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  • 岩佐歩夢は「角田裕毅よりF1向き」スーパーフォーミュラのエンジニアが分析

    岩佐歩夢は「角田裕毅よりF1向き」スーパーフォーミュラのエンジニアが分析

    スーパーフォーミュラの新王者となった岩佐歩夢には、角田裕毅以上のレベルでF1で活躍できるポテンシャルがある──そう語ったのは、TEAM MUGENで彼のレースエンジニアを務める小池智彦氏だ。

    先週末の鈴鹿最終戦で岩佐歩夢は2度のポールポジションと最終レース優勝を飾り、チーム無限のドライバーとして昨年王者の坪井翔を逆転し、ドライバーズタイトルを獲得した。

    2年間のSFとRBでのリザーブ業務を両立も、F1昇格の見通しは不透明
    この2シーズン、岩佐歩夢はスーパーフォーミュラと並行して、レッドブルのF1系2チームでリザーブおよびシミュレーター業務を担当してきた。直近では先月のメキシコGPでレーシングブルズのFP1に登場している。

    しかし、角田裕毅とリアム・ローソンの将来が不透明であるにもかかわらず、岩佐歩夢はレーシングブルズの来季シート候補としては現時点で浮上していない。

    2023年にはローソンのSFタイトル争いのエンジニアも務めた小池智彦氏は、岩佐歩夢の技術的理解度はF1向きで、角田裕毅より優れた点があると評価している。

    「岩佐はどんどん良くなっています」
    「岩佐はどんどん良くなっています。ドライビングスキルにしてもレースに向けたアプローチにしても、昨年よりも良かったと思います」

    「今シーズンは本当に安定していて、平均的なパフォーマンスはどのドライバーよりも高かったと言えます。坪井選手や(太田)格之進選手よりも良かったと感じています」

    「F1で走る姿は簡単に想像できますし、角田選手より向いていると思います」
    「F1で走る姿は簡単に想像できますし、角田選手よりも向いていると思います」

    「角田選手のことを個人的に知っているわけではありませんが、岩佐はドライビングスキルだけでなく、クルマのセットアップ能力も非常に優れています。野尻選手と同じレベルにあります」

    「だからこそ、F1グリッドにいる何人かのドライバーよりも良い走りができると思います。あとはチャンスを与えられるかどうかで、そこが一番難しいところです」

    岩佐歩夢 スーパーフォーミュラ F1

    タイトル獲得後の岩佐歩夢「価値を最大限に活かしたい」
    タイトル獲得後の会見で、岩佐歩夢は2026年について多くを語らず、F1昇格の可能性が限られる中で慎重な姿勢を見せた。

    「現時点では分かりません」と岩佐は語った。

    「このタイトルの価値を最大限に活かせるように、自分がどう進むか次第だと思います。日本一のチャンピオンという肩書をしっかり使えるように前に進みたいと思っています」

    小池智彦氏「残留は本当に歓迎します」
    「(無限として)岩佐選手の残留は本当に歓迎します。彼はさらに高いレベルに到達すると思います」

    坪井翔「今年は岩佐の年だった」
    タイトルを逃した坪井翔は、鈴鹿後の会見で岩佐を“今年ふさわしいチャンピオン”と称えた。

    最終戦前、坪井は12.5ポイントのリードを持っており、岩佐に逆転を許さないためには4位以内が必要だった。

    しかし、7番手スタートから8位に終わり、TOM’Sとして初の連覇は叶わなかった。

    「スピードという点では、今週末はホンダ勢に勝つチャンスは全くありませんでしたし、岩佐は今年どのレースでもほとんどミスがありませんでした」と坪井は語った。

    「完走したレースはすべてトップ3でした。今年は岩佐の年でした」

    「2回マシントラブルがありましたので、その分のポイントがあれば最終戦前に大きくリードしていたはずです」

    「そういう意味では、僕が最終戦までタイトル争いに残れたのは彼の不運のおかげでした。本来なら最終戦前に決まっていたと思います」

    「もちろん悔しいですが、全力を尽くしました。岩佐は本当に素晴らしかったです」

  • 岩佐歩夢 「SFチャンピオン、日本一という肩書を活かせる進み方をしたい」

    岩佐歩夢 「SFチャンピオン、日本一という肩書を活かせる進み方をしたい」

    岩佐歩夢が2025年スーパーフォーミュラのシリーズチャンピオンを獲得した。レッドブルF1のリザーブドライバーとしてF1のフリー走行にも出走している岩佐は、「日本一という肩書を、しっかりと活かせるようなこの先の進み方をしていきたいと思う」と今後のキャリアについて語った。

    ランキングトップの坪井翔から112.5ポイント差、そして同ポイントで並んでいた牧野任祐・太田格之進から3ポイント差のランキング4位で最終戦を迎えた岩佐歩夢。自力優勝の可能性はなく、タイトル獲得には2位以上が絶対条件という厳しい状況だった。

    しかしポールポジションからスタートした岩佐歩夢は、今季2度目となるトップチェッカーを受ける力強い走りを披露。太田が3位、牧野が5位、坪井が8位に終わったことで、参戦2年目にして見事な逆転タイトルを決め、瑶子女王杯を獲得した。

    「開幕前、チャンピオンを目指してスタートする段階で、過去を振り返ってみると、全9戦の時代は3勝したドライバーがチャンピオンだったことが多かったので、『今年は4勝くらいはしないとキツいよね』と話していました。前半は勝てない時間が続きましたが、SUGO(第8戦)でやっと勝てて、結果的に2勝でチャンピオンを獲れたことを考えると、フィニッシュしたレースでしっかり表彰台にいたことが大きかったと思います」と岩佐歩夢はコメント。

    「ただ、逆を言えばリタイアで落としたレースが4戦あって、そこはチャンピオンを目指すうえでも全然良くなかったと感じています。昨日のクラッシュも、正直、まったくイケてなかったと思います。でもスーパーフォーミュラはレベルが高く、僅差でバチバチやっていますが、その中でも本当に僅差だったので、まだまだ自分の中ではうまくやる必要があったなと思っています」

    「監督やエンジニア、スタッフの存在は本当に大きな支えでした。チーム全員が去年から同じ方向を向いて全力を尽くしてくれましたし、それがしっかり形になってきたことは自信につながりました。もちろんチームだけでなく、応援してくださっている方々がいたからこそ、この結果が獲れたのは間違いありませんので、みなさんに感謝したいです」

    SFのタイトルの価値は、今の時点ではまだ自分でも分からないですね。逆に言えば、このチャンピオンの価値を今後どう活かすかは自分次第だと思っています。この“チャンピオン”という肩書、日本一という肩書を、しっかり活かせるような進み方をしていきたいと思います」

  • 岩佐歩夢 2025年スーパーフォーミュラ王者に輝く 最終戦鈴鹿で逆転タイトル

    岩佐歩夢 2025年スーパーフォーミュラ王者に輝く 最終戦鈴鹿で逆転タイトル

    2025年のスーパーフォーミュラ最終戦(第12戦)が23日、鈴鹿サーキットで行われ、TEAM MUGENの岩佐歩夢が今季最終レースを制し、見事シリーズチャンピオンを手にした。

    ランキング4位から迎えた最終決戦で、レッドブルF1のリザーブドライバーを務める岩佐歩夢は、ポールポジション発進から一度も首位を譲らない完璧なレース運び。31周のチェッカーをトップで受け、劇的な逆転タイトルを成し遂げた。

    2位にはPONOS NAKAJIMA RACINGの佐藤蓮が続き、初優勝にあと一歩届かず。DOCOMO TEAM DANDELION RACING勢は太田格之進が3位、牧野任祐が5位に入ったものの、いずれもタイトル争いで岩佐に及ばなかった。

    開幕から安定した速さを見せ、ランキング首位で鈴鹿に臨んだVANTELIN TEAM TOM’Sの坪井翔は、7番手から追い上げのレースとなったが終盤まで苦戦。最終的に8位にとどまり、シリーズ連覇の夢は叶わなかった。

    逆境を跳ね返し、最終戦で結果をつかみ取った岩佐歩夢が、ついに2025年スーパーフォーミュラの頂点に立った。

    岩佐歩夢 スーパーフォーミュラ F1

  • ジャック・ドゥーハン F1復帰の望み薄でスーパーフォーミュラ転向の可能性

    ジャック・ドゥーハン F1復帰の望み薄でスーパーフォーミュラ転向の可能性

    アルピーヌF1チームのリザーブドライバー、ジャック・ドゥーハンが2026年シーズンにスーパーフォーミュラへ参戦する見込みが強まっている。アルピーヌがフランコ・コラピントとの契約延長に動いており、ドゥーハンのF1復帰の道はさらに狭まっている。

    オーストラリア出身の22歳ドライバーは今季、開幕6戦後にコラピントへ正ドライバーの座を譲り、リザーブドライバーに降格。その後、F1での代替リザーブ職を模索してきたが、アルピーヌがコラピントを2026年も起用する方向を固めていることから、日本での新たなキャリアに踏み出す公算が大きい。

    トヨタ陣営のKondo Racingが有力な移籍先として浮上しており、父であり5度のロードレース世界王者ミック・ドゥーハンがすでにハースF1チーム代表の小松礼雄と会談したことも判明。ハースとトヨタの技術的な関係性を考慮すれば、F1リザーブ兼スーパーフォーミュラ参戦という形も十分にあり得る。

    加地雅哉(トヨタ・グローバルモータースポーツディレクター)はこの噂について「今は具体的に言えることはないが、彼は良いドライバーだ」と語り、関心を否定しなかった。

    一方で、父ミックは先週のスーパーGT最終戦(もてぎ)に姿を見せており、来季日本で活動する可能性をさらに高めている。

    トヨタ陣営の2026年体制に大変動の兆し
    トヨタのスーパーフォーミュラ体制は2026年にかけて大幅な再編が進みそうだ。先月、トヨタは2度のWRC王者カッレ・ロバンペラの参戦を正式発表しており、彼はKCMGから鈴鹿での新人テストに臨む見込み。代わって福住仁嶺が引退する大嶋和也の後任としてRookie Racingへ移籍する見通しだ。

    ドゥーハンが加入する場合、Kondo Racingのザック・オサリバンの去就にも影響が及ぶ。オサリバンは今季2度の入賞を果たしており、8月の菅生では雨の中で7位を記録したが、総合15位にとどまっている。

    チーム・インパルではオリバー・ラスムッセンと高星明誠の2人が苦戦しており、来季は外国人新人の起用を視野に入れているという。ラスムッセンは怪我から復帰後も最高13位止まり、高星も未だ無得点だ。

    さらに、スーパーフォーミュラ・ライツ出身の小林利徠斗がトヨタ系チームの一員として昇格する可能性もある。彼は今季もてぎでラスムッセンの代役としてインパルから出走しており、2026年はTGMグランプリへの起用が有力視されている。TGMは今季不振のため、小林とともにより経験豊富なドライバーを1名起用したい意向を示しているという。

    F1から日本へ、ドゥーハンの第二章
    アルピーヌのF1シートが事実上閉ざされた今、ドゥーハンにとってスーパーフォーミュラは再出発の舞台となる。トヨタとの提携を通じてハースや他チームとの接点を保ちながら、欧州復帰への足がかりを築く構想だ。

    スーパーフォーミュラは2026年から空力仕様の改良とタイヤフォーマットの更新を予定しており、F1に近いドライビングフィールを得られるカテゴリーとされる。ドゥーハンにとって日本での挑戦は、キャリアをつなぐ「実戦の架け橋」となるかもしれない。

  • スーパーフォーミュラ第10戦中止 富士スピードウェイが払い戻し対応

    スーパーフォーミュラ第10戦中止 富士スピードウェイが払い戻し対応

    全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する株式会社フジスピードウェイは、10月12日(日)に予定されていた「2025年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第10戦」の決勝レースを中止すると発表した。

    スーパーフォーミュラ第10戦は、濃霧による視界不良のため、安全なレース運営が困難と判断されたことから、残念ながら中止の決定に至った。

    観戦チケットおよび駐車券の払い戻しについては対応が行われる予定で、10月22日(水)までに富士スピードウェイ公式ホームページで詳細が案内される。主催者は「お手持ちの観戦チケット・駐車券等を大切に保管していただきたい」と呼びかけている。

  • スーパーフォーミュラ第10戦:決勝レースは濃霧のため中止

    スーパーフォーミュラ第10戦:決勝レースは濃霧のため中止

    10月12日(日)に富士スピードウェイで予定されていたスーパーフォーミュラ第10戦の決勝レースは濃霧のため中止という決定が下された。

    前日も雨と霧に悩まされた富士スピードウェイだが、午前中は雨は止んで予選は実施され、ダンプコンディションのなかで牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポールポジションを獲得していた。

    決勝は14時5分からスタート進行が予定されていたが、富士スピードウェイには濃霧が立ち込め、10分ごとにディレイを繰り返していた。

    しかし、15時35分にレースが中止されることが発表された。

  • スーパーフォーミュラ第10戦:牧野任祐が今季2度目のポールポジション

    スーパーフォーミュラ第10戦:牧野任祐が今季2度目のポールポジション

    10月12日(日)、前日の雨が止んで曇り空となった静岡県・富士スピードウェイで、全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦のノックアウト予選が行われた。路面には依然としてウェットパッチが残り、難しいコンディションの中で戦いが展開された。

    ポールポジションを獲得したのは、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐。第3戦以来となる今季2度目のPPで、見事な走りを披露した。

    わずか0.076秒差で続いたのはPONOS NAKAJIMA RACINGのイゴール・オオムラ・フラガ。フラガは自身最高の2番手グリッドを獲得し、ルーキーとして存在感を示した。3番手には牧野のチームメイト太田格之進が入り、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGがフロントローを独占する形となった。

    4番手には岩佐歩夢、5番手に野尻智紀、6番手に佐藤蓮が入り、トップ6をホンダエンジン勢が占拠。ランキング首位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)はトヨタ勢最上位の7番手にとどまった。

    Aグループ:牧野がトップ通過、オサリバンはエンジントラブル
    AグループのQ1は午前10時10分に開始。路面はダンプコンディションで、競技団からはWET宣言が出された。気温20℃、路面温度23℃。大半のドライバーがスリックのニュータイヤでコースインする中、ザック・オサリバン(KONDO RACING)はエンジンハーネスの問題で出走できず。
    セッション終盤、牧野が1分22秒759をマークしてトップ通過。フラガが0.034秒差で続いた。3番手は福住仁嶺(Kids com Team KCMG)。阪口晴南(CERUMO・INGING)、岩佐、大嶋和也(docomo business ROOKIE)がQ1を突破した。フェネストラズ、Juju、野中誠太はここで姿を消す結果に。

    Bグループ:太田が圧巻の22秒651で首位通過
    10時25分からのBグループでは、太田格之進が圧巻の1分22秒651を叩き出しトップ通過。
    2番手に坪井翔、3番手に野尻智紀、4番手に佐藤蓮、5番手に大湯都史樹(CERUMO・INGING)、6番手に小出峻(San-Ei Gen with B-Max)が続いた。小高一斗、山下健太、小林可夢偉は惜しくもQ2進出ならず。

    Q2:牧野が0.076秒差で今季2度目のPPを奪取
    10時45分に始まったQ2は、霧が立ち込める難しいコンディション。全車がスリックタイヤで出走し、終盤にアタックが集中した。
    牧野が1分22秒123を叩き出し、フラガが0.076秒差で続いた。太田が3番手に入り、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGが再び1-2体制。岩佐が4番手、野尻が5番手、坪井が7番手でセッションを終えた。

    全日本スーパーフォーミュラ選手権 第10戦 富士スピードウェイ 予選結果
    1.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1’22.123
    2.イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)/1’22.199
    3.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1’22.263
    4.岩佐歩夢(TEAM MUGEN)/1’22.291
    5.野尻智紀(TEAM MUGEN)/1’22.439
    6.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)/1’22.465
    7.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)/1’22.551
    8.大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)/1’22.583
    9.小出峻(San-Ei Gen with B-Max)/1’22.590
    10.福住仁嶺(Kids com Team KCMG)/1’22.888
    11.阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)/1’23.179
    12.大嶋和也(docomo business ROOKIE)/1’23.324
    13.小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC)/1’23.151
    14.高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)/1’23.786
    15.三宅淳詞(ThreeBond Racing)/1’23.197
    16.野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC)/1’24.216
    17.山下健太(KONDO RACING)/1’23.523
    18.サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)/1’24.307
    19.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)/1’23.719
    20.Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)/1’25.817
    21.オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)/1’23.860
    22.ザック・オサリバン(KONDO RACING)/No Time

    スーパーフォーミュラ 第10戦

    ドライバーコメント
    牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    「金曜日のフリー走行とは少しセットアップを変えて臨みました。ダンプっぽいコンディションにも対応できたのが大きかったと思います。富士はセクターの合わせ込みが難しいですが、セクター3にうまく合わせられたので良いアタックができました」

    イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    「やれることはやり切りましたが、ウォームアップがうまくいかず、特にTGRコーナーとコカ・コーラコーナーではもっと速く走れたと思っています。少し悔しいです。決勝ではベストを尽くして悔いのないレースをしたいです」

    太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    「ポールを狙っていましたが、この結果には満足しています。フリー走行から改善できましたし、1ポイント取れたのも良かった。富士は坪井選手の得意なコースですが、できるだけポイント差を詰めて鈴鹿でプレッシャーをかけられるよう頑張ります」

    午後の決勝(41周)はドライコンディションになる見込み。タイヤ交換義務も課されるため、前日とはまったく異なる展開が予想される。
    牧野がポール・トゥ・ウィンでチャンピオン争いを接戦に持ち込むのか、それとも坪井が逃げ切るのか。最終戦・鈴鹿への重要な一戦となる。

    Source: superformula.net

  • スーパーフォーミュラ:雨と霧に翻弄された14周、フェネストラズが今季初優勝

    スーパーフォーミュラ:雨と霧に翻弄された14周、フェネストラズが今季初優勝

    大雨により難しいコンディションとなった全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦の決勝は、10月11日(土)午後3時にセーフティーカー先導でスタートした。しかし、雨脚がさらに強まり、6周目で赤旗中断。その後、天候の回復を待って午後3時48分に再開されたが、再び霧の影響で視界が確保できず、午後4時8分に2度目の赤旗。結局、レースは14周を終えたところで終了が決定された。

    規定周回数に達しなかったため、各ドライバーに与えられるのはハーフポイントとなった。

    PPスタートのサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)がポール・トゥ・ウィンを飾り、2位に坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、3位に野尻智紀(TEAM MUGEN)が続いた。

    4位牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、5位佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、6位大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、7位太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、8位イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、9位阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、10位山下健太(KONDO RACING)までが入賞を果たした。

    ランキングでは、坪井が9.5ポイントを加算して104.5ポイントとし、首位をキープ。岩佐歩夢(TEAM MUGEN)はエンジン交換によるグリッド降格からノーポイントに終わり、依然90ポイントのまま。太田格之進が89ポイントで3位につけ、タイトル争いは最終戦・鈴鹿に持ち越される。

    全日本スーパーフォーミュラ選手権 第9戦 富士スピードウェイ 決勝結果

    1.サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    2.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    3.野尻智紀(TEAM MUGEN)
    4.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    5.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    6.大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    7.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    8.イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    9.阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    10.山下健太(KONDO RACING)
    11.ザック・オサリバン(KONDO RACING)
    12.福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
    13.大嶋和也(docomo business ROOKIE)
    14.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
    15.小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    16.高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)
    17.オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)
    18.野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC)
    19.三宅淳詞(ThreeBond Racing)
    20.Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    21.岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
    22.小出峻(San-Ei Gen with B-Max)

    スーパーフォーミュラ 第9戦 富士

    第9戦優勝 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)コメント
    「とても良い一日でした。“運”も必要だなと感じましたし、予選での結果も良く、自分の実力を感じることができました。このようにトップに戻れたことを本当に嬉しく思っています。2022年に離れた時、『またいつかチャンピオンを争うために戻りたい』と思っていたので、スーパーフォーミュラでアルゼンチン国歌を聞けたのは感動的でした。最近家族を亡くしたので、この優勝をその人に捧げたいです。

    富士大会以降、クルマのセットアップを大きく変えてから乗りやすくなりました。別のチーム時代の経験をもとに提案したことが良い方向に作用し、自信につながりました。まだ完璧ではありませんが、方向性が見えてきたと思います。TOM’Sはトップチームですし、そのために僕も頑張ります。明日も2台で1-2フィニッシュを目指します。」

    第9戦2位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)コメント
    「レースをしてフルポイントが欲しかったのですが、ハーフポイントで終わってしまったのは残念です。普通にレースができれば勝つチャンスもあったと思いますが、安全面を考えれば仕方のない判断でした。

    去年はウエットに苦手意識がありましたが、SUGOから改善され、今回はさらに自信を持って走れました。ウエットでも結果を出せたのは良い材料ですし、鈴鹿がもし雨でも準備はできたと思います。明日はドライになると思うので、スッキリとレースを終えたいです。TOM’Sの2台が上り調子なので、明日も良い形で締めくくりたいですね。」

    第9戦3位 野尻智紀(TEAM MUGEN)コメント
    「今日はすごく手応えがありました。どのチームも2台の差がある中で、我々もいろいろトライをしてきて、その成果が出たと思います。予選より確実に上がっていた実感があり、『レースをしたかった』というのが正直な気持ちです。

    フリー走行では良いアタックだったのにタイム差が大きく、悩みましたが、岩佐選手を参考にして改善を重ねています。明日はアグレッシブに攻めていくつもりです。チャンピオン争いを続けるのは簡単ではありませんが、最後まで可能性を残して戦いたいです。」

    VANTELIN TEAM TOM’S 舘信秀監督コメント
    「1-2フィニッシュは夢のようです。長く2台の差を指摘される時期が続きましたが、同じチームとして並んで戦えるのは理想です。フェネストラズ選手は本当に良くなってきていますし、坪井選手もポイント差を広げてチームランキングも面白くなってきました。明日もこの勢いでいきたいですね。」

    明日の第10戦はドライ決戦に
    第9戦が悪天候で短縮された一方で、10月12日(日)は天候が回復傾向。午前10時10分からの予選、午後の決勝では、本来のスピードバトルが展開される見込みだ。タイトル争いの行方は、鈴鹿の最終戦を前に大きな注目を集めている。

  • スーパーフォーミュラ第9戦:フェネストラズがPP トムスがフロントロウ独占

    スーパーフォーミュラ第9戦:フェネストラズがPP トムスがフロントロウ独占

    10月11日(土)、富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦の予選は、朝からの雨により完全なウェットコンディションで実施された。午前10時10分に始まったノックアウト予選では、各グループで激しいタイムアタックが展開されたが、最終的にサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)がポールポジションを獲得。チームメイトの坪井翔が2番手に入り、VANTELIN TEAM TOM’Sがフロントロウを独占した。

    Q1のAグループでは、岩佐歩夢(TEAM MUGEN)がトップタイムで通過。阪口晴南、フェネストラズ、牧野任祐、ザック・オサリバン、佐藤蓮がQ2進出を果たした。Bグループでは、雨脚が強まる中、坪井が1分32秒725の好タイムでトップ通過。野尻智紀(TEAM MUGEN)、山下健太、太田格之進、イゴール・オオムラ・フラガ、大湯都史樹がQ2へと進出した。

    決勝のグリッドを決めるQ2は雨がさらに強まる難しいコンディションで行われた。残り時間が1分半となったところで岩佐が1分33秒196を記録してトップに立ったが、その直後、100Rでハイドロプレーニングによりスピン、クラッシュ。赤旗が提示され、セッションはそのまま終了した。岩佐は赤旗の原因を作ったため全タイム抹消となり、フェネストラズがポールポジションを獲得。2番手に坪井、3番手に野尻が続いた。

    ランキング首位の坪井はフロントロウからのスタートとなる一方、ランキング2位の岩佐は12番手からの追い上げを強いられる。午後の決勝も雨が予想されており、波乱含みの展開が予想される。

    全日本スーパーフォーミュラ選手権 第9戦 富士スピードウェイ 予選結果

    1.サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    2.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    3.野尻智紀(TEAM MUGEN)
    4.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    5.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    6.大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    7.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    8.イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    9.阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    10.山下健太(KONDO RACING)
    11.ザック・オサリバン(KONDO RACING)
    12.岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
    13.福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
    14.小出峻(San-Ei Gen with B-Max)
    15.大嶋和也(docomo business ROOKIE)
    16.小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
    17.小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    18.高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)
    19.オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)
    20.野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC)
    21.三宅淳詞(ThreeBond Racing)
    22.Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)

    スーパーフォーミュラ 富士

    サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S) コメント
    「とてもポジティブな予選だった。トムスの2台が揃って力強い予選だったと思う。坪井選手のタイトル争いにも良い結果だし、チームタイトル争いでもトムスを押し上げられた。すごく難しいコンディションだったけど、結果には満足している。午後もベストを尽くしたい」

    坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) コメント
    「予選2位は良かったですね。ウエットは少し不安がありましたが、チームの2台とも速さを見せられたのは収穫です。Q2ではピットを出るタイミングを外してしまったのが悔やまれますが、2番手から優勝を狙える位置にいるのは大きい。決勝でしっかり勝ってポイント差を広げたいです」

    野尻智紀(TEAM MUGEN) コメント
    「非常に難しい予選でしたけど、いつ赤旗が出てもおかしくない状況だと分かっていたので、ミスをしないように走りました。その結果が上位につながったと思います。前回の雨は良くなかったので、今回は違う展開にしたい。今日もベストを尽くします」

  • カッレ・ロバンペラ WRCを引退して2026年にスーパーフォーミュラ参戦

    カッレ・ロバンペラ WRCを引退して2026年にスーパーフォーミュラ参戦

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のドライバー、カッレ・ロバンペラが2025年シーズンをもってラリー競技から引退し、サーキットレースの最高峰への挑戦を開始することを発表した。

    2度のFIA世界ラリー選手権チャンピオンであるロバンペラは、今後もTGRファミリーの一員として活動を継続し、2026年にはTGRのサポートを受けて全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する。ラリードライバーがフォーミュラカーへ転向するのは極めて異例の挑戦であり、モータースポーツ界に新たな話題をもたらすこととなる。

    WRC史上最年少王者、次なる舞台はフォーミュラの世界へ
    ロバンペラは2020年に19歳でTGRと共にWRCトップカテゴリーにデビュー。わずか2戦目のラリー・スウェーデンで3位に入り、WRC史上最年少表彰台獲得者となった。翌2021年にはラリー・エストニアで初優勝を果たし、最年少優勝記録を更新した。

    2022年にはRally1ハイブリッド規定下でGR YARIS Rally1ハイブリッドを駆り、シーズン7戦中5勝を挙げて22歳と1日で史上最年少ワールドチャンピオンに輝くと、翌2023年にもタイトルを防衛。2024年は7戦中4勝を挙げ、TGR-WRTのマニュファクチャラーズタイトル4連覇に貢献した。

    2025年シーズンは残り3戦を残して3度目のドライバーズタイトルを目指しており、ラリー・イスラス・カナリアスでの圧勝や地元ラリー・フィンランドでの待望の初優勝など、ターマック・グラベル両方で圧倒的な速さを見せている。

    カッレ・ロバンペラ
    「今回の決断は簡単ではありませんでしたが、しばらくの間自分の中で考えていたことです。この年齢で、すでにラリーで多くの成果をあげることができ、自分には他にどのような可能性があるのか、どんな新しい挑戦をしたいのかを考えるようになりました。難しい決断でしたが、次の夢や挑戦を追いかけることは正しい選択だと感じています。この新しい挑戦の最初からTGRのサポートを受けられること、そしてスーパーフォーミュラでレースができることは特別なことです。ラリーからの転向でいきなり深いところに飛び込むことになるのはわかっていますが、とても楽しみに思っています。この機会を最大限に活かせるよう、TGRと共に、できる限りの準備をする計画を立てています。小さい頃から運転を始めて、WRCドライバーになること、ラリーで優勝すること、そして世界チャンピオンになることが私の夢でした。このように早い段階で全てを叶えることができたのは言葉では表せないほどの思いで、 TGR-WRTには本当に感謝しています。私たちは素晴らしいことを一緒に成し遂げてきましたし、このような素晴らしいチームと仕事ができて光栄でした。そして、コンビを組んだ初日からずっと支え続けてくれたヨンネには感謝してもしきれませんし、浮き沈みがある中で常に応援してくれたファンの皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。ラリーでの残り3戦、全力を尽くして最後までプッシュし続けます。」

    ヤリ-マティ・ラトバラ(チーム代表)
    「カッレはTGRと共に、すでにWRCで素晴らしいキャリアを築いてきました。史上最年少でWRC優勝を果たし、その後最年少でワールドチャンピオンとなり、ドライバーズタイトルを2度獲得しています。彼はこれまで多くの成果を挙げながらもまだまだ若いので、挑戦できるうちに新たな挑戦を望むのは自然なことです。これまでにレーシングドライバーがラリーに挑戦する例は見てきましたが、ラリードライバーがサーキットレースに挑戦し、特にフォーミュラカーのようなシングルシーターでトップレベルに挑む例は非常に稀です。TGRは常にドライバーが夢を実現するサポートをしたいという考えを持っており、そのような機会を提供できるメーカーは多くはないと思います。これは双方にとって非常にワクワクすることです。これまでのシーズン、カッレとヨンネはチームの成功に大きく貢献してきました。今シーズン、残り3戦となり、彼がラリーキャリアをワールドチャンピオンとして締めくくりたいと強く願っていることは間違いありません。ですが、同じく勝利を強く望むチームメイトが二人いることも事実です。彼がいなくなることは寂しいですが、我々は才能ある若手ドライバーの育成にも力を入れてきており、2026年以降も強いドライバーラインナップで挑めると自信を持っています。」