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  • ホンダF1 「予選結果で得た勢いを活かして万全の準備で決勝に挑む」

    ホンダF1 「予選結果で得た勢いを活かして万全の準備で決勝に挑む」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バーレーンGPでの予選を振り返り、決勝への意気込みを語った。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たして6番手タイムを記録。5番手のダニエル・リカルド(レッドブル)から0.931秒差という好パフォーマンスを披露した。

    チームメイトのブレンドン・ハートレーもわずか0.074秒差でQ3進出を逃して11番手。バーレーンGPに投入した新しいエアロパッケージを含め、開幕戦から大きな進歩を示した。

    ピエール・ガスリーは、ルイス・ハミルトンのグリッド降格ペナルティにより、5番グリッドからレースをスタートする。

    田辺豊治は「ピエールがQ3に進出。そして、ブレンドはわずかな差でQ3進出を逃したものの、2人とも非常に力強いパフォーマンスを見せてくれました」とコメント。

    「今日はチーム全員がいい仕事をしてくれました。この結果で得た勢いを活かし、万全の準備で明日に挑みたいと思っています」

    関連:F1バーレーンGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション!

  • ホンダF1 「順調にセッティングを煮詰めることができた」

    ホンダF1 「順調にセッティングを煮詰めることができた」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バーレーンGP初日のトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

    前戦でピエール・ガスリーのマシンに発生したトラブルの原因を特定し、その対策としてトロロッソ・ホンダはガスリーのパワーユニットのICE、ターボチャージャー、MGU-Hを交換。ブレンドン・ハートレーのパワーユニットも、ターボチャージャーとMGU-Hを交換して第2戦の初日に臨んだ。

    パワーユニットとしては、通常の金曜と同様に、サーキット特性に合わせたドライバビリティやエネルギーマネージメントの調整を実際。チームは予定通りにプログラムを完了し、初日を終えている。

    「開幕戦が行われたメルボルンは一部が公道でしたが、今回はより一般的なサーキット環境でのレースになります」と田辺豊治はコメント。

    「ここバーレーンでは、かつてのように昼間のレースではないため、パワーユニットにとって熱の問題はそこまで大きくありません。夕方に行われるレースと予選にコンディションが近いという意味で、今日はFP2のほうがより重要なセッションでしたが、昼間のFP1から大きくコンディションが変わるため、エンジニアにとっては難しい一日でした」

    「今日は通常の金曜のプログラムを行い、順調にセッティングを煮詰めることができました。チームにとっては悪くない一日だったと感じています」

    関連:
    ・F1バーレーンGP フリー走行2回目:キミ・ライコネンがトップタイム
    ・F1バーレーンGP フリー走行1回目:ダニエル・リカルドが最速タイム

  • トロロッソ・ホンダ:2018 F1バーレーンGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018 F1バーレーンGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリー、そして、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1第2戦バーレーンGPへの意気込みを語った。

    新生トロロッソ・ホンダの初戦となった開幕戦オーストラリアGPでは、ブレンドン・ハートレーが周回遅れの最下位15位、ピエール・ガスリーがMGU-Hのトラブルによるリタイアを厳しい船出となった。

    ホンダF1は、ピエール・ガスリーのF1パワーユニットをHRDさくらで調査。ピエール・ガスリーのパワーユニットはICEまでダメージが及んでおり、2戦目にして早くもMGU-H、ターボ、そして、ICEを投入すること決定。また、対策を施したMGU-Hとターボは万全を期してブレンドン・ハートレーにも投入。トロロッソ・ホンダの両ドライバーは早くもハンデを背負うことになった。

    第2戦の舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットは、開幕戦とは異なり、ピエール・ガスリーはGP2、ブレンドン・ハートレーはWECで経験のあるサーキット。開幕戦での懸念を振り払うべく、バーレーンGPに挑む。

    ブレンドン・ハートレー (トロロッソ・ホンダ #28)
    「バーレーンは、2015年の世界耐久選手権で、当時のチームメートだったティモ・ベルンハルト、マーク・ウェバーと初めて世界タイトルを獲得した場所なので、いい思い出がある。だから、ここに戻ってくることができて嬉しい。ここは、カレンダー中で自分が最も得意とする場所ではないけおd、よく知っているサーキットではある。前戦のメルボルンは、ポイントの獲得こそでなかったが、基本的にはポジティブだった。バーレーンでは、前戦よりもっといい結果を獲得できるはずだ。今週末の目標は、開幕戦と同じく、F1で初のポイントを得ることだ」

    ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ #10)
    「バーレーンと言えば、2015年にGP2(現在のF2)で獲得したポールポジションのことを思い出す。ここは僕の好きなサーキットだし、F1のマシンで走るのは初めてだ。バーレーンはかなり暑いけど、ナイトレースになるので、その点もこれまでと違っていて楽しみにしている。一番のお気に入りではないけど、非常におもしろいサーキットだ」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「非常に厳しい結果に終わった開幕戦を経て、チームは第2戦の開催地、バーレーンに向かいます。メルボルンでは、レース中にガスリー選手のPUのMGU-Hにトラブルが発生し、その影響でICEにもダメージを受けました。そのため、今回のバーレーンGPにはMGU-Hとターボ、ICEを交換して臨みます。MGU-Hとターボは、オーストラリアで抱えたトラブルの解析を行い、対策を施したものを投入する予定です。解析結果を踏まえ、万全を期すため、今回はハートレー選手にもガスリー選手と同じMGU-Hとターボの投入を決定しました。年間で使用可能なPUが3基に制限されている中、2戦目で2基目のコンポーネントを投入することは非常に重い決断です。この先、同じことを繰り返すことが無いように開発を続けます。開幕までは非常にいい流れで来ていただけに、チームやファンの期待を裏切るような結果になったことはとても残念に思っています。ここ、バーレーン・インターナショナル・サーキットはPUにとってタフな環境ですが、一歩一歩、進化を見せられるよう、まずは目の前の戦いに挑みます」

  • ホンダF1 「ガスリーの開幕戦のMGU-HトラブルはICEにもダメージ」

    ホンダF1 「ガスリーの開幕戦のMGU-HトラブルはICEにもダメージ」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1第2戦バーレーンGPにむけての作業を説明。開幕戦でのMGU-Hのトラブルの影響でピエール・ガスリーのICE(エンジン)にもダメージが及んでいたことを明らかにした。

    開幕戦を20番手スタートのピエール・ガスリーは、好スタートを見せて1周目に17番手までポジションアップすると、レース序盤でさらに順位を上げて16番手につけていた。しかし、14周目に、突如スロー走行となってピットへ戻り、MGU-H関連のトラブルによりリタイアとなった。

    ホンダF1は、ピエール・ガスリーのF1パワーユニットをHRDさくらで調査。ダメージはICEにも及んでおり、2戦目にして早くもMGU-H、ターボ、そして、ICEを投入することを明らかにした。また、対策を施したMGU-Hとターボは万全を期してブレンドン・ハートレーにも投入される。

    2018年のF1世界選手権では、ドライバーが年間に使用できるICE、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは2基に削減。それ以降はペナルティが科せられることになり、トロロッソ・ホンダの両ドライバーは早くもハンデを背負うことになった。

    「非常に厳しい結果に終わった開幕戦を経て、チームは第2戦の開催地、バーレーンに向かいます。メルボルンでは、レース中にガスリー選手のパワーユニットのMGU-Hにトラブルが発生し、その影響でICEにもダメージを受けました。そのため、今回のバーレーンGPにはMGU-Hとターボ、ICEを交換して臨みます。MGU-Hとターボは、オーストラリアで抱えたトラブルの解析を行い、対策を施したものを投入する予定です」と田辺豊治はコメント。

    「解析結果を踏まえ、万全を期すため、今回はハートレー選手にもガスリー選手と同じMGU-Hとターボの投入を決定しました。年間で使用可能なPUが3基に制限されている中、2戦目で2基目のコンポーネントを投入することは非常に重い決断です。この先、同じことを繰り返すことが無いように開発を続けます」

    「開幕までは非常にいい流れで来ていただけに、チームやファンの期待を裏切るような結果になったことはとても残念に思っています。ここ、バーレーン・インターナショナル・サーキットはPUにとってタフな環境ですが、一歩一歩、進化を見せられるよう、まずは目の前の戦いに挑みます」

    MGU-Hとは
    MGU-Hは、エンジンから出る排気の熱をエネルギーに変換する。通常、エンジンの燃焼室を出た高温の排気は、排気管を通じて大気に放出される。この熱エネルギーを再利用するために、専用のモーター/ジェネレーターユニットを作動させて電気を作っているのが熱エネルギー回生システム。このユニットは、MGU-Hと呼ばれている。MGU-Hの「H」は、Heatの略で「熱」(排熱エネルギー)を意味している。ターボ車の場合、減速を終えて次に加速しようとアクセルを踏んでも、排ガスの流量が増えてタービンが本来の性能を発揮するのに一定の時間を要してしまう(ターボラグ)。そこで、MGU-Hを利用してコンプレッサーを回転させ、タービンが排気の到達を待たずに機能させることで、ターボラグの解消を行っている。全開加速時は、タービンに供給される排気エネルギーが増えるため、エンジンが必要な空気を圧縮するためのコンプレッサーの仕事を上回る場合がある。その際、使いきれなかった排気エネルギーによってMGU-Hで発電し、その電力を、直接MGU-Kに送る。MGU-Hでの発電量は制限されておらず、バッテリーの充放電エネルギー制限に縛られることなく、エンジンにMGU-Kの出力を上乗せして走ることができる。言い換えれば、余った排気エネルギーを、効率良く加速に使うことができる。コーナー出口の全開加速では、MGU-Hからだけでなく、バッテリーからもMGU-Kに電力を供給する場合がある。こうすることで、MGU-Kをレギュレーションで決められた最大出力(120kW)で駆動し、フル加速することができる。

  • トロロッソ・ホンダ 「結果を厳粛に受け止めてもう一度仕切り直す」

    トロロッソ・ホンダ 「結果を厳粛に受け止めてもう一度仕切り直す」

    新生トロロッソ・ホンダの初陣となった開幕戦オーストラリアGPは厳しいものとなった。しかし、長いシーズンの戦いはまだ始まったばかり。一丸となって挑戦を続けるチームスタッフが2018年初戦を振り返る。

    「テストはテスト、本番ではなにが起こるか分からない」順調に終わったバルセロナテストのあと、ホンダF1のテクニカルディレクターの田辺豊治は気を引き締めるように語っていた。

    そして、新生トロロッソ・ホンダの2018年シーズンの開幕戦は、その言葉通り、F1の難しさ、本番レースの厳しさを見せつけられる結果となってしまった。

    トロロッソとホンダによる初のコンビネーション、初めてアルバートパークを走る2人のドライバーなど、すべてが新しい組み合わせで立ち向かった最初の実戦では、これまでのテストともプラクティスとも違うシーンが次々と映し出される。予選ではブレンドン・ハートレーがQ2進出にわずかに届かず、ピエール・ガスリーはアタックラップでコースアウトを喫し最下位。2台揃ってQ1敗退となった。そして、レースではハートレーがスタート直後にタイヤをロックさせてフラットスポットを作り、緊急ピットイン、その後スローパンクチャーに見舞われる。マシンのバランスも前日より悪くなりペースは上がらず、15位完走は果たしたがトップから周回遅れの最下位となった。さらには、好スタートでポジションを上げたピエール・ガスリーが、序盤にMGU-Hのトラブルでリタイアという厳しい場面が次々と続いた。

    「MGU-Hのトラブルは、これから現物を分解、解析してみないと、はっきりとしたことは分かりません。次戦に向けてトラブルの原因を特定し、対策を施します」とレース後に語った田辺豊治は“想定外”のトラブルに落胆を隠せなかったが、「2台完走という目標に届かなかった結果を厳粛に受け止め、もう一度仕切り直します」と決意を示す。

    「我々にとって始めはすべてが勉強」と言うチーム代表のフランツ・トストもレース後「非常に厳しい結果に終わったが、前を向いて進んでいかなければならない」とコメント。

    予想以上に厳しい結果に終わった開幕戦、モータースポーツの頂点にそびえるF1が、新人ドライバーと新生チームに真剣勝負の高いハードルを見せつけるかたちとなった。しかし、21戦に渡る長い戦いは今始まったばかりだ。

    本番での厳しさを味わい、予選、決勝ともに最下位からのスタートとなった新生トロロッソ・ホンダは、一丸となってこの高いハードルに挑むしかない。

    そして、この開幕戦では一つのピリオドが打たれた。参戦準備からこれまでの3年間現場のチーフを務めたHRDの中村聡が、開幕戦を最後に現場から離れ、4月からは日本のSakuraをベースにパワーユニット(PU)の開発に携わることとなる。ここ数カ月で、中村聡以外にも何人かのメンバーが入れ替えというかたちで、ミルトンキーンズからSakuraに拠点を戻している。現代F1のサーキット現場を見た者が開発現場に戻り、その知識と経験を開発に還流できることは、ホンダの開発体制としてようやく次のステップに進んだということでもある。

    「これまで厳しい戦いでしたし、自分としての達成度は50%くらいしかない。もちろん悔しい思いばかりです。これから日本の開発部門とレース現場をよりうまく繋げる仕事となりますが、これまで経験した中で感じたホンダに足りないものを埋めて、より効率的にレベルを上げるやり方などを考え実践していきます。この3年で実感したことは『F1は難しい』ということ。当たり前ですが、我々がトップに追いつくには彼らの倍以上のスピードが必要です。今の複雑なF1のPUにおいて、それは言葉では言い表せないくらい難しいことです。でも勝つためには、それを乗り越えなければならない。このままでは終われないんです」と中村聡はチーフエンジニアとして最後となる現場で力強く語った。

  • ホンダF1、中村聡が現場チーフエンジニアから日本勤務へ異動

    ホンダF1、中村聡が現場チーフエンジニアから日本勤務へ異動

    ホンダF1は、参戦準備からこれまでの3年間現場のチーフを務めたHRDの中村聡が、開幕戦を最後に現場から離れ、4月から日本のさくらをベースにパワーユニット(PU)の開発に携わることを明らかにした。

    ホンダF1は、ここ数カ月で中村聡以外にも何人かのメンバーが入れ替えというかたちで、ミルトンキーンズからさくらに拠点を戻している。

    だが、ホンダF1はそれらの異動はホンダの開発体制として次のステップであり、現代F1のサーキット現場を見た者が開発現場に戻り、その知識と経験を開発に還流するためのものだとしている。

    中村聡は「これまで厳しい戦いでしたし、自分としての達成度は50%くらいしかない。もちろん悔しい思いばかりです」とコメント。

    「これから日本の開発部門とレース現場をよりうまく繋げる仕事となりますが、これまで経験した中で感じたホンダに足りないものを埋めて、より効率的にレベルを上げるやり方などを考え実践していきます」

    「この3年で実感したことは『F1は難しい』ということ。当たり前ですが、我々がトップに追いつくには彼らの倍以上のスピードが必要です。今の複雑なF1のパワーユニットにおいて、それは言葉では言い表せないくらい難しいことです」

    「でも勝つためには、それを乗り越えなければならない。このままでは終われないんです」と中村聡はチーフエンジニアとして最後となる現場で力強く語った。

  • ブレンドン・ハートレー 「ホンダのF1エンジンの性能に懸念はない」

    ブレンドン・ハートレー 「ホンダのF1エンジンの性能に懸念はない」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、ホンダのF1エンジンでの緒戦となったオーストラリアGPで、エンジン自体の競争力やオーバーテイクにはまったく懸念を感じなかったと語る。

    ブレンドン・ハートレーは、初めてのホンダのF1パワーユニットで厳しいレースに耐えることになった。スタート直後の1コーナーで激しくタイヤをロックさせてフラットスポットを作ったことで1周目にピットイン。その時点でそれなりの結果を出すチャンスは潰えた。

    その後もパンクによって2度目のピットストップを強いられるなどもあり、ブレンドン・ハートレーは周回遅れの最下位15位でレースを終えた。

    しかし、ブレンドン・ハートレーは、ホンダのF1エンジンには希望を感じてメルボルンを去ることができると語り、ホイール・トゥ・ホイールのバトルにおけるエンジン自体のパフォーマンスについては不安は感じていないと付け加えた。

    「僕は昨年末に別のエンジンで走っている。ホンダにはちょっとしたレースクラフトでもかなりの柔軟性があると思う」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「もちろん、DRSやトップスピードはオーバーテイクを大きな部分を占めるけど、僕がここまで見た限りではすべてがかなりシームレスに動いているし、ドライバーの観点ではそれほど管理すべきことはない」

    「全てが正しい方向に進んでいる。僕としては実質的な懸念はない。僕が理解しているところでは、(ホンダのF1パワーユニットに)アップデートも予定されている。レースクラフトやレーサビリティという点では問題はない」

    「メルセデスやフェラーリ、彼らが何をやっているかについてはコメントできないけど、僕たちにはオーバーテイクを成功させるためのいくつかのツールがある」

    ブレンドン・ハートレーは、2017年末のスポット参戦時よりも、フルタイムでトロロッソ・ホンダのドライバーを務める今年の方がかなり快適に感じていると付け加えた。

    「チーム、クルマを本当に快適に感じている。去年よりもずっとね」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「予選を後から考えれば、3回の走行をするべきだったかもしれない。そうすればQ2に進出するベストなチャンスが得られていたと思う。あと0.05秒稼げていればQ2に進出できていたし、再び改善するためのチャンスがあった」

    「でも、快適に感じているし、自分がクルマに何を望んでいるかを把握できていると感じた。その点では本当に満足しているし、チーム内で自分の時間をうまく管理できた」

    「僕たちは目標にしていた結果、ポイントを得ることはできなかった。僕たちが目にしたように、今日はそこに関しては少し手の届かないところにいた」

    トロロッソ・ホンダでブレンドン・ハートレーのチームメイトを務めるピエール・ガスリーは、MGU-Hの故障によって14周目にリタイアしている。

  • ホンダの2018年型F1パワーユニット、1台のみで7レース分を走破

    ホンダの2018年型F1パワーユニット、1台のみで7レース分を走破

    ホンダの2018年型F1パワーユニット『RA618H』は4日間の第2回F1バルセロナ合同テストで1台で7レース分に相当する走行距離を走り切った。

    2018年はF1カレンダーが21戦に拡大されるにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減される。

    そのため、1基のエンジンで7戦を戦わなければならず、パワーユニットにアップデートを加える機会も少なくなることを意味する。

    トロロッソ・ホンダは、4日間の第2回F1バルセロナ合同テストで1台のパワーユニットだけでトータル498周を走り、多くのテストプログラムを消化。合計距離2318kmは、4.655kmのカタロニア・サーキットで66周で争われるF1スペインGPの7レース分に相当。ホンダのF1パワーユニット、そしてSTR13は7戦を戦う信頼性があることを示した。

    最終日は、レースシミュレーションの最終盤にパワーユニットのデータに異常が見つかり、分析に時間を要するためセッション終了2時間ほど前にテスト終了。しかし、8日間のプレシーズンテストでホンダのF1パワーユニットに大きな問題は見つからなかった。

    マクラーレンと組んでいた昨年はエンジンだけで19基を使用。380グリッドの降格ペナルティを科せられていた。

    そのマクラーレンは、4日間の第2回F1バルセロナ合同テストで5度のストップを経験し、2度のエンジン交換を実施。トータルでは339周(1578km)とトロロッソ・ホンダよりも159周少ない周回数で終えている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「テスト2では、1台のPUを継続して使用してきました。本日終盤にデータの異常が発生し、そのままテスト終了になったことは大変残念です。ただし、ウインターテスト全体で考えると、多くのテストを行い、有用なデータを収集することができました」とコメント。

    「また、今回初めて8日間のサーキットオペレーションをトロロッソと一緒に行いました。互いにオープンで率直なコミュニケーションが取れており、チームとしていい形で機能しています。まだシーズン前のテストが終わっただけの段階ですが、理想的なスタートを切ることができました。2人のドライバー、そしてトロロッソとメルボルンで開幕戦を迎えることが非常に楽しみです」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは「この2週間のテスト期間中、素晴らしい仕事をしてくれたホンダの仲間たちに感謝している」とコメント。

    「テスト2の期間中は、1つのエンジンで走行していたが、ほぼ問題なく機能してくれた。ただ、今日のテスト終盤に小さなトラブルがあり、リスクを避けるために走行終了を決断した。テストプログラムはほぼ完了していたので問題はないが、今後ホンダとともに問題解決に努めていきたいと思う」

    「しかし、そのほかはほぼ問題なく終了することができた。この2週間、マシンの改善・開発をサポートしてくれたホンダにとても感謝している」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは「ここバルセロナでの2回のプレシーズンテストを終え、8日間で3826kmを走りきれたことにとても満足している」とコメント。

    「テストができたのは悪天候により実質7日間だったが、それを考慮しても良い結果になった。スピードと信頼性において、問題なく走ることができたのは素晴らしいと思う」

    「我々にとって、強力なエンジンマニュファクチャラーであるホンダとの関係は、今季の新しいマシンを開発し向上させていく上で間違いなくとても重要だ。今回は互いに協力しながら、問題も改善してこられたのではないだろうか」

    「ここまでいい仕事ができており、ホンダ、チーム、そしてドライバーたちにとても感謝している。そして、いよいよシーズンが始まる!」

    関連:マクラーレン・ホンダ:3年間のエンジンペナルティ&エンジン使用数

  • トロロッソ・ホンダ:第2回 F1バルセロナ合同テスト 最終日レポート

    トロロッソ・ホンダ:第2回 F1バルセロナ合同テスト 最終日レポート

    トロロッソ・ホンダは、第2回F1バルセロナ合同テストの最終日にブレンドン・ハートレーが走行を担当。終盤パワーユニットの異常データでテスト終了となるも、トータル156周を走行し、予定していたプログラムをほぼ完了された。

    第2回テストの最終日となる4日目も好天に恵まれ、テストには絶好のコンディションとなった。この日はブレンドン・ハートレーが走行を担当。午前9時のテスト開始とともにコースインし、精力的にテストが行われた。

    ランチブレイク前までのテスト前半、ハートレーは自身のベストラップを更新する1分18秒949をマークし、91周を走行。午後2時からはロングランを中心にテストを重ねていたが、レースシミュレーションの最終盤、パワーユニットのデータに異常が見つかった。分析に時間を要するため、セッション終了2時間ほど前に、チームはテスト終了を決定。ただし、予定していたプログラムはほぼ完了している。

    ブレンドン・ハートレーはトータルで156周を走行し、第2回テストを締めくくった。

    第2回テストは、本日で最終日を迎え、4日間の日程を終了した。この4日間、トロロッソ・ホンダは大きなトラブルもほとんどなく、1台のパワーユニットのみでトータル498周を走り、多くのテストプログラムを消化。開幕に向けた準備を順調に進めた。

    2018年シーズン開幕戦は3月23日からオーストラリア・メルボルンで開催される。

    ブレンドン・ハートレー (トロロッソ・ホンダ ドライバー)
    「今日は156周を走りきることができて、いいテストになったと思う。僕はテスト1初日とそして今日の最終日に走行した。このプレシーズンテストのスタートと締めくくりを担当することができた。大変な作業もあったが、その苦労も忘れてしまうほどにSTR13の開発が進んだことはとても喜ばしい。知られていないかもしれないが、このプロジェクトでは本当にたくさんの人たちがともに戦ってくれている。レースでも、僕たちはとても激しくなると思われる中盤争いで、いい戦いができると思う。現在の自分たちのポジションもある程度わかったことは良かったし、みなさんが予想していたよりもはるかに有意義な形でテストを終えられたと思う。ホンダとのパートナーシップも強固なものだったし、今はチームのメンバー全員がポジティブな思いを抱いている。間近に迫ったメルボルンでの開幕戦を、とても楽しみにしている」

    ジェームズ・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「ブレンドンによって、今日も多くの走行距離を得られ、いい一日だった。午前中は昨日のガスリーと同様、柔らかめのタイヤと軽めの搭載燃料でショートランを繰り返し、午後はレースシミュレーションを行った。今日もまた、新たなタイヤの特性を学ぶことができたし、マシンセットアップの面では昨日学んだことを今日も確認した。それにより方向性は間違っていないことがわかったが、開幕戦を迎えるにあたり解析するべき課題はまだ残っている。この2週間のテスト期間中、素晴らしい仕事をしてくれたホンダの仲間たちに感謝している。テスト2の期間中は、1つのエンジンで走行していたが、ほぼ問題なく機能してくれた。ただ、今日のテスト終盤に小さなトラブルがあり、リスクを避けるために走行終了を決断した。テストプログラムはほぼ完了していたので問題はなかったが、今後ホンダとともに問題解決に努めていきたいと思う。しかし、そのほかはほぼ問題なく終了することができた。この2週間、マシンの改善・開発をサポートしてくれたホンダにとても感謝している。これにて2018年度のプレシーズンテストは終了となったが、この2週間は忙しくも充実した時間となり、あっという間に過ぎていった。今シーズンの開幕がとても楽しみだ! 1年以上も前から始まったSTR13の開発は、そろそろ最終段階を迎えようとしている。次のフェーズは、レースで戦い、マシンを進化させていくことだ。数週間後にメルボルンから始まる新たなるシーズンを楽しみにしている」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「先週のテストは天候に恵まれなかったが、テスト2では好転し、気温は20℃、路面温度も37℃前後のという絶好のコンディションの下で、走行することができた。これによって、チームはマシンやタイヤ、セットアップについて多くを学べたと思う。願わくは、テストは(天候の問題が少ない)バーレーンでできればいいね。我々にとって、強力なエンジンマニュファクチャラーであるホンダとの関係は、今季の新しいマシンを開発し向上させていく上で間違いなくとても重要だ。今回は互いに協力しながら、問題も改善してこられたのではないだろうか。ここバルセロナでの2回のプレシーズンテストを終え、8日間で3826kmを走りきれたことにとても満足している。テストができたのは悪天候により実質7日間だったが、それを考慮しても良い結果になった。スピードと信頼性において、問題なく走ることができたのは素晴らしいと思う。ホンダの素晴らしい仕事とともに、我々チーム側もドライバー達が扱いやすいマシンを作り上げるという、素晴らしい活躍を見せてくれた。ブレンドンとピエールは、テスト期間中、有効なかつ的確なフィードバックをしてくれたので、メルボルンでの開幕戦に向けそれらを解析している段階だ。まだまだやることはたくさんあるので、ポジティブにかつ慎重に進めていきたいと思う! ここまでいい仕事ができており、ホンダ、チーム、そしてドライバーたちにとても感謝している。そして、いよいよシーズンが始まる!」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日は、昨日のガスリー選手とほぼ同じプログラムでハートレー選手が156周を走行しました。それぞれの選手がレースシミュレーションを終了することができたのは大きな成果だと思います。テスト2では、1台のPUを継続して使用してきました。本日終盤にデータの異常が発生し、そのままテスト終了になったことは大変残念です。ただし、ウインターテスト全体で考えると、多くのテストを行い、有用なデータを収集することができました。また、今回初めて8日間のサーキットオペレーションをトロロッソと一緒に行いました。互いにオープンで率直なコミュニケーションが取れており、チームとしていい形で機能しています。まだシーズン前のテストが終わっただけの段階ですが、理想的なスタートを切ることができました。2人のドライバー、そしてトロロッソとメルボルンで開幕戦を迎えることが非常に楽しみです」

  • 「ホンダF1はトロロッソと“落ち着いて”仕事ができている」と川井一仁

    「ホンダF1はトロロッソと“落ち着いて”仕事ができている」と川井一仁

    ホンダF1は、マクラーレンと離れた後、より“落ち着いて”トロロッソとの仕事を進められているとF1ジャーナリストの川井一仁は語る。

    過去3年間、ホンダF1はマクラーレンから多くのプレッシャーと批判を浴びせられてきた。だが、今年はトロロッソと再出発して、プレシーズンテストで信頼性とパフォーマンスの向上を示している。

    一方、ホンダを捨ててルノーと契約したマクラーレンは、8日間のテストの大半でトラブルに見舞われている。

    ホンダはトロロッソとの完璧な冬季テストのパフォーマンスに満足しているかと Marca に質問された川井一仁は「もちろん、彼らは満足していると思いますよ」とコメント。

    「でも、それはマクラーレンに問題が発生しているからではなく、非常にパフォーマンスが似通ったエンジンで彼らの方が速く走れているからですね。パワーユニットは良好だし、信頼性もある。それが彼らが満足している理由です」

    「マクラーレンはホンダを批判し続けてきたが、ホンダはマクラーレンとの契約を解消したくはなかった。でも、それはそれです。今、彼らはより落ち着いていますし、彼らのエンジンに満足している。もっと改善していくと思いますよ」

    同紙は他の日本人ジャーナリストの「ホンダはトロロッソとは仕事をしやすいと言っています」とのコメントも紹介している。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、1996年にラルフ・シューマッハが日本でフォーミュラ・ニッポンに参戦した際にマネージャーとして日本で仕事をしている。

    フランツ・トストは「我々はホンダに非常に満足している」と AS にコメント。

    「彼らが非常に競争力のあるパッケージを提供してくれると確信している。シーズン中に多くの進歩を果たすと思うし、後半戦には非常に競争力のあるクルマになっているだろう」

    「我々のゴールは中団のトップにいることだ。マクラーレンのことは気にしていないが、最終的に彼らよりも競争力のあるパッケージを得られると確信している」