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  • ホンダF1の英国拠点 HRDミルトンキーンズ | 画像ギャラリー

    ホンダF1の英国拠点 HRDミルトンキーンズ | 画像ギャラリー

    ホンダF1は、欧州のF1活動の拠点として英国バッキンガム州ミルトンキーンズに『HRDミルトンキーンズ』を構えている。

    HRDミルトンキーンズは、レースの運営部門として日本のHRDさくらで開発されたエンジンを含めたパワーユニットのリビルドやメンテナンス、サーキットサービスなどが行われている。

    ヨーロッパの第2の拠点となるHRDミルトンキーンズには、パワーユニット部門、ダイナモ(エンジン動力計測)部門、ESS(運動エネルギー回生システム)部門、人事、経理、そして広報を担当する部署があり、様々な業務を担当しているが、最大のミッションはパワーユニットのメンテナンス。

    パワーユニットに使用される部品はレース後にHRDミルトンキーンズに持ち帰られ、整備される。また、HRDミルトンキーンズにはダイナモも設備されており、様々な部品をテストすることもできる。HRDさくらでのテストは新技術の開発をメインとすることに対して、ミルトンキーンズのダイナモでは、開発というよりパワーユニットの信頼性を検証する意味合いが強い。

    第2のホームレースとなったF1イギリスGPでは、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーがHRDミルトンキーンズを表敬訪問。勤務するスタッフたちの士気を高めた。

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  • ピエール・ガスリー 「ホンダF1はレッドブルと2019年にレースに勝てる」

    ピエール・ガスリー 「ホンダF1はレッドブルと2019年にレースに勝てる」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、2019年にホンダF1がレッドブル・レーシングとともにF1の表彰台の頂点に立つことになるだろうと考えている。

    F1バーレーンGPで4位入賞を果たしたピエール・ガスリーだが、その後はF1モナコGPでの7位入賞のみとここまで2回しかポイントフィニッシュを成し遂げられていない。

    それでもトップチームであるレッドブル・レーシングにF1パワーユニットを供給する2019年にはホンダのF1パワーユニットが勝利を収めることができるとピエール・ガスリーは語る。

    「レッドブルは素晴らしいシャシーを持っているし、来年彼らがホンダと一緒に勝っても僕は驚かない」とピエール・ガスリーはコメント。

    そう語るピエール・ガスリーだが、高速のシルバーストンで開催された前戦F1イギリスGPではホンダのF1パワーユニットの直線スピード不足を指摘し、このままではフェラーリの強力なパワーユニットを搭載するザウバーにコンストラクターズ選手権で抜かれることになると発言するなど、ホンダのF1エンジンにフラストレーションを募らせている。

    しかし、シーズン後半にはトロロッソ・ホンダも前進を果たせるとピエール・ガスリーは考えている。

    「シーズン開始時は純粋なスピードという点で僕たちは明らかに遅れをとっていたし、スリップストリームに入れなければ、僕たちは大きく順位を落としていた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「でも、今の僕たちはミッドフィールドで前進を果たしているし、ルノーとさえ戦えるようになっている。ルノーとホンダの差は小さい」

    2019年にレッドブル・ホンダを走らせることになるマックス・フェルスタッペンも、ホンダのパフォーマンスについて心配はしていないと語る。

    「まだ半年残っているし、その期間でホンダは懸命に仕事をしていくと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「来年よりも今問題があった方がいい。でも、彼らはパフォーマンス面で大きな前進を果たしていると思う。彼らはもはやルノーより遅いというわけではない」

    また、ピエール・ガスリーは、レッドブル・レーシングにF1パワーユニットを供給する2019年はホンダF1にとって真価を問われる一年になると考えており、レッドブル・レーシングから大きなプレッシャーをかけられることになると予想する。

    「ホンダがレッドブルからプレッシャーをかけられるのは疑いようのないことだし、今の状況とは異なるプレッシャーがホンダにかかることになるだろう」とピエール・ガスリーはコメント。

    「近年、ホンダは勝利や表彰台、ポールポジションを争っていない。それを実現するためにはミスをする余裕はないからね」

    「もちろん、僕はトップチームで走ったことはないし、リザーブドライバーとしての役割からしか判断できないけど、ルノーとのパートナーシップ作業は見てきたし、ホンダは成功すると思ってる。過去にホンダはトップで走っていたし、成功しているからね」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治もレッドブル・レーシングからプレッシャーがかかることは承知していると認める。

    「我々はそれを承知しています」と田辺豊治はコメント。

    「ですが、我々はすでにプレッシャーを感じていますし、今もそのなかで仕事をしています。我々はその2つのレーシングチームと非常に効率的に仕事をしていけることはわかっています」

    すでにレッドブル・レーシングからのホンダへのプレシャーは始まっている。レッドブルは、2019年への準備を進めるために、例え姉妹チームであるトロロッソがペナルティを科せられてコンストラクターズ選手権が犠牲ことになったとしても、ホンダにF1パワーユニットの開発を進めていくことを求めている。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「もちろん、我々は決断をホンダに委ねている」とコメント。

    「だが、彼らが開発を通してコンマ1秒を見い出せるのであれば、例えそれによってトロロッソがペナルティを受けることを意味するとしても、もちろん、彼らはレースでその開発にトライすることができる」

    それに対し、田辺豊治は「我々は将来を見据えながら、現在に焦点を当てています」とコメント。

    「トロロッソとレッドブルが一緒に働くことは、我々にとって利益でしかありません。我々が行っている全ての議論はレッドブル・テクノロジーが中心となっています」

  • アストンマーティン、レッドブル・ホンダと組んで2020年にDTM参戦の噂

    アストンマーティン、レッドブル・ホンダと組んで2020年にDTM参戦の噂

    アストンマーティンが、レッドブルと組んでホンダのエンジンを搭載してDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦するとの噂が浮上。ドライバーには現トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーやセバスチャン・ブエミの名前が挙げられている。

    現在、プランパンGTシリーズでアストンマーティン・チームを運営するR-モータースポートは、DTM参戦を検討しているという。

    パドックの情報筋によると、プロジェクトはレッドブルの支援を受ける可能性があり、今シーズン末でメルセデスがDTMを撤退することでキャパシティに余裕ができるHWAがマシンを製造するとされている。

    チーム自体は、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーの父であるゲイリー・ホーナーがCEOを務めるアーデン・インターナショナルが運営することになるという。チームはシングルシーター活動でレッドブルのジュニアドライバーを走らせてきた長い歴史がある。

    参戦は4台体制になるとされ、レッドブルの契約ドライバーでフォーミュラEに参戦するセバスチャン・ブエミ、現在トロロッソ・ホンダからF1に参戦するブレンドン・ハートレー、そして、R-モータースポートでアストンマーティンのファクトリードライバーを務めるニッキー・ティームとマキシム・マルタンの名前がドライバー候補に挙げられている。マキシム・マルタンはBMWでのDTM参戦経験がある。

    DTMが新たに導入する4気筒 2リッターターボエンジンは、アストンマーティンの哲学に合致しておらず、マシンはSUPER GTで使用されるホンダのユニットが搭載されると推測されている。SUPER GTとDTM(ドイツツーリングカー選手権)は共通の技術規則「クラス1(Class One)」を完成させ、2020年より同規則に準拠した車両でレースを行うことになっている。

    R-モータースポートのチームプリンシパルを務めるフロチアン・カメルガーは「我々は急速に成長しているモータースポーツブランドであり、新たな機会を模索し、異なるシリーズに目を向けてるのは確かだ」と Autosport にコメント。

    「DTMには確かに関心はある。ポテンシャルがあるのは確かだ。だが、具体的なことはまだ決まっていない」

    R-モータースポートの親会社AFレーシングは、アストンマーティンのハイパーカー『ヴァルキリー』の構想と資金調達において大きな役割を果たした。そのヴァルキリーの開発はレッドブル・レーシングが担当している。

    アストンマーティンは、F1でレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務めており、2019年からはホンダのF1パワーユニットを搭載した“アストンマーティン・レッドブル・ホンダ”として参戦する。

    アストンマーティンは、2021年から導入される新しいF1レギュレーション下でエンジンサプライヤーとしてF1に参入することを検討していたが、条件としていたコスト削減は進んでおらず、またレッドブル・レーシングとホンダがワークス契約を結んだこともあり、実現の可能性は低くなっていると考えられている。

    メルセデスが撤退することで、現状では来季からアウディとBMWだけとなるDTMだが、アストンマーティンが2020年の参戦をコミットすることになれば、存続についてははるかに安泰となる。また噂ではフェラーリの姉妹会社であるマセラティも参戦を検討しているとされている。

  • レッドブル 「トロロッソがペナルティを受けてもホンダは開発を進めよ」

    レッドブル 「トロロッソがペナルティを受けてもホンダは開発を進めよ」

    レッドブル・レーシングは、今シーズン後半にトロロッソとホンダに2019年の自チームへのF1パワーユニット供給のための準備を手助けするよう奨励している。

    ホンダは今年すでにレッドブルの姉妹チームであるトロロッソにF1パワーユニットを供給しているが、201年からは本家レッドブル・レーシングに供給体制を拡大することが決定している。

    レッドブル・レーシングは、ホンダが2019年のF1開発を進める手助けをするためにトロロッソが今シーズンの残りのレースでペナルティを受ける犠牲を払うことを受け入れることを望んでいる。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「もちろん、我々は決断をホンダに委ねている」と Auto Motor und Sport にコメント。

    「だが、彼らが開発を通してコンマ1秒を見い出せるのであれば、例えそれによってトロロッソがペナルティを受けることを意味するとしても、もちろん、彼らはレースでその開発にトライすることができる」

    SpeedWeek は、ホンダがすでに2019年の開発を進めていると報じているが、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、“いつ投入するかは決定していない”が、次のアップグレードである“スペック3”の開発を行っていると語る。

    「我々は将来を見据えながら、現在に焦点を当てています」と田辺豊治はコメント。

    「トロロッソとレッドブルが一緒に働くことは、我々にとって利益でしかありません。我々が行っている全ての議論はレッドブル・テクノロジーが中心となっています」

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史も「ホンダのレース技術研究本部に関しては、もちろんスペック3の詳細に取り組んでいくつもりです」とコメント。

    「ですが、同時に来年のスペックに関しても非常に集中していく予定です。今年のスペックはだいたい全て決定されているので、今年の後半からは来年のスペックの開発にかなり集中していくことになります」

    レッドブル・レーシングは、現在のサプライヤーであるルノーに大きなプレッシャーをかけているが、田辺豊治はそのプレッシャーは今後ホンダに移っていくことになると認める。

    「我々はそれを承知しています」と田辺豊治はコメント。

    「ですが、我々はすでにプレッシャーを感じていますし、今もそのなかで仕事をしています。我々はその2つのレーシングチームと非常に効率的に仕事をしていけることはわかっています」

  • ブレンドン・ハートレー 「ホッケンハイムはとても面白いトラック」

    ブレンドン・ハートレー 「ホッケンハイムはとても面白いトラック」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPへの意気込みと舞台となるホッケンハイム・リンクについて語った。

    「3連戦のあとだったので、数日間のオフでやっと一息つくことができた。チームのメンバーもそれぞれ、いい休暇を過ごせているといいね」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕は、イギリスの過ごしやすい気候の下、何日間か山でマウンテンバイクを楽しんでいたけど、すぐにドイツGPに向けたシミュレーターでの作業の時間がやってきてしまった」

    「ホッケンハイム・リンクではフォーミュラ3やユーロシリーズで何度か走ったことがあるけど、クールなトラックだと思う。以前のレイアウトで特徴的だった、深い森の中を抜けていく2本のロングストレートを走る機会はもうないけど、それでもこの歴史あるサーキットは魅力的だ。できることならかつてのレイアウトでも走ってみたいけどね!」

    「観客席に囲まれたスタジアムセクションは、大勢のファンの姿とあいまって、すばらしい雰囲気がある。このトラックは、高速でコーナーに入っていくターン1や、現代のF1サーキットではあまり見られないバンク角がついているテクニカルな最終セクションなど、すべてを兼ね備えている。ハイスピードなセクションとテクニカルな面、さらに中央が盛り上がった形状の路面の組み合わせによって、走っていて本当に面白いレイアウトになっている」

    関連:2018年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー、フランス代表のワールドカップ優勝に大興奮

    ピエール・ガスリー、フランス代表のワールドカップ優勝に大興奮

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPへの意気込みと舞台となるホッケンハイム・リンクについて語った。

    F1は3連戦を終えて束の間の休息。その間にピエール・ガスリーの母国フランス代表がサッカーワールドカップで20年ぶりに優勝を成し遂げた。フランスに帰っていたガスリーも地元の友人と一緒に優勝を祝っていたようだ。

    「久々に休みを取ることができてよかった。休暇中は、地元に戻って友達とBBQをしながらサッカーワールドカップの決勝戦を観戦した」とピエール・ガスリーはコメント。

    「とても集中して観ていたし、かなり緊張した。自分が実際にプレーをしているような気分で、F1のスタート直前ぐらいの緊張感だったね(笑)。フランスが優勝して、2回目のワールドカップタイトルを取れたことは本当に嬉しい! 決勝戦が終わったあとは友達とお祝いで街に出かけたけど、みんなが歌を歌ったりしながら喜びを共有していて、すばらしい雰囲気だった。あんなに多くの人が街にいるのを見たのは初めてだったね。まるで人口が倍に増えたみたいだったよ! 3連戦を終えて、久しぶりに家族や友人と時間を過ごせたのはよかった。次の2連戦に向かうためのエネルギーを再充電できた」

    「これからドイツGPに向かう。フォーミュラ・ルノーでの初レースがホッケンハイムだったけが、このときは予選で2番手につけて、ストフェル・バンドーンの隣でフロントローからスタートした。最後に走ったのは2016年のGP2シリーズだ。いいペースで走っていたけど、ストレートを走行中に消火器が故障した影響でコックピット内が煙で満たされてしまい、安全上の理由で失格になってしまった。でも、そこまではいいレースができていた」

    「長い歴史を誇るホッケンハイムには、さまざまな特色を持つセクションがいくつもある。一番のお気に入りはスタジアムセクションで、テクニカルな面を併せ持つストレートは、走っていてとても楽しいセクションだ。かつてのレイアウトは2本のロングストレートと、ピットに戻る前にシケインが有名だったけど、それもぜひ見てみたい」

    関連:2018年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソはホンダの新型PUを生かし切れてない」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソはホンダの新型PUを生かし切れてない」

    ピエール・ガスリーは、トロロッソはまだホンダが導入したアップグレード版F1エンジンを最大限に生かすことができていないと考えている。

    ホンダは、F1カナダGPで内燃エンジンを改善させた“スペック2”パワーユニットを導入。それはレッドブル・レーシングが2019年にルノーからホンダにパワーユニットを変更するという決定において重要な役割を果たした。

    しかし、前戦F1イギリスGPが開催されたシルバーストンにおけるホンダのF1パワーユニットのメルセデスとフェラーリとのパフォーマンス差は1周あたり1秒あったと見積もられており、ピエール・ガスリーは、中団のライバルと比較してホンダのF1エンジンの直線スピード不足は“半端ない(クレイジー)”だと語っていた。

    ピエール・ガスリーは、自身のフラストレーションはホンダではなく、彼らは“多くの改善”を遂げていると擁護するが、むしろ他のエンジンメーカーが“取り戻すのが本当に難しい”くらいの改善を果たしたことでさらにその差は広がったと考えている。

    「とにかくエンジンの純粋なパフォーマンスとパワーという点が大きいけど、彼らがそれに取り組んでいて、いくつかアイデアを持っていることはわかっている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「彼らがトラックにそれを持ち込むには時間を与える必要があるけど、現時点で僕たちはストレートスピードという点でかなり多くを失っている」

    「僕たちはまだスペック2エンジンを最大限に生かすための方法を正確に理解しなければならない」

    ホンダは、シーズン終了までに再び内燃エンジン技術をアップグレードさせられることを期待している。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「イエスかどうかは正確には言えませんが、我々はまだICE(内燃エンジン)に取り組んでいます」と Autosport にコメント。

    「我々は今シーズン中にいくつかのアップデートと改善をもたらせることを期待しています」

    「ガスリーのシルバーストンでの予選データでは、ストレートでパフォーマンス差が見られました」

    「もちろん、特に予選ではコーナーでフルスロットルで行ける場所というのもあります。そこは我々を手こずらせました。ここでのパフォーマンス差は他のサーキットよりも大きいことを意味しました」

    シーズン序盤のホンダの進歩、特にルノーと比較しての前進はレッドブルを元気づけており、レッドブルは2019年シーズン開幕までにホンダが他のゲインを見つけられることについて楽観視している。

    F1イギリスGPでは、ピエール・ガスリーは10位でフィニッシュしたが、レース後のペナルティによって13位に降格してポイントを手にすることができなかった。一方、チームメイトのブレンドン・ハートレーは、マシントラブルによりわずか1周でレースをリタイアしている。

    ブレンドン・ハートレーは、フリー走行3回目のサスペンション故障によってモノコックを交換し、予選を欠場して、レースをピットレーンからスタートした。しかし、新しいホンダのエンジンパーツのインストールに問題があったことでブレンドン・ハートレーはガレージを離れるのが遅れ、さらにすぐにピットに戻ることを余儀なくされた。

    「クルマの修理している間に、パワーユニットの組み付け作業で不具合があり、それが機能不全を引き起こしました」と田辺豊治はコメント。

    「パワーユニットに異常値がみられ、リタイアすることを決断しました。コンポーネントは問題ないと思います。ダメージがなかったかんついては慎重にチェックしていきます」

    トロロッソ・ホンダのドライバーはすでにパワーユニットの使用数がシーズンの制限を超えており、今後は新しいコンポーネントを導入する際にはグリッド降格ペナルティが科せられることになる。

    しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダのエンジン開発を支援したいと考えており、そのためにはトロロッソを実験台にしてもかまわないと考えている。

    「もちろん、それはホンダが決めることだが、開発によって彼らがコンマ1秒を見いだせるのであれば、彼らはそれをレースでテストすることができる。例えそれによってトロロッソがペナルティを受けることになってもね」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に語った。

  • トロロッソ 「ホンダが自信を取り戻したことが改善に繋がっている」

    トロロッソ 「ホンダが自信を取り戻したことが改善に繋がっている」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、トロロッソとの仕事を開始して以来、ホンダが自信を取り戻していることがパフォーマンス改善に繋がっていると感じていると語る。

    2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1復帰したホンダだが、信頼性とパフォーマンス不足によって3年間でパートナーシップを解消。今年から新たにトロロッソとのパートナーシップを開始してF1での評判を再構築している。

    ホンダはトロロッソとのパートナーシップで大きな改善を果たし、両社はF1バーレーンGPでピエール・ガスリーが4位入賞という素晴らしい結果をもたらした。しかし、その後は再び信頼性問題もあり、ジョームス・キーいわず“ジェットコースター”のようなシーズンを過ごしている。

    だが、ホンダの進歩は、レッドブル・レーシングがルノーとの12年間のパートナーシップに終止符を打ち、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載することを納得させるには十分なものだった。

    「ホンダは多くのリソースとパワーを持っているが、新たなインプットが必要だったと考えている」とジェームス・キーはHonda Racing F1の公式サイトのインタビューで述べた。

    「我々は前シーズンまでに他のパワーユニットも使っていたので、何をどう進めていくべきか、何が実現可能かを、おおむね理解していた」

    「我々が考えるホンダの役割についても話し合うことができた。彼らは十分な人員、能力、資金力などがあったので、かなり素早く対応することができたと思っている」

    「ここまで彼らの変化を見てきたが、ホンダ内部での仕事はうまく進んでいるようだし、今はさらに、信頼性に対する懸念がない状況で仕事を進められている」

    「そして、彼らが自信を深めてきていることにも気づいた。一緒に働きはじめたときに比べ、よりリスクを取ってチャレンジしようとしている。この調子で続けていけば、いい方向に進んでいくと思っている」

    ホンダのレッドブルとのパートナーシップは、ホンダとトロロッソの双方にいい効果をもたらすだろうという点ではジェームス・キーも同意するが、今シーズン中の進化が鈍化したり、シャシーチームの役割が減ったりするのではという見方には否定的だ。

    「我々にとっては昨シーズンよりプレッシャーが少ないだろうと多くの人が言っているが、そんなことはない」とジェームス・キーはコメント。

    「もちろんプレッシャーはある。ネガティブなプレッシャーよりもポジティブなプレッシャーになるように努めている。我々はお互いにとてもオープンでフランクだ。このことが、我々が課題を解決し進歩し続けるのに役立っている」

    「互いに非難し合うこともなく、オープンにコミュニケーションを取ることができている。パートナーシップがスタートした当初は、昨シーズンまでの難しい状況の影響により、ホンダが少しナーバスで自信をなくしているように見えた。それを彼ら自身の中で少しリセットし、いろいろと状況の整理をすることにより状況が改善できたと思っている」

    「組織変更を行ったことも助けになったと思っている。一人が担っていた非常に重い役責が今は2つにわかれたことで、複雑なタスクをうまくカバーできるようになったと思っている」

    ジェームス・キーは、よりよいパフォーマンスをするためのホンダの今シーズンの努力が、シャシーを開発するトロロッソへもいい意味でのプレッシャーをもたらしていると語る。

    「本当に大きなチャレンジだし、責任も重大だ」とジェームス・キーはコメント。

    「シャシー開発に関して会社から任されている部分は大きいし、その期待に応えなければならない。今シーズンに向けてメンバーの補強をしたわけではなくこれまでのメンバーと変わらないが、チームが一丸となってチャレンジに挑み、よくやっている」

    「不調があったとしてもとても小さなもので、パフォーマンスの改善などに集中することができたことはよかった。そして、その改善が実を結び始めている」

  • レッドブル・レーシング 「ホンダには勝つためのリソースと願望がある」

    レッドブル・レーシング 「ホンダには勝つためのリソースと願望がある」

    レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダのリソースと設備、そして、マクラーレンと決別して以来の進歩を見れば、2019年のF1パワーユニットサプライヤーに選定することは容易な決断だったと語る。

    今年、レッドブル・レーシングは開幕10戦で3勝を挙げており、ルノーのエンジンを捨てることには疑問の声もある。特に新たなパートナーとして選んだホンダは、マクラーレンとの3年間で信頼性問題とパフォーマンス不足を露呈してきたからだ。

    しかし、ホンダは今年からパートナーを組んだトロロッソと大きな改善を示しており、クリスチャン・ホーナーはホンダをF1パワーユニットサプライヤーを選定することは容易な決断だったと語る。

    「レッドブルは、両チームがホンダが全力を挙げて開発する同じパワーユニットを共有する立場に置かれている」とクリスチャン・ホーナーは RaceFans にコメント。

    「ホンダが行ってきた投資、リソース、施設、そして、特に過去ヵ6月間で彼らが実現させた進歩を見れば、我々にとっては本当に容易な決断だった」

    ルノーとのカスタマーエンジン契約を終了することで数百万ドルを節約できるようになるが、クリスチャン・ホーナーはチームの優先順位は競争力を改善させることだと語る。

    「ホンダとの契約はパフォーマンスに非常に多くの重点を置いており、変更の背景にあるのは、財政的な利益ではなく、エンジニアリング主導の理由だ」

    2005年にF1に参戦して以来、レッドブル・レーシングは、コスワース、フェラーリ、ルノーのカスタマーだった。2009年にルノーがワークス活動を撤退してエンジン供給元になって以降、レッドブルはより重視され、ブロウンディフューザーの共同開発が成果を挙げて、レッドブルとルノーのパートナーシップはダブルタイトル4連覇という成果を残した。

    しかし、ルノーはV6ターボハイブリッドで出遅れ、さらに2016年にワークスチームを復活させるという決断によって、レッドブル・レーシングとの溝は深まった。

    「もちろん、ルノーには現在ワークスチームがあるし、カスタマーとサプライヤーの関係は過去数シーズンでより誇張されたことになった」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「ホンダにはリソースの強みと深さ、そして、願望がある。そして、もちろん、我々は彼の独占的な焦点となる」

    レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツもホンダとの契約を完全に支持しているとクリスチャン・ホーナーは語る。

    「彼はホンダのプログラムを信じている。彼はポテンシャルについて楽観的に捉えている。我々の歴史のなかで初めて完全に集中した強力な自動車メーカーの後ろ盾を得られることを利益だとみなしている」

    現在のF1パワーユニットは非常に複雑になっており、メルセデス、フェラーリ、ルノーはシャシーに合わせて自前のエンジンをぎりぎりまで開発することができるが、カスタマーは事前に詳細と仕様を伝えられてワークスと同じものを得られるものの、シャシー設計は妥協を強いられることになる。

    「エンジンパートナーと緊密に連携して、事実上、他チームによって定義されたものを収容するのではなく、速い段階でシャシーとパワーユニットの統合を実施できる機械を提供してくれる」とクリスチャン・ホーナはワークスステータスの利点を語る。

    また、レッドブル・レーシングが、姉妹トロロッソと同じブランドのパワーユニットを搭載することには“かなり多くの相乗効果”があるとクリスチャン・ホーナーは語る。

    「来年、トロロッソは完全なレッドブル・テクノロジーのリアエンドを使用する。共通のパワーユニットサプライヤーであることは、それがより容易になる」

    唯一残っている問題は、2台のレッドブル・ホンダ RB15を誰がドライブするかという点。1台はマックス・フェルスタッペンが走らせることが決定しているが、ダニエル・リカルドはまだ次のプロジェクトを決定していない。

    しかし、クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドが来年もレッドブル・レーシングで走ることを確信しているようだ。

    「我々はダニエルと正しい方向に進んでいる。当初から彼に残ってもらうことが我々の願望であり、意志だった」

    「エンジン契約が締結された今、彼は技術的な状況を確認する全ての要素を持っており、夏休みにむけて、我々がダニエルとどの位置にいるかをうまく結論付けることができることを期待している」

  • トロロッソ・ホンダ 「シーズン後半戦は競争力を発揮できる」

    トロロッソ・ホンダ 「シーズン後半戦は競争力を発揮できる」

    トロロッソ・ホンダはシーズン後半にさらに競争力を発揮できることを期待している。トロロッソのチーム代表フランツ・トストとホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治がインタビューに答えた。

    マクラーレンとの3年間のパートナーシップを解消し、今年からホンダはトロロッソと第4期のF1活動を再出発させた。そして、第2戦バーレーンGPでは、2015年にF1復帰してからのベストリザルトとなる4位入賞を果たしている。

    だが、その後はパワーユニットに信頼性トラブルが発生するなど浮き沈みが激しく、F1カナダGPで新スペックのパワーユニットを投入したものの、バーレーンで見せたようなパフォーマンスを繰り返すことができてないない。

    「現在、我々はパフォーマンス面で少し厳しい時間を過ごしています」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は New York Times にコメント。

    「その一方で、我々はシャシー面だけでなく、パワーユニット面でもクルマを機能する方法のような多くのことを学んでます。この知識が良い方向に進み、今シーズン中にバーレーンのような結果をもっと残せることを期待しています」

    トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、ホンダを新たなF1パワーユニットサプライヤーに迎えることで前半戦が簡単にはいかないことは分っていたと語り、シーズン後半戦は競争力を発揮できると楽観的だ。

    「マクラーレンがホンダと問題を経験したが、私はいかなる困難も経験していない」とフランツ・トストはコメント。

    「我々の結果でも確認できることだが、我々は多かれ少なかれ正しく進めることができている」

    「新しいパワーユニットサプライヤーを迎えることでシーズン前半は簡単ではないことはわかっていた。バーレーンでは非常に良い結果を残すことができたがね。シーズン後半は非常に競争力を発揮できると思っているし、パフォーマンスを繰り返すことができるだろう」
    マクラーレンはホンダとのコミュニケーションに問題を抱えていたが、フランツ・トストは、ホンダの作業ぶりを称賛する。

    「私の意見では、日本人と仕事をすることは難しいことではない。彼らは非常に協力的だし、コミニュケーションもうまくいっている。それに彼らは非常にフレキシブルだ。我々は要望を思いつくと、彼らはソリューションを考え出すために非常に懸命に推し進めてくれる。彼らについてはポジティブなことしか話すことがない」

    ホンダは、2019年からトロロッソに加えて、レッドブル・レーシングにもF1パワーユニットを供給する。

    「我々はメルセデスとフェラーリに着実にチャレンジするために必要なステップを果たすためのベストな道だと信じている」とレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーはコメント。

    「ホンダは成熟している。適切な構造を持っているし、良い開発経路がある」

    ホンダもレッドブルの期待に応えるためにプッシュしていくことを誓う。

    「レースは我々のDNAであるというのがホンダの企業理念です」と田辺豊治は語る。

    「常にプッシュし、目標を設定して、その目標を達成するために努力します。絶えずチャレンジしていくことが我々の文化の基本にありますし、我々を駆りたてているのは最高のパワーユニットを持つトップメーカーになることです」