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  • トロロッソ、ブレンドン・ハートレーのサスペンション故障を調査中

    トロロッソ、ブレンドン・ハートレーのサスペンション故障を調査中

    トロロッソ・ホンダは、F1イギリスGPのフリー走行3回目にブレンドン・ハートレーの大クラッシュを引き起こしたフロントサスペンションの不具合を調査している。

    フリー走行3回目の開始直後、ターン6でブレーシングした際にブレンドン・ハートレーの左フロントサスペンションが突然破損。高速でのクラッシュによってモノコックまでダメージが及び、ハートレーは予選欠場を余儀なくされた。

    トロロッソ・ホンダは、F1イギリスGPでSTR13に新スペックのサスペンションを導入していたが、故障したコンポーネントは旧スペックと同じであり、直接的な関連性はなかった。

    予防措置として、トロロッソ・ホンダは、予選にむけてピエール・ガスリーのサスペンションを完全な旧スペックに戻しており、レースではまったく問題は発生しなかった。

    決勝ではブレンドン・ハートレーのためにスペアシャシーが組み立てられ、そこにも旧スペックのサスペンションが搭載されたが、レコノサンス・ラップでマシンにパワーユニットの組み付け作業での不具合が原因の異常が見つかり、レースまでに修復を試みましたが解決に至らず、ハートレーは1周走行したのみでレースをリタイアしている。

    「問題が発生したコンポーネントは新しいスペックではなかった」とトロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは Autosport にコメント。

    「故障とは関連してはいなかっがら、予防措置として、我々は以前のスペックのパーツに戻した」

    ジェームス・キーは、サスペンション故障はチームにとって完全な驚きだったと語る。

    「まだ調査中であり、理解しているところだ。これまでまったく問題はなかったし、そのような性質ではなかったのは確かだ」

    「まったく問題なく9レースを終えている。そうだね、オーストリアではトラックロッドにダメージがあったが、ほとんどの人々がマシンにダメージを負っていたし、特に我々はあの縁石のひとつで酷い衝撃を受けていた」

    「だが、あのようなものは何も見受けられなかった。左フロントサスペンションにかかっていた全ての負荷は、十分に設計の範囲内の負荷だった」

    「あのコーナーには歴史があるし、前日にも使用されていた。ビッグブレーキングのトラックであるカナダでも使用され、バーレーンでも使用されていた」

    「整備されていたし、品質管理もチェックされ、耐力試験など全てにおいて問題なかった」

    「完全に正常に見えていたパーツに突然問題が発生したことはむしろ奇妙なことだった。損傷があったかどうかを確認する必要がある」

    現在、ブレンドン・ハートレーのクラッシュ後に回収されたデブリが検査されている。

    「そららはファクトリーに変装され、すべてが検疫されている。今後、科学的調査が実施され、影響のあるダメージ、潜在的な故障、故障がどのように起こった手がかりが解明されるだろう」

    「それに我々にはいかなる結果の可能性にも対処するための様々な選択肢がある」

    「ピエールは何の問題もなく52周のレースを走っている。そのように憶測することはできないし、一連の環境を理解する必要はあるが、1回限りのものだったように感じている」

    「ブレンドンは本当に不運だったし、明らかに彼とは関係のないことだった。だが、それは彼の週末全体に非常に悪影響を与えた」

    また、ジェームス・キーは、ブレンドン・ハートレーがレコノサンス・ラップで見舞われたシステムの問題は、一晩でクルマを組み立て直さなければならなかったことによる“波及効果”だったと付け加えた。

  • ピエール・ガスリー、ペナルティに不服 「退屈なレースを助長するだけ」

    ピエール・ガスリー、ペナルティに不服 「退屈なレースを助長するだけ」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGPで自分に10位入賞を失うペナルティを下したスチュワードは“馬鹿げてる”と不満を露わにし、オフィシャルにより一貫性のある判断を求めた。

    F1イギリスGPの残り3周、ピエール・ガスリーは激しいバトルの末にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)をパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ピエール・ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位に降格。セルジオ・ペレスが10位に交換し、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)も1つずつ順位を上げることになった。

    ピエール・ガスリーは「僕にとっては馬鹿げたことだ。完全に馬鹿げる」と Autosport にコメント。

    「あれがレースというものだし、正直、本当に小さな接触だった。あれくらい起こることはある。僕たちは12メートルくらいのトラックを横幅2メートルのクルマで走っているわけだし、どこかの時点で接触することもあるさ」

    「大きな衝突ではなかったのは明らかだ。僕としてはペナルティを科せられるようなものだったとは思わない」

    「今回のレースで起こったすべての状況を見れば、(ケビン)マグヌッセンと(ロマン)グロージャンとの接触には何もペナルティはなかったし、カルロス(サインツ)とグロージャンは完全にウォールにぶつかっていたのに何も科せられなかった」

    「なのに、このようなことに5秒ペナルティと2点のペナルティポイントだなんて完全に馬鹿げている」

    「前回のレースを見れば、僕は1周目にバントーンにぶつけられてリアのフロアの半分を失ったのに何もペナルティは出なかった」

    「そのあとレースウィナー(マックス・フェルスタッペン)とも1周目にかなり似たようなインシデントがあったけど、それもお咎めなしだった」

    「彼らは何らかの措置を必要がある。レベルの高い競技において、このような一貫性のなさは受け入れられることではない」

    「このようなペナルティを説明するものはない。彼らが他のインシデントに対して何もしないのであれば、僕にもペナルティを科すべきではない」

    ピエール・ガスリーは、レース後にスチュワードに対して強く訴えていたことには驚かなかったと語る。

    「彼はポイントのない11位でフィニッシュしていたわけだし、なんとしてでも僕の責任にしようとしていた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「正直に言えば、僕はバトルを楽しんでいた。ホイール同士が近づいた接戦だった。最終的に僕たちはレーシングドライバーなわけだし、それが僕たちが推進していくべきことだ」

    「このようなペナルティを出すことは、僕たちがレースをするのを妨げるだけだし、本当に残念なことだ」

    「これはドライバーにリスクを冒させず、DRSでのストレート以外でオーバーテイクのない退屈なレースを助長することになる。正直、そんなのまったくエキサイティングではないね」

  • レッドブル 「フェラーリのF1エンジンが新たなベンチマーク」

    レッドブル 「フェラーリのF1エンジンが新たなベンチマーク」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今季のフェラーリのF1エンジンはパフォーマンス面でメルセデスを上回り、新たなベンチマークとなったコメント。そして、ルノーからホンダに変える来年は2強との差を縮められることを期待していると語った。

    2014年にF1にV6ターボ“パワーユニット”が導入されて以来、メルセデスのF1エンジンは最強と謳われており、過去4年間でドライバーズとコンストラクターズの両方のタイトルを連覇してきた。

    しかし、今年はフェラーリとセバスチャン・ベッテルが現状では選手権をリードしており、F1イギリスGPでそのリードをさらに広げた。セバスチャン・ベッテルはルイス・ハミルトンに8ポイント差をつけており、フェラーリはメルセデスへの差を20ポイントに拡大した。

    またフェラーリのパフォーマンス改善に呼応するように、ハースとザウバーも中団グループで抜きん出たパフォーマンスを披露しつつある。オーストリアGP以降、ハースは“ベスト・オブ・ザ・レスト”だと見なされており、ザウバーのシャルル・ルクレールは過去3戦で2度のQ2進出を果たしている。

    「現在ではフェラーリのエンジンがベンチマークに設定されていると思う。ハースとザウバーも好調をみせている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「現時点ではエンジン間の状況は非常に類似していることがわかると思う。重要なのは潜在的な開発能力だ。今週末はルノーにとって非常に厳しい週末だった」

    レッドブル・レーシシングは、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載する。クリスチャン・ホーナーは、来年はルノーについて心配しなくても良くなったと語り、ホンダがフェラーリとメルセデスに近づく助けになることを期待していると語る。

    「今週末に我々が目にした統計を隠すことはできない。埋められるギャップではなかったが、ホンダとなら埋められることを期待している。ホンダが現在進めているものをかなり信じている」

  • ダニエル・ティクトゥムを2019年にトロロッソに乗せたいレッドブル

    ダニエル・ティクトゥムを2019年にトロロッソに乗せたいレッドブル

    レッドブルは、2019年にブレンドン・ハートレーに代えて育成ドライバーのダニエル・ティクトゥムをトロロッソ・ホンダに乗せたいと考えているが、それにはスーパーライセンスポイントが厚い障壁となっている。

    2017年のマカオGPウィナーであるダニエル・ティクトゥムは、現在、ヨーロッパF3選手権に参戦。マーカス・アームストロングに1ポイントでランキング2位につけており、2019年のトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーのチームメイト候補に挙げられている。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2019年にF1を戦う準備ができているドライバーとして、2017年のMcLaren Autosport BRDC Awardのウィナーであるダニエル・ティクトゥムの名前を挙げた。

    「シーズン終了後にはイエスだ」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「ノリスリンクで他のドライバーが彼に追突し、彼は病院に運ばれたが、彼はまた走りたいと言って、その後のレースで優勝した!」

    「彼は速い。クレイジーだが速い。彼はわずか1ポイント差だし、2つの技術的なトラブルがあった」

    「我々は最速を求めている。彼らにその特性があればフィットするが、誰かが我々のためにクレイジーになる必要はない」

    「現在、我々はある程度ティクトゥムを正常化しているくらいだ」

    ブレンドン・ハートレーは、2018年に厳しいスタートを切っており、解雇が噂された。レッドブルは、シーズン中にマクラーレンのジュニアドライバーであるランド・ノリスと交代することについてマクラーレンにアプローチまでしている。

    ヘルムート・マルコは、シーズン終了までブレンドン・ハートレーを走らせる計画だと述べているが、今シーズン以降のブレンドン・ハートレーの将来は不確実なままだ。

    レッドブルの育成ドライバーはやや枯渇しており、まだフォーミュラ・ルノーやF4レベルしか育っていない。そのためダニエル・ティクトゥムがブレンドン・ハートレーには最も適任となっている。

    ダニエル・ティクトゥムは、2015年にMSAフォーミュラに参戦した際にシルバーストンでのレースでセーフティカー中にライバルに意図的にクラッシュしたことで2年間のレース禁止処分を下された。しかし、レッドブルのダニエル・ティクトゥムに対する信頼は揺るがず、2017年にジュニアプログラムの本格的な一員として迎え入れた。

    だが、ダニエル・ティクトゥムが2019年にF1レースを戦うにはスーパーライセンスという障壁がある。

    ダニエル・ティクトゥムは、スーパーライセンスを保持しておらず、現在のFIAの条件では過去3シーズンに40ポイントのスーパーライセンスポイントの獲得が必要となる。

    ダニエル・ティクトゥムは、MSAフォーミュラで2ポイントを獲得したが、それは今シーズン末で失効となる。2017年はフォーミュラ・ルノー・ユーロカップでは7位、途中したGP3では11位とポイントは付与されていない。

    また、今年のヨーロッパF3選手権でタイトルを獲得したとしても30ポイントしか獲得できず、10ポイント足りない。

    2位で終えても、F1のテストに参加するために必要な国際A級ライセンスの14ポイントとフリー走行限定のスーパーライセンスに必要な25ポイントは得られるが、レースライセンスは取得できない。

    このスーパーライセンスポイントの原因となったのが、マックス・フェルスタッペンをF3から17歳でトロロッソでF1デビューさせレッドブル自身であるのも皮肉な話だ。そして、スーパーライセンスポイントの仕組みが導入されて以降、いまだ例外は認められていない。

    FIAは毎年スーパーライセンスの基準を見直しており、その変更によってダニエル・ティクトゥムが資格を得られる可能性がある。例えば、マカオGPでのウィナーにもポイントが付与されることになったり、ヨーロッパF3選手権へのポイント数が増えれば、クリアできる可能性もある。

    レッドブルは、今年、ダニエル・ティクトゥムに経験を積ませるために、レッドブルの“アスリート”でありホンダの育成ドライバーである福住仁嶺がF2と日程が重なった場合に代役として日本でスーパーフォーミュラを戦わせている。

    福住仁嶺と同じホンダの育成ドライバーで牧野任祐もホンダのエンジンを搭載するトロロッソのドライバー後方だったが、二人ともF2で苦しんでおり、今シーズン末にダニエル・ティクトゥムよりも多くのポイントを獲得できる可能性は低い。

    ヘルムート・マルコは、レッドブルとしてはホンダの育成ドライバーを育てる助けをしたいと語っているが、“少なくとも今後2年間”で準備ができるとは考えていない。

  • ジェンソン・バトンと福住仁嶺、グッドウッドでホンダ RA301をドライブ

    ジェンソン・バトンと福住仁嶺、グッドウッドでホンダ RA301をドライブ

    ホンダは、英国のサセックス州グッドウッドで2018年7月12日(木)~15日(日)に開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に参加し。

    同イベントで恒例となっている新旧の二輪マシン・四輪マシンによるヒルクライムには、元F1王者のジェンソン・バトンがホンダ RA301(1968年参戦マシン)を駆って参加するほか、英国ツーリングカー選手権(BTCC)参戦選手らもホンダ車をドライブする予定となっている。

    ■ヒルクライム:バトン選手のほか、往年のグランプリマシンも出場
    ホンダ RA301は、1968年のデビューから50周年を記念してジェンソン・バトンとFIA F2で活躍する福住仁がドライブ。また、今年3月に逝去されたルイジ・タベリ氏を追悼し、参戦当時のマシン4RC164で、チームメートであったスチュアート・グラハム氏が走行する。

    <主な出場マシン・選手>
    RA301:ジェンソン・バトン・福住仁嶺
    4RC146(1965年WGP参戦マシン):スチュアート・グラハム
    Civic Type R:マット・ニール選手・ダン・カミッシュ(BTCC参戦ドライバー)
    NSX:ニック・ロビンソン(BTCC首席エンジニア)

    ■マシン展示:最新モデルやレーシングマシンが勢ぞろい
    25周年を迎える本イベント用に特別デザインを施したゴールドウイングや、さまざまなカテゴリーに参戦するレーシングマシンをブースに展示する。

    <主な展示マシン>
    GOLDWING(シルバーコーティングした特別デザイン2種)
    RC213V-S/CBR1000RR Fireblade/CBR1000RR Fireblade SP/CB1000R+/CBR1000RR Fireblade SP TT

    ■ブースプログラム:バラエティーに富んだ体験型プログラム
    Hondaブースでは、レースの伝統からインスピレーションを得た特別プログラムを開催。マシンの細部まで鑑賞できる「レーシングマシンの解体&組み立てショー」や、タイヤ交換チャレンジゲーム、参戦マシンへの搭乗プログラムなど、さまざまな体験を提供する。

    <主なプログラム>
    ・マシンの解体&組み立てショー
    四輪マシン:Halfords Yuasa Racing/二輪:Honda Racing
    ・タイヤ交換チャレンジゲーム
    Synchro Motorsport
    ・レーシングマシン搭乗プログラム
    Civic Type R(BTCC参戦マシン)/CBR1000RR Fireblade(英国スーパーバイク選手権参戦マシン)
    ・ドライバー・ライダー Q&A
    ジェンソン・バトン、BTCC・BSB参戦選手

    Honda UK統括部長 ディヴィッド・ホジェッツ
    「イベントの25周年を祝って、Honda UKはレースの伝統を、ユニークな体験型プログラムを通して、ゲストに体験してもらえればと思っています。我々の製品だけでなく、レーシングチームやドライバーについてもより深く知っていただける絶好の機会になるでしょう。例えば、タブレットコンピューターを使ったブースでは、BTCCのスター選手であるマット・ニールとダン・カミッシュによるマシンの解説を聞きながら、仮想空間でのマシン走行を体験することができます。また、マン島TTレースに思い入れがある方などに特におススメなのが、CBR1000RR Firebladeに実際にまたがって、マン島TTレースが開催されたサーキットでの走行を体験できるプログラムです」

    <グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードとは>
    1993年より毎年開催されている、世界有数のモータースポーツイベント。フェスティバルの主催者は英国貴族のリッチモンド公爵家で、広大な私有地を開放してヒルクライムコースや各出展者のブースを設置。20世紀初頭のクラシックマシンから最新のレースカーまでが一堂に会する。イベントのハイライトとも言えるヒルクライムでは、往年の名選手が当時のマシンを走行させたり、現在のトップ選手がクラシックマシンを駆るなどの場面が見られ、毎年大きな話題を呼ぶ。
    グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

  • ピエール・ガスリー、入賞が幻に「馬鹿げたペナルティ」 / F1イギリスGP

    ピエール・ガスリー、入賞が幻に「馬鹿げたペナルティ」 / F1イギリスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGPの決勝で終盤のバトルを制し10位フィニッシュするもペナルティーによりレース後に13位に降格。ポイント獲得はならなかった。

    7列目14番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、スタート直後に起きた混乱を避けきって12番手にポジションを上げる。

    その後、上位車のピットインやアクシデントで、20周目にガスリーもタイヤ交換のためピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替え、14番手でレースに復帰する。

    上位車のピットインで12番手となったレース後半、他車のアクシデントでセーフティーカーが導入され、レースが大きく動く。セーフティカー導入と同時にピットインしたガスリーは中古のソフトタイヤに替え、追い上げ態勢に。多くのマシンがピットインし、セーフティカーが解除された時点でガスリーは13番手。4周後、セーフティカー明けとともに上位車2台が接触し、再びセーフティカーが導入されると、この時点でガスリーは11番手までポジションアップを果す。

    その3周後にレースは再開され、レース終盤、ポイントをかけた激しい接近戦が展開される。残り3周となった50周目、ピエール・ガスリーは激しいバトルの末にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)をパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位というかたちになった。

    10位でフィニッシュしたレース直後、ピエール・ガスリーは「再びポイントを獲得することができて、本当に嬉しい」とコメント。

    「パフォーマンス面での試行錯誤だけでなくアクシデントもあったので、このサーキットではレースでも苦戦すると思っていた」

    「レースの終了間際には、セルジオ・ペレスと激しいポジション争いを展開した。最後のシケインでオーバーテイクするチャンスがあり、かなりギリギリで車体も少し接触したけど、最終的にはうまくパスすることができた」

    「イギリスでの週末はチームにとってかなりタフなもので、エンジニアたちも懸命に作業してくれていたので、ポイントを獲得できたことはチームへの最大の恩返しになった。マシンの手応えは今日もよかった。ドイツでのレースも楽しみにしています」

    しかし、レース後に5秒加算ペナルティを科せられて13位への降格が決定するとピエール・ガスリーは自身の公式Twitterで失望を口にしている。

    「5秒ペナルティ、最悪だ・・・」だとピエール・ガスリーはコメント。

    「毎週末、接触があってもお咎めなしだったし、それもレースの一部でだからこそエキサイティングなんだけどね!」

    「接戦だったし、楽しかった。こんな馬鹿げたペナルティなんてやめて、僕たちにレースさせてほしいね! これからも頑張るよ」

    5秒加算ペナルティに関してスチュワードは「ガスリーの動きは基本的に妥当だと考えており、うまく競いながら追い抜こうとしていた。ペレスはその間、十分なスペースを残していた。しかし、ガスリーはターン16のエイペックスにあるソーセージカーブに触れており、それがペレスとの接触を引き起こした。この結果、ペレスはターン17の手前で左に向かってコース外に押し出され、ターン17およびターン18を通しての競争において深刻な妥協を強いられることとなった。結果、ガスリーはペレスを追い抜くことができた。接触は軽かったものの、追い抜きに直接繋がっていることから、スチュワードは全責任あるいは大部分の責任がガスリーにあると判断した」と説明している。

    関連:【動画】 ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスの接触

  • トロロッソ・ホンダ:F1イギリスGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1イギリスGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、2018年のF1世界選手権 第10戦 イギリスGPの決勝で、ピエール・ガスリーが終盤のバトルを制し10位フィニッシュするもペナルティーによりレース後に13位に降格。ブレンドン・ハートレーはスタート直後にマシントラブルでリタイアした。

    F1イギリスGPの決勝日は、ここ2日間と同じく好天で、気温25℃、路面温度は50℃を超えるコンディション。レースは午後2時10分から行われた。

    予選14番手のピエール・ガスリーは7列目からのスタート。ブレンドン・ハートレーは、P3でクラッシュしたマシンの修復作業により予選に出走できず、モノコックを交換したため、ピットからのスタートとなった。また、パワーユニットもクラッシュの影響を確認するために交換し、問題の起きたパワーユニットは日本のHRD Sakuraへ送られ、分解チェックを実施される予定となっている。

    スタート直後に起きた混乱を避けきったピエール・ガスリーは、12番手にポジションを上げる。ブレンドン・ハートレーはレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかり、レースまでに修復を試みたが解決に至らず、レースは1周走行したのみでリタイアとなった。

    その後、上位車のピットインやアクシデントで、20周目にピエール・ガスリーもタイヤ交換のためピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替え、14番手でレースに復帰した。上位車のピットインで12番手となったレース後半、他車のアクシデントでセーフティーカーが導入され、レースが大きく動く。

    セーフティーカー導入と同時にピットインしたピエール・ガスリーは中古のソフトタイヤに替え、追い上げ態勢に。多くのマシンがピットインし、セーフティーカーが解除された時点でガスリーは13番手。4周後、セーフティーカー明けとともに上位車2台が接触し、再びセーフティーカーが導入されると、この時点でガスリーは11番手までポジションアップを果たした。

    その3周後にレースは再開され、レース終盤、ポイントをかけた激しい接近戦が展開される。残り3周となった50周目、ガスリーは激しいバトルの末に前車をパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位というかたちになった。

    なお、ブレンドン・ハートレーのトラブルはレース後の解析の結果、昨晩行ったパワーユニットの組み付け作業での不具合にあったことが分かっている。

    第11戦 F1ドイツGPは、ホッケンハイム・サーキットで7月20日~7月22日にかけて行われる。

    (以下のレース後コメントは、ガスリーのペナルティー決定以前に出されたもの)

    ピエール・ガスリー
    「再びポイントを獲得することができて、本当に嬉しいです。パフォーマンス面での試行錯誤だけでなくアクシデントもあったので、このサーキットではレースでも苦戦すると思っていました。レースの終了間際には、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)と激しいポジション争いを展開しました。最後のシケインでオーバーテイクするチャンスがあり、かなりギリギリで車体も少し接触しましたが、最終的にはうまくパスすることができました。イギリスでの週末はチームにとってかなりタフなもので、エンジニアたちも懸命に作業してくれていたので、ポイントを獲得できたことはチームへの最大の恩返しになりました。マシンの手応えは今日もよかったです。ドイツでのレースも楽しみにしています」

    ブレンドン・ハートレー
    「運や迷信はあまり信じていないのですが、ここ数週間を振り返ると、ツイていなかったとしか言いようがありません。P3でのサスペンションの不具合に始まり、今日もレースが始まる前からテクニカル面でのトラブルが発生してしまいました。レースに関してはあまりコメントできることがありません。非常に残念ですが、リセットボタンを押して数日間の休暇を楽しみ、また次のレースに向けて準備を始めていきます。エンジニアたちが一生懸命、作業に取り組んでくれることは分かっているので、ホッケンハイムで僕たちの最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、努力します」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「ここへはポジティブな見通しを持ってやって来ましたが、残念ながらシルバーストンでの週末は期待していたようなものにはなりませんでした。P3では、左のフロントタイヤのサスペンションに不具合があり、ブレンドンがクラッシュを喫してしまいました。結果的にウィッシュボーンが壊れていたことがその原因だったのですが、その時点では理由が分からなかったため、ガスリー車も走行を見合わせなくてはなりませんでした。フリーでの走行が十分ではなかったことで、ガスリーは予選でも苦戦を強いられましたが、うまくまとめ切り、14番手でフィニッシュしてくれました。ブレンドンのマシンに関しては車体のモノコックを交換したため、ピットからスタートしなくてはなりませんでした。決勝日当日には、ウォームアップ走行中にブレンドンのマシンに起こった問題を解明しようとしたのですが間に合わなかったため、ピットに呼び戻してマシンのさらなる検証を行いました。残念ながらレースはリタイアせざるを得なかったですが、マシンをレースに間に合わせてくれたチームには大きな感謝を述べたいです。チームが一生懸命作業を進めてくれていただけに、ブレンドンが完走できなかったのは残念でした。一方、ガスリーは好スタートを決めると安定したペースで周回を重ね、我々のホームで見事ポイント獲得を果たしてくれました。週末を通して懸命に働いてくれたチームにとって、最大の恩返しになったと思います。彼らはこのポイント獲得にふさわしい働きをしてくれました。次戦のドイツGPでは、今回よりもさらにいい成績を残したいです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「週末を通して、非常にタフなホームレースになりました。特に土曜に起きたハートレー選手のクラッシュのあとは、ガスリー選手のマシンのサスペンション交換、ハートレー選手のマシンのモノコック/パワーユニット交換など、限られた時間の中でトロロッソ、ホンダ双方のメカニックとエンジニアが懸命に作業を行いました。それだけに、レースでガスリー選手が最後までねばり強い走りをみせ、ラスト2周というところですばらしいオーバーテイクによりポイントを獲得したことは、チームの努力に報いるものになりました。ハートレー選手については、レース前のレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかりました。レース前に懸命に修復を試みたものの、残念ながら問題の解決には至らず、一周走行したのみでレースをやめました。この問題に関しては、結果的に前日のパワーユニット交換作業時での組み付け作業の不具合が原因であったことが分かっています」

    関連:F1イギリスGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季4勝目!!

  • 【動画】 F1 イギリスGP 決勝 ハイライト

    【動画】 F1 イギリスGP 決勝 ハイライト

    2018年のF1世界選手権 第10戦 イギリスGPの決勝が7月8日(日)にシルバーストン・サーキットで行われた。

    レースはオープニングラップから波乱の展開。2番グリッドスタートのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が好スタートを切ってホールショットを奪い、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がそれに続く、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)は3番手まで順位を落とす。

    そのハミルトンにターン3でキミ・ライコネン(フェラーリ)が接触。ハミルトンはスピンを喫して最後尾まで順位を下げ、ライコネンには10秒ペナルティが科せられた。また、後方ではセルジオ・ペレス(フォース・インディア)がスピンを喫して大きく順位を落とす。

    その後、レースはセバスチャン・ベッテルを首位に展開。だが、32周目にマーカス・エリクソン(ザウバー)がターン1でスピンしてバリアに高速でクラッシュ。セーフティカーが導入される。

    ここでトップのセバスチャン・ベッテルがピットインしてソフトに交換したのに対し、メルセデスはステイアウトを選択。バルテリ・ボッタス、セバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、キミ・ライコネン、ダニエル・リカルドというトップ6に順位が入れ替わる。
    レース再開直後、11番手争いをしていたロマン・グロージャン(ハース)とカルロス・サインツ(ルノー)が1コーナー付近で接触してクラッシュ。翌周に2度目のセーフティカーが導入される。

    43周目にキミ・ライコネンがマックス・フェルスタッペンを交わして4番手に浮上する。トップ4はそれぞれ1秒未満の接戦バトルが展開される。だが、46周目にフェルスタッペンがスピン。ギアボックストラブルでスピードが上がらず最後尾まで順位を下げた末にリタイアとなった。

    そして、残り5周でセバスチャン・ベッテルがようやくバルテリ・ボッタスを攻略してトップを奪還。メルセデスはメルセデスがチームオーダーを発令してルイス・ハミルトンを前に出させて、トップのベッテルにチャレンジさせる。一方、それまでトップを走行していたバルテリ・ボッタスは1ストップ戦略でタイヤに苦しみ、キミ・ライコネンに3番手を明け渡す。

    最終的に2ストップのセバスチャン・ベッテルがトップを守って優勝。今季4勝目を挙げる。母国レースでの勝利を熱望していたルイス・ハミルトンは、2位表彰台に落胆してトップ3インタビューをボイコットする落胆ぶり。3位にはキミ・ライコネンが入り、フェラーリがダブル表彰台を獲得する。

    後方では残り2周でピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)がセルジオ・ペレスを抜いて10位でチェッカーを受けたが、レース後、オーバーテイクする際の接触に5秒加算ペナルティを科せられて13位に後退。ポイント獲得はならなかった。

    2018年 F1イギリスGP 決勝 動画

    関連:F1イギリスGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季4勝目!!

  • トロロッソ・ホンダ 「期待していたような週末にはならなかった」

    トロロッソ・ホンダ 「期待していたような週末にはならなかった」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、F1イギリスGPの週末におけるトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダにとってそれぞれのホームレースとなるF1イギリスGPは、厳しい週末となった。土曜日のフリー走行3回目のブレンドン・ハートレーの不可解なサスペンショントラブルによるクラッシュを受け、チームはピエール・ガスリーのサスペンション交換とハートレーのモノコックとパワーユニットを交換する慌ただしい時間を過ごした。

    「ここへはポジティブな見通しを持ってやって来たが、残念ながらシルバーストンでの週末は期待していたようなものにはならなかった」とフランツ・トストはコメント。

    「P3では、左のフロントタイヤのサスペンションに不具合があり、ブレンドンがクラッシュを喫してしまった。結果的にウィッシュボーンが壊れていたことがその原因だったが、その時点では理由が分からなかったため、ガスリー車も走行を見合わせなくてはならなかった」

    「フリーでの走行が十分ではなかったことで、ガスリーは予選でも苦戦を強いられたが、うまくまとめ切り、14番手でフィニッシュしてくれた。ブレンドンのマシンに関しては車体のモノコックを交換したため、ピットからスタートしなくてはならなかった」

    決勝当日、ブレンドン・ハートレーはレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかり、レースまでに修復を試みましたが解決に至らず、ピットレーンからスタートしたレースは1周走行したのみでリタイアとなった。ハートレーのトラブルはレース後の解析の結果、昨晩行ったパワーユニットの組み付け作業での不具合にあったことが分かっている。

    「決勝日当日には、ウォームアップ走行中にブレンドンのマシンに起こった問題を解明しようとしたのが間に合わなかったため、ピットに呼び戻してマシンのさらなる検証を行った。残念ながらレースはリタイアせざるを得なかったですが、マシンをレースに間に合わせてくれたチームには大きな感謝を述べたい。チームが一生懸命作業を進めてくれていただけに、ブレンドンが完走できなかったのは残念だった」

    14番手からスタートしたピエール・ガスリーは、セーフティカー導入と同時にピットインして中古のソフトタイヤに替えて2ストップ戦略を実行。残り3周となった50周目、ガスリーは激しいバトルの末にセルジオ・ペレスをパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位というかたちになった。

    レース終了直後、フランツ・トストは「一方、ガスリーは好スタートを決めると安定したペースで周回を重ね、我々のホームで見事ポイント獲得を果たしてくれた」とガスリーの走りを称えた。

    「週末を通して懸命に働いてくれたチームにとって、最大の恩返しになったと思う。彼らはこのポイント獲得にふさわしい働きをしてくれた。次戦のドイツGPでは、今回よりもさらにいい成績を残したい」

    第11戦 F1ドイツGPは、ホッケンハイム・サーキットで7月20日~7月22日にかけて行われる。

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  • ブレンドン・ハートレー、1周でリタイア 「コメントできることがない」

    ブレンドン・ハートレー、1周でリタイア 「コメントできることがない」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1イギリスGPの決勝レースをテクニカル面のトラブルによりわずか1周で終えた。

    ハートレーは、P3でクラッシュしたマシンの修復作業により予選に出走できず、モノコックを交換したため、ピットからのスタートとなった。また、パワーユニットもクラッシュの影響を確認するために交換し、問題の起きたパワーユニットは日本のHRD Sakuraへ送られ、分解チェックを実施する予定となっている。

    だが、ブレンドン・ハートレーはレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかり、レースまでに修復を試みましたが解決に至らず、レースは1周走行したのみでリタイアとなった。

    「運や迷信はあまり信じていないけど、ここ数週間を振り返ると、ツイていなかったとしか言いようがない」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「P3でのサスペンションの不具合に始まり、今日もレースが始まる前からテクニカル面でのトラブルが発生してしまった。レースに関してはあまりコメントできることがない」

    「非常に残念だが、リセットボタンを押して数日間の休暇を楽しみ、また次のレースに向けて準備を始めていく。エンジニアたちが一生懸命、作業に取り組んでくれることは分かっているので、ホッケンハイムで僕たちの最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、努力していく」

    なお、ブレンドン・ハートレーのトラブルはレース後の解析の結果、昨晩行ったパワーユニットの組み付け作業での不具合にあったことが分かっている。

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