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  • アレクサンダー・アルボン、F1デビューに繋がったDAMSへの“懇願”

    アレクサンダー・アルボン、F1デビューに繋がったDAMSへの“懇願”

    アレクサンダー・アルボンは、必要な予算がない中で2018年のF2に参戦するためにDAMSのマネージングディレクラーであるフランソワ・シカールにレースシートを“懇願”したことが2019年のトロロッソ・ホンダでのF1デビューに繋がった。

    2017年のARTグランプリとのF2デビューシーズンには、わずか2度の表彰台で10位でシーズンを終えたアレクサンダー・アルボンは、2018年の最初の3ラウンドはDAMSと1戦ごとの契約という崖っぷちの状況でスタートした。

    しかし、その後、残りのシーズンの契約を確保したアレクサンダー・アルボンは、4勝、4度の表彰台、3度のポールポジションを獲得してランキング3位でシーズンを終了。その印象的なパフォーマンスは、日産にフォーミュラEでのレース契約をオファーさせた。

    アレクサンダー・アルボンのパフォーマンスにはレッドブルも注目。最終的にアルボンは日産とのフォーミュラE契約を解消し、2019年にブレンドン・ハートレーの後任としてトロロッソ・ホンダからF1デビューを果たすことが決定した。

    すべては、シーズン開幕前にDAMSのマネージングディレクラーであるフランソワ・シカールに売り込んだことが転機だったとアレクサンダー・アルボンは振り返る。

    「1月か2月だったと思うけど、フランソワ(シカール)に電話して文字通り今年のシートを懇願した。僕にはそのための資金がなかったけど、それでも彼は僕を起用してくれた」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「それ以降は、常にポイントを獲得して、チャンピオンシップに留まることが重要だった。大きなジェットコースターだった。最終的に3位だったのはちょっと残念だった。僕たちは2位で終えるに値すると思っているからね」

    「今年には満足している。すべてDAMSのおかげだ。GP3が自分の本来のペースだったと信じている(アルボンは2016年にシャルル・ルクレールに次ぐ2位でフィニッシュ)。去年のF2は様々な理由で計画通りに進まなかった。今年は2016年の続きだった」

    アレクサンダー・アルボオンは、バクー、バルセロナ、モナコで3戦連続ポールポジションを獲得して、タイトル候補として今シーズンをスタートした。

    来年、ウィリアムズでF1デビューを果たすジョージ・ラッセル、マクラーレンでF1デビューを果たすランド・ノリスに次ぐ、3位でシーズンを終えたアレクサンダー・アルボンは「3戦連続ポールは本当にクールだった」と語る。

    「際立っていたと思うし、生のペースに関しては僕たちは本当に強かった。シーズン終盤に少しフェードアウトしてしまったけどね」

    「バクーで初めてF2のフィーチャーレースで勝てたのもハイライトだった。ノーマルな勝利ではなかったけど、前に出られたのは物凄いことだった」

    アレクサンダー・アルボンは、憧れのバレンティーノ・ロッシのカーナンバー“47”の半分となる“23”をつけてトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たす。

  • トロロッソ・ホンダ、2019年F1マシンはレッドブル RB14がベース?

    トロロッソ・ホンダ、2019年F1マシンはレッドブル RB14がベース?

    トロロッソ・ホンダの2019年F1マシン『STR14』は、最新版のレッドブルのシャシーではなく、今季マシンの『レッドブル RB14』がベースとなるようだ。

    レッドブルのジュニアチームであるトロロッソは、2019年にレッドブル・レーシングがホンダのプロジェクトに参加する準備を進めていくなかで、1年間実験的な役割を担いながらホンダのワークスエンジンを搭載した。

    2019年からはレッドブルとトロロッソが同じホンダのF1パワーユニットを使用することで、レッドブル・テクノロジーを介して2チーム間で多くのパーツが共有されることになる。

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは「同じエンジンを使用することで多くの相乗効果がある。トロロッソは、レッドブル・レーシングのギアボックス、完全なリアサスペンションとフロントサスペンションのエレメントや他のパーツを使用することになる。我々はリソースをセーブできるし、パフォーマンスの向上を期待している」と語っていた。

    すなわち、論争となっているハースとフェラーリと同様なコンセプトがレッドブル系チームに適用されることになるが、新しい空力レギュレーションが導入される2019年のF1シーズンでは、レッドブルの2つのチームでまったく同じ4台のマシンがグリッドに並ぶことはないようだ。

    Motorsport-Total は「トロロッソは、ほぼ2018年シーズンのレッドブル RB14で2019年シーズンを争うことになる」と報道。

    「つい最近、3台のトラックで英国からファエンツァのファクトリーにRB14のパーツが納入された。現在、トロロッソはそれらから2019年F1マシンを製造している」

    このコンセプトに不満を抱いたテクニカルディレクターのジェームス・キーは、トロロッソからマクラーレンへの移籍を選んだ。ジェームス・キーが2019年のどのタイミングでマクラーレンでの仕事を開始するかは明らかになっていないが、マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、ジェームス・キーが2020年F1マシン『MCL35』の“生みの親”になり、ゼロから開発に携わることになることを示唆している。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブルの総帥ディートリッヒ・マテシッツの指示に基づいて、チームの労働力を相乗的に活用するコンセプトを開発するよう指示された際にジェームス・キーが取り残されたと説明。そして、今後はトロロッソにテクニカルディレクターを座を置く必要はないと述べた。

    「人員の数という点で、ファエンツアにミルトーンキーンズとほぼ同じテクニカルチームを置くべきではない」とヘルムート・マルコは説明する。

    「それ以来、我々は現在まで実装の過程にあるコンセプトを考えてきた。1つの問題はジェームス・キーがそのコンセプトにあまり納得していないことだった。結局のところ、我々は彼なしでより簡単に進められるような最終的な解決策に到達した」

    「そのポジションが埋められることはない。レッドブル・レーシングの新しいコンセプトでは、その意味でのテクニカルディレクターはもはや必要ではない」

    その結果、レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイが、レッドブル・レーシングとトロロッソの両方の技術面を統括していくことになる。

    トロロッソ・ホンダは、2019年にダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンという新しいドライバーラインナップを採用。トロロッソの2019年F1マシン『STR14』の発表について、フランツ・トストは「第7週(2月中旬)の発表を計画している。現在、発表に関する様々なシナリオが議論させている」と語っている。

  • レッドブル 「ホンダF1との成功はコミュニケーションが鍵を握る」

    レッドブル 「ホンダF1との成功はコミュニケーションが鍵を握る」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2018年シーズン後半のレッドブルの競争力の高さは、2019年に向けたチームの見通しに希望を抱かせてくれるものだったと語る。

    2018年、レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドがそれぞれ2勝ずつを挙げるとともに、メキシコGPではV6ターボ時代に入って初めてモナコGPでポールポジションを獲得した。

    2台のクルマには信頼性問題の多発がフラストレーションの要因となったが、シーズンが進むにつれて明確な改善を果たし、最後の数戦ではライバルのメルセデスやフェラーリよりも速いクルマであったときもあった。

    「クルマに関しては良い進歩と発展を遂げたと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「実際にサマーブレイク直後・・・スパ以降は我々は表彰台にいたし、モンツァでも表彰台にいたはずだった。シンガポールは強力だったし、ロシアも強かった。もちろん、日本、メキシコ、テキサスでもね」

    「素晴らしい連続表彰台があったし、シーズン後半はクルマに多くの進歩を果たしたと思う。序盤もクルマは強かったと思う。だが、エンジンのアップグレードが導入されたモントリオールあたりで我々は順位を落としたと思う。そこで我々はメルセデスとフェラーリに対して後退したが、そのあと夏休み後には再び競争的なポジションに入ったと思う」

    クリスチャン・ホーナは、ルノーのF1パワーユニットに40kW(53馬力)があれば、レッドブルの2018年の結果は“まったく違った”ものになっていたと考えており、2019年から新たにエンジンパートナーとなるホンダとのパートナーシップを成功させるにはコミュニケーションが鍵となると考えている。

    「どのようなビジネスにおいてもそうだが、特にこのスポーツではコミュニケーションが重要な要素だ」とクリスチャン・ホーナーは説明する。

    「当然ながらホンダは日本を拠点にしているが、彼らの英国拠点はミルトンキーンズの我々から目と鼻の先のところにある」

    「もちろん、グループ間で膨大な量の議論が行われているし、これまでのところ、全てが非常にポジティブだ」

    「レッドブル・テクロノジー、トロロッソ。ホンダとのリレーションシップを通じて、非常に健全な職場環境が育っていると思うし、来年それが完全に新しくなることはない」

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史もコミュニケーションを重要なポイントであることを認識している、マクラーレンとのパートナーシップにおける最大の変化は“コミュニケーションがはるかに良くなった”ことだと語る。

    「マクラーレンと比較したトロロッソの最大の変化は、過去と比べてチームとのコミュニケーションが断然よくなったことです。その結果、我々は技術面でシャシーとパワーユニットの間でより優れたコネクションを実現することができました」と山本雅史はコメント。

    「我々は一定レベルの前進を果たせることを証明することができましたし、レッドブルから信頼を得ることができました」

    「その後、我々はその環境の中で継続することができました。レッドブルもそれを見ていました。関係はかなり安定していると思いますし、我々はそれを信頼しています。来年を楽しみにしていますし、興奮しています」

    「来年に向けたプログラムをスケジュール通りに達成または完了させることができれば、レッドブルと良い関係を築き、良い結果を出せると思っています」

  • レッドブル、2019年カラーのF1マシンでモースポフェスでデモ走行

    レッドブル、2019年カラーのF1マシンでモースポフェスでデモ走行

    レッドブル・レーシングが、「モースポフェス2019 SUZUKA」で2019年のカラーリングを施したF1デモカーで走行を実施することが決定した。

    「モースポフェス2019 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~」は、2019年3月2日(土)・3日(日)に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催するトヨタ自動車株式会社と本田技研工業株式会社、株式会社モビリティランド 鈴鹿サーキットの3社共催で開催されるイベント。

    レッドブルは、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載。デモ走行を行うF1デモカーには、2019年のF1世界選手権を戦うレッドブル・ホンダ RB15と同じカラーリングが施される。ホンダは、2019年シーズンからトロロッソとレッドブル・レーシングの2チームに対してパワーユニットを供給し、シーズンを戦う。

    「モースポフェス2019 SUZUKA」では、今回走行が決定したF1デモカーの他、TOYOTA GAZOO RacingのWEC(FIA世界耐久選手権)、WRC(FIA世界ラリー選手権)のマシンや、ホンダがエンジンを供給するインディ500優勝マシン、EWC(FIM世界耐久選手権)チャンピオンマシンの走行が決定しており、世界のトップカテゴリーで活躍するレーシングマシンが集うことになる。

    モースポフェス2019 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~ 開催概要
    「モースポフェス2019 SUZUKA」は、メーカーの垣根を越えて、さまざまなモータースポーツの魅力をお伝えするとともに、クルマを運転する楽しさやクルマへの憧れ・夢を育んでいただけるイベントとして実施。なお、本イベントは公式サイトに掲載されている「特別ご招待券」をご提示いただくと無料で入場できる。

    また、1月6日(日)から、より快適な環境、豪華な特典のついたVIPスイート・プレミアムをはじめとする「プレミアムエリアチケット」を公式オンラインショップで発売する。

    開催日程:2019年3月2日(土)・3日(日)
    開催場所:鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
    共催:トヨタ自動車株式会社(TOYOTA GAZOO Racing)、本田技研工業株式会社、株式会社モビリティランド 鈴鹿サーキット
    入場料金:公式ウェブサイトに掲載の招待券持参で無料
    ※通常料金:ゆうえんち入園料 大人(中学生以上)1,700円、子ども(小学生)800円、幼児(3歳~未就学児)600円

  • トロロッソ 「ホンダのF1マシンに関する知識のなさにショックを受けた」

    トロロッソ 「ホンダのF1マシンに関する知識のなさにショックを受けた」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダがF1でマクラーレンと3年間のパートナーシップを過ごしていたにも関わらず、車体についての知識をほとんど持っていなかったことに“ショックを受けた”と語った。

    ホンダは、2018年からトロロッソへのF1エンジン供給を開始。第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが、F1復帰後のベストリザルトとなる4位入賞を果たした。

    最終的にトロロッソ・ホンダは33ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権9位でシーズンを終了。2019年からはルノーとの長年のエンジン契約を終了したレッドブル・レーシングにもF1パワーユニットの供給を開始する。

    「非常に良い協力関係を築けたし、非常に良いビジネス関係を築いている。我々の側で何かを検出すれば、一緒に座って議論し、解決策を見つけようとしている」とフランツ・トストは Autosport にコメント。

    「ホンダを最初のミーティングを行った際、私はショックを受けた。なぜなら、彼らがシャシーやパワーユニットに関連することを知らなかったからだ」

    「新しいパートナーを迎える際にはまずはどの部分に集中する必要があるかを見つけだすためにじっくりと議論する必要がある。だが、それは非常に迅速かつ順調に進んだ。彼らは完全にオープンだったし、我々の方もそうだったからね」

    ホンダは、マクラーレン時代との最大の変化としてトロロッソとのコミュニケーションを挙げている。

    マクラーレンは、ホンダに明確な要件を設定し、それが達成されないことでフラストレーションを溜めこんでいったが、フランツ・トストは、トロロッソはコラボレーションの改善させることにしか関心がなかったと語る。

    「トロロッソの哲学は全体的に透明であるということだ。なぜなら、我々の唯一の目標は成功することだからだ」とフランツ・トストはコメント。

    「チーム内に政治はまったくない。我々は本当に良い関係を築いている」

    トロロッソは、ホンダのF1パワーユニットのクオリティは、マクラーレン時代に考えられていたものよりも優れていたと明言している。

    フランツ・トストは、2018年がチームにとって厳しい移行期間になることを覚悟していたが、その予想はッホンダのエンジンによって凌駕されたと認める。

    「去年、私は簡単なシーズンにはならないだろうとかなりはっきり言っていた。解決しなければならない技術面のトピックがあったからね。だが、最終的にホンダのパワーユニットはトロロッソのシャシーよりもはるかに優れたパフォーマンスを示していたと言わなければならない」とフランツ・トストはコメント。

    「それは我々の欠陥の方がパワーユニット側よりもはるかに多かったことを意味する。我々はクルマに我々自身の欠陥を抱えていた。それは我々をさらに制限していたと言っていいだろう。パワーユニットではない。パワーユニットは問題なかった」

  • ロス・ブラウン 「マックス・フェルスタッペンにはまだ成長が必要」

    ロス・ブラウン 「マックス・フェルスタッペンにはまだ成長が必要」

    F1のスポーティングマネージャーを務めるロス・ブラウンは、マックス・フェルスタッペンが今後F1ワールドチャンピオンを争うには“無意味なミス”を根絶し、“感情をコントロール”できるようになる必要があると考えている。

    今年、厳しいスタートを切ったマックス・フェルスタッペンだが、シーズン中盤から復調。オーストリアとメキシコで勝利を収め、シーズン後半はワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンに次ぐポイントを獲得。ドライバーズ選手権を4位で終えた。

    複数のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンとセバスタン・ベッテルは、ホンダと新たな時代を迎えるレッドブル・レーシングが競争力のあるパッケージを造り上げることができれば、2019年にもマックス・フェルスタッペンがタイトル争いに絡んでくると警戒している。

    しかし、ロス・ブラウンは、まだマックス・フェルスタッペンにはF1ワールドチャンピオンを獲得するにはやらなければならない仕事をあると感じており、F1ブラジルGPでエステバン・オコンに突っかかってFIAから2日間の社会貢献活動のペナティを科せられたような状況を避けられるようにならなければならないと語る。

    「来シーズンは新しいサイクルの幕開けとなるし、マックス・フェルスタッペンはその発展において重要な役割を担うことになるだろう」とロス・ブラウンはコメント。

    「彼は素晴らしいシーズンを過ごした。特にシーズン後半は彼よりポイントを獲得したのはルイス・ハミルトンだけだった」

    「21歳を過ぎたばかりだが、マックスはすでにベテランのように思えるし、今後10年で主要なプレーヤーになると思われる素晴らしい才能を示している」

    「彼にはまだ成長するためにやらなければならないことがいくつかある。インテルラゴスで目にしたような無意味なミスを避け、感情のコントロールをできるようにね。ここまで彼はタイトルを争うような状況にはいなかったし、そのような状況では右足と同じくらい頭が重要になってくる」

    ロス・ブラウンは、トロロッソからピエール・ガスリーを昇格させたことは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコによる“もうひとつの賭け”だとして、レッドブル・レーシングのチームメイト同士のバトルを見ることを“かなり楽しみにしている”と付け加えた。

  • レッドブル 「フェルスタッペンは経験に関して異なるレベルに達した」

    レッドブル 「フェルスタッペンは経験に関して異なるレベルに達した」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンはすでにF1でのトレーニング期間を終了し、5シーズン目を迎える2019年に輝く準備は整っていると語る。

    2018年は厳しいスタートを切ったマックス・フェルスタッペンだが、試行錯誤の末に後半戦は見事な復調を見せ、自己最高となるドライバーズ選手権4位でシーズンを終了。ホンダをエンジンパートナーに迎える2019年はレッドブル・レーシングのリーダーの役割を担う。

    過去4シーズンでマックス・フェルスタッペンは成熟を見せ、21歳で多くの成功を収めてきたが、2019年はダニエル・リカルドの移籍により、チームの焦点はフェルスタッペンへと注がれることになる。

    クリスチャン・ホーナーは、ダニエル・リカルドの後任として加入するピエール・ガスリーは経験が少ないため、マックス・フェルスタッペンにはより多くのプレッシャーがかかることになるが、そのための準備は整っていると感じていると語る。

    「経験が重要であり、マックスは多くの経験を積んだ。経験に関して、彼は異なるレベルに達した」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    マックス・フェルスタッペンにとって2018年は浮き沈みのあるシーズンとなったが、クリスチャン・ホーナーはそれは年齢や経験によるものではないと語る。

    「すべてのドライバーが小さなミスを犯すものだ。セバスチャン・ベッテルを見てわかるようにね」

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブル-ホンダ-フェルスタッペンのコンビネーションは多くのことを達成できると確信していると語る。

    「マックスには、より多くのレースに勝ち、チャンピオンシップを獲得する能力があるのは確かだ。彼はF1で素晴らしい結果を達成ために必要なすべての要素を兼ね備えている」

  • ホンダ、レッドブルとの今後2年間はF1活動継続のためにも正念場

    ホンダ、レッドブルとの今後2年間はF1活動継続のためにも正念場

    ホンダが今後もF1を継続していくためには、2019年からスタートするレッドブル・レーシングとのパートナーシップが重要なものとなる。

    9年間でわずか1勝しかできずに2008年末に第3期のF1活動を終えていたホンダは、8年のブランクを経て2015年にマクラーレンの独占エンジンサプライヤーとしてF1に復帰。しかし、3年間でマクラーレンとのパートナーシップは崩壊し、トロロッソを新たなパートナーに迎えた今年も表彰台に到達することはできなかった。

    しかし、トロロッソとのパートナーシップで着実に信頼性とパフォーマンスを向上させたホンダは、2019年に3強チームの一角であるレッドブル・レーシングもパートナーに迎え、レッドブル・ファミリーの2チームへとエンジン供給を拡大。そして、レッドブル・レーシングにとっても過去にダブルタイトル4連覇を達成したルノーとのパートナーシップを解消してホンダに乗り換えることは大きな賭けとなり、ホンダにとっては表彰台だけでなく、勝利、そして、チャンピオンシップを争うことが大命題となる。

    今年9月、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダとのF1パートナーシップが成功しなければ、F1から撤退する可能性を示唆していた。

    「今後数年、ホンダと素晴らしい協力関係を築いていけることを嬉しく思っている。何らかの理由で協力関係が期待通りに機能しなければ、レッドブルはF1を離れることになるだろう」とヘルムート・マルコはコメント。

    そして、今週、ヘルムート・マルコは、ホンダとの2年間は最後の賭けであり、成功を収められない場合にはWECに転向する可能性を改めて示唆。ホンダとの契約期間が終了する2020年は、WECがハイパーカー規約を導入し、また2021年にはF1が大幅なレギュレーション変更を迎えることになる。

    「我々は2020年まで合意している。エンジンレギュレーションやコンコルド協定がない限り、レッドブルもホンダも決断を下すことができない。だが、我々が過去のように再びカスタマーになるつもりがないのは確かだ。その際、我々は他にはぐらかされ、声明と約束が守られることはなかった」とヘルムート・マルコはコメント。

    「止めることもも選択肢だ。もしくは他のこと、他のレースシリーズをやる可能性もある。ハイパーカー規則が導入されれば、ヴァルキリーでル・マンというのも選択肢になるだろう。我々はヴァルキリーを完成させた。それはセンセーショナルな成功だった。クルマはすぐに全台数が完売した。それはレッドブル・テクノロジーズにとってもう一本の優れた柱だ」

    2017年にマクラーレンからパートナーシップを解消された際、ホンダはパワーユニットを供給するチームがなくF1を離れざるを得ない状況に陥った。そして、そのレッドブルがF1から撤退を決意した場合、ホンダは再びF1継続の危機に陥る可能性がある。

    「マクラーレンとの惨事の後、ホンダは2017年末にF1から離れる目前だった。我々はホンダと集中的な会話をして、彼らが我々と仕事を再開できることを説得しなければならなかった」とヘルムート・マルコは振り返る。

    「ホンダは、完全にコミットし、人材と技術リソースがあり、我々をナンバー1チームとしてみなしてくれるパートナーだ。来年、ホンダははるかに多くの努力を注いでくれるだろう。彼らにはさくらに他の誰も匹敵できない開発センターがある」

    「我々はホンダに対してマクラーレンとは異なるアプローチをしている。彼らはエンジンの外観や発電セットの設置場所をほど決定していた。我々は純粋に彼らに最高のエンジンを構築するように言っており、それをなんとかシャシーに収容しようとしている。我々はすべてを一緒に話し合いながら進めている」

    ホンダは、2017年にF1パワーユニットを一新。結果的にその初期の信頼性不足がマクラーレンとのパートナーシップ解消へと導いた。だが、2018年はスペック3までパワーユニットを進化させ、2019年は同じコンセプトでの3年目となる。

    「エンジン自体に関しては、信頼性とパフォーマンスを向上させることができました。スペック2とスペック3を導入し、段階的にパフォーマンスが改善していきました。そこは来年に向けて良い準備になりました」とホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史はコメント。

    「シーズン序盤はいくつかトラブルに見舞われました。信頼性に問題や少し開発の遅れがありましたが、最終的にい信頼性とパフォーマンスの両方が改善されました。カナダにおけるレースペースが重要なポイントでした。我々は一定レベルの前進を果たせることを証明することができましたし、レッドブルから信頼を得ることができました」

    「その後、我々はその環境の中で継続することができました。レッドブルもそれを見ていました。関係はかなり安定していると思いますし、我々はそれを信頼しています。来年を楽しみにしていますし、興奮しています。「来年に向けたプログラムをスケジュール通りに達成または完了させることができれば、レッドブルと良い関係を築き、良い結果を出せると思っています」

    ホンダも2019年は“失敗の許されない”シーズンだと捉えており、山本雅史は、ライバルのレベルに匹敵するためにはホンダはまだ進歩しなければならないと語る。

    「パフォーマンス面でまだまだトップと差があることは明らかですし、信頼性の部分でもまだ改善の余地があると思っています。来シーズンは2015年に我々がF1に復帰してから初めて2チームに供給することになります。もっと向上しなければなりませんし、失敗が許されないシーズンとなります。2月のプレシーズンテストに向けて、現在も各ファクトリーで関与する全員が懸命に開発を続けている状況です」と山本雅史はコメント。

    「我々はトロロッソとの2年目、そして、レッドブル・レーシングとの初年度に向けて準備を進めていますし、さらなる高みを目指して戦いを続けていきます」

  • レッドブル、ホンダとのF1活動に成功が見えなければWECに転向の可能性

    レッドブル、ホンダとのF1活動に成功が見えなければWECに転向の可能性

    レッドブルは、2020年までにホンダとF1での成功した未来を見い出すことができなければ、F1から撤退し、アストンマーティンとともにハイパーカーのヴァルキリーでル・マン24時間レースでの成功を目指すことになるかもしれない。

    エナジードリンク会社のレッドブルは、2005年にジャガーのワークスエントリーを引き継いでF1に参入。2010年から2013年まで圧倒的な強さでドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを4連覇した。

    しかし、F1がV6ターボハイブリッド時代に突入して以降、散在的なレースウイナーに甘んじることになった。

    レッドブル・レーシングは、再びF1でタイトルを争うために12年間に及んだルノーとのカスタマーエンジン契約を終了し、2019年からホンダの事実上のワークスチームとしての活動を開始する。

    現在のコンコルド協定は2020年末で期限を迎えることになり、F1の新オーナーであるリバティメデャは、商業面とレギュレーション面で改革を目指しているものの、大きな進展は果たせていない。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングは再びカスタマーチームになることに興味はないとし、計画されているレギュレーション変更がレッドブルにとっての身代金になるわけではないと明言した。

    「我々は2020年まで合意している」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「エンジンレギュレーションやコンコルド協定がない限り、レッドブルもホンダも決断を下すことができない」

    「だが、我々が過去のように再びカスタマーになるつもりがないのは確かだ。その際、我々は他にはぐらかされ、声明と約束が守られることはなかった」

    レッドブルのホンダとの契約は2019年と2020年の2年契約となっている。それ以降、レッドブルにいとって継続するための好ましい状況がない場合、レッドブルの選択肢は限られているようだ。

    「止めることも選択肢だ。もしくは他のこと、他のレースシリーズをやる可能性もある」とヘルムート・マルコはコメント。

    「ハイパーカー規則が導入されれば、ヴァルキリーでル・マンというのも選択肢になるだろう。我々はヴァルキリーを完成させた。それはセンセーショナルな成功だった」

    「クルマはすぐに全台数が完売した。それはレッドブル・テクノロジーズにとってもう一本の優れた柱だ」

    ハイパーカーであるヴァルキリーの開発においては、レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューウェイが重要な役割を担っており、レッドブルはアストンマーティンを手助けした。サーキット仕様のヴァルキリーもすでに生産されている。

    FIA 世界耐久選手権(WEC)は、2020/2021年シーズンからLMP1クラスに代えてハイパーカーをベースとする新しいレギュレーションの策定に取り組んでいる。

    一方、F1の新オーナーであるリバティメディアが2021年に見据えているビジョンの根本的な部分のひとつはコスト削減であり、ヘルムート・マルコは、レッドブルのWECの最高峰クラスへの関心は、F1からの完全な撤退に完全に依存するわけではないと示唆する。

    「F1にコスト制限があったら、我々は人員を削減していただろう。我々は必ずしもそれを望んではいない」とヘルムート・マルコはコメント。

    「そうなった場合、我々は彼らをル・マンのようなプロジェクトに活用していく可能性がある。それでも、ヴァルキリーをベースとして手ごろなコストでWECを運営できそうだ」

    「レッドブルは24時間レースを戦ったことは一度もないが、我々はそれについて考えている。主な財政的な負担はアストンマーティン側にある。それも明らかだ。なぜなら、ル・マンではマニュファクチャラーが勝つからだ。だが、それは我々のコンセプトに合っているだろう」

  • レッドブル 「ジェームス・キーはトロロッソのビジョンに共感しなかった」

    レッドブル 「ジェームス・キーはトロロッソのビジョンに共感しなかった」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、トロロッソのテクニカルディレクターを務めたジェームス・キーがチームを去った経緯を説明した。

    2012年にトロロッソに加入し、独創的なマシン設計でグリッドで高い評価を受けてきたジェームス・キーだが、今年7月にチームを離れてマクラーレンにテクニカルディレクターとして加入することが発表された。

    しかし、ジェームス・キーは、トロロッソと長期契約を結んでおり、レッドブルは早期にリリースすることを拒否。だが、3者間での対話の経て、最終的にレッドブルは2019年にジェームス・キーがマクラーレンで仕事を開始することに合意。しかし、現段階でマクラーレンで仕事を開始するタイミングは不明となっている。

    ヘルムート・マルコは、ジェームス・キーはトロロッソの今後のビジョンに共感できなかったためチームを離れることになったと語った。

    「ディートリッヒ・マテシッツは、トロロッソとより密接な関係を築いていくというタスクを我々に課した。それにより、ひとつのことを避けなければならない。両チームの異なる人々が同じ仕事をすることを避けるということだ」とヘルムート・マルコは Motorsport-Total にコメント。

    「我々はこのための計画を立てた。まだ完成はしていないが、ジェームスはその計画に合意しなかった。結局のところ、彼のことを念頭に置かない方が簡単だと考えているし、それが最善の解決策だと思っている」

    レッドブル・レーシングがホンダのワークスパートナーとして加わる2019年からは、エイドリアン・ニューウェイが、レッドブルとトロロッソのマシンの設計の大部分を手掛けていくことになる。

    姉妹チームとなるトロロッソの2019年マシン『STR14』には、レッドブル・テクノロジーを通じて、レッドブルの2019年マシン『RB15』のギアボックスやサスペンション周りなどを含めたリアエンドが供給される。そのことがジェームス・キーがトロロッソを離れ、マクラーレンに移籍することを決断させたかたちだ。

    ヘルムート・マルコは「我々はトロロッソのテクニカルディレクターの空席を他の誰かで埋めるつもりはない。トロロッソでレッドブルのコンセプトが使用されるため、その機能はもはや不要となった」と述べた。