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  • トロロッソ 「ホンダと契約した我々は狂っていると思われていた」

    トロロッソ 「ホンダと契約した我々は狂っていると思われていた」

    トロロッソのフランツ・トストは、ホンダのF1パワーユニットのパフォーマンスはチームにとって“ハイライト”だったと考えており、ホンダとの契約を発表した際にはライバルチームから“完全に狂ってる”と思われていたと語った。

    2017年までルノーのF1パワーユニットを搭載していたトロロッソだが、今シーズン、厳しい3シーズンを過ごしてマクラーレンから切り捨てられたホンダに切り替えた。

    マクラーレンは、ホンダのF1パワーユニットのパフォーマンスと信頼性の低さを非難していたが、今年ホンダはトロロッソとともに体制を整え、マクラーレンが成しえなかった4位入賞を達成。トップチームの一角であるレッドブル・レーシングにホンダのF1エンジンを使用することを納得させた。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは「我々にとってのハイライトはホンダだった」と Autosport にコメント。

    「他チームがホンダについて語っていた去年のこの時期のことを思い出してみてほしい。ここにいる何人かと会った際に『あなたは完全に狂っているに違いない。来年の検討を祈る』と言われたのを覚えている」

    「私は『そうだね。我々は良いシーズンを過ごすことになるだろう。あなたは我々があなたの前にいるのを見ることになるだろう』と言ってやった」

    「彼らは私が完全に狂っていると思ったかもしれないが、私はホンダと一緒に進んでいくことが正しい決断であると確信していた」

    レッドブルは、ホンダが今年に成し遂げた進歩によって、エンジンの戦力図で初めてルノーを上回ったと語っている

    フランツ・トストは、2018年のホンダのゲインは本物だったが、誰も考えているよりも高いベースからスタートしていたと強調する。

    「昨年のホンダのエンジンはすでに他の人々が言っているよりもはるかに優れていた」とフランツ・トストはコメント。

    「冬の間、ホンダとトロロッソは本当に懸命に仕事をした。ミルトンキーンズでダイナモを動かし、さくらでもダイナモを動かしていた。非常に密接な協力関係だったし、ホンダはパフォーマンスだけでなく、信頼性も改善できた」

    トロロッソ・ホンダの両ドライバーは、2018年に他のどのチームのドライバーよりも多くのパワーユニットコンポーネントを使用した。ホンダは、1年で3つのスペックのエンジンを導入し、シーズン後半には一連の変更が行われたためだ。

    フランツ・トストは、最初からホンダが3基のパワーユニット制限に収まるのが難しいことはわかっていたとし、2019年の開発の手助けを手助けするためにシーズン後半により多くの変更を加えることの方が重要だったと述べた。

    「私にとってシーズン中に3基のエンジンでシーズンを終えないことは明らかだった」とフランツ・トストはコメント。

    「だが、エンジンの最後の変更は多かれ少なかれ我々の側からの願いだった。今シーズンは来年のための準備だと捉えている。我々にとって今年は終わったことだ。忘れてほしい」

  • ホンダ、F1日本GPでのドタバタ劇でFIAとの関係に急進展

    ホンダ、F1日本GPでのドタバタ劇でFIAとの関係に急進展

    ホンダがF1日本GPの決勝直前に見舞われたFIA(国際自動車連盟)の急な方針変更は、ホンダとFIAとの関係を大きく進展させることに役立ったようだ。

    ホンダは、F1日本GPの決勝スタート直前のグリッド上で予選で使用していた“Post shift ignition retard settings”のセッティングを戻すように指示され、計画していた“スペック3”エンジンに役立つ変更を断念しなければならなかった。

    FIAは、F1日本GPの決勝に先立って日曜日のお昼にホンダから申請のあった“Post shift ignition retard settings”の変更を承認。FIAの技術代表ジョー・バウアーが承認したことは公式文書にも記されており、ホンダはセッティング変更を却下されたことに“驚いている”と語っていた。

    ホンダは、決勝直前での土壇場での変更に不満を抱いていたが、その件は変更の目的と影響についての意見の相違によってもたらされたものだった。

    その結果、ホンダはFIAに決定の経緯を明確化するために手紙を書くことに繋がった。今後、ホンダはF1エンジンのベンチマークであるメルセデスとフェラーリに追いつくために紙一重の境界を攻めていく必要があるが、この件によってルールメーカーと連携していくでの重要な教訓を学ぶことになったという。

    F1日本GPでの一件についてホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は「コミュニケーションがいかに重要であることを示すものだったと思います」と Autosport はコメント。

    「あの場で起こったことは、現在のFIA(ルール)が本当に複雑であることを示しています。ホンダの観点では我々が正しいと考えていましたが、FIAの観点では彼らが正しいと考えていました。我々にはどちらが正しいと言うことはあまりできませんが、それは違いにとって生じたものでした」

    「鈴鹿での我々のFIAとのコミュニケーションはそれほど正しい方法ではなかったと思っています。ですが、今は全てがクリアになっています。今ではお互いに大きな理解を持っています」

    ホンダは、パフォーマンスと信頼性はさておき、過去3年間のマクラーレンとのパートナーシップとトロロッソとの大きな違いはコミュニケーションにあったと考えている。山本雅史は、トロロッソとの新しいパートナーシップによって、今シーズンを通してホンダとしてFIAとのコミュニケーションの進め方を学ぶことができたと語る。

    「今年は基本的にフランツ(トスト/トロロッソ チーム代表)と話をしていました」と山本雅史は語る

    「フランツは我々にFIA、FIAのリソース、そして、レギュレーションについての状況も提供してくれました。我々が直接話をすることもありますが、レギュレーションの重要な側面に関してチームが我々をサポートしてくれています」

    直接FIAと話し合いを進める方法における進歩は、ホンダにとって重要な一歩でもある。これまでホンダは日本とヨーロッパの文化の違いによる影響がたびたび指摘されてきた。

    山本雅史は、これまでの改善には満足しているが、来年レッドブル・レーシングと組むことでホンダとしてより表現できることが不可欠だと考えていると語る。

    「少なくとも過去3年間と比較すれば、FIAやFOMとの友好や相互関係、コミュニケーションといった部分ははるかに良くなっていると思います」と山本雅史はコメント。

    「日本人の性格、国民性は、誰かに何かを言うことを少しためらう傾向にあります。しかし、これはモータースポーツです。我々は一緒に勝たなければなりません。それを実現するために我々にはもっとオープンなコミュニケーションが必要です」

    「我々は自分たちが考えていることをもっと言っていかければなりません。それが重要です」

  • ホンダF1 「レッドブルに供給を拡大する2019年は失敗は許されない」

    ホンダF1 「レッドブルに供給を拡大する2019年は失敗は許されない」

    ホンダは、2019年から3強チームの一角であるレッドブル・レーシングに競争力のあるF1パワーユニットを供給するために“懸命”に開発を進めているが、トップと差を縮めるためにはパフォーマンスと信頼性の両面で大幅な進歩を遂げなければならないと考えている。

    ホンダは、2015年にマクラーレンの独占エンジンサプライヤーとしてF1に復帰したが、ライバルよりも1年遅れでV6ターボハイブリッドを導入したことも関係してパフォーマンスと信頼性に欠け、両社の関係は崩壊していった。

    2017年にホンダが導入したコンセプトがシーズン序盤に競争力を発揮できなかったことでマクラーレンは我慢の限界を迎え、2017年シーズンをもって両社のパートナーシップは終了。ホンダはトロロッソと新たなパートナーシップを開始することになった。

    2018年、マクラーレンのシャシー側に原因があったこと露呈される一方で、ホンダのF1エンジンはトロロッソのパフォーマンスに貢献し、バーレーンGPではピエール・ガスリーがホンダのF1復帰以降のベストリザルトとなる4位入賞を達成。

    結果的にトロロッソ・ホンダはコンストラクターズ選手権を9位で終えたが、F1日本GPで実戦導入されたスペック3エンジンは、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー揃ってのQ3進出を可能にするパフォーマンスを発揮し、ホンダのパフォーマンスと信頼性の進歩はライバルから注目を集めた。

    そのホンダの進歩は、レッドブル・レーシングがルノーを離れて2019年にホンダのワークスパワーユニットを使用する契約に至った。

    「年間を通じて、エンジニアとメカニックの多大な努力のおかげで、我々はパフォーマンスと信頼性という点でパワーユニットを向上させることができました」と山本雅史はコメント。

    「また、HRD Sakuraやミルトンキーンズ、それにホンダ内で他のプロジェクトに関わるエンジニアによってなされた重要な貢献にも感謝しなければなりません」

    「また、トロロッソ、そして2人のドライバーからも多くのサポートをもらいました。開発面での貢献は言うまでもありませんが、彼らの常にオープンで前向きな姿勢、明るい雰囲気は、苦境にあったホンダのメンバーが再び顔を上げ、歩みを進めるための大きな助けになりました」

    「互いをリスペクトし、密接かつ率直なコミュニケーションを取れる関係ができていますし、バーレーンやハンガリー、そして鈴鹿の予選などでも結果を残すことができました。彼らと一緒でなければ、今年の前進はなかったと考えています」

    それでも、山本雅史は、ライバルのレベルに匹敵するためにはホンダはまだ進歩しなければならないと警戒する。

    「ただ、パフォーマンス面でまだまだトップと差があることは明らかですし、信頼性の部分でもまだ改善の余地があると思っています」

    「来シーズンは2015年に我々がF1に復帰してから初めて2チームに供給することになります。

    「もっと向上しなければなりませんし、失敗が許されないシーズンとなります。2月のプレシーズンテストに向けて、現在も各ファクトリーで関与する全員が懸命に開発を続けている状況です」

    「我々はトロロッソとの2年目、そして、レッドブル・レーシングとの初年度に向けて準備を進めていますし、さらなる高みを目指して戦いを続けていきます」

  • 【動画】 F1公式サイト、ホンダF1の特集動画を公開

    【動画】 F1公式サイト、ホンダF1の特集動画を公開

    F1公式サイトが、ホンダF1の歴史を振り返る動画『Honda’s Greatest Hits in F1』を公開した。

    1964年にF1に初参戦したホンダは、1965年にF1初勝利。2度の撤退を経て、2015年に再びエンジンサプライヤーとしてF1に復帰。2019年からは3強チームであるレッドブル・レーシングにパワーユニット供給を開始。再びF1の頂点を目指す。

    1965年: HONDA RA272
    1964年にホンダはフルコンストラクターズとしてF1への参戦を開始。それから1年後の1965年の最終戦メキシコGP、リッチ・ギンサーがスタートからチェッカーフラッグまでトップを快走し、ホンダに史上初のF1優勝をもたらしました。

    1984年: WILLIAMS FW09
    1983年、15年の時を経て、F1の技術的な進化が再びホンダを呼び戻す。1984年を迎えると、徐々に結果が出始める。ダラスGPでは、ケケ・ロズベルグがホンダエンジンを搭載したウイリアムズのマシンで優勝。ホンダは久しぶりに表彰台の中央に戻ってきた。

    1986年: WILLAMS FW11
    V6ターボエンジン「RA166E」が徐々にコース上を席巻し始める。ウイリアムズ・ホンダFW11は1000馬力を超え、1986年シーズンで最もパワフルなマシンの一つとなった。ナイジェル・マンセルがわずか2ポイント差でドライバーズタイトルを逃したものの、ウイリアムズがコンストラクターズチャンピオンに。ここからホンダにとっての黄金時代が始まる。

    1988年: McLAREN MP4/4
    1988年シーズンは連勝に次ぐ連勝の年となった。数年にもわたる成功を収めてなお、ホンダのV6ターボエンジン「RA168E」を積んだマクラーレンのマシンは向かうところ敵なしだった。このマシンを駆って、稀代の名ドライバーであるアラン・プロストとアイルトン・セナは、実に16戦中15勝を挙げる快挙を成し遂げた。セナがドライバーズチャンピオンに輝き、ホンダは再び、コンストラクターズの頂点に立った。

    1991年: McLAREN MP4/6
    1989年シーズンから、レギュレーションによりターボエンジンが禁止されることに。競争相手がV8やV12に移行する中、ホンダはV10エンジンを選択。すぐにその選択が正解だったことが明らかにった。マクラーレン・ホンダがシーズンを席巻し、コンストラクターズチャンピオンに輝いただけでなく、プロストがドライバーズタイトルも獲得してみせた。

    2004年: BAR 006
    BARホンダとして4年目のシーズンとなったこの年、ホンダはコンストラクターズ・チャンピオンシップで2位となった。ジェンソン・バトンはシーズンを通して10度の表彰台に登壇し、ドライバーズランキングで3位につけた。

    2006年: HONDA RA106
    2005年、ホンダはBARを買収し、それまでの50年の間で初めて、F1専用のファクトリーを建設する。それは大きな決断だったが、このプロジェクトに関わった者すべてのあくなき努力は、ジェンソン・バトンがハンガリーGPでキャリア初勝利を飾ったときに労われることとなった。第一期・第二期よりも時間はかかったものの、開発が成果を上げていることは明らかだった。バトンの愛機として優勝を勝ち取ったRA106は、V8デザインの中でも最もパワフルなマシンの一つとして認知された。バトンが劇的なウエットレースを制したあとも、ホンダはレースに挑み続け、コンストラクターズチャンピオンシップでは4位となった。

    2019年: RED BULL RB15
    ホンダは、2019年からレッドブル・レーシングへのF1パワーユニット供給を開始。再びF1の頂点を目指す。

  • ルノー 「レッドブルとのパートナーシップ解消はまったく残念ではない」

    ルノー 「レッドブルとのパートナーシップ解消はまったく残念ではない」

    ルノーは、F1でレッドブル・レーシングとのパートナーシップを終えることは“残念だとは思っていない”と語る。

    レッドブル・レーシングとルノーのパートナーシップは、2010年から2013年までF1のダブルタイトル4連覇を達成したが、2014年にV6ターボハイブリッドエンジンが導入されて以降、レッドブルはルノーのF1エンジンのパフォーマンスと信頼性について批判を繰り返し、緊張関係が高まっていた。

    最終的にレッドブル・レーシングは、12年間に及ぶルノーとのパートナーシップを解消し、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載する道を選択。ルノーは、ワークスチームとマクラーレンの2チームへと供給体制が縮小することになった。

    しかし、ルノーはレッドブル・レーシングを失うことにまったく不満はないという。ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブルからの公な批判を寂しく思うことはないだろうと語る。

    「レッドブルとの関係を終えることをまったく残念に思っていない理由のひとつは、レッドブルが我々のコミュニケーションをコントロールしていたため、我々がそれに対応しければならなかったことにある」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。

    「それは競技の場のレベルではなかった。コミュニケーションの観点で見れば、レッドブルは我々よりもはるかに強力だからね」

    「我々は絶えず後手に回っていたし、多くの場合、それは彼らの目的に合ったコミュニケーションだった。そして、残念ながら、そのノイズとコミュニケーションが現実のものになりつつある世界に我々はいる」

    「はっきりさせておこう。我々のエンジン状況はまだ必要な場所にはきていない。だが、それは遠くから見るほど悪くもない。来年ははるかに良くなると言うことができる」

    ルノーは、レッドブル・レーシングのシャシーパフォーマンスから自身のマシンの進歩を評価できるという恩恵を受けていたが、シリル・アビテブールは、それを失うことはそれほど問題にはならないと考えている。

    「レッドブルとの関係にはいくつか不利な点があった。率直に言って、この話が再び書かれることになっても、私は一言も変えることはないだろう」

    「過去3年間、レッドブルと過ごせたことは素晴らしことだった。実際、それらは我々独自のワークスチームのスタートアップの月日でもあった。あのチームには良い部分と悪い部分の両面でエンジンに何ができるかを示す能力があった」

    「それは、マクラーレンの状況を我々から避けることができるものだ。残念ながら、マクラーレンは幻想を抱き、幻想が消えたときに痛手をこうむった」

    「我々は幻想を抱いてはいない。我々は夢を見ているわけではない。我々はシャシーとエンジンがどの位置にいるかを正確に把握している」

    「だが、現在、我々はレッドブルを失うことによる強みと弱みを十分に理解している。自分たちのコミニュケーションに集中し、コントロールし、イメージ、支出をコントロールし、投資、開発戦略をコントロールしている」

    「我々はコントロールしているし、コントロールすることが我々がワークスチームとして復帰することを望んだ理由のひとつだった」

  • ピエール・ガスリー 「独自のアプローチでレッドブルに溶け込みたい」

    ピエール・ガスリー 「独自のアプローチでレッドブルに溶け込みたい」

    ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・レーシングに加入した際、以前にドライバーを務めたセバスチャン・ベッテルやダニエル・リカルド、そして、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとは異なる方法で独自のアプローチを磨いていくつもりだと語る。

    2019年、ピエール・ガスリーはルノーに2年契約で移籍するダニエル・リカルドの後任としてレッドブルに昇格する。

    ピエール・ガスリーは、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンと同じように姉妹チームのトロロッソから昇格することになるが、過去にレッドブルのリザーブドライバーを経験していたこともあり、ベストなかたちでチームに溶け込んでいくために以前のドライバーのアプローチをじっくりと見返してみるつもりだと語る。

    レッドブルに昇格してからの目標について質問されたマックス・フェルスタッペンは「目標は完全に違っていたので、それについてはあまり考えたくはなかった。今シーズンと比較して来シーズンに向けて異なる期待や目標を考えて心を乱したくはなかった。だから、それについてはあまり考えなかった」とコメント。

    「もちろん、リザーブドライバーだったときは、ドライバーの行動について本当にたくさん見ていた。仕事の仕方、週末へのアプローチの方法などね。セブがチームと仕事をしているのを見ていた。マックス、ダニエルのことも見ていた。彼らそれぞれの少し異なる個性や仕事の仕方を目にすることができた。何があまり良くないことやどのようなことをチームがそれほど好きではないこととかね」

    「彼ら一人一人から少しずつポジティブなものを取り入れて、仕事をしていくつもりだ・・・冬に間に来年に向けて正しいアプローチを採れるようにもっと時間をかけてみるつもりだ」

    ピエール・ガスリーは、今シーズン4勝を挙げたチームで新しいチャレンジを開始することに興奮しているが、トロロッソのイタリア気質のスピリットを恋しく思うかもしれないと語る。

    「僕はかなり感情的な方だし、GP2ではイタリアにファクトリーがあるプレマと仕事をしていた。トロロッソも同じだ。本当に情熱を感じることができる。もちろん、フェラーリとは違うけど、情熱という点ではチーム内に本当に同じものを感じることができる」とピエール・ガスリーはコメント。

    「感情が高ぶるときも沈むときもあるけど、とにかく続けることが大事だし、シーズンを通して様々な感情が得られるものだ。僕はそれが本当に好きなんだ。レッドブルは少し異なる。同じようになるかもしれないけど、まだわからない。そこは来年もう一度話そう」

  • マクラーレン 「ホンダとの決別は正しい決断。5年計画でトップに戻る」

    マクラーレン 「ホンダとの決別は正しい決断。5年計画でトップに戻る」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2018年の問題はF1パワーユニットに根差したものではないとし、ホンダとのパートナーシップを解消したことは長期的な将来のためにも正しい決断だったと確信していると語る。

    マクラーレンは、2017年末に困難な3シーズンを過ごしたホンダとのパートナーシップを解消。グリッドのトップに返り咲くためにルノーのカスタマーエンジンに切り替えた。

    昨年のコンストラクターズ選手権で9位だったマクラーレンは、今年6位と改善を示したが、ベストリザルトは5位と振るわず、シーズン後半はグリッド後方で苦しむレースが多かった。

    一方、ホンダは今年からトロロッソにF1パワーユニットを供給し、パフォーマンスと信頼性を改善。2019年からは3強チームの一角であるレッドブル・レーシングにも供給を拡大することが決定している。

    ホンダとのパートナーシップを解消するという決断に後悔はないかと質問されたザク・ブラウンは、マクラーレンの長期的な将来のために正しい判断だったという考えに変わりはないと述べた。

    「我々はルノーに非常に満足している。今年のチャレンジはパワーユニットに関連したものではなく、我々の問題だった。パワーユニットが今年の我々のチャレンジだったとは思っていない」とザク・ブラウンはコメント。

    「もちろん、ホンダは発展し続けているし、素晴らしい仕事をしている。そこは我々を驚かせてはいない。私は彼らがまだF1にいることを嬉しく思っている。彼らは社内でそれらを議論していたと思っているからね」

    「ルノーは、4~5回表彰台を獲得し、いくつかのレースに勝ってシーズンを終えたと思うし、我々は長期的な将来のために正しい決断ができたと確信している。コース上で優れたレースカーを並べられるかが我々のチャレンジだ」

    来年3月のF1オーストラリアGPでは、マクラーレンが最後に表彰台を獲得してから5年を迎える。最後の勝利は2012年のF1ブラジルGPまで遡る。

    マクラーレンは、再び成功を収めるために5年計画を立てており、グリッドのトップに返り咲くために組織に多くの変更を加えてきた。

    だが、ザク・ブラウンは、スポーツがより競争的になるためには、F1の新しいオーナーであるリバティメディアが進めている予算キャップの導入が重要だと強調する。

    「我々は5年計画を立てている。その計画のなかで我々は勝てるクルマに戻るための旅を進めていく。一旦、レースに勝つことができるようになれば、チャンピオンシップを争うことができるだろうはずだ」

    「以前に議論していたスポーツの変更をリバティメディアが実施することが重要だと思う。現状のF1の状況では2~3チーム以上がチャンピオンシップを争うのは難しいからね」

    「我々にはコントロールできないこともあると思っているが、複数のチームがレースの優勝やチャンピオンシップを争うために必要な変更に影響を与えることができることを願っている」

    「我々は、そのスケジュール感でグリッドの上位に返り咲くために挽回するための旅、投資、道のりを進んでいく」

  • ホンダF1 「トロロッソとマクラーレンの最大の変化はコミュニケーション」

    ホンダF1 「トロロッソとマクラーレンの最大の変化はコミュニケーション」

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は、マクラーレンとトロロッソとのパートナーシップにおける最大の変化は“コミュニケーションがはるかに良くなった”ことだと語る。

    ホンダは、2015年にマクラーレンの単独エンジンサプライヤーとしてF1に復帰。しかし、マクラーレン・ホンダは信頼性とパフォーマンスに欠け、2017年シーズンをもってパートナーシップは解消された。

    今シーズン、ホンダはトロロッソとのパートナーシップを開始。前年にマクラーレン・ホンダが獲得したポイント数を3ポイント上回り、合計33ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権を8位で終えた。

    「マクラーレンと比較したトロロッソの最大の変化は、過去と比べてチームとのコミュニケーションが断然よくなったことです」と山本雅史は Autosport にコメント。

    「その結果、我々は技術面でシャシーとパワーユニットの間でより優れたコネクションを実現することができました」

    「エンジン自体に関しては、信頼性とパフォーマンスを向上させることができました。スペック2とスペック3を導入し、段階的にパフォーマンスが改善していきました。そこは来年に向けて良い準備になりました」

    「シーズン序盤はいくつかトラブルに見舞われました。信頼性に問題や少し開発の遅れがありましたが、最終的にい信頼性とパフォーマンスの両方が改善されました」

    2019年はレッドブル・レーシングがルノーからホンダにエンジンサプライヤーを変更し、ホンダはトロロッソとレッドブル・レーシングの2チームにF1パワーユニットの供給を拡大する。

    山本雅史は、F1カナダGPに持ち込んだエンジンアップグレードがホンダが大きな進歩を果たせることを示し、レッドブルから“信頼”を得ることに繋がったと語る。

    2018年にホンダのF1エンジンの評判が急速に再構築されたことは驚きだったかと質問された山本雅史は「そこはそれほど大きな驚きではありませんでした」とコメント。

    「カナダにおけるレースペースが重要なポイントでした。我々は一定レベルの前進を果たせることを証明することができましたし、レッドブルから信頼を得ることができました」

    「その後、我々はその環境の中で継続することができました。レッドブルもそれを見ていました。関係はかなり安定していると思いますし、我々はそれを信頼しています。来年を楽しみにしていますし、興奮しています」

    「来年に向けたプログラムをスケジュール通りに達成または完了させることができれば、レッドブルと良い関係を築き、良い結果を出せると思っています」

  • ルノー 「レッドブルはホンダのF1エンジンについての真実を隠している」

    ルノー 「レッドブルはホンダのF1エンジンについての真実を隠している」

    ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブルがホンダのF1エンジンについて“データを操作”し、“真実を隠している”と疑っており、実際にはルノーのF1エンジンの方が優れていると語る。

    レッドブル・レーシングは、2019年からホンダのワークスパートナーとして新たな時代を迎える。モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコやドライバーのマックス・フェルスタッペンは、元エンジンパートナーのルノーよりもホンダが優れたパワーユニットを持っていると確信していると語っている。

    ヘルムート・マルコは「我々のシミュレーションによれば、現在のホンダエンジンを搭載していればはるかに良い状況だっただろう」と語っている。

    しかし、シリル・アビテブールは、その言葉を真実として捉えておらず、元エンジンパートナーであるレッドブルの主張を覆している。

    「ホンダは我々よりも20kW(約27馬力)劣っている。レッドブルが何を言っているかはわかっている。彼らは事実を隠し、データを操作している」とシリル・アビテブールは Marca にコメント。

    「そういうコミュニケーション戦略だと私は理解している。だが、事実ではない。ホンダはまだ我々の後ろにいるし、突然20kWを発見できるはずなどない」

    ルノーは、ホンダのことを目標にはしておらず、メルセデスとフェラーリをベンチマークにしていると語る。

    「我々はレースで15~20kW(約20~27馬力)くらい失っている。特定の条件であれば、レッドブルのシャシーでそれを補うことはできた」とシリル・アビテブールはコメント。

    「我々はレース中にエンジンパワーで15~20kW(20~27馬力)ほど不足していた。レッドブルのシャシーであれば、特定の状況下ではそれを補うことができた。だが、予選ではその差が40kW(53馬力)はあったと見積もっている。それはかなり大きなものだ」

    「もし、我々がメルセデスもしくはフェラーリのカスタマーエンジンを使ってれば、アブダビGPの予選で我々は7番手になれただろう。これは、我々がミッドフィールドのライバルよりも良いシャシーを持っているという表れではあるが、同時にトップ3チームほど良くないということでもある」

    「だからこそ、我々の第一の焦点はエンジン開発に置かれている。来年は、予選でパワーがなさ過ぎたとこれ以上口にしなくてもいいようにしたい。我々が冬の間にメルセデスとフェラーリとのギャップを縮められない理由はない。シャシーに関してはもう少し時間がかかるだろう」

  • ロス・ブラウン 「レッドブルはホンダと組んで再びタイトル候補になる」

    ロス・ブラウン 「レッドブルはホンダと組んで再びタイトル候補になる」

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、レッドブル・レーシングはホンダとのパートナーシップによって再びタイトル候補に浮上すると考えている。

    レッドブル・レーシングは、2010年から2013年までF1のダブルタイトルを4連覇したが、2019年にF1にV6ターボハイブリッドエンジンが導入された後はメルセデスがすべてのタイトルを独占。レッドブル・レーシングは再び端役に追いやられることになった。

    レッドブル・レーシングは、長年のエンジンサプライヤーだったルノーとのパートナーシップを解消。2019年からホンダのワークスパートナーとして新たな時代を迎えることになった。

    ホンダはマクラーレンと2015年から2017年まで散々なシーズンを過ごした後、今年からトロロッソとのパートナーシップを開始。失った評判を取り戻してきている。

    かつてフェラーリの黄金時代を支え、2008年からホンダのワークスチームを率いて現在のメルセデスの基盤を造ることに貢献したロス・ブラウンは、レッドブル・レーシングは、ルノーのカスタマーという限界から脱したアドバンテージをフルに活用する必要があると語る。

    「ホンダがレッドブルとチームを組むことはポジティブなことだ。レッドブルがフルワークスチームになるということだからね」とロス・ブラウンはF1公式サイトのインタビューでコメント。

    「エンジンメーカーとともにワークスチームであることは常に異なるチャレンジだ。手を繋いで一緒に飛び込み、協力しなければならない。ひとつのチームになることがその機会の強さだ。私もずっとそれに集中してきた。本当に素晴らしいチャンスを与えてくれるものだからね」

    「レッドブルは今、ホンダとのそのチャンスを掴んだし、本当に鋭い状態に戻っている。彼らは再びtッヤンピオンシップの候補になるはずだ」

    ホンダは2015年にF1に復帰して以来、まだ表彰台を獲得できていないが、今年のバーレーンGPではピエール・ガスリーがベストリザルトとなる4位という成績を記録している。

    レッドブル・レーシングも、2018年にルノーではなく、ホンダのF1パワーユニットを搭載していれば、もっと多くのグランプリに勝てたと主張している。

    レッドブル・レーシングは、ホンダが競争力のあるエンジンを製造すれば、定期的に勝利を争い、マックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルに挑戦できるはずだと考えている。

    ロス・ブラウンは、21歳のマックス・フェルスタッペンが、ピエール・ガスリーを従えてチームリーダーに成長すると考えている。

    「彼がいかに若いかということを忘れがちだ」とロス・ブラウンはコメント。

    「あの年齢での露出やプレッシャーを考えれば、彼がやっていることはかなり特別なことだ」

    「我々がマックスで目にしていることは、彼のアプローチはスピードと攻撃性をまったく失うことなく、素晴らしい成熟を遂げており、それだけでなく、どのように攻撃していくかという点でも鍛えられているということだ。2018年はマックスにとってまた大きな前進だった」

    「適切なクルマ、適切なチームにいれば、彼がワールドチャンピオンの逸材であることは確かだ」

    「マックスは2019年にチーム内で既知のリファレンスとなることだろう。その継続性があることはチーム内で常に役立つ。厄介なクルマを持っていたり、解決することがある場合に、ドライバーを知り、彼が言っていることをどのように条件づければいいかを知っていることは非常に有益だ。チームにとって素晴らしいことだと思う」