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  • ホンダF1、レッドブルとF1エンジン契約について正式に交渉を開始

    ホンダF1、レッドブルとF1エンジン契約について正式に交渉を開始

    ホンダF1は、2019年のF1エンジン供給契約についてレッドブル・レーシングと正式に交渉を開始した。

    2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、それ以降の3シーズンは信頼性とパフォーマンス不足が露呈し、昨シーズン限りでマクラーレンから契約を打ち切られることになった。

    今年からホンダは、レッドブルの姉妹チームであるトロロッソと新たなパートナーシップを開始。

    トロロッソ・ホンダはF1バーレーンGPでは4位入賞を果たすなど、信頼性・パフォーマンスともに“戦える”エンジンであることを証明しつつある。

    一方、レッドブル・レーシングはルノーとの現行のエンジン契約が今シーズン末で期限を迎える。過去にF1でダブルタイトルを4連覇したレッドブルとルノーだが、2014年にV6ターボ“パワーユニット”が導入されて以降、ルノーのエンジンは競争力を発揮できておらず、両者の関係は冷え切ったものとなっている。

    レッドブル・レーシングは、2019年にホンダのF1パワーユニットが選択肢であることを公にしており、姉妹チームであるトロロッソのパフォーマンスを詳細に分析している。

    そして、F1アゼルバイジャンGPが開催された週末の28日(土)、バクーのパドックでレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコと本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史が2019年以降のエンジン契約について正式に交渉を開始。ホンダ側が表だってエンジン交渉の事実を認めたのは今回が初めてとなる。

    山本雅史は「全く初めての会談でしたので、お互いがどのようなことを期待しているのか、両社の条件などについて話し合いました。話し合ったのは今回が初めてです」とF1公式サイトにコメント。

    「そうですね、ポジティブな話し合いができました。どちらも満足できたと思います。我々の間には良い関係があります。ですが、正式に話し合いの場をもったのは本当に初めてでした。将来の可能性についての出発点です」

    F1の競技規則では、F1のパワーユニット製造者は来シーズンにどのチームにパワーユニットを供給するかについて5月15日以前までにFIA(国際自動車連盟)に通知する必要があると記されている。

    “公認されたパワーユニットの各パワーユニット製造者はそのパワーユニットを供給する前のシーズンの5月15日以前に(または、すべてのパワーユニット製造者とFIAの間で書面で合意された他の日)、所与の選手権シーズンに向けて供給契約が締結されているチームのリスト(ある場合は指定の「ワークス/ファクトリー」チームを明確に特定する)を添えてFIAに提供しなければならない”

    山本雅史も「我々には5月15日にFIAに文書を提出する義務があります」と語る。

    「今、我々が議論を開始しているのはそれがありますし、ホンダとレッドブルとの間でスムーズに進めていかなければなりません」

    「レッドブルにフィードバックして次の段階に進む前に残された時間を田技研工業の取締役と議論するために使いたいと思っています」

    「我々がF1に復帰することを決定した際、1つのチームにだけ固辞するのではなく、複数のチームと一緒に仕事をするという計画を立てていました。取締役会のメンバーは議論を認識していますし、レッドブルの組織との関係には大きな敬意を表しています」

    現在、F1とFIAは2021年からエンジン形式の変更することについて議論しており、山本雅史はレッドブル・レーシングと契約を結ぶ場合は2019年と2020年の2年契約になるだろうと付け加えた。ホンダとトロロッソとの契約も2020年までとなっている。

    競技規則で定められた文書提出期限である5月15日(火)は、次戦F1スペインGPの2日後にあたる。そのため、F1スペインGPの週末にホンダとレッドブル側から何らかの発表がなされる可能性がある。

  • トロロッソ・ホンダ:F1アゼルバイジャンGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1アゼルバイジャンGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで ブレンドン・ハートレーが10位入賞を果たして自身初のポイントを獲得。ピエール・ガスリーは12位でレースを終えた。

    2018年のF1世界選手権 第4戦アゼルバイジャンGPは、強い風が吹く中で決勝レースが行われた。レース開始時の気温は17℃、路面温度は26℃、風の影響で肌寒く感じるコンディションとなった。

    予選をアクシデントで終えたトロロッソ・ホンダの2台は、ピエール・ガスリーが17番手からウルトラソフトタイヤで、ブレンドン・ハートレーが19番手からソフトタイヤでスタートした。

    オープニングラップにクラッシュが発生し、早くもセーフティカーが導入される。ブレンドン・ハートレーはすぐさまピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換。クラッシュの混乱や多くのマシンがピットインしたことにより、ピエール・ガスリーは9番手、ブレンドン・ハートレーは13番手に大きくポジションアップを果たす。レースは5周目に再開し、リスタートでガスリーは7番手までポジションを上げる。しかし、その後徐々に順位を落とし、10周目には13番手にダウンすると、13周目にピットイン。ソフトタイヤに交換した。

    20周終了時点で、ブレンドン・ハートレーは13番手、ピエール・ガスリーは16番手を走行。23周目にはハートレーがピットインし、スーパーソフトタイヤに交換した。このピットインによって、ガスリーが15番手、ハートレーは16番手となり、レースは後半戦に入る。

    26周から39周までは、ピエール・ガスリーが14番手、ブレンドン・ハートレーが15番手での走行が続く。40周目、11周を残してレッドブルの2台が接触し、再びセーフティカーが導入。このタイミングで多くのマシンがピットインを行い、ガスリーとハートレーもウルトラソフトタイヤに交換する。この時点で、ガスリーが11番手、ハートレーが12番手と、入賞目前のポジションをキープ。セーフティカー中にもクラッシュが発生し、長いセーフティカー先導走行となったが、レースは47周目に再開。残り5周の激しい戦いが幕を明けた。再開早々にトップのマシンがパンクによりリタイアする波乱が起こる中、ガスリーも他車と接触し、そのダメージが影響し12番手に。代わってハートレーが残り2周で10番手に浮上した。

    波乱続きの51周を走り抜き、ブレンドン・ハートレーは10位でチェッカーフラッグを受け、自身初のポイントを獲得。トロロッソ・ホンダにとっても2戦ぶりの入賞となった。ピエール・ガスリーは12位でレースを終えている。

    第5戦スペインGPは、バルセロナ郊外のカタルニア・サーキットで5月11日(金)~13日(日)に行われる。

    ブレンドン・ハートレー (10位)
    「いろいろなことが起こったレースでした!僕自身は何事もなく走行できましたが、中団争いに加わる程のペースはありませんでした。オーバーテイクするべき場面でも、前を走行するマシンに十分に近づけませんでした。周りではたくさんのレーシングアクシデントやドラマがありましたが、それらに巻き込まれることなく、F1で初めてのワールドチャンピオンシップのポイントを獲得することができました。最高の気分です!特に昨日のことがあったので、レースではしっかりと完走することが重要だと思っていました。レース中のペースはまずまずでしたが、ウルトラソフトタイヤで走行した終盤は前方のマシンに追いつける程の感触はありませんでした。もう少し他のマシンを抜きにかかれたらとも思いますが、まずはポイントが獲得できたことを喜びたいです。この勢いで次戦もいいレースにしたいと思います」

    ピエール・ガスリー (12位)
    「スタートは本当によく、最初の1周で17番手からトップ10圏内までポジションアップできましたが、それをキープするのにとても苦労しました。ストレートで背後からのマシンを抑えることができず、何台かにオーバーテイクされてしまい、大変でした。最後のセーフティカー後のリスタート時、マグヌッセン選手との接触で壁に追いやられてしまい、フロアの半分とミラーが破損し、ステアリングも曲がってしまいました。そこまでは他チームのリタイアやアクシデントに巻き込まれることなくレースができたので、ポイント獲得もできたはずだっただけに、この結果はとても残念です」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「全体的にみると、我々にとっては厳しいレースウイークでした。昨日の予選で苦戦したため、17番手と19番手という位置からのスタートとなってしまいました。Q1でニアミスがあったラップでは、ピエールがかなりいい走りをしていたので、Q2に進むことができなかったのはとても残念でした。しかし、よく考えてみれば、彼らの間で大きなアクシデントが起きなかったことをまずは喜ばなくてはなりません。そして、今日のレースについては、ブレンドンのF1での初ポイントを祝いたいと思います!バクーでのレースは難しい一戦になると予想はしていましたが、この週末のパフォーマンスは期待していたレベルではありませんでした。次戦ではさらに上位の結果を目指して、引き続きチームとともに改善に努めます」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「2人のドライバーともに何度かの混乱を避けながら、サバイバルとなったレースを完走してくれました。ガスリー選手は序盤と終盤のセーフティカー直後にはトップ10圏内を走行しただけに、最終盤のマグヌッセン選手との接触は残念でした。ただ、そのすぐ後ろを走っていたハートレー選手が他車のミスなどによるチャンスを逃すことなく、彼にとって初めてとなる貴重な1ポイントを獲得できたことはよかったです。今日のレースでは、直線でのスピード不足に苦しんだ部分がありました。チームとともに分析を行い、パッケージとしての熟成を進めると同時に、パワー向上のための開発をさらに推し進める必要性を感じています」

    関連:F1アゼルバイジャンGP 結果:ルイス・ハミルトンが逆転優勝!

  • ホンダF1 「パワー向上のための開発を推し進める必要性を感じている」

    ホンダF1 「パワー向上のための開発を推し進める必要性を感じている」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1アゼルバイジャンGPの決勝レースを振り返った。

    グリッド後方からスタートすることになったトロロッソ・ホンダ勢だったが、特にピエール・ガスリーは混乱をうまく切り抜けて一時は7番手を走行するパフォーマンスを見せる。

    2回目のセーフティカー直後にはポイント圏内9番手につけていたピエール・ガスリーだが、リスタート後にケビン・マグヌッセンと接触して後退。12位でレースを終えた。

    一方、ブレンドン・ハートレーは、彼らの事故の隙をついて順位を上げ、自身F1初ポイントとなる10入賞を果たした。

    「2人のドライバーともに何度かの混乱を避けながら、サバイバルとなったレースを完走してくれました」と田辺豊治はコメント。

    「ガスリー選手は序盤と終盤のセーフティカー直後にはトップ10圏内を走行していただけに、最終盤のマグヌッセン選手との接触は残念でした」

    「ただ、そのすぐ後ろを走っていたハートレー選手が他車のミスなどによるチャンスを逃すことなく、彼にとって初めてとなる貴重な1ポイントを獲得できたことはよかったです」

    「今日のレースでは、直線でのスピード不足に苦しんだ部分がありました。チームとともに分析を行い、パッケージとして熟成を進めると同時に、パワー向上のための開発をさらに推し進める必要性を感じています」

    関連:F1アゼルバイジャンGP 結果:ルイス・ハミルトンが逆転優勝!

  • トロロッソ 「今週末のパフォーマンスは期待していたレベルではなかった」

    トロロッソ 「今週末のパフォーマンスは期待していたレベルではなかった」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、F1アゼルバイジャンGPでのトロロッソ・ホンダのレースを振り返った。

    予選をアクシデントで終えたトロロッソ・ホンダの2台は、ピエール・ガスリーが17番手からウルトラソフトタイヤで、ブレンドン・ハートレーが19番手からソフトタイヤでスタート。

    波乱続きの51周を走り抜き、ハートレーは10位でチェッカーフラッグを受け、自身初のポイントを獲得。トロロッソ・ホンダにとっても2戦ぶりの入賞となった。ガスリーは12位でレースを終えている。

    フランツ・トストは、今週末のバクーでのパフォーマンスは期待していたレベルではなかったと語る。

    「全体的にみると、我々にとっては厳しいレースウイークでした」とフランツ・トストはコメント。

    「昨日の予選で苦戦したため、17番手と19番手という位置からのスタートとなってしまいました。Q1でニアミスがあったラップでは、ピエールがかなりいい走りをしていたので、Q2に進むことができなかったのはとても残念でした。しかし、よく考えてみれば、彼らの間で大きなアクシデントが起きなかったことをまずは喜ばなくてはなりません」

    「そして、今日のレースについては、ブレンドンのF1での初ポイントを祝いたいと思います!バクーでのレースは難しい一戦になると予想はしていましたが、この週末のパフォーマンスは期待していたレベルではありませんでした。次戦ではさらに上位の結果を目指して、引き続きチームとともに改善に努めます」

    関連:F1アゼルバイジャンGP 結果:ルイス・ハミルトンが逆転優勝!

  • ブレンドン・ハートレー、F1初ポイント獲得 「面白いレースだった!」

    ブレンドン・ハートレー、F1初ポイント獲得 「面白いレースだった!」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1アゼルバイジャンGPの決勝で10位でフィニッシュ。自身にとってF1初ポイントを獲得した。

    19番グリッドからスタートしたブレンドン・ハートレーは、序盤にペースに苦しむが、他のドライバーのミスなどもあり徐々に順位を上げていく。

    そして、レース終盤の2回目のセーフティカーの後にチームメイトのピエール・ガスリーとケビン・マグヌッセン(ハース)との接触もあって10位に浮上。自身F1初ポイントを獲得した。

    「いろいろなことが起こったレースだった!」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕自身は何事もなく走行できたが、中団争いに加わる程のペースはなかった。オーバーテイクするべき場面でも、前を走行するマシンに十分に近づけなかった。周りではたくさんのレーシングアクシデントやドラマがあったが、それらに巻き込まれることなく、F1で初めてのワールドチャンピオンシップのポイントを獲得することができた。最高の気分だ!」

    「特に昨日のことがあったので、レースではしっかりと完走することが重要だと思っていた。レース中のペースはまずまずだったが、ウルトラソフトタイヤで走行した終盤は前方のマシンに追いつける程の感触はなかった。もう少し他のマシンを抜きにかかれたらとも思うが、まずはポイントが獲得できたことを喜びたい。この勢いで次戦もいいレースにしたいと思う」

    関連:F1アゼルバイジャンGP 結果:ルイス・ハミルトンが逆転優勝!

  • ピエール・ガスリー 「マグヌッセンに衝突されなければポイントを獲れた」

    ピエール・ガスリー 「マグヌッセンに衝突されなければポイントを獲れた」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アゼルバイジャンGPの決勝レースを12位で終えた。

    2回目のセーフティーのリスタート時にはポイント圏内にいたピエール・ガスリーだったが、ケビン・マグヌッセンとのバトルでウォールに追いやられてマシンを破損。なんとか完走はしたものの、ポイント圏内の12位でレースを終えることになった。

    レース後、ケビン・マグヌッセンには、ガスリーとの事故により10秒加算ペナルティと2点のペナルティポイントが科せられた。

    「スタートは本当によく、最初の1周で17番手からトップ10圏内までポジションアップできたが、それをキープするのにとても苦労した」とピエール・ガスリーはコメント。

    「ストレートで背後からのマシンを抑えることができず、何台かにオーバーテイクされてしまい、大変だった」

    「最後のセーフティカー後のリスタート時、マグヌッセンとの接触で壁に追いやられてしまい、フロアの半分とミラーが破損し、ステアリングも曲がってしまった。そこまでは他チームのリタイアやアクシデントに巻き込まれることなくレースができたので、ポイント獲得もできたはずだっただけに、この結果はとても残念だ」

    関連:F1アゼルバイジャンGP 結果:ルイス・ハミルトンが逆転優勝!

  • レッドブル 「ダニエル・リカルドの残留は来季の“エンジン”が鍵を握る」

    レッドブル 「ダニエル・リカルドの残留は来季の“エンジン”が鍵を握る」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドが来季もチームに残留するかはエンジンのパフォーマンスが鍵を握ると考えている。

    レッドブルとダニエル・リカルドとの契約は今シーズン末で切れるが、クリスチャン・ホーナーは、リカルドの残留を望んでいると繰り返し述べている。

    しかし、ダニエル・リカルドにはフェラーリとメルセデスも獲得に興味を持っていると報じられており、クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドがレッドブルに残留するかどうかはF1のエンジン性能の階層が最終的な鍵を握ることになるかもしれないと認める。

    レッドブル・レーシングは、バクーでも競争力を見せているが、クリスチャン・ホーナーは「2kmのストレートではウィリアムズさえも我々を勝っている」とコメント。

    レッドブル・レーシングは、2019年にルノーのF1パワーユニットを継続するか、ホンダに切り替えるかを検討していることを公にしている。

    「ルノーは懸命に仕事をしているが、我々の関係は感情のジェットコースターのようなだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    また、クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングには“10年ぶりに選択肢がある”ため、トロロッソ・ホンダのパートナーシップに“大きな関心”を持っていると認める。

    すなわち、レッドブル・レーシングが2019年にルノーとホンダのどちらのF1パワーユニットを搭載するかがダニエル・リカルドの交渉の鍵を握ることになる。

    「我々は密室で話をするつもりだ。だが、我々の優先がダニエルをキープするであることはは秘密ではないよ」

    「彼の唯一の疑問はエンジンのパフォーマンスだ」

    バクーにはホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史が姿を見せており、ホンダとレッドブル・レーシングが2019年のエンジン契約について初めて本格的な交渉を開始している。

    関連:ホンダF1、レッドブルとF1エンジン契約について正式に交渉を開始

  • トロロッソ・ホンダ:F1アゼルバイジャンGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1アゼルバイジャンGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1アゼルバイジャンGPの予選で ピエール・ガスリーが17番手、ブレンドン・ハートレーはアタックが19番手だった。

    第4戦アゼルバイジャンGP2日目は、FP3と予選が行われた。前日のような日差しはなく、曇り空で時折り強い風の吹くコンディションとなった。午後2時からのFP3では、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにマシンのセッティングを進めました。

    大きなトラブルなく周回を重ね、ガスリーは16周の走行で13番手、ハートレーは11周で20番手となってセッションが終了した。

    午後5時、気温22℃、路面温度26.5℃というコンディションで予選が開始された。Q1で、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにウルトラソフトタイヤでアタックを開始するが、ハートレーは2箇所でイエローフラッグが出ていたために、1回目のアタックを断念しピットに戻る。ガスリーは1回目のアタックで1分44秒496をマークし、2回目のアタックに備えた。

    セッションが残り6分を切った時点で、ガスリーとハートレーはコースインし、2回目のアタックへ。先にアタックに入ったハートレーは、バリアに軽く接触しタイヤがパンク。スローダウンを強いられた。ターン15手前でスローダウン走行中のハートレーに、アタック中のガスリーが引っかかり、ギリギリで避けたガスリーはコースオフを喫した。

    このアクシデントで、ガスリーはタイムアップを逃して17番手という結果。Q2進出を果たせなかった。ハートレーは、結局予選でのアタックを一度もできないまま終わり、タイムを記録できなかった。この結果、明日の決勝では、ガスリーが9列目17番手から、ハートレーは10列目19番手から51周のレースに挑む。

    アゼルバイジャンGPの決勝レースは29日(日)午後4時10分(日本時間午後9時10分)にスタートする。

    ピエール・ガスリー (17番手)
    「今日のアクシデントは今までレースをしてきた中で一番怖い瞬間でした!時速320kmに達する場所で、ブレンドンにクラッシュしてしまうところでした。ブレンドンが急激にスピードを落としたのを見て避けようとしました。しかし、彼が左右のどちらに行くかが分からず、危うく接触しそうになりましたが、なんとか避けることができました。Q2に進出できず、とても残念です。2回目のアタックでは0.6~7秒ほどタイムを詰めながら走行していたのでQ2進出は目前だったのですが、残念ながら厳しい結果に終わった中国GPの無念を晴らすことは叶いませんでした。チームとして残念な予選結果となってしまいましたが、クラッシュを回避できたのは幸いだと思います。このような状況を誰も望んではいないのですが、チームメート同士で絡んでしまうのはこれが2回目なので、再発防止に向けた解決策を見出す必要があると思っています」

    ブレンドン・ハートレー (19番手)
    「今日は本当に残念な一日となりました。Q1での最初のアタックラップがイエローフラッグで中断されてしまったため、タイムが出せていない状況でした。その後のラップでは順調に走行を進め、マシンの状態にも満足していたのですが、イン側の壁に軽く接触してしまいました。最初はマシンに損傷はないと思っていましたが、左コーナーを走行中にパンクしていることに気付き、壁への激突を避けるためにスピードを落としました。ただ、そのすぐ後ろをピエールが高速で走行していたので、これは完全に僕の判断ミスでした。ミラーを見て左側へ避けようとしたのですが、彼の行きたい方向と同じになってしまいました。今日のことは僕に責任があると感じています。このような事態が起きてしまったことがとても残念ですし、ピエールにはとても申し訳ないことをしてしまったと思っています」

    ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「今日の予選は、残念ながら悪い意味で、波乱に富んだ一日となりました。ブレンドンはイエローフラッグによってアタックできず、最初の走行を無駄にしなければなりませんでした。一方のピエールは順調に走行してタイムを出せました。レースウィークでよく目にすることではありますが、Q1が進むにつれて路面状況が著しく改善されていき、2回目のアタックではピエールのペースも上がったので、このままこのラップを終えればQ2進出は安全圏内だと確信していました。しかし、ピエールの先にはパンクでスローダウンしたブレンドンがいて、2台の速度差が大きな状態でニアミスを引き起こしてしまいました。幸いピエールのドライビングのおかげで衝突を避けられましたが、タイヤやバッテリーの状況、それに残り時間を考えるともう一周アタック出来る余地がなく、ピエールは予選をそのまま諦めることとなってしまいました。いいペースで走行できていたため、このような結果になってしまったことはとても残念です。Q3進出まではもしかしたら叶わなかったかもしれませんが、それに近いところまではいけたと思いますし、そうなっていれば、(予選のトップ10は予選と同じタイヤを使用しなくてはいけないので)明日のレースでのタイヤの磨耗状況次第では良いポジションを得られたと言えていたかもしれません。今となっては“たられば”の話ですし、明日は期待していたグリッドからのスタートとはならないものの、経験上ここでのレースは予測不可能なことが起こるので、波乱万丈で忙しい日曜日の午後となるでしょう。今夜中にチームと戦略を練り、明日挽回できるよう努めたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日の予選は、ガスリー選手がQ2に進出できるペースでアタックを続けていただけに、チームメート同士が絡む不運なアクシデントにより2台ともにQ1敗退となったことは非常に残念でした。PUとしては、ロングストレートと低速コーナーが組み合わされたこのサーキットでエナジーマネジメントを最適化するため、昨日からドライバーやチームのエンジニアとコミュニケーションを取りながら、さまざまなトライをしています。ただ、パッケージとして最適なバランスを得ることは非常にチャレンジングだと感じています。これからは明日のレースに焦点を当てて準備を進めます」

    関連:F1アゼルバイジャンGP 予選:セバスチャン・ベッテルが3戦連続ポール!

  • ホンダF1 「パッケージとして最適なバランスを得るのはチャレンジング」

    ホンダF1 「パッケージとして最適なバランスを得るのはチャレンジング」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1アゼルバイジャンGPの予選を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、予選Q1でブレンドン・ハートレーがパンク。そこにブラインドコーナーを立ちあがってきたピエール・ガスリーが近づき、あわや大事故というチームメイト同士が絡む不運なアクシデントもあり、ピエール・ガスリーが17番手、ブレンドン・ハートレーが19番手で予選を終えることになった。

    ホンダF1のテニカルディレクターを務める田辺豊治は「今日の予選は、ガスリー選手がQ2に進出できるペースでアタックを続けていただけに、チームメイト同士が絡む不運なアクシデントにより2台ともにQ1敗退となったことは非常に残念でした」とコメント。

    「パワーユニットとしては、ロングストレートと低速コーナーが組み合わせられたこのサーキットでエナジーマネジメントを最適化するため、昨日からドライバーやチームのエンジニアとコミニュケーションを取りながら、さまざまなトライをしています。ただ、パッケージとして最適なバランスを得ることは非常にチャレンジングだと感じています」

    「これからは明日のレースに焦点を当てて準備を進めます」

    関連:
    ・【動画】 トロロッソ・ホンダ:予選Q1であわや大事故の同士討ちニアミス
    ・F1アゼルバイジャンGP 予選:セバスチャン・ベッテルが3戦連続ポール!

  • ホンダF1 「予定していたPUのプログラムはほぼすべて消化できた」

    ホンダF1 「予定していたPUのプログラムはほぼすべて消化できた」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1アゼルバイジャンGP初日のフリー走行を振り返った。

    前戦中国GPでは苦戦を強いられたトロロッソ・ホンダ。今回の舞台となるバクー市街地コースは、超ロングストレートがカレンダー中でも一番の最高速を叩き出し、その一方で精密なコントロールを必要とするタイトコーナーも出現。効率よくエネルギーを活用することが重要となる。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが9番手/15番手、ブレンドン・ハートレーが12番手/18番手タイムとタイム的には下位に沈んだ。

    しかし、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ホンダとしては予定していたパワーユニットを消化でき、スムーズな一日だったと語る。

    「今回のアゼルバイジャンGPは、ストリートサーキットで行われています。そのため、今日のセッションは埃っぽい路面から始まり、走行を重ねるたびに徐々にトラックコンディションが改善されていきました」と田辺豊治はコメント。

    「午前のFP1開始直後に、ガスリー選手のパワーユニットの調整のために少しだけマシンを止めることはありましたが、全体としては予定していたパワーユニットのプログラムをほぼすべて消化でき、スムーズな一日となりました」

    関連:
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドがトップ
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップ