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  • レッドブル・ホンダの2019年の進歩をエクソンモービルが強力に後押し

    レッドブル・ホンダの2019年の進歩をエクソンモービルが強力に後押し

    レッドブル・ホンダは、2019年にF1でタイトル争いを演じるために燃料サプライヤーのエクソンモービルから強力な後押しを得ることになる。

    今シーズンのホンダのF1エンジンの有望な開発は、2019年のパートナーシップ初年度から力強い結果を上げることができるとレッドブル・レーシングに大きな期待を与えている。

    冬の期間はホンダが2019年のF1パワーユニットを確定する必要のある重要な期間となるが、燃料パートナーのエクソンモービルは、今年のその段階よりもさらに先を見越した計画を立てていることを明らかにした。

    現在のターボハイブリッド時代のF1では、燃料サプライヤーとエンジンメーカーの協力して開発を進めており、燃料アップグレードによって大きなゲインを得ている。

    ホンダは、マクラーレンとの3年間はBPカストロールの燃料とオイルを使っていたが、トロロッソとのパートナーシップを開始してからは、レッドブル・レーシングと同じエクソンモービルの燃料とオイルを使用している。

    しかし、トロロッソ・ホンダのパートナーシップが決定したのは昨年9月のシンガポールGPと遅いタイミングだったため、燃料とオイルを準備する時間は限られていた。

    だが、2019年に向けては、ホンダはエクソンモービルと組んでレッドブルとトロロッソのために燃料アップデートを含めて協力してじっくりと進めていくことが可能になる。

    エクソンモービルのグローバルモータースポーツテクノロジーマネージャーを務めるデビッド・ツルサキは「昨年、ホンダとトロロッソとのパートナーシップが発表されたタイミングでは、12月のバルセロナテストの準備しかできなかった。短いタイムラインだった」とコメント。

    「だが、今年は継続的な変更、調整、テストを経て、我々はすでに2019年に取り組んでいる。それは本当に望んでいた状況だ」

    「シーズン中にアップグレードと準備のすべてをして、終了後に2019年の作業を開始するというのはやりたくないことだ。かなり早めに2019年に取り組みたいと思うものだ」

    「実際、我々はホンダのスタッフと仕事するチャンスを得ることができた。彼らとの仕事に慣れて、物事を進めて、テストチャンスを得たし、すでに今は完全なV6の耐久性テストで単一シリンダーの作業を開始している。まさに我々が望んでいた状況だ」

    「我々はかなり興奮している。我々は良いポジションにいるし、2019年に向けて適切な燃料と適切な潤滑油が用意されると思う」

    レッドブル・レーシングは今季までルノーのF1パワーユニットを使用しているが、ルノーはBPカストロールをベースに開発を進めており、ダイナモでエクソンモービルの燃料と潤滑油をテストするためには別途スケジュールを調整する必要があった。

    しかし、2019年からはレッドブルとトロロッソにF1パワーユニットを供給するのはホンダだけとなり、ホンダの施設でエクソンモービルのテストをいつでも実施することができるため、燃料アップグレードの導入はより効率的に実施することができた。

    「大きなアドバンテージとまでは言わないが、他の誰かと時間とテスト時間を競い合わなくても良くなることは、我々にとっては大きなステップだ」とデビッド・ツルサキは語る。

    「以前のエンジンメーカーのケースでは、必ずしも我々は優先的にテストをすることはできなかった。しかし、今回のケースでは、我々が優先というだけでなく、我々が唯一のメーカーだ。それはベストなシナリオだ」

    「シーズンの早い段階で、エンジンメーカーにとってどのような燃料とオイルがベストかついてコメントがあった。ひとつの燃料とオイルメーカーに捧げることができれば、テストの重複時間を最小限に抑えることができる」

    「我々はすでに、迅速な対応による成果を得られていると思う。データを入手することができれば、そこから調整することが可能となる。それを数カ月ではなく、数週間で行うことは、大きな違いになる」

  • レッドブル 「ホンダのF1エンジンを積めばシャシーには勝てる実力がある」

    レッドブル 「ホンダのF1エンジンを積めばシャシーには勝てる実力がある」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2019年にホンダが改善傾向を続けることができれば、2014年にF1がハイブリッド時代に突入して以来初めてメルセデスやフェラーリに戦いを挑めると確信していると語る。

    レッドブル・レーシングのシャシーは、伝統的にグリップと空力パフォーマンスに優れており、馬力の重要度がそれほど高くないトラックでは強さを見せており、ツィスティなモナコ、高地にあるメキシコでは快適に勝利を収めるパフォーマンスを発揮した。

    しかし、シルバーストンやロシアといったパワー依存の高いサーキットでは、メルセデスやフェラーリに次ぐ3番手チームであり、ルノーのF1パワーユニットの馬力不足がチームの制限要因として頻繁に引用された。

    逆にホンダのF1パワーユニットはトロロッソとともにパフォーマンスを改善しており、第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが2015年にホンダがF1復帰してからのベストリザルトとなる4位入賞を果たし、最新の“スペック3”エンジンは馬力面でルノーを上回ったと伝えられている。

    今シーズン限りでルノーとのパートナーシップを終了し、2019年にホンダのF1パワーユニットを積むことで、クリスチャン・ホーナーは、2013年以来となるコンストラクターズ選手権を争うための道を見い出すことができると確信していると語る。

    「我々には素晴らしいチーム、素晴らしいマシン、素晴らしいドライバーがいることはわかっている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「来年、ダニエル(リカルド)はいなくなるが、成長著しいガスリーが加入する。そして、メルセデスやフェラーリの階層に近づくためにもう少し馬力を得ることができさえすれば、我々は彼らを手こずらせることができるだろう・・・チームがシャシーで達成できるものを確認することができる」

    2019年にピエール・ガスリーは、レッドブル・レーシングにホンダと日本の仕事文化の両方の知識をもたらすことになる。ピエール・ガスリーは、2017年にスーパーフォーミュラをホンダと戦い、F1での24戦のうち19戦をホンダのF1エンジンで走っている。

    2018年シーズンを通したホンダの進歩を目の当たりにしたピエール・ガスリーは、ホンダとレッドブルが2019年に強力なコンビネーションになることを確信していると語る。

    「状況は本当に有望だと思う。ホンダは本当に懸命に働いている。人々からの献身とコミットメントを見ることができる」とピエール・ガスリーは語る。

    「ホンダの先には大きなチャンスがある。彼らはレッドブルとのパートナーシップでそれを進めていく。彼らは過去数年は苦労していたけど、来年はトップを争えるポジションにいるだろう」

    「彼らは本当にこの状況を最大限に生かすことを望んでいる。過去数週間で彼らが新スペックで果たした進歩は本当に励みになるものだと思うし、彼らはまだ来年のエンジンに取り組んて、もっと多くのパフォーマンスを引き出そうとしている」

    「彼らに時間を与える必要があるのは確かっだし、メルセデスやフェラーリに追いつくのが本当に難しいことであるのも確かだ。でも、ゆっくりと彼らは追いついているし、彼らが改善を続けていくと本当に確信している。来年以降に僕たちが何ができるかを確認することに本当に興奮している」

  • ブレンドン・ハートレー 「ブラジルではホンダの最新PUが威力を発揮する」

    ブレンドン・ハートレー 「ブラジルではホンダの最新PUが威力を発揮する」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年のF1世界選手権 第20戦 ブラジルGPへの意気込みと、インテルラゴス・サーキットについて語った。

    「過去数戦のレースではすばらしいペースがあったし、オースティンではポイントも獲得できた。前戦メキシコでは最終的に僕たちが得られたであろうリザルトには届かなかったけど、ペースは自体はよかったと思う。なので、シーズン最終盤の2戦に向けても非常にいいムードで臨む」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「今回、搭載する最新仕様のパワーユニットは、パフォーマンスが大きく向上していることが分かっているし、新しいエアロパッケージは僕のドライビングスタイルによく合っている。ブラジルは、クラシックなトラックと熱狂的なファンが、いつもすばらしい雰囲気を作り出してくれるし、訪れるのを楽しみにしている。標高差もあり、さまざまな要素が少しずつ詰め込まれているインテルラゴスは、WEC時代に走っていたので、よく知っているサーキットだ。F1マシンでは昨年走ったけど、テクニカル面でのトラブルにより、残念ながらリタイアせざるを得なくなってしまった。なので、今年の再チャレンジを楽しみにしている」

    「ここでは天候もレースを左右する要素の一つで、過去には何度かおもしろいレースが展開されてきた。今シーズン、僕たちのパッケージはトリッキーなコンディションで強さを発揮してきているので、天候がどうあれいいレースができると思うし、今週末はポイント獲得を目指す」

    関連:2018年 F1ブラジルGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル 「ホンダF1は我々と約束したことをすべて実現している」

    レッドブル 「ホンダF1は我々と約束したことをすべて実現している」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダF1はレッドブルと契約し、約束したことをすべて実現していると称賛する。

    レッドブル・レーシングは、2019年からルノーに代えてホンダのF1パワーユニットを搭載。ホンダは、2015年にF1復帰して以来、初めて2チームにF1パワーユニットを供給する。

    ヘルムート・マルコは、2チームに供給することはホンダにとっても大きな助けになるはずだと語る。

    「レッドブル グループの2チームがホンダからのPU供給を受けることは、喜ばしいことだ」とヘルムート・マルコはコメント。

    「来年からは両チームの間で、技術面でもさらに密接な連携を取っていく。レギュレーションで許されている範囲で、レッドブル・レーシングのマシンであるRB14のデータやパーツをトロロッソとも共有していく」

    「我々だけでなく、ホンダにとっても、グリッド上に4台のマシンを走らせ、さらなるデータを収集し、共有できることは非常に大きな助けとなるはずだ」

    「これまでのところ、連携は非常に順調に進んでいるし、ホンダ製エンジンが発揮しているパフォーマンスには満足している。ロシアGPから投入された新エンジンはすばらしかったし、これまでにホンダが我々と計画し、約束したことはすべて実現している」

  • ピエール・ガスリー 「ペナルティなしで戦うことを楽しみにしている」

    ピエール・ガスリー 「ペナルティなしで戦うことを楽しみにしている」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2018年のF1世界選手権 第20戦 ブラジルGPへの意気込みと、インテルラゴス・サーキットについて語った。

    「昨年、F1マシンで初めてサンパウロで走ったときには、とても楽しむことができた。ブラジルに来ると、この国でいかにF1が大切か、愛されているかということをひしひしと感じた。アイルトン・セナをはじめ、多くのチャンピオンを輩出してきた国だからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「このトラックにはバラエティー豊かなコーナーや縁石が配置され、走っていてとてもおもしろいレイアウトになっている。昨年はペナルティーにより後方グリッドからのスタートだったけど、入賞まであと少しの12位に入ることできた」

    「シーズン終盤のこの2レースに向けて入賞の可能性を最大限に高めるために、ここ数戦は戦略的にペナルティーを受けたし、今回再びポイント獲得に挑むのを楽しみにしている。サンパウロでは雨が降ることもよくあるけど、個人的には大歓迎だ。僕はフランスのノルマンディー出身なので、カート時代から雨の中でよくレースしてきた。ウエットレースは、ドライバーにとってはより複雑なドライビングを強いられることにもなるけど、同時により楽しく、ドライバーの腕の見せ所にもなるからね」

    「このトラックがユニークなのは反時計周りということと、すべてのストレートがまっすぐではないという点だ。なので、ストレートですらコーナリングしなければならない。セクションによっては、通常と逆回りに15秒間ほどコーナリングする箇所もある。昨年、レースが終わったあとは首にその余韻が残っていた。今年はそこについてもトレーニングを積んできたので、問題ないと思う」

    関連:2018年 F1ブラジルGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル 「ガスリーとフェルスタッペンを1年目から比較するのは不公平」

    レッドブル 「ガスリーとフェルスタッペンを1年目から比較するのは不公平」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2019年にチームでの初年度を迎えるピエール・ガスリーとマックス・フェルスタッペンを比較して、ガスリーにプレッシャーをかけるようなことはしないと語る。

    今年、トロロッソ・ホンダでのデビューシーズンで印象的なパフォーマンスを見せたピエール・ガスリーは、2019年にダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・レーシングに昇格する。

    ピエール・ガスリーは、今季5度の入賞を果たし、29ポイントを獲得してドライバーラインキングで14位につけている。バーレーンでの4位入賞は、ホンダが2015年にF1復帰してからのベストリザルトとなっている。

    クリスチャン・ホーナは、ピエール・ガスリーが来年すぐにマックス・フェルスタッペンに挑戦することを望むのは不公平だと考えているが、ガスリーはレッドブルにステップアップするのに相応しいドライバーであることに疑いはないと語る。

    「ピエールにとっては挑戦になると思うが、彼にはその資質がある」とクリスチャン・ホーナーは Autosport にコメント。

    「彼はマックスと同じプログラムをやり遂げてきたし、我々は彼が次の最高の才能であり、彼はクルマに乗るチャンスに相応しいと信じているからここにいる。来年、ピエールには大きな結果を期待している」

    ピエール・ガスリーは、すぐにマックス・フェルスタッペンに匹敵できるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「マックスにすぐに挑戦することを期待するのは不公平だともう。彼にはチームに溶け込むための時間を与えなければならないと思っている」と語った。

    クリスチャン・ホーナーは、先週末のメキシコGPでフロントローと優勝を成し遂げてマックス・フェルスタッペンが素晴らしい走りを見せていることで、ピエール・ガスリーのチャレンジンはさらに大変なものになるだろうと考えている。

    「マックスは非常に素晴らしい状態にあり、現時点で最も優れた才能のひとりだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「もちろん、今年、ダニエルは予選でマックスに対して苦戦しているが、レースペースはとても似ている。来年はピエールに時間を与える必要がある。だが、彼には素晴らしい才能があると思っている」

    「彼はF1で1年しか過ごしていないが、いくつか素晴らしい走りを見せている。バーレーン、モナコ、ハンガリーで目にしたように、彼はいくつか優秀なレースをしている」

  • ホンダF1育成の松下信治、2019年のF2復帰を目指す

    ホンダF1育成の松下信治、2019年のF2復帰を目指す

    ホンダの育成ドライバーの松下信治は、まだF1でレースをするという野心は抱いており、2019年にF2に復帰できるようホンダを促していると語る。

    松下信治は、2015年から2017年までの3年間、F2にART Grand Prixから参戦。その期間に4戦で優勝し、3年目には6位でシーズンを終えていた。

    また、ホンダとのF1パワーユニット供給契約で合意に至っていたザウバーとの取引の一環として、2017年のハンガリーテストでザウバーのF1マシンでテストに参加している。

    だが、F1参戦に必要なスーパーライライセンスポイントを満たすことができず、松下信治は日本のレースに復帰。スーパーフォーミュラにDOCOMO TEAM DANDELION RACINGから参戦した。

    「僕はまだF1を目指しています」と松下信治は Autosport にコメント。

    「現在、二人の日本人(牧野任祐と福住仁嶺)がF1で走っており、彼らも戦っていますが、現状では少し難しそうです。ですが、僕も決して諦めてはいません」

    「交渉はしており、できるだけ早くヨーロッパでフォーミュラレースができると言えることを願っています」

    「ですが、F2に進みたいと思っているドライバーはたくさんいるので実際には難しいです。可能性は50%ですかね」

    松下信治は、ホンダが2019年からトロロッソに加えてレッドブル・レーシングにもF1エンジンを供給することで、今後、チームのひとつが日本人ドライバーが走るための場所になることを期待していると語る。

    だが、そのためには松下信治は、同じホンダの育成ドライバーである福住仁嶺、牧野任祐との競争に直面することになる。

    「来年、ホンダはレッドブルとトロロッソに供給するので、4つのシートがあるということになります」と松下信治はコメント。

    「将来、1つのシートが日本人ドライバーのためのものになる可能性はあると思います」

    「問題は、現時点で僕たちが誰もスーパーライセンスポイントを満たしていないことです。僕たちはそのポイントを稼ぐ必要があります」

    「それが鍵になります。スーパーフォーミュラでチャンピオンを獲得できても20ポイントだけですし、それでは足りません」

    「何もないよりはマシですが、F1で走りたいのであれば、F2に留まるのが理想です。ピレリのタイヤやいくつかのサーキットを学ぶこともできますからね」

    今シーズン、松下信治は、スーパーフォーミュラでわずか2戦でのポイント獲得にとどまり、7ポイントを獲得して10位でシーズンを終えている。

    現在、F1を戦っているストフェル・バンドーンとピエール・ガスリーは、ルーキーとして勝利を収めており、松下信治は彼らと同じように結果を残せなかったことに落胆していると語る。

    今シーズンのスーパーフォーミュラについて質問された松下信治は「当然、ベストではないですし、本当に落胆しています」とコメント。

    「とても速く感じますし、クルマは速いです。ですが、僕たちは仕事をすることができませんでした。まったく満足はしていません」

    「クルマに適応するという点では良い仕事をしていますが、レースについてはまだまだです。ロングディスタンス、ピットストップ、異なる戦略、異なるスタイルなど、僕たちにとってはより難しいです」

    「僕にとっては初年度でした。ですが、ガスリーとバンドーンは初年度に勝っていますし、僕はレースに勝たなければなりませんでした」

  • レッドブル 「ホンダはフェルスタッペンを最年少F1チャンピオンに導く」

    レッドブル 「ホンダはフェルスタッペンを最年少F1チャンピオンに導く」

    レッドブルは、新たなパートナーとなるホンダのパッケージに自信を持っており、2019年にマックス・フェルスタッペンに最年少でF1ワールドチャンピオンを獲らせることを目指していると語る。

    現在、F1の最年少ワールドチャンピオンの記録は、2010年にセバスチャン・ベッテルがレッドブルと達成した23歳と134日となっている。

    現在、21歳のマックス・フェルスタッペンは、2020年までその記録を更新する可能性を残しているが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2019年にそれを達成するつもりはないという“言い訳”をするつもりはないと語る。

    マックス・フェルスタッペンは、前戦F1メキシコGPで優勝。ヘルムート・マルコは、標高によってルノーのF1エンジンのメルセデスやフェラーリに対するパワー不足が影響しなくなったレースでレッドブルのシャシーがいかに強いかが示されたと考えており、すでにルノーを上回っているホンダのF1エンジンを搭載することで2019年はさらなるパフォーマンスを発揮できると自信を持っている。

    「我々は来年を楽しみにしている」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「目標は最年少ワールドチャンピオンだ。我々には2年あるが、来年それを目指すつもりだ」

    「新しいエンジンメーカーとの初年度が簡単ではないことはわかっている。だが、最初からチャンピオンシップを狙わなければならないというが全ての人々に話してきた目標だ。言い訳はできない」

    ヘルムート・マルコは、ホンダの信頼性が懸念になる可能性があると認めるが、2018年にトロロッソと行ったホンダのエンジン交換の多くは、新しい開発をテストしたいという戦略に関連したものだと強調する。

    「来年に向けてベストを得るための戦略的な交換だ」とヘルムート・マルコは語る。

    「トロロッソは来年のために彼のシーズンを犠牲にしている。それが我々がホンダと行っているコンセプトの一部だ」

    「数値ではすでにルノーの前にいる。だが、たとえ1~2戦は後方からのスタートがあったとしても、フェルスタッペンには興奮させられるものがある」

    「無線で彼はまるでお茶を飲んで座っているかのように話している。彼が求めてくる情報は信じられないものだ。まだ限界はない」

    レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、マックス・フェルスタッペンがF1メキシコGPで勝利を収めた走りは、2019年のタイトル候補になり得ることを示したと同意する。

    「今週、我々にライバルに近いエンジンがあれば、我々は彼らと戦える十分に強いチームであり、十分に強いドライバーパッケージがあることを目にしたと思う」

    「ホンダは進歩を遂げているし、当然ながら、我々がクルマのダウンフォースとセッティングを最適化できれば、ホンダは我々をより定期的にここでのように戦える状況に置いてくれること期待している」

  • F1特集:レッドブルのドライバー育成プログラム

    F1特集:レッドブルのドライバー育成プログラム

    レッドブルのドライバー育成プログウラムの責任者を務めるヘルムート・マルコが、その成り立ちからミッションについて Honda Racing の公式サイトで語った。

    世界中のサーキットを旅しながら、何億ものファンが見守る中、世界最高のマシンを駆ってレースに挑むF1ドライバーは、誰にとっても夢のような仕事です。世界で最も幸運と言ってもいい20名のドライバーの一員に加わりたいと思う人も、多いかもしれない。

    しかし、モータースポーツの最高峰であるF1の舞台に立ち続けるために必要なスキルと絶え間ない努力を考えれば、彼らをただ幸運と呼んでしまうのは間違っている。その努力は、人々が想像するよりもっと早くから始まっているのかもしれない。

    モータースポーツはとてもお金のかかる競技。若い才能にとっては、夢を追う上で資金面が最大の障害となることもある。そんな世界において、レッドブルのドライバー育成プログラムは、F1で最も成功を収めているうちの一つと言えるだろう。その責任者を務めるヘルムート・マルコのミッションは、将来、世界チャンピオンに輝くポテンシャルを持つドライバーを見つけ、才能を示す機会を与えることだ。

    「元々は、フォーミュラレースに参戦しているドライバーを対象に育成プログラムを運営していました。しかし、そもそもドライバーの数が少なく、メルセデスやフェラーリ、ルノーなど、同じ層をターゲットにした競合も多くいることから、ゴーカートに乗っている子供たちも対象にしたんです」とヘルムート・マルコは語る。

    「プログラムの最年少は11~15歳のドライバーが出場するOK-Juniorクラスというように、ドライバーを探すアプローチを完全に変えました」

    「ドライバーを探す上で一番に求めているのは、もちろん速さです。速いドライバーだということが確認できれば、次に面接を行って内面を探っていきます。そのドライバーが十分にタフか、情熱はあるのかということを判断するわけです。しかし、まだそれでもリスクはあります。14歳や15歳は初恋を経験するような年齢でもありますし、ほかにもいろいろなことが起こりますからね。すべてが変わりやすい時期なんです」

    「プログラムを運営する中で、最も重要なのはドライバーの競争力とパフォーマンスです。パフォーマンスを発揮できていればなにも問題ありませんが、もしパフォーマンスが悪く、それが改善されるサインも無ければ、当然ですがサポートを打ち切ります」

    「プログラムを始めた当初は多くのドライバーを支援していました。ご存知の通り、モータースポーツには多額のお金がかかりますが、2005年にレッドブル・レーシングというF1チームを設立し、その後すぐ、2006年にスクーデリア・トロ・ロッソという2つ目のチームを作りました。それでも、まだ不十分だと気が付きました。我々には、F1世界選手権で勝てるだけのポテンシャルを持つドライバーを見つけ出す必要があったんです」

    レッドブルの育成プログラムに参加する若手ドライバーたちには、レッドブルとトロロッソという2つのF1チームで走るチャンスが用意されていry。プログラムの卒業生で最も成功を収めているのはセバスチャン・ベッテルで、これまでに4度のタイトル獲得を果たした。ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンも同プログラムの出身で、F1で勝利を収めているドライバーだ。

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めているピエール・ガスリーは、来季からレッドブル・レーシングに加入し、フェルスタッペンとタッグを組むことが決まっている。ガスリーは、2014年にドライバー育成プログラムに参加してからなにが変わったかについて語った。

    「プログラムに参加した時点で、もうレッドブルというブランドの代表なんです」とガスリーは語る。

    「もちろん結果を出さなくちゃなりません。ただ、それはレースを始めたときから変わらないですね。ドライバー育成プログラムに参加する前から、レースを続けたいなら常にトップであり続けなくちゃいけないと、頭のどこかで分かっていましたから」

    「だから、プログラムに参加したあともレースへの基本的なアプローチは変わりませんでした。それでも、レッドブルのドライバーになったことで責任とプレッシャーは増しましたし、常にみんなから見られているという自覚がありました。環境も各段によくなりましたね。ミルトン・キーンズにあるシミュレーターやファクトリーに出入りできるようになったし、エンジニアとも自由に話せるようになって、本当に大きなチームに来たんだな、と実感しました」

    「たとえ今言ったようなことが無かったとしても、プログラムがいかにプロフェッショナルなものかということはすぐに理解できたでしょう。プログラムに参加してすぐにプロの育成コーチがつきましたし、トレーニングキャンプにも参加するようになりました。もちろん、フランスでその類のことは経験済みではあったんですが、ここまで高いレベルのものは初めてでした。レッドブルがドライバーとして、またアスリートとして自分を真剣に鍛えようとしていることを実感しましたね」

    「結果に関してのプレッシャーも特には変わらなかったと思います。モータースポーツの世界に居続けて、サポートを受け続けたいなら結果を出さなくてはならないのは当然ですから。でも、彼らのためではなくて、自分のために結果を出すというのはレースを始めた当初からまったく変わっていません。ヘルムートは、ドライバーにあえて大きなプレッシャーを与えて、それにどう対処するかを本当によく見ているんです」

    レッドブルの育成プログラムに参加するドライバーは、オーストラリア・ザルツブルクにほど近いタールガウに位置するレッドブルの研究センターで、フィジカルとメンタルを詳細にチェックされる。同地では、レッドブルに在籍する650人以上のアスリートのデータが分析され、これによって若きドライバーたちは、身体のどの部位を改善すべきなのかを理解した上で、トレーニングに励むことができる。マルコは、そうしたテストを経てもなお、トラック上でしか確認できない、ドライバーの重要な素質が存在すると語る。

    「ドライバーは、新しいカテゴリーでもすぐに速さを発揮しなければなりません」と、マルコは説明するう。

    「走行距離を重ねていくごとにドライバーがだんだん速くなっていくという考え方は、我々はあまり信じていません。初めてのカテゴリーでも、才能あるドライバーなら直感的に速さを発揮できるはずです。“勝利を目指す本能”とでも言いましょうか。ですから我々は、トラック上で若いドライバーがなにかポジティブなサインを示したときは、その方向へどんどん進んでいくように促します。もちろん、ドライバーは人間なので、このサインはそれぞれ違ったかたちで現れます。そして、違っていて然るべきなのです」

    ガスリーは、マルコのこうしたアプローチをすでに経験している。F1へ参戦するようになった今、若いときに辿ってきた成長の道筋が、今の自分にとってどれだけプラスになっているかを実感していると語る。

    「ヘルムートは、“君は一番にならなくちゃいけないんだ”とわざわざ言ったりはしないんです。でも、常にもっともっと上を目指すようにプッシュし続けてくれます。すごい走りができたときも、“君にしてほしいのはすごい走りじゃない、最高の走りなんだ”という具合に。こうされることで、自分の限界を超えてプッシュしていけるようになるし、限界を超えたときに自分がどうそれに対処するかを学ぶことができます」

    「とにかくヘルムートは、安全圏から踏み出したときにドライバーがどう対処するかを見たがります。だから特に若いときには“いったいなにがどうなってるんだ!?”と叫びたくなるような難しい状況に置かれることもありましたね。でも、ヘルムートはドライバーがそうした状況にどう対処するかを見るために、あえてそうするんです」

    「こうしたやり方は、メンタルを強化する上でも非常に有効だと思います。事実、振り返ってみると、レッドブルのプログラムを通して自分がいかに強くなったか、成長してきたかが分かります。彼らは常に課題をより難しくしようとしてくるし、ときにはフェアな条件でないこともあります。けれど、それでもやり通せれば、人間としてもアスリートとしても、さらに成長できるんです」

    2019年にトロロッソからレッドブルへステップアップするガスリーの成長を、マルコはずっと見守ってきた。現在、レッドブル・レーシングからF1に参戦しているマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドも、マルコの言う“勇気が必要な”アプローチによって、その才能を高めてきたドライバーだ。

    「ドライバーとは常に良好な関係を築いてきました。しかし、お気に入りがいるというわけではありません。あくまでそれぞれ、必要なリスペクトを示しているというだけです。そして彼らはみな、結果を出さなければならないことを理解しています」とマルコは語る。

    「ピットでやる場合は別ですが、私は選手がプライベートでやる誕生日パーティーに出席したりはしません。その必要がないと思っているからです。ただ、もし、ある選手が危機的状況にあるか、もしくはそれを示す症状があるような場合には、個人レベルでより密なコミュニケーションを取ることもあります」

    「2018年シーズン序盤には、リカルドがチームを抜けることはまだ決まっていませんでしたが、それを示すサインはありました。ですから、私はピエールがトロロッソに加入したときから注意深く彼を見守ってきたんです」

    「彼にはレッドブル・レーシングに入れるチャンスがあるとは教えていませんでした。F1でさらに上に行くためには、成長し続けなければなりません。常にチームメートよりいい成績を獲得し、ミスを犯してはいけないんです。オーストラリアの予選で彼は一度ミスをしましたが、その後は着実に成長を続けてきました」

    「ピエールはタイヤマネージメントに長けていて、それがいいレースをできる理由の一つにもなっています。そして、我々のドライバーは、育成プログラムからF1にステップアップした者ばかりです。プログラムに参加しているドライバーは、ここでパフォーマンスを発揮できれば、さらに大きなチャンスがあることを理解しています。我々にはF1でもトップレベルにいるチームがあり、そのドライバーは21歳。そしてピエールは22歳です」

    レッドブルと同様に、ホンダもドライバー育成プログラムを運営しており、現在は牧野任祐と福住仁嶺の2名がFIA F2選手権に参戦している。マルコは、来年から始まるレッドブル・ホンダのパートナーシップについて、パワーユニットのみでなく、ドライバー育成も強化できるはずだと考えている。

    「レッドブル グループの2チームがホンダからのPU供給を受けることは、喜ばしいことです。来年からは両チームの間で、技術面でもさらに密接な連携を取っていきます。レギュレーションで許されている範囲で、レッドブル・レーシングのマシンであるRB14のデータやパーツをトロロッソとも共有していきます。我々だけでなく、ホンダにとっても、グリッド上に4台のマシンを走らせ、さらなるデータを収集し、共有できることは非常に大きな助けとなるはずです」

    「これまでのところ、連携は非常に順調に進んでいるし、ホンダ製エンジンが発揮しているパフォーマンスには満足しています。ロシアGPから投入された新エンジンはすばらしかったですし、これまでにホンダが我々と計画し、約束したことはすべて実現していますからね」

  • ピエール・ガスリー 「残り2戦はエンジンペナルティなしで戦いたい」

    ピエール・ガスリー 「残り2戦はエンジンペナルティなしで戦いたい」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、今年の残り2戦ではエンジンペナティを受けずに戦うことができると考えている。

    今年、ホンダは、信頼性のバランスを取るよりもパフォーマンス向上と2019年に向けた開発に焦点を置いており、ピエール・ガスリーは、過去4戦中3戦でホンダのF1パワーユニット交換によってグリッド後方からのスタートを余儀なくされてきた。

    前戦F1メキシコGPでは、最後尾グリッドからスタートしたものの、10位でレースを終えて1ポイントを加算している。

    「シーズン最後のエンジンペナルティあったと思うし、今年の最後まで戦うことを祈っている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「それが新しいエンジンを投入した理由だし、今は残り2戦に向けてプールに2基のエンジンがある」

    「だから、問題はないはずだし、ノーマルな予選ポジションからスタートできることを願っている。パフォーマンスはいくらか向上しているので、最後の2戦では今週末よりも多くのパフォーマンスを発揮できるとかなり楽観的に考えている」