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  • マクラーレン 「予算制限がなければ独立系チームは厳しい」

    マクラーレン 「予算制限がなければ独立系チームは厳しい」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、低迷するチームの再建を進めていくなかで、F1が今後にむけてコスト制限を導入を計画していることを歓迎していると語る。

    F1のオーナーであるリバティメディアは、独立系チームが巨額の資金を投じているチームと競争できるチャンスを増やすことを目指し、2021年から年間1億1500万ドル(約168億円の予算制限を設けることに取り組んでいる。

    マクラーレンは、F1の中でも豊富な予算を持ってるチームではあるが、過去数年にわたって競争力が低下しており、今月には低迷するチームを立て直すべく、マネジメント体制の再編に着手している。

    「我々はコストキャップを歓迎する」とザク・ブラウンはコメント。

    「F1とはかなり生産的な話し合いができている。変化がない限り、現在のF1の方向性は独立系のレーシングチームにとっては非常に難しい環境だ」

    「現在、メルセデスとフェラーリは他に2チームの提携先を持っている。ハースが彼らのリソースレベルや人材規模で成し遂げていることは非常に印象的ではあるが、同時にフェラーリがあれだけ競争力を発揮しているのは偶然の一致ではないはずだ。彼らの関係性がそれぞれに利益をもたらしているとうことだと思っている」

    「したがって、F1が無制限の予算や提携関係の方向に進むようであれば、競争力を発揮するためにはその方法を取らなければ奈良と言っても過言ではないだろう。

    「幸いなことに、リバティ・メディアはその方向性を変えようとしており、我々は将来について楽観視することができるう」

    だが、特にワークス勢は予算制限に反対の意向を占めている。まだ予算制限の詳細が不確実であることから、複数のチームは特に人材の雇用という点で慎重な姿勢をみせている。ルノーは、将来的な制限が導入されることによって人員削減を強いられると考えており、現段階であまりに多くの人材を雇うことには二の足を踏んでいる。

    ザク・ブラウンは、マクラーレンでは人員を可能な限り生産的にすることに集中していると語る。

    「メルセデスやフェラーリを見れば、我々よりも200~300人、もしくはそれよりも多く人員がいる」とザク・ブラウンは語る。

    「とにかく今は、もっとうまく仕事を進め、より素早く動けるようにする必要がある。現在システムから人を取り除く必要があるとは思っていない。我々がやってはいけないことは、今抱えている人材とリソース数に対し、最大のキャパシティで働くことだと思っている」

    マクラーレンは、2017年にはメルセデスとフェラーリに次いで全チームで3番目に大きい4億5000万ユーロ(約589億円)の予算をかけていた。しかし、今年はホンダとのパートナーシップを解消したことでホンダから支払われていた年間1億ユーロ(約131億円)とされる支援を失い、過去3年間で数多くのスポンサーを失ったこともあり、昨年よりも2億ユーロ(約262億円)少ない2億5000万ユーロ(約327億円)まで減額したと報じられてる。

    メルセデスは昨年から5000万ユーロを削減したものの、4億5000万ユーロでトップ。2番手にはフェラーリが4億3000万ユーロ(約563億円)、3番手はレッドブルの3億5000万ユーロ(458億円)で続いている。

  • インディカー代表、マクラーレンの参戦白紙化の報道を否定

    インディカー代表、マクラーレンの参戦白紙化の報道を否定

    インディカー・シリーズの最高経営責任者マーク・マイルスは、マクラーレンがマネジメント体制の再編に伴って2019年にインディカーにフル参戦する計画を白紙化したとの噂を否定している。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2019年からのインディカー参戦を見据えて関係各所と調整に入っていた。しかし、危機的なパフォーマンスの改善とマネジメント体制の再建が急務となり、インディカー計画はその犠牲になったと報じられた。

    報道によると、マクラーレンの株主であるマンスール・オジェとバーレーンの王室からインディカー参戦契約に待ったがかかり、ザク・ブラウンはインディカー参戦のプランを無期限に棚上げにしたと伝えられている。

    だが、マーク・マイルスは「私はザクとコミニュケーションをとっているし、彼はそのような噂は“デタラメ”だと言っている。それが私が最も最近に聞いていることであり、この段階で私が知っているすべてだ」と Autoweek にコメント。

    「噂を目にして尋ねたところ、ザクからその質問についての返答があった」

    マーク・マイルスは、最近マクラーレンがインディカー参戦についてのコメントをしなくなったからといって、必ずしもそれが実現しないわけではないと念を押した。

    「ノー。以上だ」とマーク・マイルスはコメント。

    「ザクは我々と直接関係があり、我々に知らせてくえると思っている。彼が何らかのニュースがあるときは、我々はそれを知っているだろう」

    「彼らが前進し、来年に参戦できることが期待している。我々は彼らがその決断を下すのを待っている」

    F1で低迷しているマクラーレンが、アメリカで活動を広げることには疑問を呈する者も多いが、ジル・ド・フェランのスポーティングディレクター就任は、以前としてインディカー参戦の可能性が高いことを示唆していると見てみる者もいる。

    ジル・ド・フェランは、1993年にペンスキーでインディ500を制覇しており、昨年フェルナンド・アロンソがインディ500に参戦した際にはコーチを務めている。マクラーレンがインディカーに参戦する際には活動を率いることになると考えられている。

  • トロロッソ 「マクラーレンがホンダと良い仕事ができなかっただけ」

    トロロッソ 「マクラーレンがホンダと良い仕事ができなかっただけ」

    トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、ホンダと仕事を開始した当初からホンダのF1パワーユニットは言われていたほど悪くはなかったと語り、マクラーレン・ホンダが崩壊したのは、マクラーレンがホンダと良い仕事ができなかっただけだったのはないかと指摘する。

    2015年、ホンダはマクラーレンのパートナーとしてF1復帰。かつて黄金時間を築いた“マクラーレン・ホンダ”という名前の復活には大きな期待がかけられた。

    しかし、ホンダのF1パワーユニットには信頼性問題が多発。ライバルに対してパフォーマンス面でも劣っており、マクラーレンに三下り半を突きつけられるかたちでマクラーレンとホンダのパートナーシップはわずか3年で終了することになった。

    ホンダとのパートナーシップ解消後、マクラーレンのレーシングディレクターを務めていたエリック・ブーリエは「ホンダからルノーにエンジンを変えるだけで1秒はアップする」と豪語していたが、蓋を開けてみれば、同じルノーのF1パワーユニットでレースに勝利しているレッドブル・レーシングのレベルにはまったく到達できていない。

    そのため逆にパフォーマンスが不足していたのはホンダのF1エンジンのせいではなく、マクラーレンのシャシー側にあったことが露わになったと考えられており、また信頼性に関しても当初からマクラーレンのパッケージングによる冷却面の脆弱性とシャシー側の振動からくる共振が原因だったとも言われていた。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダとの仕事を開始した際、マクラーレンが指摘していたほどホンダのF1パワーユニットは悪いものではなかったと語る。

    「ホンダのエンジンは彼ら(マクラーレン)が指摘していたほど悪くはなかったと言わなければならない」とフランツ・トストは ORF にコメント。

    「すでに堅実なベースがあったし、我々は主に信頼性に取り組んだ。もちろん、パフォーマンスにもね」

    また、マクラーレンは、ホンダとの関係がうまくいかなかった理由として日本の仕事理念とホンダがF1の文化を理解していないことを挙げていた。

    しかし、フランツ・トストは、マクラーレンが指摘していたようなコミュニケーションの問題はトロロッソとホンダとの間には存在しないと語る。

    「我々には決してそのような問題はない。重要なのは両社が協力したいかどうかだ。マクラーレンはそうではなかったのかもしれない」とフランツ・トストは説明した。

    2019年からホンダはレッドブル・レーシングへのF1パワーユニットの供給を開始。レッドブル・テクノロジーを中心としたレッドブル、トロロッソ、ホンダの新たな連合が形成されることになる。

    フランツ・トストは、レッドブルがホンダと契約を結ぶことは、トロロッソにとってもクルマを進化させるためのデータを得られるという点でさらなる前進になると語る。

    「レッドブルとホンダとのコラボレーションを統合されることが重要だ。本当に堅実なパッケージになると信じているし、トロロッソは自動的にそこから利益を得ることになるだろう」

    一方、マクラーレンは、今年4月に直前にレーシングディレクターのエリック・ブーリエが辞任。いずれも事実上の更迭とみられている。特にバーレーンGPでマクラーレンの株主の面前でトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが4位入賞を果たして惨敗を喫したことが大きな要因だったとみられている。

    これまで不振の原因をホンダのF1パワーユニットのせいにしてきたマクラーレンだが、言い訳ができなくなった今、原因はマネジメント体制にあったという方向に舵を切っている。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、マネジメント体制の再編は、ホンダとのパートナーシップがどのように管理されていたかについての社内的な考察から生じたものではないと主張する。

    「いいや、我々はホンダとの関係についてまったく議論はしてなかった。我々は現在の我々自身に目を向けている。我々が犯したミスを認識し、それらのミスから学び、それを再現しないことを確実にしようとしている。だが、我々は『こうすることができた、こうすべきだった、違ったことができたのではないか?』などと後ろを振り返ってはいない」とザク・ブラウンは主張。

    「この組織は、私が望んでいるような特定の個人が起業家精神にあふれた仕事をすることを許していない。十分に迅速な意思決定ができていないと思う。委員会によって決定することが適切なときもあれば、個人によって決定すべきときもある。時には我々の決定プロセスとそのスピードは決定に渋滞を引き起こしていた。それを変える必要があるし、我々の最大の問題は構造と組織にあると思っている」

    「現在の環境では開花できなかった素晴らしい才能を解放させる必要がある。それに組織をより迅速に形成することに寄与する他の経験を有する人材を外部からも集めていく。F1チームを率いる私の仕事は、最終的にそのペースを組織に取り入れ、方向性を示し、適切なリーダーシップを発揮し、全員がマクラーレンの本来の姿と認識していると思う位置に戻すことだ」

    意思決定プロセスという言葉を聞いて、思い出される言葉がある。マクラーレンとのパートナーシップ解消が決まった当時、ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史はこんなことを述べていた。

    「マクラーレンと組んでみて分かりましたが、企業の規模が大きいと、とてもシステマチックになります。もちろん、それが大きな強みであることは間違いないのですが、同時に変化に適応していくことは難しくなります」と山本雅史はコメント。

    「その点、トロ・ロッソはまだ成長途上にある企業です。同じゴールを目指して一緒に歩んでいける関係であることが重要です。いいコミュニケーションをとりながら仕事ができることを、本当に楽しみにしています」

    「例として、両チームを別々の料理として比較すると、マクラーレンは非常に洗練されたフランス料理だとしましょう。トロロッソは、新しい食材を加えることができるような自家製の美味しいシチューのようなものです。我々はそれをすることに興奮しています」

    当時から、ホンダはマクラーレンのマネジメント体制に欠陥があることを把握していたようだ。

  • マクラーレン 「ホンダとの決別とマネジメント体制の再編は無関係」

    マクラーレン 「ホンダとの決別とマネジメント体制の再編は無関係」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、最近のマネジメント体制の再編とホンダとのパートナーシップ解消とはまったく関係のないことだと語る。

    マクラーレンは過去3年間の問題の根源はホンダのF1パワーユニットだと公然と批判してきたが、ルノーに変更した今年も引き続き苦戦を強いられていることで長年のファンからも非難されている。

    今年、マクラーレンは4月にテクニカルディレクターのティム・ゴス、F1イギリスGP直前にレーシングディレクターのエリック・ブーリエが辞任。いずれも事実上の更迭とみられている。

    だが、ザク・ブラウンは、マネジメント体制の再編は、ホンダとのパートナーシップがどのように管理されていたかについての社内的な考察から生じたものではないと主張する。

    「いいや、我々はホンダとの関係についてまったく議論はしてなかった」とザク・ブラウンは主張。

    「我々は現在の我々自身に目を向けている。我々が犯したミスを認識し、それらのミスから学び、それを再現しないことを確実にしようとしている」

    「だが、我々は『こうすることができた、こうすべきだった、違ったことができたのではないか?』などと後ろを振り返ってはいない」

    今後、エリック・ブーリエが担ってきた役割は、新設されたスポーティングディレクターに任命されたジル・ド・フェラン、パフォーマンスディレクターに昇格したアンドレア・ステラ、そして、COOであるサイモン・ロバーツの3人によって分担していく。

    ザク・ブラウンは、これまでのマネジメント体制では委員会にあまりに頼りすぎており、個人に重要な決定をする十分な裁量が与えられていなかったことで意思決定プロセスに“渋滞”が起きていたとし、今後は外部からの新たな採用を含めたより多くの変化が行われると示唆した。

    「この組織は、私が望んでいるような特定の個人が起業家精神にあふれた仕事をすることを許していない。十分に迅速な意思月定ができていないと思う」とザク・ブラウンはコメント。

    「委員会によって決定することが適切なときもあれば、個人によって決定すべきときもある。時には我々の決定プロセスとそのスピードは決定に渋滞を引き起こしていた。それを変える必要があるし、我々の最大の問題は構造と組織にあると思っている」

    「現在の環境では開花できなかった素晴らしい才能を解放させる必要がある。それに組織をより迅速に形成することに寄与する他の経験を有する人材を外部からも集めていく」

    「F1チームを率いる私の仕事は、最終的にそのペースを組織に取り入れ、方向性を示し、適切なリーダーシップを発揮し、全員がマクラーレンの本来の姿と認識していると思う位置に戻すことだ」

  • ジェンソン・バトン 「アロンソは他のプロジェクトを進めるべき」

    ジェンソン・バトン 「アロンソは他のプロジェクトを進めるべき」

    ジェンソン・バトンは、今シーズンのフェルナンド・アロンソはマクラーレンの競争力不足にも関わらず、F1でレースをすることを楽しんでいるが、フラストレーションを抱えていることは一目瞭然であり、他のプロジェクトを進めるべきだとアドバイスした。

    ジェンソン・バトンは「彼はまだF1を楽しんでいるけど、2度のワールドチャンピオンとして、8位でフィニッシュして満足するのはあまり慣れたいことではない」と Sky にコメント。

    フェルナンド・アロンソは、F1イギリスGPの予選で13番手であり、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)とマクラーレンとの差は2秒あった。それでもフェルナンド・アロンソは粘り強い走りを見せて8位でフィニッシュしている。

    ベンチマークとなるストフェル・バンドーンはQ1敗退を喫しており、今年まだフェルナンド・アロンソを上回ることができておらず、レースでもフェルナンド・アロンソに近づくことができていない。

    ジェンソン・バトンは、フェルナンド・アロンソのフランストレーションはマクラーレンが大きな改善を見せない限り解消されることはないだろうと考えている。

    「彼が来年何をするのかは僕にはわからないけど、彼らには劇的な改善が必要だと思うし、彼は来年成功するためには大きな信念を持つか、さらなければならないだろう。彼がいかにフラストレーションを抱えているかは無線を聞いていればわかる」

    「彼にはインディ500で優勝して、トリプルクラウンを達成するという野心がある。僕としても来年それは彼にとって良いオプションだと感じている」

    「このようなことを経験したドライバーの視点として、彼は他のことをやるべきだと思う」

    2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは、現在、日本でSUPER GTに参戦しつつ、SMPレーシングかあFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦している。

  • ストフェル・バンドーン 「マクラーレンの体制変更はポジティブなこと」

    ストフェル・バンドーン 「マクラーレンの体制変更はポジティブなこと」

    ストフェル・バンドーンは、マクラーレンの運命が一晩で変わることはないことをわかっているが、最近、マネジメント体制が変更されたからといって。2018年シーズンが価値のないものになったわけではないと語る。

    過去3年間、マクラーレンはその悲惨なパフォーマンスの責任をホンダのF1パワーユニットの信頼性とパフォーマンス不足の責任とすることで正当化。事あるごとにシャシーはメルセデスのエンジンを搭載していれば勝利を争えると主張し、その低迷ぶりを嘆いてきた。

    しかし、今年ルノーにF1パワーユニットを変更してもマクラーレンのパフォーマンスとリザルトはほとんど改善されず、今年4月にはテクニカルディレクターのティム・ゴス、そして、F1イギリスGP直前にはレーシングディレクターのエリック・ブーリエが解任された。

    それでも、ストフェル・バンドーンは、今シーズンはまだ全てが失われたわけではないと考えている。

    「ご破算になったと言うつもりはない」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「僕たちはトラックにパーツをもたらし、クルマのどこが欠けているかを理解し続けている。最終的にはそこは来年のマシンのデザインのためにも理解する必要があることだからね」

    「無価値なことではない。もちろん、結果は僕たちが望んでいたものではないけど、去年の僕たちのポジションを見てみれば、まだ僕たちは良い状態にある。だから、間違いなく無価値なことではない」

    マクラーレンでこれまでエリック・ブーリエが担ってきた役割は、新設されたスポーティングディレクターに任命されたジル・ド・フェラン、パフォーマンスディレクターに昇格したアンドレア・ステラ、そして、COOであるサイモン・ロバーツの3人によって分担することになった。

    ストフェル・バンドーンは、マクラーレンの改善に時間枠は設けられていないが、マネジメント体制の再構築はポジティブだと語る。

    「特定の時間枠はない。チームが一晩や1レースで変わらないことはわかっているからね。なので、少し時間を要するだろう」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「時間枠を設けることはかなり難しい。勝利の道に戻るためにどれくらい時間がかかるかはわからないけど、もちろん、遅いよりも早いことを願っている。でも、いくつかのことを変える必要があると思うし、今後のためのポジティブな一歩だと思っている」

  • マクラーレン | McLaren 600LTをグッドウッドで世界初公開

    マクラーレン | McLaren 600LTをグッドウッドで世界初公開

    マクラーレン・オートモーティブは、2018年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、マクラーレン・スポーツシリーズの新作「McLaren 600LT」を世界初公開した。

    公道でもサーキットでも優れた性能を発揮するように作られた、新しい600LTの登場は、マクラーレンの「ロングテール(LT)」ストーリーが新たな章に入ったこと、ならびにスーパースポーツカーの新たなパフォーマンス・ベンチマークが確立されたことを告げるもの。

    マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者マイク・フルーウィット(Mike Flewitt)は「新しいMcLaren 600LTは、最も先鋭的な性能を持つ、公道走行が可能なスポーツシリーズ・モデルで、エアロダイナミクスの最適化やパワーの増大、軽量化、サーキット走行を重視したドライビングダイナミクス、ドライバーとマシンとの一体感の向上といった、『McLaren LT』らしい特性を備えています。20年以上の歴史のなかで『ロングテール』の名が冠されたマクラーレンは、この600LTを含めて4つしかありません。今回の600LTは、スーパースポーツカーの性能に求められる基準を再定義するものであり、驚異的な加速力と、サーキットでの卓越したコーナリング・スピード、ドライバーとマシンとの類稀なダイナミックな関係性がその特徴となっています」と語った。

    新しいMcLaren 600LTは、「圧倒的な性能により、ドライバーを徹底的に楽しませる軽量のスーパースポーツカーを生産する」という、マクラーレンの哲学を象徴している。

    3.8リッターV8ツインターボ・エンジンを最適化するエンジンマネジメントシステム、さらにエンジンがより効率よく吸気できるようにするために、McLaren Sennaよりも短く、より大胆なデザインになったトップエグジット型のエキゾースト・システムを採用。これによる背圧低下により、600LTの最高出力は7,500rpmで600PS、5,500-6,500rpmでの最大トルクは620Nmを達成している。

    このような圧倒的なレベルのパフォーマンスが発揮されるため、0-100 km/h加速はわずか2.9秒で、高い評価を受けているスーパーシリーズ・モデルのMcLaren 675LTに匹敵する加速力となっている。0-200km/hは8.2秒という驚異的な数字で、最高速度の328km/hまで加速を維持させることができる。

    McLaren 600LTマクラーレン 6600LT

    McLaren 675LTモデルと、レースにおけるパイオニアである「ロングテール」McLaren F1 GTRの流れを汲む、LTファミリーの今回の新モデルは、エクステンドされたフロント・スプリッターやリア・ディフューザー、固定式のリア・ウィング、スリムなシルエットといった、マクラーレン「ロングテール」の物理的特徴をすべて備えており、全長はMcLaren 570S Coupeより74mm長くなっている。

    このユニークなボディによってエアロダイナミクス性能が最適化され、さらに600LTのフラットなカーボン・ファイバーのフラットボトムとの相互作用により、250km/hで走行時のダウンフォースが100kg増大し、グリップと高速での安定性が向上している。これは、サーキットで優れた性能を発揮するための重要なファクターとなる。

    同様のアルミニウム製シャシーに比べて剛性が25パーセント程度向上しているモノコック・シャシーや、新たなエアロダイナミクス装備でのカーボン・ファイバーの積極的な採用、ならびにサーキット指向のコックピット全体にわたる軽量素材の装備により、McLaren 600LTは、乾燥重量が1,247kgまで削減されており、その際のパワー・ウェイト・レシオは2.08Kg/PS となっている。

    また、McLaren Senna用に改良されたオプションの超軽量のカーボン・ファイバー製レーシング・シートを使用した場合の600LTの重量は、570S Coupeに比べて100kg軽くなっており、この重量削減は600LTのあらゆるパフォーマンスの向上をもたらしている。

    McLaren 600LTを更に軽量化することを要望するカスタマーは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が提供する、MSO ClubsportまたはMSO Clubsport Proパックを選ぶことができる。

    MSO Clubsportパックには、超軽量カーボン・ファイバー製レーシング・シート、エクステンドされたギアシフト・パドルとステアリング・ホイールのスポーク、軽量素材を採用したスイッチとIRISディスプレー周辺の素材などで構成されたカーボン・ファイバー・インテリア・アップグレード、カーボン・ファイバー製のルーフとカントレイル、グロス仕上げのビジュアル・カーボン・ファイバー・フェンダー・ルーバー、およびチタニウム製のホイール・ボルトが含まれている。MSO Clubsport Proパックは、ブラック、ブルー、レッドまたはマクラーレン・オレンジのいずれかのカラーのMSO特製ハーネス・バーと6点式レーシング・ハーネスが追加されている。

    マクラーレンの「ロングテール」モデルに共通するテーマは、ドライバーとマシンとの一体感およびドライブの感動を究極まで高め、ドライバーにこのマシン独自のダイナミックなパフォーマンスをドライバーの意志通りに楽しむこと。McLaren 600LTの開発のあらゆる部分に息づいているこの精神は、マシンとドライバーとの関係をできるかぎりピュアなものにするという明確な開発方針でもある。

    そのため、600LTのサスペンション・コンポーネントはMcLaren 720Sより軽く、ソリッドになっていて、鍛造アルミニウム製ダブルウィッシュボーンとアップライトの採用により、ダイナミックパフォーマンスが向上しているだけでなく、重量も10.2kg削減されている。

    最低地上高は、スポーツシリーズの他のモデルに比べて8mm低くなっており、フロント・トレッドが10mmワイドになっているため、より正確なドライビング・エクスペリエンスを得ることができる。

    マクラーレンのすべてのスポーツシリーズ・モデルに搭載されている独立式の可変アダプティブ・ダンパーとフロントおよびリアのアンチロール・バーは継承されているが、新しいサスペンションのジオメトリと連動させるため、また600LTに求められるサーキット指向の性能を生み出すために、大幅な改良が加えられている。

    また、軽量のアルミニウム製キャリパーと剛性に優れたカーボン・セラミック製のディスクを採用したマクラーレン・スーパーシリーズのブレーキ・システムを採用することにより、重量が4kg軽くなったのに加え、McLaren Sennaでの経験をもとにして開発されたまったく新しくなったブレーキ・ブースターとの組み合わせによって、ブレーキ中のペダルの感触と反応が大幅に向上し、200km/hから停止状態までの制動距離は117mと、McLaren P1(TM)より1m長いだけとなっている。

    2種類ある、超軽量アルミアロイホイールのデザインは、標準装備が10スポークで、5本スポークへの変更も可能となっている。いずれもスポーツシリーズのマクラーレンに装備されるホイールとしては最軽量で、このバネ下重量の削減は、McLaren 600LTのダイナミックな特性に大きく寄与している。

    マクラーレンのテクニカル・パートナーであるピレリと共同開発された、ビスポークによる特別仕様のP Zero(TM) Trofeo Rタイヤは、スポーツシリーズのモデルに初めて装備されるもので、サーキット指向のユニークなタイヤは、McLaren 600LTのダイミックパフォーマンスの向上に欠かせないファクターとなっている。マクラーレンの代名詞とも言える、すばやく、鋭いステアリング・フィールとリアアクスルの安定性をさらに向上させることを目的として作られた、超高性能タイヤは、たとえ路面状態が完璧でなくても、路面とのコンタクトパッチが一定に保たれ、コンプライアンスとグリップが向上されるように、サイドウォールの構造が通常よりソフトになっている。またTrofeo Rタイヤのベルト構造は、以前のスポーツシリーズのものより硬く設定されており、横加速度とコーナーリング性能が改善されている。

    McLaren 600LT インパネマクラーレン 600LT シート

    McLaren 600LTのコックピットは、重量削減と、ドライバー重視の環境作りの両方に焦点を当てたものとなっている。軽量のアルカンターラ(Alcantara)のトリム素材が、全体に多く使用されており、ドライバーとパッセンジャーのフットウェルと、シート下のカーペットを省くことで、5.7kgの重量削減を実現。さらにMonoCell IIシャシーの構造も、カーボン・ファイバーの美しさを残したまま、仕上げがなされている。グローブボックスは取り外され、ドアポケットの代わりに軽量のネットが取り付けられている。エアコンディショニング、ナビゲーションおよびオーディオシステムは、すべてノンコストのオプションとして追加することが可能。McLaren P1で初登場し、その後のMcLaren 675LTでも使用された、カーボン・ファイバー製のレーシング・シートも標準装備されており、これだけでも重量が21kg削減されている。

    600LT Coupeは、2018年10月より、およそ12か月間にわたり生産予定で、既存のスポーツシリーズとスーパーシリーズ、ならびに全車オーナーが決まっているSenna、Senna GTRおよびBP23の生産スケジュールを調和させ生産が行われる。生産台数は厳密に制限され、スペシャリストの技による、精密な仕上げのカーボン・ファイバー製ボディパネルも、この「ロングテール」が他のスポーツシリーズのモデルと一線を画す理由となるだろう。

    現在、600LT Coupeはマクラーレン正規販売店よりオーダー可能となっている。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 「ルノーの脅威はマクラーレンではなくハース」

    ニコ・ヒュルケンベルグ 「ルノーの脅威はマクラーレンではなくハース」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーにとって2018年の“ベスト・オブ・ザ・レスト”の称号を手にするための脅威となるのは、マクラーレンやフォース・インディアではなく、ハースだとみなしている。

    2018年のF1世界選手権も折り返しを迎え、ルノーはミッドフィールドのトップとしての立場を固めているように見えるが、コンストラクターズ選手権でハースとの差は19ポイント差。フォース・インディアとマクラーレンは22ポイント差でルノーを追いかけている。

    しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは、今後の戦いにおいては最近のレースで好パフォーマンスを示しているハースが脅威になってくると考えている。

    ハースの脅威について質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「過去数週間を考えれば今はそうなっているように見えるね」と Crash.net にコメント。

    「ハースには多くのポテンシャルがあると思うし、マクラーレンは少し失っているように思う。彼ら(ハース)は速いし、僕たちはそれを真剣に受け止めている」

    今季、様々な関係者がベストエンジンだと称するフェラーリのF1パワーユニットを搭載するハースは、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンがそのスピードを示しているが、序盤戦は主にグロージャンによるミスやクラッシュ、そして、ピットストップでの失敗や不運よってポイントを取りこぼしてきた。

    「彼らがどのようにしてそのレベルにたどり着いたかは僕があまり関与できることではないけど、現時点で彼らは強いし、僕たちはそれに対処しなければならない」

    「以前、彼らは逃していたけど、オーストリアで多くのポテンシャルを実現させた」

    「その勢いが向きを変えることもあるけど、最終的に彼らには強力なクルマと優れたパッケージがある」

  • ジル・ド・フェラン 「マクラーレンは慢性的な弱点を把握する必要がある」

    ジル・ド・フェラン 「マクラーレンは慢性的な弱点を把握する必要がある」

    マクラーレンのスポーティングディレクターに就任したジル・ド・フェランは、チームの慢性的な弱点を把握することがF1の上位グリッドに返り咲くための重要なステップになると語る。

    今年、マクラーレンはホンダからルノーにF1パワーユニットを変更。しかし、期待していたようなパフォーマンス改善は見られず、「ホンダからルノーにパワーユニットを変更するだけで1秒速くなる」と豪語していたレーシングディレクターのエリック・ブーリエは、F1イギリスGPを前に更迭された。

    新たにスポーティングディレクターに就任したジル・ド・フェランは、ドライバーとしてインディ500優勝、2度の2度のチャンプカーに輝き、2005年序盤から2007年中盤までBAR、そして、ホンダでそのスポーティングディレクターの役割を務めている。

    「私がクルマに乗って成功し、ビジネスマンとして成功してきたのは、自分の弱点が何かを理解しようとしていたからだと思う」とジル・ド・フェランはコメント。

    「私は鏡を見るこることを恐れていないし、『ここをもっと向上できるはず、あそこをもっと向上できるはずだ。改善すうるためには何が必要だ』と問いかけている。これは私が自分の仕事にもたらしている哲学だ」

    だが、現状のマクラーレンを立ち直らせるという仕事は、ジル・ド・フェランにとってこれまでで最大のチャレンジになるに違いない。

    「当初はザクのアドバイザーとして状況を見ていたし、新しい役割でもそれを続けていくが、より責任を負うことになる」とジル・ド・フェランは語る。

    「私は、自分の人生のかなり早い段階で、成功は決して一人のものではないと気付いた。自分だけの力で成功したわけではないとね」

    「人生で自分だけの力で多くのことを成し遂げられる人はごくわずかだ。ほとんどはチームの一員だ」

    ジル・ド・フェランは、現在のマクラーレンがチームとしてまとまりに欠けていると感じているようだ。

    「チームに多くの才能があるのは明らかだ。どこを見ても、賢い人が目に入る・・・多くの才能と脳力があるのは確かだ」

    「チームとしてまとまり、一体となって仕事をして、人々に集中と意欲を感じさせ、実際に彼らがどこに向かっているのか、どこに関わっているのかを理解させることが重要だ」

    「それが私の個人的な運営方法であり、私の仕事にもたらしている哲学だ。重要なエリアはコミュニケーションであり、特定のことを明確にしていくことだ。それが前進する助けになると思っている」

    エリック・ブーリエに代わり、ジル・ド・フェランがマクラーレンのピットレーンに座ったF1イギリスGPでは、フェルナンド・アロンソが8位入賞を果たした。

    それでも、マクラーレンはコンストラクターズ選手権でフォース・インディアに抜かれて7位に転落している。

    フェルナンドは素晴らしく、勇敢な走りで8位入賞を果たした」とジル・ド・フェランは語る。

    「我々はドライバーたちが戦うためにベストなポジションにつけるよう2台ともアグレッシブな戦略を採った」

    「いずれにしろ、すべてのイベントで前進することに集中していていくつもりだ」

  • ストフェル・バンドーン、ジル・ド・フェランの入閣で残留に前進?

    ストフェル・バンドーン、ジル・ド・フェランの入閣で残留に前進?

    ストフェル・バンドーンにとってジル・ド・フェランがマクラーレンのスポーティングディレクターに就任したことはチーム残留にむけて良いニュースにかもしれない。

    今年に入ってからまだ予選でフェエルナンド・アロンソに勝つことができておらず、低調なパフォーマンスが目立つストフェル・バンドーンは、今シーズン限りでシートを失うとの噂が浮上している。

    マクラーレン内では、育成ドライバーのランド・ノリスがF1シート昇格にむけて待機しており、また、マクラーレンはフェラーリのシートを喪失する可能性のあるキミ・ライコネンの獲得を検討しているとされている。

    しかし、その状況は一変したかもしれない。ストフェル・バンドーンは、新たにマクラーレンのスポーティングディレクターに就任したジル・ド・フェランの娘アンナ・ド・フェランと交際している。

    ジル・ド・フェランは「彼らは1年ほど前に知り合った」と Globo にコメント。

    「だが、完全に切り離された関係であり、それに関しては私はまったく問題ないことだと思っている」

    ストフェル・バンドーンは、自身の将来についての噂とは距離を置いている。

    「一年のそのような時期だ。それもF1の一部だ。外の世界の人々ほど気にしていないよ」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「もっと重要なのは彼らがチーム内で僕のことをどう考えているかだ。彼らが僕の仕事をどう判断するかだ」

    また、レーシングディレクターを務めてきたエリック・ブーリエの離脱についてストフェル・バンドーンは「それで僕にとって何かが大きく変わるとは思っていない」とコメント。

    「マクラーレンのあらゆる問題は1日で解決されるようなものではない」

    シル・ド・フェランジル・ド・フェラン

    アンナ・ド・フェランアンナ・ド・フェラン