーリを撃破し、力強い走りを見せた。

    「勝てるペースはあった」ステラがノリスを称賛
    「今日のレースは、全体的に安心できる内容だった」とステラは語る。

    「もしランドが序盤でシャルルを抜くために戦わずに済んでいれば──もちろんあのバトル自体は見応えがあったが──我々には勝てるペースがあったと思う。マックスとの直接対決でポジションを取り返すのは簡単ではないが、1ストップ戦略の中でも十分に戦えるパフォーマンスがあったことは確認できた」

    マクラーレンはコンストラクターズタイトルをすでに確定させているが、ドライバーズタイトルは依然として決着していない。そんな中でステラはノリスの冷静な走りを高く評価した。

    「ランドは高いデグラデーションの中で強さを発揮するドライバーだ。ロングスティントにも強く、グリップが低くて暑い状況でも冷静さを保てる。今回もそれが見事に表れていた。もしターン1でポジションを維持できていれば、展開はまったく違っていたかもしれない」

    「フェルスタッペンは脅威だが、シーズンの主導権は我々にある」
    フェルスタッペンが勝利を重ねて勢いを取り戻していることについて、ステラは危機感を抱きながらも楽観的だ。

    「以前からはっきりと言っている。マックスはタイトル争いの中にいる。彼が勝てるマシンを持てば、当然ながら非常に手強い存在になる。だがそれは我々の理解を変えるものではない」

    「今シーズンの結果は、我々の手の中にある。誰かに委ねられるものではない。パフォーマンスを最大化し、良い週末を積み重ねること──それだけだ。我々はその心構えを持ち続ける」

    ステラは、マクラーレンが抱える2人のドライバーが依然としてタイトルの1-2を保っていることを強調し、フェルスタッペンの追い上げにも動じない姿勢を見せた。

    マクラーレン F1 マックス・フェルスタッペン

    マクラーレンは“安定”でレッドブルの勢いを封じ込められるか
    フェルスタッペンはオースティンでスプリントと決勝を制し、完全復活を印象づけた。マクラーレン勢にとっては厳しい週末だったが、ステラが指摘した通り、ノリスのレースペース自体はレッドブルに匹敵するものであり、決して悲観すべき内容ではない。

    残り5戦+2スプリント。ピアストリが40ポイントのリードを保ち、ノリスも依然として射程圏内。ステラの言う「主導権は我々にある」という言葉は、単なる強がりではない。マクラーレンがこれまでの安定感を維持できるか、それともレッドブルの反撃が本格化するか──2025年のF1タイトル争いは、いよいよ佳境に突入した。

    Source: formula1.com

  • ランド・ノリス F1アメリカGP決勝「ルクレールとの戦いはタフだった」

    ランド・ノリス F1アメリカGP決勝「ルクレールとの戦いはタフだった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1アメリカGP決勝で2位を獲得し、「これ以上はできなかった」と振り返った。フェラーリのシャルル・ルクレールとの「タフなバトル」を制しての表彰台に満足感を示した。

    ポールポジションのマックス・フェルスタッペンに並ぶ2番グリッドからスタートしたノリスは、1コーナーでルクレールに抜かれ、序盤は追う立場に。ターン12でのオーバーテイクで一度は前に出たものの、ピットストップのタイミングで再び順位を入れ替える展開となった。

    ルクレールとの激闘を回想「最後にようやく抜けた」

    ノリスはレース後、「ようやくシャルルを抜けた」と笑顔を見せ、「時間がかかったけど、いいバトルだった。彼はタフだったし、僕たちはやれることはすべてやった」とコメントした。

    「オーバーカットのあと、もう少し楽に抜けると思っていたけど、そうはならなかった。シャルルはとてもいいレースをしていたし、戦うのが楽しかった。だから2位で満足しないとね。これ以上はできなかったと思う」

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 アメリカグランプリ

    タイヤマネジメントと戦略の妙

    ルクレールとの攻防中、エンジニアのウィル・ジョセフから「タイヤを冷やせ」と指示が飛んだ場面もあった。ノリスは当時をこう振り返る。

    「新品タイヤを履いた直後は、グリップがあって一番チャンスがあるけど、同時にタイヤ温度が高くなりやすい。最初のアタックのあとにタイヤが厳しくなって、シャルルは安定したペースを保っていたと思う」

    「だから何周か引いてクールダウンして、もう一度仕掛けた。うまくいったよ。いい戦略といいドライビングだったし、すごく楽しいレースだった」

    チャンピオンシップ争いに影響

    この2位で、ノリスはドライバーズランキングでチームメイトのオスカー・ピアストリとの差を14ポイントに縮めた。一方、優勝したフェルスタッペンは首位ピアストリとの差を40ポイントにまで詰めている。シーズン終盤に向け、三つ巴のタイトル争いはさらに激化しそうだ。

  • オスカー・ピアストリ F1アメリカGP決勝「すべて出し切ったが速さがなかった」

    オスカー・ピアストリ F1アメリカGP決勝「すべて出し切ったが速さがなかった」

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、F1アメリカGPの週末でペースが伸び悩んだ理由を探っている。ドライバーズ選手権首位として臨んだオースティンだったが、マックス・フェルスタッペンが圧倒的な走りを見せたことで、そのリードは大きく削られた。

    フェルスタッペンはこの4戦すべてでマクラーレン勢を上回る結果を残し、ピアストリとの差は104点からわずか40点にまで縮まった。

    ピアストリは決勝で5位に終わり、スプリントでも1周目にランド・ノリスと接触してリタイアするなど、苦しい週末となった。

    「今日は“できることはすべてやった”という感じだった」とピアストリは振り返る。

    「スタートで1つ順位を上げたけど、ペース的にそれ以上を望むのは難しかった。今週末なぜペースが足りなかったのかを理解する必要があるけれど、すべてが悪かったわけじゃない。与えられた状況で最善を尽くしたし、それが自分にできるすべてだ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 アメリカグランプリ

    タイトル争いへの影響

    フェルスタッペンが優勝し、ノリスも2位でフィニッシュしたことで、選手権上位3人の差はさらに接近。ノリスとの差は14点まで縮まり、タイトル争いは激化している。

    「もちろんマックスもランドも差を詰めてきているけど、今年はどの時点でも“安全圏”なんてなかった」とピアストリは語る。

    「確かに一時的に少し余裕があったときもあったけど、リラックスできるような状況ではなかった。自分の考え方は変わっていないし、これからも変えるつもりはない。毎週末ベストを尽くすだけだし、その結果が自然と出てくるはずだ」

    メキシコへ続くタイトル3強の戦い

    F1は次戦メキシコGPへと舞台を移す。フェルスタッペン、ノリス、そしてピアストリの3人によるチャンピオンシップ争いは、いよいよシーズン終盤に向けて佳境を迎える。

  • マクラーレンF1 スプリントWリタイアの元凶はアロンソ? マルコが指摘

    マクラーレンF1 スプリントWリタイアの元凶はアロンソ? マルコが指摘

    レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、F1アメリカGPスプリントのターン1で発生した混乱の原因をフェルナンド・アロンソにあると指摘した。この接触により、マクラーレン勢は再び同士討ちとなった。

    マックス・フェルスタッペンはポールポジションから完璧なスタートを決め、混乱の中を抜けて首位を維持。一方、その背後では複数のマシンが絡むアクシデントが発生した。

    ランド・ノリスはターン1のイン側を狙い、オスカー・ピアストリはスイッチバックを試みてアウト側から切り返したが、そこにステークF1のニコ・ヒュルケンベルグが接触。さらにヒュルケンベルグのイン側にはアロンソが非常にタイトなラインで進入しており、結果的にヒュルケンベルグがアロンソとピアストリの双方にヒット。ピアストリのマシンはノリスにも当たり、4台が巻き込まれる形となった。このうち走行を続けられたのはスピンを喫したヒュルケンベルグのみだった。

    スチュワードは「レーシングインシデント」と判断したが、マルコはアロンソの責任が大きいと語る。

    「主にアロンソが引き起こしたと思う」とマルコは独Skyドイツに語った。「その後は連鎖反応だった。ターン1はとても広いコーナーで、どうしてもそうしたことが起こりやすい。レーシングインシデントだが、今回はマクラーレンの2人に非はないと思う」

    両マクラーレン勢が早々にレースを終える中、フェルスタッペンは後続にほとんど脅かされることなく勝利を収め、ドライバーズ選手権でのポイント差を55点に縮めた。途中、メルセデスのジョージ・ラッセルが一時的に迫る場面もあったが、攻めすぎてタイヤを痛めてしまったという。

    「マックスは完璧だった」とマルコは続ける。「ラッセルはマックスを攻めたせいでタイヤをオーバーヒートさせ、その後は形式的な展開だった。2度のセーフティカーも特に影響はなかった。ここでは何が起こるかわからないが、日曜も見ものになるだろう」

    マルコの評価:冷静な展開分析と“マクラーレン擁護”

    マルコは今回、フェルスタッペンの完璧なレース運びを称えつつ、責任をアロンソに求める形でマクラーレン勢を擁護した。これまで激しい批判を浴びることも多かったマルコだが、今回は冷静な分析に徹し、レッドブルの強さとともに他陣営への公平な視点を見せた。フェルスタッペンはスプリント優勝で勢いを取り戻しており、日曜決勝では再びタイトル争いを左右する重要な一戦となる。

  • オスカー・ピアストリ F1アメリカGP予選「リズムに乗れず苦しいセッション」

    オスカー・ピアストリ F1アメリカGP予選「リズムに乗れず苦しいセッション」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、アメリカGP予選で6番手に終わり、チャンピオンシップ首位として迎えた週末で思うような結果を得られなかった。

    前日のスプリント予選では3番手につけ、フェルスタッペンやノリスに肉薄したものの、スプリント決勝の1周目で多重クラッシュに巻き込まれてリタイア。マシンは大きく損傷し、チームは予選に向けて再組み立てを余儀なくされた。

    Q1では両マクラーレンが苦戦し、辛うじてQ2に進出。ピアストリはQ3で使用済みタイヤのセットを使って最初のアタックに臨んだが、フェルスタッペンの暫定ポールに1秒近く遅れた。最終アタックで改善は見せたものの、最終的には6番手にとどまった。

    「特に大きなミスをしたわけではないけど、セッション全体を通してリズムをつかめなかった。ずっと苦戦していたんだ。これから原因を確認するけど、かなり大変な戦いだった」とピアストリは語った。

    別の取材では、マシンへの自信の欠如が複数のコーナーでタイムロスにつながったと説明している。

    「このサーキットは、マシンと一体になれていないとタイムを失いやすいコーナーが多い。あの感触のままでは6番手という結果にも驚かない」とピアストリはコメントした。

    決勝に向けた前向きな姿勢

    スプリントでのクラッシュにより、高燃料状態での走行データを得られなかったマクラーレンとは対照的に、フェルスタッペンらライバル勢はスプリントを走り切ってセットアップを進化させていた。それでもピアストリは、決勝での巻き返しに意欲を見せている。

    「理想のペースを得られなかったのは残念だけど、明日はチャンスがたくさんある。レースペースが良ければいい結果を出せると思うし、ここはオーバーテイクもできるサーキットだからね。週末はまだ終わっていない」と語った。

    マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラも、ピアストリの苦戦について「強風や路面温度の変化の中でマシンへの信頼感を失っていたことが影響した」と説明している。

    分析:データ不足と信頼感の欠如が影響

    ピアストリは週末を通じて高いポテンシャルを示していたが、スプリントでのクラッシュが予選への準備に大きく響いた。再組み立てられたマシンで走行リズムを取り戻す前に、強風と高温という不安定なコンディションが重なり、マシンとの一体感を失ったことがタイムロスの主因となった。

    マクラーレンは中高速コーナーでの安定性に優れる一方、風向きの変化による前後バランスの乱れに敏感な傾向があり、特にピアストリはこの点でノリスより影響を受けやすい。決勝ではデータ不足を補う柔軟な戦略が鍵となるだろう。

  • マクラーレンF1 ヒュルケンベルグを名指し批判「アマチュアのような走り」

    マクラーレンF1 ヒュルケンベルグを名指し批判「アマチュアのような走り」

    マクラーレンは、F1アメリカGPスプリントのオープニングラップで両ドライバーがリタイアに追い込まれた件について、激しい怒りを表明した。チームCEOのザック・ブラウンは、ターン1での混乱を「アマチュアのようなドライビング」と痛烈に非難している。

    レース序盤、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)を発端とする連鎖的な接触により、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの両マクラーレンが巻き込まれた。2台とも深刻なサスペンション破損を負い、1周も走り切れぬままスプリントを終える結果となった。

    「ひどかった。うちのドライバーたちは誰も悪くない。あれは完全にアマチュアのようなドライビングだ」とブラウンはSky Sports F1に語った。

    「明らかにニコがオスカーに突っ込み、彼がいるべき場所じゃなかった。左リアにぶつかったんだ」

    アンドレア・ステラ代表「経験豊富なドライバーこそ慎重さが必要」

    チーム代表のアンドレア・ステラもまた怒りを隠さず、ヒュルケンベルグを名指しで批判した。

    「今日はレースをするチャンスさえなかった。多くの経験を持つドライバーが、もう少し慎重さを持って走るべきだったと思う」とステラはコメントした。

    「悪意のある行為とは言わないが、少しの慎重さがあれば皆が得をしたはずだ。特にあのポジションにいたドライバーにとってはね」

    マクラーレン F1 アメリカGP スプリント

    ノリスとピアストリも困惑「ただぶつけられただけ」

    フロントロウからスタートしたランド・ノリスは、接触の瞬間について「全く分からない。ただぶつけられた。僕にできることは何もなかった」と語った。

    一方のオスカー・ピアストリも、好スタートを切りながらサスペンション破損でリタイア。「テレビ映像ではまだ見ていないけれど、ターン1でかなり深く入ってカットバックしようとした瞬間に後ろから当てられた」と失望を口にした。

    スプリントでのダブルリタイアにより、マクラーレン勢はドライバーズ選手権で大きな痛手を負った。優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、首位ピアストリとの差を55ポイント、ノリスとの差を33ポイントに縮めている。

  • ランド・ノリス F1アメリカGPスプリント予選「レッドブルとの差は驚きではない」

    ランド・ノリス F1アメリカGPスプリント予選「レッドブルとの差は驚きではない」

    マクラーレンのランド・ノリスは、F1アメリカGPスプリント予選でマックス・フェルスタッペンにポールポジションを奪われたことについて「驚きではない」と語った。

    ノリスはSQ1とSQ2をトップで通過したが、最終ラップでレッドブルのフェルスタッペンに0.071秒差で逆転され、2番手となった。それでもチームメイトでありタイトル争いのライバルであるオスカー・ピアストリを上回り、スプリント決勝をフロントローからスタートする。

    「もちろんポールを取りたかったけど、最近はレッドブルのほうが少し速いから驚きではない。それでもかなり満足している」とノリスは語った。

    「どれくらい差があったのか正確にはわからないけど、細かい部分で改善できるところはいくつかあったと思う。少しバンプに引っかかってミスしたところもあったし、このサーキットはそういう難しさがある。それ以外はすべて順調だった」

    スプリント決勝に向けた手応え

    ノリスは、マクラーレンの強みは依然としてレースペースにあると強調した。

    「通常、僕たちはレースペースのほうがいい。予選ではずっと苦しんできたし、特にこうして接戦のときは難しい。だから驚きではないけど、スプリントではまた前に出られると期待している」

    ピアストリは「スクラッフィーなラップ」

    ピアストリは3番手を獲得したものの、フェルスタッペンからは約0.4秒、ノリスからも0.3秒離された。

    「正直、かなりスクラッフィー(荒れた)なラップだった」とピアストリは認めた。「すべてをまとめきれなかったから、3番手でいられたのは運が良かったと思う」

    「でもマシンのペースは良いし、大きな問題はない。今日は少し雑なラップになっただけで、明日はうまくまとめたい。スタートで良い発進ができれば、1コーナーで正しいポジションに入れるようにしたい」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 アメリカGP

    チーム代表ステラ「レッドブルはすべてのサーキットで勝てる」

    マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラは、フェルスタッペンの速さについて「レッドブルが再びどんなサーキットでも勝負できるようになったことを証明した」と語った。

    「彼らがマシンを確実に改善したことを示している。いまやあらゆるタイプのサーキットで勝利とポールを狙える状態だ」とステラはSky Sports F1に語った。

    「もちろん我々はポールを狙っていたから満足ではないが、明日のスプリントに向けて良い基盤ができた。微調整でさらにパフォーマンスを引き出せると思う。通常、我々のマシンはタイヤデグラデーションがある状況で強いので、その点でも明日のスプリントが楽しみだ」

    分析:マクラーレンは“予選での詰め”が課題

    フェルスタッペンに対して0.071秒差のノリス、そして0.4秒差のピアストリという結果は、マクラーレンのスプリント1周ペースの限界を示すものだった。両者ともFP1では好調だったが、最終セクターのグリップ確保とブレーキ安定性に苦戦。レッドブルRB21の改良による高速コーナーでの一貫性が、わずかに差を生んだ形だ。

    ただし、ノリスが述べたようにマクラーレンはロングランで優位に立つ傾向があり、タイヤ摩耗が鍵となるスプリント決勝では巻き返しの可能性がある。特に序盤のターン1攻防で、フロントローからスタートするノリスがどこまでフェルスタッペンに食い下がれるかが注目だ。

  • マクラーレンF1 同士討ちを内部調査でノリスに責任「処分はシーズン末まで」

    マクラーレンF1 同士討ちを内部調査でノリスに責任「処分はシーズン末まで」

    マクラーレンのランド・ノリスは、シンガポールGPでチームメイトのオスカー・ピアストリと接触した件について、チーム内での“処分(repercussions)”がシーズン終盤まで続くことを明かした。

    ノリスはシンガポールGPのオープニングラップで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリアに軽く接触した直後、ターン3でピアストリのマシンにサイドから当たりながらオーバーテイクを敢行。

    結果的に前に出たが、この一件をピアストリは「フェアじゃない」と不満を示した。マクラーレンはレース中にチーム内での処分を下さなかったが、後の内部調査でノリスが責任を負う形となった。

    マクラーレンはこのレースでコンストラクターズタイトルを決めたものの、チーム内の緊張が漂う形で週末を終えた。

    内部調査でノリスに責任、チームは「再発防止」へ
    「事後にすべてが精査された結果、僕には今シーズンの終わりまで影響する“処分”がある」とノリスはスカイスポーツF1に語った。

    「何もなかったわけじゃないけど、あの接触は小さなもので、避ける余地もあったと思う。レース後にも言ったけど、あんな形で接触してしまうと、自分のチャンピオンシップを危険にさらすことになる。誰と戦っていても、それは同じなんだ」

    「もちろん自分に対しての影響はあるけど、レースでの姿勢や戦い方の部分は今までと変わらない」

    ピアストリ「チームの対応には満足。もう過去のこと」
    一方、ピアストリはノリスに科された“処分”の内容を明かさなかったが、チームが適切に対応したと評価している。

    「その処分が何なのかは言えない。それはチームの中だけのことだ」とピアストリは説明した。

    「結論としては、シンガポールで起きたことは、チームとして望むレースのやり方ではなかったということ。ランドもその責任を受け入れた。だからもう過去のことだ。チーム内のルールを変える必要はないし、ちゃんと処理された」

    「マクラーレン内にえこひいきはない」
    また、一部で指摘されたノリス優遇の噂についてもピアストリは否定した。

    「チーム内にひいきはない。誰もがチャンピオンを狙う公平なチャンスを持っていると思うし、それはすごくフェアだ」と語った。

    分析:タイトル争いに潜む“静かな火種”
    ノリスとピアストリの接触は小規模なものだったが、マクラーレンがタイトルを懸けて戦うこの時期に起きたことで、その波紋は大きかった。内部的な「処分」とは懲罰的なものというより、ドライバー間の協定やチーム内ルールに関する制約を指すと考えられる。

    マクラーレンはシーズン終盤にかけてドライバー同士のバトルをどう管理するかが焦点となる。22ポイント差に迫ったノリスが再び攻めの姿勢を強める一方、チームとしては安定したダブルフィニッシュを最優先する展開も想定される。和解を強調する両者だが、シーズン終盤のタイトル争いで再び火花が散る可能性も残されている。

    Source: Crash.net