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  • マクラーレンとホンダ、関係解消に至った3年間のコメントの変化

    マクラーレンとホンダ、関係解消に至った3年間のコメントの変化

    マクラーレンとホンダは、今シーズン限りで3年間にわたるパートナーシップに終止符を打った。ここで、過去3年間のマクラーレンとホンダの首脳陣のコメントを振りかえってみる。

    ホンダは2013年の5月に2015年からマクラーレンにエンジンを居休することを発表。1980年代後半から90年代初期にかけて一世を風靡した“マクラーレン・ホンダ”がF1に復活することになった。

    打倒メルセデスを目標に掲げたワークスパートナーシップのプロジェクトだったが、この3年間で優勝や表彰台という結果を達成することなく終焉を迎えることになった。

    2014年9月:新井泰久 (元ホンダF1プロジェクト総責任者)
    「我々はメルセデスに匹敵できると確信しています。私は固く信じています。来年、我々はレースに勝ちます」

    2014年9月:ロン・デニス (元マクラーレン代表)
    「ホンダのエンジンの進捗は恍惚とさせるものだ。エンジンは宝石だ。彼らは予想よりも先に進んでいる。エンジンの競争力を疑う余地はない」

    2014年10月:エリック・ブーリエ (マクラーレン レーシングディレクター)
    「我々は新しいエンジンパートナーとともに来シーズンにグリッドに並ぶ3つのワークスチームのひとつになる。形勢を一変させることいなるだろう。マクラーレンは新しいエンジンパートナーとともに勝利に返り咲く。今日、我々は非常に魅力的なチ-ムだ。我々は速いクルマを持っていないが、それを取り戻している途中だ」

    2014年11月:エリック・ブーリエ (マクラーレン レーシングディレクター)
    「大きなポテンシャルがある。ホンダのコミットメントは本当に大きく、我々は非常に良い準備戦略を練っている。我々は良い道を進んでいる。ワークスチームであるからにはチャンピオンシップに勝たなければならない

    2014年12月:フェルナンド・アロンソ
    「僕たちには時間がある。僕たちには望みがあるし、僕たちには必要なリソースもある。伝説の復活。それが僕たちの挑戦だ」

    2014年12月:ジェンソン・バトン (元ドライバー)
    「フェルナンドと同じように、マクラーレンとホンダが一緒に素晴らしい結果を達成すると確信しているし、一緒に働く僕たち全員が輝かしい勝利チームを造るために信じられないくらいの努力を払っていると感じている」

    2015年3月:ロン・デニス
    「ワールドチャンピオンに勝つことを目標とするならば、勝てるエンジンを生産する技術とキャパシティをもあった強力なOEMが必要だ。ホンダにはそれがある。彼らは何度もそれを証明してきた。我々が望んでいるよりも少し時間はかかるかもしれないが、我々は旅の途中であり、最後までそれを見届けるつもりだ」

    2015年3月:ジェンソン・バトン
    「どれくらい長くかかるかはわからないけど、パッケージはメルセデスに挑戦できると感じている。本当にそう思う。このクルマはF1の将来にむけて非常に重要だ」

    2015年5月:ロン・デニス
    「以前にも言ったが、改めて言おう。我々には登らなければならない山があるが、それを登れば、頂上は大きくなる。保証しよう。マクラーレンとホンダはF1で勝つための情熱を共有している。我々は以前にそれを成し遂げており、再びそれを成し遂げるだろう。パワーユニットの設計と製造に関しては、ホンダは世界をリードしている。彼らのマネージャーとエンジニアは彼らのエンジンがまだベストではないことをわかっている。彼らはそれをしており、我々も知っている。だからこそ、我々のドライバーは我々のために走ることを望んでいる。他の多くのドライバーも我々のために走りたいと思っているのはそれが理由だ」

    2015年6月:ロン・デニス
    「我々のコミットメントは、ワールドチャンピオンに勝つことだ。クルマの各側面に焦点を当てる必要があるし、全てがベストのなかのベストでなければならない。ホンダも我々もこれほど難しいとは思っていなかった。だが、彼らは白紙からスタートした。エンジンだけでなく、R&D施設も完全に新しい。我々がこれが非常に大きなチャレンジであることをわかっているが、良い進歩を果たしている。ホンダは長年にわたって多くのエンジンを製造してきた。我々はベストではないものの、そのひとつを手に入れられるとわかっている」

    2015年9月:ロン・デニス
    「私は、全員が2番目のエンジンでチャンピオンシップに勝てないという単純な事実をなぜ理解できないのがわからない。実現することはないだろう」

    2015年9月:フェルナンド・アロンソ
    「近い将来にメルセデスにチャレンジできる唯一のチームだ。でも、今は厳しい時期だ。僕たちには彼らと戦えるおもちゃはないからね」

    2015年9月:フェルナンド・アロンソ
    「僕がマクラーレンと3年間一緒にいることは間違いない。僕のF1でのキャリアはこのチームで終わるだろう。全てに勝てることを願っている」

    2015年10月:ジェンソン・バトン
    「来年はメルセデスに挑戦することができ、ルイス(ハミルトン)の望みどおりになることを願っている。チーム内バトルに勝ち、ワールドチャンピオンを獲得するのも素晴らしことだが、他チームと戦うことを誰もが見たいと思っている。ルイスもそうだと思う。僕はそのチームが僕たちだと確信している。僕たちは全力を尽くしていくし、開幕戦で僕たちの力を見てみるつもりだけど、2017年は2~3の異なるチームが上位を争うことになればいいね」

    2015年12月:フェルナンド・アロンソ
    「フェラーリでは素晴らしい5年間を過ごしたけどお、2位で終了した。新たなモチベーションと信頼できる新たなプロジェクトが必要だった。そして、それが再びチャンピオンになる唯一の方法だ」

    2015年12月:エリック・ブーリエ
    「カスタマーではワールドチャンピオンに勝つことはできない。不可能だ。ワークスチームとして他のエンジンメーカーと進むことがその道だった」

    2016年2月:エリック・ブーリエ
    「ホンダとマクラーレンとの間にアンバランスが状況のようなものは常にあるかもしれないが、1つの事は完全に統一されている。マクラーレンは明日にでも勝ちたい。それはホンダも同じだ。今はお互いの期待に応えることが重要だ」

    2016年4月:ロン・デニス
    「我々はホンダを信じているし、望んでいたよりは少し時間がかかっているが、我々はホンダと成し遂げるつもりだ」

    2016年5月:ロン・デニス
    「メルセデス後の次のワールドチャンピオンはマクラーレンだと信じている。我々は他の人よりも前にその目標に到達できると信じている。チャレンジングではあるが、我々の技術力を信じているし、ホンダの固い信念を信じている」

    2016年5月:フェルナンド・アロンソ
    「僕たちがメルセデスの支配を最初に止めることができるか? まだわからないけど、それは可能だ。レッドブルはトップチームだけど、このF1で大きなエンジンメーカーを持っていないのは厳しいし、フェラーリは常に競争力があるが、いつも最後のひとつが欠けている」

    2016年5月:長谷川祐介 (ホンダF1プロジェクト総責任者)
    「マクラーレンでの問題がすべてがパワーユニットに起因しているわけではありません。来年、ワールドチャンピオンに勝つためには全ての関係者が改善する必要があります。我々は2017年にメルセデスに挑戦する計画を立てています。フェルナンドが勝てるように競争的なクルマを持てるよう努めていきます」

    2015年6月:フェルナンド・アロンソ
    「コミットメントを目にすると幸せな気分になるし、いつかこのプロジェクトは勝てると思う。その日が短期、中期的、長期的になるかはわからない。ただ、マクラーレン・ホンダのこのパートナーシップはいつか勝つだろう」

    2016年7月:エリック・ブーリエ
    「チームとして改善していると思う。数年前には大きなプレッシャーがあったが、今は関係は良くなっている。メルセデス、ルノー、フェラーリと比較すれば、彼らはエンジンを改善するのに3年かかった。ホンダは少ない時間でそれをやっている。だが、我々は良くなっているし、私の意見では信頼性に関してはすでにフェラーリと同じくらい高いと思ってる。エネルギー面では遅れているし、より多くのスピードとパワーが必要だ。マクラーレンの責任は改善を続けることだ」

    2016年9月:ジェンソン・バトン
    「パワーユニットはかなり進んでいるけど、デプロイメントも進んでいる。たぶん僕たちはベストのデプロイメントを得ているかもしれない」

    2016年12月:ザク・ブラウン (マクラーレン エグゼクティブディレクター)
    「全員がとても興奮している。クルマの詳細を見て回り、今年のクルマのすべてのレポートを見て、改善点を見つけているので、全員が来年にむけて気合を入れている」

    2017年2月:エリック・ブーリエ
    「ファクトリーの周りには我々がコーナーを回ったとの感覚がある」

    2017年3月:ザク・ブラウン
    「我々は長期的な契約を結んでいる。我々は彼らとともに多くのチャンピオンシップに勝て来た。彼らには適切な人材があり、我々にも適切な人材がいる。我々は協力して仕事をしていく」

    2017年3月:フェルナンド・アロンソ
    「正直、マクラーレン・ホンダは、チャンピオンシップを争い、近年のメルセデスの支配をストップされるという点で、メルセデスの唯一の挑戦者だ。もうチームを変えるつもりはない」

    2017年3月:ザク・ブラウン
    「今の計画はホンダのエンジンをクルマに載せることだ。我々は自分たちが進んでいる方向性に満足しているが、少し時間はかかるだろう」

    2017年6月:マンスール・オジェ (マクラーレン株主)
    「我々がF1でこれほどまで競争力がなかったことは一度もない。プジョーと酷い一年を過ごしたが、今回のホンダは仕事を完全に過小評価している」

    2017年6月:エリック・ブーリエ
    「我々のオプションがどのようなものかを詳しく語りたくはない。我々の優先はホンダとワールドチャンピンを獲得することだ。だが、どこかの時点でそれが達成可能なのかどうかを決断する必要がある。我々は深刻な懸念を抱いている。アップグレードを逃し、彼らが投入すると話していたレベルのアップグレードも届いてない。そう長くは耐えられない。限界に近づいている」

    2017年6月:長谷川祐介
    「結果という点で、当然ながら、パフォーマンスと信頼性を大きく改善させる必要があります。すべてのことをやっていくつもりです。我々はすべてのことをやっていく必要がありあす」

    2017年7月:ザク・ブラウン
    「我々は、レース、そしてチャンピオンシップでの勝ち方を知っているビッグチームだ。大分部のチームは我々の現状を見て残念に思っていると思うが、彼ら(メルセデスとフェラーリ)は我々の現状を見て喜んでいると思う。彼らが我々にあまり近づいてほしくないと考えるのは理解できる。我々は最終的にホンダが仕事を成し遂げてくれると考えている。彼らは過去にそうしてきた。我々はもっと速いペースで開発を進めていく必要がある」

    2017年8月:ザク・ブラウン
    「フェルナンドはパワーユニットをあまり信頼できていないので、我々、特にホンダは彼に大幅な改善を果たすことをすぐに示す必要がある」

    201年9月:フェルナンド・アロンソ
    「ここにいることにかなり満足しているし、僕たちはチャンピオンシップに勝つためのパッケージを得られると信じている。僕がここに到着してからチームは過去3年間で多くの改善を果たしてきた。僕たちには才能があり、設備もある。ただちょっと競争力が欠けている。それが最も重要なことだけどね。でも、僕たちは来年の数字がどうなるかを見ていくつもりだし、それを見て決断を下すつもりだ。

    2017年9月:ザク・ブラウン
    「マクラーレン、ホンダともに当初望んでいたような結果を得ることはできなかった。そこにはさまざまな理由があるが、決してホンダとマクラーレンのどちらか一方の努力が欠けていたわけではない。ただ、今は、それぞれが別々の道を歩みだす時が来たのだと考えている」

    2017年9月:エリック・ブーリエ
    「決定的な瞬間は、バルセロナのテスト後だった。他のエンジンメーカーとの話し合いを含め、短期間で状況を改善するために、我々はホンダを支援し、仕事をしようとしていた。詳細を語るつもりはないが、彼らがシーズンにむけて合意していたターゲットを再び逃していることは明らかだった。そして、夏までに我々がこのまま続けるかどうかを決断する必要があることがわかった。過去3年間を見れば、信用を失い、新しいスポンサーを獲得するという点では大惨事だった」

    2017年9月:山本雅史 (ホンダ モータースポーツ部長)
    「マクラーレンと組んでみて分かりましたが、企業の規模が大きいと、とてもシステマチックになります。もちろん、それが大きな強みであることは間違いないのですが、同時に変化に適応していくことは難しくなります。その点、トロ・ロッソはまだ成長途上にある企業です。例として、両チームを別々の料理として比較すると、マクラーレンは非常に洗練されたフランス料理だとしましょう。トロ・ロッソは、新しい食材を加えることができるような自家製の美味しいシチューのようなものです。我々はそれをすることに興奮しています」

  • ストフェル・バンドーン 「次のチャプターのスタートを楽しみにしている」

    ストフェル・バンドーン 「次のチャプターのスタートを楽しみにしている」

    マクラーレンのストフェル・バンドーンは、F1アブダビテスト2日目にマクラーレンのテストを担当。2017年のコース上での作業をすべて終了させた。

    ホンダのエンジンを搭載したマクラーレン MCL32で最後のドライブとなったストフェル・バンドーンは、午前中に前日のフェルナンド・アロンソと同じ場所でスピンを喫して走行時間を失ったものの、最終的に105周を走行して8番手タイムでこの日のセッションを終えた。

    「全体的に今日はとても良い一日だった。昨日のフェルナンドと同じコーナーでクラッシュしたのはちょっと変な感じだったけどね! でも、総合的には今日は僕とチームにとって非常に生産的な一日だったし、2018年のピレリコンパウンドの最初のフィーリングを得られたのは本当に有益だった」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「僕たちは多くのテストを完了させて、十分な走行距離を達成し、タイヤの挙動についての理解を深めた。過去数日間は冬の間にデータを分析できるツールを提供してくれたし、来年の良いベンチマークが得られた」

    「これで2017年シーズンのコース上での最終日を迎えた。メカニックやエンジニア、残地のチームメンバーに心から感謝を述べたい。今日、僕のクルマでとても一生懸命に仕事をしてくれただけでなく、チャレンジングではあったけど、シーズン全体を通して本当にプッシュしてくれた。チームの全員が膨大な努力を費やしてきたし、彼らが家族や友人と相応しい休暇を楽しんでくれることを願っている。僕は来年の準備に取り組むためにすぐにファクトリニーに戻るつもりだ。すでに次のチャプターのスタートを楽しみにしている」

    F1ブラジルGP後に予定されていた2日間のテストがセキュリティ上の問題でキャンセルになっていたマクラーレンは、今回のF1アブダビテストでは2台のマシンを走らせることが許されており、もう一台のクルマでは2018年のリザーブドライバーを務めるランド・ノリスが乗り込んだ。118周を走行したランド・ノリスは12番手タイムでセッションを終えている。

    「本当に良い一日だった。118周を走ってかなり疲れているけど、その全てがポジティブだったし、多くの周回数を得ることができて良い気分だ。僕たちは必要としていた全てのことをこなすことができたし、何も問題は起きなかった」とランド・ノリスはコメント。

    「クルマで本格的にロングランをやったのは初めてだったし、ハンガリーテストと比較してコックピットの中で良いフィーリングを得ることに役立ったし、クルマやタイヤについても良い多くのことを学ぶことができた。ペースもかなり良かった」

    「全体的に本当に良い経験になったし、一日に内容についてとてもポジティブに感じている。満足している。エンジニアも満足してくれている。学ぶ必要のあることを学び、一日を通して改善し、本当に楽しむことができた。もう2018年のリザーブドライバーとしての僕の役割が発表されているし、来年の準備のための新車の開発をサポートするために冬の間にチームと仕事をすることを楽しみにしている」

    関連:F1アブダビテスト 2日目:ロバート・クビサが好タイムを記録

  • ホンダF1 「マクラーレンというトップチームと組むのは早すぎた」

    ホンダF1 「マクラーレンというトップチームと組むのは早すぎた」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、同社はマクラーレンというトップチームと組むための準備が整っていなかったと認め、トロ・ロッソと組むことでF1での正しい方向性を見つけることができると考えている。

    マクラーレンとの3年間で結果を出すことができなかったホンダは、事実上、ホンダから契約を打ち切られるカタチとなった。2018年は中堅チームのトロ・ロッソと新たにタッグを組む。

    マクラーレンとの3年間について長谷川祐介は「一緒に仕事をして2年後、我々は仕事の習慣を含めてアプローチを大きく変更しました。大きな変化でした。我々はマクラーレンから多くのことを学びました」と Speedweek のインタビューで振り返る。

    「最も厳しかったのは間違いなく初年度です。多くの失望を抱きました。ですが、3年目も簡単ではなかったです。3年目もタフだったと言えます。ですが、我々は以前の年よりも素早くにリカバーすることができたと思っています。」

    3年前に戻るチャンスがあったら何をするかと質問された長谷川祐介は「ホンダのための準備期間にあてます。準備期間が短すぎました。チャンスがあれば、そこを変えるでしょうね」とコメント。

    トロ・ロッソとの2018年も同じ問題を抱える可能性はあるかとの質問には「そうなるとは思っていません。トロ・ロッソはそれほどF1での歴史が長くないですし、その分、柔軟性も高いです。意見交換もより簡単にできます」と長谷川祐介はコメント。

    「マクラーレンはトップチームです。ホンダはトップチームのための準備が整っていませんでした。それは意実です。ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソからホンダは多くのことを学びました。二人ともドライビングスタイルは異なっており、我々にとっては興味深いことでした」

    2018年は年間あたりのエンジン使用するが3基までと今シーズンよりもさらに厳しくなる。

    2018年にむけて全体的に遅れが生じているのではないかと質問された長谷川祐介は「タイミング的には遅く見えるかもしれませんが、我々は遅れているとは思っていません」とコメント。

    「エンジンに関してはマクラーレンとの3年間ですでに多くのことを経験しています。また、我々のナローなエンジンはトロ・ロッソによりうまくフィットするはずです」

    「技術的には簡単ではありません。さらに厳しくなります。ですが、我々はすでにトロ・ロッソととてもうまく作業を進めています」

    ホンダは、F1を続けていくことに疑いを持たなかったのかと質問された長谷川祐介は「いいえ。モータースポーツはホンダにとって全てを意味します。我々のDNAの一部です」とコメント。

    「我々はレースが時に厳しいものであることをわかっています。ホンダの夢は常にレースでした。それが我々をF1へと導きました。我々のモチベーションを高めているものはパフォーマンスとテクノロジーへの挑戦です」

    「なので、中途半端に諦めることは理にかなっていません。それは我々の考え方には合っていません。我々は発展し、成長するためにここにいます。時には極限に達することもあります。満足することも落胆することもあります。経験を積んで、そこから強くらなければなりません」

    「我々にとってF1に留まってることが非常に重要です。我々はワールドチャンピオンになるという夢を抱き続けていなければなりません。それが我々が進み続けるモチベーションとなっています」

  • ホンダ育成の福住仁嶺、2018年はアーデンからF2に参戦との報道

    ホンダ育成の福住仁嶺、2018年はアーデンからF2に参戦との報道

    ホンダの育成ドライバーである福住仁嶺が、2018年にアーデン・インターナショナルからフォーミュラ2に参戦すると Autosport が報じた。

    福住仁嶺(20歳)は、今年ARTグランプリで2年目のGP3を戦い、バルセロナとヘレスのフィーチャーレースで優勝。チームメイトでチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセル、2位のジャック・エイトケンに次ぐランキング3位でシーズンを終えた。

    ホンダは、福住仁嶺をフォーミュラ2に昇格させたいと考えており、複数の情報筋によると、ホンダは2018年に福住仁嶺のためにアーデンとの契約を確保したという。

    アーデンは、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが設立し、共同オーナーを務めるチーム。ホンダは、2018年からレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給することが決定しており、2019年にはレッドブル・レーシングへの供給も噂されている。

    福住仁嶺は今季終了時点でF1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントのうち、21ポイントを獲得しており、来季のフォーミュラ2を5位以上で終えればスーパーライセンスを取得できることになる。

    トロ・ロッソは、将来的にホンダの育成ドライバーの起用も否定しておらず、2018年のフリー走行やテストを含めて、F1へのステップアップの可能性が残されている。

    福住仁嶺は、今週アブダビで開催されるフォーミュラ2のポストシーズンテストにアーデンから参加し、F2マシンを初ドライブするとみられている。

    また、ホンダはもう一人の育成ドライバーである牧野任祐もフォーミュラ2に参戦させることに取り組んでいるとされている。

    今年、ハイテックGPからヨーロッパF3選手権に参戦した牧野任祐だが、レース中のクラッシュでの負傷でスパでのレースを欠場するなど厳しいシーズンを過ごし、ランキング15位で終えている。

    牧野任祐は、アブダビテストにロシアン・タイムから参加するが、チームは今シーズン限りでフォーミュラ2から撤退することになっており、ホンダは牧野のための他チームのシートを模索していると理解されている。

    ARTグランプリは、松下信治とアレクサンダー・アルボンに代えて、ジョージ・ラッセルとジャック・エイトケンを起用すると考えられており、今週末のアブダビテストでも二人が参加する。

    アレクサンダー・アルボンはDAMSへの移籍が噂されているが、3年間同シリーズで戦った松下信治についてはフォーミュラ2を後にして、2018年は日本でスーパーフォーミュラに参戦すると考えられている。

  • ホンダF1 「トロ・ロッソは技術的に非常にプロフェッショナル」

    ホンダF1 「トロ・ロッソは技術的に非常にプロフェッショナル」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレンとの3年間のプロジェクト、そして、トロ・ロッソとの新たなパートナーシップについて語った。

    2017年のアブダビGPはホンダのF1史のなかで重大な瞬間となった。マクラーレンとの3年間のパートナーシップが終了し、2018年のトロ・ロッソとの新たなパートナーシップへの幕開けを意味する。

    1988年から1992年の5年間でマクラーレン・ホンダは80戦で44勝を挙げてF1界を席巻した。しかし、2015年に誕生した新生マクラーレン・ホンダは、優勝はおろか、表彰台にも手が届くことはなかった。

    マクラーレンとの3年間を振り返り、長谷川祐介は「確かに厳しい3年でした」とHonda Racing F1の公式サイトで語った。

    「ホンダはほかのマニュファクチャラーに比べて、開発を始めるのがかなり遅かったので、大きなディスアドバンテージを抱えてのスタートとなりました。開発面から見れば、我々は非常にいい仕事をしたと言えますが、競争力という点で見れば、我々が遅れをとっていることは明らかでした」

    「それでも、我々が成し遂げたことを誇りに思います。我々は前進し続け、決してあきらめずに、開発を続けてきました。この3年間、常にできる限りのスピードで走り続けてきました。しかし、F1はレースでありスポーツです。傍から見れば、我々が結果を残せなかったことは事実ですし、そのことは非常に残念です」

    「その事実は受け入れなくてはいけません。ただ、厳しい状況ではありましたが、マクラーレンには本当に感謝しています。特にサーキットのメンバーたちは、マシンとパワーユニットから最大限のパフォーマンスを引き出そうと努力し続けてくれました。彼らもまた、絶対にあきらめませんでした。エンジンに問題があったときも、メカニックたちは問題を解決し、マシンをサーキットに戻そうと懸命に作業を続けました。彼らはプロフェッショナルで、常にすばらしい姿勢で仕事に臨んでいました」

    2017年、ホンダは将来により優れた開発ポテンシャルを提供するために新しいパワーユニットコンセプトを導入した。シーズン前半にはトラブルに見舞われたが、最後の7戦中5戦でポイントを獲得している。

    「これは我々にとって必要なチャレンジでした。昨シーズンは、いくつかのレースでまずまずのパフォーマンスを発揮しましたが、表彰台を争える競争力がないことは明らかでした。だからエンジンのコンセプトを変える必要があったのです」と長谷川祐介はコメント。

    「正しい方向に向かっていることは確信していましたが、2017年シーズンが始まる前にパッケージを完成させることができなかったのです」

    「それはつまり、残された多くの課題をシーズン中に解決しなければならないことを意味しました。もしも我々がパッケージに修正を加えなければ、長期的に見て、さらなる進化を果たす可能性がないことは明らかでした。この判断について、私は後悔していません」

    「もちろんシーズン中、マクラーレンからはさまざまな要望が出されました。これも非常によかったと思います。チームとさまざまな開発を繰り返していく中で、技術的にも人間としても、我々は大きく成長できたからです。そこにも疑いの余地はありません」

    この3年間でホンダが得た成長は、2018年から新たにパートナーシップを組むトロ・ロッソとともにF1で引き続き生かされていくことになる。ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーという新たなドライバーラインナップを迎える2018年はチームにとっても、ホンダのプロジェクトにとっても新鮮なスタートとなる。

    長谷川祐介はホンダにとってそれは非常に良いことだと考えている。

    「新しいチャレンジと、新しいパートナーシップはいつもエキサイティングなものです。F1に復帰して以来、ホンダがパートナーを変更するのはこれが初めてです。変化することにより、このF1の世界でなにがスタンダードなのかを理解することもできると思います」

    「我々は、まだマクラーレン・ホンダとしてのやり方しか知りません。ですからこれは、全く違うやり方について学ぶ、いい機会となるはずです」」

    「我々には変化が必要だと思います。技術的な側面から言っても、新しい冷却作用や、異なるマシンのデザインと抵抗力が与えるトップスピードへの影響など、異なることを知るのはチームにとっていいことです。スタンダードがなんなのかを知るのは、非常に重要です」

    「トロ・ロッソはすばらしいチームで、我々に対して非常にオープンです。限られたサイズとリソースのチームですが、高い競争力を持っています。私以外のメンバーがどう見ているかは分かりませんが、これまで何回かミーティングを行ってきた経験で言えば、彼らは技術面でも非常にプロフェッショナルです」

    トロ・ロッソとのパートナーシップが発表されて以降、最初の作業はすでに進められているが、冬の間は、2月に行われるプレシーズンテストまでに新しいマシンを準備するという課題に取り組むことになる。

    「マシンへのエンジンのインストールが、現在の最も重要な仕事です。エンジンをシャシーに合わせるため、多くの変更を施さなければなりません。この限られた期間で行うには大きな仕事ですが、ホンダとトロ・ロッソはどちらもすばらしい仕事をしています」

    「現在は、我々の方から多くの要求を出しているところです。しかし、リーダーシップに関して言えば、マクラーレンと組んでいたときよりも、より対等な関係が結べていると言えるでしょう。それはチームのサイズ感だけの話ではありません。ホンダは企業としては巨大ですが、ここ数年のF1に関しては限られた経験値しかありません。その点に関してはマクラーレンが我々をリードしていましたが、トロ・ロッソとはまた違う関係性になるでしょう」

    「我々はチームの切り替え作業を迅速に進めています。2月までにマシンの準備を整えなくてはならないので、非常に忙しい冬になります。パワーユニットの開発も進めています。コンセプトは今年と変わらないので、今シーズン使用したものをベースに開発することができます」

    マクラーレン・ホンダのパートナーシップからは、現実的な目標を設定するのには時間がかかることがわかった。トロ・ロッソ・ホンダでは、ドライバーもチームもキャリアが浅いのであまり楽観的な予測を立てることはしない。

    目標が立てられるのはまだ先のこととなりそうだ。チームに関わるすべてのメンバーはホンダを再びグリッドの最前線に戻すことを目標としており、しばらくはチームにとって忙しい時間が続く。

    「我々が最も検討するべきなのは、どこに目標を置くかです。トロロッソの代表であるフランツ・トストは、チャンピオンシップ争いはドライバーの肩にかかっていると繰り返し言っています。我々は、ピエールとブレンドンに必要なパフォーマンスを提供することに集中します。もちろん彼らは優秀なドライバーですが、F1の世界ではまだルーキーで、コンストラクターズチャンピオンシップの面から見ても、具体的な目標を設定するにはまだ早いと考えています」

    「トロ・ロッソとのパートナーシップは、これまでよりも周囲かからのプレッシャーが少ないはずだと皆さんに言われますが、それは違います。我々の仕事はただ一つ、とてもシンプルで、最高のエンジンを開発することに集中していますし、周囲からの影響によりそのスピードが変化するとは考えていません」

  • ホンダF1 「マクラーレン・ホンダとして今出せる実力を出し切った」

    ホンダF1 「マクラーレン・ホンダとして今出せる実力を出し切った」

    マクラーレン・ホンダは、2017年の最終戦F1アブダビGPをもって3年間のパートナーシップに幕を下ろした。

    2015年にホンダのF1復帰と共に誕生した新生マクラーレン・ホンダ。打倒メルセデスを目標に掲げたワークスパートナーシップのプロジェクトだったが、優勝や表彰台という結果を達成することなく終焉を迎えることになった。

    最終戦F1アブダビGPでは、フェルナンド・アロンソが9位入賞を果たして2ポイントを獲得。ストフェル・バンドーンは12位で完走を果たした。

    ホンダのF1プロジェクト総総責任者を務める長谷川祐介は「2017年、そしてマクラーレン・ホンダとして最後のレースとなったアブダビGP決勝ですが、チームとして今出せる実力を出し切り、二台完走した上でのポイント獲得という形で締めくくれたことは本当に良かったと思います」

    「フェルナンドはいいスタートを決めた後、前を走るマッサ選手を果敢に追い立て、ピット戦略も活用しながらオーバーテイクを決めるなど、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ストフェルもポイント獲得には至りませんでしたが、最後までプッシュした走りを見せてくれました」

    「パワーユニットとしては、シーズン開始時は難しいスタートであったものの、終盤に来て安定した走りを見せられるようになっており、ここまでリカバリーできたという点は前向きに捉えています」

    「最後に、この3年間、マクラーレン・ホンダを応援してくれたすべてのファンの皆さま、いつでも素晴らしい仕事を見せてくれたドライバー並びにチームメンバーや関係者、そしてマクラーレンに対して、感謝を申し上げます」

    2018年からマクラーレンはルノー、ホンダはトロ・ロッソと新たなパートナーシップを開始する。

    ホンダ F1プロジェクト総責任者 長谷川祐介
    関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン

  • マクラーレン・ホンダ:F1アブダビGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1アブダビGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1アブダビGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソが9位入賞。ストフェル・バンドーンは12位で完走を果たした。

    マクラーレン・ホンダとして臨んだ最終戦アブダビGPは、ハードな戦いとなったものの、チームは価値ある結果を残した。両ドライバーとも力強いスタートを切ったものの、ストフェル・バンドーンは1コーナーでほかのマシンに押し込まれて行き場を失い、1周目でポジションを2つ落とした。

    一方、フェルナンド・アロンソは、前方を走る10番手のフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)との差を詰めるために懸命な走りを展開。チームの戦略が完ぺきに機能したおかげで、さらに追い上げを図り、マッサのすぐ後方につけた。その後、何周にもわたってマッサとフェアで見ごたえのあるバトルを展開したあと、バックストレートで見事なオーバーテイクに成功。そこでワールドチャンピオンシップポイント1点に手が届いたアロンソは、その後、カルロス・サインツ(ルノー)がリタイアしたことで9位入賞を果たし、最終的に2点の獲得となった。

    チームは、レース開始直後にバンドーンのマシンに深刻なダメージを検知した。それによって、バンドーンのレースは序盤から非常に厳しいものとなり、全体を通してマシンに細心の注意を払いながら走行しなければならなかった。マシンのダメージの確認、およびハンドリングの改善のためにバランス設定の変更を行うため、チームはバンドーンを予定よりも早い12周目でピットストップさせることにした。それが奏功し、レース中盤にはマシンに対する感触が若干改善したとバンドーンから無線があったものの、問題を完全に解決するには至らず、以降は後方の5台のマシンに追い抜かれないよう懸命に走行を続けるのみになった。

    今日は比較的アクシデントの少ないレースとなった。そして、このアブダビGPをもってマクラーレン・ホンダの厳しい一年が終了する。マクラーレン・ホンダは今季最終戦で貴重なチャンピオンシップポイント2点を獲得し、2017年をいいかたちで締めくくることができた。

    フェルナンド・アロンソ (9位)

    「今日は大事なレースだった。マクラーレン・ホンダとしての最終戦だったし、いいかたちでレースを終えたいと思っていた。自分たちのポジションからはそれほどエキサイティングな内容ではなかったものの、前を走るマッサおよび後方のサインツといいバトルを展開できた。マッサに対してアンダーカットをする戦略が奏功し、オーバーテイクには成功したが、その後はペースが上がらず、大半は単独で走行する結果となった。それでも、好スタートといい戦略で堅実なレースをし、2ポイントを獲得したので、今日の結果には満足している。今年は厳しいシーズンだったし、ここ3年間は困難な道のりだったが、僕たちのプロジェクトについては今も誇りに思っている。結果を出すことができず、期待に応えられなかったものの、チームのみんなが非常に懸命に仕事をしてくれた。マクラーレンとホンダは、これから別々の道を歩む。ホンダの今後の成功を祈るとともに、マクラーレン・ルノーのプロジェクトの幸運を祈る。マクラーレンとホンダの双方にとって、新たなステージの始まりだ」

    ストフェル・バンドーン (12位)

    「マシンにダメージが発生している状態だったので、レースは難しいかたちでのスタートとなった。苦しい状況だったし、マシンの一部にかなりの違和感があり、まるでラリーカーを運転しているような気分だった! マシンにはグリップが全くなく、滑るばかりで、大きな問題を抱えているように感じた。従って、最初から非常に厳しいレースだったと思う。第1スティントではいい感触がなく、問題を確認するべくピットストップを予定より早めに実施したものの、それ以降も苦しい状況は続いた。その後、徐々にすべてが少し改善し、ポジションを少し上げたものの、マシンに対する感触はよくならず、本来のスピードからはほど遠いペースだった。なにが問題だったのかを、これから確認する必要がある。今日チェッカーフラッグを受けて、今季を無事終了したことについては、うれしく思っている。今日は完走を目指して自分たちの実力を最大限に出しきったと思うし、あの状況では後続の複数のマシンから自分のポジションを守ることぐらいしかできなかったと感じている。浮き沈みの激しいシーズンだったし、自分たちが望むような結果は出せなかった。技術的な不具合が多発し、グリッド降格ペナルティーも多かったことから、パフォーマンスとコース上での走行時間が大幅に不足していた。一年が幕を閉じることをうれしく思うとともに、来シーズンに新たなスタートを切ることを楽しみにしている。僕たちは来年に向けてやる気に満ちている。やるべきことは多々あるが、新たなチャレンジを楽しみにしている」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「今日は今季最終戦で2台そろって完走させるために、チーム全員が懸命に仕事をした。オーバーテイクが難しいとされるサーキットで、両ドライバーが見事な走りをみせ、結果として2ポイントを獲得できたことは、全員の努力のたまものだ。フェルナンドはポイント獲得のために、いつもの独自のスタイルでレースを走り抜け、最終ラップまであきらめずにプッシュした。フェルナンドと彼のエンジニアおよびメカニックのメンバーは、ピットストップの際にフェルナンドがマッサとの差を詰められるようにし、最終的にはバックストレートでマッサに対する見事なオーバーテイクを成功させるという、すばらしい仕事をした。一方のストフェルは、非常に厳しいレースとなったものの、序盤から深刻なハンドリングの問題を抱えながらも、自分のポジションを死守して12位で完走するという見事な仕事をしてくれた。問題の原因はまだ分かっていないが、データを見る限りダウンフォースが大幅に不足しており、それによってマシンがドライブできない状態になっていた。それでもストフェルは、レース中に後続の5台のマシンから自分のポジションを守るだけではなく、マシンを無事完走させるという、すばらしいパフォーマンスを披露した。チームは予定より早く行ったピットストップの際に、マシンのバランスを調節して状況を改善しようとしたものの、結局ストフェルは、高温の中で長時間行われたレースで、常に難しいハンドリングを強いられる結果となった。それでも彼は細心の注意を払いながらマシンを操り、無事完走した。まずここで、マクラーレン・ホンダのメンバー全員に感謝の意を述べたいと思う。チームのための一人ひとりの仕事に対する姿勢、意欲や情熱は、ライバルチームに負けないものがあったと確信している。チームを今の姿に進化させるために全力を尽くし、どんなに困難な状況でも決して戦うことを止めない、彼らの揺るぎないスピリットを誇りに思う。また、すばらしいファンの皆さんにも、その忠誠心と変わらぬサポートに心から感謝を申し上げる。この一年間、常に応援をしてくださったことに対して、感謝の意を述べたいと思う。それから、シーズンを通して私たちを信頼し、熱意を注いでくださったパートナーの方々にもお礼を申し上げる。近い将来、我々にとって新しくエキサイティングな時代がやってくることを全員が楽しみにしている。最後にマクラーレンを代表して、ホンダに対しても心から感謝を申し上げる。常に学び、開発および改善を行うために、我々と一緒にとても精力的に仕事をしてくれた。非常に厳しいシーズンとなったことはだれも否定できないものの、マクラーレン・ホンダにとしての最終戦を迎えたアブダビでは、これまでで最も強力な関係を築き、お互いにリスペクトを示すことができた。これまでの3年間は山あり谷ありの道のりだったが、後悔は一切ない。マクラーレンとホンダがそれぞれの歴史において新たな門出を迎えるにあたり、マクラーレン・ホンダのメンバー全員がお互いの幸運を祈っている」

    長谷川祐介 (ホンダF1プロジェクト総責任者)

    「2017年、そしてマクラーレン・ホンダとしての最後のレースとなった今日のアブダビGPの決勝は、チームの全員にとって感慨深いものでしたが、今出せる実力を出しきり、2台ともが完走した上でポイント獲得というかたちで締めくくれたことは本当によかったと思います。フェルナンドはいいスタートを決めたあと、前を走るマッサ選手を果敢に追い立て、ピット戦略も活用しながらオーバーテイクを決めるなど、すばらしいパフォーマンスをみせてくれました。ポイント獲得には至りませんでしたが、ストフェルも最後までプッシュした走りをみせてくれました。改めて、両ドライバーともにシーズンを通して、どんなときもあきらめない走りをみせてくれたことを誇りに思います。パワーユニットとしては、シーズン開始時は難しいスタートであったものの、終盤に来て安定した走りを披露できるようになっており、ここまでリカバリーできたという点は、一つの結果として前向きに捉えています。この3年間は間違いなく、非常に難しくチャレンジングなシーズンではありましたが、いつでもすばらしい仕事をしてくれたドライバー並びにチームメンバーや関係者に対して感謝を、マクラーレン・ホンダを応援してくれたすべてのファンの皆さん、そしてマクラーレンに対して、感謝を申し上げます。我々はここから2018年シーズンに向けた開発に集中していくことになりますが、いいかたちでウインターテストを迎えられるよう、冬季の開発に全力で取り組みます。最後になりますが、来年からは我々のライバルとなるマクラーレンに対し、彼らのさらなる成功を願っています」

    関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン

  • マクラーレン・ホンダ 「新たな門出を迎えるお互いの幸運を祈っている」

    マクラーレン・ホンダ 「新たな門出を迎えるお互いの幸運を祈っている」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエとホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダととして最後のレースとなったF1アブダビGPを終え、3年間にわたるパートナーシップに感謝の気持ちを述べた。

    2015年にスタートしたマクラーレン・ホンダのプロジェクトだったが、信頼性とパフォーマンス不足によって結果を残すことができず、契約を早期に解消して来シーズンからは別々の道を進むことになった。

    マクラーレン・ホンダとして最後のレースとなったF1アブダビGPでは、フェルナンド・アロンソが9位入賞、ストフェル・バンドーンも12位完走とホンダのパワーユニットのトラブルに見舞われることなくレースを終えた。

    「今日は今季最終戦で2台そろって完走させるために、チーム全員が懸命に仕事をした」とエリック・ブーリエはコメント。

    「オーバーテイクが難しいとされるサーキットで、両ドライバーが見事な走りをみせ、結果として2ポイントを獲得できたことは、全員の努力のたまものだ。フェルナンドはポイント獲得のために、いつもの独自のスタイルでレースを走り抜け、最終ラップまであきらめずにプッシュした。フェルナンドと彼のエンジニアおよびメカニックのメンバーは、ピットストップの際にフェルナンドがマッサとの差を詰められるようにし、最終的にはバックストレートでマッサに対する見事なオーバーテイクを成功させるという、すばらしい仕事をした」

    「一方のストフェルは、非常に厳しいレースとなったものの、序盤から深刻なハンドリングの問題を抱えながらも、自分のポジションを死守して12位で完走するという見事な仕事をしてくれた。問題の原因はまだ分かっていないが、データを見る限りダウンフォースが大幅に不足しており、それによってマシンがドライブできない状態になっていた。それでもストフェルは、レース中に後続の5台のマシンから自分のポジションを守るだけではなく、マシンを無事完走させるという、すばらしいパフォーマンスを披露した。チームは予定より早く行ったピットストップの際に、マシンのバランスを調節して状況を改善しようとしたものの、結局ストフェルは、高温の中で長時間行われたレースで、常に難しいハンドリングを強いられる結果となった。それでも彼は細心の注意を払いながらマシンを操り、無事完走した」

    「まずここで、マクラーレン・ホンダのメンバー全員に感謝の意を述べたいと思う。チームのための一人ひとりの仕事に対する姿勢、意欲や情熱は、ライバルチームに負けないものがあったと確信している。チームを今の姿に進化させるために全力を尽くし、どんなに困難な状況でも決して戦うことを止めない、彼らの揺るぎないスピリットを誇りに思う。また、すばらしいファンの皆さんにも、その忠誠心と変わらぬサポートに心から感謝を申し上げる。この一年間、常に応援をしてくださったことに対して、感謝の意を述べたいと思う。それから、シーズンを通して私たちを信頼し、熱意を注いでくださったパートナーの方々にもお礼を申し上げる。近い将来、我々にとって新しくエキサイティングな時代がやってくることを全員が楽しみにしている」

    「最後にマクラーレンを代表して、ホンダに対しても心から感謝を申し上げる。常に学び、開発および改善を行うために、我々と一緒にとても精力的に仕事をしてくれた。非常に厳しいシーズンとなったことはだれも否定できないものの、マクラーレン・ホンダにとしての最終戦を迎えたアブダビでは、これまでで最も強力な関係を築き、お互いにリスペクトを示すことができた。これまでの3年間は山あり谷ありの道のりだったが、後悔は一切ない。マクラーレンとホンダがそれぞれの歴史において新たな門出を迎えるにあたり、マクラーレン・ホンダのメンバー全員がお互いの幸運を祈っている」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「2017年、そしてマクラーレン・ホンダとしての最後のレースとなった今日のアブダビGPの決勝は、チームの全員にとって感慨深いものでしたが、今出せる実力を出しきり、2台ともが完走した上でポイント獲得というかたちで締めくくれたことは本当によかったと思います」とコメント。

    「フェルナンドはいいスタートを決めたあと、前を走るマッサ選手を果敢に追い立て、ピット戦略も活用しながらオーバーテイクを決めるなど、すばらしいパフォーマンスをみせてくれました」

    「ポイント獲得には至りませんでしたが、ストフェルも最後までプッシュした走りをみせてくれました。改めて、両ドライバーともにシーズンを通して、どんなときもあきらめない走りをみせてくれたことを誇りに思います」

    「パワーユニットとしては、シーズン開始時は難しいスタートであったものの、終盤に来て安定した走りを披露できるようになっており、ここまでリカバリーできたという点は、一つの結果として前向きに捉えています」

    「この3年間は間違いなく、非常に難しくチャレンジングなシーズンではありましたが、いつでもすばらしい仕事をしてくれたドライバー並びにチームメンバーや関係者に対して感謝を、マクラーレン・ホンダを応援してくれたすべてのファンの皆さん、そしてマクラーレンに対して、感謝を申し上げます」

    「我々はここから2018年シーズンに向けた開発に集中していくことになりますが、いいかたちでウインターテストを迎えられるよう、冬季の開発に全力で取り組みます」

    「最後になりますが、来年からは我々のライバルとなるマクラーレンに対し、彼らのさらなる成功を願っています」

    2018年からマクラーレンはルノー、ホンダはトロ・ロッソと新たなパートナーシップを開始する。

    McLaren Honda関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン

  • フェルナンド・アロンソ 「ホンダとのプロジェクトを誇りに思っている」

    フェルナンド・アロンソ 「ホンダとのプロジェクトを誇りに思っている」

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、F1アブダビGPの決勝を9位でフィニッシュ。最後のレースとなったホンダを称えた。

    レースの最後にはファステストラップも狙ったフェルナンド・アロンソは「今日は大事なレースだった。マクラーレン・ホンダとしての最終戦だったし、いいかたちでレースを終えたいと思っていた」とコメント。

    「自分たちのポジションからはそれほどエキサイティングな内容ではなかったものの、前を走るマッサおよび後方のサインツといいバトルを展開できた。マッサに対してアンダーカットをする戦略が奏功し、オーバーテイクには成功したが、その後はペースが上がらず、大半は単独で走行する結果となった。それでも、好スタートといい戦略で堅実なレースをし、2ポイントを獲得したので、今日の結果には満足している」

    「今年は厳しいシーズンだったし、ここ3年間は困難な道のりだったが、僕たちのプロジェクトについては今も誇りに思っている。結果を出すことができず、期待に応えられなかったものの、チームのみんなが非常に懸命に仕事をしてくれた」

    「マクラーレンとホンダは、これから別々の道を歩む。ホンダの今後の成功を祈るとともに、マクラーレン・ルノーのプロジェクトの幸運を祈る。マクラーレンとホンダの双方にとって、新たなステージの始まりだ」

    関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン

  • ストフェル・バンドーン 「ラリーカーを運転しているような気分だった!」

    ストフェル・バンドーン 「ラリーカーを運転しているような気分だった!」

    マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、F1アブダビGPの決勝レースを12位で終えた。

    13番グリッドのストフェル・バンドーンは、スタートで順位を落とし、さらにオープニングラップの最後から2つ目のコーナーでコースオフ。そこでマシンのディフューザーと思われる箇所にダメージを負ったことでドライブするのが困難な状態になった。

    「マシンにダメージが発生している状態だったので、レースは難しいかたちでのスタートとなった。苦しい状況だったし、マシンの一部にかなりの違和感があり、まるでラリーカーを運転しているような気分だった!」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「マシンにはグリップが全くなく、滑るばかりで、大きな問題を抱えているように感じた。従って、最初から非常に厳しいレースだったと思う。第1スティントではいい感触がなく、問題を確認するべくピットストップを予定より早めに実施したものの、それ以降も苦しい状況は続いた。その後、徐々にすべてが少し改善し、ポジションを少し上げたものの、マシンに対する感触はよくならず、本来のスピードからはほど遠いペースだった。なにが問題だったのかを、これから確認する必要がある」

    「今日チェッカーフラッグを受けて、今季を無事終了したことについては、うれしく思っている。今日は完走を目指して自分たちの実力を最大限に出しきったと思うし、あの状況では後続の複数のマシンから自分のポジションを守ることぐらいしかできなかったと感じている」

    「浮き沈みの激しいシーズンだったし、自分たちが望むような結果は出せなかった。技術的な不具合が多発し、グリッド降格ペナルティーも多かったことから、パフォーマンスとコース上での走行時間が大幅に不足していた。一年が幕を閉じることをうれしく思うとともに、来シーズンに新たなスタートを切ることを楽しみにしている。僕たちは来年に向けてやる気に満ちている。やるべきことは多々あるが、新たなチャレンジを楽しみにしている」

    関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン