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  • 山本尚貴、2年ぶりのポールポジション「まさか獲れるとは…嬉しい驚き」

    山本尚貴、2年ぶりのポールポジション「まさか獲れるとは…嬉しい驚き」

    山本尚貴は、スーパーフォーミュラ開幕戦の予選で2年ぶり通算9回目のポールポジションを獲得した。

    TEAM MUGENの16号車を走らせる山本尚貴は、チームメイトのルーキーである福住仁嶺を0.08秒上回りポーポジションを獲得。「気持ちとしては素直にうれしいですが、まさかポールポジションを獲れると思っていなかった、というのが本音です」と語った。

    「テストのときにソフトタイヤをうまく使えなかったこともあり、ここに来るまでは不安でした。それだけに今回ポールポジションが獲れるとは思ってなかったですね。もちろん(ポールポジションを)狙ってはいましたし、ポールポジションを獲りたいと思ってアタックはしていました。でもまさか獲れるとは…。うれしい驚きでした」

    「アタック自体はうまくいったのですが、16号車としてちょっとした問題を抱えていたこともあって(ポールポジションを)獲るのは難しいかなと思ったのですが、最後に気合を入れたこととクルマもがんばってくれました。あとはチームがいいクルマに仕上げてくれたという感じなので、(チームの)みんなには感謝しています」

    「(Q2の赤旗後、再開時はピットで待機していたが)3番手と4番手でタイム差があったので、2セット目(のニュータイヤ)を入れないといけないという考えがそもそもなかったですね。逆にこれで抜かれてしまったらしょうがないかなと思っていました。なので(待機中は)焦りもありませんでしたし、Q3をどうやって速く走ろうかなぁということを考えていました」

    「決勝の展開は…、ほんとわからないですね。タイヤも制限されたセット数になったし。欲を言えばタイヤがもうちょっとだけ1本でも多ければ、ロングランできる時間もあるんですが…。明日はワンストップで(タイヤが)もつのか、2ストップにするのか3ストップ(作戦)もあるかもしれない。そういう意味では選択肢が今までのレースより増えるものの、おそらく300kmになったことでピットウィンドゥがみんな決まってしまうようにも思います」

    「また、2ストップ、3ストップ(作戦)を採りたくても、燃料の関係上早めに入ることもできないし。その辺はみんなも同じ考えでしょうから、意外とあまり作戦が大きく振れないんじゃないかなと思います。あと、ソフトとミディアム(タイヤ)のどちらにクルマ(のセット)を振るかもカギになると思います。路(面温度・)気温次第でミディアムの持ちもわからないので、ある意味ギャンブルにもなると思います」

    山本尚貴山本尚貴 TEAM MUGEN関連:【スーパーフォーミュラ】 開幕戦 予選:山本尚貴がポールポジション!

  • 福住仁嶺 「初めてのスーパーフォーミュラ決勝なので不安要素が多い」

    福住仁嶺 「初めてのスーパーフォーミュラ決勝なので不安要素が多い」

    福住仁嶺は、初のスーパーフォーミュラの予選で2番手タイムを記録してフロントローを獲得した。

    ホンダの育成ドライバーである福住仁嶺は昨年GP3を3位で終え、今年はF2選手権にステップアップ。日本でもスーパーフォーミュラに初参戦し、“今最もF1に近い日本人ドライバー”としてF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントの獲得を目指す。

    レッドブルの契約ドライバーでもある福住仁嶺は、今年のスーパーフォーミュラにTEAM MUGENからレッドブルカラーのマシン、レーシングシーツで参戦する。

    午前中のフリー走行を7番手で終えていた福住仁嶺は、予選では各セッションを上位で通過。Q3ではチームメイトの山本尚貴にわずか0.08秒差で2番手につけてフロントローを獲得した。

    「フリー走行からの流れを考えると正直2番手にいけるとは考えていませんでした」と福住仁嶺は語る。

    「ただ実際に予選が始まってニュータイヤを装着したところ、1回目のニュータイヤはすごく苦戦したんです。ですが2回目(のニュータイヤ)はタイムを伸ばすことができて、なんとなく雰囲気をつかむことができました。ただ最後にソフトタイヤでギリギリ山本(尚貴)先輩に負けてしまったのですが、タイムを見てみると、2番手というのは正直悔しいです」

    「僕にとって、明日は初めてのスーパーフォーミュラでの決勝なので、不安要素が多いですね。でも、レース戦略で不安というのではなく、レースペースに不安があります。自分が大丈夫かどうかまだわからないし、どうやって50周ちょっとをタイヤマネージメントするかわかっていないので。実際、テストでロングランをしたときはそんなに良くなかったんです。正直、その部分での不安があります」

    福住仁嶺福住仁嶺 TEAM MUGEN関連:【スーパーフォーミュラ】 開幕戦 予選:山本尚貴がポールポジション!

  • 【スーパーフォーミュラ】 開幕戦 予選:山本尚貴がポールポジション!

    【スーパーフォーミュラ】 開幕戦 予選:山本尚貴がポールポジション!

    2018年のスーパーフォーミュラが開幕。4月21日(土)に鈴鹿サーキットで予選が行われ、山本尚貴(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得した。

    2018年からスーパーフォーミュラは2スペックタイヤ制を導入。1大会で使用できるのはソフトとミディアムの新品を2セットずつ、また前戦からの持越しドライタイヤ2セットの合計6セットとなる。

    持ち越しタイヤは、ミディアムタイヤでもソフトタイヤでも新品がOKとなるが、開幕戦で使用できる持ち越しタイヤはユーズドタイヤとなる。特に開幕戦は300kmと長いレースとなるため、予選からのタイヤ戦略が鍵を握ることになる。

    土曜日は気温が上がり、気温20.8℃、路面温度35.8℃、風がやや強めというコンディションで予選Q1セッションがスタート。Q1では全員がミディアムタイヤでタイムアタックに挑む。

    まず、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がミディアムタイヤで1分37秒619を驚異的なタイムをマークしてタイムシートのトップに立つ。

    Q1では、松下信治が1分37秒255を記録してトップ通過。2番手には山本尚貴、3番手には福住仁嶺とトップ3をルーキー2人が占め、トップ6まですべてホンダ勢という展開。トヨタのトップとなった7番手の山下健太とトップとの差は0.9秒となった。

    Q1敗退はニック・キャシディ(KONDO RACING)、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMAN)、千代勝正(B-MAX RACING TEAM)、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)、ピエトロ・フィッティパルディ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)の5台。

    Q2では各ドライバーがソフトタイヤを投入。終盤、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がデグナーでコースオフし、残り13秒で赤旗が提示。で入念にソフトタイヤを準備してギリギリでタイムアタックを狙っていたドライバーにとっては厳しい状況となる。セッションは残り3分から再開。9台のマシンが再びアタック。2セット目の新品ソフトを投入したチームもいる。

    Q2では国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、松下信治、山下健太(KONDO RACING)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が脱落。特にQ1で好タイムを記録していた松下信治はユーズドのソフトでタイムが伸びず、赤旗の影響をもろに受けてしまった格好だ。

    平川亮を除いた7台で争われたQ3。2018年の最初のポールポジションを獲得したのは山本尚貴。2番手には0.08秒の僅差で福住仁嶺が続いてTEAM MUGENがフロントローを独占。

    3番手には野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING))4番手には伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)、5番手には塚越広大(REAL RACING)が続き、ホンダ勢がトップ5を独占する結果となった。

    2018年 スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿 予選 結果

    Pos No Name Team Best Time  
    1 16 山本尚貴 TEAM MUGEN 1分36秒911  
    2 15 福住仁嶺 TEAM MUGEN 1分36秒991  
    3 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分37秒040  
    4 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING 1分37秒935  
    5 17 塚越広大 REAL RACING 1分37秒990  
    6 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING 1分38秒342  
    7 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM分S 1分38秒431  
    8 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL    
    9 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING 1分37秒33 Q2
    10 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG 1分37秒940 Q2
    11 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING 1分37秒982 Q2
    12 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分38秒238 Q2
    13 4 山下健太 KONDO RACING 1分38秒385 Q2
    14 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分53秒851 Q2
    15 3 ニックキャシディ KONDO RACING 1分38秒703 Q1
    16 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分38秒941 Q1
    17 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM 1分39秒133 Q1
    18 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM分S 1分39秒143 Q1
    19 7 ピエトロ・フィッティパルディ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分39秒671 Q1
  • 【スーパーフォーミュラ】 2018年シーズンがいよいよ開幕!

    【スーパーフォーミュラ】 2018年シーズンがいよいよ開幕!

    2018年のスーパーフォーミュラが今週末、鈴鹿サーキットでいよいよ開幕する。

    昨シーズンは、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)と第3戦目以降計り知れない力を見せつけることになったフェリックス・ローゼンクヴィストがシリーズを席捲。対するは石浦宏明、関口雄飛、中嶋一貴やアンドレ・ロッテラーと言った百戦錬磨の強者たち。

    石浦宏明とピエール・ガスリーが0.5ポイント差で迎えたチャンピオンシップの行方も、ままならない天候に翻弄され、土曜日のフリー走行、または予選が行われれば予選結果とセカンドベストタイムで1ポイント加算されるという運用に変更された最終戦。結果石浦が日本人ドライバー、シリーズの牽引者としての意地とプライドを見せチャンピオンを獲得しシリーズは幕を閉じた。

    SF14が登場した2014年以来、海外から新進気鋭のドライバーや実力者達が参戦し、選手権を活気づけることとなったが、時代は移り今シーズンはHondaが手塩にかけて育ててきた若手ドライバー、福住仁嶺と松下信治が凱旋参戦。

    “今最もF1に近い日本人ドライバー”である福住仁嶺は、今シーズンFIA-F2選手権とスーパーフォーミュラのダブルエントリーで戦うことになった。また2014年に全日本F3選手権チャンピオンを獲得し、戦いの舞台を欧州に移して力を磨いてきた松下信治も、日本のトップフォーミュラでどこまで結果を残せるのか、今シーズンの注目ポイントになる。

    昨シーズン、スーパーGTドライバーズタイトルを獲得し復帰を果たした平川亮や、新たな若手外国人ドライバーの参戦など、一新されたドライバーラインナップは新たな時代の到来を予感させる。

    さらに、今シーズンのスーパーフォーミュラで最も注目されるポイントは、「全戦2スペックタイヤ制」によるレースだ。

    2016年にタイヤ供給メーカーが横浜ゴムに変更されて以降、日本レースプロモーション(JRP)と横浜ゴムは、2スペックタイヤ制に向けての協議と開発を続けてきた。「グリップ力が有り、ライフの短いタイヤ」を製造することは、「より安全で、エコロジーに配慮した長持ちをするタイヤ」を製造することを使命とするタイヤメーカーの立場としては、大英断と言っても過言ではない。

    フォーミュラカーレースの必然であり宿命とも言える「抜けないレース」「動きのない展開」を、恣意的ファクターに頼らず、タイヤマネージメントという新たな戦略性を加味することで、来場いただいているファンに、「より最高峰レースにふさわしい素晴らしいバトル、刺激的なレースをお見せしたい」、ただその一点のためだけに準備を続け、そして両者の強い思いがいよいよ今シーズン結実する。

    今年に入って2回の公式テストを行った上で、開発を担った横浜ゴム株式会社の秋山一郎氏によると「路面温度により若干の違いはあるが、ミディアムタイヤに対し、ソフトタイヤは1から2秒速いと認識している。摩耗に関してミディアムタイヤは1レースを走りきれる高スペックを有しているのに対し、ソフトタイヤは条件によって10数ラップでデグラレーションが起こる」と評価。

    一方、実際にタイヤを使用するチーム、ドライバーサイドからは先の開幕戦プレビューでも紹介したように、「ソフトタイヤは履いたなりに(グリップが上がるので)タイムは上がるが、マシンのバランスが合っているかどうか・・・」あるいは「ミディアムタイヤ装着時と、ソフトタイヤを装着した時のマシンバランスが変わる・・・」「午前(走行)と午後(走行)で路面に変化がある(路面に載るラバーの状態が昨年と違う傾向がある)・・・」といった、まだまだ手探り状態のコメントが多く聞かれ、テストを密着している記者の間からも困惑の声が聞こえている。とは言え、予選上位グリッドを狙うには、ソフトタイヤでタイムを稼ぐ事が必須であることは間違いないが、2つのスペックの装着が義務付けされている決勝レースでは、天候、路面温度、路面状態、あるいは自身のグリッドポジションなどの要因次第では、秋山氏の想定通り、ソフトタイヤは「1~2秒速く、10数周は行ける」勝利への「切り札」となるか、あるいは使いどころのない「足枷」となるか、チームにとっては蓄積したデータ、経験、状況判断、全てを総動員した総力戦となることは必至だ。

    また開幕戦は300kmのレースとなる。選手権としては250kmレースを基本としているが、鈴鹿サーキットで開催される開幕戦と、最終戦で300kmが予定されている。これまでの経験から、SF14&NREのパッケージはフルタンクで210km前後は走れると想定されているが、「ソフトタイヤを履くタイミング」と「給油のタイミング」という2つの必要条件と、その他チーム各々がおかれた状況によって、その戦略は様々に順列組み合わせされる。この戦略の幅こそが、レースの展開を予想不可能にする最大のポイントとなる。

    【おさえておきたいタイヤ運用ポイント】
    ・ 各大会で供給されるドライタイヤは、Newソフトタイヤ2セット。
      Newミディアムタイヤ2セットの合計4セット。
    ・ 前戦から「持ち越しドライタイヤ」2セット。
    ・ 持ち越しタイヤは、ミディアムタイヤでもソフトタイヤでもOK。
      新品もOK。ただし、開幕戦で使用できる持ち越しタイヤは、
      ユーズドタイヤのみ。
    ・ 1大会で使用できるドライタイヤ数は、上記6セット。
    ・ ウエットタイヤは4セット。
    ・ 金曜日の専有走行は「持ち越しタイヤ」のみ使用可能。
    ・ 予選Q1はミディアムタイヤ使用を義務付け。
    ・ 予選Q2、Q3のタイヤ選択は任意。
    ・ 決勝レースはミディアムタイヤ、ソフトタイヤを各1回以上使用。

    【スーパーフォーミュラ 開幕戦 スケジュール】
    4月20日(金)
    12:45 ~ 13:40 練習走行

    4月21日(土)
    10:15 ~ 11:20 フリー走行
    15:45 ~ 16:05 予選Q1
    16:15 ~ 16:22 予選Q2
    16:32 ~ 16:39 予選Q3

    4月22日(日)
    08:35 ~ 09:05 フリー走行
    13:50 ~ 決勝(51Laps)

  • 【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:開幕戦 鈴鹿サーキット プレビュー

    【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:開幕戦 鈴鹿サーキット プレビュー

    全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズの2018年シーズンが4月21日(土)に鈴鹿サーキットで開幕する。2014年に導入された、現行スーパーフォーミュラ車両SF14にとって最後となるシーズンを前に、3月28日(水)から29日(木)の2日間にかけて、静岡県にある富士スピードウェイで2018年度2回目となる、最後の合同テストが行われた。

    春の日差しのもとで進んだ2日間4セッションのテストには20選手が参加した。

    両日とも、午前中のセッションのみ、オーバーテイクボタンを2回だけ使えるという規則が適用され、多くの選手のベストタイムは気温の上がった2日目の午前中のセッションで、ソフトタイヤとオーバーテイクボタンを使って記録された。

    昨年のシリーズチャンピオン、石浦宏明をわずかに0秒009しのいで総合ベストタイムを記録したのは、参戦5年目を迎えるDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの野尻智紀。タイムに関しては、「タイヤのスペックやオーバーテイクボタンをどう使うかによってタイムが変わりますから、このトップタイムはあまり意味がありませんが、マシンの調子はとてもいいです」と語った。

    ホンダ勢2番手、総合5番手につけたのは、今年からスーパーフォーミュラにデビューするB-MAX RACING TEAMの千代勝正。正式に今シーズンを戦うことが決まった千代は、これまでGTレースでは実績を残してきたが、トップフォーミュラに参戦するのは初めて。慣れるまでに時間がかかるのでは、との声もあったが、不安を吹き飛ばす好タイムを記録した。千代に続いたのはTCS NAKAJIMA RACINGのナレイン・カーティケヤン、伊沢拓也の2人。伊沢は、移籍した新天地でも安定した速さを示している。

    鈴鹿サーキットで開催される開幕戦はシリーズ最長の300kmで争われる。今シーズンから全レースで採用されるタイヤ2スペック制で戦うためには、タイヤ戦略が大きなカギとなる。TEAM MUGENの山本尚貴は、いつも通り着実に周回を重ねてデータ収集を行った。山本に続いたのは、チームメートとしていよいよスーパーフォーミュラデビュー戦を迎える新鋭、福住仁嶺。富士のテストを終えたあと、4月7日(土)から8日(日)にはバーレーンでFIA-F2選手権の開幕戦を戦いレース2で8位に入賞している福住。今週末は、再び日本へ戻ってスーパーフォーミュラ開幕戦に臨む。

    いまやベテランとなったREAL RACINGの塚越広大と、福住と並んでFIA-F2を戦い、期待を集める若手ドライバーの松下信治は、2週間前に鈴鹿サーキットで開催された第1回合同テストで好タイムを記録しており、今回は開幕戦に向けてタイヤを含めたデータ収集に徹した。なお、FIA-F2に出場するため第2戦を欠場する福住の代役には阪口晴南選手が決定しており、今回初めてスーパーフォーミュラマシンでの走り込みを行っている。

    Hondaエンジンを搭載してシリーズに参戦するのは5チーム8台。戦いの準備は整った。

  • 【SF】 ホンダ、第2戦の福住仁嶺の代役に阪口晴南を起用

    【SF】 ホンダ、第2戦の福住仁嶺の代役に阪口晴南を起用

    ホンダは、フォーミュラ2参戦のためスーパーフォーミュラ第2戦オートポリスを欠場する福住仁嶺の代役として阪口晴南がTEAM MUGENの15号車を走らせることを発表した。

    今年、ホンダはスーパーフォーミュラで、F1への登竜門の1つと言われるフォーミュラ2で腕を磨いた松下信治と、2016年からGP3シリーズに参戦開始した福住仁嶺の2名が新たに加入し、5チーム8台体制でドライバーとチームのダブルタイトル獲得を目指していく。

    しかし、TEAM MUGEN15号車をドライブする福住仁嶺がフォーミュラ2 第3戦スペインに出場のため第2戦オートポリス戦を欠場することとなった。これに伴い、このレースに阪口晴南(さかぐち せな)が出場することを決定した。

    阪口晴南 1999年7月9日生まれ(18歳) 大阪府出身
    Hondaの育成ドライバーとして、昨年「全日本フォーミュラ3選手権」にHFDP RACINGから参戦し、シリーズ6位。

    <主な戦績>
    2015 全日本カートKFクラス シリーズ1位、鈴鹿SRS-F 首席卒業
    2016 FIA-F4 シリーズ 2位
    2017 全日本フォーミュラ3選手権 シリーズ6位

  • 【スーパーフォーミュラ】 第2回公式テスト2日目:野尻智紀が総合トップ

    【スーパーフォーミュラ】 第2回公式テスト2日目:野尻智紀が総合トップ

    スーパーフォーミュラの開幕前最後となる第2回公式合同テストが29日(木)に富士スピードウェイで2日目を迎え、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2日間の総合トップタイムを記録した。

    第2回公式合同テストの2日目は、午前中のセッションが開始される午前9時半の段階で、気温は18℃、路面温度は21℃まで上昇した。

    この日のセッションには、前日同様19台が参加したが、15号車には阪口晴南が乗り込んでいる。また、初日と同様、午前中のセッションだけは、各ドライバーともに2回オーバーテイクボタンを使用できるという取り決めになっていた。

    午前中は、野尻智紀は1分21秒621をマーク。このタイムは、初日にNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がマークしたトップタイムを上回っており、この時点で野尻智紀のタイムが総合トップとなっている。

    2時間半のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは、午後2時。この時点で、気温は22℃、路面温度は32℃まで上昇。そこからセッションが進むにつれて、さらに気温は25℃、路面温度は33℃まで上がって行った。

    午後にトップタイムを記録したのはソフトのユーズドタイヤを履いていた石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)。石浦宏明は1分22秒495までタイムアップし、計時モニターの1番上に躍り出る。この2人に続いたのが中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)でタイムは1分22秒846。2日間のテストを通じて、“らしくない”順位に沈んでいた一貴が、最後のセッションはようやく3番手に浮上した。以下、小林可夢偉が4番手、平川亮が5番手、伊沢拓也が6番手と続いている。

    2日間の総合順位では、No.5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップ。2番手には同じく午前中に自己ベストタイムをマークしたNo.1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)。以下、同様に、午前中のベストタイムで、No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)、No.50 千代勝正(B-Max Racing team)、No.20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と続いた。

    Pos No Name Team Best Time
    1 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分21秒621
    2 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING 1分21秒630
    3 3 ニック・キャシディ KONDO RACING 1分21秒940
    4 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM 1分21秒996
    5 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分22秒112
    6 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING 1分22秒235
    7 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING 1分22秒479
    8 7 ピエトロ・フィッティパルディ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分22秒528
    9 16 山本尚貴 TEAM MUGEN 1分22秒649
    10 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING 1分22秒744
    11 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分22秒819
    12 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM分S 1分22秒846
    13 17 塚越広大 REAL RACING 1分22秒851
    14 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG 1分22秒889
    15 4 山下健太 KONDO RACING 1分22秒947
    16 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分23秒023
    17 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分23秒075
    18 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM分S 1分23秒169
    19 15B 阪口晴南 TEAM MUGEN 1分23秒707
  • 【スーパーフォーミュラ】 第2回公式テスト初日:関口雄飛が最速タイム

    【スーパーフォーミュラ】 第2回公式テスト初日:関口雄飛が最速タイム

    スーパーフォーミュラの開幕前最後となる第2回公式合同テストが28日(水)に富士スピードウェイで開催され、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が初日の最速タイムを記録した。

    開幕前最後の走行となる合同テストには、シーズンにレギュラー参戦する19台のマシンが参加。この中でTEAM MUGENの15号車だけは、初日が福住仁嶺、2日目が阪口晴南と2人のドライバーがステアリングを握ることになっている。

    また、前回の鈴鹿テストで2名のドライバーを搭乗させたUOMO SUNOCO TEAM LEMANSは、シーズンを戦う正ドライバーとして、ピエトロ・フィッティパルディの起用を正式発表。富士のテストではフィッティパルディが本戦に向けての最終仕上げを行うことになった。

    今回のテストで各車が使用できるタイヤはドライが8セット。うち、鈴鹿テストから持ち越した物が2セット(ニュータイヤ、ユーズドタイヤ、またコンパウンドは問わず)。富士で新たにニュータイヤが6セット(ミディアム4セット、ソフト2セット)供給されている。また、初日、2日目とも、午前中のセッションでは各車2回ずつオーバーテイクボタンの使用が可能(午後は使用不可)となっている。

    テスト初日の28日(水)は、この1週間で最も気温が上がり、初夏を思わせる温かさとなった。最初のセッションが始まった午前9時半の時点で、すでに気温は17℃、路面温度は23℃まで上昇した。

    午前中に驚異的なトップタイムを叩き出したのは関口雄飛。関口はミディアムでマークしていたそれまでの自己ベストラップを1秒半近く上回る1分21秒861をマーク。他のドライバーに大きな差をつけた。これに続いたのは、ミディアムに続いてセッション終盤にソフトのニュータイヤを投入したジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)。だが、そのベストタイムは1分22秒611と、関口からは約コンマ8秒遅れとなっている。3番手には、ソフトのユーズドでアタックした(B-Max Racing team)。千代は1分22秒767と、ロシターからコンマ1秒差というところに迫った。

    2時間のセッションすべてをソフトのユーズドタイヤで走り切ったのが、ピエトロ・フィッティパルディ。昨年も、各レースで独自の作戦を色々と繰り出してきたUOMO SUNOCO TEAM LEMANSが、今年も着々と本戦を見据えての準備を行っている様子が見て取れた。

    2時間半のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは午後2時。気温は22℃、路面温度は31℃まで上昇する。

    さて、開始から1時間半が経ったところで、赤旗が提示される。これは、山本尚貴(TEAM MUGEN)が100Rでスピンアウト。タイヤバリアに激突して、右リヤサスペンションにダメージを負ったためだ。このマシンの回収が終わると、セッションは午後3時43分に再開。当初の予定から10分延長されて、午後4時10分にチェッカーが提示されることになった。

    セッションが再開されてからは、初日の仕上げとしてニュータイヤを投入するドライバーが現れ始め、タイムモニターにも動きが出始める。

    午後のトップタイムを記録したのは国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。ソフトのニュータイヤで1分22秒168をマークした。以下、ソフトのニュータイヤを装着した(KONDO RACING)、No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)が続いた。

    だが、午後はオーバーテイクボタンの使用ができなかったこともあり、総合トップタイムは午前中のセッションでNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が出したタイムとなった。午後のセッションでトップタイムをマークしたNo.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、総合3番手には午前中2番手のタイムをマークしたNo.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)。以下、午後のセッションで2番手だったNo.4 山下健太(KONDO RACING)、No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)。福住仁嶺は午後のセッション3番手で、ホンダエンジンユーザーではトップとなった。

    2018年 スーパーフォーミュラ 第2回公式合同テスト 初日総合タイム

    Pos No Name Team Best Time
    1 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分21秒861
    2 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING 1分22秒168
    3 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM分S 1分22秒611
    4 4 山下健太 KONDO RACING 1分22秒681
    5 15A 福住仁嶺 TEAM MUGEN 1分22秒741
    6 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM 1分22秒767
    7 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING 1分22秒812
    8 17 塚越広大 REAL RACING 1分23秒108
    9 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分23秒119
    10 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING 1分23秒133
    11 16 山本尚貴 TEAM MUGEN 1分23秒179
    12 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分23秒265
    13 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING 1分23秒305
    14 3 ニックキャシディ KONDO RACING 1分23秒429
    15 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM分S 1分23秒521
    16 7 ピエトロ・フィッティパルディ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分23秒534
    17 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分23秒537
    18 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分23秒655
    19 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG 1分23秒761
  • 【SF】 ピエトロ・フィッティパルディ、チームルマンからの参戦が決定

    【SF】 ピエトロ・フィッティパルディ、チームルマンからの参戦が決定

    ピエトロ・フィッティパルディが、2018年にスーパーフォーミュラに参戦することが決定。チームルマンの7号車を走らせることが発表された。

    2度のF1ワールドチャンピオン、エマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロ・フィッティパルディは、先に行われたスーパーフォーミュラ第1回公式合同テストの2日目にSF14で初めてテストを行っている。

    ピエトロ・フィッティパルディは、3月28・29日に富士スピードウェイで開催されるスーパーフォーミュラ第2回公式合同テストからチームルマンの正ドライバーとして参加。大嶋和也とチームを組む。

    またチーフエンジニアを昨年同7号車でフェリックス・ローゼンクヴィストを担当したスティーブ・クラークが担当することもあわせて発表された。

    昨年、フォーミュラV8 3.5のチャンピオンを獲得しているピエトロ・フィッティパルディは「スーパーフォーミュラ選手権でレースをするためにチームルマンと契約できたことは光栄なことだし、とても嬉しく思っている」とコメント。

    「素晴らしいクルマだし、かなり競争力の高い選手権だ。鈴鹿での第1戦を楽しみにしているよ!」

    これで2018年のスーパーフォーミュラに参戦する全19台すべてのドライバーが確定。

    しかし、ピエトロ・フィッティパルディにとって、スーパーフォーミュラへの参戦は2018年の3つ目のプログラムとなる。今年、ピエトロ・フィッティパルディは、デイル・コイン・レーシングからインディカーに7戦出場するとともに、ドラゴン・スピードからWECのLMP1クラスに2戦出場する。

    そのため、インディカーの第5戦インディアナポリスと第6戦インディ500と日程が重なるため、ピエトロ・フィッティパルディはスーパーフォーミュラの第2戦、第3戦を欠場予定で、代替えドライバーは未発表となっている。

    2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 参戦ドライバー

    チーム名 No. ドライバー
    ピーエムユーセルモインギング
    (P.MU/CERUMO・INGING)
    1 石浦 宏明
    2 国本 雄資
    コンドー レーシング
    (KONDO RACING)
    3 ニック・キャシディ
    4 山下 健太
    スノコ チーム ルマン
    (SUNOCO TEAM LEMANS)
    7 ピエトロ・フィッティパルディ
    8 大嶋 和也
    カロッツェリア チーム ケーシーエムジー
    (carrozzeria Team KCMG)
    18 小林 可夢偉
    チーム インパル
    (TEAM IMPUL)
    19 関口 雄飛
    20 平川 亮
    バンテリン チーム トムス
    (VANTELIN TEAM TOM’S)
    36 中嶋 一貴
    37 ジェームス・ロシター

    ピエトロ・フィッティパルディ(Pietro Fittipaldi)

    ピエトロ・フィッティパルディ(Pietro Fittipaldi)

    生年月日:1996年6月25日
    国籍:ブラジル

    ■主な戦績
    2011年 NASCAR Whelen All-American Series シリーズチャンピオン
    2012年 NASCAR Whelen All-American Series シリーズ5位
    2013年 Protyr Formula Renault 選手権 シリーズ8位
    Protyre Formula Renault Autumn Cupシリーズ6位
    BRDC Formula 4 Championship シリーズ15位
    BRDC Formula 4 Winter Championship シリーズ6位
    2014年 Protyre Formula Renault Championship シリーズ1位
    Formula Renault 2.0 Alpsシリーズ9位
    2015年 FIAフォーミュラ3欧州選手権 シリーズ16位
    Masters of Formula 3シリーズ13位
    2016年 MRF Challenga Formula 2000 シリーズ1位
    Formula V8 3.5 Series シリーズ18位
    2017年 World Series Formula V8 3.5 シリーズチャンピオン

  • 【スーパーフォーミュラ】 第1回合同テスト2日目、松下信治がトップ

    【スーパーフォーミュラ】 第1回合同テスト2日目、松下信治がトップ

    スーパーフォーミュラの第1回公式合同テストが13日(火)にい2日目の走行を迎え、No.6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。2番手にNo.20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3番手にNo.64 ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)が続いた。

    初日に引き続き、春の好天に恵まれた3月13日(火)の三重県鈴鹿サーキット。午前9時から11時、午後3時から5時と、計4時間のセッションが行われた。

    鈴鹿では開幕前最後のテストということで、この日も各チーム、各ドライバーはセットアップメニューを精力的に消化。2回目のセッション最後には、予選アタックシミュレーションも行っている。

    初日に強く吹いていた風が止み、より温かさを感じられる朝を迎えた鈴鹿。2日目のテストには、18台のマシンが参加した。小林可夢偉のテスト欠席に伴い、carrozzeria Team KCMGは走行を取り止めている。また、UOMO SUNOCO TEAM LEMANSの7号車には、昨日のオリバー・ローランドに代わって、ピエトロ・フィッティパルディが搭乗。昨日、2人のドライバーをオーディションしたB-Max Racing teamは、シリーズに参戦するドライバーを千代勝正に決定し、2日目は千代がステアリングを握っている。

    1回目のセッション開始時刻となる午前9時の段階で、気温は12℃、路面温度は15℃まで上昇する中、コースがオープンされると、No.65 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)、No.64 ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)、No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX)、No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)、No.17 塚越広大(REAL RACING)、No.4 山下健太(KONDO RACING)、No.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、No.6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.50 千代勝正(B-Max Racing team)、フィッティパルディらが続々ピットを後にする。

    セッション開始から10分経過するあたりでは、全車がコースに入り、テストを開始した。この午前中のセッションでは、足回りのセットアップを試したり、空力のバランスを確認するチームが多数。また、ロングランを行っていたチームも見られた。そのため、セッション終盤に入るまでは、なかなかどのドライバーもタイム更新は見られず。セッション序盤、松下が計測3周目にマークした1分37秒540がずっと計時モニターの一番上にあった。しかし、セッションの残り時間が約20分となったところで、関口が1分37秒561、福住が1分37秒585と自己ベストを更新。さらに、セッションの残り時間が2分となったところで、塚越がタイムアップ。1分37秒532とトップタイムを書き換えた。午前のセッションでこれに続いたのは、松下、関口、福住、国本、No.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)だった。

    その後、4時間という長いインターバルを経て、2日間のテストの締めくくりとなる最終セッションが始まったのは、午後3時。このセッションでも、開始と同時にNo.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)、山下、伊沢、カーティケヤン、関口、塚越、山本、千代、福住、松下、フィッティパルディ、野尻と続々コースイン。このセッションは、気温、路面温度が高かったせいか、「路面のグリップが良くなかった」というドライバーも多かったが、その中で、各ドライバーが午前中に消化しきれなかったテストメニューをこなしていく。ロングランでのタイヤの状況を比較テストしたり、さらなるセットアップの詰めを行なったり、各々の課題に対して走行を続けて行った。

    そんな中、セッション開始から22分というところで、赤旗が提示される。これは、デグナーふたつ目で千代がスピン、ストップしたため。マシン回収とコースの清掃が行われると、午後3時34分にセッションは再開された。再開後間もなく、この時点でのトップタイムを書き換えたのは、伊沢。また、キャシディもこの時点での2番手タイムを刻む。さらに、関口がニュータイヤでのアタックを敢行し、1分37秒575までタイムを縮めてきた。セッション折り返しを過ぎると、カーティケヤンやキャシディ、福住も自己ベストを更新してくる。

    そのしばらく後、午後4時29分には、2回目の赤旗が提示される。関口がダンロップコーナーでストップしたため。このマシンの回収が終わり、午後4時38分にセッションが再開されると同時に、10分間の延長が決定。チェッカーは午後5時10分に振られることになった。残り時間が32分ということで、ここからは多くのドライバーがタイムアップ。まず松下が1分37秒344とミディアムのニュータイヤでトップタイムを書き換える。松下は、さらにソフトのニュータイヤを投入すると、「スプーンコーナーで大きなミスをした」ということだったが、1分37秒002までタイムアップ。ここでもトップに立った。その後、セッションの残り時間が10分を切ったあたりで、カーティケヤンが大きくタイムアップ。1分37秒088で2番手に浮上。続いて松下とカーティケヤンの間に、1分37秒079で平川が飛び込んでくる。さらに、石浦が1分37秒138までタイムを上げて4番手につけた。だが、チェッカーと同時に福住が1分37秒091を叩き出し、石浦の上に出た。

    結果、午後のトップは松下。以下、平川、カーティケヤン、福住、石浦、国本と続いたが、トップ4台はわずか100分の8秒の中にひしめく大混戦。今年のスーパーフォーミュラも予選からタイトな戦いが繰り広げられるのは必至だ。

    スーパーフォーミュラ 第1回公式合同テスト 総合結果

    Pos. No. Driver Team/Type Best Time
    1 18 Kamui Kobayashi carrozzeria Team KCMG
    TOYOTA RI4A
    1’36.122
    2 36 Kazuki Nakajima / Joao Paulo de Oliveira VANTELIN TEAM TOM’S
    TOYOTA RI4A
    1’36.141
    3 2 Yuji Kunimoto P.MU/CERUMO・INGING
    TOYOTA RI4A
    1’36.178
    4 1 Hiroaki Ishiura P.MU/CERUMO・INGING
    TOYOTA RI4A
    1’36.295
    5 6 Nobuharu Matsushita DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    Honda HR-417E
    1’36.451
    6 5 Tomoki Nojiri DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    Honda HR-417E
    1’36.513
    7 3 Nick Cassidy KONDO RACING
    TOYOTA RI4A
    1’36.589
    8 20 Ryo Hirakawa ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    TOYOTA RI4A
    1’36.647
    9 16 Naoki Yamamoto TEAM MUGEN
    Honda HR-417E
    1’36.889
    10 17 Koudai Tsukakoshi REAL RACING
    Honda HR-417E
    1’36.919
    11 64 Narain Karthikeyan TCS NAKAJIMA RACING
    Honda HR-417E
    1’37.088
    12 15 Nirei Fukuzumi TEAM MUGEN
    Honda HR-417E
    1’37.091
    13 19 Yuhi Sekiguchi ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    TOYOTA RI4A
    1’37.140
    14 37 James Rossiter VANTELIN TEAM TOM’S
    TOYOTA RI4A
    1’37.413
    15 65 Takuya Izawa TCS NAKAJIMA RACING
    Honda HR-417E
    1’37.735
    16 50 Jann Mardenborough / Katsumasa Chiyo B-Max Racing team
    Honda HR-417E
    1’37.900
    17 8 Kazuya Oshima UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
    TOYOTA RI4A
    1’37.909
    18 4 Kenta Yamashita KONDO RACING
    TOYOTA RI4A
    1’37.926
    19 7 Oliver Rowland / Pietro Fittipaldi UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
    TOYOTA RI4A
    1’38.209