タグ: ホンダF1

  • ブレンドン・ハートレー 「1~2cm行き過ぎてスピンを喫した」

    ブレンドン・ハートレー 「1~2cm行き過ぎてスピンを喫した」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、F1スペインGPのフリー走行3日目でのクラッシュを振り返った。

    ブレンドン・ハートレーは、フリー走行3回目の終盤、ターン9でスピンしてバリアに激突。マシンは大破し、セッションは赤旗が提示されたことによって終了となった。大破したマシンの修復が間に合わず、ハートレーは、予選に出走することはできなかった。

    ブレンドン・ハートレーのパワーユニットは大きなダメージを受けており、決勝に向けて交換作業が行われる。予選に出走できなかったハートレーは最後尾から決勝レースに臨む。

    「クラッシュの衝撃はかなり激しかった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「通常通りターン9入口の縁石に乗ろうとしたところ、ほんの1~2㎝行き過ぎ、芝生部分にタイヤを落としてしまったことでスピンを喫した」

    「最後のアタックはなかったが、マシンの感触はよかったので、あのラップタイムは真のペースではない。明日に向けてポジティブでいるように努めようと思う」

    「今日はしっかりと睡眠を取り、明日は切り替えて臨む。昨年トロロッソは後方からスタートしてポイントを獲得したので、それを目標にしなければならない」

    関連:
    ・【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)が大クラッシュ
    ・F1スペインGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ピエール・ガスリー、予選12番手 「パフォーマンスは戻ってきている」

    ピエール・ガスリー、予選12番手 「パフォーマンスは戻ってきている」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1スペインGPの予選を12番手で終えた。

    Q1で、ガスリーは2回のアタックを行い、ラストアタックで1分18秒550をマークし、11番手でQ2に進出。Q2では、1回目のアタックに中古のスーパーソフトタイヤで出て1分19秒306とタイムは伸びなかったが、2回目には新品のスーパーソフトタイヤで最後のアタックへ臨んだ。

    セッション終了ギリギリのアタックは1分18秒463とこれまでのベストタイムをマークし、12番手。Q3に進出することはできなかったが、6列目からのスターティンググリッドを得た。

    「Q2進出を果たし、12番手で予選を終えられたことに満足している」とピエール・ガスリーはコメント。

    「中国とバクーでの2戦に比べてパフォーマンスが戻ってきていることが重要で、明るい兆しだと思う。大規模なアップデートを投入しているチームもあるので、今週末は少し厳しい戦いを覚悟していたが、僕たちにとっては自分たちのパッケージを理解することが最重要であり、その答えがいくつか見つかったと感じている。現状のパフォーマンスを分析する必要はあるが、全体的にはかなりよくなっている」

    「FP1とFP3では10番手につけられたし、予選のペースも悪くないので、中団争いへ戻っていけると思う。明日のレースは長くなるし、タイヤ選択と戦略が重要だ。今日の予選結果だとスタートタイヤのコンパウンドを選べるので、僕たちにとってはいいポジションだ」

    関連:F1スペインGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ホンダF1 特集:サーキットに合わせたF1パワーユニットの準備

    ホンダF1 特集:サーキットに合わせたF1パワーユニットの準備

    ホンダF1でパフォーマンスエンジニアを務める湊谷圭祐が、年間21戦すべてが異なるサーキットに合わせてF1パワーユニットでどのようにセッティング作業を行っているのかを語った。

    サッカーやラグビー、野球などのスポーツでは、各チームにホームスタジアムがあり、そこで多くのイベントが開催される。しかし、F1は、シーズン中、一つの会場に原則として一度しか訪れない。

    その例外と言えるのが、スペイン・バルセロナにあるカタロニア・サーキットだろう。プレシーズンテストとインシーズンテストの開催地として長年使用されてきた同サーキットは、今シーズンは合計で13日間使用される(プレシーズンテスト8日間、レースウイーク3日間、インシーズンテスト2日間)。もう一つのインシーズンテストが開催されるハンガロリンクでは5日間、通常のレースが開催されるサーキットが3日間であることを考えると、これはかなり多い数字だ。

    したがって、カタロニア・サーキットは各チームにとってなじみ深い場所だと言えるだろう。しかし、それでレースに向けたパワーユニットの準備が楽になるかといえば、そんなことはない。

    ホンダF1でパフォーマンスエンジニアを務める湊谷圭祐は「特定のサーキットに向けて準備を進めるとき、状況によって準備を始めるタイミングは異なります。バルセロナでのレースに向けては、前戦で使用したスペックを使うため、通常と異なる作業はほぼ発生しません」と語る。

    「基本的には、レースが終わった直後に次戦に向けた準備を始めます。まずはミルトンキーンズとHRD Sakuraで、サーキットシミュレーションを行います。コースレイアウトの特性に合わせてアイテムやセッティングをテストすることで、パワーユニットから最大のパフォーマンスを引き出せるようになります。これが基本プランですね」

    「新しいスペックを導入する場合には、当然、通常よりも多くの時間が必要です。現時点では、夏に新たなスペックを投入する予定で、それに向けた準備は開幕戦が終わった直後から始めています。だいたい、2~3カ月かけて準備しているのですが、多くの時間が必要なんです」

    新スペックの導入に向けて、サーキットに合わせた準備を行う際には、過去の走行データが役立ちつ。ドライバーがスロットルペダルを踏んだ際の基本的な動きはどこでも同じだが、エネルギーマネジメントの調整はかなり複雑なものになっている。

    「エネルギーマネジメントの最適解はコースごとに全く異なります。これについては、ほかのコースから分かることはそれほど多くありません。しかし、トルクコントロール、ブーストコントロール、イグニッションなどの基本的なエンジンセッティングに関しては、各サーキットで同じものを使用しています」

    「エンジンコントロールに関して言えば、かなり多くの選択肢を試すことができます。しかし、エネルギーマネジメントはコースによって大きく異なるため、我々エンジニアにとってはそこが一番のチャレンジになりますね」

    「エネルギーマネジメントに関しては、デプロイメントが大きなカギになります。予選では一周でバッテリーを限界まで使うことができるので、エネルギーを最大限使いきることを目標にセッティングします。しかし、レースではバッテリー容量を一定のレベルに保ちながら走行しなくてはなりません」

    「例えば、ストレートが10本あるサーキットでレースが行われるとしましょう。ストレートの長さはそれぞれ違い、長いストレートでMGU-Kのデプロイを使用するほうが効果的なので、そこでデプロイを多く使うようにしていきます」

    「シミュレーションでは、ストレートごとにどれだけのエネルギーを配分するべきかを計算し、我々が到達し得る最速のラップタイムを弾き出します。これがシミュレーション時に最初に行う作業で、パワーユニットの出力曲線とシャシーのドラッグデータをもとにしています」

    「しかし、エンジニアが行う作業は、各ストレートでのパワー配分の計算だけではありません。コーナーへの進入速度が、そのコーナーを通過する際のスロットル開度にも影響を与えるからです。そしてこれは、次に来るストレートでの走行にも影響を及ぼします、このようなプロセスは結局サーキット1周を走る中で連続して起こっていくので、各サーキットごとにその特性を深く理解していく必要があります。さらに言うと、これはマシンが単独走行している際の計算でしかなく、ライバルと一緒に走行している状況では別のシミュレーションが必要になって来るんです……」

    「木曜日にコースへ到着すると、まずはドライバーとレースエンジニアに、そのコースでのPU側の使用プランを説明します。エンジンコントロールに関しては、どのサーキットでも基本的には同じです。ドライバーがアクセルペダルを踏み込むのは、エンジンからさらにトルクを引き出そうとしているからです。そうすると、エンジンは求められたパワーを出そうとします。これはどのサーキットでも同じです。しかし、エネルギーマネジメントに関しては、ドライバーがフルスロットルで走っていても、状況によっては異なる場合があるんです」

    「予選では、常にMGU-Kのデプロイがある状態です。しかし、レースでは、フルスロットルで走行するストレートでMGU-Kのデプロイが必要となりますが、あえてそれをカットするポイントもあります。止めるタイミングはそのときのラップタイムにもよりますが、ドライバーと無線で話してタイミングを探る必要があります。ほかのドライバーとバトルしている場合もありますからね」

    「一般的に言って、長いストレートではより長くMGU-Kのデプロイを使う必要があります。そうすることで、ほかのドライバーと有利に戦えるようにするためです。したがって、ドライバーからドライバビリティー(ドライバーの操作に対するPUの反応の良し悪し)と、ライバルとの競争力に関するフィードバックをもらうことが欠かせません」

    「今年に関して言えば、もう一つのチャレンジはドライバーの若さです。彼らにはF1での経験がそこまであるわけではありません。メルボルンはピエールとブレンドンにとって初めてのサーキットだったため、木曜日にフィードバックをもらうことは困難でした。でも、FP1とFP2が終わったあとには、有効なフィードバックをもらうことができました」

    「こうした場合、コースに関しての知識が力を発揮します。これまでにテストで何度もカタロニア・サーキットを走行した経験を持つドライバーたちは、ここでラップタイムを記録するためにはなにが必要なのかを理解しています。しかし、いくら経験があるとはいえ、レースとテストは全くの別物です。ピエールとブレンドンのフィードバックの中には、フリー走行中にパワーユニットのセッティングがそれぞれの車両に合っていたか、また、コースのどのエリアで、MGU-Kのデプロイがどの程度必要なのかについて、ということも含まれます」

    「こうしたフィードバックは、エンジニアにとって非常に助かるものです。我々にはGPSデータがあるので、マシンの速度推移がほかのライバルと比べてどのように異なるかを、見ることはできます。しかし、それでもドライバーからのフィードバックは、ほかのライバルとの違いを知るためには欠かせません」

    レースが始まる前に数多くのシミュレーションを行い、ドライバーからフィードバックをもらい、STR13がコースへ出れば、大きなセッティング変更が必要ないことが本来の理想だ。

    「これまでは、大きな変更の必要はありませんでした。これまでの3年間で、それぞれのサーキットについて蓄えた知識がありますからね。しかし、フランスのポール・リカール・サーキットに関しては、2016年のウエットタイヤテストで走った経験しかないので、ほかのサーキットより多くの作業が必要になるでしょう。しかし、基本的にはそこまで大きな変化は加えない予定です」

    「これまでにカタロニア・サーキットで得た知識は役立ちますが、金曜日の走行プランは基本的にほかのトラックと同じです。金曜日の最優先事項は、予選とレースに向けてのマシンのベースラインを築くことです。予選に向けては、FP3で変更を行ってもう一度トライすることもできます。しかし、1時間のセッションなので、燃料を多く積んでのロングランを行うことはまずありません。なので、レースに向けて最適な戦略をFP2で確立する必要があるんです」

    「もちろん、FP3が終わったあとに変更を加えることもありますが、ややリスキーですよね。できればやらないで済むことを祈っています」

    過去に行った4回のプレシーズンテストで数千kmを走ったにもかかわらず、週末のスペインGPに向けての準備はほかのサーキットと同じく行われる。なぜなら、進化を遂げているのはパワーユニットだけではない。路面も同様に変化している。

    「昨年のレースが終わってから、カタロニア・サーキットの路面は再舗装されています。今年のウインターテストでも、その違いは明らかでした。基本的には、タイヤのグリップ力が昨年から向上しています。ドライバーのスロットル開度が、昨年のスペインGPでの予選より大きいほどです。グリップは、エンジンの挙動にも影響がありますし、エネルギーマネジメントの設定を変更することになるでしょうね」

    どのコースであろうと、レースウイークに向けたエンジニアの準備は変わらない。しかし、来週開催される2日間のテストでは、パワーユニットの開発により多くの時間を割くことができるようになる。

    「先ほどお話した通り、そこまで遠くない先に新しいスペックを導入する予定です。それに関連していくつかの新しい項目を2日間のインシーズンテストで試します。トロロッソも多くのテスト項目を予定しているはずなので、どちらの優先度が高いかは、話し合う必要があるでしょうね」

    このインシーズンテストの影響により、第6戦モナコGPの準備期間は通常よりも短くなってしまいる。そのため、モンテカルロに対する準備は通常よりも早いタイミングから進められている。各コースで最大のパフォーマンスを引き出すべく、エンジニアたちの作業に終わりはない。

  • トロロッソ・ホンダ:F1スペインGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1スペインGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1スペインGP初日のフリー走行で、ピエール・ガスリーが(10番手/14番手)、ブレンドン・ハートレーが(18番手/18番手)だった。

    2018年シーズン第5戦スペインGPの初日は、FP1、FP2が行われた。シリーズはヨーロッパに舞台を移し、ウインターテストで走り込みを行ったスペイン・バルセロナ郊外にあるカタロニア・サーキットで戦いを迎えた。

    FP1では風が強く、ブレンドン・ハートレーがコースオフを喫する場面もったが、ピエール・ガスリーとともに予定されていたプログラムをこなしながら周回を重ね、ガスリーは10番手、ハートレーは18番手タイムでセッションを終えた。

    気温も24℃に上昇し、日も差したFP2では、セッション中盤にピエール・ガスリーのマシンがダメージによるフロア交換、ブレンドン・ハートレーのマシンもフロアの修復作業を行った。ともに若干長めのピットインとなり、その後コースに復帰しスーパーソフトタイヤでのアタックを試みたが、そのタイミングはロングランを行っている他車が多く、うまくクリアラップを取ることができなかった。その結果、ピエール・ガスリーは14番手、ブレンドン・ハートレーは18番手のタイムとなっている。アタック後、ガスリーはスーパーソフトタイヤ、ハートレーはミディアムタイヤでのロングランなども行い、プログラムを消化してセッションを終えている。

    パワーユニットとしては、これまでのデータを基に、エネルギーマネージメントに重点をおいた調整と、サーキット特性に合わせたドライバビリティの調整を行い、トラブルなく初日を終えている。

    スペインGPは12日(土)の正午(日本時間午後7時)よりFP3、午後3時(日本時間午後10時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー (10番手/14番手)
    「バルセロナでの初日は非常に興味深いものでした。FP1では10番手タイムを記録できたので、なかなかいいスタートを切ることができたと思います。午後のFP2では気温が高く風も強いというコンディションだったのですが、僕らのマシンはこうした環境がやや苦手なようで、苦戦しました。中団争いは非常にタイトなので、バトルがさらに激しくなる明日の予選に向けて、パフォーマンスを高めていく必要があるでしょう。あとコンマ数秒伸ばせれば、明日の予選で10番グリッドを獲得することも可能なはずなので、今夜はそのための準備に取り組むつもりです」

    ブレンドン・ハートレー (18番手/18番手)
    「午前のセッションではコースアウトしてしまいましたが、それを除けばバルセロナでの初日は大きな問題のないものでした。FP2ではかなり大きな変更をマシンに施したのですが、うまく機能しませんでした。しかし、正しい方向性を見出すためには変化を試すこともときに必要です。午後のセッションではあまりスピードがありませんでしたが、気持ちはポジティブです。明日の予選ではペースを掴めると思います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
    「今日はかなり難しいコンディションになりました。それはどのチームにとっても同じだった様で、多くのマシンがコースアウトしていましたね。その大きな要因としては、非常に強い風が吹いていたことが挙げられるでしょう。カタルニア・サーキットは、コーナーが広く、また通過速度も高いので、少しの風でもマシンが大きな影響を受けてしまいやすいんです。FP1では、ブレンドンがコースアウトし、マシンには大きなダメージがなかったものの、コックピットに石が入ってしまいました。ダメージはほとんどなかったものの、ブレーキペダルの下にも石があり、安全面を考慮して時間をかけて取り除きました。これは残念でした。FP1では、セットアップとウインターテストで試したアイテムのさらなるテストを集中して行いました。ここは、おそらくシーズンを通して最も路面が滑らかなので、ほかのサーキットでは試せないさまざまなセッティングをトライすることができます。ピエールに関しては非常に順調で、午後のFP2にかけてセットアップへの理解を深めることができました。午後のFP2でもコンディションは同様でしたね。ピエールは第9コーナーでコースアウトした際、フロアをひどく傷つけてしまったため、新しいフロアを投入しました。ブレンドンも最初の走行でフロアにダメージを負ってしまいましたが、こちらはセッション中に交換することができました。メカニックはすばらしい仕事をしてくれましたが、マシンのフロア交換とそのほかの修復も行ったため、あまり時間に余裕がなく、スーパーソフトを使っての予選シミュレーションは満足に行うことができていません。それを考慮すれば、現在のタイムはマシンの実力を正確に反映できていない可能性があります。まだマシンのバランスには完全に満足できていないので、今夜はかなり多くの仕事をこなす必要があるでしょう。ロングランでは、これらの問題に対処したことで当初の予定より少し短めのシミュレーションとなりました。走行中に集めたデータを見ると、ソフトタイヤはかなりうまく機能しているようです。これから、レースに向けた最適の戦略を確立させていきます」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「難しい週末になった過去2戦からのフィードバックもあり、我々のパッケージはここスペインで徐々に機能してきたように感じます。マシンのダメージにより、やや長いピットストップはありましたし、風が強く難しいコンディションではあったものの、おおむね問題なくプログラムを消化できた一日でした。ただ、午後のセッションではトラフィックの影響により、クリーンな状況下でタイムアタックができなかったことは残念です。このサーキットではオーバーテイクが難しく、予選が重要になるので、PU側も明日の予選を重視したセッティングで挑むことになると考えています」

    関連:
    ・F1スペインGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • レッドブル、ホンダF1とのエンジン交渉を継続 「決定は最短でも6月」

    レッドブル、ホンダF1とのエンジン交渉を継続 「決定は最短でも6月」

    レッドブル・レーシングは、ホンダと2019年のF1エンジン契約について交渉を継続。ルノーから5月中の回答を求められているにも関わらず、決定は最短でも6月だと述べた。

    レッドブルは、過去に4度のダブルタイトルを制覇した現在のパワーユニットサプライヤーであるルノーとの契約が今シーズン末で期限を迎えることになっているが、まだ契約の延長を申し入れていない。

    レッドブルは、現在、姉妹チームであるトロロッソにF1エンジンを供給しているホンダと2019年の契約について交渉していることを明らかにしており、ルノーを継続するか、ホンダと契約するかを評価している。

    当初、ルノーはF1の競技規則で定められた5月15日を回答期限に定めていたが、その後、ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、サプライヤーへの部品の発注が可能な5月31日まで期限を延長することを明らかにしている。

    しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2019年のF1エンジンサプライヤーの決定はその期限を超えることになると Sky Sports F1 に語った。

    「5月ではないのは確かだ」とクリスチャン・ホーナーは11日(金)にバルセロナでコメント。

    「シリルのコメントに関して? まあ、いずれにしろ彼はいつも部品が不足しるので、少し多めに発注しておいても害はないだろう」

    「我々の決定は最短でも6月になる。コメントをする前に常により明白な全体像を求められるが、それが我々が達成しようとしていることだ」

    ルノーのエンジン責任者を務めるレミ・タフィンは、契約に関する決定の大部分はシリル・アビテブールに権限があるものの、来年に関してのレッドブルの意向についてはある程度の通知期間が必要であると同意する。

    「最終期限があるのは明らかだ。それは単純にパーツを発注するという事実に基づいてのことだ」とレミ・タフィンはコメント。

    「出発点として、来年、何チームに供給するために部品を購入し始めなければならないかを知らなければならない。それは技術的な最終期限のひとつだ」

    「残りの部分は、契約するかしないかであり、もちろん、それは彼らの側にある」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、2週間前のバクーでの交渉の後も契約については“議論中”であると認めるが、ルノーとは異なり、合意に必要な最終期限については明らかにしていない。

  • ホンダF1 「パッケージは徐々に機能してきたように感じます」

    ホンダF1 「パッケージは徐々に機能してきたように感じます」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1スペインGP初日のフリー走行でのトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、F1スペインGP初日のフリー走行で、ピエール・ガスリーがFP1で10番手、FP2で14番手、ブレンドン・ハートレーは両方のセッションを18番手で終えた。

    ホンダF1は、パワーユニットに関して、これまでのデータを基に、エネルギーマネージメントに重点をおいた調整と、サーキット特性に合わせたドライバビリティの調整を行い、トラブルなく初日を終えている。

    「難しい週末になった過去2戦からのフィードバックもあり、我々のパッケージはここスペインで徐々に機能してきたように感じます」と田辺豊治はコメント。

    「マシンのダメージにより、やや長いピットストップはありましたし、風が強く難しいコンディションではあったものの、おおむねもんだなくプログラムを消化できた一日でした」

    「ただ、午後のセッションはトラフィックの影響により、クリーンな状況かでタイムアタックができなかったことは残念です」

    「このサーキットはオーバーテイクが難しく、予選が重要になるので、パワーユニット側も明日の予選を重視したセッティングで挑むことになると考えています」

    関連:
    ・F1スペインGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • トロロッソ・ホンダ 「予選シミュレーションを満足に行えなかった」

    トロロッソ・ホンダ 「予選シミュレーションを満足に行えなかった」

    トロロッソ・ホンダのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1スペインGP初日にフリー走行での作業を振り返った。

    FP1では風が強く、ブレンドン・ハートレーがコースオフを喫する場面もありましたが、ピエール・ガスリーとともに予定されていたプログラムをこなしながら周回を重ね、ガスリーは10番手、ハートレーは18番手タイムでセッションを終えた。

    FP2では、セッション中盤にガスリー車がダメージによるフロア交換、ハートレー車もフロアの修復作業を行った。ともに若干長めのピットインとなり、その後コースに復帰しスーパーソフトタイヤでのアタックを試みたが、そのタイミングはロングランを行っている他車が多く、うまくクリアラップを取ることができなかった。

    その結果、ピエール・ガスリーは14番手、ブレンドン・ハートレーは18番手のタイムとなっている。アタック後、ガスリーはスーパーソフトタイヤ、ハートレーはミディアムタイヤでのロングランなども行い、プログラムを消化してセッションを終えている。

    「今日はかなり難しいコンディションになりました」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「それはどのチームにとっても同じだった様で、多くのマシンがコースアウトしていましたね。その大きな要因としては、非常に強い風が吹いていたことが挙げられるでしょう。カタルニア・サーキットは、コーナーが広く、また通過速度も高いので、少しの風でもマシンが大きな影響を受けてしまいやすいんです」

    「FP1では、ブレンドンがコースアウトし、マシンには大きなダメージがなかったものの、コックピットに石が入ってしまいました。ダメージはほとんどなかったものの、ブレーキペダルの下にも石があり、安全面を考慮して時間をかけて取り除きました。これは残念でした」

    「FP1では、セットアップとウインターテストで試したアイテムのさらなるテストを集中して行いました。ここは、おそらくシーズンを通して最も路面が滑らかなので、ほかのサーキットでは試せないさまざまなセッティングをトライすることができます。ピエールに関しては非常に順調で、午後のFP2にかけてセットアップへの理解を深めることができました」

    「午後のFP2でもコンディションは同様でしたね。ピエールは第9コーナーでコースアウトした際、フロアをひどく傷つけてしまったため、新しいフロアを投入しました。ブレンドンも最初の走行でフロアにダメージを負ってしまいましたが、こちらはセッション中に交換することができました。メカニックはすばらしい仕事をしてくれましたが、マシンのフロア交換とそのほかの修復も行ったため、あまり時間に余裕がなく、スーパーソフトを使っての予選シミュレーションは満足に行うことができていません。それを考慮すれば、現在のタイムはマシンの実力を正確に反映できていない可能性があります」

    「まだマシンのバランスには完全に満足できていないので、今夜はかなり多くの仕事をこなす必要があるでしょう。ロングランでは、これらの問題に対処したことで当初の予定より少し短めのシミュレーションとなりました。走行中に集めたデータを見ると、ソフトタイヤはかなりうまく機能しているようです。これから、レースに向けた最適の戦略を確立させていきます」

    関連:
    ・F1スペインGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • ブレンドン・ハートレー 「FP2で施した大きな変更が機能しなかった」

    ブレンドン・ハートレー 「FP2で施した大きな変更が機能しなかった」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1スペインGP初日の2回のフリー走行を18番手タイムで終えた。

    FP1では風が強く、ブレンドン・ハートレーはコースオフを喫する場面もあったが、予定されていたプログラムをこなしながら周回を重ねて18番手タイムでセッションを終えた。

    気温も24℃に上昇し、日も差したFP2ではフロアの修復作業を実施。長めのピットインとなり、その後コースに復帰しスーパーソフトタイヤでのアタックを試みたが、そのタイミングはロングランを行っている他車が多く、うまくクリアラップを取ることができず、ハートレーは18番手タイムとなった。アタック後、ハートレーはミディアムタイヤでのロングランなども行い、プログラムを消化してセッションを終えている。

    「午前のセッションではコースアウトしてしまったけど、それを除けばバルセロナでの初日は大きな問題のないものだった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「FP2ではかなり大きな変更をマシンに施したのけど、うまく機能しなかった。でも、正しい方向性を見出すためには変化を試すこともときに必要だ」

    「午後のセッションではあまりスピードがなかったけど、気持ちはポジティブだ。明日の予選ではペースを掴めると思う」

    関連:
    ・F1スペインGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • ピエール・ガスリー 「予選にむけてパフォーマンスを高める必要がある」

    ピエール・ガスリー 「予選にむけてパフォーマンスを高める必要がある」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1スペインGPの初日にフリー走行で、FP1を10番手タイム、FP2を14番手タイムで終えた。

    風の強いコンディションとなったFP1でピエール・ガスリーは予定されていたプログラムをこなしながら周回を重ねて10番手タイムを記録した。

    気温も24℃に上昇し、日も差したFP2では、セッション中盤にピエール・ガスリーのマシンはダメージによってフロアを交換。

    若干長めのピットインとなり、その後コースに復帰しスーパーソフトタイヤでのアタックを試みたピエール・ガスリーだったが、そのタイミングはロングランを行っている他車が多く、うまくクリアラップを取ることができず、14番手となった。

    アタック後、ピエール・ガスリーはスーパーソフトタイヤでのロングランなども行い、プログラムを消化してセッションを終えた。

    「バルセロナでの初日は非常に興味深いものだった。FP1では10番手タイムを記録できたので、なかなかいいスタートを切ることができたと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「午後のFP2では気温が高く風も強いというコンディションだったけど、僕たちのマシンはこうした環境がやや苦手なようで、苦戦した」

    「中団争いは非常にタイトなので、バトルがさらに激しくなる明日の予選に向けて、パフォーマンスを高めていく必要があるだろう」

    「あとコンマ数秒伸ばせれば、明日の予選で10番グリッドを獲得することも可能なはずなので、今夜はそのための準備に取り組むつもりだ」

    関連:
    ・F1スペインGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1スペインGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • ブレンドン・ハートレー 「ホンダのF1エンジンのアップグレードに期待」

    ブレンドン・ハートレー 「ホンダのF1エンジンのアップグレードに期待」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、F1スペインGPの木曜記者会見に出席。ホンダのF1パワーユニットのパフォーマンス、レッドブル・レーシングへの供給の噂、そして、昨年の自分と同じようにF1と並行してFIA世界耐久選手権に参戦するフェルナンド・アロンソについてなど、様々な質問が寄せられた。

    昨年、ポルシェからWECに参戦しつつ、F1アメリカGPでトロロッソからF1デビューを果たしたブレンドン・ハートレー。今年は新生トロロッソ・ホンダからF1フル参戦を果たし、前戦アゼルバイジャンGPではF1初ポイントを獲得している。

    まず、F1初ポイントについて質問されたブレンドン・ハートレーは「そうだね、ちょっと安心しているかもしれない。すでに何度か機会はあったけど、それを生かすことができていなかったからね」とコメント。

    「バーレーンで僕たちにはとても競争力のあるクルマがあったし、最も明白なチャンスだった。なので、ようやく初ポイントを獲得できてうれしく思っている。最終ラップではマーカス(エリクソン/ザウバー)からちょっとプレッシャーをかけられた。クリーンに走行して、初ポイントを獲得できてうれしいよ」

    バーレーンでは競争力をみせたトロロッソ・ホンダだったが、次ぐロングストレートを有する中国とアゼルバイジャンではトップスピード不足が露呈。

    ここまでのホンダのF1パワーユニットのパフォーマンスについて質問されたブレンドン・ハートレーは「そうだね、その件については中国とバクーの後で多くの質問を受けた。僕たちはペースが足りなかったし、ホンダに多くの疑問が向けられていた」とコメント。

    「でも、実際にバーレーンもパワー感度に関しては似たようなものだし、僕たちはそこで非常に競争力があった。ホンダはとても懸命に作業をしているし、シーズン中にアップレードが投入されることはわかっている」

    レッドブル・レーシングは、ルノーのF1パワーユニットを継続するか、もしくはホンダと新たにワークス契約を結ぶかを検討している。

    その件について質問されたブレンドン・ハートレーは「僕は将来、違ったチームに競争することについてコメントできる立場ではない」とコメント。

    「僕に言えることは、トロロッソの全員がエンジンメーカーから単独で供給を受けているのはポジティブにしか感じていないということだ。このパートナーシップからポジティブなものが生まれていると思うし、シーズンを通してより多くのパフォーマンスが発揮されると思っている」

    昨年、WECとF1を両立しなければならなかったブレンドン・ハートレーだが、今年はF1に専念してる。今後のトロロッソ・ホンダと自身のパフォーマンスについて質問されたハートレーは「全ての準備を終えてシーズンをスタートできたので好調だと感じている」とコメント。

    「さっきも言ったようにトロロッソ・ホンダがポイントをもたせる本当に競争力があったバーレーンの後はかなり落ち込んでいたけどね。Q3進出間近だったけど、ペナルティを科せられて、ポイントを獲得できなかった。過去2戦は実際にチームとしてかなりチャレンジングだった。バーレーンのようなペースはどこにもなかったからね。でも、そうだね、去年よりもずっと快適に感じている。でも、まだ全てをまとめてパーフェクトな週末を過ごせていはない」

    また、昨年の自分と同じように、今年マクラーレンでのF1と並行してトヨタからWECに参戦するフェルナンド・アロンソについても質問が飛んだ。世界3大レースでの“3冠”を目指してル・マン24時間レースの制覇を目指すアロンソはデビュー戦となったスパ6時間レースで優勝している。

    昨年のル・マン24時間レースのウィナーであり、WECチャンピオンでもあるブレンドン・ハートレーは「フェルナンドはかなりうまくまとめたと思う」とコメント。

    「フェルナンドが言及しているように、耐久レースではトラフィックにかなりバラツキがある。去年の僕はちょっと反対だった。僕はミシュランタイヤ、4輪駆動などLMP1ハイブリッドで走ることをかなり快適に感じていたので、F1に入り込むことにかなりの混乱を感じていた」

    「今年F1でそのようなチャンスがあったら、間違いなく同時にル・マンとWECに挑戦していただろう。もちろん、僕はフェルナンドとはキャリアにおいて異なるステージにいる。僕がF1で完璧なグランプリ週末を過ごすためには多くの集中と賢明な努力が必要だからね」

    「両方とも同じように複雑だけど、まったく異なるものだと思う。ドライビングスタイルが少し異なるのは間違いない。フェルナンドの意見に合意できるものとしては、WECでは全てのラップで同じように限界に達しているように感じることだ。でも、彼が言ったよういろいろな変数があるし、それはF1にはないものだ。異なるものだし、多くの類似点もある」

    関連:2018年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール