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  • トロロッソ・ホンダ 「STR13のHaloはもう少し“F1的”な見栄えになる」

    トロロッソ・ホンダ 「STR13のHaloはもう少し“F1的”な見栄えになる」

    トロロッソ・ホンダのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、2018年マシン『STR13』に搭載されるHaloは、空力フェアリングのおかげで以前にテストされたものと比較して“もう少しF1らしい”見た目に仕上がっていると語る。

    FIAは、昨シーズンの中盤になって2018年から安全面を向上させるためにコックピット保護デバイス『Halo』を搭載することを決定。

    F1関係者は安全性の向上という点には納得しているものの、ファンからその見た目に批判的な意見が多い。

    しかし、ジェームス・キーは、空力への影響を最小限に抑えるために小さなフェアリングやウィングレットを追加する自由があることが、ある程度は見栄えを改善する助けになったと語る。

    Haloな見た目への影響について質問されたジェームス・キーは「どうなるか様子を見てみなければならないと思う」と RACER にコメント。

    「空力的なものがあるので、以前に目にしたフレームよりもう少しF1的な見栄えになると思うと言っておこう。チームはHalo周りの空力を最適化するための作業に少し時間をかけることができたので、見た目はもう少し洗練されたものになるだろう」

    「だが、私の直感では見慣れてくると思う。いろいろな議論や意見はあると思う。それらのすべては間違いなく有効なものだ。だが、最終的に慣れると思うし、すぐにレースについて心配することに戻るだろう」

    トロロッソ・ホンダの第1号マシンとなるSTR13は、先週全てのクラッシュテストに合格しており、マシンはプレシーズンテストにむけてホモロゲートされた。

    ジェームス・キーは、Haloの追加によって、今年のテストはより大きな挑戦になったと認める。

    「2つの理由から本当に厳しくなったと思う」とジェームス・キーはコメント。

    「ひとつは新しいツトであり、そこには常に未知のものがある。Haloのテストは新しくものなので歴史的に参考にできるものはないし、以前と比較して非常に異なる。また、それらはかなり厳しいテストでもある。ドライバー周りが非常に頑丈なフレームでなければならないのはもちろんのこと、それが遵守されていることを確認するためにかなり重い負荷とトリッキーな条件が求められる」

    「かなり新しいテストであることは明らかだし、シャシー設計に加えなければならない新たな要求だ。もちろん、最初にそれにトライするときは全員が少しナーバスになる。だが、予定通りに機能させることができて嬉しく思っている」

    トロロッソ・ホンダは、プレシーズンテスト開始の前日となる2月25日にカタロニア・サーキットのピットレーンで2018年F1マシン『STR13』を発表する。

  • マクラーレン 「当時はホンダと組むことが正しい決断だった」

    マクラーレン 「当時はホンダと組むことが正しい決断だった」

    マクラーレンは、ホンダのF1パワーユニットで不遇の3シーズンを過ごしてきたが、ルノーにパワーユニットを変更したことで状況は好転すると楽観視している。

    マクラーレンは、2014年の開幕戦オーストラリアGPでケビン・マグヌッセンとジェンソン・バトンが2位と3位を獲得して以降、表彰台から遠ざかっている。

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、上位争いに戻ることが最優先事項だと語る。

    「我々は上位争いに返り咲くつもりでいるし、どれくらい距離を縮められるか見てみるつもりだ」とザク・ブラウンはオートスポーツ・インターナショナル・ショーでコメント。

    「もちろん、ホンダとの関係が良くなることを望んでいたが、それがレースだ。リスクは付き物だ。我々の歴史の一章だった。今はその章を閉じて、2018年について考えている」

    最近のシーズンでは、成績を残せないことでマクラーレンは大きな犠牲を払うことになった。スポンサーはマクラーレンから離れ、獲得できる賞金も減少した。

    ザク・ブラウンは、ホンダとのパートナーシップによってどれくらいの犠牲を払ったかについて具体的な数字を提示することは拒否したが、当時はホンダと契約を結ぶことが正しい判断だったと主張する。

    「パフォーマンス不足の代償として賞金が挙げられる」とザク・ブラウンはコメント。

    「当時は正しい決断だったと思う。うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。間違った決断だっというのはアンフェアだと思う。当時は正しい決断だった」

    パワーユニットのサプライヤーをルノーに変更することで、マクラーレンは信頼性の向上に期待している。

    しかし、ルノーにも解決しなければならない信頼性問題は山積みとなっている。昨年のF1メキシコGPでは、ルノーのF1パワーユニットを搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧倒的な勝利を収めたが、他の5台のルノー搭載勢はエンジントラブルでリタイアしている」

    「もちろん、できる限り優勢なエンジンであることを望んでいるが、我々は自信を持っている」とザク・ブラウンは語る。

    「彼らがさらにもう少し馬力を解放しようとしているのはわかっていたし、それによって信頼性問題が発生する可能性はあるものだ。シーズンにむけてそこまで懸念はしていない」

    来週末、マクラーレンのドライバーを務めるフェルナンド・アロンソはデイトナ24時間レースに参戦する。

    ザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソの気持ちはまだF1にあると考えているが、彼にマクラーレンへのアロンソのコミットメントが揺らいだとしても、マクラーレンにはランド・ノリスという優れたリザーブドライバーがいると語る。

    「フェルナンドは素晴らしい走りをしていると思うし、彼がどれくらい長くそれをしたいかにかかってくるだろう」

    「彼がF1にいることを選択すれば、あと数年はF1にいるのは間違いないだろう。そして、我々に最速の新進気鋭のドライバーがいる。それは素晴らしことだ」

  • スクーデリア・トロ・ロッソ:歴代F1マシン

    スクーデリア・トロ・ロッソ:歴代F1マシン

    トロ・ロッソは、ホンダのF1パワーユニットを搭載した第1号マシン『STR13』を2月25日(日)にバルセロナで発表する。

    トロ・ロッソは、2015年にレッドブルがミナルディを買収して設立。レッドブルの若手ドライバーを育成するジュニアチームとして誕生した。チーム名のスクーデリア・トロ・ロッソ(Scuderia Toro Rosso)は、Scuderiaがチーム、Toroが雄牛、Rossoが赤を意味し、英語に訳すとTeam Red Bullとなる。

    当初はレッドブル・テクノロジーが開発したレッドブルと同じシャシーを使用していたが、2010年から他チームとのマシンデザイン共有が完全に認められなくなり、独自にマシンを開発している。

    STR1 (2006年)
    トロ・ロッソ STR1Toro Rosso STR1
    トロ・ロッソの最初のF1マシン。2005年のレッドブル RB1を2006年のレギュレーションに合わせて改修。特例としてコスワース製3りったー V10エンジンを搭載。ドライバーはヴィタントニオ・リウッツィとスコット・スピードが務め、F1アメリカGPではリウッツィが8位入賞してチームに初ポイントをもたらした。コンストラクターズ選手権9位。

    STR2 (2007年)
    トロ・ロッソ STR2Toro Rosso STR2
    レッドブル RB3と共通のデザインを採用。だが、エンジンはレッドブルとは異なりフェラーリ製のV8エンジンを搭載。ドライバーはヴィタントニオ・リウッツィとスコット・スピードでシーズンをスタートしたが、第11戦からセバスチャン・ベッテルがスコット・スピードに代わって加入。中国GPでダブル入賞を果たした。コンストラクターズ選手権7位。

    STR3 (2008年)
    トロ・ロッソ STR3Toro Rosso STR3
    前年モデルSTR2の正常進化版。シャークフィンやエアロパーツなど、RB4のものが搭載された。ドライバーはセバスチャン・ベッテルとセバスチャン・ブルデーが務め、第14戦F1中国GPではセバスチャン・ベッテルがチーム初となるポール・トゥ・ウィンを達成。レッドブルよりも先の勝利を飾り、コンストラクターズ選手権でもレッドブルを上回り、6位でシーズンを終えた。

    STR4 (2009年)
    トロ・ロッソ STR4Toro Rosso STR4
    レッドブル RB5と各部分は共通。セバスチャン・ブルデーとセバスチャン・ブエミでシーズンをスタートし、第10戦ハンガリーGPからはブルーに変わってハイメ・アルグエルスアリがF1デビューを果たした。コンストラクターズ選手権10位。

    STR5 (2010年)
    トロ・ロッソ STR5Toro Rosso STR5
    コンコルド協定の関係から他チームとのデザイン共有が認められなくなり、トロ・ロッソとしては初めての自社デザインした完全自社製マシン。しかし、基本デザインはSTR4をベースにしている。ドライバーはセバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリが務めた。コンストラクターズ選手権9位。

    STR6 (2011年)
    トロ・ロッソ STR6Toro Rosso STR6
    コンストラクターとして独立してから2作目となるSTR6は、ダブルフロアを採用するなど、トロ・ロッソとのしての個性を打ち出したデザイン。フェラーリ製のKERSを搭載した。ドライバーはセバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリ。コンストラクターズ選手権8位。

    STR7 (2012年)
    トロ・ロッソ STR7Toro Rosso STR77
    前年マシンのコンセプトをさらに発展。段差ノーズが特徴のシーズン。ドライバーはジャン・エリック・ベルニュとダニエル・リカルドが務めた。コンストラクターズ選手権9位。

    STR8 (2013年)
    トロ・ロッソ STR8Toro Rosso STR8
    ジョルジオ・アスカネッリに代わって、ジョームス・キーがテクニカルディレクターとして加入。しかし、STR8の開発にはあまり関与していない。ダブルフロアが廃止となり、一般的なサイドポッド形状となった。ドライバーはジャン・エリック・ベルニュとダニエル・リカルド。コンストラクターズ選手権8位。

    STR9 (2014年)
    トロ・ロッソ STR9Toro Rosso STR9
    ジョームス・キーの指揮による初のマシン。不評だった突起ノーズを採用。エンジンはレッドブルと同じルノー製に変更。ダニエル・リカルドがレッドブルに昇格し、ダニール・クビアトとジャン・エリック・ベルニュがドライバーを務めた。コンストラクターズ選手権7位。

    STR10 (2015年)
    トロ・ロッソ STR10Toro Rosso STR10
    酷評されたノーズ先端の突起自体はなくなり、先端が三角形にロングノーズとなった。ドライバーは、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツが務めた。コンストラクターズ選手権7位。

    STR11 (2016年)
    トロ・ロッソ STR11Toro Rosso STR11
    レッドブルとルノーとの関係が悪化したあおりを受け、1年落ちのフェラーリ製エンジンを搭載。フェラーリのパワーユニットに適合させるためにロングホイールベース化された。前年と同じマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツでシーズンをスタートしたが、第5戦スペインGPからフェルスタッペンがレッドブルに移籍し、ダニール・クビアトが降格する形で復帰した。コンストラクターズ選手権7位。

    STR12 (2017年)
    トロ・ロッソ STR12Toro Rosso STR12
    レッドブルと同じルノー製エンジンを搭載。カラーリングが大きく変わり、レッドブル缶を思わせるブルーとシルバーの新コンセップトを採用。ダニール・クビアトとカルロス・サインツでシーズンをスタートしたが、サインツはレッドブルに移籍、クビアトは解雇となり、後半戦はピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーがドライバーを務めた。コンストラクターズ選手権7位。

  • トロロッソ・ホンダにとって3基のF1エンジン使用制限は“頭痛の種”

    トロロッソ・ホンダにとって3基のF1エンジン使用制限は“頭痛の種”

    トロロッソ・ホンダにとって、2018年の新しいF1エンジン制限は“頭痛の種”になる可能性がチーム代表のフランツ・トストは認識している。

    2018年からはF1カレンダーが21戦に拡大されるにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減される。

    トロ・ロッソが新たにエンジンパートナーとして迎えるホンダは、過去3年間でパワーユニットの信頼性に苦しんできた。

    ホンダが3年間に投入したコンポーネントは、ICE(内燃機関)が56基、ターボチャージャーとMGU-Hが各61基、MGU-Kが48基、エネルギーストアが36基、コントロールエレクトロニクスが39基。(合計301基/144基)。エンジン関連のグリッド降格ペナルティは、F1復帰した2015年に305グリッド、2年目の2016年は140グリッドと半分以下となったが、パワーユニットを一新した2017年は初年度を上回る380グリッド降格ペナルティを科せられている。

    ホンダとの新しいパートナーシップの成功を確信しているフランツ・トストだが、それでも信頼性は問題をはらんでいることを認識していると語る。

    パワーユニットコンポーネントの使用数について質問されたフランツ・トストは「そこは主にホンダが耐久性をどのようにコントロールしていくかによるが、容易でないことは確かだ」と Speed Week にコメント。

    「ユニット数の削減は我々に頭痛の種を与えていくだろう」

    だが、フランツ・トストは、ホンダが信頼性を向上させてくれると楽観的に捉えている。

    「ホンダは素晴らしいインフラを提供している。そこは誰も異論は唱えないだろう」とフランツ・トストは語る。

    「彼らはとてもグレバーであり、技術者のモチベーションも高い。過去の欠点を認め、全員がそれを排除しようとしている」

  • トロ・ロッソ 「ホンダとのF1エンジン独占契約の恩恵を享受している」

    トロ・ロッソ 「ホンダとのF1エンジン独占契約の恩恵を享受している」

    スクーデリア・トロ・ロッソのチーム代表フランス・トストは、2018年にホンダと独占的なパートナーシップを結んだことでF1マシンの設計上の恩恵を享受していると語る。

    マクラーレンとのパートナーシップを解消したホンダは、F1に残留することを選び、2018年からルノーのカスタマーだったトロ・ロッソにF1パワーユニットを独占供給する。

    フランツ・トストは、ホンダとの作業の初期段階に満足していると語り、すでに独占契約によってトロ・ロッソは他のカスタマーの要求に対処することがないことのメリットに感じていると述べた。

    「ホンダと一緒に大きな変化を迎えることになるだろう」とフランツ・トストは RACER にコメント。

    「我々は昨シーズンの最後の月からミーティングを開始しているが、協力関係は本当にうまくいっていると言わなければならない。彼らは信頼性のある強力なエンジンを生み出してくれると確信している」

    「トロ・ロッソはこの提携から利益しか見い出せないと思っている。今年、我々はホンダからエンジンの供給を受ける唯一のチームなので、我々はお互いにだけ集中することができる」

    「エンジンを車に合わせるためのあらゆる設計をする必要が出た際にすでにそれを目の当たりにしている。他チームに妥協を要求する必要はなく、我々が望むようにそれを進めることができる。ホンダに関しては非常に楽観的だ」

    ホンダとの契約は、トロ・ロッソにとって初のワークスパートナーシップであり、フランツ・トストはチームにとってエキサイティングなマイルストーンだと語る。

    「トロ・ロッソにとって新しいことであり、特別なことだ」とフランツ・トストは語る。

    「パフォーマンスを改善するためにこのチャンスを最高のカタチで生かせることを願っている」

    トロ・ロッソは、ホンダとのパートナーシップとの“第1号”となる2018年F1マシン『STR13』を2月25日(日)に発表する。

  • ホンダ育成の福住仁嶺、スーパーフォーミュラよりもF2を優先

    ホンダ育成の福住仁嶺、スーパーフォーミュラよりもF2を優先

    ホンダの育成ドライバーである福住仁嶺は、2018年はフォーミュラ2への参戦を優先し、スーパーフォーミュラの3戦を欠場する。

    昨年、福住仁嶺(20歳)は、今年ARTグランプリで2年目のGP3を戦い、バルセロナとヘレスのフィーチャーレースで優勝。チームメイトでチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセル、2位のジャック・エイトケンに次ぐランキング3位でシーズンを終えた。

    今年はアーデンからF2に参戦しつつ、日本でチーム無限からスーパーフォーミュラに参戦することが決定している。

    2つのシリーズは3戦で日程が衝突しているが、福住仁嶺は、F2に集中するためにスーパーフォーミュラのオートポリス、SUGO、富士のレースを欠場することを明らかにした。

    「メイングログラムはF2になりますし、スーパーフォーミュラは3戦を欠場することになります」と福住仁嶺は Autosport にコメント。

    「両方のカテゴリーでレースをするのは難しいことだと思っています。F2とスーパーフォーミュラは完全に異なるので、毎回アジャストしていかなければなりません。タイヤも異なりますし、多くが自分の腕にかかってきます。ポジティブなのは多くの走行ができることですね」

    「12月に鈴鹿で初めてSF14をテストしましたが、第一印象は悪くなかったです。走行距離を増やして、タイヤやピットストップ、スタート手順などを理解して自信をつけることができれば、良い結果を出せるはずです」

    「F2に関しては、新車だけでなく、いくつか新しいチャレンジがあります。新車によってチーム間は接戦になると思いますし、ルーキーとして自分の実力を発揮するには良い場所になるはずです。不確実性はあるものの、楽しい一年になると思います」

    福住仁嶺は、レッドブルとアスリート契約を締結。しかし、レッドブル・ジャパンとの契約であり、レッドブルのモータースポーツ部門のジュニアプログラムの一員になったわけではない。

    「今年、僕はレッドブル・アスリートになります。なので、オーバーオール、ヘルメットはレッドブルのカラーリングに塗装されます」と福住仁嶺はコメント。

    「レッドブル・アスリートであることは多くのプレッシャーにもなりますが、レッドブルのプログラムは高く評価されているので、興奮しています。自分を信じて頑張っていきます」

    福住仁嶺は今季終了時点でF1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントのうち、21ポイントを獲得しており、来季のフォーミュラ2を5位以上、もしくはスーパーフォーミュラでチャンピオンを獲得するなど、合わせて20ポイントを獲得すればF1参戦に必須のスーパーライセンスを取得できることになる。

    ホンダは2018年からレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソにF1エンジンを供給。ホンダとレッドブルの両方と契約を結ぶ福住仁嶺が日本人ドライバーとしてF1に参戦する日も遠くないかもしれない。

  • 「トロロッソ・ホンダは成功すると確信している」とフランツ・トスト

    「トロロッソ・ホンダは成功すると確信している」とフランツ・トスト

    スクーデリア・トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダとの新たなパートナーシップは成功すると確信していると語る。

    昨シーズンはレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソにとって激動の一年となった。シーズン後半に不可解な競争力の低下と信頼性トラブルが多発したことにより、最終戦でルノーにコンストラクターズ6位の座を明け渡すことになった。

    また、カルロス・サインツがホンダとのエンジン契約の一部としてルノーに移籍し、不調のダニール・クビアトを解雇したことで、シーズンをスタートした両方のドライバーがいなくなり、結果としてピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーという二人のルーキーとともにシーズンを終えることになった。

    そして、2018年、トロ・ロッソはワークスパートナーとしてホンダを迎える。

    「トロ・ロッソの歴史で初めて、我々はエンジンパートナーと独占的に仕事をする。それは完全に新しいアプローチを提供し、新しいシャシーの設計から始まる」とフランツ・トストは Speed Week にコメント。

    「例えば、我々はデザイナーのアイデアに従ってパワーユニットの配置を設計することができた。これは我々が以前に直面した“食べるか死ぬか”という状況とはかなり異なるものだ」

    「トロ・ロッソは開発プロセス全体にもより関与している。我々はすでに様々な要素を最適化するためにトランスミッションで無数のテストベンチを完了している。もちろん、シーズンは厳しいチャンジだが、我々は喜んでそれを受け入れるつもりだ」

    マクラーレンがホンダとのパートナーシップを解消したのは、ホンダが競争力と信頼性のあるエンジンを製造できなかったことが主な原因だが「ホンダは素晴らしいインフラを提供している。彼らはとてもグレバーであり、技術者のモチベーションも高い。過去の欠点を認め、全員がそれを排除しようとしている」とフランツ・トストはコメント。

    また、マクラーレン・ホンダが機能しなかった原因のひとつとして、イギリスのマクラーレンと日本のホンダとの“文化”の違いが挙げられているが、フランツ・トストは、イタリア本部のスタッフが非常に異なる日本の文化を理解することが重要になることを理解していると語る。

    「日本の文化をより深く理解するためにセミナーやワークショップを開催しており、我々の従業員も大きな関心を抱いている」とフランツ・トストは Speed Week にコメント。

    「我々全員が日本には独自の文化があることを把握しているし、実際にそれを我々自身の文化と同期されることは本当にエキサイティングな課題のひとつだ」

    「もし我々にそれを達成できるという確信がなければ、このプロジェクトを進めることはなかっただろう」

    「予期しないメリットもかなりある。例えば、時差は今のところポジティブであることが証明されている。我々のメカニックが質問がある場合、午後に日本に送れば、彼らは翌日の朝に回答してくれる。それ以上に何が望める?」

    トロ・ロッソとホンダの契約は9月に確定し、その後、2つの組織はF1プロジェクトの統合プロセスを開始した。

    「実際、このような早くに決定することは稀なことだ」とフランツ・トストは語る。

    「2年前にフェラーリへの変更が12月に決定したことを思い出してほしい。だが、我々はそれをなんとか時間内に達成することができた。我々独自のトランスミッションを使用することでそのプロセスは簡素化されている」

    マクラーレンでの失敗を経て、ホンダはトロ・ロッソとの名誉挽回を熱望しており、パワーユニットのリソースが不足に事欠くことはない。

    フランツ・トストは、ホンダとの新しいプロジェクトはトロ・ロッソにとってステップアップだと語る。

    「このような評判の良い会社とのコラボレーションは、トロ・ロッソの認知度とファン数を拡大させていくだろう。スポンサーシップを探求することにも役立つと確信している」

    「チームの構造は変わらない。従業員の数は成功した未来のための健全な基盤だ」

    しかし、ホンダとの初年度となる2018年に関しては過度な期待はしていないとフランツ・トストは語る。

    「我々の現実的な目標はミッドフィールドだ。大まかに言えば、大きな変化は期待していない。まだメルセデスが強いと思っているが、もちろんレッドブルとフェラーリがタイトルを争うことを期待している。正直に言えば、フェラーリよりもレッドブルにより期待している」

    トロ・ロッソは、ホンダとのパートナーシップとの“第1号”となる2018年F1マシン『STR13』を2月25日(日)に発表する。

  • トロロッソ・ホンダ、2018年F1マシン『STR13』を2月25日に発表

    トロロッソ・ホンダ、2018年F1マシン『STR13』を2月25日に発表

    トロロッソ・ホンダは、2018年F1マシン『STR13』を2月25日(日)にバルセロナで発表する。

    スクーデリア・トロ・ロッソは、2018年から新たにホンダをF1エンジンパートナーに迎え、「レッドブル・トロロッソ・ホンダ(RED BULL TORO ROSSO HONDA)」のチーム名で参戦する。

    新生トロロッソ・ホンダは、2018年のプレシーズンテストがスタートする2月25日(日)のスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで2018年F1マシン『STR13』を発表する。

    すでにトロロッソ・ホンダ STR13は、FIAのクラッシュテストに合格しており、プレシーズンテストにむけて準備を進めている。2018年のトロロッソ・ホンダのドライバーは、ピエールガスリーとブレンドン・ハートレーが務める。

  • マクラーレン、ホンダとルノーのF1パワーユニット構造の違いを説明

    マクラーレン、ホンダとルノーのF1パワーユニット構造の違いを説明

    マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるティム・ゴスは、2018年F1マシン『MCL33』のシャシーデザインを妥協することなく、ルノーのエンジン構造に対応することができたと自信をみせている。

    マクラーレンは昨年9月のF1シンガポールGPの週末にマクラーレンとのパートナーシップを解消し、ルノーと新たに3年契約を締結。すでにホンダのエンジンを想定して設計に着手していたシャシーをルノーのエンジンに合わせるために変更する必要があった。

    ホンダからルノーのF1エンジンに変更することで、マクラーレンはこれまでよりも多くの馬力を得られるはずだが、ティム・ゴスはホンダとは異なるターボとエネルギー回生システムの異なるパッケージングへの調整には大きな課題があったことを明らかにした。

    「ルノーの構造は非常に異なる。2つの基本的なエンジン構造がある。メルセデス/ホンダのアプローチ、そして、フェラーリ/ルノーのアプローチだ」とティム・ゴスは Autosport にコメント。

    「本質的にターボチャージャーが配置される位置に違いがある。メルセデス/ホンダのアプローチはエンジンの前方にコンプレッサー、後方にタービンがあり、Vバンク内にMGU-Hが配置されている」

    「フェラーリ/ルノのアプローチは、エンジンの後方にコンプレーサーが配置してあり、その後ろにMGU-H、さらに後ろにタービンが配置されている」

    「それらはシャシーとギアボックスに対して非常に異なるアプローチが必要となる。現在、我々は両方の経験があるので、両方の良い点と悪い点を見極めることができる」

    「ルノーのアプローチにも気に入っている部分とやや不快感を感じる部分があるが、最終的に異なるエンジンへの移行するという決定がちょうど時間通りになされたことは幸運だった。後からではできないことだった」

    ティム・ゴスは、ルノーのF1パワーユニットをパッケージングするために燃料タンク、ギアボックス、リアサスペンションに影響が及んだと語る。

    「シャシー、冷却システムを再構成し、それに合わせてギアボックスを再構成する必要があった。だが、シャシーに大きな妥協をすることなく、時間内にそれを成し遂げることができた。かなり大きな変更だった」とティム・ゴスはコメント。

    「ルノーのエンジンはシャシーのさらに前方に配置される。ホンダの場合、エアインテークをエンジンの前に持ってくる必要があり、その容積は燃料セルから得ていた。結果として、シャシーは長くなっていた」

    「しかし、ターボチャージャーをエンジンの後ろに配置しなくてもよく、インボードサスペンションの途中に入れていた。それよってエンジンの後方ははるかに簡単な作業で終わっていた」

    「ルノーに移行すると、突然エンジンの前方がはるかシンプルになり、結果として相当量の燃料容量を取り戻すことできる。エンジンをさらに前に置くことができ、エンジンの空力ブロックとエキゾーストをシャシーの後方に動かせるのでかなり良好になっている」

    「しかし、ターボチャージャーがベルハウジング内に配置されているので、それに対応するためにリアサスペンションのインターナルを再設計して、ギアボックスの長くしなければならなかった」

    「だが、我々は素晴らしい仕事を成し遂げた。本当に素晴らしい仕事だ。非常に激しいものだった。我々はそれを並べかえるために2週間の努力を費やしてきたが、我々が何をする必要があるかはしっかりと把握していた」

  • ホンダ育成の福住仁嶺、レッドブルとアスリート契約

    ホンダ育成の福住仁嶺、レッドブルとアスリート契約

    ホンダの育成ドライバーである福住仁嶺が、レッドブルとアスリート契約を結んだことが発表された。

    昨年、福住仁嶺(20歳)は、ARTグランプリで2年目のGP3を戦い、バルセロナとヘレスのフィーチャーレースで優勝。チームメイトでチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセル、2位のジャック・エイトケンに次ぐランキング3位でシーズンを終えた。

    2018年、福住仁嶺はアーデン・インターナショナル(Arden International)からフォーミュラ2に参戦するとともに、レッドブル・ファミリーの一員としてTEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦。レッドブルのカラーリングを纏った15号車を走らせる。

    福住仁嶺は今季終了時点でF1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントのうち、21ポイントを獲得しており、来季のフォーミュラ2を5位以上、もしくはスーパーフォーミュラでチャンピオンを獲得するなど、合わせて20ポイントを獲得すればF1参戦に必須のスーパーライセンスを取得できることになる。

    ホンダは2018年からレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソにF1エンジンを供給。ホンダとレッドブルの両方と契約を結ぶ福住仁嶺が日本人ドライバーとしてF1に参戦する日も遠くないかもしれない。