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  • マクラーレン 「カスタマーエンジンでもレースには勝てる」

    マクラーレン 「カスタマーエンジンでもレースには勝てる」

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、カスタマーエンジンでもレースに勝つことはできると考えているが、それでもホンダとパートナーを組むという決定は正しかったと主張する。

    マクラーレンの元CEOであるロン・デニスは、カスタマーエンジンでF1で勝つことは不可能だと考えていたのは周知通り。ワークス参戦したメルセデスとの契約を解消し、ホンダをF1に呼び戻してワークスパートナーシップを結んだ。

    だが、3年目を迎えてもマクラーレンとホンダのパートナーシップは実を結んでおらず、最近の噂では、マクラーレンはホンダと決別してメルセデスからパワーユニットを購入することを検討していると報じられている。

    ザク・ブラウンは「カスタマーエンジンでレースに勝つことは可能だ。でも、支配することが、もちろん、我々のゴールであり、我々はファクトリーチームでなければならない」

    「ホンダと一緒に戦うという決定は完全に正しかった」

    また、ザク・ブラウンは、マクラーレンが現在のエンジン危機を解決するために独自にパワーユニットを製造するという噂を改めて否定した。

    最近、レッドブル-ルノーのプロジェクトを離れたF1エンジン専門家のマリオ・イリエンと彼のイルモア社がマクラーレンと仕事をしているとの報道がなされた。

    その報道は、マクラーレンが市販車プロジェクトの成功に習い、独自のF1エンジンを製造するとの噂を引き起こした。

    しかし、ザク・ブラウンは、F1チームと市販車部門の比較を軽視した。

    「マクラーレン・オートモーティブはビジネスのまた別の部門だ」とザク・ブラウンは Auto Bind にコメント。

    「我々はエンジンメーカーではない。我々はレースチームであり、カーメーカーだ。10年で何ができるかはわからないが、現時点でそれは我々に関連した話題ではない」

  • マクラーレン・ホンダ:2017 F1 第3戦 バーレーンGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダ:2017 F1 第3戦 バーレーンGP プレビュー

    マクラーレン・ホンダは、F1 第3戦 バーレーンGPで今シーズン初ポイントを狙う。

    第2戦中国GPでは、フェルナンド・アロンソがポイント圏内を走行するものの、ドライブシャフトのトラブルでリタイア。ストフェル・バンドーンも燃料系のトラブルでリタイアし、コンストラクターズ選手権で再開に転落した。

    砂漠の中にあるバーレーン・インターナショナル・サーキットは、砂によるダスティな路面、タイヤに厳しいトラクションエリア、4本のストレート、ヘビブレーキングなど、マシンの総合バランスが問われるサーキット。トワイライトレースとして開催されるため、夕方から気温および路面温度が大幅に下降するため可能性があり、チームの対応力が問われるレースとなる。

    また、バーレーンの国営投資会社マムタラカトがマクラーレン・グループの50%の株式を所有する筆頭株主であり、マクラーレン・ホンダにとっては第3のホームグランプリとなる。

    フェルナンド・アロンソ
    「バーレーンに戻るのを特に楽しみにしている。特に僕は去年のレースを逃しているからね。あの場所では3勝を挙げているので良い思い出があるし、トワイライトでのレースは常に楽しい経験だ。バーレーンGPはいつもかなり長いレースだし、僕たちの最優先事項は砂漠の暑さと厳しいコンディションに対して信頼性を確実にすることだ。そうすれば、僕たちはパフォーマンスについて考えていける。パフォーマンスに関しては、上海でクルマをリタイアさせるまで僕はとても有望なポジションを走っていたし、僕たちのペースは予想していたよりもずっと強かった。バーレーンでもっと多くのいい意味でのサプライズがあれば嬉しいね! 僕たちにとってまたチャレンジングなレースになるだろう。ロングストレートは簡単ではないし、エンジニアが取り組まなければならないことがたくさんある。ブレーキ摩耗と燃費は高いし、通常のスケジュールと比較して午後の遅くにレースをするので、週末の間に路面温度がかなり変化して、セットアップはトリッキーだ。ガレージを出るたびにパッケージの最大限を生かすために懸命にプッシュしているし、バーレーンの週末もまったく同じ方法でアプローチしていく」

    ストフェル・バンドーン
    「2016年のバーレーンGPにはたくさんの良い思い出がある。一年経ち、僕はフルタイムのマクラーレン・ホンダのドライバーだ。それに過去12ヵ月ですでに多くの経験を積んでいる。もちろん、僕の目標はグランプリに到着するたびに懸命に仕事をして、改善することだ。今年は僕たちにとって厳しいけど、いつものようなハードにレースをするつもりだ。僕たちにとって最も重要なのはマイレージだ。バーレーンの天候は上海よりもいいはずだし、週末にわたって出来る限り多くのラップを走れることを願っている。それはこのトラックをよく知るのに役立つし、僕は2015年にGP2であそこで2回勝っているので、すでにレイアウトに不安はない。すでに知っていることに基づいて事を進めていける。中国が難しい週末になることはずっと予想していたことだし、バーレーンで良くなるかどうかはわからない。1週間しか経っていないし、もちろん、その時間内で適用できる変更は限られている。でも、僕たちはいつもようにベストを尽くすつもりだ。クルマは間違いなく改善しているし、フェルナンドと僕は自信と競争力を感じている。特にコーナーではね。なので、このトラックで何ができるか見て見なければならない」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「驚くべきことに2004年にバーレーンGPが初開催されて以降の12回のイベントでマクラーレンはこれまで一勝も挙げられていない。対照的に、フェルナンドは3度もレースで優勝しており、勝利数は他のどのドライバーをも凌いでいる(ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、フェリペ・マッサがそれぞれ2勝)。だが、残念ながら、来週フェルナンドが彼の印象的な勝利数を増やすことはないだろう。そして、マクラーレンも日曜日にバーレーンでの未勝利記録を破ることはないだろう。だが、天候は鈍く、ウェットで寒かった上海よりもずっといいだろうし、結果として、我々は先週末よりも多くの走行が期待できる。レースはストフェルの初グランプリの1周年となる。非常に称賛に値するものだった。彼はF1デビュー戦で順当に1ポイントを獲得した。彼とフェルナンドの二人ともが来週末も再びポイントフィニッシュを目指す。我々が軽率な約束や予測をすることは決してないが、彼らの努力が報われることを願っている。ストフェルにとってバーレーンはGP2で絶好の場所だった。実際、彼は3年前のデビュー戦で勝っている。最後になるが、バーレーンはマクラーレン・ホンダの3つのホームグランプリのうちのひとつだ(他の2つはシルバーストンと鈴鹿)。なので、あの場所でシーズン初ポイントを獲得できれば素晴らしいだろう。それを実現するためにベストを尽くしていく」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「中国のウェットで寒い週末の後、我々は今、正反対のドライで熱いコンディションになると予想するバーレーンに向かっています。中国のレース結果は大きな落胆でした。ですが、結果に関わらず、いくつものポジティブなものを得られましたし、リタイアするまではトリッキーなコンディションのなかで励みになるレースをしていました。シーズンの開幕2戦を終えて、我々のパワーユニットの信頼性の進化にはより自信を持っています。今はパーレンで我々のパフォーマンスを確認するのを楽しみにしています。マクラーレン・ホンダにとってのホームレースですので、勢いをつけていけることを期待しています。熱いコンディション、トラックの2つの長いフロントとバックストレートはパワーユニットに大変な努力が必要ですし、我々にとって簡単な週末になるとは思っていません。信頼性に取り組むと同時に、マクラーレンと一緒にプラクティス中にベストなセットアップを見つけることに集中していきます。ファンに良いレースを見せられることを期待していますし、ポイントを獲得できるように全力を尽くしていきます」

    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ストフェル・バンドーン 「ホンダのパワー不足でレースにならない」

    ストフェル・バンドーン 「ホンダのパワー不足でレースにならない」

    ストフェル・バンドーンは、現在のホンダのF1パワーユニットでレースをするのは“不可能”だとし、“緊急”でもっと多くのパワーが必要だと断言している。

    苦戦が予想されたF1中国GPでは、フェルナンド・アロンソが一時ポイント圏内を走行したが、最終的にマクラーレン・ホンダはダブルリタイアに終わった。

    ストフェル・バンドーンは、マクラーレンのシャシーには好感触を得ているものの、ストレートでのホンダのF1エンジンのスピード不足を嘆いている。

    「クルマの感覚はかなりいい。マッサのウィリアムズの後ろにいたときは、全てのコーナーで僕の方が速かったとさえ言える」とストフェル・バンドーンは Het Laatste Nieuws にコメント。

    「レースをするのに僕たちのトップスピードはあまりに遅すぎる。僕たちにとっては不可能だ。ストレートのスタートではミラーを見ているけど、終わりにはクルマは隣にいる。僕たちには緊急でもっと多くのパワーが必要だ」
    「クルマの感触はかなりいい。アップデートが機能しているように思うし、シャシーは正しい方向に進んでいる。とにかくストレートでのスピードが足りない」

    「エンジニアは僕たちのラップタイムは同等だと言っていたけど、それは僕たちがいるグループ内での差だ。上位のペースはもっと高い。でも、僕たちのいる方向では、より遅いクルマがいるのでタイムを失ってしまう」

    連戦はマクラーレン・ホンダにとってまったく理想的な状況ではない。ストフェル・バンドーンは、チームがバーレーンでより多くの問題に見舞われることを懸念している。

    「シーズンの2戦目だけど、今の僕たちのクルマは簡単ではないことはわかっている。でも、僕たちはベストを尽くそうとしているし、すぐに改善されるはずだ。でも、バーレーンではそうはいかないだろう。僕たちにとってまた難しい週末になると思う」

  • フェルナンド・アロンソ 「バーレーンGPの最優先事項は信頼性」

    フェルナンド・アロンソ 「バーレーンGPの最優先事項は信頼性」

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、F1バーレーンGPへの展望を語った。

    昨年、フェルナンド・アロンソは開幕戦オーストラリアGPでクラッシュしたことにより、第2戦として開催されたバーレーンGPを欠場している。

    「バーレーンに戻るのを特に楽しみにしている。特に僕は去年のレースを逃しているからね」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「あの場所では3勝を挙げているので良い思い出があるし、トワイライトでのレースは常に楽しい経験だ。バーレーンGPはいつもかなり長いレースだし、僕たちの最優先事項は砂漠の暑さと厳しいコンディションに対して信頼性を確実にすることだ。そうすれば、僕たちはパフォーマンスについて考えていける」

    「パフォーマンスに関しては、上海でクルマをリタイアさせるまで僕はとても有望なポジションを走っていたし、僕たちのペースは予想していたよりもずっと強かった。バーレーンでもっと多くのいい意味でのサプライズがあれば嬉しいね!」

    「僕たちにとってまたチャレンジングなレースになるだろう。ロングストレートは簡単ではないし、エンジニアが取り組まなければならないことがたくさんある。ブレーキ摩耗と燃費は高いし、通常のスケジュールと比較して午後の遅くにレースをするので、週末の間に路面温度がかなり変化して、セットアップはトリッキーだ」

    「ガレージを出るたびにパッケージの最大限を生かすために懸命にプッシュしているし、バーレーンの週末もまったく同じ方法でアプローチしていく」

    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン 「今年もバーレーンGPでの未勝利記録は破れそうにない」

    マクラーレン 「今年もバーレーンGPでの未勝利記録は破れそうにない」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、F1バーレーンGPへの展望を語った。

    マクラーレン・ホンダは、メルボルンと上海でフェルナンド・アロンソがポイント圏内を走行するもリタイア。いまだポイントを獲得できておらず、コンストラクターズ選手権では最下位に位置している。

    「驚くべきことに2004年にバーレーンGPが初開催されて以降の12回のイベントでマクラーレンはこれまで一勝も挙げられていない」とエリック・ブーリエはコメント。

    「対照的に、フェルナンドは3度もレースで優勝しており、勝利数は他のどのドライバーをも凌いでいる(ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、フェリペ・マッサがそれぞれ2勝)」

    「だが、残念ながら、来週フェルナンドが彼の印象的な勝利数を増やすことはないだろう。そして、マクラーレンも日曜日にバーレーンでの未勝利記録を破ることはないだろう。だが、天候は鈍く、ウェットで寒かった上海よりもずっといいだろうし、結果として、我々は先週末よりも多くの走行が期待できる」

    「レースはストフェルの初グランプリの1周年となる。非常に称賛に値するものだった。彼はF1デビュー戦で順当に1ポイントを獲得した。彼とフェルナンドの二人ともが来週末も再びポイントフィニッシュを目指す」

    「我々が軽率な約束や予測をすることは決してないが、彼らの努力が報われることを願っている。ストフェルにとってバーレーンはGP2で絶好の場所だった。実際、彼は3年前のデビュー戦で勝っている」

    「最後になるが、バーレーンはマクラーレン・ホンダの3つのホームグランプリのうちのひとつだ(他の2つはシルバーストンと鈴鹿)。なので、あの場所でシーズン初ポイントを獲得できれば素晴らしいだろう。それを実現するためにベストを尽くしていく」

    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ストフェル・バンドーン 「クルマは改善している」/ F1バーレーンGP

    ストフェル・バンドーン 「クルマは改善している」/ F1バーレーンGP

    マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンが、F1バーレーンGPへの展望を語った。

    昨年、マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーと務めていたストフェル・バンドーンは、負傷したフェルナンド・アロンソの代役としてF1バーレーンGPでデビューし、ポイントを獲得している。

    「2016年のバーレーンGPにはたくさんの良い思い出がある」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「一年経ち、僕はフルタイムのマクラーレン・ホンダのドライバーだ。それに過去12ヵ月ですでに多くの経験を積んでいる。もちろん、僕の目標はグランプリに到着するたびに懸命に仕事をして、改善することだ。今年は僕たちにとって厳しいけど、いつものようなハードにレースをするつもりだ」

    「僕たちにとって最も重要なのはマイレージだ。バーレーンの天候は上海よりもいいはずだし、週末にわたって出来る限り多くのラップを走れることを願っている。それはこのトラックをよく知るのに役立つし、僕は2015年にGP2であそこで2回勝っているので、すでにレイアウトに不安はない。すでに知っていることに基づいて事を進めていける」

    「中国が難しい週末になることはずっと予想していたことだし、バーレーンで良くなるかどうかはわからない。1週間しか経っていないし、もちろん、その時間内で適用できる変更は限られている。でも、僕たちはいつもようにベストを尽くすつもりだ。クルマは間違いなく改善しているし、フェルナンドと僕は自信と競争力を感じている。特にコーナーではね。なので、このトラックで何ができるか見て見なければならない」

    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
    2017 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン・ホンダ、ストラタシスの3Dプリンティングの使用を拡大

    マクラーレン・ホンダ、ストラタシスの3Dプリンティングの使用を拡大

    マクラーレン・ホンダのパートナーであるストラタシスは、マクラーレン・ホンダが2017年フォーミュラ1シーズンのMCL32レーシングカーのパーツ製造において、ストラタシスの3Dプリンティングの使用を拡大し、設計の改善を高速化・パーツの軽量化を図り、性能の向上を目指しますことを発表した。

    ストラタシスは3Dプリンティングとアディティブ・マニュファクチャリング・ソリューションの世界的リーダー企業。

    マクラーレン・ホンダは、MCL32のレース対応パーツを、ストラタシス FDMおよびPolyJet 3Dプリンティングを活用し製造。パーツ製造時間を短期間で実現することで、車体開発のリードタイムを短縮。かつ走行コース内で3Dプリントによるパーツ製作することで、オンサイトでの評価が可能になる。

    3Dプリンティングによる次のような一部のパーツが、性能改善を目的として設計され、2017年シーズンのレーシングカーに使用される。

    油圧系ブラケット

    油圧系ブラケット

    マクラーレン・ホンダ MCL32レースカー用の構造ブラケット。Stratasys FDM 3Dプリンタで、Nylon12CF材料を使って製作された。マクラーレン・ホンダは、ストラタシスFDMテクノロジーを使用し、油圧系をMCL32レーシングカーに取り付けるための構造ブラケットを3Dプリンティングにより製作しました。カーボンファイバー充填型ナイロン素材(FDM(R) Nylon 12CF)を使用し、Fortus 450mcプロダクション3Dプリンタを利用しています。ブラケットは、従来の製造プロセスでは製作に2週間かかるところを、わずか4時間で製作されました。

    フレキシブルなラジオハーネス固定ブーツ

    フレキシブルなラジオハーネス固定ブーツ

    マクラーレン・ホンダ MCL32 レースカー用のラジオハーネス。PolyJet方式によるStratasys J750 3Dプリンタで、ゴムライク材料を使って製作された。新しい双方向通信およびデータシステムがMCL32レーシングカーに搭載されただが、このケーブルがドライバーの邪魔になることが分った。そこで、Stratasys J750 3Dプリンタのゴムライク材料を利用して、通信システムのハーネスワイヤーを固定するためのゴム状のブーツをデザインし、3Dプリンティングで製作。3種類のデザインを1日で繰り返し3Dプリントし、実際に使用するパーツはたった2時間で3Dプリントすることができた。これにより、2017シーズンのグランプリ初戦で使用する快適なラジオハーネスパーツを製作することができた。

    カーボンファイバー製ブレーキ冷却ダクト

    カーボンファイバー製ブレーキ冷却ダクト

    マクラーレン・ホンダ MCL32用中空合成ブレーキ冷却ダクトを作成するためのサクリフィシャルツール。Stratasys FDM 3Dプリンタで、ST-130ソリュブル材料を使って製作された。ブレーキパーツの温度を効率的に制御するため、マクラーレン・ホンダは中空合成ブレーキ冷却ダクト作成用のサクリフィシャルツールを3Dプリントで製作した。これらのねじり下げコアは、この用途専用のST-130ソリュブル材を使用して3Dプリントされている。さらにカーボンファイバー・コンポジット材料で覆い、高温でオートクレーブ養生を施した。最終パーツは内面の仕上げが非常に滑らかな管状構造物で、必要なエアフローをブレーキに送りつつ、最大空力と車のパフォーマンスの両方を維持することができる。

    リアウィングフラップ

    リアウィングフラップ

    マクラーレン・ホンダ MCL32リアウィングフラップ用のコンポジットレイアップ・ツール。Stratasys Fortus 900mc 3Dプリンタで、ULTEM 1010材料を使って製作された。リアダウンフォースを高めるよう設計された大きなリアウィングエクステンションはカーボンファイバー・コンポジット材料で、FDMベースのFortus 900mcプロダクション3Dプリンタで3Dプリントしたレイアップツールを使用して製作された。チームはULTEM 1010を使用し、350°F/177°Cを超える高温でオートクレーブ養生を行った幅900mmのコンポジットパーツを、わずか3日間で3Dプリントした。 これにより、非常に限られたテスト期間で大幅に時間を節約することができた。

    ニール・オートレイ (McLaren Racing Limited 設計および開発ディレクター)
    「我々は、F1カーの設計に常に手を加え、改良しています。新しい設計を素早く試すことができる能力により、車体の軽量化や、反復設計の回数を増やすことが可能になり、車体性能の向上を実現できます。新しい開発の成果を、1レース早く車体に導入できたら、また新しく改良したアイデアをたった数日でパーツを作製することで、マクラーレン・ホンダ MCL32をより強化することが可能になります。ストラタシスの3Dプリンティングを、車で実際に使用するパーツやコンポジット・レイアップやサクリフィシャルツーリング、カッティング冶具などの製造も含めた我々の製造プロセスでより幅広く使用することで、リードタイムを短縮しつつ、パーツの複雑性を高めることができます。」

    設計および製造サイクルをさらに加速するため、マクラーレン・ホンダはストラタシスのuPrint SE Plusを導入してテストやレースをその場で追跡し、チームがパーツやツーリングを必要に応じて製作できるようにしている。

    アンディ・ミドルトン (ストラタシスEMEA社長)
    「フォーミュラ1は、当社のアディティブ・マニュファクチャリング・ソリューションにとって世界で最も優れた実験場の1つです。マクラーレン・ホンダフォーミュラ1チームの3Dプリンティング・ソリューションの公式サプライヤーとして、当社はチームと密接に作業し、作業場、風洞、コースで生じるエンジニアリング上の課題を解決します。これにより当社は、新たな効率や性能をMcLaren Racingやその他の自動車設計会社やメーカーに提供できるような新たな素材や用途の開発が可能になると考えています。」

  • マクラーレン・ホンダ:2017 F1中国GP レースレポート

    マクラーレン・ホンダ:2017 F1中国GP レースレポート

    4月9日(日)、上海インターナショナル・サーキットで開催されたF1中国GPで、マクラーレン・ホンダは早々にレースを終えるかたちとなった。

    レース前に雨は止んだものの、スタート時には路面がまだ濡れた状態であったため、両ドライバーともインターミディエイトタイヤを装着してのスタートを選択。フェルナンド・アロンソ、ストフェル・バンドーンともに好スタートを決めた。

    ストフェル・バンドーンのマシンのリアがライバルに接触するトラブルがあったものの損傷はなく、両ドライバーともスタート直後のアクシデントに巻き込まれることなく走行を続けた。

    サーキットが急速にドライコンディションに戻る中、チームは2周目に2台同時のピットストップを決断。フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンはクルーの完ぺきな作業のあとにソフトタイヤに履き替えた。コース上に戻った両ドライバーは徐々にポジションを上げ、アロンソは7周目までに6番手に浮上。その後、何周にもわたり7番手のポジションをキープした。

    ただ残念ながら、チームは信頼性を十分に維持することができず、ストフェル・バンドーンはパワーを失ったあとに燃料系の不具合により18周目でリタイア。一方のフェルナンド・アロンソはドライブシャフトに問題を抱え、34周目でコース上にマシンを止める結果となった。

    マクラーレン・ホンダは、連戦となる2戦目を迎える前に気持ちを切り替え、数日後には次戦のバーレーンGPウイークに臨む。

    フェルナンド・アロンソ
    「非常に難しいコンディションの中、13番手からスタートし、数周後には6番手を走行していた。最初の2周でいい走りができたことが大きいが、うれしいサプライズだった。他のマシンがあちこちでスピンしていたが、この難しい状況が長く続いてほしいと思っていた。他車のスピンにより、労せずしてオーバーテイクできたり、昨日言った通りにうまくチャンスを生かしたりができていた。その後、しばらくは7番手のポジションを死守していたが、コースがドライになるにつれて徐々に順位を落とし始めた。今日は、いい結果を出すために、自分たちにどれほどのハングリー精神があるかを示すことはできたが、残念ながらレースを完走するほどの強さはまだなかった。冬季テストが十分にできなかったために、今、その大きな代償を払う結果となっているが、早急に改善できることを願っている。今日のレースで、ストフェルも僕も完走できなかったことは残念だし、僕は入賞圏内で走行していただけに特に悔しい結果となった。ただ、僕たちができることは、失敗から学び、次戦のバーレーンで(もちろん雨の予報ではないが)今回よりももう少しいい結果を出すことだ」

    ストフェル・バンドーン
    「僕にとっては短いレースだったが、最初はかなりエキサイティングな展開だった。フェルナンドも僕も好スタートを切り、最初の数周は他チームのマシンに混ざって走行していた。ピットストップ後のポジションはあまりよくなく、その後はさらに難しい状況だったが、実はマシンのペースはかなりよかった。スリックタイヤを装着した際には、実際にかなり手応えがあり、自分がプッシュしたいときにプッシュできた。コーナーではマシンにとてもいい感触があり、自信を持って前方のマシンとの差を詰めることができた。ただ、いったんコースが乾き始めると、他チームのマシンとのスピードの差が歴然と分かるようになり、オーバーテイクすることが非常に難しくなった。僕たちのマシンはストレートでのスピードが足りないため、他チームのマシンと競い合うことができず、その状況で順位を上げることは困難だ。17周目でパワーを失った。はっきりとした理由は分からないが、燃料系の不具合だと思う。今日、完走できなかったことは残念だ。マシンにポテンシャルはあったし、コーナーでは、ライバルチームのマシンに比べてかなり速さがあるように思った。ただ出力が落ちるのを感じ、その直後に非常に低出力になったような気がした。望んでいたような結果ではないし、当然のことながらレースを完走したかった。中国では多くの周回を走行することができなかったが、これが僕たちの現状だ。ここに来る前からそれは分かっていたし、来週末のバーレーン戦では状況が改善することを願っている。それでも、今週末にはポジティブな点もあった。マシンは徐々にいい状態になりつつあり、フェルナンドも僕も自信を持ってプッシュすることができる。早いタイミングでさらに改善できることを願っている。実際にいつごろ改善できるかを予測するのは難しいので、様子を見るしかない。バーレーンは上海とは非常に異なる種類のサーキットだが、僕たちはいつも通り最善を尽くす」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
    「路面が濡れて滑りやすい中、フェルナンドはその状況を完ぺきに判断し、13番グリッドからすばらしいスタートを切った。そしてレース開始から数周後の、1回目のバーチャルセーフティカーが導入されるころには、8番手に浮上した。7周目までに6番手につけたフェルナンドは、同じスペイン人のカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)と、観客を楽しませるバトルを繰り広げ始めた。そのころには、ストフェルは15番手あたりで周囲のマシンと競い合いながら、ポジションを死守していた。残念ながら、レース開始後のすばらしい走りは、長くは続かなかった。ストフェルはわずか17周を走行したあと、燃料系の不具合によってレースを終え、フェルナンドは34周目にしてドライブシャフトの問題によりリタイアした。これからすぐに、次戦が開催されるバーレーンへ向かう。バーレーンは、我々にとってシルバーストンと鈴鹿に並んで3つの母国グランプリの一つだが、そこでは今回よりもいい週末を迎えられることを願っている」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「今日は厳しい結果になりました。しかしそんな中でもいくつか前向きに捉えられる点があったと思います。難しいレースコンディションの中でもチームはいつも通り、完ぺきなピット戦略を見せてくれました。フェルナンドは多くのマシンを抜き去るすばらしいスタートを決め、リタイアまでは非常に力強いレースを見せてくれました。ストフェルも残念な結果になってしまいましたが、それまではよく戦ってくれていたと思います。ポイントを十分に獲得できるポジションを走行していただけに、フェルナンドとストフェルがともにメカニカルトラブルでリタイアしなければならなかったことはとても残念です。結果は残念でしたが、我々のPUの信頼性については、開幕戦とここ中国で着実な進化を見せられていると思います。来週のバーレーンでは、今日の途中までのいい流れを最後まで発揮できるという期待を持って臨みます。準備期間は数日しかありませんが、さらにいい結果を目指し、マクラーレンと一緒にさらに努力を重ねていきます」

    関連:F1中国GP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • フェルナンド・アロンソ、F1中国GPで“人生のベストレース”を更新

    フェルナンド・アロンソ、F1中国GPで“人生のベストレース”を更新

    フェルナンド・アロンソは、8位を走行中にリタイアを強いられたF1中国GPでの自身の走りを“素晴らしい”ものだったと評した。

    フェルナンド・アロンソは、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)に抜かれた後の31周目にドライブシャフトのトラブルでリタイアを強いられた。

    開幕戦オーストラリアGP後に自身のパフォーマンスを“人生のベストレース”と評していたフェルナンド・アロンソだが、中国はさらに良いパフォーマンスだったと述べた。

    自分のパフォーマンスには満足だったかと質問されたフェルナンド・アロンソは「そうだね。素晴らしかったと思うよ」とコメント。

    「オーストラリアでは二度とないだろうと思ったけど、ここは同じからさらに良いパフォーマンスだたったと思う。コンディションが助けになったし、僕たちはそれを生かした」

    「みんな、右へ左へとスピンしていたし、僕たちはほぼフリーでポジションを上げていた。トラックがダンプ状態だったときは、トップスピードが不足しているなかでベストなペースを維持していた」
    「僕に起こった最高のことのひとつだ」

    13番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソは、ロングストレートでのスピード不足にも関わらず、トリッキーなコンディションの序盤に8番手まで順位を上げた。

    フェルナンド・アロンソは、8位くらいでのポイントフィニッシュを確信していたとし、後方から挽回していたバルテリ・ボッタスのメルセデスを数周抑えられたのはシュールだったと述べた。

    「僕たちはペレス(8位)とマグヌッセン(9位)とポイントを争っていたと思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「オーストラリアと同じように1~2ポイントを獲得できたかもしれない。ボッタスの前を走っていて、彼が2~3周抜けなかったのは、これまでで僕に起きたなかで最もシュールなことのひとつだった」
    「彼は僕の300m後ろにいて、ストレートで僕の抜いていったけど、次の周で彼にちょっとついていくことができた」

    チームメイトのストフェル・バンドーンは燃料系のトラブルでリタイアしており、フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダのテストでの走行不足がまだ代償を払っていると述べた。

    「テストできなかったことで、僕たちはレース毎に新しい問題を発見している。すぐに通常の信頼性を得て、レースを完走できることを願おう」

  • マクラーレン・ホンダ:信頼性問題でダブルリタイア / F1中国GP

    マクラーレン・ホンダ:信頼性問題でダブルリタイア / F1中国GP

    マクラーレン・ホンダは、F1中国GPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソ、ストフェル・バンドーンともにリタイアに終わった。

    フェルナンド・アロンソ (リタイア)
    「非常に難しいコンディションの中、13番手からスタートし、数周後には6番手を走行していた。最初の2周でいい走りができたことが大きいが、うれしいサプライズだった」

    「他のマシンがあちこちでスピンしていたが、この難しい状況が長く続いてほしいと思っていた。他車のスピンにより、労せずしてオーバーテイクできたり、昨日言った通りにうまくチャンスを生かしたりができていた。その後、しばらくは7番手のポジションを死守していたが、コースがドライになるにつれて徐々に順位を落とし始めた。今日は、いい結果を出すために、自分たちにどれほどのハングリー精神があるかを示すことはできたが、残念ながらレースを完走するほどの強さはまだなかった。冬季テストが十分にできなかったために、今、その大きな代償を払う結果となっているが、早急に改善できることを願っている。今日のレースで、ストフェルも僕も完走できなかったことは残念だし、僕は入賞圏内で走行していただけに特に悔しい結果となった。ただ、僕たちができることは、失敗から学び、次戦のバーレーンで(もちろん雨の予報ではないが)今回よりももう少しいい結果を出すことだ」

    ストフェル・バンドーン (リタイア)
    「僕にとっては短いレースだったが、最初はかなりエキサイティングな展開だった。フェルナンドも僕も好スタートを切り、最初の数周は他チームのマシンに混ざって走行していた。ピットストップ後のポジションはあまりよくなく、その後はさらに難しい状況だったが、実はマシンのペースはかなりよかった。スリックタイヤを装着した際には、実際にかなり手応えがあり、自分がプッシュしたいときにプッシュできた。コーナーではマシンにとてもいい感触があり、自信を持って前方のマシンとの差を詰めることができた。ただ、いったんコースが乾き始めると、他チームのマシンとのスピードの差が歴然と分かるようになり、オーバーテイクすることが非常に難しくなった。僕たちのマシンはストレートでのスピードが足りないため、他チームのマシンと競い合うことができず、その状況で順位を上げることは困難だ。17周目でパワーを失った。はっきりとした理由は分からないが、燃料系の不具合だと思う。今日、完走できなかったことは残念だ。マシンにポテンシャルはあったし、コーナーでは、ライバルチームのマシンに比べてかなり速さがあるように思った。ただ出力が落ちるのを感じ、その直後に非常に低出力になったような気がした。望んでいたような結果ではないし、当然のことながらレースを完走したかった。中国では多くの周回を走行することができなかったが、これが僕たちの現状だ。ここに来る前からそれは分かっていたし、来週末のバーレーン戦では状況が改善することを願っている。それでも、今週末にはポジティブな点もあった。マシンは徐々にいい状態になりつつあり、フェルナンドも僕も自信を持ってプッシュすることができる。早いタイミングでさらに改善できることを願っている。実際にいつごろ改善できるかを予測するのは難しいので、様子を見るしかない。バーレーンは上海とは非常に異なる種類のサーキットだが、僕たちはいつも通り最善を尽くす」

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