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  • シャルル・ルクレール フェラーリF1離脱説に「根拠のない噂にうんざり」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1離脱説に「根拠のない噂にうんざり」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、苦戦が続く今季の中でチームを取り巻く「根拠のない噂」が次々と生まれている現状に不快感を示した。

    ここ数戦でSF-25の競争力不足が顕著となり、ルクレールがフェラーリ離脱を検討しているという憶測が浮上。しかし、2019年からマラネロのチームに所属し“フェラーリの黄金の子”と呼ばれてきたルクレールは、こうした報道を強く否定した。

    ルクレールは、選択メディアを通じて次のように語った。

    「僕が言えるのは、これまでずっと言ってきたことと同じだ。僕はフェラーリをとても愛している。そして今も将来も、僕の唯一の執着は“赤いマシンで勝つこと”なんだ。フェラーリを再びトップに戻したい」

    「僕について、あるいはチーム全体についての憶測が多すぎる。事実に基づかない話を拾って書く人が多いようで、それが少しうんざりするんだ」

    フェラーリF1に絶えない“噂の連鎖”
    フェラーリF1に関する根拠のない噂は今に始まったことではない。チーム規模の大きさゆえに、結果が伴わない時期ほど臆測が広がるのは避けられない構造だ。

    「フェラーリではいつもこうなんだ。僕らドライバーもチームも、自分たちの仕事に集中するしかない。それが今やっていることだ」とルクレールは続けた。

    「でも正直、こうした噂を常に目にするのは気分のいいものじゃない。今のパフォーマンスは僕たちの望むレベルに達していないが、全員が状況を好転させようと集中している。結果が出ていないときほど、こうした話が戻ってくるんだ。でも、僕が言いたいことは過去6〜7年、ずっと同じだ」

    Source: RacingNews365

  • ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    ピアストリのフェラーリF1移籍説は「レッドブルの策略の可能性」とモントーヤ

    元マクラーレンF1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、オスカー・ピアストリのフェラーリ移籍の噂について「マクラーレンを動揺させるためのレッドブルの仕掛け」かもしれないと語った。

    最近、マクラーレンがピアストリよりもチームメイトのランド・ノリスに有利な判断を下しているという見方が広がり、現チャンピオンシップ首位のピアストリがフェラーリへ移籍する可能性があるという憶測が浮上した。

    モントーヤは、こうした噂の背後には意図的な“かく乱工作”があるかもしれないと指摘する。

    「これは誰かがマクラーレンをかき乱すために話を作り上げている可能性もある。結局のところ、注目を集めてマクラーレンに問題を引き起こすのにうってつけの方法だ」とモントーヤは語った。

    「それはちょうどトト(ヴォルフ)がマックス(フェルスタッペン)に対してやったことのようなものだ。実際にマックスを獲得できるチャンスがあったかどうかは分からないが、ヘッドラインを飾ることにはなった。ピアストリとフェラーリの話も、例えばレッドブルから出たものかもしれない。『マクラーレンを不安にさせよう』と考えた誰かが、こうしたリークを仕掛けてもおかしくない」とモントーヤは続けた。

    さらに彼は、この“噂作戦”はピアストリ自身にも有利に働く可能性があると述べている。

    「もしオスカーが本当に優れたドライバーだと思うなら、他チームが彼を欲しがっていることを示すいい機会になる。つまり、オスカーの立場からすれば『自分を本当に必要とするならリスペクトしてほしい』というメッセージをマクラーレンに伝える手段にもなる」とモントーヤは締めくくった。

    GPBlog

  • キャデラックF1、フェラーリ旧型マシン貸与計画を明かす「FIAと協議中」

    キャデラックF1、フェラーリ旧型マシン貸与計画を明かす「FIAと協議中」

    2026年にF1デビューを予定しているキャデラックF1は、フェラーリ製の旧型F1マシンを借り受けてテストを行う可能性があるとの噂について、チーム代表のグレアム・ロードンが言及した。

    ロードンはシンガポールGPの週末に取材に応じ、TPC(旧型車テスト)ルールに基づく活動を検討していることを明らかにした。

    「我々には旧型車がないが、実際には“車をテストする”ことが目的ではない」とロードンは語った。「シミュレーションを現実に近づけるために、何らかのマシンを使いたいだけなんだ」

    「他チームの車を試すことでアドバンテージを得ようとしていると思われがちだが、我々がテストしたいのは『人間』だ」

    ピット作業の「筋肉記憶」を養う狙い
    ロードンは、実際のF1マシンを使う最大の理由は「メカニックの実践的訓練」にあると説明した。

    「アドバンテージを得たいのは、車そのものではなく、メカニックの経験だ」とロードン。「タイヤブランケットを装着したり、車の熱やサイズ感を感じたりといった動作を体で覚える必要がある」

    「これまでに何度もチームを立ち上げてきたが、すべての作業をできるだけ現実に近づけることが極めて重要なんだ」

    キャデラック F1 フェラーリ

    フェラーリとの関係、FIAも協議に関与
    キャデラックはフェラーリの顧客チームであるため、対象マシンとしてフェラーリ製を想定しているという。ただし現時点で正式な交渉が行われているかは明らかにされていない。

    「我々はフェラーリのカスタマーだから理にかなっている」とロードン。「でも、車そのものから何かを学ぼうとはしていない。サイズや形が近ければ色もどうでもいい」

    「もし他チームの車を借りるなら、そのチームがFIAに承認を求める必要がある。我々はFIAと一歩ずつ協議しながら進めており、隠すことは何もない」

    F1新規参戦チームの“実地準備”の壁
    2026年に新規参戦するキャデラックは、現行チームとは異なり「旧型車テスト(TPC)」の制度を活用できない。これにより、シミュレーション以外の現場訓練機会がほぼ皆無という課題を抱えている。

    ロードンが言う「人間をテストする」という言葉は、開発面ではなく組織の即応性や実戦オペレーションを磨く意図を示している。特にピット作業やガレージ環境での安全運用は、初年度からレースを戦う上での重要な基礎となる。

    フェラーリ製マシンの貸与が実現すれば、キャデラックにとっては“F1デビュー前のリハーサル”となるだろう。ただし、FIAの許可を得る必要があるため、規制上のハードルは依然として高い。

    Source: motorsportweek.com

  • フェラーリF1、ホーナー招聘を検討?バスール解任も視野との報道

    フェラーリF1、ホーナー招聘を検討?バスール解任も視野との報道

    フェラーリ会長ジョン・エルカーンが、チーム代表のフレデリック・バスールを解任し、元レッドブル代表クリスチャン・ホーナーを招へいする可能性を検討していると報じられた。

    F1 Insiderのラルフ・バッハによると、ホーナーの2024年不祥事をめぐる300万ユーロの和解は、F1復帰を見据えた“布石”である可能性があるという。

    フェラーリは2025年シーズンでいまだ勝利を挙げられず、シンガポールGPではシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがトップ5圏外に終わるなど苦戦が続く。

    ホーナーが率いたレッドブルでの6度のコンストラクターズタイトル、8度のドライバーズタイトルという実績は、エルカーンにとって魅力的な要素とみられている。

    ラルフ・バッハ 「エルカーンは本気でホーナーを狙っている」
    F1 Insiderのラルフ・バッハは次のように述べている。

    「ホーナーが今回の和解に動いた理由は明らかだ。彼は裁判を避けたかった。今は新しい職を探しており、もしかするとその機会を得る可能性もある。もしフェラーリでのチャンスを見ているなら、今回の展開は理にかなっている」

    「契約延長をしたとはいえ、フェラーリはバスールを手放したがっているようだ。ジョン・エルカーンはクリスチャン・ホーナーの起用に本気で焦点を当てている」

    バスールは2025年7月31日に契約を延長したばかりだが、シーズン終盤の不振を受けてチーム内外で批判の声も出始めている。

    ジョニー・ハーバートも「フェラーリにはホーナーが必要」と主張
    元F1ドライバーのジョニー・ハーバートも、『GrandPrix247』のインタビューでフェラーリにホーナーを迎えるべきだと語っている。

    「結局のところ、成功するには適切な人材を惹きつける必要がある。アドリアン・ニューウェイをチームに加えようという動きがあったが、もっと強い働きかけがあってもよかったかもしれない」

    「僕はフレッド・バスールを好ましく思っているが、“勝てる方程式”を作り上げた人物が必要だ。そしてそれは、おそらくクリスチャン・ホーナーということになる」

    分析:ホーナー招聘は現実的か、それとも政治的ブラフか
    現時点でフェラーリがホーナーに正式な接触を行った事実は確認されていないが、いくつかの要素がこのシナリオを現実味のあるものにしている。

    ■ 追い風となる要素
    ・エルカーン会長の改革志向と勝利への執念
    ・フェラーリが2025年未勝利という現実
    ・ホーナーが持つタイトル獲得の実績とリーダーシップ

    ■ 障壁となる要素
    ・バスールが契約延長を果たしたばかりであること
    ・ホーナーの過去の不祥事とイメージリスク
    ・フェラーリ内部の政治構造と文化的抵抗

    2026年の新レギュレーション導入を前に、フェラーリが体制リセットを図る可能性はある。
    今季を未勝利で終えた場合、経営層がトップ交代を決断し、ホーナーの名前が再び浮上することは十分考えられる。

    結論:ホーナー就任の可能性は「ゼロではない」
    ホーナーがフェラーリに加入するには、契約上・政治上のハードルが多いものの、フェラーリ側の焦燥感とホーナーの復帰意欲が一致すれば、2026年の体制刷新を契機とした交渉が現実化する余地はある。

    現時点では憶測の域を出ないが、フェラーリが勝利の方程式を探し続ける限り、ホーナーという名前が消えることはない。

    Source: sportskeeda.com

  • フェラーリF1 エルカーン会長「献身は個人的な使命」 株価急落でも揺るがず

    フェラーリF1 エルカーン会長「献身は個人的な使命」 株価急落でも揺るがず

    フェラーリのジョン・エルカーン会長は、自身のブランドへの関わりを「個人的な問題(personal matter)」と表現し、長期的な献身を改めて誓った。これは同社がキャピタル・マーケッツ・デーで業績予測を発表した直後、株価が大きく下落したタイミングでの発言だった。

    フェラーリは2025年の通期売上を71億ユーロ(約8.2億ドル)と見込み、2030年までに90億ユーロ(約10.4億ドル)規模に成長すると予測。調整後利益も36億ユーロ(約4.2億ドル)まで拡大する見通しを示した。

    しかし投資家の期待を満たさず、ニューヨーク証券取引所では終値ベースで15%の下落を記録。2015年の上場以来、最大の一日下落率となった。イタリア国内市場でも最大16%の下落を記録している。

    フェラーリF1と耐久レースでの明暗
    この株価下落は、モータースポーツ活動の現状とも対照的だった。ル・マン24時間レースではハイパーカー「499P」が3連覇を達成した一方で、F1では苦戦が続いている。ルイス・ハミルトンを迎えた2025年シーズンは、ここ5戦連続で表彰台を逃している。

    フェラーリのキャピタル・マーケッツ・デーでエルカーン会長は次のように語った。

    「私の献身は、会長として、筆頭株主として、そして何よりもフェラーリを生涯の情熱として生きてきた者としてのものだ。我々が下すすべての決定はフェラーリの独自性を強化するためのものであり、従業員の才能と献身が未来への最大の保証になると信じている」

    「我々を信頼して夢を託してくれるフェラーリスタ(ファン)のために、そしてF1での勝利を待ち望む世界中のファンのために全力を尽くすつもりだ。耐久レースで3連覇を達成したように、F1でも勝利を取り戻したい」

    ヴィーニャCEO「F1でも勝たなければならない」
    ベネデット・ヴィーニャCEOもまた次のように強調した。

    「我々はかつて“レースで勝つ”という約束をした。499Pで耐久レースにおいてそれを達成した。だがF1では改善が必要だ。我々は勝たなければならない。それが世界中の忠実なファンへの義務だからだ」

    フェラーリが最後にF1タイトルを獲得したのは2008年のコンストラクターズ選手権であり、ドライバーズタイトルにおいては2007年のキミ・ライコネンが最後となっている。

    分析:エルカーンが直面する“ブランドの二面性”
    フェラーリの株価下落は、単なる投資家心理の反映ではない。エルカーン体制が掲げる「持続的成長」と「情熱の維持」という二つの価値観のギャップを示している。

    一方では、ル・マンでの連覇がブランド価値を高め、耐久部門の成功は経営戦略の成果といえる。だがF1では長期的な勝利の欠如が象徴的であり、フェラーリというブランドの中核である“サーキットでの栄光”を取り戻すことが、今後の最大の課題だ。

    エルカーンが「個人的な使命」と語るように、フェラーリの再建は単なる企業運営ではなく、文化的・情熱的遺産の再生でもある。F1チームの復活こそが、その真価を問う最終試験となるだろう。

    Source: PlanetF1.com

  • フェラーリF1に再び内紛報道 バスール代表と上級エンジニアが激論か

    フェラーリF1に再び内紛報道 バスール代表と上級エンジニアが激論か

    フェラーリF1チーム内で、フレデリック・バスール代表と上級エンジニアの間に激しい言い争いがあったとイタリア紙が報じた。SF-25の開発停滞と成績不振を背景に、チーム内では技術陣とマネジメントの対立が深まっているという。

    シンガポールGP後には、ルクレールの公然とした批判発言も波紋を呼び、チーム全体の士気低下が懸念されている。フェラーリ上層部は今週マラネロで緊急会談を予定しており、内部の分裂がいよいよ表面化しつつある。

    シンガポールGP後に激論 フェラーリ内で不満噴出
    フェラーリF1チーム内の緊張がさらに高まっているようだ。シンガポールGP予選後、フレデリック・バスール代表と上級エンジニアの間で激しい言い争いがあったとイタリア紙『コリエーレ・デッロ・スポルト』が報じた。

    同紙によると、口論の相手はサーキットエンジニアリング部門を統括するマッテオ・トニニャッリ氏で、マラネロ内部ではSF-25の進化の遅れに対する不満が噴出しているという。

    数名のエンジニアは、シャルル・ルクレールが公の場でマシンへの不満を口にしたことにも不快感を示している。
    ルクレールは「メルセデスは大きく前進したし、数戦前にはレッドブルもそうだった。しかし我々は違う。この状況では楽観的になれない」と語っていた。

    こうした不協和音の中で、ルクレールの将来にも疑問符がつき始めており、マクラーレンのオスカー・ピアストリが2026年以降に後任候補と目されているという。

    スクーデリア・フェラーリ

    バスール続投は“代案の不在”? フェラーリ上層部が緊急会談へ
    『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、フェラーリが最近バスールの契約を更新したのは「市場に代替候補がいなかったため」としつつも、「ジェスティオーネ・スポルティーバ(レーシング部門)内では部門間の方針に食い違いがある」と報じている。
    「来季序盤の結果が今季に似た形になれば、バスールの地位は再び危うくなるだろう」と同紙は警告している。

    さらに、スカイ・イタリアのマラ・サンジョルジョ記者によれば、フェラーリのジョン・エルカーン会長とベネデット・ヴィーニャCEOが今週マラネロを訪れ、緊急の協議を行う予定だという。

    「チームが暗黒期を抜け出すために、真剣かつ現実的な対話が必要とされている」とサンジョルジョ氏は伝えている。

    Source: GMM

  • フェラーリF1内で騒動 ハミルトン「ルクレールにポジション返せず謝罪」

    フェラーリF1内で騒動 ハミルトン「ルクレールにポジション返せず謝罪」

    フェラーリはアゼルバイジャンGPで苦戦を強いられ、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールは8位と9位でレースを終えた。終盤、チームオーダーに基づくポジションスワップをめぐって小さな騒動が発生した。

    ルクレールに譲られたハミルトンは、前方を追うあまり最終ラップでポジションを返せず、レース後に「判断ミス」と説明。謝罪の意向を示したが、両者は深刻な問題ではないと強調した。

    フェラーリはアゼルバイジャンGPで苦しいレースを強いられ、両者ともトップ10の後方でフィニッシュした。

    ルイス・ハミルトンは、最終ラップでシャルル・ルクレールにポジションを返さなかった件について、謝罪する意向を示した。

    レース終盤、ルクレールは新品のソフトタイヤを履く7度の王者ハミルトンにポジションを譲った。ハミルトンは5位を走るリアム・ローソンを先頭に、角田裕毅、ランド・ノリスと連なるDRSトレインに追いついた。

    しかし誰も前のマシンをオーバーテイクできず、ハミルトンは最後までノリスを抜こうと試みた。

    引くのが遅すぎた結果、ハミルトンはルクレールが再び前に戻る前にフィニッシュラインを通過してしまった。

    ハミルトンは「明らかに僕の方が速かったけれど、シャルルは寛大に僕を先に行かせてくれた。最後になってすごく遅れてメッセージを受け取ったんだ。僕は前のクルマに集中していた」とメディアに説明した。

    「0.001%の可能性しかなかったとしても、抜けると信じていた。実際、ストレートでリフトしてブレーキもしたけど、コンマ4秒遅れてしまった。それは僕の判断ミスだ」

    「シャルルには謝罪するつもりだけど、結局は8位と9位だ。二度と繰り返さない」

    一方のルクレールは、この件を大きな問題とは受け止めなかった。フェラーリにとって望むべきポジションではないことを強調した。

    「8位か9位なんて、大きな話題にはならない」と彼は語った。「本当に気にしていない。僕たちは普段からスワップに関しての一般的なルールを合意している。今回はそうならなかったけど、それはそれで構わない。8位になったからって特別にうれしいわけじゃない」

  • キャデラックF1 バルテリ・ボッタス不在でフェラーリ旧車テストの可能性

    キャデラックF1 バルテリ・ボッタス不在でフェラーリ旧車テストの可能性

    キャデラックの新F1チームはデビューシーズン前にオン・トラックテストを完了することを目指しているが、バルテリ・ボッタス抜きで実施する可能性がある

    アメリカの自動車メーカーは2026年シーズンからF1に11番目のチームとして参戦し、10年以上ぶりにグリッド上のマシン台数は22台に増える。セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスが最初のレギュラードライバーとして起用されることが発表され、その後コルトン・ハータがテスト兼リザーブドライバーに指名された。

    キャデラックはテストを計画するがボッタスは不参加の可能性
    新チームとして、キャデラックは来季開幕戦に向けて万全の準備を整えるという点で大きなハンデを背負っている。すでに参戦しているチームは「TPC(旧型車テスト)」と呼ばれる、少なくとも2シーズン前のマシンを使ったテスト日程をこなすことができ、規則変更が控えている場合にはマシンをミュールカーに改造することもある。

    キャデラックも同様のプログラムを実施する予定だが、今季のライバルとなるチームからマシンを借りる必要があると、チーム代表のグレアム・ロードンは先月メディアに語っている。

    「我々も今年中にテストを導入する予定だ」と、かつてヴァージンF1やマルシャF1のCEOを務めたロードンはAutosportを通じて説明した。「当然、他のチームと協力する必要があるが、それは規則の範囲内で完全に認められている」

    その協力相手は、キャデラックに自社エンジンを供給するフェラーリである可能性が高い。キャデラックは今後、自社製パワーユニットを開発する計画を持つが、それまでの間はイタリアメーカーのPUを使用するからだ。

    キャデラック F1

    しかしもしテストが実施されても、メルセデスと契約中のボッタスが不参加となる可能性が高い。ザウバーを去ったフィンランド人ドライバーは、昨年末にメルセデスへサードドライバーとして復帰しており、将来の雇用主であるキャデラックのために走行するには現チームの許可が必要となる。

    Grand Prix on SIが理解しているところによれば、キャデラックがボッタスを解放してもらうためにメルセデスへ働きかけた形跡はまだなく、したがって実際に走行を担当するのはペレスとハータになる可能性が高い。レッドブル離脱後F1マシンをドライブしていないメキシコ人にとっては貴重な機会であり、またハータにとっても、トラック上での経験を得てファクトリーとの相関性を構築するうえで大きな助けとなるだろう。

    一方、ボッタスは今年すでにメルセデスのサードドライバーとして、ドイツメーカーおよび提携関係にあるマクラーレンのために走行している。

    キャデラックが進めてきた準備
    キャデラックはイタリアGPの際、シルバーストンとシャーロットの拠点を使って1つのレースウィークエンドをシミュレーションする段階に進んだ。これにより、F1のオン・トラックセッション全般を通じてチームのオペレーションを磨き上げ、来季開幕までに完全に機能する体制を整えることを目指している。

  • フェラーリ会長ジョン・エルカン 脱税疑惑を巨額315億円でイタリア当局と和解

    フェラーリ会長ジョン・エルカン 脱税疑惑を巨額315億円でイタリア当局と和解

    フェラーリの影響力ある会長であり、F1パドックでも重要人物であるジョン・エルカンが、2019年に死去した祖母マレッラ・カラッチョロの遺産を巡る高額な税務紛争について、イタリア当局と和解に達した。

    今回の合意は、ジョンとその兄弟であるラポ、ジネヴラの3人が関わるもので、激しい法廷闘争と脱税容疑に関する刑事捜査の終結を意味する。

    エルカン兄妹は、祖母の死後に約10億ユーロの資産および2億4,850万ユーロの遺産をスイス居住者として申告せずに隠したとされる疑惑を巡り、当局に対して1億8,300万ユーロ(約315億円)を支払うことで和解することに合意した。

    この合意により、ジョン・エルカンに対する脱税の刑事捜査は収束し、現在は裁判官の最終承認を待つ段階となっている。

    和解の一環として、エルカンは1年間の社会奉仕活動にも取り組むことを約束しており、その詳細はまだ決定していないが、高齢者施設や薬物依存者支援団体などでの活動が検討されていると報じられている。

    有罪を認めない形での法的解決
    エルカンの弁護士パオロ・シニスカルキは、この和解および社会奉仕活動が違法行為の認定を意味するものではないと強調した。

    「ジョン・エルカンの保護観察申請は、この文脈で理解されるべきであり、税務当局との和解と同様に、いかなる責任の認定も伴わない」と彼はBBCに対して声明を出した。

    「もしこの申請が認められれば、エルカンに対する訴訟手続きは停止され、保護観察期間を無事に終えれば、現在調査対象となっているすべての容疑は消滅することになる。この結果は、訴追棄却が求められている妹ジネヴラと兄ラポのケースと同じものとなるだろう」

    この解決により、エルカンは正式な有罪判決を受けることなく前進でき、兄妹の法的立場と足並みを揃える形となる。

    スクーデリア・フェラーリ F1

    産業界とF1の巨人
    フェラーリの会長として、エルカンはF1パドックで中心的な役割を担っており、スクーデリアの2025年シーズンに7度の世界王者ルイス・ハミルトンを招聘する上で重要な役割を果たした。

    フェラーリF1チームの日常業務はフレデリック・バスールが監督しているが、ブランド全体の戦略的方向性はエルカンの監督下にある。

    さらに、ステランティス会長として、彼はフィアット(曾祖父ジョバンニ・アニェッリが創業)、ジープ、プジョー、スバル、マセラティ、アルファロメオ、クライスラーといった象徴的ブランドを含む巨大ポートフォリオを管理している。

    今回の和解により、エルカンは困難な章を終え、再び自動車業界とモータースポーツにおけるリーダーシップに集中することが可能となった。

    法的手続きが最終段階に進むなか、フェラーリ会長としてのエルカンの存在感は、税務紛争が解決されたことで今後もF1パドックで揺るぎないものとなるだろう。

  • シャルル・ルクレール F1イタリアGP予選「現実は僕らを引き戻した」

    シャルル・ルクレール F1イタリアGP予選「現実は僕らを引き戻した」

    シャルル・ルクレールは、昨年のイタリアGP優勝を再現できる可能性について「実現すれば極めて驚く」と語った。

    ルクレールは日曜の決勝を4番グリッドからスタートする。最初のアタックを終えた時点ではマックス・フェルスタッペンから0.1秒差の2番手につけていたが、最終アタックでフェルスタッペンと2台のマクラーレンがタイムを更新し、最終的に4番手に後退した。

    ルクレールは昨年も同じ4番手からスタートし、オープニングラップ終盤までにランド・ノリスを攻略して2番手に浮上。その後、フェラーリは1ストップ戦略を敢行し、結果的に勝利を収めている。

    しかし、今年はマクラーレンが決勝ペースで大きく優位に立っており、ルクレールはティフォシの前で3度目のモンツァ制覇は難しいとの見解を示した。

    「去年はほとんど不可能だったと思う。最終的に僕たちは違う戦略を選んで、それが勝利につながった」とルクレールは語った。

    「今年は去年よりさらに難しいと思うし、戦略も誰にとってもより明確になっていると思う。違うことをするのは去年以上に難しい」

    「明日勝てたらものすごく驚くと思う。でも不可能とは言わない。去年もやれたから、明日もできることを願っている」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 イタリアGP

    Q3での走りについて
    ライバルたちが最後のアタックでタイムを更新した一方で、シャルル・ルクレールはQ3でタイムを縮められなかった。8度のGP優勝経験を持つ彼は、最初のアタックでフェラーリから最大限を引き出せたとし、それを「完璧に近い」と評した。

    「自分のラップは…“完璧”という言葉は嫌いだし、誰も完璧なラップなんてできない。でも予選ラップとしては自分が望むものにすごく近いものだったと思う」とルクレールは付け加えた。

    「だから2回目の計測ラップであれを上回るのはすごく難しいと分かっていたし、実際にできなかった。マックスが前に出たのを見たとき、大抵はQ3の2回目のアタックでベストラップが出ることも分かっていた。リスクをすべて最初のアタックで取っていたんだ」

    「2回目のアタックではもっと攻めようと思ったけど、うまくいかなかった。でも後悔はない。あれが最善の結果だと思う。ただ、フィニッシュラインを通過したときに一度はP1を見ていたから、信じた部分もあった。現実は僕らを引き戻したけどね」