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  • ホンダ F1バルセロナテスト2 – 最終日レポート

    ホンダ F1バルセロナテスト2 – 最終日レポート

    ホンダは、バルセロナテスト2の4日目のプログラムを終え、合計8日間におよぶF1ウインターテストが終了した。

    昨年はこの時期に雪に見舞われたバルセロだが、今年は全ての日程で好天に恵まれた。そのおかげもあり、テスト合計では、スクーデリア・トロ・ロッソのアレックス・アルボンが500周、ダニール・クビアトが435周、チーム合計で935周を走行。レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンが438周、ピエール・ガスリーが395周のラップを重ね、チームとしては833周を記録。

    ホンダのF1パワーユニット合計としては1,768周、約8,230kmを大きなトラブルなく走破した。

    次に全てのマシンが揃って走るのは、2週間後に迫ったオーストラリア・メルボルンでの開幕戦になる。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「バルセロナでの2019年ウインターテストは、PUとしては大きな問題はなく、両チームともに多くのマイレージを重ね、8日間を終了することができました。テスト2ではいくつかのトラブルがありましたが、シーズン開始前に問題を洗い出すこともテストの大切な目的だと思っています。Scuderia Toro Rossoとは昨年1年間シーズンをともに戦うなかで経験してきたことを活かし、さらに互いの関係性を強いものにした状態でテストに臨みました。Aston Martin Red Bull Racingとは、マシンの開発のみでなく、レースオペレーションについても昨年から綿密に準備を進めてきた甲斐があり、テストをスムーズに遂行することができました。結果的に8日間を通して天候もよく、2チームともに走行を重ねられたため、多くのデータを得ることができました。ここからは開幕戦に向けて万全の状態で臨みたいと思います」

    フランツ・トスト (スクーデリア・トロ・ロッソ チーム代表)
    「朝の低い気温を除いては、このバルセロナでの2回のプレシーズンテスト期間中はいい天気に恵まれました。よって多数のセットアップ、さまざまなコンディションの中でタイヤを試すことができ、新しいSTR14の多くをチームが学ぶことができました。(Red BullテクノロジーやHondaとの)シナジー効果が想定どおりに機能し、トータルで4,352kmを走行したなかでも目立った問題は見つかりませんでした。そこからは高い信頼性をもつマシンの素性を感じました。多少の問題はあったものの、シーズン前のこの時期には普通に起こることですし、それらに対してはすぐに解決策を見出すことができ、懸念するほどの大きな問題にはいたりませんでした。予定通りにパーツを揃えてくれたチームのファクトリーでの働きに、大変感謝しています。新しくチームに加わったメンバーが数人いる中でも、現地でのガレージでの作業はスムーズで、効率的に行われていました。ファエンツァとビスターの皆の貢献にも感謝しています。ダニール(クビアト)とアレックス(アルボン)はミスもせず、わたしたちが期待していた通りのフィードバックを分かりやすく伝えてくれました。ダニールは昨シーズンはレースから離れていたにも関わらず、すぐにマシンにも慣れてくれました。チームのメンバーは良く知っていますが、以前と変わらず『速さを持っていて、確実なフィードバックができる』ドライバーであることを感じました。そして、日毎に急激なスピードでF1マシンに慣れ、急成長を見せていたアレックスにとっても、大きな手助けとなる存在になるでしょう。チームと初めて過ごす4日間で、アレックスの力強いパフォーマンスと、鍛え抜かれたフィジカルを見ることができました。PUに関してはパフォーマンス能力の向上と信頼性について、HRD Sakuraのエンジニアの皆さんにとても感謝しています。新しく始まるシーズンを、開幕戦のメルボルンでポイント獲得といういい結果で始められる予感がしています」

    ジョディ・エギントン (スクーデリア・トロ・ロッソ テクニカルディレクター)
    「最終日となった今日はダニール(クビアト)が、午前中終盤に予選シミュレーション、午後にはレースシミュレーション、と多くのテスト項目をこなしてくれたおかげで、実りある一日になりました。予定していた走行プログラムを完了したことで、この2019年度のウインターテストをいいかたちで締めくくれたのではないでしょうか。PU面では申し分ない信頼性とパフォーマンスを感じながらテストを行うことができ、Hondaのメンバーには感謝しています。もちろん、現地(のトラックサイド)で、そしてファエンツァとビスターからも貢献してくれたToro Rossoのスタッフたちにも非常に感謝しています。彼らが多忙ながらもサポートしてくれたおかげで、多くの成果を挙げられました。これからはメルボルンに向けて集中し、シーズン開幕戦を期待とともに迎えたいと思います」

    ギヨーム・ロケリン (レッドブル・レーシング)
    「このバルセロナでのテストを新しいマシン、新しいPUサプライヤー、そして新しいドライバーとともに迎えましたが、その全てがうまく噛み合う形で機能していたと思います。今日のような問題はテスト中には往々にして起こってしまうものですが、最終日を早く終えなければならなかったことは残念でした。しかし、この2週間の間バルセロナで挙げた成果が無駄になったわけではありません。多数のテスト項目をこなし、シーズン開幕に向けて我々が進むべき方向性と、RB15について多くの学びを得られたテストとなりました。テストの間Hondaの働きは素晴らしいものでした。PUは十分な信頼性を見せてくれましたし、我々のチームメンバーとも非常にいいチームワークの下で働くことが出来ました。ピエール(ガスリー)にとっても新しいチームでのスタートとなり、マシンや手順など、学ぶことも多く大変だったと思います。マシンのバランスは良く、パフォーマンス面でも期待できますし、レースに向けた準備はできていると思います」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「昨日の午後のクラッシュがあったにも関わらず、ガレージで皆が頑張ってマシンを修復してくれたおかげで、今朝にはトラックへ復帰することができ感謝しています。しかしギアボックスにトラブルが見つかってしまい、残念ではありましたが走行を中止せざる得ない結果となってしまいました。総合的には、ポジティブな結果を残せたいいテストにできたのではないでしょうか。ロングランでは期待が持てるパフォーマンスが見られたと思います。マシンのパッケージとエンジンにはいい手応えを感じているので、僕自身は満足しています。今は早くレースをするのが楽しみでなりません」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「チームにとって、多くの成果を残せた実りあるプレシーズンテストになりました。多くの周回をこなすことができ、この2週間(2つのテスト期間中)に行った作業に満足と言っても良いのではないでしょうか。1回目のテストの後に課題をきちんとクリアし2回目のテストを迎えることができたことで、この2週間でマシンに慣れ、いい感触で締めくくれたのだと思います。テストではいくつか新しい試みとさまざまなセットアップでアプローチし、マシンの挙動を確認していました。これらのことをレースウイーク中に行うには、時間がかかってしまうのはもちろんリスクが大きいからです。テストで得た結果から、速く走るためにマシンの最大のポテンシャルを引き出す解決策を見つけることができ、このウインターテストという機会を最大限に活かせたのではないでしょうか。最終日の今日は、午前中にショートランと予選シミュレーションを行い、午後はレースシミュレーションを行いました。どちらも上手くいったテストとなり、これからメルボルンでの今シーズンの開幕戦に向けて集中して取り組んでいけそうです」

  • マックス・フェルスタッペン 「ガスリーのクラッシュで走行が制限された」

    マックス・フェルスタッペン 「ガスリーのクラッシュで走行が制限された」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1バルセロナテスト最終日に29周しか走れなかったのは前日のピエール・ガスリーのクラッシュの影響があったためだと認めた。

    前日、レッドブル・ホンダはピエール・ガスリーが午後にドライブングミスによって大クラッシュ。マシンは大きなダメージを負い、メカニックたちは最終日の走行にマシンを準備させるために懸命な作業を強いられることなった。

    迎えた最終日。現地時間9時のセッション開始からほどなくしてマックス・フェルスタッペンはコースイン。しかし、テストという特性上、新しいパーツが足りず、バージボードやリアエンドなど旧仕様のパーツを組み合わせた急造マシンでセッションに挑むことになった。

    前日に失った走行時間を媒介するかと思われたレッドブル・ホンダだったが、午前中に29周を終えた時点でガレージから出てこなくなる。

    ギアボックスの問題が発生し、チームは時間内にクルマをコースに戻すために調査を続けたが、問題の特性上、解決に至らず、午後に走行できぬまま走行を終了することになった。

    マックス・フェルスタッペンは、ギアボックスの問題で走行が制限されたのは、ピエール・ガスリーのクラッシュによってコンポーネントを交換したことに関連したためだと説明した。

    「すでに破壊されたコンポーネントが2つあれば理想的ではない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「これはすべて昨日のことに関連している。とにかく残念だ」

    「我々はパーツを少し制限されたけど、それでもチームが素晴らしい仕事をして、クルマを全部変えて、コースに出ていくことができた」

    「このような残念なことが起こることもある」

    マックス・フェルスタッペンは午前中にC3タイヤで1分17秒709を記録したのみでテストを終了。C5タイヤでの予選シミュレーションやロングランでのレースシミュレーションといったプログラムをこなすことができずにテストを終了することとなった

    これにより、レッドブル・ホンダの本来の実力がわからぬまま開幕戦を迎えることになる。また2日間の後退で、レッドブル・ホンダのテストの周回数は10チーム中8位まで落ちた。

    それでも、マックス・フェルスタッペンは、最終日のマイレージの欠如が“あまり影響を与えない”ことを願ってると語り、3月17日にオーストラリアGPでは「今シーズンの良いスタートを切れることを確信している」と語る。

    「冬のテストでは常にもっとうまくやれる可能性があるけど、全般的に僕たちは非常に強力な冬季テストができた」

    「僕たちはたくさんの周回数を走り込んだ。今日はベストな一日ではなかったかもしれないけれども、全般的に僕は常に100周以上を走っていと思う。それには満足できる」

    関連:F1バルセロナテスト 最終日 結果:フェラーリのベッテルが最速タイム

  • トロロッソ 「レッドブルとホンダとのシナジー効果が想定通りに機能」

    トロロッソ 「レッドブルとホンダとのシナジー効果が想定通りに機能」

    スクーデリア・トロ・ロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストとテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2019年のF1プレシーズンテストを総括した。

    ホンダのF1エンジンでの2年目となるトロロッソは、アレクサンダー・アルボンが500周、ダニール・クビアトが435周、チーム合計で935周を走行。ラップタイム面でもアルボンが総合6番手、クビアトが総合7番手のパフォーマンスを発揮するなど、ポジティブな形でテストを締めくくった。

    フランツ・トストは“シーズンをいい結果で始められる予感がしている”と自信をみせる。

    「朝の低い気温を除いては、このバルセロナでの2回のプレシーズンテスト期間中はいい天気に恵まれた。よって多数のセットアップ、さまざまなコンディションの中でタイヤを試すことができ、新しいSTR14の多くをチームが学ぶことができた」とフランツ・トストは語る。

    「レッドブル・テクノロジーやHondaとのシナジー効果が想定どおりに機能し、トータルで4,352kmを走行したなかでも目立った問題は見つからなかった。そこからは高い信頼性をもつマシンの素性を感じた。多少の問題はあったものの、シーズン前のこの時期には普通に起こることだし、それらに対してはすぐに解決策を見出すことができ、懸念するほどの大きな問題には至らなかった」

    「予定通りにパーツを揃えてくれたチームのファクトリーでの働きに、大変感謝している。新しくチームに加わったメンバーが数人いる中でも、現地でのガレージでの作業はスムーズで、効率的に行われていた。ファエンツァとビスターの皆の貢献にも感謝している。

    テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンも“開幕戦を期待とともに迎えたいと思う”と語る。

    「ダニール(クビアト)とアレックス(アルボン)はミスもせず、我々が期待していた通りのフィードバックを分かりやすく伝えてくれた」とジョディ・エギントンはコメント。

    「ダニールは昨シーズンはレースから離れていたにも関わらず、すぐにマシンにも慣れてくれた。チームのメンバーは良く知っているが、以前と変わらず『速さを持っていて、確実なフィードバックができる』ドライバーであることを感じた」

    「そして、日毎に急激なスピードでF1マシンに慣れ、急成長を見せていたアレックスにとっても、大きな手助けとなる存在になるでだろう。チームと初めて過ごす4日間で、アレックスの力強いパフォーマンスと、鍛え抜かれたフィジカルを見ることができた」

    「パワーユニット(PU)に関してはパフォーマンス能力の向上と信頼性について、HRD Sakuraのエンジニアの皆さんにとても感謝している。新しく始まるシーズンを、開幕戦のメルボルンでポイント獲得といういい結果で始められる予感がしている」

    「最終日となった今日はダニール(クビアト)が、午前中終盤に予選シミュレーション、午後にはレースシミュレーション、と多くのテスト項目をこなしてくれたおかげで、実りある一日になった。予定していた走行プログラムを完了したことで、この2019年度のウインターテストをいいかたちで締めくくれたのではないだろうか」

    「PU面では申し分ない信頼性とパフォーマンスを感じながらテストを行うことができ、ホンダのメンバーには感謝している。もちろん、現地(のトラックサイド)で、そしてファエンツァとビスターからも貢献してくれたトロロッソのスタッフたちにも非常に感謝している。彼らが多忙ながらもサポートしてくれたおかげで、多くの成果を挙げられた。これからはメルボルンに向けて集中し、シーズン開幕戦を期待とともに迎えたいと思う」

    F1バルセロナテスト2 総合タイムF1バルセロナテスト2 総合タイム関連:F1バルセロナテスト 最終日 結果:フェラーリのベッテルが最速タイム

  • レッドブル 「ホンダF1のテストでの働きは素晴らしいものだった」

    レッドブル 「ホンダF1のテストでの働きは素晴らしいものだった」

    レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、F1バルセロナテスト最終日の作業、そして、2019年のF1プレシーズンテストを振り返った。

    3日目のピエール・ガスリーのクラッシュによって、レッドブル・ホンダは最終日を不本意な形で終えることになった。前日に英国からパーツが輸送されて旧スペックのパーツを含めて急造マシンを組み立てたが、ギアボックスに問題が発生。

    テスト初日にピエール・ガスリーがコースオフしてすでに1つギアボックスを壊していたこともあり、マシンを修復することができず、マックス・フェルスタッペンは午前中に29周しただけでテストを終えることになった。

    それでも、レッドブル・ホンダは、テスト全体でマックス・フェルスタッペンが438周、ピエール・ガスリーが395周のラップを重ね、チームとしては833周を記録した。

    ギヨーム・ロケリンは、“2週間の成果が無駄になったわけではない”とし、レースに向けた準備はできていると語る。

    「このバルセロナでのテストを新しいマシン、新しいPUサプライヤー、そして新しいドライバーとともに迎えたが、その全てがうまく噛み合う形で機能していたと思う」とギヨーム・ロケリンはコメント。

    「今日のような問題はテスト中には往々にして起こってしまうものだが、最終日を早く終えなければならなかったことは残念だった。しかし、この2週間の間バルセロナで挙げた成果が無駄になったわけではない。多数のテスト項目をこなし、シーズン開幕に向けて我々が進むべき方向性と、RB15について多くの学びを得られたテストとなった」

    「テストの間ホンダの働きは素晴らしいものだった。PUは十分な信頼性を見せてくれたし、我々のチームメンバーとも非常にいいチームワークの下で働くことが出来た。ピエール(ガスリー)にとっても新しいチームでのスタートとなり、マシンや手順など、学ぶことも多く大変だったと思う」

    「マシンのバランスは良く、パフォーマンス面でも期待できるし、レースに向けた準備はできていると思う」

  • ダニール・クビアト 「多くの成果を残せた実りのあるテストになった」

    ダニール・クビアト 「多くの成果を残せた実りのあるテストになった」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1バルセロナテスト最終日に131周を走行。5番手タイムとなる1分16秒898をマークした。

    ダニール・クビアトは、テストを担当した4日間で435周を走破。ラップタイムも全体で7番手を記録し、信頼性、パフォーマンスともに励みになるカタチでテストを締めくくった。

    「チームにとって、多くの成果を残せた実りあるプレシーズンテストになった。多くの周回をこなすことができ、この2週間(2つのテスト期間中)に行った作業に満足と言っても良いのではないだろうか」とダニール・クビアトはコメント。

    「1回目のテストの後に課題をきちんとクリアし2回目のテストを迎えることができたことで、この2週間でマシンに慣れ、いい感触で締めくくれたのだと思う」

    「テストではいくつか新しい試みとさまざまなセットアップでアプローチし、マシンの挙動を確認していた。これらのことをレースウイーク中に行うには、時間がかかってしまうのはもちろんリスクが大きいからだ。テストで得た結果から、速く走るためにマシンの最大のポテンシャルを引き出す解決策を見つけることができ、このウインターテストという機会を最大限に活かせたのではないだろうか」

    「最終日の今日は、午前中にショートランと予選シミュレーションを行い、午後はレースシミュレーションを行った。どちらも上手くいったテストとなり、これからメルボルンでの今シーズンの開幕戦に向けて集中して取り組んでいけそうだ」

    F1バルセロナテスト2 総合タイムF1バルセロナテスト2 総合タイム関連:F1バルセロナテスト 最終日 結果:フェラーリのベッテルが最速タイム

  • F1バルセロナテスト 最終日 結果:フェラーリのベッテルが最速タイム

    F1バルセロナテスト 最終日 結果:フェラーリのベッテルが最速タイム

    2019年のF1バルセロナテスト2回目が3月1日(金)に最終日を迎え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがプレシーズンテストの最速タイムとなる1分16秒221を記録してテストを締めくくった。

    ホンダ勢はトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが5番手タイムをマーク。レッドブル・ホンダは前日のクラッシュが響き、マックス・フェルスタッペンは午前中に29周を走っただけで11番手タイムで終えることになった。

    8日間のF1プレシーズンテストもいよいよ最終日。各チームともリードドライバーがマシンに乗り、2週間後に迫った開幕戦オーストラリアGPに向けて最後の調整作業を行った。

    最終日のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。110周を走行したベッテルは午前中にピレリの最も柔らかいC5タイヤで前日にチームメイトのシャルル・ルクレールが記録したタイムとなる0.01秒上回る1分16秒221をマーク。昨年のスペインGPの予選でルイス・ハミルトンが記録したコースレコードの1分16秒173に0.048秒まで迫った。

    2番手タイムはメルセデスのルイス・ハミルトン。ここまでロングランに焦点を当ててきたメルセデスだが、この日ついにポテンシャルを開花。午後から走行したハミルトンは61周を走行し、C5タイヤでフェラーリから0.003秒差となる1分16秒224をマーク。W10に十分に戦えるペースがあることを示した。午前中にはバルテリ・ボッタスがテストを担当し、3番手タイムとなる1分16秒561をマークした。メルセデスは合計で132周を走り込んだ。

    4番手タイムはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。午後に51周を走行したヒュルケンベルグは1分16秒47をマーク。午前中にはダニエル・リカルドが走行し、8番手タイムとなる1分17秒114をマークした。

    5番手タイムはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト。ホンダのF1エンジンを搭載したSTR14で131周を走行し、1分16秒898をマーク。前日のアレクサンダー・アルボン同様に1分16秒台を記録し、高いパフォーマンスを発揮した。

    6番手タイムはマクラーレンのカルロス・サインツ。この日最多となる134周を走行し、1分16秒913をマークした。

    7番手タイムはハースのロマン・グロージャン。午前中に73周を走行し、1分17秒076をマーク。午後にはケビン・マグヌッセンが94周を走行し、10番手タイムとなる1分17秒565を記録した。

    9番手タイムはアルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネン。午前中にターン3でストップするトラブルはあったものの、132周を走行し、1分17秒23をマークした。

    レッドブル・ホンダにとっては悪夢のような最終日となった。前日のピエール・ガスリーのクラッシュによって新しいパーツを失ったチームは、RB15に旧仕様のパーツを搭載。セッション開始直後から走行うをスタートするが、29周を走り終えてからガレージから出てくることはなく、結局午後は1周もできず、マックス・フェルスタッペンはC5タイヤでアタックをできぬままテストを終了。問題はギアボックスだったが、ピエール・ガスリーの軽率なクラッシュがチームに大きな影響を与えることになった。

    12番手タイムはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)、13番手タイムはロバート・クビサ(ウィリアムズ)というタイムシートとなった。

    次に全チームがサーキットに揃うのはF1オーストラリアGP。3月17日(日)に決勝スタートを迎える。

    2019年 F1バルセロナテスト2 最終日 結果

    Pos ドライバー チーム マシン タイム GAP 周回
    1 セバチャン・ベッテル フェラーリ SF90 1分16秒221 ○   110
    2 ルイス・ハミルトン メルセデス W10 1分16秒224 ○ +0.003 61
    3 バルテリ・ボッタス メルセデス W10 1分16秒561 ○ +0.340 71
    4 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー R.S.19 1分16秒843 ○ +0.622 51
    5 ダニール・クビアト トロロッソ STR14 1分16秒898 ○ +0.677 131
    6 カルロス・サインツ マクラーレン MCL34 1分16秒913 ○ +0.692 134
    7 ロマン・グロージャン ハース VF-19 1分17秒076 ○ +0.855 73
    8 ダニエル・リカルド ルノー R.S.19 1分17秒114 ○ +0.893 52
    9 キミ・ライコネン アルファロメオ C38 1分17秒239 ○ +1.018 132
    10 ケビン・マグヌッセン ハース VF-19 1分17秒565 ○ +1.344 94
    11 マックス・フェルスタッペン レッドブル RB15 1分17秒709 ● +1.488 29
    12 セルジオ・ペレス レーシングポイント RP19 1分17秒791 ○ +1.570 104
    13 ロバート・クビサ ウィリアムズ FW42 1分18秒993 ○ +2.772 90

    ● C1 / ○ C2 / ● C3 / ● C4 / ○ C5

    ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、内部的に最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、その中から3つのコンパウンドを各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。公式テストではレースとは異なり、5種類すべてのコンパウンドが使用するため、F1マシンがどのタイヤを装着しているかを識別しやくすくするため、ピレリは最も硬いC1と最も柔らかいC5にサイドウォールにストライプをつけないカラーリングを採用ししている。

  • ホンダF1 「開幕戦に向けて万全の状態で臨みたい」

    ホンダF1 「開幕戦に向けて万全の状態で臨みたい」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バルセロナテスト2の最終日の作業、そして、8日間にわたるF1プレシーズンテストを振り返った。

    昨年はこの時期に雪に見舞われたバルセロナですが、今年は全ての日程で好天に恵まれた。

    そのおかげもあり、テスト合計では、トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが500周、ダニール・クビアトが435周、チーム合計で935周を走行。

    レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンが438周、ピエール・ガスリーが395周のラップを重ね、チームとしては833周を記録。ホンダのF1エンジン合計としては1,768周、約8,230kmを大きなトラブルなく走破した。

    「バルセロナでの2019年ウインターテストは、PUとしては大きな問題はなく、両チームともに多くのマイレージを重ね、8日間を終了することができました。テスト2ではいくつかのトラブルがありましたが、シーズン開始前に問題を洗い出すこともテストの大切な目的だと思っています」と田辺豊治はコメント。

    「スクーデリア・トロ・ロッソとは昨年1年間シーズンをともに戦うなかで経験してきたことを活かし、さらに互いの関係性を強いものにした状態でテストに臨みました。レッドブル・レーシングとは、マシンの開発のみでなく、レースオペレーションについても昨年から綿密に準備を進めてきた甲斐があり、テストをスムーズに遂行することができました」

    「結果的に8日間を通して天候もよく、2チームともに走行を重ねられたため、多くのデータを得ることができました。ここからは開幕戦に向けて万全の状態で臨みたいと思います」

  • アレクサンダー・アルボン 「トロロッソ STR14に不快な驚きはない」

    アレクサンダー・アルボン 「トロロッソ STR14に不快な驚きはない」

    アレクサンダー・アルボンは、冬季テストでのトロロッソ・ホンダの進歩に自信を持っており、STR14には“厄介な驚きはない”と語った。

    昨年のF2選手権を3位で終えたアレクサンダー・アルボンは、今年トロロッソ・ホンダでF1へとステップアップを果たした。

    F1バルセロナテスト3日目に今シーズンのプレシーズテストを終えたアレクサンー・アルボンは、4日間の走行を通したSTR14のフィーリングに自信を示した。

    「全体的にクルマに満足している。不快な驚きはない」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「クルマは、低速、中速、高速のコーナーでバランスがとれているし、安定している。自信を持つには本当にいいクルマだ。バルセロナにはあらゆる種類のコーナーがあるので理想的なコースだ」

    「改善を目指す必要がある特定の領域はない、僕たちはとにかくクルマを微調整しようとしている」

    「実際、僕たちはかなり早くから全力で取り組むことができたし、テスト初日にはすでにかなり良いベースラインがあった」

    「すべてが機能していたし、速い路面条件とより速いタイヤではクルマがどんな感じかがよりわかった」

    「チームがベースラインでとても良い仕事をしてくれて、初日からすでにかなり良かったので、毎日大きなステップを果たしたという感じではなかった」

    アレクサンダー・アルボンが次にSTR14を走らせるのはオーストラリアGPのプラクティスとなる。

    「まだあまり信じられないし、そこにいくまで実感することはできないかもしれない」

    「ワクワクしている。メルボルンは最も簡単なサーキットではないので、FP1はちょっと驚くべき経験になると思うけど、興奮している」

  • F1バルセロナテスト 最終日(午前):フェラーリのベッテルが最速更新!

    F1バルセロナテスト 最終日(午前):フェラーリのベッテルが最速更新!

    2019年のF1バルセロナテスト2回目が3月1日(金)に最終日を迎え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが午前中のタイムシートのトップに立った。

    8日間のF1プレシーズンテストもいよいよ最終日。各チームともリードドライバーがマシンに乗り、2週間後に迫った開幕戦オーストラリアGPに向けて最後の調整作業を開始した。

    気温10℃、路面温度11℃と今週ではやや高い気温で現地時間9時に4時間の午前セッションがスタート。

    午前中のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ピレリの最も軟らかいC5コンパウンドで前日にチームメイトのシャルル・ルクレールが記録したタイムとなる0.01秒上回る1分16秒221をマーク。昨年のスペインGPの予選でルイス・ハミルトンが記録したコースレコードの1分16秒173に0.048秒まで迫った。

    2番手タイムはメルセデスのバルテリ・ボッタスが記録。ここまでロングランに焦点を当ててきたメルセデスだが、この日ついにアタックを開始。71周を走行してフェラーリに0.34秒差となる1分16秒561をマークした。

    3番手タイムはトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト。ホンダのF1エンジンを搭載したSTR14で52周を走行し、1分16秒898をマーク。前日のアレクサンダー・アルボン同様に1分16秒台を記録し、高いパフォーマンスを発揮している。

    4番手タイムはマクラーレンのカルロス・サインツ。59周を走行して1分16秒台に突入してみせた。

    5番手タイムはロマン・グロージャン(ハース)、6番手タイムはダニエル・リカルド(ルノー)、7番手タイムはキミ・ライコネン(アルファロメオ)と続いた。

    前日にピエール・ガスリーが大クラッシュを喫してマシンの修復を強いられたレッドブル・ホンダだが、セッション開始直後から走行を開始。しかし、29周を走行した後はガレージから出てくることはなく、1分17秒09というタイムで午前中は終了。どうやら前日のクラッシュで新パーツが壊れたため、旧仕様のパーツで走行しているという。

    セッションは1時間の休憩をはさんで現地時間14時(日本時間22時)から再開。現地時間18時(日本時間26時)まで行われる。

    2019年 F1バルセロナテスト2 最終日(午前)

    Pos ドライバー チーム マシン タイム 周回
    1 セバチャン・ベッテル フェラーリ SF90 1分16秒221 68
    2 バルテリ・ボッタス メルセデス W10 1分16秒561 71
    3 ダニール・クビアト トロロッソ STR14 1分16秒898 52
    4 カルロス・サインツ マクラーレン MCL34 1分16秒913 59
    5 ロマン・グロージャン ハース VF-19 1分17秒076 73
    6 ダニエル・リカルド ルノー R.S.19 1分17秒114 52
    7 キミ・ライコネン アルファロメオ C38 1分17秒239 61
    8 マックス・フェルスタッペン レッドブル RB15 1分17秒709 29
    9 セルジオ・ペレス レーシングポイント RP19 1分17秒791 36
    10 ロバート・クビサ ウィリアムズ FW42 1分18秒993 47
  • レッドブル・レーシング 「ホンダのF1に対する意志の強さが分かった」

    レッドブル・レーシング 「ホンダのF1に対する意志の強さが分かった」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、新たなF1エンジンパートナーであるホンダと対話を重なるなかでF1に対する意思の強さが確認できたとし、長期的なスパンで関係を築いていきたいと語る。

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングのF1チーム代表として過去3年に渡ってチームの勝利を見届けてきたが、チームは2013年以来チャンピオンになっていない。

    目標はホンダと一緒にチャンピオンに返り咲くことであり、お互いの良さを引き出すためには辛抱が必要だとクリスチャン・ホーナーは語る。

    「ホンダと働き始めて感じたことは、非常にストレートで分かりやすい関係性を築けていると言うことだ」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「我々には情熱がある。率直でオープンな対話を重ねてきて、F1に対するホンダの意志の強さが分かったし、互いに理想的な組み合わせだと思っている。今までのところ順調ですし、この先も喜びを分かち合いたいと思っている」

    「12年ぶりにPUサプライヤーを変更したので、ここからさらに互いを知る努力が必要だ。ローマは1日にして成らずというように、我々は2~3年のスパンで考えている。今シーズンは1年をとおして成長していければいいと思っている」

    「フェラーリやメルセデスとの差を見れば、ここ1~2年の自分たちのポジションが分かる。得意なサーキット、苦手なサーキットがありますが、どのサーキットでも結果を出せるようになるのが目標だ」

    昨年のトロロッソとの提携があり、ホンダとレッドブルの関係はすでにある程度成熟している。昨年1年間の関係が、今年のホンダとレッドブルの提携に結びついたとクリスチャン・ホーナーは語る。

    「2018年のホンダとトロロッソの提携は戦略的に重要な決断だった。レッドブル・テクノロジーはトロロッソにギアボックスなどのドライブトレインを提供している。トランスミッションをホンダのPUに組み込む過程で、彼らの仕事を垣間見ることができた。彼らの1年をとおした成長を見て、レッドブル・レーシングのPUのサプライヤーを決めた」

    ミルトンキーンズのレッドブル・レーシングとホンダのファクトリーはクルマで数分の場所にある。大御所デザイナーのエイドリアン・ニューウェイを始めとしたスタッフが働くファクトリーには、すでにいい影響があらわれているとクリスチャン・ホーナーは語る。

    「ファクトリーは前向きな雰囲気で満ちているし、レースに情熱的に取り組む新しいパートナーと仕事をできることに興奮している。

    「ホンダとレッドブルのエンジニアは目標に向かって懸命に取り組んでいる。デザイナーとして馬力のあるPUを望むエイドリアンにとって、今回の提携は歓迎すべきものだ。彼はHRD-Sakuraも訪れ、ホンダのPUへの変更がスムーズにいくように尽力した。技術的な連携を深めている技術チームは今までと心機一転、新たな提携に対して情熱的に取り組んでいる」