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  • キャデラックF1、周冠宇のリザーブ起用を躊躇 “ネガティブ反応”を恐れ保留

    キャデラックF1、周冠宇のリザーブ起用を躊躇 “ネガティブ反応”を恐れ保留

    キャデラックF1は2026年デビューに向けて準備を加速させる一方で、セカンド体制となるリザーブドライバー決定が難航している。最有力候補は元ザウバーの周冠宇だが、アメリカの大手自動車ブランドであるGMが「中国人ドライバー起用によるネガティブな反応」を懸念しているとの報道が浮上した。

    チームはすでにバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの2年契約を締結し、経験豊富なラインアップを確保した。しかし、両者をバックアップするリザーブ枠はいまだ空席のままだ。

    ペレスは今週、イモラでフェラーリSF-23を用いたTPC(旧型車テスト)に参加。キャデラックに加入後初のF1走行となり、1分18秒82を記録した。キャデラックは自前のマシンを持たないため、2026年のエンジンサプライヤーとなるフェラーリと協力しテストを実施した。

    “最有力”は周冠宇 だがキャデラックは発表をためらう理由
    複数の関係者によると、キャデラックは2026年のリザーブドライバーとして周冠宇を最有力視している。周冠宇は2022〜2024年にザウバーで68戦に出場し、2025年はフェラーリのリザーブとして活動中。来季キャデラックが使用するフェラーリエンジンとギアボックスにも精通しており、人材としての適合性は高い。

    しかしGM側は、“中国人ドライバーを起用することによる世論の反応”を懸念しており、正式発表を急がない姿勢だとされる。

    周冠宇は本来、2026年のキャデラックのレースシート候補でもあったが、最終的にチームは経験豊富なボッタスとペレスのペアを選択。周冠宇はリザーブ候補としてリストに残る形となった。

    候補探しは難航、クロフォードも断念
    キャデラックは当初、アメリカ人ドライバーであるジャック・クロフォードをリザーブ候補として検討していた。しかしクロフォードはアストンマーティンでフェルナンド・アロンソとランス・ストロールのリザーブを継続することを選択。2025年F2ランキング2位の逸材を確保することはできなかった。

    また、リザーブを務めるにはF1出走可能なスーパーライセンスと“直近の実戦経験”が必要であり、この条件を満たすドライバーは限られている。キャデラックはF2参戦を控えるコルトン・ハータをテストドライバーとして抱えているものの、リザーブとして即時投入できる状態ではない。

    キャデラック F1 フェラーリ

    フェラーリとの関係を活用し、周冠宇を“兼任”起用か
    報道によると、キャデラックはフェラーリとの技術提携をさらに深め、周冠宇をリザーブとして“共同起用”する可能性を検討している。2026年、フェラーリエンジンを使用するチームはフェラーリ、ハースF1チーム、そしてキャデラックF1の3チーム。周冠宇はハースのリザーブも兼任できる可能性が指摘されている。

    周冠宇はすでにフェラーリのリザーブ要員として働いているため、技術面での適応もスムーズだと見られる。

    キャデラックF1の残る課題は“第3の戦力”
    キャデラックF1は大型プロジェクトであり、ボッタスとペレスの2年契約により一定の安定性は確保された。しかし、新規参入チームにとってリザーブドライバーの重要性は大きい。特に2026年は大規模なレギュレーション変更の年であり、シミュレーター作業やテスト参加がチームの競争力に直結する。

    周冠宇はその役割に適した実績を持つものの、GMが“発表タイミング”を慎重に見極めていることで、決定が遅れていると見られる。

    Source: F1 OVERSTEER

  • フェラーリF1が怯えるシャルル・ルクレールの2026年“無条件離脱条項”

    フェラーリF1が怯えるシャルル・ルクレールの2026年“無条件離脱条項”

    フェラーリF1に新たな不安材料が浮上した。シャルル・ルクレールの契約に、2026年末で“無条件離脱”が可能になる条項が存在すると報じられ、チームを揺るがしている。今季は未勝利のまま低迷が続き、エースドライバーの将来にまで不確実性が広がり始めた。

    マラネロ内部では、この条項が現実のものとなれば二人のトップドライバー体制が崩壊しかねないとの危機感が高まっている。

    新レギュレーション初年度となる2026年の出来が、フェラーリの未来だけでなく、ルクレール自身の進路をも大きく左右することになりそうだ。

    “無条件離脱条項”が契約から浮上 フェラーリF1は否定できず
    イタリアのメディアは、ルクレールとルイス・ハミルトンがフェラーリF1と結んでいる契約に、2026年末で自由にチームを去ることができる条項が含まれている可能性を伝えている。条件は、フェラーリが新レギュレーション初年度に“タイトル争いが可能なマシン”を設計できなかった場合だとされ、実現すれば両ドライバーはペナルティなしで離脱できる。

    フェラーリは条項の存在について公式には口を閉ざしているが、内部では強い警戒感が漂う。特にルクレールに関しては、2026年にタイトルを獲得した場合でも離脱できるとされる文面が指摘され、チームにとって不確定要素が一段と大きくなっている。

    成績不振が深刻化 ブラジルでダブルリタイア
    フェラーリは今季、トップ4チームの中で唯一勝利を挙げておらず、タイトル争いどころかコンストラクターズ順位は4位へと後退した。ブラジルGPでは、ルクレールがオスカー・ピアストリとアンドレア・キミ・アントネッリの接触に巻き込まれてリタイアし、ハミルトンもフランコ・コラピントとの接触でレースを終えている。

    今季の結果が示すのは、精彩を欠くマシン開発と流れを断ち切れないチーム事情だ。ジョン・エルカーン会長もミラノのイベントで「もっと運転に集中し、話す量を減らすべきだ」と選手に注文をつけるなど、組織全体が焦燥感に包まれている。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    ルクレールの周辺はすでに2027年市場へ動き出す
    ルクレールを巡る移籍市場はすでに静かに熱を帯び始めている。アストンマーティンは2027年に向けてルクレールの獲得を検討していると伝えられ、フェルナンド・アロンソやランス・ストロールの後任候補として名前が挙がる。

    加えて、ルクレールのマネージャーがレッドブルにコンタクトを取ったとの情報もあり、マックス・フェルスタッペンの将来やチーム体制の変化を見据えた動きが水面下で進んでいる。マクラーレンのオスカー・ピアストリとの“シート交換案”まで噂されるなど、選択肢は加速度的に広がっている。

    フェラーリF1が恐れる“2026年末のW流出”
    フェラーリが最も恐れるのは、2026年の開発に失敗した場合、ルクレールとハミルトンの両方が同時に離脱するシナリオだ。これはチーム体制の崩壊だけでなく、開発の連続性や将来の戦力構築に深刻な影響を及ぼす。

    2026年は新パワーユニットとアクティブエアロが採用される大転換期であり、成否がチームの未来を決定づける。競争力を失えば、ライバルたちが得る学習効果との差は一気に広がり、2027年以降の巻き返しはきわめて困難になる。

    フェラーリにとって、ルクレールの“無条件離脱条項”は単なる契約上のリスクではない。2026年の挑戦そのものが、二人のエースドライバー体制の維持とチームの将来を左右する重大な分岐点となっている。

    Source: F1 OVERSTEER

  • セルジオ・ペレス 旧型フェラーリF1マシンで“ルクレール並み”のペースを披露

    セルジオ・ペレス 旧型フェラーリF1マシンで“ルクレール並み”のペースを披露

    セルジオ・ペレスは2024年末にレッドブルを離れて以来、初めてF1マシンに姿を見せ、その直後からミルトンキーンズのチームで経験した“悪夢”を完全に乗り越えたことを示した。

    今週、イモラの伝統的なサーキットで、30年ぶりとなる“黒いフェラーリF1マシン”が走行した。キャデラックがF1コンストラクターとして初めてのテストに臨んだためだ。

    キャデラックはフェラーリとのエンジン供給契約によって、2028年末までフェラーリからパワーユニットの供給を受けることになっており、この関係を通じて新チームの多数のスタッフがグランプリで求められる数々の作業を初めて体験した。

    フェラーリのエンジニアたちは未来のライバルとなる相手にアドバイスを提供し、レース中に行われる高速ピットストップのこなし方や、タイヤを最適に準備するための方法を伝授した。

    模擬的なグランプリ形式の作業はチーム全体にとって有益だったが、特にステアリングを握ったペレス本人にとって大きな収穫となった。

    キャデラックF1初テストで見せた“復活の走り”
    Motorsport.comのレポートによれば、キャデラックがイモラでサーキットを借り切った2日間は、アメリカの新チームを包む雰囲気がきわめて明るく、前向きなものだったという。

    ペレスはテストの中で、全長3.05マイルのイモラを184周走行した。これはグランプリ3回分に相当する距離だ。レポートは、35歳の彼が最初の周から“プッシュし始め”、F1マシンに戻れたことに“明確な”喜びを示していたと伝えている。

    “ルクレール比較”で浮かび上がるペレスのタイム
    テスト初日、ペレスが記録した最速ラップは、シャルル・ルクレールが2022年のイモラFP2で残したタイムより“ほぼ1秒速かった”とされる。

    今回使用されたマシンは、2022年型の後継である2023年仕様のSF-23で、2023年のエミリア・ロマーニャGPは洪水による中止のため比較対象は2022年のデータとなる。

    さらにペレスは翌日、ハードタイヤにもかかわらず1分17秒270という“優れた”ラップを記録した。このタイムは、ルクレールが2024年FP1で記録した1分16秒990にわずかに届かない程度だった。

    キャデラック側はペレスのペースに非常に満足しており、特にレッドブル時代の“悪夢”が彼の才能を損なっていないことに安堵したという。

    フェラーリとキャデラックの連携がもたらした収穫
    テストでは、フェラーリのエンジニアがキャデラックのスタッフに対して、タイヤの準備やピットストップの手順など、グランプリ運営に必要な知識を直接伝えた。キャデラックの新加入スタッフにとって、実際のF1現場の作業フローを経験できる貴重な機会となった。

    “模擬グランプリ”形式で行われた作業は、チーム全体の理解を深め、実戦で必要な要素を掴むための助けとなった。

    セルジオ・ペレス(キャデラック) フェラーリ SF-23

    キャデラックF1は2026年、どの位置に着地するのか
    キャデラックは2026年、新規参入初年度を迎えることになる。前回の新規勢は2016年のハースで、開幕年を8位で終えている。

    エンジンについては、ゼネラルモーターズが将来的に独自パワーユニットを製造する計画だが、当面はフェラーリのカスタマーチームとして参戦する。Sky Sportsのテッド・クラビッツは、2026年において「キャデラックはレッドブルより強力なエンジンを得る可能性がある」との見方を示している。

    キャデラックF1は2026年に向けて順調な滑り出し
    イモラでの2日間のテストは、キャデラックF1が2026年の参戦初年度に向けて本格的に動き始めたことを象徴する出来事となった。ペレスは旧型フェラーリを用いながらもすぐに適応力を示し、チーム全体もF1の作業に初めて触れる大きなステップを踏んだ。

    ペレスの走行データは、キャデラックF1が参入初年度において決して劣勢ではないことを示す材料となり、チームは確かな手応えを得た。

    Source: F1 OVERSTEER

  • 「リーダー失格だ」 F1ドライバー“公開説教”のフェラーリ会長に批判の声

    「リーダー失格だ」 F1ドライバー“公開説教”のフェラーリ会長に批判の声

    フェラーリがサンパウロGPでダブルDNFという大きな痛手を負い、コンストラクターズ選手権4位に後退した直後、ジョン・エルカーン会長がルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールに対して「もっと走りに集中すべきだ」と発言した。この強い物言いは、フェラーリ内部の緊張を象徴するものとして大きな反響を呼んだ。これを受け、元ハースF1チーム代表ギュンター・シュタイナーが「公の場でドライバーを批判するのは良いリーダーシップではない」と強く反論。フェラーリの組織体制やコミュニケーションの在り方をめぐる問題が、改めて注目されることになった。

    シュタイナーが語った“エルカーン批判”の全内容
    元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、フェラーリ会長ジョン・エルカーンが公の場でドライバーたちを批判したことを非難した。

    フェラーリはサンパウロGPで悲惨なレースとなり、ダブルDNFを喫してコンストラクターズ選手権4位に後退した。その後、エルカーンはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールに対して「もっと走りに集中し、発言を控えるべきだ」と示唆した。

    7度の世界王者ハミルトンがフェラーリでの初年度を「悪夢」と表現した直後に出たこの驚くべき、そして目を見張るようなコメントは、大きな反響を呼んだ。

    ハミルトンとルクレールはその後、同じ日にフェラーリの結束を呼びかける強い姿勢の声明を発表した。その日はエルカーンがミラノでメディアに対応した日でもあった。

    シュタイナーは、公の場でドライバーを批判したエルカーンについて「良いリーダーシップを示していない」と非難した。

    シュタイナーは『The Red Flags』ポッドキャストで次のように語った。

    「最終的には彼がボスだから批判する権利はあるが、公の場ですべきではないと思う」

    「ルイスについては……まあ分かる。でもシャルルだ。彼はこのために心血を注いでいる。全てを捧げている。シャルルにこれ以上何を望むんだ?」

    「公の場で『この人はうまくやっている、メカニックは良い、エンジニアは良い、でもお前らはダメだ』と言うのは良いリーダーシップではない。それにフレッドについては何のコメントもない」

    「率直に言って奇妙だ。この発言をするのが会社のそのレベル――最も高いレベル――にいる人物だということが。彼は何かをする時に誰かの許可を得る必要なんてないのに」

    「でも、その立場で良いことを言えないなら何も言わないべきだ。確かに彼らはスポーツカー選手権で優勝した。それはおめでとうだが、2つの選手権を比較することはできない」

    「勝つにはもちろん努力が必要だし、彼らが勝ったことは尊敬している。とても素晴らしい。でも結局のところ、あれはBoP(性能調整)のチャンピオンシップだ。F1はまったく別物だ」

    「スポーツカーでの勝利を貶めているわけではない。でも『見ろ、やればできるだろう』と言うなら……いや……どうやってそれを実現するか、手助けしてはどうだ?」

    シュタイナーはまた、ドライバーのパフォーマンスにエルカーンが不満を抱いているのであれば、それは自らの判断に起因する部分が大きいと指摘した。なぜなら、冬の間にカルロス・サインツを放出し、ハミルトンを起用する判断を下したのはエルカーンだからだ。

    ハミルトンは中国GPのスプリントレースで勝利したものの、フェラーリでまだ表彰台に立っていない。一方、ルクレールは2025年にすでに7回の表彰台を獲得している。

    シュタイナーは続けてこう語った。

    「それに、誰がドライバーを決めたんだ?時には鏡を見る必要がある。ルイスを雇うことに同意したのは彼だと私は理解している」

    「『この男を批判したが、選んだのは自分だ。もしかしたら自分が間違っていたのかもしれない』——もしそう感じるなら、彼が間違った決断をしたということだ」

    「ハミルトンとルクレールが何を言ったのか私は知らない。理解できない」

    「おそらく彼は少し感情的になっていたのだろう。彼らはWECチャンピオンを獲得したのに、ブラジルではポイントすら取れず、2台ともリタイアした。どれほど失望していたか想像できるだろう?たぶん、少し腹を立てていたのかもしれない」

    ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    エルカーン発言が示す“責任の行方”
    今回の騒動の焦点は、エルカーン会長の批判がドライバー個人に向けられた一方で、チーム代表フレデリック・バスールや技術陣には一切矢印が向けられていない点にある。フェラーリの現状を考えれば、問題が必ずしもドライバーだけに起因するわけではないにもかかわらず、責任の所在が意図的に狭く設定されているように見え、チーム内部に歪みを生んでいる。

    また、ドライバーラインナップを最終決定したのはエルカーン自身であり、カルロス・サインツを放出してルイス・ハミルトンを迎え入れる判断を下したのも彼である以上、今回の発言は自己矛盾を含んでいる。シュタイナーの「鏡を見るべきだ」という言葉は、まさにその矛盾を突いたものと言える。

    WECを引き合いに出した比較の“ズレ”
    エルカーンがWECでの成功を引き合いに出し、「結果は出せる組織だ」と述べた点についても議論が発生している。WECではBoPによる性能均衡が行われるため、F1とは戦う条件がまったく異なる。F1は純粋なパフォーマンス勝負であり、同列に語ることは競技の本質を理解していないという印象を与えかねない。シュタイナーがそこをはっきり否定したのは、現場の努力を正しく受け止めるべきだという主張の表れでもある。

    フェラーリに今求められるのは“批判”ではなく“結束”
    2025年のフェラーリはパフォーマンス面でも精神面でも大きな挑戦に直面している。ハミルトンは初年度から苦戦し、ルクレールは結果を残しつつも不安定なチーム状況に直面している。こうした中でトップが公の場で個々を批判すれば、チーム全体の士気が下がり、内部の結束はさらに弱まる恐れがある。

    ドライバーたちが同日に「団結を呼びかける声明」をわざわざ発表したこと自体、すでに内部の空気が不安定になっている証拠だ。今フェラーリに求められるのは、エルカーンが発する批判ではなく、全員が同じ方向を向くための力強い支援と、責任の所在を曖昧にしない組織としての姿勢である。

  • フェラーリF1は「ハミルトンよりベアマン起用しろ」 ラルフの提言が波紋

    フェラーリF1は「ハミルトンよりベアマン起用しろ」 ラルフの提言が波紋

    フェラーリ会長ジョン・エルカーンがドライバー陣へ異例の“注文”を出した直後、ラルフ・シューマッハが新たな波紋を呼んでいる。シューマッハは英Sky Deutschlandで「フェラーリはルイス・ハミルトンではなく、オリバー・ベアマンを起用すべきだ」と主張し、イタリアの名門に大胆な選択を迫った。

    発言は、ブラジルGPでのハミルトンのミス多発レースを受けて一気に注目を集めている。

    ラルフ「ハミルトンはもう全てがギリギリ」
    ラルフ・シューマッハはまず、20歳のルーキー、オリバー・ベアマンの価値を強調した。

    「フェラーリにはハースで素晴らしい働きをしている若いベアマンがいる。コストはハミルトンの“ほんの一部”だ」と述べ、ハミルトンが“高い二桁の数字を稼ぐ”と指摘した。

    さらにシューマッハは、41歳を迎えるハミルトンのパフォーマンス限界を懸念する。

    「フィルムが速くなりすぎてしまった、そんな印象だ。速いラップを出すのにエネルギーを使いすぎる。ルクレールを相手に100%以上を出さなければならず、それがミスにつながっている」

    ブラジルGPでのミスとペナルティについても「マシンをコントロールできず、ミスをして、罰を受けるばかりだ」と厳しい評価を下した。

    「払って退団させるのは珍しくない」フェラーリの歴史にも言及
    シューマッハはSkyのポッドキャストでも発言を繰り返し、「契約を買い取って退団させることはフェラーリでは珍しくない」とコメント。若手のベアマンを起用するほうが合理的だと強調した。

    一方、フェラーリ広報はエルカーンの“もっと黙って仕事に集中しろ”という趣旨の発言について、「批判ではなく建設的なメッセージ」と火消しに追われている。

    オラフ・モル「ベアマンは勢いが止まらない」
    オランダの解説者オラフ・モルもZiggo Sportでこの議論に参加した。

    「ハミルトンのシーズンは期待外れだ。しかしベアマンは勢いがある。ハースで4戦連続ポイントを取っている」とし、もしハミルトンが“もう難しい”と判断した場合には「ベアマンが理想の後継者だ。彼は“クラウンプリンス(後継王子)”だ」と語った。

    ドーンボス「週末ごとに250万ユーロ払って何も得られていない」
    元F1ドライバーのロバート・ドーンボスも、エルカーンの苛立ちは深刻だと分析する。

    「フェラーリは毎週末、ハミルトンに250万ユーロも払っているのに、見返りがない。奇跡が必要だ」と辛辣だ。

    ダナー「ハミルトンはもう“チームを形作る存在”ではない」
    クリスティアン・ダナーはMotorsport-Magazinで、ハミルトンの“集中力の欠如”を指摘した。

    「今はあまりにも多くのことが同時に起きている。彼はトラック上のことに以前ほど集中できていない」

    さらに、フェラーリを改革する力があるかについても懐疑的だ。

    「ハミルトンがフェラーリを自分の思い描いたように変えられるとは思わない。彼は“チームアーキテクト”ではない。インスパイアすることはできるが、形作ることはできない」

    オリバー・ベアマン(スクーデリア・フェラーリ)

    フェラーリの2026年計画に“ベアマン案”が浮上
    今回の一連の騒動で、2026年のフェラーリ体制をめぐる議論はさらに激化している。ハミルトンは加入初年度から厳しいシーズンを送り、ルクレールとの比較でも後れを取る場面が多い。一方で、ハースで安定してポイントを重ねるルーキーのベアマンは、フェラーリ育成として理想的な候補に浮上しつつある。

    40代に突入するハミルトンを“高額で起用し続けるべきか”、それとも“若さとコスト効率を重視すべきか”。フェラーリ内部での議論は避けられそうにない。

  • キャデラックF1のテストで登場 “黒いフェラーリ”はシューマッハ以来28年ぶり

    キャデラックF1のテストで登場 “黒いフェラーリ”はシューマッハ以来28年ぶり

    フェラーリSF-23の“ブラックアウト仕様”がイモラで走行した。フェラーリのF1マシンが黒一色でコースを走るのは、1997年にミハエル・シューマッハがフィオラノでF300をテストして以来、実に28年ぶりとなる。

    今回の黒いフェラーリは、2026年からF1に参戦するキャデラックが、オペレーション構築のためにフェラーリから借り受けた車両だ。スポンサー表示や赤の差し色を完全に排した漆黒のSF-23がサーキットを走る光景は、F1の歴史でもごく限られたケースといえる。

    1997年シューマッハ以来の“漆黒のフェラーリ”
    1997年のクリスマス前日、開発中のF300を空力パーツ未完成の状態で走らせた際、シューマッハは黒いプレーンカラーのマシンをテストした。それ以来、フェラーリのF1マシンが黒のまま正式に走行する例はほとんどなく、今回のイモラ走行は極めて稀なシーンとなった。

    今回のSF-23はスポンサー表示や赤の差し色を完全に排した“漆黒”の仕様。キャデラックがオペレーションテストのために完全な“匿名状態”のマシンを求めたことから実現した。

    フェラーリ F1 ミハエル・シューマッハ

    キャデラックは実質“チームづくりのリハーサル”に
    キャデラックは2026年のデビューに向け、今回のテストを「プレシーズンテストの総リハーサル」と位置づけている。ガレージ作業の動線確認やピットストップ練習、データ解析体制の構築、エンジニアとドライバーのコミュニケーション統一など、グランプリ週末に必要なあらゆるプロセスを実走環境で検証するのが狙いだ。チーム代表グレアム・ロードンは、この取り組みを「車ではなく、人間をテストする機会だ」と説明しており、黒いフェラーリでの走行は、組織としての完成度を高める重要なステップとなっている。

    ペレスは約1年ぶりの実走でフィジカル状態を確認
    全身黒のスーツとヘルメットで登ステアリングを握ったセルジオ・ペレスにとっても、このテストは重要な機会となった。レッドブル離脱後ほぼ1年ぶりのF1走行となる今回、ペレスは自身のフィジカル状態を確認する目的もあると語る。

    「1年ぶりの走行で、冬の間にどこを鍛えるべきかが明確になる」

    ペレスはイモラでの初日走行を終え、翌14日にも2日目のテストを予定している。

  • フェラーリ会長 ハミルトンとルクレールを批判「口数を減らし運転に集中しろ」

    フェラーリ会長 ハミルトンとルクレールを批判「口数を減らし運転に集中しろ」

    フェラーリ会長のジョン・エルカーンが、F1サンパウロGPでのダブルDNF(ダブルリタイア)を受けて、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールを名指しで批判した。フェラーリは同じ週末にWEC世界耐久選手権でタイトルを獲得しており、耐久レースでの栄光とF1の不振が対照的に浮き彫りとなった。

    エルカーンは「ブラジルは大きな失望だった。もし我々がF1チャンピオンシップを見れば、一方では我々のメカニックたちが、実際にチャンピオンシップを勝っていると言える」と述べた。

    「彼らのパフォーマンス、そしてピットストップですべての努力を尽くしている」

    「エンジニアたちを見れば、車が改善したことに疑いはない。しかし、それ以外の部分は基準に達していない。確かに我々にはドライバーがいるが、彼らには運転に集中して、口数を減らすことが重要だ。なぜなら、まだ重要なレースが残っており、コンストラクターズ選手権で2位を獲ることは不可能ではないからだ」

    「フェラーリがチームとして機能するとき、我々は勝つ。コンストラクターとしても、ドライバーとしても(WECで)勝ったことは、フェラーリが団結しているときにどれほど偉大なことが達成できるかを示す美しい証だ」

    フェラーリの広報担当者はESPNに対し、このコメントは「建設的な意図を持っており、会長なりの奮起を促す発言だった」と説明しているが、外部からはその解釈を「かなり好意的すぎる」と評する声もある。

    ドライバーたちの反応:「団結が必要」と「チームを信じている」
    エルカーンの発言が報じられた直後、ルクレールとハミルトンはそれぞれSNSを通じてコメントを投稿した。

    ルクレールは「フェラーリが前進するためには団結が必要だ。全員が同じ方向を向き、全力を尽くさなければならない」と語り、ハミルトンは「僕はチームを信じているし、自分自身も信じている」と投稿した。

    両者の投稿はいずれも直接的な反論を避けながらも、チーム内部での結束の重要性を訴える内容だった。だが、チーム会長からの公開批判という異例の状況を受け、フェラーリ内部で緊張が高まっているのは明らかだ。

    スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリ内部の問題が再燃
    エルカーンの発言は、チームの構造的な問題を再び浮き彫りにした。彼が「エンジニアとメカニックは優秀だが、それ以外が不十分」と明言したことは、責任をドライバー陣やチーム代表フレデリック・バスールに向けたとも受け取られている。

    エルカーンが称賛した「ピットストップの速さ」は、ピットクルーに与えられるDHLピットストップアワードへの言及とみられる。確かにフェラーリは今季、平均ピットタイムでトップクラスの成績を残しているが、それを誇るのは「屋根のない家でテレビを自慢するようなもの」と揶揄する声もある。

    また「車が改善したことに疑いはない」という発言も、現実とはかけ離れている。フェラーリは2025年シーズンに入ってから一度も勝利を挙げておらず、マクラーレン、レッドブル、メルセデスが複数回優勝する中で、チームは依然としてパフォーマンスの波を克服できていない。特に車高調整やタイヤマネジメントの問題が解決しておらず、ハミルトンも度々「車を思うように動かせない」と語っている。

    ルクレールとハミルトン、それぞれの立場
    シャルル・ルクレールは今季7度の表彰台と2度のポールポジションを獲得しているが、チームの不安定な戦略とセットアップに不満を募らせている。彼はシンガポールGP前に「昨年はマクラーレンとコンストラクターズタイトルを争っていたが、今季はそのレベルに達していない。進歩が見えないのはつらい」と語っており、会長発言の伏線ともなっていた。

    一方、ハミルトンはフェラーリ移籍1年目のシーズンで苦戦が続く。中国スプリントで優勝を飾ったものの、以降は表彰台争いに絡む機会が少なく、ブラジルGPではアルピーヌのフランコ・コラピントと接触してリタイア。「これは悪夢のようだ」「役に立っていない気がする」と語る場面もあった。

    ESPNによれば、ハミルトンはチームの運営や車の問題点を詳細にまとめた“改善ノート”を提出したが、チーム内では賛否が分かれたという。「彼の指摘は的確だが、外部からの監査のように受け取ったスタッフもいた」との報告もあり、彼の存在がチーム文化と噛み合っていないことを示唆している。

    「団結があれば勝てる」— WECとの比較の危うさ
    エルカーンは「フェラーリが団結しているときに勝てる」と述べ、F1の不振をWECの成功と対比させた。しかし、F1とWECの環境はまったく異なる。WECのハイパーカークラスは「バランス・オブ・パフォーマンス(BoP)」によって性能が調整されており、フェラーリは復帰初年度から優位な条件を享受している。

    そのため、WECでの勝利をそのままF1の成功モデルとして語るのは誤りであり、「フェラーリは有利な環境でしか勝てない」という批判も根強い。

    分析:フェラーリの“構造的敗北”が続く理由
    ジョン・エルカーンの「口数を減らして、走ることに集中しろ」という発言は、フェラーリが長年抱える問題を象徴している。すなわち、ドライバーや現場よりもブランドイメージと政治的統制を優先する体質だ。

    フェラーリの最後のタイトルは2008年。以降、チームは幾度も「改革」を掲げながらも、トップダウンの指揮体制によって現場の柔軟性を失ってきた。マクラーレン、メルセデス、レッドブルは、ドライバーと技術陣が信頼関係を築くことで継続的な勝利体制を築いたが、フェラーリは今も「批判を恐れる文化」に縛られている。

    エルカーンの狙いが奮起であったとしても、言葉の選び方は誤った。今のフェラーリに必要なのは沈黙ではなく、建設的な対話である。彼の「口数を減らせ」という一言は、栄光の跳ね馬が再び立ち上がるために、最も必要な“声”を自ら封じ込める危険なメッセージにも聞こえる。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1と契約交渉の必要性を否定「すでに長期契約」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1と契約交渉の必要性を否定「すでに長期契約」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、現時点でフェラーリとの契約延長交渉を行う必要はないと語り、「すでに“かなり長い契約”がある」と明かした。

    今季メルセデスからフェラーリへ移籍したハミルトンは、まだ表彰台に登れておらず、チームメイトのシャルル・ルクレールに対して64ポイント差をつけられている。フェラーリは彼の加入を発表した際、「複数年契約」であると説明したものの、具体的な契約年数は公表していない。

    しかしブラジルGPを前にした記者会見でハミルトンは、自身が2026年以降もフェラーリに残る可能性を示唆した。

    「僕の契約はけっこう長いものなんだ」とハミルトンは語った。「普通は契約更新の話を始めるのは契約の1年前だから、今はまだそのタイミングには程遠いよ」

    メキシコGPでの裁定に不満「透明性と説明責任が欠けている」
    ハミルトンは前戦メキシコシティGPでフェラーリ加入後最高の予選結果となる3番手を獲得したものの、決勝ではターン4でコース外走行の際に「アドバンテージを得た」と判断され、10秒ペナルティを科されて8位に終わった。

    その裁定についてハミルトンは木曜の取材で次のように語った。

    「いまだに明確さがない。それこそが大きな問題の一つなんだ。透明性と説明責任、そしてどのように判断が下されているのかという秘密主義。それらが改善される必要があると思う」

    「彼ら(スチュワード)が自分たちの判断の重みを理解しているのかは分からないけど、彼らの決定がキャリアを左右し、選手権の結果を決めることもある。これまでにもそういう例を見てきた。だからこそ、何か手を打たなければならないんだ」

    ハミルトンの課題とフェラーリでの再起
    フェラーリ移籍後、ハミルトンは苦戦を強いられているが、メキシコGPでの予選3番手は明るい兆しでもあった。マシン開発が進む終盤戦、彼はフェラーリでの初表彰台、そして将来的なタイトル争いを見据えて意欲を燃やしている。

    契約期間をめぐる曖昧さに対しても、ハミルトンの発言は“長期的なコミットメント”を示唆しており、41歳を迎える来季以降も、フェラーリで8度目のワールドチャンピオンを目指す構えだ。

  • オリバー・ベアマン F1フェラーリ昇格報道一蹴「メディアの見出しに過ぎない」

    オリバー・ベアマン F1フェラーリ昇格報道一蹴「メディアの見出しに過ぎない」

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンは、将来的にルイス・ハミルトンの後任としてフェラーリへ昇格するのではないかとの憶測について、「気にしていない」と語り、一連の報道を冷静に受け止めた。

    メキシコシティGPでキャリア最高位となる4位を記録した20歳のベアマンは、メディアや評論家から称賛を浴びた。

    英オートスポーツ誌のマーティン・ブランドルは「次にフェラーリのシートが空いたら彼が座るべきだ」と述べ、ジャック・ヴィルヌーヴも「ビッグリーグで通用するドライバーだ」と高く評価。さらにジェームズ・ヒンチクリフは「彼こそハミルトンの後継者だ」とまで評した。

    しかし、本人はそのような報道に対して冷静だ。

    「ある週末に良い結果を出すと、みんなが『次のフェラーリドライバーだ』と言うけど、前の週末がうまくいかなかったら逆のことを言うんだ」とベアマンはSky Sports F1に語った。

    「メディアは見出しが好きなんだろうね。もちろんメキシコは素晴らしい週末だったけど、僕はそんなことは気にしてない。頭を下げて、自分の仕事に集中して、チームのために良い結果とポイントを積み上げることだけを考えている」

    ベアマンはすでにフェラーリでデビューを果たしており、昨年のサウジアラビアGPでは体調不良のカルロス・サインツの代役として出走し、7位入賞を果たした。今回のメキシコGPについては「幸運な結果だった」とも謙虚に振り返る。

    「いい週末ではあったけど、現実的に考える必要がある。残り4戦でトップ4やトップ5を争えるとは思っていない」

    「結果的にうまく展開が味方した面もあったけど、特に日曜のレースペースは本当に良かった。それを次のレースにもつなげていきたい。今後の目標は確実にポイント圏内で戦うことだ」

    現在ベアマンは32ポイントを獲得し、ドライバーズランキング13位につけている。チームメイトのエステバン・オコンを2ポイント上回っており、シーズン終盤に向けて勢いを強めている。

    オコンは今季のイギリスGPでCrash.netに対し、「彼はこれまで見た中で最も大きな才能を持つ新人だ」とベアマンを絶賛していた。

    オリバー・ベアマン スクーデリア・フェラーリ

    堅実な姿勢が示す“真の成熟”
    ベアマンの慎重な発言は、若手としては異例の成熟ぶりを感じさせる。メディアの騒ぎに左右されず、現実的な目標を据えてチームの成果を優先する姿勢は、フェラーリ首脳陣にとっても信頼を高める要素だろう。

    ハミルトンとの比較を意識せず、自分のペースで実績を積み重ねることができれば、フェラーリの未来像において確実に「次の一手」として名前が挙がるはずだ。

  • ルイス・ハミルトン担当パフォーマンスエンジニアがフェラーリF1離脱

    ルイス・ハミルトン担当パフォーマンスエンジニアがフェラーリF1離脱

    フェラーリF1でルイス・ハミルトンのパフォーマンス・エンジニアを務めていたリカルド・コルテが、モータースポーツの新たなステージへと歩みを進める。長年F1の世界で活躍してきたコルテは、オーストラリアの「グローブ・レーシング(Grove Racing)」へ移籍し、スーパーカーシリーズに挑むことが明らかになった。

    コルテはこれまでフェラーリでシャルル・ルクレール、カルロス・サインツとともに働いた経験を持ち、今季はハミルトンの加入に伴い、フェラーリで彼のエンジニアチームの一員として活動していた。

    しかしベルギーGP前にチーム内で新しい役割に移行し、その後グローブ・レーシングへの移籍準備を進めてきた。

    「このようなエキサイティングなタイミングでグローブ・レーシングに加われることを本当に誇りに思います」とコルテは語った。

    「チームがここ数年で成し遂げてきた進歩には目を見張るものがありますし、バサースト1000での勝利は、正しい人材とマインドセットがあれば何が可能かを示しています。フェラーリF1で過ごした11年間の経験をスーパーカーの世界に活かし、チームがさらに前進し、トラック上のあらゆるチャンスを最大化できるよう尽力したいと思います。」

    グローブ・レーシングのオーナーであるスティーブン・グローブも、コルテの加入を歓迎している。

    「リカルドの加入は、グローブ・レーシングにとってもう一つの大きな前進を意味します」とグローブは述べた。

    「フェラーリF1での11年に及ぶ経験、そして今季初期にルイス・ハミルトンのパフォーマンス・エンジニアを務めた実績は、我々のプログラムに驚くほどの深みと理解をもたらします。彼をチームに迎えられることを誇りに思いますし、グローブ・レーシングがどれほど高いレベルの人材を有しているかを示す証でもあります。」

    フェラーリF1からオーストラリアへ―異例のキャリア転換
    F1エンジニアがスーパーカーシリーズへ転身するのは稀だが、近年はモータースポーツ界全体でカテゴリー間の人材交流が活発化している。特にF1の技術や運営ノウハウを持つエンジニアが、耐久レースやGTカテゴリーに移る例も増えており、コルテの移籍もその流れの一つといえる。

    グローブ・レーシングは近年、急速に勢力を拡大しているチームであり、バサースト1000優勝をはじめとする成果によって、国内外から注目を集めている。コルテの参入は、チームの技術的基盤をさらに強化する狙いがあると見られる。

    ハミルトンとフェラーリにとっての影響
    フェラーリにとっては、ハミルトンの加入とともに築き上げていたエンジニアチームの中核メンバーを失う形となる。コルテはドライバーとの密なコミュニケーションとデータ解析能力で信頼を得ており、その離脱はフェラーリF1チームに小さくない影響を与えるだろう。

    とはいえ、F1からスーパーカーへという異業種転身は、エンジニアとしての幅を広げる挑戦でもある。コルテのF1での経験が、グローブ・レーシングのさらなる成長にどのように活かされるか、注目が集まる。