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  • ピエール・ガスリー、5秒加算ペナルティで13位に降格 / F1イギリスGP

    ピエール・ガスリー、5秒加算ペナルティで13位に降格 / F1イギリスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGP決勝を10位でフィニッシュしたが、セルジオ・ペレスとの接触に5秒タイム加算ペナルティを科せられ、ポイント圏外に降格。1ポイントは幻となった。

    ピエール・ガスリーは、残り2周でセルジオ・ペレスをオーバーテイクして10番手に浮上。追いかけてくるセルジオ・ペレスを振り切ってチェッカーフラッグを受けていたが、ペレスを追い抜く際に接触があり、レース後の審議対象となっていた。

    スチュワードは、レース後にピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスを含めた関係者に事情聴取を行い、ガスリーに5秒のタイム加算ペナルティを科すことを決定した。

    これにより、0.579秒差で11位でフィニッシュしていたセルジオ・ペレスが10位に繰り上がり、レースタイムに5秒を加算されたピエール・ガスリーはストフェル・バンドーン(マクラーレン)とランス・ストロール(ウィリアムズ)に次ぐ13位に降格した。

    スチュワードは声明の中で「スチュワードは映像証拠を見直し、カーナンバー10のドライバー(ピエール・ガスリー)とカーナンバー11のドライバー(セルジオ・ペレス)、チームの代表者らからヒアリングを実施した」と述べた。

    「スチュワードはガスリーの動きは基本的に妥当だと考えており、うまく競いながら追い抜こうとしていた。ペレスはその間、十分なスペースを残していた。しかし、ガスリーはターン16のエイペックスにあるソーセージカーブに触れており、それがペレスとの接触を引き起こした」

    「その結果、ペレスはターン17の手前で左に向かってコース外に押し出され、ターン17およびターン18を通しての競争において深刻な妥協を強いられることとなった。結果、ガスリーはペレスを追い抜くことができた。接触は軽かったものの、追い抜きに直接繋がっていることから、スチュワードは全責任あるいは大部分の責任がガスリーにあると判断した」

    また、ピエール・ガスリーは2点のペナルティポイントを科せられ、12カ月有効なペナルティポイントの合計が4点になった。

    ピエール・ガスリーは処分を受けて自身の公式Twitterで「5秒ペナルティ、最悪だ・・・」だとつぶやいた。

    「毎週末、接触があってもお咎めなしだったし、それもレースの一部でだからこそエキサイティングなんだけどね!」

    「接戦だったし、楽しかった。こんな馬鹿げたペナルティなんてやめて、僕たちにレースさせてほしいね! これからも頑張るよ」

    【動画】 ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスの接触

    関連:F1イギリスGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季4勝目!!

  • ホンダF1 「ガスリーのポイント獲得はチームの努力に報いる結果」

    ホンダF1 「ガスリーのポイント獲得はチームの努力に報いる結果」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1イギリスGPでのトロロッソ・ホンダの戦いを振り返った。

    トロロッソ・ホンダにとってそれぞれのホームレースとなるF1イギリスGPは、厳しい週末となった。土曜日のフリー走行3回目のブレンドン・ハートレーの不可解なサスペンショントラブルによるクラッシュを受け、チームはピエール・ガスリーのサスペンション交換とハートレーのモノコックとパワーユニットを交換する慌ただしい時間を過ごした。

    14番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、後方で厳しい戦いを強いられるもラスト2周でセルジオ・ペレス(フォース・インディア)をオーバーテイクして10番手に浮上。4戦ぶりにポイントを獲得(※)した。
    、
    ピットレーンスタートからスタートしたブレンドン・ハートレーは、レコノサンス・ラップで発覚したトラブルを修復できず、1周のみでレースを終えた。

    「週末を通して、非常にタフなホームレースになりました。特に土曜に起きたハートレー選手のクラッシュの後、ガスリー選手のマシンのサスペンション交換、ハートレー選手のマシンのモノコック/パワーユニット交換など、限られた時間の中でトロロッソ、ホンダ双方のメカニックとエンジニアが懸命に作業を行いました。それだけに、レースでガスリー選手が最後まで粘り強い走りをみせ、ラスト2周というところで素晴らしいオーバーテイクによりポイントを獲得したことは、チームの努力に報いるものになりました。

    「ハートレー選手については、レース前のレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかりました。レース前に懸命に修復を試みたものの、残念ながら問題の解決には至らず、一周走行したのみでレースをやめました。今後、トロロッソと一緒に原因究明を進めます」

    ※
    なお、ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスの接触は審議対象となってなり、審議の結果、5秒加算ペナルティを科せられて13位に降格。ポイント獲得は幻となった。

    関連:ピエール・ガスリー、5秒加算ペナルティで13位に降格 / F1イギリスGP

  • ピエール・ガスリー 「ホンダのF1エンジンの直線スピード不足は半端ない」

    ピエール・ガスリー 「ホンダのF1エンジンの直線スピード不足は半端ない」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、中団のライバルと比較してホンダのF1エンッジンの直線スピード不足は“半端ない(クレイジー)”だと述べた。

    ピエール・ガスリーは、チームメイトのブレンドン・ハートレーのフリー走行での大クラッシュによってほぼぶっつけ本番で予選に挑んだが、14番グリッドを獲得している。

    ピエール・ガスリーは、ホンダのF1エンジンによって抑制されていはいるものの、トロロッソのシャシーのパフォーマンスには満足していると語る。

    「クルマは素晴らしかった。でも、現時点でロングストレートで僕たちが失っているタイムは半端ない」

    「このようなトラックではターン1とターン9の全開区間で苦しむことはわかっていた。フォース・インディアやザウバーと比較してコンマ9秒くらいだ。そうだね、戦うのはとても難しい」

    「でも、GPSを見れば、コーナーでは速いし、かなりいい感じだ。でも、現時点ではストレートっでとにかく遅すぎる」

    ピエール・ガスリーは7列目グリッド獲得は期待していたよりも良い結果だと付け加えた。

    「実際、Q2に進出できたのは驚きだった。僕たちは週末の序盤からストレートでかなりのタイムを失っていたからね」

    「コーナーでコンマ9秒を取り返すことはできない。最終的には良い一日だったけど、レースは難しいだろう」

    「現時点で僕たちは通常のコンディションでもっと多くの直前スピードを見つける必要がある」

    「タイムをロスしているのは、フルスロットルでステアリングを真っ直ぐなときだけだ。なので、僕の場合、クルマに乗っていて後退していく以外にやれることはあまりない」

    「クルマに関しては、これ以上にポテンシャルを引き出せるとは思わない。もちろん、現時点で僕たちはこのアップグレードを理解できていないし、シャシーからさらにパフォーマンスを引き出せることを願っている。でも、現時点では直線スピードが一番の問題であることは明らかだ。僕たちはいつも遅すぎる」

  • トロロッソ・ホンダ F1特集:ジェームス・キーの力

    トロロッソ・ホンダ F1特集:ジェームス・キーの力

    F1の代表的なサーキットのひとつ、“シルバーストン”は、イギリスGPのホームサーキットであり、F1マシンが高速走行の限界に挑戦する場所。時速200マイル(約321km)ほどでコプスに突入すると、マゴッツやべケッツのコーナーが続き、マシンの限界までプッシュする走行になる。

    シルバーストンではシャシーの性能が明らかになってしまうし、ドライバーだけでなく、チームのテクニカルディレクターにとってもチャレンジだ。

    このサーキットは1950年のF1世界選手権の初開催から使われ続けてきたサーキットなので、F1カレンダーの中でも重要な開催地となる。

    トロロッソのテクニカルディレクターのジェームズ・キーは、彼にとってのホームレースでもあるシルバーストンについて、次のように語る。

    「ドライバーにとってシルバーストンは、自然体で走るつもりでも、ついうまく走ろうとしてしまうサーキットだと思います。なぜなら、バルセロナのように何年も前からたびたびテストにも使ってきたサーキットで、勝手を知っているからです」

    「近年コースレイアウトが変化しているとはいえ、ドライバーにとってもシルバーストンは馴染みのあるサーキットだと思います。現在ではそのようなサーキットは多くはなく、鈴鹿、モナコ、モンツァ、スパ、シルバーストン、バルセロナなどがあるだけです」

    「ほかのコース、例えばバクーは、まだまだ理解するのに時間を要します。したがって、ドライバーの頭の中には馴染みのトラックとそうでないトラックがあり、シルバーストンはよく知っているタイプのサーキットです。かといって、特別なプレッシャーを感じることもないでしょう」

    なぜ“特別なプレッシャー”について言及されたかというと、ジェームス・キーと同じくトロロッソの多くのスタッフにとってシルバーストンがホームレースだからだ。シルバーストンから15マイル(約24km)ほど離れたビスターにトロロッソの施設があり、英国に家があるキーは英国と(イタリアの)ファエンツァを行き来している。

    「シルバーストンは初めて観に行ったグランプリなので、より特別な気持ちがします。私が10歳くらいだったころ、連れてってもらいたくて父親にしつこくねだりました。父はレースファンだったので、無理なお願いではなかったのですが、でもついに行けたんです」

    「クラブ・コーナーから観戦していて、ナイジェル・マンセルが優勝したのを覚えています。私にとってずっと大好きなサーキットですし、そこにいるのが楽しくなるサーキットなんです」

    「雰囲気はもちろん、ファンなど、シルバーストンのすべてがすばらしいですし、コースそのものが特別です。コプスを走るF1マシンを見るのは、本当に最高な気分です」

    トロロッソ代表のフランツ・トストにとってのオーストリアと同様に、シルバーストンはキーの身近な人たちが彼の仕事姿を見る機会になるだろう。

    「私の家族や友人が観戦に来ます。他の英国人スタッフもゲストを呼んでいるようですが、私も家族を招くつもりで、本当にうれしいことです。シルバーストンの雰囲気のおかげで、観客にとっては楽しい一日になるでしょう」

    「私の子供たちにとっても本当に楽しそうですし、私も楽しみます。盛り上がる観客の姿や声援を直に見ることができるサーキットは少なく、シルバーストンはその数少ない中のひとつです」

    家族や友人がレースに来るからといって、やるべき仕事が減るわけではありません。ホンダとトロロッソのパートナーシップがスタートした今年、キーとスタッフは競争力のあるシャシーを作り上げてきた。しかし、その性能を常に発揮し続けるのは簡単ではない。

    「今シーズンはまさにジェットコースターです。現時点のポジションには満足していませんが、その要因はさまざまです。モナコやバーレーンでピエール(ガスリー)はいいペースで走れていたと思いますが、一貫して力を出すことはできていません」

    「ペースを上げるカギのひとつがシャシーです。一貫してペースを出せるようにアップグレードを行いました。しかしペースを出すにはバランスが大切で、それがぴったりとハマったらうまくいくでしょう」

    「今シーズン、調子の良し悪しでコンマ3秒ほどのラップタイムの差があります。つまり、それによって14番手以内に入るか、Q1で敗退するかの違いがでてきます」

    「調子のアップダウンが激しいように見えますが、ライバルとのラップタイム的にはかなり大混戦です。したがって、さまざまな要因を除けば、中団のトップグループで戦える力を持っていると言えます。状況を変えようと努めていることです」

    「ホンダとトロロッソはパートナーシップの開始当初からパワーユニットとシャシー双方の改善に取り組んでいますし、いい結果を出すために努力を続けるという部分において両者は想いをともにしています」

    今シーズン前半、カナダでのアップグレード導入によるパワー改善にキーは勇気づけられたと言う。

    「不調があったとしてもとても小さなもので、パフォーマンスの改善などに集中することができたことはよかったです。そして、その改善が実を結び始めています」

    マスコミからは、来シーズン以降のレッドブルへのパワーユニット供給が決まったホンダの動きが注目されている。しかし、よりよいパフォーマンスをするためのホンダの今シーズンの努力が、シャシーを開発するトロロッソへもいい意味でのプレッシャーをもたらしていると言う。

    「トロロッソがワークスのパートナーシップを結んだのは初めてです。カスタマーだったときにはベンチテストを行うこともなく、与えられたPUを受け取るだけだったので、いつかワークスとしてやりたいと思っていました。しかし、いざそのチャンスを与えられると、“一体どうやったらいいんだ?”と思ってしまいました」

    「本当に大きなチャレンジですし、責任も重大です。シャシー開発に関して会社から任されている部分は大きいですし、その期待に応えなければなりません。今シーズンに向けてメンバーの補強をしたわけではなくこれまでのメンバーと変わりませんが、チームが一丸となってチャレンジに挑み、よくやっています」

    ホンダのレッドブルとのパートナーシップは、ホンダとトロロッソの双方にいい効果をもたらすだろうという点で、ジェームス・キーとフランツ・トストは同意見だ。今シーズン中の進化が鈍化したり、シャシーチームの役割が減ったりするのではという見方に、キーは否定的だ。

    「我々にとっては昨シーズンよりプレッシャーが少ないだろうと多くの人が言いますが、そんなことはありません。もちろんプレッシャーはあります。ネガティブなプレッシャーよりもポジティブなプレッシャーになるように努めています。私たちはお互いにとてもオープンでフランクです。このことが、私たちが課題を解決し進歩し続けるのに役立っています」

    「互いに非難し合うこともなく、オープンにコミュニケーションを取ることができています。パートナーシップがスタートした当初は、昨シーズンまでの難しい状況の影響により、ホンダが少しナーバスで自信をなくしているように見えました。それを彼ら自身の中で少しリセットし、いろいろと状況の整理をすることにより状況が改善できたと思います」

    「組織変更を行ったことも助けになったと思います。一人が担っていた非常に重い役責が今は2つにわかれたことで、複雑なタスクをうまくカバーできるようになったと思います」

    「ホンダは多くのリソースとパワーを持っていますが、新たなインプットが必要だったと考えています。私たちは前シーズンまでに他のパワーユニットも使っていたので、何をどう進めていくべきか、何が実現可能かを、おおむね理解していました」

    「私たちが考えるホンダの役割についても話し合うことができました。彼らは十分な人員、能力、資金力などがあったので、かなり素早く対応することができたと思います」

    「ここまで彼らの変化を見てきましたが、ホンダ内部での仕事はうまく進んでいるようですし、今はさらに、信頼性に対する懸念がない状況で仕事を進められています」

    「そして、彼らが自信を深めてきていることにも気づきましたた。一緒に働きはじめたときに比べ、よりリスクを取ってチャレンジしようとしています。この調子で続けていけば、いい方向に進んでいくと思っています」

  • ホンダF1、ブレンドン・ハートレーのパワーユニットを交換

    ホンダF1、ブレンドン・ハートレーのパワーユニットを交換

    ホンダF1は、F1イギリスGPの決勝レースに先立ち、ブレンドン・ハートレーのF1パワーユニットのコンポーネントを交換したことを明らかにした。

    ブレンドン・ハートレーは、F1イギリスGPのフリー走行3回目にターン6でのブレーキングで突然左フロントサスペンションが故障。コントロールを失ったハートレーは時速300kmでバリアにクラッシュ。マシンは大破した。

    ダメージはシャシーにも及んでおり、トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーの予選出走を断念して新しいシャシーを準備。サバイバルセルの交換が必要となり、ハートレーはピットレーンスタートが決定していた。

    ホンダは、マシンへのダメージとピットレーンスタートということを考慮し、ブレンドン・ハートレーが搭載していたパワーユニットを日本のHRDさくらに送付し、新たなパワーユニットを搭載することを決断した。

    「昨日のブレンドンのクラッシュと今日のスターティングポジションを考慮し、レース前にいくつかの新しいコンポーネントを導入することを決定した」とホンダF1はコメント。

    「昨日のトラックサイドでは考慮すべきダメージは見つからなかったが、さくらでさらなるチェックを行っていく」

    FIAの発表によると、ブレンドン・ハートレーのマシンには6基目のICE(内燃エンジン)と5基目のMGU-Kが新たに投入されている。

    ブレンドン・ハートレーは、F1カナダGPで新スペックのパワーユニットを投入。F1フランスGPでは初日のフリー走行でトラブルが発生して再びパワーユニット一式を交換。さらにF1オーストリアGPでも予選19番手だったため、“戦略的な理由”でパワーユニット一式を交換している。前戦の交換はトラブルが原因ではないものの、これでハートレーのエンジンの交換は4戦連続となる。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー、サスペンション故障で大クラッシュ

  • トロロッソ・ホンダ:F1イギリスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1イギリスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、2018年のF1世界選手権 第10戦 イギリスGPの予選でピエール・ガスリーが14番手、ブレンドン・ハートレーは出走できなかった。

    第10戦イギリスGPは2日目を迎え、P3と予選が行われた。シルバーストンは朝から好天。気温23℃のコンディションで、セッションが始まった。

    午前11時からP3が始まり、トロロッソ・ホンダの2台は、まずハードタイヤでコースインし、1ラップ回ってタイヤの皮むきを済ませるとソフトタイヤに交換。

    しかし、アウトラップのターン6で、ブレンドン・ハートレーのマシンにトラブルが発生。左前輪部分が破損し、ハートレーはコースオフしてバリアに衝突した。これによりセッションは赤旗中断となる。

    再開後、チームはハートレーのトラブルの原因究明とガスリーのマシンチェック作業を行い、ガスリーはその後コースに出ることはなく、2台ともにこのセッションをほとんど走行できないまま終了した。

    青空が広がり、気温25℃、路面温度51℃にまで上昇した午後2時、予選が開始した。午前のP3でクラッシュしたハートレーは、メディカルチェックの結果、身体に異常はなかったが、マシンの修復が間に合わず、チームは予選の走行を断念している。

    ハートレーのマシンと同じトラブルを避けるため、予選前にガスリーのマシンのサスペンション交換を実施。通常では予選に間に合わないタイミングでの作業開始だったが、懸命の作業の結果、なんとか間に合わせることができた。

    Q1で、ガスリーは早々に1回目のアタックを行い、1分29秒657をマーク。その直後、コースオフしたマシンが出て、セッションは赤旗中断に。再開後、2回目のアタックを行なったガスリーは、1分28秒686とタイムを伸ばす。しかし、非常に接近した争いで、Q1突破が危ういポジションだったため、セッション終盤に3回目のアタックを行った。このアタックで、ガスリーは1分28秒399と自己ベストを更新し、15番手でQ1突破を果たした。

    Q2では、1回目のアタックに中古のソフトタイヤで出たガスリーは、1分29秒057とタイムを伸ばせず、セッション終盤に新品タイヤに替えて2回目に臨み、1分28秒343と自己ベストを更新。しかしポジションは14番手にとどまり、Q3進出を果たすことはなかった。

    決勝レース、ガスリーは7列目14番手から、不出走のハートレーはピットレーンからスタートし、ポイント獲得を目指してレースに挑む。

    イギリスGP決勝レースは7月8日(日)午後2時10分(日本時間午後10時10分)にスタートする。

    ピエール・ガスリー (14番手)
    「トラブルによって周回数をこなせずに厳しい状況だったことを考えれば、悪くない一日だったと思います。P3でのブレンドンのクラッシュ後にフロントサスペンションを全交換し、それによってセットアップも変更を強いられたので、予選に間に合わない可能性もありました。でも、チームは最高の仕事をしてくれました。この変更作業を素早く完了させ、間に合わせてくれたのです。マシンはとてもいい感触で、みんなの努力と素晴らしい仕事ぶりに感謝しています。GPSで確認すると、僕らはコーナーでは良いのですが、ライバルと比べてストレートで差があるので、厳しい戦いになるかもしれません。でも、レースは明日ですし、チャンスをつかめるように引き続き努力していきます」

    ブレンドン・ハートレー
    「今日のクラッシュは現代のF1マシンの安全性を証明するものになったと思います。あのようなクラッシュを喫しても大事なく自力で歩いてマシンを降りられたことは、F1というスポーツの安全性がどれだけ進化しているかを示しています。マシンは大破してしまいましたが、僕の体には問題ありません。今日の走行に向けて金曜にたくさんデータを集めて、とくにセクター1ではとてもいい感触になっていただけに、予選に出られなかったのは残念でした。ブレーキペダルを踏んだ瞬間に突然フロントサスペンションが壊れて、なす術がありませんでした。ただ、みんながレースに向けてマシンを修復してくれているので、明日また戦えることを願っています」

    ジェームズ・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「厳しい一日でした。まず、ブレンドンにはマシンに問題があったことを申し訳なく思っています。彼が無事で本当によかったですし、F1マシンの安全性が示されたとは思いますが、あのような光景は誰もが目にしたくないものだと思います。サスペンションに問題がありましたが、事前には見つけることができないものでした。細部を調査するとともに、ピエールのマシンに同じことが起こらないように、原因がはっきりするまでの予防的措置として交換を行いました。ブレンドンのマシンはダメージが大きく、予選には出走できなかったので、彼は明日ピットスタートになります。ピエールはP3でほとんど走行できず、予定していたアイテムのテストやセットアップの進捗ができない状態で予選に進んだため、不利な状況でした。そんな中、ピエールは昨日のフリー走行よりも予選のほうがマシンが良くなったと感じていたので、Q1で3回のアタックを行って感触を確かめました。Q2では想定していたペースが出せましたが、今日はQ3進出は不可能だったと思います。週末を通じて中速コーナーでの改善を進めてきましたが、高速コーナーでもかなり競争力がある状態です。直線でのスピードと低速コーナーでは劣っていますが、今週末と先週のオーストリアで学んだので、何に取り組まなければならないかは分かっています。昨日のロングランペースはライバルと比べても悪くないですし、レースまでに全力を尽くし、14番手スタートのピエールが混乱に巻き込まれなければ、チャンスはあるはずです。ブレンドンもピットスタートですが、追い上げに期待しています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「まず、あのような大きなクラッシュにもかかわらずハートレー選手にケガがなかったことは幸いでした。フリー走行で十分に走ることができなかったにもかかわらず、予選Q2進出を果たしたガスリー選手はいい仕事をしてくれたと思います。また、チームも予選に間に合わせるために非常に速いスピードでサスペンションの交換作業を完了させてくれました。チームとしてはここまで難しい週末になっていますが、ここからは明日の決勝でのパフォーマンスにフォーカスしていきます」

    関連:F1イギリスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション獲得!

  • ピエール・ガスリー 「空力アップデートでチームは混乱に陥っている」

    ピエール・ガスリー 「空力アップデートでチームは混乱に陥っている」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、前戦F1オーストリアGPで導入した空力アップグレードによってチームは混乱に陥っており、まだSTR13のパフォーマンスを引き上げられていないと明かした。

    トロロッソ・ホンダは、F1オーストリアGPでユニークな形状のエンドプレートを備えたフロントウイングを投入。しかし、金曜日からテストを担当したブレンドン・ハートレーは、縁石でパーツを壊したことで旧型の新型のハイブリッドでの走行を余儀なくされた。

    土曜日から新型フロントウイングを搭載したピエール・ガスリーも、決勝の1周目にストフェル・バンドーン(マクラーレン)に追突されたことでマシンにダメージを負っての走行となり、トロロッソ・ホンダは、空力作業の信ぴょう性の答えを得られないままイギリスGPを迎えた。

    トロロッソ・ホンダは、F1イギリスGPで“空洞ミラー”を含めた空力パーツを導入し、金曜フリー走行から2台のマシンでテストを実施したが、まだアップデートから期待されたパフォーマンスを引き出せていない。

    ピエール・ガスリー「僕たちは望んでいた前進を果たせていない」と語り、状況は「かなり厳しい」と述べた。

    「全てのアップグレードは何らかのパフォーマンスを与えてくれるはずなのに、そのようなゲインはもたらされていないように思う」

    ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダが“パッケージを理解するためのデータを得る”ために“車高、センサー、クルマのレイク”を使って様々な実験を試みているが、風洞の数値をトラックに変換できていないと述べた。

    「現時点ではそれほど単純にいっていない。実際に車高やセットアップの操作方法などの全てを正しいウイングドウに設定する必要がある。現時点では僕たちはスイートスポットを見つけることができてない」

    「エンジニアははそれをどのように機能するかを正確に把握するためにもう少し時間が必要だ。現時点で僕たちは進歩を果たせていない」

    「オーストリアではトラックレイアウトによる疑問点があった。でも、今回は低速、中速、高速が揃っているし、少なくとも1つのエリアが明らかに優れていれば、そこが明確にわかるはずだけど、そうはなっていない」

    「現時点でトラックに移行されていない数値があって、全員がかなり混乱している」

    金曜フリー走行では、ピエール・ガスリーは、ミッドフィールドのトップだったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)からコンマ5秒遅れの13番手、ピエール・ガスリーはタイムを記録したドライバーのなかでは最下位の18番手だった。

    「この空力パッケージはチームが本当に懸命に取り組んできたものだし、大きなゲインを期待していたけど、それはオーストリアでは見られなかった」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「もちろん、今後のレースでそれを最大限に生かしていくことがとても重要だ。まだ未解決の問題が残っているかもしれない。新しいパッケージはまだ僕たちが望んでいたすべてを与えてないと言っても過言ではないと思う」

    そのような状況で迎えたF1イギリスGPのフリー走行3回目。ブレンドン・ハートレーはターン6のブレーキングで左フロントサスペンションが突然破損するというトラブルに見舞われて大クラッシュ。原因が不明であることからチームメイトのピエール・ガスリーの走行も中止。さらに疑問が残った状態で予選に挑むことになった。

  • トロロッソ・ホンダ 「直線でのスピードと低速コーナーで劣っている」

    トロロッソ・ホンダ 「直線でのスピードと低速コーナーで劣っている」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーが、トロロッソ・ホンダのF1イギリスGPの予選を振り返った。

    フリー走行3回目でブレンドン・ハートレーのサスペンションが破損するトラブルが発生。マシンの修復が間に合わず、チームは予選の走行を断念している。この影響で、予選前にピエール・ガスリーのマシンのサスペンション交換を実施。ガスリーはそれによってセットアップも変更を強いられた。

    それでもピエール・ガスリーはQ2進出を果たして14番手グリッドを獲得。ブレンドン・ハートレーはピットレーンから決勝をスタートする。

    ジェームス・キーは、今週末のトロロッソ・ホンダは、高速コーナーでは競争力があるが、直線でのスピードと低速コーナーで劣っている状況だと分析する。

    「厳しい一日だった」とジェームス・キーはコメント。

    「まず、ブレンドンにはマシンに問題があったことを申し訳なく思っている。彼が無事で本当によかったし、F1マシンの安全性が示されたとは思うが、あのような光景は誰もが目にしたくないものだと思う」

    「サスペンションに問題があったが、事前には見つけることができないものだった。細部を調査するとともに、ピエールのマシンに同じことが起こらないように、原因がはっきりするまでの予防的措置として交換を行った」

    「ブレンドンのマシンはダメージが大きく、予選には出走できなかったので、彼は明日ピットスタートになる。ピエールはP3でほとんど走行できず、予定していたアイテムのテストやセットアップの進捗ができない状態で予選に進んだため、不利な状況だった」

    「そんな中、ピエールは昨日のフリー走行よりも予選のほうがマシンが良くなったと感じていたので、Q1で3回のアタックを行って感触を確かめた。Q2では想定していたペースが出せたが、今日はQ3進出は不可能だったと思う」

    「週末を通じて中速コーナーでの改善を進めてきたが、高速コーナーでもかなり競争力がある状態だ。直線でのスピードと低速コーナーでは劣っているが、今週末と先週のオーストリアで学んだので、何に取り組まなければならないかは分かっている」

    「昨日のロングランペースはライバルと比べても悪くないし、レースまでに全力を尽くし、14番手スタートのピエールが混乱に巻き込まれなければ、チャンスはあるはずだ。ブレンドンもピットスタートだが、追い上げに期待している」

    関連:F1イギリスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション獲得!

  • ピエール・ガスリー 「予選に間に合わない可能性もあった」

    ピエール・ガスリー 「予選に間に合わない可能性もあった」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGPの予選を14番手で終えた。

    フリー走行3回目では、チームメイトのブレンドン・ハートレーのマシンにトラブルが発生。左前輪部分が破損し、コースオフしてバリアに衝突した。チームはハートレーのトラブルの原因究明とガスリーのマシンチェック作業を行い、ガスリーはその後コースに出ることはなく、このセッションをほとんど走行できないまま終了した。

    ブレンドン・ハートレーのマシンと同じトラブルを避けるため、トロロッソ・ホンダは、予選前にピエール・ガスリーのマシンのサスペンション交換を実施。通常では予選に間に合わないタイミングでの作業開始だったが、懸命の作業の結果、なんとか間に合わせることができた。

    Q1で、ピエール・ガスリーは早々に1回目のアタックを行い、1分29秒657をマーク。その直後、コースオフしたマシンが出て、セッションは赤旗中断に。再開後、2回目のアタックを行なったガスリーは、1分28秒686とタイムを伸ばす。しかし、非常に接近した争いで、Q1突破が危ういポジションだったため、セッション終盤に3回目のアタックを行った。このアタックで、ガスリーは1分28秒399と自己ベストを更新し、15番手でQ1突破を果たした。

    Q2では、1回目のアタックに中古のソフトタイヤで出たピエール・ガスリーは、1分29秒057とタイムを伸ばせず、セッション終盤に新品タイヤに替えて2回目に臨み、1分28秒343と自己ベストを更新。しかしポジションは14番手にとどまり、Q3進出を果たすことはできなかった。

    決勝レース、ピエール・ガスリーは7列目14番手からポイント獲得を目指してレースに挑む。

    「トラブルによって周回数をこなせずに厳しい状況だったことを考えれば、悪くない一日だったと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「P3でのブレンドンのクラッシュ後にフロントサスペンションを全交換し、それによってセットアップも変更を強いられたので、予選に間に合わない可能性もあった」

    「でも、チームは最高の仕事をしてくれた。この変更作業を素早く完了させ、間に合わせてくれた。マシンはとてもいい感触で、みんなの努力と素晴らしい仕事ぶりに感謝している」

    「GPSで確認すると、僕たちはコーナーでは良いけど、ライバルと比べてストレートで差があるので、厳しい戦いになるかもしれない。でも、レースは明日だし、チャンスをつかめるように引き続き努力していく」

    関連:F1イギリスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション獲得!

  • ブレンドン・ハートレー、大事故も無事 「F1マシンの安全性が示された」

    ブレンドン・ハートレー、大事故も無事 「F1マシンの安全性が示された」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、フリー走行3回目のクラッシュにより、F1イギリスGPの予選に出走することができなかった。

    フリー走行3回目、ブレンドン・ハートレーは、まずハードタイヤでコースインし、1ラップ回ってタイヤの皮むきを済ませるとソフトタイヤに交換。しかし、アウトラップのターン6で、ブレンドン・ハートレーのマシンにトラブルが発生する。

    左前輪部分が破損し、ブレンドン・ハートレーはコースオフしてバリアに衝突。これによりセッションは赤旗中断となる。

    ブレンドン・ハートレーは、メディカルチェックの結果、身体に異常はなかったが、マシンの修復が間に合わず、チームは予選の走行を断念している。明日の決勝はピットレーンからスタートすることになる。

    「今日のクラッシュは現代のF1マシンの安全性を証明するものになったと思う。あのようなクラッシュを喫しても大事なく自力で歩いてマシンを降りられたことは、F1というスポーツの安全性がどれだけ進化しているかを示している」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「マシンは大破してしまったが、僕の体には問題はない。今日の走行に向けて金曜にたくさんデータを集めて、とくにセクター1ではとてもいい感触になっていただけに、予選に出られなかったのは残念だった。ブレーキペダルを踏んだ瞬間に突然フロントサスペンションが壊れて、なす術がなかった」

    「ただ、みんながレースに向けてマシンを修復してくれているので、明日また戦えることを願っている」

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