タグ: スーパーフォーミュラ

  • カッレ・ロバンペラ SF離脱に憶測噴出 勝田貴元「噂は間違っている」

    カッレ・ロバンペラ SF離脱に憶測噴出 勝田貴元「噂は間違っている」

    カッレ・ロバンペラのスーパーフォーミュラ参戦中断をめぐり、親しい友人である勝田貴元が一部で広がった憶測を強く否定した。ロバンペラは今週、悪化した持病を理由に、F1を目指す新たな挑戦から一歩退くと発表していた。

    今回の決断については、パフォーマンス面やフォーミュラカー特有の厳しいフィジカル負荷が原因ではないかとの見方も出ていたが、勝田貴元はそうした見方を真っ向から否定した。

    長年トヨタ陣営で時間をともにしてきた友人として、ロバンペラの苦しさと悔しさを誰より近くで見てきた立場から、その思いを率直に発信している。

    勝田貴元が「体が合わないわけではない」と反論
    勝田貴元は自身のSNSで、今回の離脱理由についてさまざまな推測が飛び交っている現状に言及した。

    「この手の話は色々と憶測が出ますが、フォーミュラに身体が合わないとか、筋力が足りないとかそんな理由ではありません」と勝田貴元は書き込んだ。

    「カッレ本人のリリースからも出ていますが、昔から抱えていた持病が、非常に運悪くこのタイミングで悪化してしまった現状で何が最優先事項なのかという事です」と説明した。

    最も悔しいのはロバンペラ本人
    勝田貴元は、今回の事態で最もつらい思いをしているのはロバンペラ本人だと強調した。

    「本人が1番悔しいだろうし、この挑戦を1番近くで見ている自分も同じ想いです」と勝田貴元はロバンペラの挑戦を近くで支えてきたからこその複雑な思いをにじませた。

    “軽い気持ちではなかった” 新たな挑戦への本気度
    勝田貴元は、ロバンペラがサーキットレースへの転向を決して軽い気持ちで受け止めていたわけではないとも訴えた。

    「親友としてコメントします」と勝田貴元は語った。

    「本人はもちろんレースを甘く見ていたわけでもなんでもありませんし、大きなリスペクトを持ってレースの世界に挑戦しようと決断していました。しかも多くの事を犠牲にしてまで」

    そのうえで、ロバンペラの実力に疑いの余地はないとも強調している。

    「カッレのF2テストでのパフォーマンスやシミュレーターのパフォーマンス知ったらびっくりしますよ」と勝田貴元は述べた。

    そして最後に「だからこそ、いま飛び交っている憶測や噂が本当に嫌なんだ」と、その率直な思いを明かした。

    “きっと戻ってくる” 友人としての願い
    ふたりの絆はモータースポーツの現場だけにとどまらない。長年にわたってトヨタの仲間として活動し、モナコでは近くに住む間柄でもあるという。

    そうした深い関係にある勝田貴元は、ロバンペラの復帰を信じている。

    「カッレならしっかりと回復して強くなって戻ってきてくれると思います。」と勝田貴元は書き込んだ。

    「今はとにかく最大限まで回復して欲しい!がんばれカッレ!」

  • カッレ・ロバンペラ 苦渋のスーパーフォーミュラ離脱「健康上安全に走れない」

    カッレ・ロバンペラ 苦渋のスーパーフォーミュラ離脱「健康上安全に走れない」

    カッレ・ロバンペラは、2026年のスーパーフォーミュラ参戦を休止することが決まった。トヨタは医療機関の評価を受けた結果、「継続は適切ではない」とする判断に至ったと発表した。

    WRC2度の世界王者であるロバンペラは、今季からトヨタの支援のもとシングルシーターへ転向し、日本のトップフォーミュラに挑戦していた。しかし、身体が負荷に対応しきれない状態が続いており、安全面を最優先に考慮した決断となった。

    ロバンペラは自身の声明で、長期間にわたって抱えていた健康問題が今季に入り悪化したことを明かし、「現時点で安全に走り続けることはできない」と説明。まずは回復に専念する意向を示した。

    「みんなに伝えなければならない難しいニュースがある。今後のレース、そして今季のスーパーフォーミュラへの参戦から身を引くことにした」

    「ここしばらく医療的な問題を抱えながら取り組んできたが、今年に入ってそれが悪化した。現時点では安全に続けることができない。今はまずそれを治すことが最優先だ」

    「今年のフィードバックと進歩から、このプロジェクトには大きなポテンシャルがあることは分かっている。サーキットレースでの僕の挑戦が終わったわけではない」

    「僕の走りを楽しみにしてくれていた人たちには本当に申し訳ない。またできるだけ早くみんなに会えることを楽しみにしている」

    「モリゾウ、TGR、そしてパートナーの皆に感謝している。これからもより強くなって戻るために努力を続ける。理解と変わらぬ応援に感謝している」

    カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラ

    また、トヨタ自動車の豊田章男会長(モリゾウ)も声明を発表し、今回の判断が苦渋の決断であったことを明かした。

    「今回、カッレ・ロバンペラのレース欠場についてご報告いたします。本人の強い希望もあり、フォーミュラカーへのチャレンジを続けてまいりました。実際に走り出せば、そのスピードには確かなものがあり、乗るたびにタイムを縮めていく姿を、私は見てきました」

    「一方で、その速さに身体が追いつかない状況が続いていたのも事実です。今回、医療機関の診断を受け、これ以上の参戦はカッレ本人にとって良い選択ではないと判断しました」

    「モリゾウとして悩みましたが、『走らせる責任』と『守る責任』の両方を考えたとき、今年のスーパーフォーミュラの参戦を休止させる決断をいたしました」

    「関係者の皆さま、そして応援してくださっている皆さまには、ご期待に沿えない結果となり、大変申し訳なく思っております」

    「ただ、彼の挑戦がここで終わるわけではありません。クルマを愛し、速くなりたいという気持ちは、これからも変わらないはずです。」

    「モリゾウはこれからも、一人のドライバーとして、そして一人の仲間として、彼に寄り添い、支え続けていきます。引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします」

    ロバンペラは今季、フォーミュラ・リージョナル・オセアニアなどで準備を進めており、シングルシーター転向は大きな注目を集めていた。しかし今回の判断により、その挑戦は一時中断となる。

    一方で本人とトヨタ双方が強調している通り、このプロジェクトが完全に終わったわけではない。回復後の復帰と、再びサーキットに戻る可能性は残されている。

  • カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラ参戦休止へ トヨタ会長が声明

    カッレ・ロバンペラ スーパーフォーミュラ参戦休止へ トヨタ会長が声明

    カッレ・ロバンペラのスーパーフォーミュラ参戦休止が決定した。トヨタ自動車株式会社 代表取締役会長の豊田章男(モリゾウ)が声明を発表し、本人の体調面を考慮した判断であることを明かした。

    ロバンペラはフォーミュラカーへの挑戦を続けていたが、身体的な負担が課題となっていたという。医療機関の診断を踏まえ、今後の参戦継続は適切ではないと判断された。

    「走らせる責任」と「守る責任」の間での決断
    豊田章男(モリゾウ)は今回の決断について、次のように説明している。

    「今回、カッレ・ロバンペラのレース欠場についてご報告いたします。」

    「本人の強い希望もあり、フォーミュラカーへのチャレンジを続けてまいりました。実際に走り出せば、そのスピードには確かなものがあり、乗るたびにタイムを縮めていく姿を、私は見てきました。」

    「一方で、その速さに身体が追いつかない状況が続いていたのも事実です。今回、医療機関の診断を受け、これ以上の参戦はカッレ本人にとって良い選択ではないと判断しました。」

    「モリゾウとして悩みましたが、『走らせる責任』と『守る責任』の両方を考えたとき、今年のスーパーフォーミュラの参戦を休止させる決断をいたしました。」

    挑戦は継続 支援継続を強調
    また、今回の決断について関係者やファンへの謝罪とともに、今後もロバンペラを支えていく姿勢を強調した。

    「関係者の皆さま、そして応援してくださっている皆さまには、ご期待に沿えない結果となり、大変申し訳なく思っております。」

    「ただ、彼の挑戦がここで終わるわけではありません。クルマを愛し、速くなりたいという気持ちは、これからも変わらないはずです。」

    「モリゾウはこれからも、一人のドライバーとして、そして一人の仲間として、彼に寄り添い、支え続けていきます。」

    ロバンペラのスーパーフォーミュラ挑戦は一時休止となるが、今後の復帰や別カテゴリーでの活動に注目が集まる。

  • ジャック・ドゥーハン、スーパーフォーミュラ参戦消滅 持参金とテスト不振影響

    ジャック・ドゥーハン、スーパーフォーミュラ参戦消滅 持参金とテスト不振影響

    ジャック・ドゥーハンの2026年スーパーフォーミュラ参戦計画は、最終段階で白紙となった。昨年12月に鈴鹿で行われたルーキーテストに参加していたものの、今季のスーパーフォーミュラ・グリッドに名を連ねることはなくなった。

    アルピーヌF1チームからの離脱が1月中旬に正式発表されていたドゥーハンは、ルーク・ブラウニングと並んで今季のKONDO RACINGから参戦する有力候補と見られていた。

    だがKONDO RACINGは金曜日、2026年シーズンの2台目のシートを笹原右京が務めると発表し、すでに発表済みのブラウニングとともにラインアップを確定させた。

    ドゥーハンは昨年12月のポストシーズン・ルーキーテストでKONDO RACINGから走行しており、トヨタとの包括的なパッケージ契約の一環として、ハースF1のリザーブ業務も含まれる可能性が取り沙汰されていた。グリッドに残された最後の空席を射止める立場にあったが、交渉は合意に至らなかった。

    その背景のひとつとして、ドゥーハン側がシート獲得にあたって持ち込み予算を求められていたことが挙げられている。さらに、23歳のドゥーハンはルーキーテスト中にデグナー2で3度のクラッシュを喫し、走行距離を十分に稼げなかった。最終的なタイムシートでは、ウィリアムズF1のリザーブドライバーであるブラウニングから大きく後れを取っており、評価面でも不利に働いた。

    この結果、ドゥーハンは冬の終盤というタイミングもあり、今後の進路が不透明な状況に置かれている。トップレベルでの他の参戦機会は、現時点では限られているとみられる。

    スーパーフォーミュラ 笹原右京

    一方で笹原右京は、思いがけずスーパーフォーミュラ復帰のチャンスを手にした。2度のレースウイナーである29歳の笹原は、2024年シーズン終了後にTOM’Sを離脱して以来、グリッドから遠ざかっていたが、昨年の鈴鹿テストでKONDO RACINGから走行していた。もっとも当時は、ザック・オサリバンが優先され、レースシート獲得には至っていなかった。

    今季はそのオサリバンがチーム・インパルへ移籍したことで、空いたKONDO RACINGの#4を笹原が担当することになり、ブラウニングは#3をドライブする。今回の発表により、2026年スーパーフォーミュラは全23台のエントリーが出そろい、今月初めにThreeBond Racingから小出峻が発表されたことで、グリッドは完全に確定した。

  • カッレ・ロバンペラの体調は回復傾向 スーパーフォーミュラテスト中断の影響

    カッレ・ロバンペラの体調は回復傾向 スーパーフォーミュラテスト中断の影響

    カッレ・ロバンペラが先週日本で実施されたスーパーフォーミュラのテストを途中で切り上げることを余儀なくされた体調不良について、症状は落ち着きつつあるようだ。2度の世界ラリー王者であるロバンペラは、将来的なF1挑戦に向けた重要な準備の最中に不調に見舞われていた。

    フィンランド紙『Ilta-Sanomat』によれば、ロバンペラのマネージャーであるティモ・ユーヒキは、良性発作性頭位めまい症の症状が現在は大きく改善していると明かしている。

    「症状は明らかに良くなっている」とユーヒキは同紙に語った。

    「私が受け取ったメッセージは完全に明確ではなかったが、症状はもう出ていないと理解している。完全に治ったかどうかまでは分からない」

    ロバンペラは先週水曜日、鈴鹿での昼休み中にめまいに襲われ、医師から週内の運転を禁止されたことを明かしていた。これにより、スーパーフォーミュラのテストは早期終了となった。

    この中断は、これまでシングルシーターの経験がなかったロバンペラにとって、非常に重要な走行機会だっただけに痛手となった。

    「彼は走れなかったことを残念に思っている」とユーヒキは認めている。

    「これまであのようなマシンをドライブする機会がなかったドライバーにとって、本当に重要なテストだったからだ」

    それでもユーヒキは、ロバンペラが1月9日に開幕するニュージーランドでのフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権の開幕戦には出場可能だと楽観視している。なお、次回のスーパーフォーミュラテストは3月に予定されている。

    F1への道を進む若手ドライバーたち
    一方で、元インディカーのスターであるコルトン・ハータもF1への道を本格的に歩み始めた。ハータはアブダビでのF2テストに参加し、2027年のF1デビューの可能性に向けて必要なスーパーライセンス・ポイント獲得を目指している。

    ロバンペラとハータ、それぞれ異なるキャリアを歩んできたドライバーたちが、F1という同じ目標に向けて動き出している状況が浮き彫りになっている。

  • ジャック・ドゥーハン スーパーフォーミュラ連日クラッシュでSNS写真を黒塗り

    ジャック・ドゥーハン スーパーフォーミュラ連日クラッシュでSNS写真を黒塗り

    元アルピーヌF1ドライバーのジャック・ドゥーハンが、鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラのポストシーズンテストで苦戦を強いられた直後、自身のインスタグラムのプロフィール写真を黒塗りに変更した(現在は戻されている)。

    ドゥーハンは今週、KONDO RACINGのマシンで3日間にわたってテスト走行を行っていたが、そのすべての日で同じコーナーであるデグナーでクラッシュを喫する結果となった。

    22歳のドゥーハンは、2026年にスーパーフォーミュラへフル参戦する可能性が取り沙汰されている。F1では2025年シーズン途中にアルピーヌから放出され、翌シーズンのシートを確保できなかったため、キャリアの次の一手として日本のトップフォーミュラへの転向が注目されている。

    ドゥーハンはF1ルーキーシーズン開幕からわずか6戦でアルピーヌのシートを失い、チームはアルゼンチン人ドライバーのフランコ・コラピントを昇格させた。しかしコラピントは残り18戦で一度も選手権ポイントを獲得できず、チームにとっても厳しい判断となった。

    F1離脱後、ドゥーハンはしばらくレース活動から距離を置いていたが、今回の鈴鹿テストで実戦復帰。しかし、3日連続で同一コーナーでクラッシュするという結果は、ファンの間で大きな話題となり、SNS上では多くのコメントが寄せられる事態となった。

    その直後、ドゥーハンはインスタグラムのプロフィール写真を黒く塗りつぶした状態に変更した。これがSNS上での批判や誹謗中傷に対する対応なのか、それとも別の理由によるものなのかは明らかになっていない。

    ただし、この行動は最近の事例と重なる部分がある。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリも、カタールGP後に激しいSNS上の批判を受けたのち、同様にプロフィール写真を黒塗りにしていた。

    アントネッリはカタールGP最終ラップでミスを犯し、ランド・ノリスに4位を譲る形となった。この結果が選手権争いに影響したことで、レッドブル陣営の一部関係者から意図的だったのではないかという示唆がなされたが、オンボード映像により事実ではないことが証明され、後に謝罪が行われている。

    その際、アントネッリは激しいSNS上の中傷を受けており、プロフィール写真を黒くする対応を取った。ドゥーハンの今回の行動も、それと同様の背景がある可能性は否定できないが、本人からの説明は現時点では出ていない。

  • スーパーフォーミュラ:元マクラーレンF1育成のウゴチュクが完全制圧

    スーパーフォーミュラ:元マクラーレンF1育成のウゴチュクが完全制圧

    元マクラーレンF1ジュニアのウーゴ・ウーゴチュクが、鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラのポストシーズンテストを最速で締めくくった。最終日のルーキー限定セッションで記録した1分36秒682は、3日間を通じた総合最速タイムとなり、金曜日の午前・午後を含めた“完全制圧”を達成した。

    ウーゴチュクは、坪井 翔が今季ドライブしていた1号車のVANTELIN TEAM TOM’S(ダラーラ・トヨタ)を駆り、金曜午後の好条件を最大限に生かした。

    晴天に加え、低温とホームストレートでの強い追い風が重なり、週を通じて最も速いラップが可能な状況だった。結果、同じルーキー勢に対して0.473秒差をつけ、初日午後にイゴール・オムラ・フラガが記録していた1分37秒158の基準タイムを更新した。

    この日、トップ3のルーキーはいずれも総合トップ10に入り、全体のレベルの高さを示す形となった。フラガに続き、2日目(木曜)には新天地docomo business ROOKIEで走る福住 仁嶺が1分37秒221をマークして総合3番手。佐藤 蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、牧野 任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も続いた。

    日本F4王者でトヨタ育成の鈴木 時也は、カッレ・ロバンペラの体調不良による欠場を受けてKids com Team KCMGから追加走行の機会を得ると、金曜2番手で総合6位と強い印象を残した。さらに同じトヨタ育成の小林 利来輝は、金曜3番手で総合トップ10入りを果たし、KDDI TGMGP TGR-DCから存在感を示している。

    VANTELIN TEAM TOM’Sの2台目をドライブしたフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ王者のフレディ・スレーターは、ウーゴチュクから0.618秒差のルーキー4番手、総合11位。ウィリアムズF1ジュニアのルーク・ブラウニングは、KONDO RACINGから金曜5番手で総合13位につけ、スーパーフォーミュラ2日目ながら安定した走りを披露した。

    一方、同じKONDO RACINGのジャック・ドゥーハンは厳しい3日間となった。デグナー2で3日連続のクラッシュに見舞われ走行が制限されたが、最終日は終盤30分に復帰し、1分38秒350で金曜ルーキー9番手、総合26位でテストを終えた。

    木曜にはザック・オサリバンがITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULで10番手(総合17位)に入り、来季は1台体制となる同チームで前向きな材料を残した。新生トヨタ陣営のTEAM GOHでは、アレックス・ブルツの息子であるチャーリー・ブルツが総合27位、金曜ルーキー10番手。2026年新規参戦のDELIGHTWORKS RACING(ホンダ)からは松下 信治が続いた。

    今回のテストでは、金曜までラップタイムが前年より遅れていた点も注目された。来季導入予定のE10燃料(エタノール10%)と、燃料流量制限の強化(90kg/hから88kg/h)が影響したとみられる。昨年のポストシーズンテストで牧野 任祐が記録した1分35秒597は、今回ウーゴチュクの最速に対しても1.2秒以上速い水準だった。

    スーパーフォーミュラの2026年シーズンに向けたテストは、2月25日・26日に再び鈴鹿で実施される予定だ。今回の結果を受け、ウーゴチュクを筆頭とする若手勢が、来季に向けてどのような評価を得ていくのか注目が集まる。

    Pos No. Driver   S1 S2 S3 S4 S5 S6
    1 1 ウゴ・ウゴチュク R         1’37.770 1’36.862
    2 65 イゴール・オムラ・フラガ   1’37.429 1’37.158 1’38.650 1’37.358    
    3 14 福住 仁嶺   1’37.950 1’37.566 1’37.783 1’37.221    
    4 64 佐藤 蓮   1’37.849 1’37.318 1’37.712 1’37.576    
    5 5 牧野 任祐   1’37.437 1’37.353 1’37.441 1’37.319    
    6 7/8 鈴木 時也 R     1’43.660 1’40.827 1’38.537 1’37.335
    7 7 山下 健太   1’38.043 1’37.342 1’38.011 1’37.514    
    8 15 岩佐 歩夢     1’38.887 1’38.693 1’37.362    
    9 6 太田 格之進   1’37.765 1’37.705 1’38.544 1’37.381    
    10 29 小林 利来輝 R 1’39.520 1’38.401 1’38.629 1’38.807 1’39.572 1’37.430
    11 37 フレディ・スレーター R         1’39.883 1’37.480
    12 1 坪井 翔   1’38.343 1’37.513 1’37.640 1’37.617    
    13 4 ルーク・ブラウニング R     1’39.645 1’38.003 1’38.003 1’37.523
    14 64 大草 りき R         1’39.980 1’37.627
    15 38 阪口 晴南   1’38.112 1’37.934 1’37.701 1’37.956    
    16 12 荒尾 創大 R     1’39.251 1’38.775 1’38.481 1’37.791
    17 20 ザック・オサリバン   1’38.190 1’37.959 1’38.117 1’37.823    
    18 37 サッシャ・フェネストラズ   1’39.276 1’38.505 1’38.192 1’37.911    
    19 39 大湯 都史樹   1’38.722 1’38.017 1’38.156 1’38.091    
    20 16 野尻 智紀   1’38.056 1’40.421 1’38.445 1’38.184    
    21 38 卜部 和久 R         1’40.006 1’38.065
    22 28 小林 可夢偉   1’38.439 1’38.107        
    23 12 小出 峻   1’38.178 1’38.175        
    24 50 野村 勇斗 R 1’38.405 1’38.177 1’39.019 1’38.640    
    25 28 国本 雄資       1’38.606 1’38.224    
    26 3 ジャック・ドゥーハン R 1’41.581 1’39.683 1’39.189 1’39.112 1’39.378 1’38.350
    27 53 チャーリー・ブルツ R   1’39.881 1’40.364 1’39.638 1’39.377 1’38.588
    28 22 松下 信治   1’39.710 1’39.712 1’39.808 1’38.742    
    29 50 ザック・デイビッド R         1’38.783 1’38.946
    30 10 JuJu   1’39.085 1’40.539 1’39.077 1’39.299    
    31 28 小山 美姫 R         1’41.958 1’39.141
    32 4 名取 鉄平 R 1’40.013 1’39.469        
    33 53 笹原 右京   1’39.615          
    34 14 梅垣 清 R         1’40.899 1’40.219
    35 8 カッレ・ロバンペラ R 1’44.602 no time        
    36 50 清水 諒弘 R           no time
  • ジャック・ドゥーハン スーパーフォーミュラテストで3日連続クラッシュ

    ジャック・ドゥーハン スーパーフォーミュラテストで3日連続クラッシュ

    ジャック・ドゥーハンは、三日間行われているスーパーフォーミュラの鈴鹿テストでデグナー2でまさかの“連日クラッシュ”。2025年にアルピーヌからわずか6戦で降格となった元F1ドライバーは、2026年の参戦を見据えた評価機会の最中に苦しいテストとなった。

    ドゥーハンはトヨタエンジンを使用するKONDO Racingからテストに参加しており、トヨタ支援を受けるハースF1チームのリザーブドライバー案と並行して名前が挙がっている。しかし現時点でどちらの契約も合意には至っていないとされる。

    連日のデグナー2クラッシュで苦戦したドゥーハン
    オーストラリア出身のドゥーハンは鈴鹿サーキットで行われた三日間のテストに参加したが、そのうち三日間でクラッシュを喫した。

    火曜日はデグナー2でリアからクラッシュし、翌水曜日には同じ場所で今度はフロントから突っ込む形でマシンを破損。そして、三日目もデグナーでクラッシュを喫して赤旗の原因となった。

    いずれの事故でも22歳のドゥーハンは無傷で歩いてマシンを降りている。

    今年の鈴鹿は“不運続き” FP2でも大クラッシュ
    ドゥーハンが今年鈴鹿でクラッシュしたのは今回が初めてではない。4月の日本GPではFP2の2周目、DRSを閉じ忘れたまま1コーナーへ進入しスピードオーバー。時速185マイルでコースオフし、アルピーヌA525を大破した。

    ドライバー本人は「大丈夫」とすぐにコメントしたものの、念のためメディカルセンターでチェックを受け、レース出場許可が下りていた。

    アルピーヌのシート喪失後、去就は依然不透明
    ドゥーハンは最終的にアルピーヌのレースシートを失い、エミリア・ロマーニャGPでフランコ・コラピントに交代となった。

    今回KONDO Racingでテストを行っているものの、2026年の契約は結ばれていない。

    トヨタのグローバル・モータースポーツディレクターである加地雅哉氏はAutosportに対し「まだ具体的に言えることはありませんが、彼は良いドライバーです」と語っている。

    トヨタ系チームでの参戦はF1復帰の足がかりになる可能性
    2025年のスーパーフォーミュラではKONDO Racingはランキング7位(29.5ポイント、表彰台1回)。タイトルはドコモ・チームダンディライアンが215ポイントで獲得している。トヨタ勢の最上位はTOM’Sで、坪井翔とサッシャ・フェネストラズが3勝を挙げている。

    もしドゥーハンがKONDO Racingからスーパーフォーミュラに参戦することになれば、ハースF1チームのリザーブドライバーとの兼務が現実的となり、2027年のF1復帰を狙う布石になる可能性もある。

    ハースは2026年にエステバン・オコンとオリバー・ベアマンを起用するが、両者とも契約は2026年末までとされている。

    しかし、PlanetF1.comによればドゥーハンは現時点でスーパーフォーミュラともハースとも契約を結んでおらず、正式には2026年末までアルピーヌと契約下にあるという。

  • カッレ・ロバンペラ 体調不良でスーパーフォーミュラ合同テストを途中離脱

    カッレ・ロバンペラ 体調不良でスーパーフォーミュラ合同テストを途中離脱

    カッレ・ロバンペラは、体調不良により今週のスーパーフォーミュラ合同/ルーキーテストでの走行を控える判断を下したことを発表した。

    ロバンペラは現在、鈴鹿サーキットで開催されている2025年スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテストにKids com Team KCMGから参加しており、テスト初日の午前セッション1では8号車で32周を走行していた。

    しかし、昼休憩中に発作性頭位めまい症による症状が出て、視界とバランス感覚に影響が生じたため、医師から今週の走行を控えるよう指示があったという。

    ロバンペラは声明の中で「午前中の空力テスト以外、まともな走行ができなかったことはとても残念です。初めての走行にも関わらず不運な出来事ですが、今は回復に専念して次の機会を待つしかありません」とコメントしている。

    最年少WRCチャンピオンであるロバンペラにとって2025年のスーパーフォーミュラ挑戦へ向けて重要なテスト機会となるはずだったが、今回は回復を最優先とする判断となった。

  • ジャック・ドゥーハン、アルピーヌF1と決別 トヨタ支援で日本拠点に再始動

    ジャック・ドゥーハン、アルピーヌF1と決別 トヨタ支援で日本拠点に再始動

    ジャック・ドゥーハンがアルピーヌとの関係を完全に終え、キャリアの軸足を日本とトヨタに大きく移し始めている。

    2025年のF1シーズンでアルピーヌのルーキーとして6戦に出走したものの、フラビオ・ブリアトーレの電撃決定によりフランコ・コラピントに交代。その後はリザーブを務めていたが、フィンランド紙 Ilta Sanomat によると、この役割も終了したという。

    オーストラリア出身の22歳は今週、日本で姿を見せており、鈴鹿で開催されるスーパーフォーミュラのポストシーズンテスト3日間すべてに参加する。

    スーパーフォーミュラは月曜、「ジャック・ドゥーハンは12月10〜12日の鈴鹿テストに参加する」と声明を出している。

    報道によれば、これは単なるオフシーズンの走行ではない。トヨタが2026年のスーパーフォーミュラ参戦を支援するとされ、ドゥーハンはメーカーのシングルシーター育成エコシステムの中心に位置付けられるという。

    トヨタ支援はハースF1にも直結
    トヨタの影響力はスーパーフォーミュラだけでなく、提携を深めるハースF1チームにも直接及んでいる。両者の新たなタイトルスポンサーシップと技術協力関係により、ドゥーハンは2026年に向けたハースのリザーブドライバー候補として交渉中と報じられている。

    “第二のロバンペラ路線”として日本で再始動
    ラリー界のスター、カッレ・ロバンペラがトヨタ支援のもとスーパーフォーミュラのフルプログラムに挑むのと同じように、ドゥーハンも今週の鈴鹿テストで午前・午後すべての走行を担当。日本を拠点にキャリアを立て直し、世界的に拡大するトヨタのモータースポーツネットワークとの結びつきを強める狙いだ。

    この動きにより、2026年に向けたドゥーハンの進路は大きく変わりつつある。F1復帰の扉をトヨタ経由で再び開こうとする、明確なキャリア再構築のフェーズに入ったと言える。